JP2011086451A - リチウムイオン二次電池の評価方法及び評価装置 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の評価方法及び評価装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池のエージング工程の初期段階において、SEI膜の生成状況を判定することを可能とする、リチウムイオン二次電池の評価方法及び評価装置を実現する。
【解決手段】被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
前記周波数特性に基づき、フィッティング処理により、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するステップと、
最適値を決定したパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するステップと、
経時的な測定毎に抽出された前記Rpeパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定するステップと、
を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の製造工程における、インピーダンス測定によるSEI皮膜生成状態の判定・電池性能評価に関する。
従来、リチウムイオン二次電池が安定して製造できたかどうかを判定するためには、エージング工程後に充放電サイクル試験等の長時間の検査を行っている。また長時間の検査を行った結果、不良と判定される電池も多い。
また、インピーダンス測定による非破壊のリチウムイオン二次電池判定方法が、特許文献1、特許文献2等でいくつか提案されているが、どれも電池製造後の性能や安全性の判定のために用いられており、製造工程での良否判定には使用されていない。
特開2004−535598号公報 特開2009−097878号公報
リチウムイオン二次電池を安定して製造するためには、電極表面にSEI(Solid Electrolyte Interface:固体電解質界面)皮膜が安定的に生成されるかどうかがポイントとなることがよく知られている。しかしSEI皮膜は、電池組み立て後のエージング工程において生成されるため、組み立て前に直接測定することはできない。
また、SEI皮膜生成後の検査が、X線を用いたりして行われているが、破壊検査となってしまう。そのため、SEI皮膜は厚みの制御等が難しく、そもそも生成されたかどうかも判断しにくい。また一度生成された後も、環境条件や負荷条件により剥離や成長することが知られている。
従って、従来は、電池を組み立てエージングした後に長時間の充放電試験を行って、電池としての動作が安定しているかどうかを確認することで、間接的にSEI皮膜が安定的に生成されているかを判断している。その上、SEI皮膜をより確実に生成させるため、エージング工程でも数サイクルの充放電が行われており、必要以上に時間がかかっている。
また、製造後のインピーダンス測定による判定では、インピーダンス形状の差や、等価回路モデルのフィッティングによる特定のパラメータ値から、容量判別や安全性の比較を行っていた。
本発明の目的は、リチウムイオン二次電池のエージング工程の初期段階において、SEI皮膜の生成状況を判定することを可能とする、リチウムイオン二次電池の評価方法及び評価装置を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
前記周波数特性に基づき、フィッティング処理により、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するステップと、
最適値を決定したパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するステップと、
経時的な測定毎に抽出された前記Rpeパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定するステップと、
を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
(2)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
前記周波数特性に基づくナイキストプロットの高周波領域の形状を抽出するステップと、
抽出された高周波領域の形状より、SEI皮膜生成の状態を反映するReパラメータ値を抽出するステップと、
経時的な測定毎に抽出された前記Reパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定するステップと、
を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
(3)抽出された高周波領域の直線部分の長さを前記Reパラメータ値として抽出することを特注とする(2)に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(4)前記リチウムイオン二次電池の初回充電開始より所定時間もしくは所定充放電サイクル回数以内に、前記パラメータ値が所定の閾値以下に低下した場合に良品と判定することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(5)前記リチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性の測定は、前記リチウムイオン二次電池の電極内での固相内拡散の影響が出ない下限以上の周波数域において実行されることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(6)前記パラメータ値の変化傾向監視は、前記リチウムイオン二次電池のエージング工程において実施されることを特徴とする(1)乃至(5)のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(7)前記リチウムイオン二次電池のエージング工程において、エージング時の負荷及び環境条件の少なくともいずれかを変化させ、前記リチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性の測定を実行することにより、負荷及び環境条件を最適化することを特徴とする(6)に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(8)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
前記周波数特性に基づき、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するフィッティング処理手段と、
最適値を決定したパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
経時的な測定毎に抽出された前記Rpeパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定する判定処理部と、
を備えることを特徴とする二次電池のリチウムイオン評価装置。
(9)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
前記周波数特性に基づくナイキストプロットの高周波領域の形状を抽出する、高周波領域抽出手段と、
抽出された高周波領域の形状より、SEI皮膜生成の状態を反映するReパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
経時的な測定毎に抽出された前記Reパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定する判定処理部と、
を備えることを特徴とする二次電池のリチウムイオン評価装置。
(10)抽出された高周波領域の直線部分の長さを前記Reパラメータ値として抽出するパラメータ抽出手段を備えることを特徴とする(9)に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
(11)前記判定処理部は、前記リチウムイオン二次電池の初回充電開始より所定時間もしくは所定充放電サイクル回数以内に、前記パラメータ値が所定の閾値以下に低下した場合に良品と判定することを特徴とする(9)または(10)に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
(12)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
前記周波数特性に基づき、フィッティング処理により、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するステップと、
最適値を決定したパラメータの内、前記リチウムイオン二次電池の電解液抵抗等を反映するRsolパラメータ値及びSEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するステップと、
抽出された前記Rsolパラメータ値及び前記Rpeパラメータ値と、出荷時のRsolパラメータ値及びRpeパラメータ値との比較により、劣化過程を推測するステップと、
を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
(13)抽出された前記Rsolパラメータ値が出荷時のRsolパラメータ値より所定値増加している場合に、抽出された前記Rpeパラメータ値が出荷時のRpeパラメータ値に対して変化していない場合と、抽出された前記Rpeパラメータ値がRsolパラメータ値と共に増加している場合により、劣化過程を推測することを特徴とする(12)に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
(14)被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
前記周波数特性に基づき、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するフィッティング処理手段と、
最適値を決定したパラメータの内、前記リチウムイオン二次電池の電解液抵抗等を反映するRsolパラメータ値及びSEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
抽出された前記Rsolパラメータ値及び前記Rpeパラメータ値と、出荷時のRsolパラメータ値及びRpeパラメータ値との比較により、劣化過程を推測する劣化過程推測手段と、
を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価装置。
(15)前記劣化過程推定手段は、抽出された前記Rsolパラメータ値が出荷時のRsolパラメータ値より所定値増加している場合に、抽出された前記Rpeパラメータ値が出荷時のRpeパラメータ値に対して変化していない場合と、抽出された前記Rpeパラメータ値がRsolパラメータ値と共に増加している場合により、劣化過程を推測することを特徴とする(14)に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)非破壊でリチウムイオン二次電池内のSEI皮膜の生成状態を把握することができる。
(2)長時間の充放電サイクル試験を行う前に、SEI皮膜の生成状態を把握することができ、良否判定に要する時間を大幅に短縮することができる。
(3)エージング工程の条件を最適化することができる。
(4)出荷後の劣化過程を高精度で推定することができる。
本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の一実施例を示す機能ブロック図である。 リチウムイオン二次電池の等価回路モデルである。 フィッティング処理の手順を説明するフローチャートである。 良否判定処理を説明するRpeパラメータ値の遷移を示す特性図である。 本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の他の実施例を示す機能ブロック図である。 リチウムイオン二次電池のナイキストプロットを示す特性図である。 良否判定処理を説明するReパラメータ値の遷移を示す特性図である。 本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の更に他の実施例を示す機能ブロック図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の一実施例を示す機能ブロック図である。評価装置は、被評価対象のリチウムイオン二次電池10のエージング環境A、SEIパラメータ抽出ユニット20、判定ユニット30で構成されている。
SEIパラメータ抽出ユニット20は、インピーダンス測定部21、ナイキストプロット生成部22、パラメータ推定部23、統括管理部24よりなる。インピーダンス測定部21は、所定周波数範囲の交流電圧efを被評価対象のリチウムイオン二次電池10の正負極間に印加し、流れる電流ifに基づいて周波数に対応したインピーダンスZiを測定して出力する。データ取得の際、固相内拡散等の影響を除去するため、低周波側は数100mHz程度までに留める。なお交流を流し、電圧を測定してインピーダンスを求めるものでもよい。
ナイキストプロット生成部22は、インピーダンス測定部21からのインピーダンス測定データZiを取得してナイキストプロットNP1を生成して出力する。リチウムイオン二次電池のインピーダンスのナイキストプロットNPは、後述する図6(A)に示されている。
パラメータ推定部23は、等価回路モデル23a、フィッティング処理手段23b、パラメータ抽出手段23cよりなる。パラメータ推定部23は、ナイキストプロット生成部22からのナイキストプロットNP1及び等価回路モデル23aで計算されるナイキストプロットNP2を取得し、両者のインピーダンス軌跡が一致するように等価回路モデル23aのパラメータを調整し、パラメータの最適値を決定する。
等価回路モデル12aでナイキストプロットNP2を計算するためのインピーダンス測定の周波数範囲及び最低周波数は、前述したインピーダンス測定部21によるリチウムイオン二次電池10のインピーダンス測定と同一条件とされる。
パラメータ抽出手段23cは、最適値を決定した等価回路モデル23aのパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出して判定ユニット30に渡す。
図2は、リチウムイオン二次電池の等価回路モデルである。この等価回路モデルは、特許文献2にも開示されており、周知である。等価回路の構成は、電解液抵抗Rsolの後段に、SEI皮膜の状態を反映するパラメータである抵抗RpeとインピーダンスZfの分圧回路が複数段にカスケード接続された構成である。
インピーダンスZfは、SEI皮膜の表面反応を表す抵抗RfとコンデンサCfの並列回路及び電極内のイオン出入反応を示す抵抗RctとコンデンサCdlの並列回路の直列接続で構成されている。
リチウムイオン二次電池では、コンポジット電極が採用されているため、電極表面には多数の細孔が存在している。等価回路内のRpe値は、その細孔内を伝播する溶液抵抗を表している。
エージング前のリチウムイオン二次電池では、細孔の影響が大きく、図6(A)に示すように、ナイキストプロットにおいて高周波領域に直線部Kが現れる。しかしエージングでSEI皮膜が生成されることにより、細孔内がSEI皮膜の成分によって埋められ、この直線部がK´のように短くなっていき、電極表面が完全に皮膜に覆われると無くなる。
この変化は、等価回路においてRpe値の減少となって表れる。よって、エージング工程でこのRpe値を確認することにより、長時間の充放電サイクル試験を行う前にSEI皮膜の生成状況を判定することができる。
図1の実施例では、フィッティング処理によりSEI皮膜の状態を反映するパラメータ値であるRpeパラメータ値を決定し、その値の時系列的な変化に基づいてリチウムイオン二次電池の良否判定を実行する。
図3は、フィッティング処理の手順を説明するフローチャートである。フィッティング処理による等価回路モデルの最適パラメータ決定手法は周知であり、特許文献1にその詳細が開示されている。
ステップS1で処理が開始されると、ステップS2でナイキスト生成部22からナイキストプロットNP1を読み込み、ステップS3で等価回路モデル23aの各パラメータに初期値を設定する。
ステップS4で、設定した初期値に基づくナイキストプロットNP2を計算し、ステップS5でNP1とNP2を比較し、ずれが所定値以下でなければステップS3に戻り、初期値を変更して再度NP2を計算し、NP1と比較する。
ステップS6のチェックで、ずれが所定値以下であれば初期値の設定は終了し、ステップS7で変化させるパラメータを選択し、ステップS8でパラメータを調整してNP2を計算し、ステップS9でNP1と比較する。
NP1とNP2の誤差がステップS10でチェックされ、誤差が所定値より大であればステップS7に戻りパラメータの再調整とNP2の計算を実行する。ステップS10のチェックで誤差が所定値以下になればステップS11で等価回路のパラメータを決定し、ステップS12で終了する。
図1に示す判定ユニット30は、トレンドデータ保持手段31、判定処理部32、表示・出力手段32よりなる。判定処理部32は、トレンド生成手段32a、閾値判定手段32bを備える。
トレンドデータ保持手段31は、パラメータ抽出手段23cから時系列的に出力されるRpeパラメータ値を、エージングの充電開始からの時系列的に記憶保持する。判定処理部32のトレンド生成手段32aは、最新のRpeパラメータ値と、トレンドデータ保持手段31から取得する、充電開始からの時系列的なRpeパラメータ値によりトレンドを生成する。
閾値判定手段32bは、エージングの初回充電開始より所定時間もしくは所定充放電サイクル回数以内にRpeパラメータ値が所定の閾値以下に低下した場合に良品と判定する。さらにエージングの充放電サイクルの途中でも、Rpeパラメータ値が閾値以下となりSEI皮膜が十分にできたと判断されればエージング終了とできるため、不必要なサイクルを回す必要がなくなり、エージング時間の短縮、サイクル劣化の抑制に繋がる。
図4は、良否判定処理を説明するRpeパラメータの遷移を示す特性図である。初回充電開始T0から所定周期でRpeパラメータ値のトレンド変化をチェックし、充電開始時の初期値R0から、例えばT7の測定時間内でRpeパラメータ値が閾値Rx以下に遷移した製品を良品と判定する場合、L1のトレンド変化製品は不良品と判定され、L2のトレンド変化製品は良品と判定される。
図1に示す統括管理部24は、インピーダンス測定部21、ナイキストプロット生成部22、パラメータ推定部23のシーケンス制御を統括すると共に、エージング環境Aを制御し、エージング工程での負荷や温度等の条件を変化させて、同様のインピーダンス計測・等価回路フィッティングを行うことで、工程の条件最適化を図ることができる。これは電池に使用される材料を変更した場合等に、有効な情報となる。
図5は、本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の他の実施例を示す機能ブロック図である。この実施例では、図1で採用した等価回路モデルとフィッティング処理による手法ではなく、被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンス測定で生成されるナイキストプロットNPの高周波領域の形状から直接的にSEI皮膜生成の状態を推定する手法を特徴とする。
図1の構成との差は、パラメータ推定部25である。このパラメータ推定部25は、高周波領域抽出手段25a、直線近似演算手段25b、パラメータ抽出手段25cを備えている。
高周波領域抽出手段25aは、ナイキストプロット生成部22から渡されるナイキストプロットデータNPから高周波領域データを抽出して直線近似演算手段25bに渡す。直線近似演算手段25bは、高周波領域の直線部の長さ(実軸の抵抗値Re)を近似演算する。パラメータ抽出手段25cは、演算された抵抗値Reを、Reパラメータ値として出力し、判定ユニット30に渡す。
図6(A)は、リチウムイオン二次電池のナイキストプロットNPを示す特性図であり、図6(B)はその高周波領域を拡大して示した特性図である。
リチウムイオン二次電池ではコンポジット電極が採用されているため、電極表面には多数の細孔が存在している。エージング前の電池においては細孔の影響が大きく、ナイキストプロットにおいて高周波領域に直線部Kが現れる。
しかし、エージングでSEI皮膜が生成されることにより、細孔内がSEI皮膜の成分によって埋められ、この直線部がK´のように短くなっていき、電極表面が完全に皮膜に覆われると無くなる。よって、この直線部の長短をチェックすることにより、SEI皮膜の生成状況を判断することができる。
この形状変化判定方法の、一例を示す。まず測定されたインピーダンスの高周波数点のデータを用い、式1のように直線に近似する。この時傾きαは、1近傍の指定された範囲とする。
f(z)=|-Im[Z]calc| = α・Re[Z] + β (式1)
Δ=|-Im[Z]|- f(z) (式2)
次に周波数を下げていき、式2より実測の|-Im[Z]|値と計算されるf(z)値の差Δを算出する。Δがある閾値以上となった時、インピーダンスの直線部は終了したとみなし、そのRe[Z]値をR0とする。
エージング工程中に測定を続けると、初期にはR0であったReパラメータ値は徐々に小さくなり、R0より十分小さいある閾値Rf以下になったところでSEI皮膜が生成されたものと判断する。このようにして、適切なΔ、Rf等を設定することによって、SEI皮膜の生成を自動的に判定することができる。
判定方法は上記の手法に限定されない。SEI皮膜生成後のインピーダンス形状を仮定しておいて、ある周波数範囲でそのインピーダンスとの残差二乗和が閾値より小さくなることで生成を判定する等、さまざまな判定方法が考えられる。またデータに誤差が大きい場合は一点で判定せず数点以上変化すること、Δ>0等の条件を加えることで、精度を向上することができる。
図7は、良否判定処理を説明するReパラメータ値の遷移を示す特性図である。初回充電開始T0から所定周期でReパラメータ値のトレンド変化をチェックし、例えばT7の測定周期でRe値が初期値R0から閾値Rf以下に遷移した製品を良品と判定する場合、L1のトレンド変化製品は不良品と判定され、L2のトレンド変化製品は良品と判定される。
図8は、本発明を適用したリチウムイオン二次電池の評価装置の更に他の実施例を示す機能ブロック図である。図1、図5の実施例は、リチウムイオン二次電池のエージング初期段階での良否判定が主題であるが、図8の実施例は製品出荷後における劣化判定を主題としている。図1、図5との構成上の差異は、判定ユニット30に代えて劣化過程推定ユニット40を備える。
従来の劣化判定では、等価回路におけるRsol値(1kHzでのインピーダンス値で代用することが多い)を使用することが一般的であり、Rsol値の出荷時の初期値と現在の測定値との比較で劣化要因を判定していた。
Rsol値の増加であれば、電解液の分解による溶液抵抗増加や、SEI皮膜成長や集電板剥離などによる内部抵抗の増加、Rsol値の減少であればマイクロショートなどによる内部抵抗の減少に起因すると判定される。Rsol値増加は容量低下に、Rsol値減少は自己放電増加に繋がる。
Rsol値増加での要因判定にRpe値を加えると、さらに詳細な判定をすることができる。即ち、Rsol値増加時にRpe値が変化していなければ、SEI皮膜は引き続き存在しているため、皮膜成長や集電板剥離が原因といえる。
しかし、Rsol値の増加と共にRpe値も同時に増加していれば、SEI皮膜が剥離しており、その再生成のための電解液分解が生じているといえる。皮膜の剥離は充放電サイクルでの電極の膨張・収縮による影響が大きく、皮膜成長は高温や高SOC(State Of Charge:特定充電状態)での放置の影響が大きいため、これらの要因を分離することで劣化に至った過程を推測することができる。劣化の過程を把握できれば、電池の使用方法や充電方法等の改善に役立てることができる。
劣化過程推定ユニット40は、出荷時データ保持手段41、出荷時データ読み出し手段42、Rsol比較手段43、Rpe比較手段44、劣化過程推定手段45、表示・出力手段46よりなる。
出荷時データ読み出し手段42は、出荷時データ保持手段41より被評価対象のリチウムイオン二次電池10の出荷時データRsol´値及びRpe´値を読み出し、Rsol比較手段43及びRpe比較手段44に渡す。
Rsol比較手段43は、パラメータ抽出手段23cより最適値が決定されているRsol値を取得して出荷時データRsol´値と比較する。Rsol値が出荷時データRsol´より所定値増加していれば増加情報を劣化過程推測手段45に通知する。
Rpe比較手段44は、Rpe´とパラメータ抽出手段23cより最適値が決定されているRpe値を取得し、Rpe値が不変であるか、Rsol値の増加と共に増加しているかの情報を劣化過程推測手段45に通知する。劣化過程推測手段45は、これらの情報に基づき劣化過程の推測診断を実行し、診断結果を表示・出力手段46に出力する。
本発明によれば、Rpe値及びRsol値を高精度で推定できるので、Rsol値を1kHzでのインピーダンス値で代用する従来手法に比較して劣化過程推定の精度を格段に向上させることができる。
10 リチウムイオン二次電池
20 SEIパラメータ抽出ユニット
21 インピーダンス測定部
22 ナイキストプロット生成部
23 パラメータ推定部
23a 等価回路モデル
23b フィッティング処理手段
23c パラメータ抽出手段
24 統括制御部
30 判定ユニット
31 トレンドデータ保持手段
32 判定処理部
32a トレンド生成手段
32b 閾値判定手段
33 表示・出力手段

Claims (15)

  1. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
    前記周波数特性に基づき、フィッティング処理により、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するステップと、
    最適値を決定したパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するステップと、
    経時的な測定毎に抽出された前記Rpeパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定するステップと、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
  2. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
    前記周波数特性に基づくナイキストプロットの高周波領域の形状を抽出するステップと、
    抽出された高周波領域の形状より、SEI皮膜生成の状態を反映するReパラメータ値を抽出するステップと、
    経時的な測定毎に抽出された前記Reパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定するステップと、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
  3. 抽出された高周波領域の直線部分の長さを前記Reパラメータ値として抽出することを特注とする請求項2に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  4. 前記リチウムイオン二次電池の初回充電開始より所定時間もしくは所定充放電サイクル回数以内に、前記パラメータ値が所定の閾値以下に低下した場合に良品と判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  5. 前記リチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性の測定は、前記リチウムイオン二次電池の電極内での固相内拡散の影響が出ない下限以上の周波数域において実行されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  6. 前記パラメータ値の変化傾向監視は、前記リチウムイオン二次電池のエージング工程において実施されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  7. 前記リチウムイオン二次電池のエージング工程において、エージング時の負荷及び環境条件の少なくともいずれかを変化させ、前記リチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性の測定を実行することにより、負荷及び環境条件を最適化することを特徴とする請求項6に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  8. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
    前記周波数特性に基づき、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するフィッティング処理手段と、
    最適値を決定したパラメータの内、SEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
    経時的な測定毎に抽出された前記Rpeパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定する判定処理部と、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価装置。
  9. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
    前記周波数特性に基づくナイキストプロットの高周波領域の形状を抽出する、高周波領域抽出手段と、
    抽出された高周波領域の形状より、SEI皮膜生成の状態を反映するReパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
    経時的な測定毎に抽出された前記Reパラメータ値の変化傾向に基づき、前記SEI皮膜の正常生成の有無を判定する判定処理部と、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価装置。
  10. 抽出された高周波領域の直線部分の長さを前記Reパラメータ値として抽出するパラメータ抽出手段を備えることを特徴とする請求項9に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
  11. 前記判定処理部は、前記リチウムイオン二次電池の初回充電開始より所定時間もしくは所定充放電サイクル回数以内に、前記パラメータ値が所定の閾値以下に低下した場合に良品と判定することを特徴とする請求項9または10に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
  12. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するステップと、
    前記周波数特性に基づき、フィッティング処理により、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するステップと、
    最適値を決定したパラメータの内、前記リチウムイオン二次電池の電解液抵抗等を反映するRsolパラメータ値及びSEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するステップと、
    抽出された前記Rsolパラメータ値及び前記Rpeパラメータ値と、出荷時のRsolパラメータ値及びRpeパラメータ値との比較により、劣化過程を推測するステップと、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価方法。
  13. 抽出された前記Rsolパラメータ値が出荷時のRsolパラメータ値より所定値増加している場合に、抽出された前記Rpeパラメータ値が出荷時のRpeパラメータ値に対して変化していない場合と、抽出された前記Rpeパラメータ値がRsolパラメータ値と共に増加している場合により、劣化過程を推測することを特徴とする請求項12に記載のリチウムイオン二次電池の評価方法。
  14. 被評価対象のリチウムイオン二次電池のインピーダンスの周波数特性を測定するインピーダンス測定部と、
    前記周波数特性に基づき、前記リチウムイオン二次電池の等価回路モデルのパラメータの最適値を決定するフィッティング処理手段と、
    最適値を決定したパラメータの内、前記リチウムイオン二次電池の電解液抵抗等を反映するRsolパラメータ値及びSEI皮膜生成の状態を反映するRpeパラメータ値を抽出するパラメータ抽出手段と、
    抽出された前記Rsolパラメータ値及び前記Rpeパラメータ値と、出荷時のRsolパラメータ値及びRpeパラメータ値との比較により、劣化過程を推測する劣化過程推測手段と、
    を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池の評価装置。
  15. 前記劣化過程推定手段は、抽出された前記Rsolパラメータ値が出荷時のRsolパラメータ値より所定値増加している場合に、抽出された前記Rpeパラメータ値が出荷時のRpeパラメータ値に対して変化していない場合と、抽出された前記Rpeパラメータ値がRsolパラメータ値と共に増加している場合により、劣化過程を推測することを特徴とする請求項14に記載のリチウムイオン二次電池の評価装置。
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