JP2011087778A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接する表示部において表示に緩急をつける。
【解決手段】隣接する第1表示部274と第2表示部275を不透光部材からなるリブ271で仕切るとともに、内部に光源276を設け、透明部材からなる第1レンズ272と第2レンズによって覆う。第1レンズと第2レンズは、光の透過率が異なっており、光源276の光量が同一であっても、遊技者からは、一方の表示部が明るく、もう一方の表示部が暗く見える。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットマシン、パチンコ機等に代表される遊技台に関し、光源を用いた演出装置に関するものである。
従来、スロットマシンやパチンコと呼ばれる遊技台では、遊技盤面上に、ランプやLEDなどの発光手段を内蔵した演出装置を設け、特定の遊技状態、例えばリーチや大当りなどが発生した場合に、様々なパターンで演出装置を発光制御して、演出効果を高めるものが提案されている。一般的な演出装置は、複数種類の色彩を発光できるように、発光色の異なる複数の光源を用意したり、単一の色彩の光源に対し、色彩が異なる透過性部材を複数用意して、光源からの光をこれらの透過性部材を介して表示させることで、異なる色彩の光を発光制御できるように構成されている。また、それぞれの発光色を保つために、発光色毎に仕切り部材などで区画して光が外部に漏れないようにし、色彩の異なる光が互いに干渉しないような工夫も施されている。
特開2008−200302号公報
上記文献において提案される発明では、複数設けられた光源の前方に、色彩の異なる透過性部材を設け、この透過性部材を交換するだけで、色彩の異なる様々な演出を表示制御可能な遊技台が提案されている。
しかし、上記の発明では、それぞれの光源毎に、演出内容が異なることは表現できるが、それぞれの演出のうち、特定の演出部を強調して表示することができなかった。
本発明は、上述の問題を鑑みたものであって、複数設けられた演出部について、特定の演出部を強調して演出可能な遊技台を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、所定の条件が成立した場合に遊技者に利益を付与する利益付与手段と、複数種類の画像を表示可能であり、複数の発光部からなる画像表示装置と、予め定めた選択条件に基づいて前記画像表示装置に表示する画像を選択する画像選択手段と、前記画像選択手段が選択した画像を前記画像表示装置に表示させる制御を行なう画像表示制御手段と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光部のうちの特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に消灯する第1の発光部よりも、前記複数の発光部のうちの前記特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に点灯する第2の発光部の方が光度が高いことを特徴とする。
以上のように、特定情報ごとの表示にメリハリをつけることができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視図である。 遊技盤の正面図である。 (a)特定表示部の正面図である。(b)特定表示部のA−A断面図である。 (a)特定情報表示部における表示制御の具体例を示した図である。(b)特定情報表示部における表示制御の具体例を示した図である。 (a)本発明の第2の実施例に係る従来の特定表示部のA−A断面図である。(b)本発明の第2の実施例に係る従来の特定表示部の表示態様を示す図である。 (a)本発明の第2の実施例に係る特定表示部のA−A断面図である。(b)本発明の第2の実施例に係る特定表示部の表示態様を示す図である。 張り出しリブを示す断面図である。 (a)特定情報表示部の変形例を示す図である。(b)特定情報表示部の変形例の表示態様の一例を示す図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(後述)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図2は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226及び複数一般入賞口260と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226及び複数一般入賞口260は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(例えば、一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材を備え、羽根部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根部材が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、円盤状の打球方向変換部材236(以下風車という)や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口136に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口に入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244に排出する。
ステージ244は、ワープ出口から排出された球や遊技盤200の遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244を設けている。
遮蔽装置246は、格子状の扉からなり、装飾図柄表示装置208およびステージ244の間に配設する。扉の上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左右の扉は、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、扉を閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。扉を開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、扉は、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、扉は、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。また、遮蔽装置246の上方には、特定情報表示部270が設けられている。
次に、図3を用いて、特定情報表示部270の説明を行う。
図3(a)は、特定情報表示部270の正面図である。特定情報表示部270は、7セグメントLEDの形状をした表示部が左右に2箇所並んで状態で構成され、それぞれの表示部はリブ271によって7つの部屋に区画されている。それぞれの部屋には、光源276が3個内蔵されており、光源276に蓋をする形で、第1レンズ272及び第2レンズ273が設けられている。以下、第1レンズ272が設けられた表示部を第1表示部274、第2レンズ273が設けられた表示部を第2表示部275とする。
図3(b)は、特定情報表示部270のA−A断面図である。中央部には不透光性部材から成るリブ271が設けられ、左側には第2レンズ273を備えた第2表示部275が、右側には第1レンズ272を備えた第1表示部274が設けられている。それぞれの光源276からの光は、リブ271によって遮られているので、お互いに干渉することなく外部に照射される。本実施形態では、第1レンズ272と第2レンズ273は、共に透光性部材から形成されているが、透過率を異ならせており、第1レンズ272のほうが透過率が高く設定されている。よって、遊技者から見ると第1表示部274のほうが、第2表示部275よりも明るく見える。
図4は、特定情報表示部270における表示制御の具体例を示した図である。図4にて例示される特定情報表示部270は、図3で示した特定情報表示部と同一の構成である。
図4(a)は、第1表示部274のみを表示制御した例を示すものである。本例では、第2表示部275は表示制御されず、第1表示部274のみ表示されるので、遊技者からは「24」の数字が表示されているように見える。図4(b)は、第1表示部274及び第2情報表示部275の両方の表示器を表示制御した例を示すものである。本例では、全ての表示部が表示制御された状態であるが、第1表示部274と第2表示部275では明るさが異なっているので、仮に全ての表示部の明るさが同一であれば「8」の数字が認識できるところを、第1表示部が強調表示されて「24」の数字が認識される。
このように、それぞれの表示部毎に透過率の異なる透光性部材を使用することで、表示部ごとにメリハリをつけた演出が可能となり、例えば、表示頻度の低い特定情報と比べて表示頻度の高い特定情報の表示をより強調させることができる。
次に図5及び図6を用いて、本発明の第2の実施形態の説明を行う。第2の実施形態では、第1の実施形態おいて、第1表示部274及び第2表示部275を覆うレンズ部材を、それぞれ第1レンズ272及び第2レンズ273の別体構成としたが、本実施例では、1つのレンズ部材を共通して使用する。
図5(a)は、第2の実施形態に係る従来例を示す図であり、図5(b)におけるA−A断面図である。第1表示部274と第2表示部275は、不透光部材からなるリブ271によって仕切られており、それぞれ光源276を内蔵している。また、これらの表示部に共通して、レンズ280が光源276とリブ271に蓋をする形で設けられている。よって、図5(b)に示すように、ある表示部の光源276からの光が、隣接する表示部に漏れてしまい(282)、表示制御していない表示部も発光してしまう不都合があった。またここで、左側の表示部のレンズ280の厚みBと、右側の表示部のレンズ280の厚みCは同じである。
よって、この光の漏れを最小限に防ぐために、レンズ280のリブ271の接触部、即ち、それぞれの表示部の境界線上に、V字型の遮光部材281を設け、表示制御されている表示部から、隣接する表示制御されていない表示部への光の漏れを少なくする(図5(a)中では、第2表示部275から第1表示部274に漏れる光を少なくする)工夫がなされている。ところが、光量は減るものの、第1表示部274への光の漏れは相変わらず存在する。よって本実施形態では、第1表示領域274におけるレンズ280の厚さCと、第2表示領域275におけるレンズ280の厚さBを異ならせ、具体的には、第1表示領域274のレンズ280に厚みを持たせることで、光透過率を低下させ、第2表示領域275からの光による影響を軽減している。よって、図6(b)に示すように、図5(b)のような光の漏れがなく、「24」の数字が明瞭に表示される。
また、図7に示すように、第1表示部274と第2表示部275の境界部に、直接光を遮断する張り出しリブ285を設けてもよい。張り出しリブ285は、遮光部材281の先端を覆うように設けられているので、第2表示部275から第1表示部274へ光が漏れることはない。
なお、上記実施形態では、特定情報表示部270を7つのセグメントの表示領域から構成したが、図8(a)に示すように、18のセグメントから構成してもよい。この構成では、図8(b)に示すように、英数字ではなく漢数字で0「一」や「四」や「七」を表示することができ、多彩な演出が可能となる。
以上のように、本発明に係る遊技台は、所定の条件が成立した場合に遊技者に利益を付与する利益付与手段と、複数種類の画像を表示可能であり、複数の発光部からなる画像表示装置と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光部のうちの特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に消灯する第1の発光部よりも、前記複数の発光部のうちの前記特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に点灯する第2の発光部の方が光度が高いことを特徴としている。
上記実施形態では、遊技者に利益を与える利益付与手段として、特図変動遊技で大当たりに当選して、可変入賞口234が所定回数開放し、多くの遊技球が遊技者に付与されることを例示した。また、画像表示手段として、7つのセグメントから構成される特定情報表示部270を例示し、それぞれの表示部(各セグメント)で表示部前面を覆うレンズ部の光透過率を異ならせることで、同一の光源であっても、明るく見える部分と相対的に暗く見える部分を設けた。
よって、1つの表示装置であっても、特定の画像を特に明瞭に表示することが可能となる
また、本発明の別の態様では、更に、前記発光部は、光源と、前記光源の光を前記画像表示装置の画像表示方向に透過可能な透過体と、を含んで構成され、前記第1の発光部の前記透過体よりも、前記第2の発光部の透過体の方が、光透過率が高いことを特徴としている。
上記実施形態では、光源276は同一の光源を使用しているが、表示部表面を、光透過率の異なる第1レンズ272と第2レンズ273で構成し、遊技者から見ると、それぞれの表示部の明るさが異なることを認識できるように構成した。
よって、特定の画像を明瞭に表示できると共に、表示部毎にレンズの交換が可能となるので、メンテナンス性が向上する。
本発明の別の態様では、更に、前記第2の発光部の光が隣り合う前記第2の発光部に漏れることを防止する遮蔽部よりも、前記第2の発光部の光が隣り合う前記第1の発光部に漏れることを防止する遮蔽部の方が、光の遮蔽率が高いことを特徴としている。
上記実施形態では、第1表示部274と、第2表示部275とで、共通のレンズ280を使用すると共に、それぞれの表示部で、レンズの厚みを異ならせた。
よって、それぞれの表示部で光透過率が異なるので、強調したい表示部のレンズを厚く構成することで、一方の表示部からの光の漏れの影響を最小限にすることができる。
また、本発明は、遊技の制御状態において、その表示態様を変化させてもよい。例えば、前記利益付与手段が遊技者に利益の付与を行なっていない期間(通常遊技)よりも、前記利益付与手段が遊技者に利益の付与を行なっている期間(大当たり中)の方が、前記画像表示装置に前記特定の画像が停止表示される確率を高くしてもよい。ここで特定の画像とは、上記「24」の表示態様である。
また、別の態様では、更に、所定の抽選条件が成立した場合に抽選結果を導出する抽選手段(例えば、第1特図始動口230に遊技球が入賞したことを条件に、制御部において乱数を抽出し、大当たり判定テーブルと照合することで、大当たりを発生させるか否かを決定する)と、前記抽選結果に基づいて図柄の変動表示および停止表示を行なう図柄表示手段(例えば第1特図表示装置212)と、を備え、前記抽選結果が特定の抽選結果の場合(例えば大当たり)に、特定の図柄態様(大当たり図柄)を前記停止表示すると共に前記利益付与手段が遊技者に利益(例えば大当たり遊技)を付与するように構成され、前記図柄表示手段が図柄の変動表示を開始してから前記特定の図柄態様以外の図柄態様を停止表示するまでの通常遊技期間よりも、前記図柄表示手段が図柄の変動表示を開始してから前記特定の図柄態様を停止表示するまでの期間(大当たり内部当選中の特別遊技)の方が、前記画像表示装置に前記特定の画像が停止表示される確率を高くしてもよい。即ち、大当たり当選時の特別図柄変動中に、特定情報表示部270が、特定の表示態様で表示される確率を高く設定してもよい。
そうすることによって、特定情報表示部が作動すると、大当たりに当選したかも知れないと遊技者が興奮し、遊技の面白みを増すことができる。
さらに、本発明は、前述のスロットマシンの実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
100・・・パチンコ機
271・・・リブ
272・・・第1レンズ
273・・・第2レンズ
274・・・第1表示部
275・・・第2表示部
276・・・光源

Claims (3)

  1. 所定の条件が成立した場合に遊技者に利益を付与する利益付与手段と、
    複数種類の画像を表示可能であり、複数の発光部からなる画像表示装置と、
    を備えた遊技台であって、
    前記複数の発光部のうちの特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に消灯する第1の発光部よりも、前記複数の発光部のうちの前記特定の画像を前記画像表示装置に表示する場合に点灯する第2の発光部の方が光度が高いことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台において、
    前記発光部は、光源と、前記光源の光を前記画像表示装置の画像表示方向に透過可能な透過体と、を含んで構成され、
    前記第1の発光部の前記透過体よりも、前記第2の発光部の透過体の方が、光透過率が高いことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技台において、
    前記第2の発光部の光が隣り合う前記第2の発光部に漏れることを防止する遮蔽部よりも、前記第2の発光部の光が隣り合う前記第1の発光部に漏れることを防止する遮蔽部の方が、光の遮蔽率が高いことを特徴とする遊技台。
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