JP2011090964A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立性の低下を抑制したスイッチ装置を安価に提供する。
【解決手段】スイッチ装置Aは、ボディ10と、このボディ10に取り付けられるカバー11と、ボディ10に収納されるとともに電線と接触することにより電線と電気的に導通される端子部2A,2Bと、これら端子部2A,2B材間を電気的に導通または遮断する開閉素子32と、この開閉素子32の動作に基づいて点灯または消灯する発光ダイオード41が実装された回路基板40と、回路基板40に形成された接点パターン40aと端子部2Aとの両方に接触することにより端子部2Aと回路基板40とを電気的に導通する第1接触子26とを備えている。そして、第1接触子26はカバー11に取り付けられ、第1接触子26が取り付けられたカバー11がボディ10に取り付けられた状態において第1接触子26は端子部2Aに接触するようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電力供給のオン状態及びオフ状態を表示する表示部を備えたスイッチ装置に関する。
上記スイッチ装置では、箱体のスイッチ本体部内に複数の端子板が収納されている。スイッチ装置のオン状態及びオフ状態は、端子板の間の電気的導通及び遮断を行う開閉素子の開閉動作により切り替えられる。そしてスイッチ装置には、端子板に取り付けられるとともに、端子板の電力が供給されることにより点灯する表示灯装置と電気的に接続するための接触子が取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1のスイッチ装置では、端子板に接触子が溶接によって固定されている。しかしながら、端子板と接触子との溶接による固定では、製造コストが高価になってしまう。
また、端子板と接触子とが互いに係合することにより端子板に接触子が接続される構造が提案されている(例えば、特許文献2参照)。これにより、端子板と接触子との溶接を省略することができるため、製造コストの増大を抑制することができる。
図13を参照して、従来の端子板110と接触子120との接続構造について説明する。
図13(a)に示すように、スイッチ装置ARは、ボディ100に端子板110が収納され、端子板110に接触子120が接続される。接触子120は、端子板110の上方に配置されるとともに、端子板110の上面111に接触する基部121と、基部121の両側から下方に延びるとともに端子板110を挟む保持部122とが設けられている。この保持部122の一方側には、接触子120の上方に向かうにつれて内方に切り起こされる係合部123が設けられている。そして図13(b)に示すように、端子板110に接触子120が接続された状態のときには、端子板110をその板厚方向に係合部123がそれぞれ係合して、係合部123と基部121とにより端子板110を上記板厚方向から挟むようになる。
特開平11−86682号公報 特許第3800951号公報
ところで、図13に示すような従来の接続構造では、ボディ100に収納された端子板110に接触子120を取り付けるため、作業者が端子板110に接触子120を取り付ける作業を行うためのスペースが限定されてしまう。その状態において、接触子120を端子板110に対して位置合わせを行いながら取り付けるため、上記取付作業が煩雑なものとなっていた。その結果、スイッチ装置の組立性が悪かった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、組立性の低下を抑制したスイッチ装置を安価に提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、一方が開口した箱状に形成されたボディと、このボディに取り付けられるとともに前記ボディの開口部分を覆うカバーと、前記ボディに収納されるとともに電線と接触することにより前記電線と電気的に導通される複数の端子部材と、これら端子部材間を電気的に導通または遮断する開閉素子と、この開閉素子の動作に基づいて点灯または消灯を表示する表示灯が実装された回路基板と、この回路基板に形成された接点パターンと前記端子部材との両方に接触することにより前記端子部材と前記回路基板とを電気的に導通する接触子とを備えるスイッチ装置において、前記接触子は、前記カバーに固定され、前記接触子が固定されたカバーが前記ボディに取り付けられた状態において、前記接触子は、前記端子部材に接触することを要旨とする。
この発明によれば、接触子がカバーに取り付けられた状態において、カバーをボディに取り付けることにより、接触子と端子部材とが互いに接触する構成であるため、端子部材と接触子との位置合わせを省略することができる。即ちカバーをボディに取り付けることと、接触子と端子部材との位置合わせとを同時に行うことができる。したがって、スイッチ装置の組立性の低下を抑制することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチ装置において、前記接触子は、板状に形成されるとともにこの接触子の一端が前記カバーに固定され、前記接触子には、この接触子の一部が前記端子部材に向かい切り起こしされることにより前記端子部材と接触する端子接触部が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、端子接触部が端子部材に対して弾性変形した状態にて接触することが可能となるため、端子部材に対する接触子の位置が組立誤差等により予め設定した位置と異なったとしても端子接触部の変位によってその位置の差分を吸収することができる。したがって、スイッチ装置の製品のばらつきによって端子部材と接触子との接続が不安定となることを抑制することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスイッチ装置において、前記接触子は前記端子部材と前記回路基板との間に配置され、前記接点パターンは、前記回路基板における前記接触子が配置される側の面に設けられ、前記接触子には、前記基部から前記回路基板に向かい延びるとともに前記接点パターンと接触する基板接触部が設けられ、前記基板接触部は前記接点パターンと前記接触子が配置される側の面とことを要旨とする。
この発明によれば、基板接触部と接点パターンとの接触に伴う接触子が回路基板から離れる方向へ付勢される力、即ち接触子が端子板に近づく方向へ付勢される力が端子接触部に加わることにより、端子接触部と端子との接触の安定化を図ることができる。一方、端子接触部と端子板との接触に伴う接触子が端子板から離れる方向へ付勢される力、即ち接触子が回路基板に近づく方向へ付勢される力が基板接触部に加わることにより、基板接触部と回路基板との接触の安定化を図ることができる。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、前記接触子には、前記カバーに固定される固定部が設けられ、前記固定部は、前記カバーに向かう切り起こしにより前記カバーと係合することによって前記カバーに固定されることを要旨とする。
この発明によれば、固定部が設けられることにより、カバーから接触子が外れることを抑制することができる。さらに固定部を切り起こしによって形成するため、単純な構造によって形成することができる。
(5)請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、前記接触子には、前記端子部材と接触する端子接触部と、前記カバーと係合することによって前記カバーに固定される固定部とがそれぞれ切り起こしにより設けられ、前記固定部は、前記端子接触部とは逆方向に切り起こされることを要旨とする。
この発明によれば、接触端子部と端子部との接触による力により接触子が端子部から離れる方向に付勢され、且つこの方向に固定部が切り起こされるため、カバーと固定部との係合量が多くなる。したがって、接触子がより確実にカバーに固定されるようになる。
(6)請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、当該スイッチ装置には、押操作により前記開閉素子の開閉動作を行う揺動式のハンドルが設けられ、前記接触子と前記接点パターンとの接触位置は、前記ハンドルの揺動中心上に配置されることを要旨とする。
この発明によれば、接触子と接点パターンとの接触位置がハンドルの揺動中心に配置されることにより、ハンドルの揺動に対して接触位置が大きくずれることが抑制されるようになる。したがって、ハンドルの揺動に対して接触子と接点パターンとを安定して接触することができる。
本発明によれば、組立性の低下を抑制したスイッチ装置を安価に提供することができる。
本発明のスイッチ装置を具体化した第1の実施形態について、同装置の回路構成を示す回路図。 同実施形態のスイッチ装置の分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のスイッチ装置について、(a)接触子を上方から見た斜視構造を示す斜視図、(b)接触子の断面線A−Aの断面構造を示す断面図。 同実施形態のスイッチ装置について、(a)カバーを上方から見た斜視構造を示す斜視図、(b)カバーを下方から見た斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のスイッチ装置について、(a)カバーに接触子を挿入する前の状態の断面構造を示す断面図、(b)カバーに接触子を挿入している状態の断面構造を示す断面図、(c)カバーに接触子を挿入した後の状態の断面構造を示す断面図、(d)カバーに接触子を挿入した後の状態の下面構造を示す平面図。 同実施形態のスイッチ装置について、接触子、端子板、カバー及び回路基板の関係を示す断面図。 同実施形態のスイッチ装置について、(a)同装置がオン状態の断面構造を示す断面図、(b)同装置がオフ状態の断面構造を示す断面図。 同実施形態のスイッチ装置のハンドルの揺動中心と接触子及び回路基板の接点との関係について、(a)同装置がオン状態の断面構造を示す断面図、(b)同装置がオフ状態の断面構造を示す断面図。 同実施形態のスイッチ装置の製造フローを示すフロー図。 本発明のスイッチ装置を具体化した第2の実施形態について、同装置の回路構成を示す回路図。 同実施形態のスイッチ装置の分解斜視構造を示す斜視図。 同実施形態のスイッチ装置について、(a)同装置の第1端子と第3端子とが導通した状態の断面構造を示す断面図、(b)同装置の第2端子と第3端子とが導通した状態の断面構造を示す断面図。 従来のスイッチ装置について、(a)ボディ、端子板及び接触子の分解斜視構造を示す斜視図、(b)ボディ、端子版及び接触子を接続した状態の斜視構造を示す斜視図。
(第1の実施形態)
図1〜図9を参照して、本発明のスイッチ装置を2路スイッチの表示灯付スイッチ装置として具体化した第1の実施形態について説明する。なお図1はスイッチ装置Aを備えた負荷制御システム(以下、「システムB」)を示している。
図1に示すように、システムBは、商用電源である交流電源ACと、交流電源ACと電線PL1により接続されるスイッチ装置Aと、スイッチ装置Aと交流電源ACとそれぞれ電線PL2,PL3により接続される照明負荷等の負荷機器Lとにより構成されている。このシステムBでは、スイッチ装置Aのスイッチ要素S1の開閉によって負荷機器Lの電力供給のオン状態及びオフ状態が切り替えられる。スイッチ装置Aには、負荷機器Lの電力供給のオン状態及びオフ状態を表示する表示回路A1が設けられている。この表示回路A1は、負荷機器Lの電力供給がオン状態(即ちスイッチ要素S1が実線の閉状態)のときに消灯し、負荷機器Lの電力供給がオフ状態(即ちスイッチ要素S1が破線の開状態)のときに点灯する。
図2に示すように、スイッチ装置Aは、略直方体の箱状に形成された器体1と、器体1に収納される端子部2と、電力供給のオン状態及びオフ状態を押操作により切り替える操作部3と、操作部3による操作状態を表示する表示部4とにより構成されている。
以降では、器体1の長手方向に沿った方向を「左右方向」とし、器体1の短手方向に沿った方向を「前後方向」とし、左右方向及び前後方向に垂直な方向を「上下方向」とする。左右方向及び前後方向において器体1の内部に向かう方向を「内方」とし、器体1より外部に向かう方向を「外方」とする。また上下方向において、操作部3が配置される側を「上方」とする。
器体1には、電線PL1,PL2(図1参照)が挿通される電線挿通孔(不図示)が設けられるとともに上方が開口した略箱状のボディ10と、このボディ10に取り付けられるカバー11とにより構成されている。ボディ10には、端子部2が収納されている。
端子部2は、各電線PL1,PL2と接続する第1端子2Aと第2端子2Bとにより構成されている。第1端子2Aには、電線PL1と接続する第1端子板20と、この第1端子板20に接続される第1ピラー端子21と、第1ピラー端子21に螺合する第1ねじ部材22とが設けられている。第2端子2Bも同様に第2端子板23、第2ピラー端子24及び第2ねじ部材25が設けられている。また端子部2には、第1端子板20と接触する第1接触子26と、第2ピラー端子24と接触する第2接触子27とがそれぞれ設けられている。
第1ピラー端子21は、金属板を屈曲することにより上下方向に貫通した略四角柱形状に形成されている。この第1ピラー端子21の側壁21aの一面には、第1ねじ部材22を螺合するためのねじ穴21bが設けられている。また側壁21aと左右方向に対向する側壁21cには、第1端子板20が取り付けられている。これにより第1ピラー端子21と第1端子板20とが電気的に導通するようになる。
ここで、電線PL1とスイッチ装置Aとの接続構造について説明する。
電線PL1は、ボディ10の電線挿通孔を挿通して、第1ピラー端子21の内部に挿通される。そしてこの状態において、第1ねじ部材22を締め付けることにより、第1ねじ部材22の端部と第1端子板20の第1ピラー端子21に取り付けられた部分との間にて挟まれた状態にて固定される。これにより、第1端子板20と電線PL1とが電気的に導通するようになる。なお、第2端子2Bも同様の構成であるとともに、電線PL2と同様に接続されるようになる。
操作部3は、使用者の押操作に伴い揺動するハンドル30と、ハンドル30に接続されるコイルばね31と、コイルばね31に接続される開閉素子32と、ハンドル30を収納するハンドルカバー33とにより構成されている。ハンドル30はカバー11の内部に収納されるようにカバー11に取り付けられ、ハンドルカバー33はカバー11の一部を外部から覆うように取り付けられる。
表示部4は、ハンドル30に収納されるとともに第1接触子26及び第2接触子27と接触する接点パターン40aが形成された回路基板40と、回路基板40に実装された表示灯である発光ダイオード41とこの発光ダイオード41の光を外部に導くレンズ42とにより構成されている。レンズ42は、ハンドル30に設けられた取付孔30aに取り付けられ、ハンドルカバー33に設けられた窓孔33aから光を導出するようになる。
図3(a)に示すように、第1接触子26は、単一部材であって、金属材料をプレス加工することにより成形されている。この第1接触子26には、平板状の基部26aと、基部26aから左右方向の内方に向かうにつれて上方に延びるとともに基部26aとの接続部分を支点として弾性変形可能な基板接触部26bとが設けられている。基板接触部26bの接点パターン40a(図2参照)と接触する接点部26b1には、上方に突出する湾曲形状にて形成されている。
基部26aの左右方向の中央部には、基部26aの周縁から前後方向の両側に延びる羽根部26cが設けられている。この羽根部26cより左右方向の外方及び内方のそれぞれには、カバー接触部26d及び端子接触部26eがそれぞれ切り起こしによって設けられている。
図3(b)に示すように、カバー接触部26dは基部26aとの連結部分から左右方向の内方に向かうにつれて上方に向かい傾斜するように切り起こされている。端子接触部26eは基部26aとの連結部分から左右方向の内方に向かうにつれて下方に向かい傾斜するように切り起こされている。これらカバー接触部26d及び端子接触部26eは基部26aより上下方向にそれぞれ突出している。
図4(a)に示すように、カバー11は、単一部材であって樹脂材料を射出成形することにより成形されている。このカバー11には、枠体状の本体部11aと、本体部11aの左右方向の中央から上方に向かい延びるハンドル保持部11bと、本体部11aの左右方向に沿って伸びる側壁11a1の左右方向の両側から下方に向かい延びる4つのボディ係合部11cとが設けられている。
また図4(b)に示すように、本体部11aにおいて第1端子板20(図2参照)と左右方向に対応する箇所には、上記側壁11a1を前後方向に連結する連結部11dが設けられている。この連結部11dには、その左右方向の内方の部位である第1連結部11d1と、第1連結部11d1から左右方向の外方に向かい延びるとともに第1連結部11d1より下方に突出する第2連結部11d2とが設けられている。また連結部11dの第1端子板20と前後方向に対応する箇所には、第1接触子26を保持する接触子収納部11eが前後方向に離間して2個設けられている。
接触子収納部11eは、第1接触子26の基部26aの羽根部26cより左右方向の外方の部位である外方部26fを収納する第1収納部11e1と、基部26aの外方部26fより左右方向の内方の部位及び羽根部26cを収納する第2収納部11e2とが設けられている。
第1収納部11e1には、第1連結部11d1の左右方向の外方の端部を上下方向に貫通するとともに左右方向の内方に凹む凹部11e3が設けられている。この凹部11e3の前後方向の幅は、基部26aの前後方向の幅よりも小さく形成されている。第2連結部11d2における凹部11e3の前後方向の両側を囲う箇所には、第2連結部11d2を上下方向に貫通する1対の切欠部11e4が設けられている。この1対の切欠部11e4の内縁を互いに結ぶ前後方向の幅は、凹部11e3の前後方向の外縁を前後方向に互いに結ぶ幅と略同一である。また第2収納部11e2は、基部26aの外方部26fより左右方向の内方の部位と同一形状に形成されるとともに連結部11dから上方に向かい凹む凹形状として形成されている。
図5を参照して、接触子収納部11eへの第1接触子26の収納態様について説明する。
接触子収納部11eに第1接触子26を固定する際には、図5(a)に示すように接触子収納部11eに対して第1接触子26を左右方向の内方から外方に向かい挿入する。次いで図5(b)に示すように、外方部26fの一部が第2収納部11e2に挿入された状態において、カバー接触部26dは、第1収納部11e1と当接して下方に弾性変形している。この状態にてさらに第1接触子26を左右方向の外方に挿入すると、図5(c)に示すように、カバー接触部26dは、復元力により上方に向かい変形し、凹部11e3と左右方向に対向するようになる。またこの状態において、端子接触部26eは接触子収納部11eより下方に突出するようになる。そして図5(d)に示すように、羽根部26cは、第2連結部11d2の内面11d3と当接する。
図6を参照して、スイッチ装置Aが組み立てられた後の第1接触子26の接続態様について説明する。
図6に示すように、ボディ10に第1端子板20を収納した状態において、カバー11をボディ10に取り付けると、第1接触子26は第1端子板20と接触するようになる。具体的には、端子接触部26eが第1収納部11e1と第1端子板20との上下方向の間に挟まれて第1端子板20に対して押圧することにより、端子接触部26eは弾性変形した状態にて保持される。即ち端子接触部26eはその復元力により第1端子板20に対して常に付勢した状態となる。また端子接触部26eの第1端子板20に対する付勢力の反力により、基部26aは上方に付勢されるようになる。
基板接触部26bは、カバー11に取り付けられた回路基板40の接点パターン40aと接触する。このとき、基板接触部26bは下方に向かい弾性変形している。したがって、基板接触部26bは、その復元力により接点パターン40aに向かい常に付勢した状態となる。また基板接触部26bの接点パターン40aに対する付勢力の反力により、基部26aは下方に付勢されるようになる。
また第1ピラー端子21の上方には第2連結部11d2が第1ピラー端子21の開口部分を覆うように配置されている。そして第1接触子26の基部26aは第1ピラー端子21との左右方向に重なる位置まで延びている。
図7を参照して、ハンドル30の揺動に伴う開閉素子32の開閉動作について説明する。
図7に示すように、第2端子板23は略L字形状に形成されるとともに第2ピラー端子24より左右方向の内方に向かい延びる接触部23aが設けられている。この接触部23aは第1端子板20よりも下方に配置されている。接触部23aの上方には開閉素子32が配置されるとともに開閉素子32の下端部が接触部23aの上面と接触している。そして開閉素子32の上端部に接続されたコイルばね31により常に下方に向かい付勢されている。
図7(a)に示すように、ハンドル30の押操作によりスイッチ装置Aがオン状態となるときには、開閉素子32は第1端子板20に向かい傾くとともに第1端子板20と接触する。これにより第1端子板20と第2端子板23とが開閉素子32を介して電気的に接続されるようになる。一方、図7(b)に示すように、ハンドル30の押操作によりスイッチ装置Aがオフ状態となるときには、開閉素子32は第1端子板20から離れる方向に傾くとともに第1端子板20と離間する。これにより第1端子板20と第2端子板23との通電が遮断されるようになる。
図8を参照して、ハンドル30及びハンドルカバー33の揺動に伴う第1接触子26と接点パターン40aとの接触態様について説明する。図8の各上図では、ハンドル30はハンドル保持部11bと係合する部位以外を省略して示している。
図8(a)及び図8(b)に示すように、ハンドル30は、ハンドル30の左右方向の端部を押操作されることにより、ハンドル30の左右方向の中央部を中心(揺動中心J1)として揺動するようになる。即ち、ハンドル30が揺動するときには、ハンドル30は揺動中心J1から左右方向に離間するにつれて上下方向への変位が大きくなる。またハンドル30に取り付けられた回路基板40もハンドル30と同様に揺動する。
ハンドル30の揺動中心J1と左右方向に略同位置において、第1接触子26は接点パターン40aに接触している。このときハンドル30の揺動に起因する第1接触子26と接点パターン40aとの接触位置の上下方向の変動が殆どない。
図9を参照して、スイッチ装置Aの製造方法について説明する。
ステップS10では、ボディ10に第1端子2A及び第2端子2Bを収納する。具体的には、ボディ10に第1端子2A及び第2端子2Bをそれぞれ収納した上で、第2接触子27を第2端子板23に取り付ける。そして第2端子板23に接触するように開閉素子32を配置する。
次のステップS11では、表示部4をハンドル30に取り付ける。具体的には、レンズ42をハンドル30の取付孔30aに取り付けた後に発光ダイオード41を実装した回路基板40をハンドル30に取り付ける。またこのときハンドル30にコイルばね31及びハンドルカバー33をそれぞれ取り付ける。
次のステップS12では、カバー11に第1接触子26を取り付ける。具体的には、第1接触子26を接触子収納部11eに挿入して収納する。そしてステップS13においてカバー11にハンドル30を取り付ける。この状態において基板接触部26bは接点パターン40aと接触するようになる。
最後にステップS14では、ハンドル30を取り付けたカバー11をボディ10に取り付ける。具体的には、カバー11の4個のボディ係合部11cのそれぞれをボディ10に係合することにより、カバー11及びボディ10が互いに圧接した状態にて固定される。これにより第1連結部11d1の接触子収納部11eを除く部位が第1端子板20に対して当接するとともに端子接触部26eが第1端子板20に対して押圧した状態にて接触するようになる。
本実施形態のスイッチ装置Aによれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)本実施形態によれば、カバー11に第1接触子26が取り付けられ、この状態においてカバー11がボディ10に取り付けられる構成である。したがって、カバー11をボディ10に取り付けることにより、自動的に第1接触子26と第1端子板20とが接触するようになる。これにより、従来必要であった端子板に対する接触子の位置合わせの作業を省略することができるため、スイッチ装置Aの組立作業を容易に行うことができる。
(2)本実施形態によれば、端子接触部26eが切り起こしにより形成される構成である。これにより、カバー11をボディ10に取り付けた状態において、端子接触部26eは、第1端子板20に対して押圧された状態にて接触するようになる。したがって、スイッチ装置Aの製品毎のカバー11と第1端子板20との間のばらつきが生じたとしても、端子接触部26eが変位することによりばらつきの差分を吸収して、第1端子板20と接触することが可能となる。その結果、スイッチ装置Aの第1接触子26が第1端子板20に対して安定して電気的に導通することが可能となる。
(3)本実施形態によれば、カバー接触部26dは、切り起こしにて形成される構成である。したがって、容易な構成によって接触子収納部11eから第1接触子26が抜けてしまうことを抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、端子接触部26eは下方に切り起こされ、カバー接触部26dは上方に切り起こされる構成である。これにより、端子接触部26eと第1端子板20との接触による反力によって基部26aの端子接触部26eより左右方向の外方の部位が上方に移動するようになる。したがって、カバー接触部が下方に切り起こされる場合と比較して、カバー接触部26dと凹部11e3との上下方向の係合量(即ち左右方向に重なる量)を大きくすることができる。その結果、カバー接触部26dによる接触子収納部11eから第1接触子26が抜けることをより確実に抑制することができる。
(5)本実施形態によれば、基板接触部26bと接点パターン40aとの接触により基板接触部26bは下方に弾性変形し、端子接触部26eと第1端子板20との接触により端子接触部26eは上方に弾性変形する構成である。したがって、基板接触部26bと接点パターン40aとの接触により基部26aは下方への力を受けるため、端子接触部26eが第1端子板20に安定して接触することができる。一方、端子接触部26eと第1端子板20との接触により基部26aは上方への力を受けるため、基板接触部26bが接点パターン40aに安定して接触することができる。以上により、上記構成によれば、基板接触部26bと接点パターン40aとの接触及び端子接触部26eと第1端子板20との接触をそれぞれ安定させることができる。
(6)本実施形態によれば、基板接触部26bと接点パターン40aとの左右方向の接触位置が、ハンドル30の揺動中心の左右方向の位置を略一致する構成である。これにより、ハンドル30の揺動に伴う接点パターン40aの揺動において、最も上下方向の変動が少ない位置に基板接触部26bが接触するようになる。したがって、基板接触部26bのハンドル30の揺動に伴う上下方向の変動が少ないため、ハンドル30の揺動に伴って基板接触部26bと接点パターン40aとが一時的に離間するような不具合を抑制することができる。
(7)本実施形態によれば、第1端子2A及び第2端子2Bがそれぞれ第1ピラー端子21及び第2ピラー端子24を備える構成である。ここで、このようなピラー端子を用いたスイッチ装置では、ピラー端子(端子板)とリード線を介して回路基板と接続する構成が知られており、接触子によって回路基板と電気的導通を図る構成はなかった。このリード線を用いる構成では、ピラー端子(端子板)とリード線との接続に半田接合や溶接を用いる必要があり、スイッチ装置の組立が複雑化していた。その点、本実施形態では、第1接触子26によって回路基板40と第1端子板20とを接触させる構成であるため、上記スイッチ装置の組立の複雑化を解消することができる。
(8)図13に示すような従来の接続構造では、係合部123のみにて端子板110に接触子120を保持する構造であるため、係合部123を高精度に成形しなければならなかった。係合部123の精度が低下した場合には、端子板110に対して接触子120ががたつくため、端子板110と接触子120との安定的な導通を確保することが困難となってしまう。その点、本実施形態では、端子接触部26eが切り起こしにて形成され、且つ端子接触部26eが第1端子板20に対して押圧された状態にて接触するため、第1接触子26と第1端子板20との安定的な導通を確保することができる。
(9)本実施形態によれば、第1接触子26には、左右方向の内方から外方に向かい順に基板接触部26b、端子接触部26e及びカバー接触部26dが設けられる構成である。この構成によれば、基板接触部26bと接点パターン40aとの接触による基部26aを下方に移動させる力は、基部26aの左右方向の内方に加わる。そして端子接触部26eと第1端子板20との接触による基部26aを上方に移動させる力は、基部26aの左右方向の中央部に加わる。したがって、上記基部26aを下方に移動させる力が端子接触部26eを下方に向かわせる力に効率よく変換することができ、上記基部26aを上方に移動させる力がカバー接触部26dを上方に向かわせる力に効率よく変換することができる。その結果、第1端子板20と第1接触子26との安定的な導通及び接触子収納部11eから第1接触子26の抜け止めの両方を効果的に維持することができる。
(10)本実施形態によれば、第2連結部11d2の内面11d3に羽根部26cが左右方向の外方に当接する構成である。これにより、カバー11に対する第1接触子26の左右方向の位置決めを行うようになる。また、カバー11の下方から接触子収納部11eに羽根部26cが当接しているか否かを確認することができるため、カバー11と第1接触子26との取り付けの不具合を抑制することができる。
(11)本実施形態によれば、接触子収納部11eに切欠部11e4が設けられ、切欠部11e4に対応した位置には、外方部26fと当接する部位が形成される構成である。この構成によれば、切欠部11e4を設けるため、カバー11の射出成形のための金型を上下型の単純構造にて上記部位を形成することができる。これにより、第1接触子26を上下方向から挟むことができるため、第1接触子26を接触子収納部11eに安定的に保持することができる。
(12)本実施形態によれば、接触子収納部11eの第1収納部11e1により第1接触子26の左右方向の内方及び前後方向の移動が規制される構成である。この構成によれば、第1接触子26の接触子収納部11eへの取り付けを容易にするとともに、第1接触子26を接触子収納部11eに対して安定的に保持することができる。
(13)本実施形態によれば、端子接触部26eは第1収納部11e1に収納された状態において、第1収納部11e1より下方に突出する構成である。したがって、第1連結部11d1によって第1端子板20を上方から押える構造において、端子接触部26eが第1端子板20に確実に接触することができる。
(14)本実施形態によれば、カバー接触部26dが左右方向の外方を支点として、左右方向の内方に向かうにつれて上方に切り起こされる形状である。したがって、カバー接触部が左右方向の内方を支点として、左右方向の外方に向かうにつれて上方に切り起こされる形状と比較して、接触子収納部11eに第1接触子26を挿入し易く、且つ接触子収納部11eから第1接触子26を抜け難い構造とすることができる。
(15)本実施形態によれば、基板接触部26bの接点部26b1は上方に向かい突出する湾曲形状にて形成される構成である。したがって、接点部が平面形状と比較して、回路基板40の揺動に対して接触を維持することができる。
(16)本実施形態によれば、基部26aの下面からカバー接触部26dの上端部までの距離は、第2収納部11e2の上下方向の間の距離よりも大きく形成されている。したがって、カバー11に第1接触子26を取り付けた状態において、接触子収納部11eから第1接触子26が抜け難くすることができる。
(17)本実施形態によれば、端子接触部26eは左右方向の外方を支点として、左右方向の内方に向かうにつれて下方に切り起こされる形状である。したがって、端子接触部が左右方向の内方を支点として、左右方向の外方に向かうにつれて下方に切り起こされる形状と比較して、外方部を上方に移動させる力が大きくなる。したがって、カバー接触部26dと凹部11e3との係合量を確保することができる。
(18)本実施形態によれば、第2連結部11d2が第1ピラー端子21の開口部分を覆う構成である。したがって、電線PL1の上下方向の位置を規制するとともに、第1接触子26と電線PL1との接触を防ぐことができる。これにより、第1接触子26を第1端子板20よりも左右方向の外方、即ち第1ピラー端子21の左右方向の位置まで形成することができる。したがって、第1接触子26の形状の自由度を向上させることができる。
(19)本実施形態によれば、第1接触子26は、カバー11がボディ10に取り付けられた状態において、連結部11dと第1端子板20との上下方向の間に挟まれる構成である。ここで、図13に示す従来の構造において、端子板110に接触子120を予め係合した後、ボディ100に収納することが考えられる。これにより、端子板110への接触子120の取り付けのためのスペースを確保することができるため、ボディ100に端子板110を収納した後に接触子120を端子板110に取り付ける方法よりもスイッチ装置ARの製造が容易であると考えられる。しかしながら、接触子120と端子板110とが互いに係合により取り付けられているため、接触子120を取り付けた端子板110をボディ100に収納するときの衝撃により、端子板110から接触子120が外れてしまう場合がある。したがって、スイッチ装置ARの組立性の低下の抑制は困難であった。その点、本実施形態では、ボディ10にカバー11が取り付けられるときに、第1接触子26が連結部11dと第1端子板20との間に挟まれるため、ボディ10にカバー11を取り付ける際の衝撃により、カバー11から第1接触子26が外れてしまうことが抑制されるようになる。したがって、スイッチ装置Aの組立性の低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
図10〜12を参照して、本発明のスイッチ装置を3路スイッチの表示灯付スイッチ装置として具体化した第2の実施形態について説明する。本実施形態のスイッチ装置Cは、第1の実施形態のスイッチ装置Aと比較して、第2接触子27が省略されたこと、第3端子2Cが追加されたこと及びこれに伴う開閉素子32との接触構造が異なる。以下、本実施形態では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。なお同一部材には同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、システムBは、交流電源ACと負荷機器Lとの間にスイッチ装置Cが2個設けられる構成である(以下、「スイッチ装置C1,C2」)。これらスイッチ装置C1,C2は、互いに同一構造であるとともに電線PL4,PL5によって互いに接続されている。このシステムBは、スイッチ装置C1,C2のそれぞれのスイッチ要素S2,S3が電線PL4に接続、または電線PL5に接続するときに負荷機器Lの電力供給がオン状態となる。一方、スイッチ要素S1,S2が接続する電線が互いに異なる場合(例えば、スイッチ要素S2が電線PL4、スイッチ要素S3が電線PL5に接続される場合)には、負荷機器Lの電力供給がオフ状態となる。
ここで、負荷機器Lへの電力供給がオン状態のときには、各表示回路C3,C4には電力が殆ど供給されることがないため、表示灯は消灯している。一方、負荷機器Lへの電力供給がオフ状態のときには、各表示回路C3,C4に電力供給されるため、表示灯が点灯する。
図11に示すように、スイッチ装置Cの端子部2の第3端子2Cは、第1端子2Aと同様に、第3端子板50、第3ピラー端子51及び第3ねじ部材52により構成されている。第3端子板50の上方には、第3接触子53が配置されている。この第3接触子53は、カバー11の接触子収納部11eに取り付けられる。またスイッチ装置Aの製造工程において、第3接触子53がカバー11に固定される工程は、上述の第1の実施形態の製造工程のステップS12において行われる。なお、第3端子2Cを構成するそれぞれの部材の形状は、第1端子2Aを構成するそれぞれの部材の形状と同一である。
図12に示すように、開閉素子32は、第2端子板23に接触するとともに第1端子板20と第3端子板50との接触及び離間を行う。具体的には、図12(a)に示すように、ハンドル30の押操作により開閉素子32の上部が左右方向に移動して、開閉素子32が第1端子板20と接触するようになる。これにより第2端子板23と第1端子板20との導通が図られるようになる。一方で、開閉素子32は第3端子板50とは離間するため、第3端子板50と第2端子板23とは電気的に遮断されるようになる。
図12(b)に示すように、ハンドル30の押操作により開閉素子32の上部が左右方向に移動して、開閉素子32は第3端子板50と接触するようになる。これにより第2端子板23と第3端子板50との導通が図られるようになる。一方で、開閉素子32は第1端子板20とは離間するため、第3端子板50と第2端子板23とは電気的に遮断されるようになる。
本実施形態のスイッチ装置Aによれば、第1の実施形態の効果(1)〜(19)に加えて、以下に示す効果を奏することができる。
(20)本実施形態によれば、カバー11に接触子収納部11eが前後方向に離間して2個設けられている。この構成によれば、第1の実施形態のカバー11と共通のカバーとして用いることができる。したがって、カバー11を2路及び3路スイッチに共通で用いることができる。これにより、2路スイッチ及び3路スイッチを生産する場合において、部品共通化を図ることができるため、部品点数の削減を図ることができる。
(その他の実施形態)
本発明のスイッチ装置は、上記各実施形態に限定されることなく、例えば以下の変更が可能である。また以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものでなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
上記各実施形態では、電線PL1,PL2と接続する端子として、第1ピラー端子21等のピラー端子を用いたが、電線PL1,PL2と接続する端子の構造はこれに限定されることはない。例えば、端子として、端子板とねじ部材のねじ頭との間にて電線を挟むねじ端子や端子板と電線とを半田接合にて固定する半田端子や錠ばねによって端子板に電線を押さえつける速結端子とすることもできる。
上記各実施形態では、2路及び3路スイッチのスイッチ装置に適用したが、4路スイッチのスイッチ装置に適用することもできる。この場合には、接触子は4個用いることとなる。
上記各実施形態では、第1接触子26と接点パターン40aとの接触位置は、ハンドル30の揺動中心と一致したが、上記接触位置は組立誤差及び成形誤差によって多少の位置ずれは許容することができる。
上記各実施形態では、端子接触部26eとカバー接触部26dとは互いに逆方向に切り起こされたが、端子接触部26eとカバー接触部26dとは互いに同じ方向に切り起こすこともできる。
上記各実施形態では、端子接触部26e及びカバー接触部26dを切り起こしにて成形したが、端子接触部26e及びカバー接触部26dを他のプレス加工方法によって成形することもできる。
上記各実施形態では、端子接触部26eが第1端子板20に対して押圧した状態にて接触したが、本発明の接触状態はこれに限定されることはない。端子接触部26eと第1端子板20とは互いに電気的導通を図ることができればいいため、端子接触部26eと第1端子板20とは端子接触部26eが上方に変形することなく互いに接触することもできる。
上記各実施形態では、接触子収納部11eに第1接触子26が挿入され、互いに係合することによりカバー11に第1接触子26が取り付けられたが、カバー11と第1接触子26の取り付け構造はこれに限定されることはない。カバー11に対して第1接触子26が取り付けられていればよいため、カバー11に第1接触子26を圧入する等の他の取り付け方法とすることもできる。
A,C,C1,C2…スイッチ装置、A1,C3,C4…表示回路、AC…交流電源、B…負荷制御システム(システム)、L…負荷機器、PL1〜PL5…電線、S1〜S3…スイッチ要素、1…器体、2…端子部、2A…第1端子、2B…第2端子、2C…第3端子、3…操作部、4…表示部、10…ボディ、11…カバー、11a…本体部、11a1…側壁、11b…ハンドル保持部、11c…ボディ係合部、11d…連結部、11d1…第1連結部、11d2…第2連結部、11d3…内面、11e…接触子収納部、11e1…第1収納部、11e2…第2収納部、11e3…凹部、11e4…切欠部、20…第1端子板(端子部材)、21…第1ピラー端子、21a…側壁、21b…ねじ穴、21c…側壁、22…第1ねじ部材、23…第2端子板(端子部材)、24…第2ピラー端子、25…第2ねじ部材、26…第1接触子、26a…基部、26b…基板接触部、26b1…接点部、26c…羽根部、26d…カバー接触部(固定部)、26e…端子接触部、26f…外方部、27…第2接触子、30…ハンドル、31…コイルばね、32…開閉素子、33…ハンドルカバー、40…回路基板、40a…接点パターン、41…発光ダイオード(表示灯)、50…第3端子板、51…第3ピラー端子、52…第3ねじ部材、53…第3接触子。

Claims (6)

  1. 一方が開口した箱状に形成されたボディと、このボディに取り付けられるとともに前記ボディの開口部分を覆うカバーと、前記ボディに収納されるとともに電線と接触することにより前記電線と電気的に導通される複数の端子部材と、これら端子部材間を電気的に導通または遮断する開閉素子と、この開閉素子の動作に基づいて点灯または消灯を表示する表示灯が実装された回路基板と、この回路基板に形成された接点パターンと前記端子部材との両方に接触することにより前記端子部材と前記回路基板とを電気的に導通する接触子とを備えるスイッチ装置において、
    前記接触子は、前記カバーに固定され、
    前記接触子が固定されたカバーが前記ボディに取り付けられた状態において、前記接触子は、前記端子部材に接触する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のスイッチ装置において、
    前記接触子は、板状に形成されるとともにこの接触子の一端が前記カバーに固定され、
    前記接触子には、この接触子の一部が前記端子部材に向かい切り起こしされることにより前記端子部材と接触する端子接触部が設けられる
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載のスイッチ装置において、
    前記接触子は前記端子部材と前記回路基板との間に配置され、
    前記接点パターンは、前記回路基板における前記接触子が配置される側の面に設けられ、
    前記接触子には、前記基部から前記回路基板に向かい延びるとともに前記接点パターンと接触する基板接触部が設けられ、
    前記基板接触部は前記接点パターンと前記接触子が配置される側の面と接触し、且つ前記端子接触部は前記端子部材の前記接触子が配置される側の面と接触する
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、
    前記接触子には、前記カバーに固定される固定部が設けられ、
    前記固定部は、前記カバーに向かう切り起こしにより前記カバーと係合することによって前記カバーに固定される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、
    前記接触子には、前記端子部材と接触する端子接触部と、前記カバーと係合することによって前記カバーに固定される固定部とがそれぞれ切り起こしにより設けられ、
    前記固定部は、前記端子接触部とは逆方向に切り起こされる
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のスイッチ装置において、
    当該スイッチ装置には、押操作により前記開閉素子の開閉動作を行う揺動式のハンドルが設けられ、
    前記接触子と前記接点パターンとの接触位置は、前記ハンドルの揺動中心上に配置される
    ことを特徴とするスイッチ装置。
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