JP2011087125A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来の固体撮像素子では、高ゲイン時にカラムアンプの出力にピーキングや振動が生じるという問題があった。
【解決手段】
本発明に係る固体撮像素子は、2次元行列状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する画素と、列方向に配置された前記画素と列方向に接続され、前記画素から読み出される電気信号を受け取る複数の垂直信号線と、前記垂直信号線に読み出された前記電気信号を所定ゲインで増幅して出力するカラムアンプと、前記カラムアンプの出力信号を高インピーダンス入力回路を介して入力し、列毎に順番に出力する水平出力部と、前記カラムアンプの出力側と接地側との間に配置された負荷容量とを設けたことを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、被写体像を撮像するための固体撮像素子に関する。
近年、CCD型やCMOS型の固体撮像素子が使用された電子カメラが広く普及している。例えばCMOS型の固体撮像素子は、N行×M列(N,Mは自然数)の2次元行列状に配置された各画素の光電変換部で入射光量に応じた電気信号に変換して行単位で各列に配置された垂直信号線に読み出し、カラムアンプで増幅後の1行分の信号を信号蓄積部のコンデンサに保持し、水平出力回路で列順に読み出して固体撮像素子の外部に出力する構成になっている。
一方、高感度化のためにカラムアンプのゲインを高くすると、信号蓄積部のコンデンサの容量が大きいことに加え、カラムアンプの負帰還量が低下して帯域幅が狭くなるため、カラムアンプの出力が安定するまでの時間が長くなる。この結果、読み出し時間が大幅に増加するという問題が生じる。そこで、この間題を解決するために、カラムアンプの出力にバッファアンプを設ける方法が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−034974号公報
ところが、カラムアンプの出力にバッファアンプを設けた場合、カラムアンプの負荷が小さくなるので読み出し時間は改善するが、カラムアンプの出力電圧が振動するという新たな問題が生じることが本発明者による回路シミュレーションにより確認された。回路シミュレーションは、カラムアンプの入力コンデンサをCi、負帰還コンデンサをCf、負荷容量をCLとして、2次系伝達関数でモデル化し、過減衰応答から不足減衰応答までのステップ応答を観測するシミュレーションである。この回路シミュレーションにおいて、高ゲイン時のCi,Cf(カラムアンプのゲインはCf/Ci)に対して負荷容量CLを小さくしていくと、カラムアンプの出力には不足減衰応答に対応するピーキングや振動が現れてくる。特に不足減衰応答が発生すると画素毎の出力信号が静定するまでに時間がかかるため、各画素から読み出される信号をサンプリングして取り込むA/D変換時のサンプリング間隔が長くなってしまい、固体撮像素子での撮像速度が遅くなるという問題が生じる。
本発明の目的は、高ゲイン時のカラムアンプ出力のピーキングや振動を防止し、高画質で高速撮影に適した固体撮像素子を提供することである。
本発明に係る固体撮像素子は、2次元行列状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する画素と、列方向に配置された前記画素と列方向に接続され、前記画素から読み出される電気信号を受け取る複数の垂直信号線と、前記垂直信号線に読み出された前記電気信号を所定ゲインで増幅して出力するカラムアンプと、前記カラムアンプの出力信号を高インピーダンス入力回路を介して入力し、列毎に順番に出力する水平出力部と、前記カラムアンプの出力側と接地側との間に配置された負荷容量とを設けたことを特徴とする。
特に、前記負荷容量は、複数の負荷容量で構成され、前記カラムアンプの設定ゲインに応じて所定容量値になるように前記複数の負荷容量の組み合わせを決定するカラムアンプ制御部を更に設けたことを特徴とする。
また、本発明に係る固体撮像素子は、2次元行列状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する画素と、列方向に配置された前記画素と列方向に接続され、前記画素から読み出される電気信号を受け取る複数の垂直信号線と、入力容量と複数の帰還容量とを有し、前記入力容量の容量値(Ci)と前記複数の帰還容量を組み合わせた帰還容量値(Cf)との比(Ci/Cf)で決まる所定ゲインで前記垂直信号線に読み出された前記電気信号を増幅して出力するカラムアンプと、前記カラムアンプの出力信号を高インピーダンス入力回路を介して入力し、列毎に順番に出力する水平出力部と、前記複数の帰還容量の少なくとも1つの帰還容量の前記カラムアンプへの入力側を、前記カラムアンプの入力側または接地側に接続するスイッチとを設けたことを特徴とする。
さらに、前記カラムアンプの設定ゲインに応じて前記スイッチを制御するカラムアンプ制御部を設けたことを特徴とする。
特に、前記高インピーダンス入力回路は、バッファアンプで構成されることを特徴とする。
或いは、前記高インピーダンス入力回路は、A/D変換部で構成されることを特徴とする。
本発明では、高ゲイン時のカラムアンプ出力のピーキングや振動を防止するので、高速撮影を行った場合でも高品質な画像を得ることができる。
各実施形態に係る固体撮像素子101のブロック図である。 固体撮像素子101の画素P(m,n)の回路図である。 固体撮像素子101のタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る固体撮像素子101のカラムアンプCAMP(n)の回路図である。 高ゲインおよび高速化の問題点を示す説明図である。 第2の実施形態に係る固体撮像素子101のカラムアンプCAMP(n)の回路図である。 第3の実施形態に係る固体撮像素子101のカラムアンプCAMP(n)の回路図である。
以下、本発明に係る固体撮像素子101の実施形態について図面を用いて詳しく説明する。
先ず、各実施形態に共通の固体撮像素子101全体の構成について説明する。図1は、固体撮像素子101を示すブロック図である。固体撮像素子101は、M×N個の画素P(x,y)と、垂直信号線VLINE(y)と、定電流源PW(y)と、カラムアンプCAMP(y)と、バッファBF(y)と、信号蓄積部SG(y)と、垂直走査回路102と、水平出力回路103と、カラムアンプ制御回路104とで構成される。ここで、xは1〜Mの自然数で行番号を表し、yは1〜Nの自然数で列番号を表す。M×N個の画素P(x,y)は、固体撮像素子101の撮像部を構成し、M行N列のマトリクス状に配置されている。尚、以降の説明において、特定の回路を例に挙げて説明する場合以外は、同様の回路を代表する形で(x),(y)および(x,y)のように表記するものとする。
図1において、各画素P(x,y)から読み出される信号は、それぞれの列毎に配置された垂直信号線VLINE(y)に読み出される。また、各列の垂直信号線VLINE(y)には、各画素P(x,y)のトランジスタに対してソースフォロワ回路を構成する定電流源PW(y)が列毎に配置されている。尚、各画素P(x,y)の接地は、各列毎に列方向に配置された画素接地線PGND(y)に接続され、画素接地線PGND(y)は、行方向に配置された接地線105を介して外部の接地GNDに接続されている。
各画素P(x,y)から垂直信号線VLINE(y)に読み出された信号は、各列のカラムアンプCAMP(y)に入力されて所定のゲインで増幅された後、バッファBF(y)を介して信号蓄積部SG(y)に入力される。尚、カラムアンプCAMP(y)には、カラムアンプ制御回路104から増幅ゲインを選択する制御信号φGSW1,φGSW2およびφGSW3と、負荷容量を選択する制御信号φCLSWとが与えられる。また、垂直走査回路102からカラムアンプリセット信号φCARSTが与えられる。さらに、レファレンス電圧線106によってリファレンス電圧VREFが与えられる。
ここで、バッファBF(y)は、信号蓄積部SG(y)で信号を蓄積するための巨大な容量成分がカラムアンプCAMP(y)に与える影響を無くすために設けられており、高インピーダンスの入力で低インピーダンス出力の回路で構成される。尚、バッファBF(y)を配置して信号蓄積部SG(y)でアナログ信号を蓄積する代わりに、カラムアンプCAMP(y)の出力をA/D変換してデジタル信号で処理するようにしても構わない。この場合でも、A/D変換部の入力回路は高インピーダンス回路で構成される。
次に、図1に示す固体撮像素子101の各部の回路について詳しく説明する。垂直走査回路102は、画素P(x,y)の信号を行単位で各列毎に配置された垂直信号線VLINE(y)に読み出すためのタイミング信号を出力する。例えば、m行目においては、画素P(m,1)から画素P(m,N)までのN列全ての画素に、タイミング信号φSEL(m),タイミング信号φRES(m),タイミング信号φTX(m)を与える。
ここで、画素P(x,y)の構成について図2を用いて説明する。図2はm行n列目の画素P(m,n)の回路図を示している。尚、M×N個の各画素P(x,y)も同じ回路構成である。図2において、画素P(m,n)は、フォトダイオードPDと、転送用トランジスタTr1と、増幅用トランジスタTr2と、選択用トランジスタTr3と、リセット用トランジスタTr4とで構成される。尚、VDDは電源、GNDは接地、FDはフローティングデフュージョン部(浮遊拡散領域)を示している。また、タイミング信号φSEL(m),タイミング信号φRES(m),タイミング信号φTX(m),垂直信号線VLINE(n)は図1と同じものを示す。画素P(m,n)の接地GNDは画素接地線PGND(n)に接続される。
図2において、フォトダイオードPDに入射した光は光電変換され電荷として蓄積される。フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、タイミング信号φTX(m)が転送用トランジスタTr1のゲートに入力されるとFD部に転送され、増幅用トランジスタTr2によって増幅される。増幅用トランジスタTr2によって増幅された信号は、タイミング信号φSEL(m)が選択用トランジスタTr3のゲートに入力されると垂直信号線VLINE(n)に読み出される。尚、リセット用トランジスタTr4のゲートにタイミング信号φRES(m)が入力されると、FD部をリセット電圧(VDD−Vt−ΔVt)にリセットする。ここで、Vtはリセット用トランジスタTr4のしきい値電圧、ΔVtはバックゲート効果による変動分である。尚、各タイミング信号の動作については後で詳しく説明する。
このようにして、画素P(x,y)の信号は、対応するそれぞれの垂直信号線VLINE(y)に読み出された後、各列毎に配置されたカラムアンプCAMP(y)に入力される。
ここで、図2において、垂直信号線VLINE(n)に読み出される信号について説明する。垂直信号線VLINE(n)に読み出される信号は、各画素P(m,n)から撮影画像の光情報を含む画像信号、または画像信号蓄積前のノイズ成分を含むダーク信号である。フォトダイオードPDに入射した被写体光は、フォトダイオードPDで電荷に光電変換される。電荷は、転送トランジスタTr1によってFD部に転送され、電荷に応じた電位が増幅トランジスタTr2のゲート電極に印加される。画像信号は、この時に選択トランジスタTr3を介して垂直信号線VLINE(n)に読み出された信号である。一方、ダーク信号は、リセットトランジスタTr4によってFD部に保持されている電荷をリセットした時にFD部の電位を増幅トランジスタTr2および選択トランジスタTr3を介して垂直信号線VLINE(n)に読み出された信号である。ここで、FD部の電位は、画素接地線PGND(n)に接続された画素の接地GNDに対する値である。
このようにして、画素P(m,n)から垂直信号線VLINE(n)に画像信号またはダーク信号が読み出され、カラムアンプCAMP(n)に入力される。尚、ここでは、画素P(m,n)について説明したが、M×N個の他の画素P(x,y)についても同様である。カラムアンプCAMP(n)の出力信号は、バッファBF(n)を介して信号蓄積回路SG(n)に入力される。
図1において、信号蓄積回路SG(n)は、画像信号蓄積用トランジスタTr6と、ダーク信号蓄積用トランジスタTr7と、コンデンサCsと、コンデンサCdとで構成される。バッファBF(n)の出力側は、信号蓄積回路SG(n)の画像信号蓄積用トランジスタTr6およびダーク信号蓄積用トランジスタTr7のドレインに接続される。カラムアンプCAMP(n)がリセットされた後、タイミング信号φTDがダーク信号蓄積用トランジスタTr7のゲートに入力されるとダーク信号蓄積用トランジスタTr7がオンして、コンデンサCdがカラムアンプCAMP(n)の出力電圧になるまで充電される。また、画素から画像信号が読み出された後、タイミング信号φTSが画像信号蓄積用トランジスタTr6のゲートに入力されると、画像信号蓄積用トランジスタTr6がオンして、コンデンサCsがカラムアンプCAMP(n)の出力電圧になるまで充電される。コンデンサCsの電圧は画像信号として、コンデンサCdの電圧はダーク信号(カラムアンプCAMPのオフセット信号)として、それぞれ水平出力回路103に入力される。
水平出力回路103は、各列毎のコンデンサCsに蓄積された画像信号と、コンデンサCdに蓄積されたダーク信号とをそれぞれ入力して、行単位で列順に外部に出力する。この時、カラムアンプCAMP(y)の列間のばらつきを少なくするために、水平出力回路103の出力用差動アンプ(非図示)でコンデンサCsに蓄積された画像信号からコンデンサCdに蓄積されたダーク信号を引き算し、カラムアンプCAMP(y)の列間ばらつきを除去した信号を固体撮像素子101の外部に出力する。尚、画像信号からダーク信号を引き算する処理は、固体撮像素子101内で行っても構わないし、固体撮像素子101から画像信号とダーク信号とを別々に出力して外部で画像信号からダーク信号を引き算するようにしても構わない。
ここで、各画素P(x,y)からダーク信号および画像信号を読み出して、各列のコンデンサCdおよびコンデンサCsに各信号が保持されるまでの一連の動作について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。
図3は、m行目と(m+1)行目から信号を読み出す時のタイミングを示している。図3において、期間T1は(m−1)行目のN個の画素P(m−1,y)から読み出した1行分の信号を列順に水平出力回路103から読み出して固体撮像素子101の外部に出力する期間を示している。
次の期間T2は、m行目の各画素P(m,y)から1行分のダーク信号および画像信号を読み出して、各列のコンデンサCdおよびコンデンサCsに各信号が保持されるまでの期間を示している。期間T2の開始時、先ず、タイミング信号φSEL(m)が期間T3でオンになると同時に、タイミング信号φRES(m)が期間T3でオフになる。タイミング信号φSEL(m)がオン,タイミング信号φTX(m)がオフ,タイミング信号φRES(m)がオフなので、図2で説明したように、リセット時のFD部の電荷、つまりダーク信号が増幅トランジスタTr2および選択トランジスタTr3を介して垂直信号線VLINE(y)に読み出される。
次に、期間T4でタイミング信号φCARSTがオンになるので、期間T4の間、カラムアンプCAMP(y)がリセットされる。尚、カラムアンプCAMP(y)の構成については後で詳しく説明する。
次に、期間T5でタイミング信号φTDがオンになるので、期間T5の間、垂直信号線VLINE(y)に読み出されたダーク信号は、カラムアンプCAMP(y)およびトランジスタTr7を介してタイミング信号φTDがオフするまで各列のコンデンサCdに蓄積される。尚、図1において、バッファBF(y)の代わりにA/D変換部が配置される場合は、期間T5の終了タイミングでA/D変換用のクロック信号φCLKがオンになり、アナログのダーク信号がデジタルデータに変換される。
次に、タイミング信号φTDがオフした後、タイミング信号φTX(m)が期間T6でオンになる。期間T6では、被写体光を入射するフォトダイオードPDに蓄積された電荷は、転送トランジスタTr1を介してFD部に転送される。FD部に転送された電荷に対応する電位が増幅トランジスタTr2のゲートに印加され、画像信号が増幅トランジスタTr2から出力されて、選択トランジスタTr3を介して垂直信号線VLINE(y)に読み出される。
次に、期間T7でタイミング信号φTSがオンになるので、垂直信号線VLINE(y)に読み出された画像信号は、カラムアンプCAMP(y)およびトランジスタTr6を介してタイミング信号φTSがオフするまで各列のコンデンサCsに蓄積される。尚、図1において、バッファBF(y)の代わりにA/D変換部が配置される場合は、期間T7の終了タイミングでA/D変換用のクロック信号φCLKがオンになり、アナログの画像信号がデジタルデータに変換される。
ダーク信号と画像信号とがそれぞれ各列のコンデンサCdとコンデンサCsとに蓄積されると、m行目の各画素P(m,y)から1行分のダーク信号および画像信号の読み出しは終了し、タイミング信号φSEL(m)はオフに、タイミング信号φRES(m)はオンに戻る。
次の期間T8では、水平出力回路103は、各列のコンデンサCdとコンデンサCsとにそれぞれ蓄積されたm行目のN列分のダーク信号と画像信号とを列順に読み出して固体撮像素子101の外部に出力する。
次の期間T9では、期間T2の各タイミング信号φSEL(m),φRES(m),φTX(m)と同様に、(m+1)行目の各タイミング信号φSEL(m+1),φRES(m+1),φTX(m+1)によって、(m+1)行目の各画素P(m+1,y)からダーク信号と画像信号とを読み出して、それぞれ各列のコンデンサCdとコンデンサCsとに蓄積する。各列のコンデンサCdとコンデンサCsとにそれぞれ蓄積された(m+1)行目のN列分のダーク信号と画像信号は、水平出力回路103によって列順に読み出され、固体撮像素子101の外部に出力される。
このようにして、固体撮像素子101は、N行×M列の2次元行列状に配置された各画素で入射光量に応じて変換された電気信号を撮影画像として外部に出力することができる。
以上、固体撮像素子101の各実施形態に共通の構成について説明した。以下、本発明に係る固体撮像素子101の特徴となるカラムアンプCAMP(n)の構成例についていくつかの例を挙げて説明する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態として、図1で説明した固体撮像素子101のカラムアンプCAMP(y)の構成例について図4(a)を用いて説明する。図4(a)はn列目のカラムアンプCAMP(n)の構成を示す回路図である。図4(a)において、カラムアンプCAMP(n)は、差動型のアンプAMP(n)と、コンデンサCinと、コンデンサCf1と、コンデンサCf2と、コンデンサCf3と、コンデンサCLと、トランジスタTc1と、トランジスタTc2と、トランジスタTc3と、トランジスタTsと、トランジスタTr5とで構成される。尚、図4(a)において図1と同符号のものは同じものを示す。また、他の列のカラムアンプCAMP(1)からCAMP(N)までについてもn列目のカラムアンプCAMP(n)と同様に動作する。
図4(a)において、アンプAMP(n)は、入力側のコンデンサCinと、帰還回路を構成するコンデンサCf1,Cf2およびCf3の3つのコンデンサの組合せ容量Cfとの容量比(Cin/Cf)で決まる増幅率(ゲインG)の反転増幅器である。そして、コンデンサCf1,Cf2およびCf3の3つのコンデンサは、トランジスタTc1,Tc2およびTc3がカラムアンプ制御回路104から出力される制御信号φGSW1,φGSW2およびφGSW3でそれぞれ独立してオン/オフされることによって組合せ容量Cfの容量値を可変することができる。これにより、アンプAMP(n)のゲインGを変えることができる。尚、カラムアンプ制御回路104は、例えば固体撮像素子101が搭載されている電子カメラの感度設定に応じて、電子カメラの制御部からゲインGが指示される。そして、カラムアンプ制御回路104は、組合せ容量Cfの容量値が指示されたゲインGと対応するように制御信号φGSW1,φGSW2およびφGSW3を出力する。例えば、ゲインG=Cf2/Cinに設定する場合は、制御信号φGSW2をHighレベルにしてトランジスタTc2をオン状態にし、他の制御信号φGSW1およびφGSW3はLowレベルにしてトランジスタTc1およびトランジスタTc3をオフ状態にする。
また、アンプAMP(n)の帰還回路の両端には、カラムアンプリセット用のトランジスタTr5のソースとドレインが接続されている。トランジスタTr5のゲートに垂直走査回路102からタイミング信号φCARSTが与えられると、トランジスタTc1,Tc2およびTc3が導通状態にあるコンデンサCf1,Cf2およびCf3に蓄積された電荷は放電してリセットされる。尚、固体撮像素子101は、リセット後に画素から読み出したダーク信号をコンデンサCinに蓄積し、次いで画像信号を読み出す。これにより、アンプAMP(n)は、読み出す際に画像信号からダーク信号を減算し、画素間のばらつきを除去するようになっている。
また、アンプAMP(n)の出力側は、負荷容量としてコンデンサCLがトランジスタTsを介して接続され、コンデンサCLの他端は接地GNDに接続されている。コンデンサCLは、トランジスタTsがカラムアンプ制御回路104から出力される制御信号φCLSWがHighの場合にアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間に配置され、コンデンサCLは負荷容量として働く。逆に、制御信号φCLSWがLowの場合は、トランジスタTsがオフとなり、コンデンサCLはアンプAMP(n)の出力側に接続されない。これにより、アンプAMP(n)の負荷容量を変えることができる。尚、カラムアンプ制御回路104は、例えば固体撮像素子101が搭載されている電子カメラの感度設定が高い場合、つまりゲインGが大きい場合にアンプAMP(n)の負荷容量を大きくするよう制御する。図4(a)の場合は、トランジスタTsをオン状態にしてコンデンサCLを負荷容量としてアンプAMP(n)の出力側に接続する。逆に、電子カメラの感度設定が低い場合、つまりゲインGが小さい場合は、トランジスタTsをオフ状態にしてコンデンサCLをアンプAMP(n)の出力側に接続せず、アンプAMP(n)の負荷容量を小さくする。
尚、図4(a)では、コンデンサCLとトランジスタTsを直列接続した回路を1つだけ設けた例を示したが、複数の同様の回路を並列に設けても構わない。この場合、コンデンサの容量は同じである必要はない。このように、複数のコンデンサで負荷容量を構成した場合は、アンプAMP(n)のゲイン設定に応じて負荷容量の容量値の調整を細かく行うことができる。
ここで、アンプAMP(n)の負荷容量を制御する理由について図5を用いて説明する。図5は、横軸に時間tを取って、アンプAMP(n)にランプ信号を入力した時点からの出力レベルe(t)が静定するまでの変化を描いた一般的な応答波形を示す説明図である。図5において、波形401は不足減衰応答を示す波形、波形402は過減衰応答を示す波形、波形403は臨界減衰応答を示す波形をそれぞれ示している。また、sp1およびsp2はサンプリングタイミングを示し、sp1よりもsp2の方がサンプリングタイミングが速く、固体撮像素子101から高速に信号を読み出すことができる。
ここで図5において、サンプリングタイミングsp1の場合は、波形401,波形402および波形403のいずれにおいてもほぼ静定状態にあるので、サンプリングした信号レベルの誤差は殆どない。ところが、サンプリングタイミングsp2の場合は、波形401,波形402および波形403の間の信号レベルの誤差が大きくなるため、画質が劣化してしまうという問題が生じる。特に、高ゲイン時のアンプAMP(n)の帰還回路の容量Cfは小さくなるので、アンプAMP(n)の出力信号のピーキングや振動が激しくなり、高速撮影を高画質で行うことが難しくなる。
そこで、本実施形態に係る固体撮像素子101を搭載した電子カメラでは、図4で説明したように、電子カメラのゲインGが高い場合にアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間にコンデンサCLを負荷容量として接続するので、アンプAMP(n)の出力信号のピーキングや振動を抑えることができ、画質を損なうことなく高速撮影を行うことができる。
尚、図4(a)の場合は、コンデンサCLをアンプAMP(n)の負荷容量として接続するか否かをトランジスタTsで切り替えられるようにしたが、図4(b)に示すようにトランジスタTsを削除して、常時、所定容量のコンデンサCLをアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間に接続しておいても構わない。この場合、トランジスタTsが不要になるので回路規模を小さくできるが、コンデンサCLの容量値はアンプAMP(n)の低ゲインから高ゲインまで常に安定した過渡応答波形が得られる値にする必要がある。
このように、本実施形態に係る固体撮像素子101は、高ゲイン設定且つ高速撮影を行う場合でも、アンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間にコンデンサCLを負荷容量として接続するので、アンプAMP(n)の出力信号のピーキングや振動を抑えることができ、高速撮影を行っても高画質な画像を得ることができる。
ここで、本実施形態の特徴は、アンプAMP(n)のゲイン設定を行うための帰還用のコンデンサとは別にアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間に形成する負荷容量を設けたことであり、本実施形態ではその一例を示しただけである。従って、負荷容量を構成するコンデンサの数や接続方法(並列接続,直列接続、あるいは並列接続と直列接続の混在など)に依らず、これらのコンデンサの一部または全てをアンプAMP(n)の出力側から接地GNDに接続するための少なくとも1つのトランジスタで構成される回路と、これらのトランジスタを制御する制御信号を出力するカラムアンプ制御回路104とで構成される回路は全て本実施形態の考え方に集約される。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る固体撮像素子101について説明する。本実施形態では、カラムアンプCAMP(y)は図6に示すような回路で構成される。図6はn列目のカラムアンプCAMP(n)の構成を示す回路図である。図6において、カラムアンプCAMP(n)は、差動型のアンプAMP(n)と、コンデンサCinと、コンデンサCf1と、コンデンサCf2と、コンデンサCf3と、トランジスタTc1と、トランジスタTc2と、トランジスタTc3と、トランジスタTs1と、トランジスタTr5とで構成される。尚、図6において図1と同符号のものは同じものを示す。また、他の列のカラムアンプCAMP(1)からCAMP(N)までについてもn列目のカラムアンプCAMP(n)と同様に動作する。
図6において、第1の実施形態の図4(a)と異なる部分は、コンデンサCLを配置せずに帰還用のコンデンサCf1を負荷容量として兼用していることである。図6において、例えば帰還用のコンデンサCf1をアンプAMP(n)の帰還回路として用いる場合は、トランジスタTc1をオンすると共にトランジスタTs1をオフする。これにより、コンデンサCf1はアンプAMP(n)の出力側からトランジスタTc1を介してアンプAMP(n)の負入力側に接続され、帰還用のコンデンサとして作用する。また、コンデンサCf1をアンプAMP(n)の負荷容量として用いる場合は、トランジスタTc1をオフすると共にトランジスタTs1をオンする。これにより、コンデンサCf1はアンプAMP(n)の出力側からトランジスタTs1を介して接地GNDに接続され、アンプAMP(n)の負荷容量として作用する。
ここで、トランジスタTc1およびトランジスタTs1の制御はカラムアンプ制御回路104によって行われ、カラムアンプ制御回路104から出力される制御信号φGSW1およびφCLSW1によってそれぞれオン/オフされる。第1の実施形態で説明したように、カラムアンプ制御回路104は、固体撮像素子101が搭載されている電子カメラの制御部から指示されるゲインGになるように制御信号φGSW1,φGSW2およびφGSW3を出力する。この時、本実施形態では、例えば制御信号φGSW1をLowレベルにしてトランジスタTc1をオフ状態にし、残りの制御信号φGSW2およびφGSW3を用いてゲイン制御を行う。同時に、制御信号φCLSW1をHighレベルにしてトランジスタTs1をオン状態にし、コンデンサCf1をアンプAMP(n)の負荷容量として用いる。
ここで、低ゲイン時と高ゲイン時の制御について説明する。アンプAMP(n)のゲインGは、入力側のコンデンサCinと、帰還回路を構成するコンデンサCf1,Cf2およびCf3の3つのコンデンサの組合せ容量Cfとの容量比(Cin/Cf)で決まるので、低ゲイン時は組合せ容量Cfを大きくし、高ゲイン時は組合せ容量Cfを小さくする必要がある。例えば理解を容易にするために、コンデンサCf1,Cf2およびCf3が同じ容量値のコンデンサであるものとして説明する。コンデンサCf1,Cf2およびCf3の3つのコンデンサは並列接続されているので、トランジスタTc1,Tc2およびTc3が全てオンの場合、組合せ容量Cfは最大値の(Cf1+Cf2+Cf3)となり、アンプAMP(n)のゲインGは一番低くなる。逆に、アンプAMP(n)のゲインGを高くするには並列接続するコンデンサを減らせばよいので、例えばトランジスタTc1をオフしてコンデンサCf1を帰還回路から外し、組合せ容量Cfを(Cf2+Cf3)とする。さらに高ゲインにする場合は、トランジスタTc2もオフしてコンデンサCf2を帰還回路から外し、組合せ容量CfをCf3とする。このように、低ゲイン時はコンデンサCf1を帰還用のコンデンサとして用いるが、高ゲイン時は使用しないのでトランジスタTs1をオンして接地GNDに接続し負荷容量として利用することができる。尚、上記の説明では、コンデンサCf1,Cf2およびCf3が同じ容量値のコンデンサであるものとしたが、同じ容量値でなくても構わない。
このように、本実施形態に係る固体撮像素子101は、高ゲイン設定時にアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間にコンデンサCf1を負荷容量として使用するので、アンプAMP(n)の出力信号のピーキングや振動を抑えることができ、高速撮影を行っても高画質な画像を得ることができる。特にゲイン設定用の帰還用のコンデンサCf1を負荷容量として用いるので、第1の実施形態に係る固体撮像素子101に比べて回路規模を小さくすることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る固体撮像素子101について説明する。本実施形態では、カラムアンプCAMP(y)は図7に示すような回路で構成される。図6はn列目のカラムアンプCAMP(n)の構成を示す回路図である。図7において、カラムアンプCAMP(n)は、差動型のアンプAMP(n)と、コンデンサCinと、コンデンサCf1と、コンデンサCf2と、コンデンサCf3と、トランジスタTc1と、トランジスタTc2と、トランジスタTc3と、トランジスタTs1と、トランジスタTs2と、トランジスタTs3と、トランジスタTr5とで構成される。尚、図6において図1と同符号のものは同じものを示す。また、他の列のカラムアンプCAMP(1)からCAMP(N)までについてもn列目のカラムアンプCAMP(n)と同様に動作する。
図7において、第2の実施形態の図6と異なる部分は、コンデンサCf1とアンプAMP(n)の出力側との間にトランジスタTs2が配置されていることと、コンデンサCf1とコンデンサCf2とを直列に接続するためのトランジスタTs3が配置されていることである。また、トランジスタTs2とトランジスタTs3の配置に伴って、カラムアンプ制御回路104は、トランジスタTs2とトランジスタTs3を制御する制御信号φCLSW2およびφCLSW3を出力するようになっている。
第2の実施形態の図6では、帰還用のコンデンサCf1のみを負荷容量として兼用するようになっていたが、本実施形態の図7では、帰還用のコンデンサCf1とコンデンサCf2を負荷容量として兼用できるようになっている。図7において、例えば帰還用のコンデンサCf1をアンプAMP(n)の帰還回路として用いる場合は、トランジスタTc1およびトランジスタTs2をオンし、トランジスタTs1およびトランジスタTs3をオフする。これにより、コンデンサCf1はアンプAMP(n)の出力側からトランジスタTs2およびトランジスタTc1を介してアンプAMP(n)の負入力側に接続され、帰還用のコンデンサとして作用する。
また、コンデンサCf1のみをアンプAMP(n)の負荷容量として用いる場合は、トランジスタTc1およびトランジスタTs3をオフし、トランジスタTs1およびトランジスタTs2をオンする。これにより、コンデンサCf1はアンプAMP(n)の出力側からトランジスタTs2およびトランジスタTs1を介して接地GNDに接続され、アンプAMP(n)の負荷容量として作用する。
次に、コンデンサCf1とコンデンサCf2を直列に接続した負荷容量を構成する場合は、トランジスタTc1,トランジスタTc2およびトランジスタTs2をオフし、トランジスタTs1およびトランジスタTs3をオンする。これにより、コンデンサCf1とコンデンサCf2の直列回路はアンプAMP(n)の出力側からトランジスタTs3およびトランジスタTs1を介して接地GNDに接続され、アンプAMP(n)の負荷容量として作用する。
ここで、トランジスタTc1,トランジスタTs1,トランジスタTs2およびトランジスタTs3の制御はカラムアンプ制御回路104によって行われ、カラムアンプ制御回路104から出力される制御信号φGSW1,φCLSW1,φCLSW2およびφCLSW3によってそれぞれオン/オフされる。
尚、先に説明した第2の実施形態では、コンデンサCf1のみをアンプAMP(n)の負荷容量として用いるようにしたが、コンデンサCf1が帰還容量としては適切な容量値であっても負荷容量としては容量値が大き過ぎて過減衰応答になる恐れがある。このような場合でも、本実施形態に係る固体撮像素子101では、コンデンサCf1とコンデンサCf2を直列に接続するので、コンデンサCf1よりも小さな容量値の負荷容量を構成することができる。
このように、本実施形態に係る固体撮像素子101は、ゲイン設定に応じてアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間にコンデンサCf1のみ或いはコンデンサCf1とコンデンサCf2の直列回路を負荷容量として選択して使用できるので、第2の実施形態に係る固体撮像素子101よりも適切にアンプAMP(n)の出力信号のピーキングや振動を抑えることができ、高速撮影を行っても高画質な画像を得ることができる。特にゲイン設定用の帰還用のコンデンサCf1およびコンデンサCf2を負荷容量として兼用するので、第1の実施形態に係る固体撮像素子101のように専用の負荷容量を設ける場合に比べて回路規模を小さくすることができる。
尚、本実施形態では、帰還用のコンデンサとしてコンデンサCf1,Cf2およびCf3の3つのコンデンサを用いる場合について説明したが、3つのコンデンサである必要はなく、複数のコンデンサであれば同様に実現できる。また、図6では、コンデンサCf2とコンデンサCf1とを直列に接続するためのトランジスタTs3を設けたが、トランジスタTs3をトランジスタTs2とコンデンサCf1の間ではなくトランジスタTs3をトランジスタTc1とコンデンサCf1の間に接続することによって、コンデンサCf2とコンデンサCf1とを並列に接続した負荷容量を形成しても構わない。
ここで、上記の第2および第3の実施形態の特徴は、アンプAMP(n)のゲイン設定を行うための帰還用のコンデンサをアンプAMP(n)の出力側と接地GNDとの間に形成する負荷容量と兼用することであり、第2および第3の実施形態ではその一例を示しただけである。従って、帰還用のコンデンサの数や接続方法(並列接続,直列接続、あるいは並列接続と直列接続の混在など)に依らず、これらのコンデンサの一部をアンプAMP(n)の出力側から接地GNDに接続するための少なくとも1つのトランジスタで構成される回路と、これらのトランジスタを制御する制御信号を出力するカラムアンプ制御回路104とで構成される回路は全て第2の実施形態または第3の実施形態の考え方に集約される。
以上、本発明に係る固体撮像素子について、各実施形態で例を挙げて説明してきたが、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の多様な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
101・・・固体撮像素子 102・・・垂直走査回路
103・・・水平出力回路 104・・・カラムアンプ制御回路
105・・・接地線 106・・・VREF(レファレンス電圧)線
P(1,1)〜P(M,N)・・・画素
VLINE(1)〜VLINE(N)・・・垂直信号線
CAMP(1)〜CAMP(N)・・・カラムアンプ
BF(1)〜BF(N)・・・バッファ
PW(1)〜PW(N)・・・定電流源
PGND(1)〜PGND(N)・・・画素GND
SG(1)〜SG(N)・・・信号蓄積部
VREF・・・リファレンス電圧
φSEL(1)〜φSEL(M)・・・タイミング信号
φRES(1)〜φRES(M)・・・タイミング信号
φTX(1)〜φTX(M)・・・タイミング信号
φTD・・・タイミング信号
φTS・・・タイミング信号
PD・・・フォトダイオード
Tr1・・・転送用トランジスタ
Tr2・・・増幅用トランジスタ
Tr3・・・選択用トランジスタ
Tr4・・・リセット用トランジスタ
Tr5・・・カラムアンプリセット用トランジスタ
Tr6・・・画像信号蓄積用トランジスタ
Tr7・・・ダーク信号蓄積用トランジスタ
Cs・・・画像信号蓄積用コンデンサ
Cd・・・ダーク信号蓄積用コンデンサ
FD・・・フローティングデフュージョン部(浮遊拡散領域)
PGND(1)〜PGND(N)・・・画素接地線
VDD・・・電源
GND・・・接地
Tc1,Tc2,Tc3・・・ゲイン選択用トランジスタ
Ts,Ts1,Ts1,Ts1・・・負荷容量選択用トランジスタ
AMP(n)・・・アンプ
Cin・・・入力側コンデンサ
Cf1,Cf2,Cf3・・・帰還用コンデンサ
CL・・・負荷容量
φCARST・・・カラムアンプリセット信号
φGSW1,φGSW2,φGSW3・・・ゲイン制御信号
φCLSW,φCLSW1,φCLSW2,φCLSW3・・・負荷容量制御信号
φCLK・・・A/D変換用クロック信号

Claims (6)

  1. 2次元行列状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する画素と、
    列方向に配置された前記画素と列方向に接続され、前記画素から読み出される電気信号を受け取る複数の垂直信号線と、
    前記垂直信号線に読み出された前記電気信号を所定ゲインで増幅して出力するカラムアンプと、
    前記カラムアンプの出力信号を高インピーダンス入力回路を介して入力し、列毎に順番に出力する水平出力部と、
    前記カラムアンプの出力側と接地側との間に配置された負荷容量と
    を設けたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    前記負荷容量は、複数の負荷容量で構成され、
    前記カラムアンプの設定ゲインに応じて所定容量値になるように前記複数の負荷容量の組み合わせを決定するカラムアンプ制御部を更に設けたことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 2次元行列状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する画素と、
    列方向に配置された前記画素と列方向に接続され、前記画素から読み出される電気信号を受け取る複数の垂直信号線と、
    入力容量と複数の帰還容量とを有し、前記入力容量の容量値(Ci)と前記複数の帰還容量を組み合わせた帰還容量値(Cf)との比(Ci/Cf)で決まる所定ゲインで前記垂直信号線に読み出された前記電気信号を増幅して出力するカラムアンプと、
    前記カラムアンプの出力信号を高インピーダンス入力回路を介して入力し、列毎に順番に出力する水平出力部と、
    前記複数の帰還容量の少なくとも1つの帰還容量の前記カラムアンプへの入力側を、前記カラムアンプの入力側または接地側に接続するスイッチと
    を設けたことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項3に記載の固体撮像素子において、
    前記カラムアンプの設定ゲインに応じて前記スイッチを制御するカラムアンプ制御部を設けたことを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記高インピーダンス入力回路は、バッファアンプで構成されることを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記高インピーダンス入力回路は、A/D変換部で構成されることを特徴とする固体撮像素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012253625A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Canon Inc 固体撮像装置
JP2021040196A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 キヤノン株式会社 放射線撮像装置、放射線撮像システム、及び、放射線撮像装置の制御方法

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