JP2011087049A - コンデンサーマイクロホンのコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロホンで電気信号に変換された音声信号にノイズが乗ることを防止することができるコンデンサーマイクロホンのコネクタおよびそのシールド方法を提供する。
【解決手段】 圧縮スリーブ30がマイクロホンケーブル20に結合され、小径円筒部32は、シールド線の折り返し部21の外周側に圧縮されることによって圧縮スリーブ30とシールド線が電気的に接続され、大径円筒部31は、コネクタ部60とマイクロホンケーブル20の接続部に被せられ、大径円筒部31とコネクタハウジング50が嵌まり合い、ブッシュ40は、圧縮スリーブ30を覆い、大径円筒部31の外周は、コネクタハウジング50の内周に圧接し、大径円筒部33は、外周面に鍔部33を有し、この鍔部33がコネクタハウジング50のマイクロホンケーブル20側端部と、ブッシュ内周の肩43によって圧接している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンデンサーマイクロホンに使用するコネクタ、特にそのシールド構造およびシールド方法に関するものである。
コンデンサーマイクロホンでは、マイクロホンユニットのインピーダンスが高いことから、FET(電界効果型トランジスタ)などを有してなるインピーダンス変換器が用いられている。
タイピン型マイクロホンやグースネック型マイクロホンにおいては、マイクロホンが目立たないようにするために、マイクロホンユニット部にインピーダンス変換器を内蔵し、マイクロホンユニット部とは別に設けた回路収納部に、ローカット回路、出力回路を収納し、専用のマイクケーブルで上記マイクロホンユニット部と回路収納部を接続している。マイクロホンユニット部では音声を電気信号に変換し、この音声信号は、上記回路収納部に伝達され、回路収納部に内蔵された出力回路から出力されるように構成されている。上記ローカット回路、出力回路を内蔵した回路収納部のことを、パワーモジュール部と称している。
マイクロホンユニット部とパワーモジュール部とを接続する専用のマイクロホンケーブルは2芯のシールドケーブルである。このマイクロホンケーブルは、コンデンサーマイクロホンに電源を供給する電源線と、インピーダンス変換器から出力される音声信号をパワーモジュール部に入力する信号線と、これらを静電遮蔽し接地するシールド線で構成されている。
専用のマイクロホンケーブルの部分において音声信号は不平衡で伝送されるため、外部からの雑音に弱い。すなわち、外部からの電磁波の影響を受けやすいという難点がある。より具体的には、専用のマイクロホンケーブル部に外部から電磁波が到達すると、このマイクロホンケーブル部を通じて電磁波がマイクロホンユニット部あるいはパワーモジュール部の内部に入り込み、これらユニット部あるいはモジュール部を構成している半導体素子で検波され、これがノイズとなって音声信号に混入することになる。
マイクロホン出力は、パワーモジュール部から平衡シールドケーブルで出力される。強い電磁波がマイクロホンあるいはマイクロホンの出力ケーブルに加えられると、高周波電流はマイクロホンケーブルを伝わりマイクロホンコネクタを介しマイクロホン内部に入り込み、インピーダンス変換部で復調され、可聴周波数の雑音としてマイクロホンから出力されてしまう。
マイクロホンに対して上記マイクロホンケーブルは、3ピンのマイクロホンコネクタ(EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」で規定されるコネクタ)によって着脱できるように構成されている。上記3ピンのマイクロホンコネクタは、1番ピンが接地、2番ピンが信号のホット側、3番ピンが信号のコールド側として一般に使用されている。
通常のマイクロホンケーブルに取り付けられるコネクタは、ケーブルの芯線とシールド線が、コネクタの互いに接触する雄型と雌型の部品に半田等で直接接続され、金属で作成されたコネクタのハウジングには1番ピンがリード線を介して接続される。このため、マイクロホンケーブルのシールドとコネクタハウジングの間には高周波に関してインピーダンスを持ち、この部分から高周波電流が入り込む。
図4は、専用マイクロホンケーブルに使用するコンデンサーマイクロホンのコネクタ部の従来例を示す。図4において、符号10はコネクタ部を示している。コネクタ部10は雌型で、図示されないマイクロホン側の雄型コネクタが差し込まれることによって雌型のコネクタ部10と雄型のコネクタが電気的に接続されるようになっている。コネクタ部10はいわゆる3ピン型で、マイクロホン側の雄型コネクタと嵌まり合う3個のピンと、これらのピンと電気的に一体でコネクタ部10の後端から突出した端子板を有している。各端子板にはマイクロホンケーブル20の一端側の芯線23,24およびシールド線22がそれぞれ半田付けによって接続されている。マイクロホンケーブル20の外周側には絶縁スリーブ60が通され、その後ろ側からスリーブ70が通され、さらにその後からブッシュ40が通されている。
絶縁スリーブ60はマイクロホンケーブル20の一端側とコネクタ部10との接続部を囲むことによって、この接続部を保護するとともにこの接続部がショートするのを防止するためのもので、コネクタ部10の外径とほぼ同じ外径の部材である。スリーブ70は、マイクロホンケーブル20の一端側とコネクタ部10との接続部を空間的な余裕を持って囲み、絶縁スリーブ60の外径とほぼ同じ内径の円筒部71と、マイクロホンケーブル20の絶縁被覆からなる外周面を圧縮してマイクロホンケーブル20と一体化するための爪部72を有してなる。ブッシュ40は、マイクロホンケーブル20の外径よりわずかに大きな内径を持つテーパー状の根元部41と、スリーブ70を覆うことができ根元部41よりも大径のカバー部42を有してなる。
コネクタ部10は、円筒状のコネクタハウジング50に嵌められる。コネクタハウジング50はコネクタ部10、絶縁スリーブ60、およびスリーブ70の円筒部71を覆うことができるだけの長さを有している。コネクタハウジング50の後端外周は、ブッシュ40の前端内周に嵌まるように構成されている。
また、図4(a)(b)(c)は組み立て順を示している。図4(a)で示すように、コネクタ部10の各端子板にマイクロホンケーブル20の各線を半田付けしてマイクロホンケーブル20をコネクタ部10に接続する。この半田付け後または半田付け前に、マイクロホンケーブル20に絶縁スリーブ60、スリーブ70を通し、図4(b)で示すように絶縁スリーブ60の前端をコネクタ部10の後端に突き当て、さらに絶縁スリーブ60の後端にスリーブ70の円筒部71の前端を突き当て、スリーブ70の爪部72を圧縮して、スリーブ70をマイクロホンケーブル20に結合する。次に、図4(c)で示すように、コネクタ部10、絶縁スリーブ60、およびスリーブ70の円筒部71に被せたコネクタハウジング50の後端部外周をブッシュ40の前端内周に嵌めて、コネクタハウジング50とブッシュ40を一体化する。こうすることによって、コネクタハウジング50およびブッシュ40とともにコネクタ部10、絶縁スリーブ60、スリーブ70およびマイクロホンケーブル20が一体的に結合された形でコネクタが構成されている。
図4に示す従来例は、マイクロホンケーブル20を固定するスリーブ70にシールド線22を接続し、これをコネクタハウジング50に内接させることによってコネクタの部分をシールドする構造になっている。しかしながら、コネクタハウジング50とマイクロホンケーブル20の間に絶縁スリーブ60とスリーブ70が介在して、コネクタハウジング50とマイクロホンケーブル20のシールド線が電気的に不連続になっており、この不連続の部分が外部からの高周波に対して開口部(ないしは開放部)となっていて、ここから電波が入り込むという難点がある。
図4に示す従来例に見られる上記の問題点を解消するために、図5に示すマイクロホンケーブルのシールド構造も提案されている。図5において、マイクロホンケーブル20の一端部で、芯線の外側に被せられているシールド線を外側に折り返してマイクロホンケーブル20のシースの上に被せ、このシールド線の折り返し部21の外側にスリーブ80の小径円筒部81を通し、この小径円筒部81を圧縮して、スリーブ80と上記シールド線を電気的に接続するとともに、スリーブ80をマイクロホンケーブル20に結合している。スリーブ80は、コネクタハウジング50の後端の内径と同じ外径の大径円筒部83を有していて、この大径円筒部83の外周には、コネクタハウジング50が嵌められ、スリーブ80とコネクタハウジング50が電気的に接続されている。
図5に示す従来例は、コネクタハウジング50とスリーブ80を電気的に接触させてシールド構造を連続させ、図4に示す従来例よりもシールド効果を高めることを狙っている。しかしながら、コネクタハウジング50とスリーブ80は端面同士が対向して押し付けられるに過ぎないから、点接触になっていて、十分なシールド効果を得ることができない。
図6は、特許文献1に記載されているマイクロホンコネクタのシールド構造を示している。図6において、コネクタ10、絶縁スリーブ60、および圧縮スリーブ30の大径円筒部31に被せたコネクタハウジング50の後端部外周をブッシュ40の前端部内周に嵌めて、コネクタハウジング50とブッシュ40を一体化するものが提案されている。こうすることによって、コネクタハウジング50とブッシュ40とともにコネクタ部10、絶縁スリーブ60、圧縮スリーブ30およびマイクロホンケーブル20が一体的に結合された形でコネクタが構成されている。この従来例によれば、コネクタ部10とマイクロホンケーブル20の接続部は圧縮スリーブ30の大径円筒部31で覆われ、圧縮スリーブ30の小径円筒部32はマイクロホンケーブル20の端部におけるシールド線の折り返し部22の外周側に嵌められ、かつ、圧縮されてマイクロホンケーブル20のシールド線と電気的に接続され、また、圧縮スリーブ30の大径円筒部31はコネクタハウジング50と嵌り合っているため、マイクロホンケーブル20のシールド線からコネクタハウジング50に至るまで、コネクタ部10とマイクロホンケーブル20の接続部が連続してシールドされることになり、コネクタ部10とマイクロホンケーブル20の接続部のシールド効果が高まる。
特許文献2に記載の発明においては、図6に示す特許文献1記載の構成に加えて、図7に示すように、上述の圧縮スリーブ30の大径円筒部31とコネクタハウジング50が、縦断面形状波形で弾性材からなる導電スリーブ70の介在のもとに嵌まり合っているコネクタが提案されている。導電スリーブ70が圧縮スリーブ30とコネクタハウジング50とを複数の点で電気的に一体に接続する。また、導電スリーブ70の代わりにコンデンサー構造になっているコンデンサースリーブを使用し、シールドを直流的に分離することも提案されている。
特許文献1と特許文献2に記載の発明では、圧縮スリーブ30の外側とコネクタハウジング50の内側を接することによってシールドを構成していた。そのため電磁波が、例えば図6の矢印Aで示すようにコネクタハウジング50とブッシュ40と圧縮スリーブ30の隙間からコネクタハウジング50内部に入り込んでしまうことがあった。電磁波は、ある装置に少しでも隙間があると、矢印Aで示すように液体が流れ込むようにその隙間に侵入し、電磁波の侵入を許すとマイクロホンにノイズが発生する。
これまで述べてきたように、従来、コネクタの部分のシールドは重要視されていなかった。そのため、コネクタの部分から電磁波が進入し、音声信号にノイズが混入する原因となっている。
特に、近年のように携帯電話などの普及によって、高周波の電磁波があらゆる場所に身近に存在していると、高周波信号がマイクロホンケーブルのコネクタ部分から進入し、音声信号にノイズが入り込むケースが増えている。特にコンデンサーマイクロホンの場合は、その近くで携帯電話などを使用すると、携帯電話から出た高周波信号の影響を受けやすく、コネクタ部分から進入した高周波信号がノイズになりやすいという問題がある。
特開2006−67165号公報 特開2007−300598号公報
本発明は、以上説明した従来技術の問題点を解消するためになされたもので、コネクタに進入しようとする電磁波を確実に遮蔽して、マイクロホンで電気信号に変換された音声信号にノイズが乗ることを防止することができるコンデンサーマイクロホンのコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、小径円筒部と大径円筒部を有しシールド材からなる圧縮スリーブと、芯線とシールド線を有し、端部においてシールド線の折り返し部を有するマイクロホンケーブルと、マイクロホンケーブルの芯線とシールド線が接続されるコネクタ部と、コネクタ部を覆うコネクタハウジングと、コネクタハウジングに嵌めこみ、内周に圧縮スリーブの大径円筒部に接合する肩を持つブッシュと、を具備し、圧縮スリーブの小径円筒部は、マイクロホンケーブルの端部におけるシールド線の折り返し部の外周側に嵌められて圧縮されることによって圧縮スリーブとシールド線が電気的に接続されるとともに、圧縮スリーブがマイクロホンケーブルに結合されており、圧縮スリーブの大径円筒部は、コネクタ部とマイクロホンケーブルの接続部に被せられ、圧縮スリーブの大径円筒部とコネクタハウジングが嵌まり合い、ブッシュは、圧縮スリーブを覆い、圧縮スリーブの大径円筒部の外周は、コネクタハウジングの内周に接し、圧縮スリーブの大径円筒部は、外周に鍔部を有し、この鍔部が上記コネクタハウジングの端部と、ブッシュの肩によって挟み込まれていることを最も主要な特徴とする。
コンデンサーマイクロホンのコネクタにおける圧縮スリーブの大径円筒部が、マイクロホンケーブル側端部の外周面に鍔部を有し、この鍔部がコネクタハウジングのマイクロホンケーブル側端部と、ブッシュ内周の肩によって挟み込まれて圧接されていることで、電磁波、特に高い周波数の電磁波が隙間からコネクタハウジング内部に入り込んでしまうことを防止することができる。さらにマイクロホンケーブルのシールド線からコネクタハウジングに至るまで電気的に確実に接続されて開放部が無く、コネクタ全体のシールド効果の向上に寄与している。
本発明にかかるコンデンサーマイクロホンのコネクタの実施例を組み立て順にしたがって示す断面図である。 上記実施例にかかるコンデンサーマイクロホンのコネクタの組み立て状態を示す断面図である。 上記実施例にかかるコンデンサーマイクロホンのコネクタの一部を拡大して示す断面図である。 従来のコンデンサーマイクロホンのコネクタの例を組み立て順にしたがって示す断面図である。 従来のコンデンサーマイクロホンのコネクタの別の例を示す一部断面側面図である。 従来のコンデンサーマイクロホンのコネクタの別の例を示す断面側面図である。 従来のコンデンサーマイクロホンのコネクタの別の例を示す断面側面図である。
以下、本発明にかかるコンデンサーマイクロホンのコネクタの実施例を、図面を参照しながら説明する。なお、図1ないし図3に示す本発明の実施例において、図4ないし図7に示す従来例の構成部分と同じ構成部分には共通の符号を付している。また、本発明にかかるコンデンサーマイクロホンは、圧縮スリーブの形状、コネクタハウジングおよびブッシュの構成に主に特徴がある。実施例において、本発明にかかるコネクタのその他構成は、特許文献1とほぼ同様であるが、本発明はそれに限定されるものではない。
図1、図2において、符号10はコネクタ部を示している。コネクタ部10は雌型で、図示されないマイクロホン側などの雄型コネクタが差し込まれることによって雌型コネクタ部10と雄型コネクタとが電気的に接続されるようになっている。コネクタ部10はいわゆる3ピン型で、マイクロホン側などの雄型コネクタと嵌まり合う3個のピンと、これらのピンと電気的に一体でコネクタ部10の後端から突出した端子板を有している。各端子板にはマイクロホンケーブル20の一端側の芯線23,24およびシールド線22がそれぞれ半田付けによって接続されている。マイクロホンケーブル20の外周側には絶縁スリーブ60が通され、その後ろ側から圧縮スリーブ30が通され、さらにその後からブッシュ40が通されている。
絶縁スリーブ60は、マイクロホンケーブル20の一端側とコネクタ部10との接続部(上述のコネクタ部10の後端乃至マイクロホンケーブル20のシールド線の折り返し部21の前端まで)を後述の圧縮スリーブ30の大径円筒部33とともに囲むことによって、この接続部を保護するとともにこの接続部がショートするのを防止するためのもので、コネクタ部10の外径とほぼ同じ外径の部材である。なお、上記接続部の保護の仕方は、上述のものに限らず、図5の従来例のように大径円筒部31がコネクタ部と上記マイクロホンケーブルの接続部に被せられていてもよく、絶縁スリーブ60をなくすこともできる。
圧縮スリーブ30は、小径円筒部32と大径円筒部31を有してなり、小径円筒部32と大径円筒部31の間には、半径方向に広がる段部が形成されている。圧縮スリーブ30はシールド材、すなわち導電材料からなり、シールド部材として機能する。大径円筒部31は、マイクロホンケーブル20の一端側とコネクタ部10との接続部を、空間的な余裕を持って囲み、絶縁スリーブ60の外径とほぼ同じ外径になっている。小径円筒部32の内径は、マイクロホンケーブル20の外形よりわずかに大きくなっている。マイクロホンケーブル20の一端部では、芯線23および芯線24の外側に被せられているシールド線を外側に折り返すことによって、シールド線がマイクロホンケーブル20のシースの上に被せられ、シールド線の折り返し部21が形成されている。このシールド線の折り返し部21の外側に圧縮スリーブ30の小径円筒部32を通し、この円筒部32を圧縮することにより、圧縮スリーブ30とシールド線が電気的に接続されるとともに、圧縮スリーブ30がマイクロホンケーブル20に結合されている。
圧縮スリーブ30の大径円筒部31は、外周面に鍔部33を有している。大径円筒部31の鍔部33は、大径円筒部31の外周面を1周するリング状の突部で形成されており、小径円筒部32と大径円筒部31の間の半径方向に広がる段部の外周部に形成されている。また、ブッシュ40は、マイクロホンケーブル20の外径よりわずかに大きな内径を持つテーパー状の根元部41と、圧縮スリーブ30を覆うことができ根元部41よりも大径のカバー部42と、内周に上記圧縮スリーブ30の鍔部33を押圧するように設計された肩43を有してなる。図示のようにブッシュ40の肩43は、ブッシュ40の内周の径を大径円筒部31の外周の径より小さくしたことによりできている段部であり、ブッシュ40を圧延スリーブ30に嵌めたときに大径円筒部31のケーブル側端部を押圧することができるように形成されている。また、ブッシュ40のコネクタ部10側の内周の径と大径円筒部31の外径は略同じに設計されている。ブッシュ40の肩43は、上記圧縮スリーブ30の大径円筒部31の周面がブッシュ40に覆われるように、長さ方向の適宜の位置に形成されている。
コネクタ部10は円筒状のコネクタハウジング50の内周側に嵌められる。コネクタハウジング50は、コネクタ部10、絶縁スリーブ60、および圧縮スリーブ30の大径円筒部31を覆うことができるだけの長さを有している。そして、図2及び図3のように全体が組み立てられると、圧縮スリーブ30の鍔部33は、コネクタハウジング50のマイクロホンケーブル20側端部と、ブッシュ40の肩43によって挟み込まれて押圧される。圧縮スリーブ30と鍔部33は、いわゆる挽き物加工によって一体で形成されていると、コネクタハウジング50と鍔部33との図3で示す接触面Bにおける筋状の切削痕が、両者近似の形状となってよくかみ合わされ、電磁波をより強力にシールドすることができる。鍔部33の立体形状としては適宜のものが選択できるが、コネクタハウジング50との接触面が平坦に形成されていると電磁波の侵入を防ぐために好ましい。コネクタハウジング50とブッシュ42は、図3に符号Cで示すように、両者を螺合によって結合すれば、より強固に両者がかみ合うことになり好ましい。
上述のようにすることにより、電磁波、特に、携帯電話で使用されている電波のように高い周波数の電磁波が、コネクタハウジング50とブッシュ40と圧縮スリーブ30の隙間などからコネクタハウジング50内部に入り込むことを防止することができる。マイクロホンケーブル20のシールド線からコネクタハウジング50に至るまで電気的に確実に接続されて開放部が無く、コネクタ全体のシールド効果の向上に寄与している。
図1(a)(b)(c)は組み立て順を示している。図1(a)で示すように、コネクタ部10の各端子板にマイクロホンケーブル20の各線を半田付けしてマイクロホンケーブル20をコネクタ部10に接続する。図1(b)で示すように、この半田付け後または半田付け前にマイクロホンケーブル20に絶縁スリーブ60、圧縮スリーブ30を通し、絶縁スリーブ60の前端をコネクタ部10の後端に突き当てる。さらに絶縁スリーブ60の後端部外周に圧縮スリーブ30の大径円筒部31の前端部内周を嵌め、これと同時に、圧縮スリーブ30の小径円筒部32を、マイクロホンケーブル20のシールド線の折り返し部21に、これを外側から囲むようして嵌める。次に、圧縮スリーブ30の小径円筒部32を圧縮し、圧縮スリーブ30をマイクロホンケーブル20に結合するとともに、マイクロホンケーブル20のシールド線と圧縮スリーブ30を電気的に一体となるように接続する。
次に、図1(c)で示すように、コネクタ部10、絶縁スリーブ60、および圧縮スリーブ30の大径円筒部31に被せたコネクタハウジング50の後端部外周をブッシュ40の前端内周に嵌めて、コネクタハウジング50とブッシュ40を一体化する。こうすることによって、コネクタハウジング50とブッシュ40とともにコネクタ部10、絶縁スリーブ60、圧縮スリーブ30およびマイクロホンケーブル20が一体的に結合された形でコネクタが構成されている。また、図2、図3に示すように、圧縮スリーブ30の外周に形成されている鍔部33が、コネクタハウジング50の端部と、ブッシュ40の肩43によって挟み込まれている。
以上説明した実施例によれば、電磁波、特に高い周波数の電磁波が、コネクタハウジング50とブッシュ40と圧縮スリーブ30の隙間などからコネクタハウジング50内部に入り込むことを防止することができる。さらに、コネクタ部10とマイクロホンケーブル20の接続部は圧縮スリーブ30の大径円筒部31と絶縁スリーブ60で覆われ、圧縮スリーブ30の小径円筒部32はマイクロホンケーブル20の端部におけるシールド線の折り返し部22の外周側に嵌められ、かつ、圧縮されてマイクロホンケーブル20のシールド線と電気的に接続され、また、圧縮スリーブ30の大径円筒部31はコネクタハウジング50と嵌り合っているため、マイクロホンケーブル20のシールド線からコネクタハウジング50に至るまで、コネクタ10とマイクロホンケーブル20の接続部が連続してシールドされることになり、コネクタ10とマイクロホンケーブル20の接続部のシールド効果が高まる。また、コネクタ10とマイクロホンケーブル20の接続部は、小径円筒部32と大径円筒部31を有する一体構造の圧縮スリーブ30で覆われ、小径円筒部32は圧縮によってマイクロホンケーブル20のシールド線に接続され、大径円筒部31はコネクタハウジング50との嵌まり合いによって電気的に接続されるため、マイクロホンケーブル20のシールド線からコネクタハウジング50に至るまで電気的に確実に接続され、シールドに対する開放部(開口部)が無く、コネクタ全体のシールド効果の向上に寄与している。
圧縮スリーブ30の小径円筒部32と大径円筒部31の間には、半径方向に広がる段部が形成されているため、上記段部が、外部から進入しようとする高周波信号を有効に遮蔽し、この点からもコネクタ全体のシールド効果の向上に寄与している。マイクロホンケーブル20のシールド線の折り返し部22において圧縮スリーブ30の小径円筒部32が圧縮されているため、マイクロホンケーブル20のシールド線と圧縮スリーブが確実に接続され、電気的な接触抵抗を低くすることができ、この点からもコネクタ全体のシールド効果の向上に寄与している。
本発明は、コンデンサーマイクロホン以外のマイクロホンのコネクタとして、あるいはマイクロホン用途以外のコネクタとして構成することも可能であるが、雑音源となる外部の高周波信号の影響を受けやすいコンデンサーマイクロホンのコネクタとして構成することにより、より大きな効果を得ることができる。また、本発明にかかるコンデンサーマイクロホンのコネクタの構成は、特に上述のもの限定されるものではなく、特許文献2に記載の発明のように、コンデンサーを構成するスリーブを組み込み、あるいは、導電性の布からなるリングなどを組み込んでもよい。
10 コネクタ部
20 マイクロホンケーブル
21 シールド線の折り返し部
30 圧縮スリーブ
31 大径円筒部
32 小径円筒部
33 鍔部
40 ブッシュ
43 ブッシュ内面の肩
50 コネクタハウジング

Claims (3)

  1. 小径円筒部と大径円筒部を有しシールド材からなる圧縮スリーブと、
    芯線とシールド線を有し、端部において上記シールド線の折り返し部を有するマイクロホンケーブルと、
    上記マイクロホンケーブルの芯線とシールド線が接続されるコネクタ部と、
    上記コネクタ部を覆うコネクタハウジングと、
    上記コネクタハウジングを嵌めこみ、内周に上記圧縮スリーブの大径円筒部に接合する肩を持つブッシュと、を具備し、
    上記圧縮スリーブの上記小径円筒部は、上記マイクロホンケーブルの端部におけるシールド線の折り返し部の外周側に嵌められて圧縮されることによって上記圧縮スリーブと上記シールド線が電気的に接続されるとともに、上記圧縮スリーブが上記マイクロホンケーブルに結合されており、
    上記圧縮スリーブの上記大径円筒部は、上記コネクタ部と上記マイクロホンケーブルの接続部に被せられ、
    上記圧縮スリーブの上記大径円筒部と上記コネクタハウジングが嵌まり合い、
    上記ブッシュは、上記圧縮スリーブを覆い、
    上記圧縮スリーブの上記大径円筒部の外周は、上記コネクタハウジングの内周に接し、
    上記圧縮スリーブの上記大径円筒部は、外周に鍔部を有し、この鍔部が上記コネクタハウジングの端部と、上記ブッシュの上記肩によって挟み込まれていることを特徴とするコンデンサーマイクロホンのコネクタ。
  2. 圧縮スリーブの小径円筒部と大径円筒部の間には、半径方向に広がる段部が形成されていて、この段部に鍔部を有している請求項1に記載のコンデンサーマイクロホンのコネクタ。
  3. 圧縮スリーブは、上記圧縮スリーブの鍔部とともに一体成形されている請求項1または2に記載のコンデンサーマイクロホンのコネクタ。
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