JP2011085902A - 電子写真用トナー用エステル化合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電子写真又は静電印刷等において静電荷像を現像するために用いられる電子写真用又は静電印刷用として好適な前記諸物性を満たす電子写真用トナーを製造する原料として好適な電子写真用トナー用エステル化合物を提供する。
【解決手段】
炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物を反応させて得られ、かつ、式1を満たす電子写真用トナー用エステル化合物。
10℃<T2−T1<50℃ 式1
T1=炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールの示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
T2=電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
【選択図】 なし

Description

本発明は、電子写真用トナー用エステル化合物及び電子写真用トナーに関し、更に詳しくは、電子写真用トナーに用いることができる電子写真用トナー用エステル化合物に関する。
従来、電子写真法で感光体上に形成される静電荷像は、潜像を現像剤で現像してトナー画像を形成した後、紙などにトナー画像を転写、定着される。トナー画像の定着は、熱効率が高くて高速定着ができる熱ローラー定着方式が広く採用されている。この方式で省エネルギーを達成するには、トナーの低温定着性が要求される。これまではトナー用結着樹脂の軟化点を下げる手法が取り入られてきたが、これらの手法ではガラス転移点の低下を伴うため、トナーの保存安定性が劣る結果となっている。このため、エステルワックスなどの低融点のワックスを結着樹脂やトナーに添加する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法によるトナーは離型性が増し、高温オフセット性は良くなるものの、低温定着性の向上は十分でなかった。一方、結着樹脂やトナーに可塑剤を添加する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。このトナーは融点が下がるため低温定着性にすぐれるものの、保存安定性や耐久性が悪くなるという問題があった。
特開2002−212142号公報 特開2005−208350号公報
本発明の課題は、電子写真又は静電印刷等において静電荷像を現像するために用いたときにトナーの保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性が優れる電子写真用又は静電印刷用として好適な電子写真用トナー用エステル化合物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意検討した結果、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物を電子写真用トナーに用いることで、トナーの保存安定性や耐久性に優れ、低温定着性と高温オフセット性も両立できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、前記課題を解決するための手段である本発明は、
(1)炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物を反応させて得られ、かつ、下記式1を満たす電子写真用トナー用エステル化合物、
10℃<T2−T1<50℃ 式1
T1=炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールの示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
T2=電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
(2)電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度が、50〜100℃である前記(1)記載の電子写真用トナー用エステル化合物、
(3)前記2価カルボン酸化合物がテレフタル酸及び/又はフマル酸である前記(1)記載の電子写真用トナー用エステル化合物、
である。
電子写真又は静電印刷等において静電荷像を現像するために用いたときにトナーの保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性が優れる電子写真用又は静電印刷用として好適な電子写真用トナー用エステル化合物を提供することができる。また、前記電子写真用トナー用エステル化合物を用いるトナーの保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性が優れる電子写真用トナーを提供することができる。
本発明の詳細は以下の通りである。
本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は、炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物を反応させて得られ、かつ、下記式1を満たす電子写真用トナー用エステル化合物である。
10℃<T2−T1<50℃ 式1
T1=炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールの示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
T2=電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
前記炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールは、炭素数10〜30である1個の水酸基を有する脂肪族の化合物であり、炭素数が14〜24であることが好ましく、例えば、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、べへニルアルコール、テトラコサノール、ヘキサコサノール、オクタコサノール、トリアコンタノール等が挙げられ、好ましくは、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコールである。1価の脂肪族アルコールの炭素数を10〜30とすることにより、トナーに適度な離型性と適度な強度を付与することができる。
前記2価カルボン酸化合物とは、2個のカルボン酸およびその誘導体を有する化合物であり、2価のカルボン酸エステルも前記炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと反応してエステル化合物を形成できるものであればよい。2価のカルボン酸が好ましい。例えば、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、メサコン酸、及びシトラコン酸や、それらの無水物として、マレイン酸無水物、イタコン酸無水物、シトラコン酸無水物、フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸などの芳香族二塩基酸類又はその無水物;マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸及びアゼライン酸などの脂肪族二塩基酸類又はその無水物;炭素数6〜18のアルキル基で置換されたコハク酸もしくはその無水物などの2価のカルボン酸が挙げられ、また、これらのメチルあるいはエチルなどのアルキルエステル誘導体も挙げることができる。これらの中でも、テレフタル酸及び/又はフマル酸であることが特に好ましい。
本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は、例えば炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物とを、窒素などの不活性ガス雰囲気中で、必要に応じエステル化触媒の存在下で、100〜250℃で縮重合反応させることにより得られる。または炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸の低級アルキルエステル化合物とを、窒素などの不活性ガス雰囲気中で、必要に応じエステル交換触媒の存在下で、100〜250℃でエステル交換反応させることにより得られても良い。
本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は、酸価は高温高湿下でのトナーの摩擦帯電特性の観点から0〜10mgKOH/gが好ましく、0〜5.0mgKOH/gであるのがより好ましい。また、水酸基価は保存安定性、耐久性の観点から0〜10mgKOH/gが好ましく、0.1〜5.0mgKOH/gの範囲にあることがより好ましい。なお、電子写真用トナー用エステル化合物の酸価及び水酸基価はJIS K0070に準じて測定したものである。
前記のように炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物を反応させて得られる本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は、下記式1を満たす必要がある。
10℃<T2−T1<50℃ 式1
T1=炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールの示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
T2=電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
本発明でいう、示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度は、示差走査型熱量計(DSC,エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製EXSTAR6000)を用い、試料10mgを窒素雰囲気下20℃で5分間保持した後、150℃まで、10℃/分で昇温し、更に、150℃で10分保持した後、−30℃まで、10℃/分で降温させ、−30℃で10分保持した後、150℃まで10℃/分で昇温させることにより観測される吸熱のピークトップを測定し、これを最高ピーク温度とするものである。
T2−T1が10℃未満であると、電子写真用トナー用エステル化合物の結晶性は脂肪族アルコールのアルキル鎖に大きく依存するため、低温定着性と保存安定性あるいは耐久性の両立ができない。T2−T1は50℃以下であることが好ましい。T2−T1が50℃を超えると、トナーに離型性を付与しない。T1は0〜90℃のものが好ましい。T1が0℃未満であると、電子写真用トナー用エステル化合物がトナーに対して過剰に可塑性を与え、トナーの保存安定性、耐久性が悪化する場合がある。T1が90℃を超えると、低温定着性が悪化する場合がある。
本発明の電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定による吸収の最高ピーク温度(T2)は50〜100℃のものが好ましい。50℃未満であるとトナーの保存安定性が、また、100℃を超えると低温での定着特性が悪化する場合がある。
電子写真用トナーは、少なくとも本発明の電子写真用トナー用エステル化合物及び結着樹脂及び着色剤を含有し、必要により離型剤、磁性体、荷電制御剤及び表面処理剤など種々の添加剤等を含有することができる。本発明の電子写真用トナー用エステル化合物を電子写真用トナーに用いる場合、トナー中の電子写真用トナー用エステル化合物の含有量は、結着樹脂の固形分100質量部に対して0.1〜40質量部、好ましくは1〜20質量部である。0.1質量部より少ないと低温定着性が悪くなり、40質量部より多いとトナーの融点が低くなりすぎ高温オフセット性や耐久性が悪くなる場合がある。さらに低温定着性と高温オフセット性を良好に保つためには、好ましくは1〜20質量部である。
本発明の電子写真用トナーに含有されることのできる結着樹脂としては、スチレン単独重合体及びスチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂、架橋されたスチレン系共重合体、スチレン−アクリル系共重合体とポリエステル樹脂とを複合化した樹脂などの樹脂が挙げられる。
本発明の電子写真用トナーに含有されることのできる着色剤としては、特に限定されるものではなく従来公知の染料、顔料等を挙げることができる。この着色剤の具体例としては、カーボンブラック、スーダンブラックSM、ファーストイエロ−G、ベンジジンイエロー、ピグメントイエロー、インドファーストオレンジ、ピグメントレッド、イルガシンレッド、バラニトアニリンレッド、トルイジンレッド、カーミン、ピグFBメントオレンジR、レーキレッド2G、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチルバイオレットBレーキ、フタロシアニンブルー、ピグメントブルー、ブリリアントグリーン、フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、カヤセットYG、オラゾールブラウンB、オイルピンクOP、マグネタイト、鉄黒などが挙げられる。着色剤の含有量は、着色剤として染料又は顔料を使用する場合には、結着剤の固形分に対して、好ましくは0.5〜15質量%である。磁性トナーの場合は、磁性体微粉末を用いるため、着色剤の含有量は、結着樹脂の固形分に対して、好ましくは20〜150質量%である。
本発明の電子写真用トナーに含有されることのできる離型剤としては、ポリオレフィン樹脂類[ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−αオレフィン(炭素数3〜8)共重合体、αオレフィン重合体など]、パラフィン類(n−パラフィン、イソパラフィンなど)、エステルワックス類(カルナバワックス、モンタンワックス、ライスワックス等)、炭素数30以上の脂肪族アルコール、炭素数30以上の脂肪酸及びこれらの混合物等が挙げられ、1種又は2種以上を併用しても良い。
本発明の電子写真用トナーに成分として含めることのできる荷電制御剤としては特に限定されず、例えば、ニグロシン染料、4級アンモニウム塩化合物、含金属アゾ染料、サリチル酸金属塩、4級アンモニウム塩基含有ポリマー、含フッ素系ポリマー、スルホン酸基含有ポリマー及びハロゲン置換芳香環含有ポリマーが挙げられる。トナー中の荷電制御剤の含有量は、結着樹脂の固形分に対して、好ましくは0〜10質量%である。
本発明の電子写真用トナーに成分として含めることのできる表面処理剤としては特に限定されず、例えば、コロイダルシリカ、アルミナ、酸化チタン、ポリテトラフロロエチレン、ポリビニリデンクロライド、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン超微粒子、シリコーン等の微粉末が挙げられる。トナー中の表面処理剤の含有量は、結着樹脂の固形分に対して、好ましくは0.1〜20質量%である。
これらの添加剤等を含有してもよい本発明の電子写真用トナーの製造方法としては従来から公知の方法を用いて製造することができる。例えば、混練粉砕法等の乾式法(以下において乾式法により作られたトナーを乾式トナーと称する。)、および直接重合法、懸濁重合法、乳化重合法、乳化会合重合法、シード重合法、乳化凝集法、懸濁造粒法等の水系媒体中で造粒する湿式法(以下において湿式法により作られたトナーを湿式トナーと称する。)が挙げられる。
電子写真用トナーを乾式法で製造する方法のうち混練粉砕法による製造方法の一例を説明する。まず、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物、結着樹脂、着色剤、必要によりその他の添加剤を粉体混合機により混合してから加熱ロール、エクストルーダー、ニーダー等の混練機を用いて温度100〜200℃で溶融し、混練して各構成成分を充分に混合する。これを冷却した後、粉砕および分級を行って、体積平均粒子径2〜15μmのトナー粒子を得る。得られたトナー粒子に粉体混合法により表面処理剤を混合してトナー例えば電子写真用トナーを得ることができる。
本発明の電子写真用トナーを湿式法で製造する方法のうち乳化凝集法による製造方法の一例を説明する。水系媒体中で結着剤を分散させた結着剤分散体、着色剤を分散させた着色剤分散体、離型剤を分散させた離型剤分散体、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物を分散させた電子写真用トナー用エステル化合物分散体を混合し、凝集させ、結着剤を形成する樹脂のガラス転移点以上で加熱し、合一及び溶融し、湿式トナーを得ることができる。水系媒体は水単独でも良いし、メタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール等のアルコール、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、メチルセルソルブ等のセルソルブ、アセトン、2−ブタノン等のケトン、等の有機溶剤を含むものであってもよい。この場合、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は予め水分散体として調整して使用することができる。混合する結着剤分散体、着色剤分散体、離型剤分散体、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物分散体の粒径は、目標とするトナー粒径にもよるが、好ましくは0.05〜1μmであり、さらに好ましくは0.1〜0.4μmである。凝集させる粒子の電荷を予め中和等により調整しておいてもよい。
本発明の電子写真用トナーは、磁性体微粉末を含有するときは単独で磁性一成分現像用トナーとして、磁性体微粉末を含有しないときは非磁性一成分現像用トナー、二成分現像用トナー又はキャリアと混合して二成分現像剤として、特に限定されることなく、いずれの現像法にも用いることができる。
また、本発明の電子写真用トナーは種々の定着方法、例えばオイルレス又はオイル塗布ヒートロール法、フラッシュ法、オーブン法、圧力定着法などに用いることができる。
以下に、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。先ず、電子写真用トナー用エステル化合物及びトナーの物性評価方法について説明する。
(1)示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度は定義の方法により求めた。
(2)トナー作成に使用した結着樹脂の分子量の測定は以下の方法により行った。
THF可溶分をゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した。
GPCによる分子量測定条件は以下の通りである。
装置 : 東ソー株式会社製 HLC−8220
カラム : TSKgel GMHxl + GMHxl−l
測定温度 : 40℃
試料溶液 : 0.1質量%のテトラヒドロフラン溶液
溶液注入量 : 100μl
検出装置 : 屈折率検出器
(3)トナー作製に使用した結着樹脂のガラス転移温度の測定は以下の方法にて行った。
ガラス転移温度は示差走査型熱量計(エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社製:EXSTAR6000)を用いた測定において、試料10mgを窒素雰囲気下、20℃で5分保持した後、120℃まで10℃/分で昇温し、更に120℃で10分間放置した後、降温速度10℃/分で10℃まで冷却し、10℃で10分間放置した後、昇温速度10℃/分で120℃まで昇温した際の、ガラス転移温度以下のベースラインの延長線とピークの立ち上がり部分からピーク頂点までの間での最大傾斜を示す接線との交点の温度を、ガラス転移温度(Tg)とした。
(4)トナー作製に使用した結着樹脂の軟化点の測定は以下の方法にて行った。
高下式フローテスター(株式会社島津製作所製:CFT−500D)を用い、1gの試料を昇温速度4℃/分で加熱しながら、プランジャーにより0.5MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルを押し出すようにし、これによりフローテスターのプランジャー降下量(流れ値)−温度曲線を作成し、そのS字曲線の高さをhとするときh/2に対応する温度(樹脂の半分が流出した温度)を軟化点とした。
(5)トナーの低温定着性の評価
シリコーンオイルが塗布されていない定着ローラーを有し、ローラー速度100mm/秒に設定した温度変更可能である定着器を用いて印刷を行い、低温定着性の評価を行った。また、トナーを紙に定着させたときに、トナーが紙に定着し始めるときの最低温度を定着温度とした。以下の基準で判定した。
○:定着温度が120℃未満で定着開始。低温定着性を良好と判定。
△:定着温度が120℃以上140℃未満で定着開始。
×:定着温度が140℃以上で定着開始。低温定着性不良と判定。
(6)トナーの高温オフセット性の評価
低温定着性の評価方法と同一条件で定着時に定着ローラーにトナーが移行するときの最高温度をオフセット発生温度と定め、以下の基準を用いて高温オフセット性を判断した。
○:オフセット発生温度が220℃以上。高温オフセット性が良好と判定。
△:オフセット発生温度が200℃以上220℃未満。使用に耐える高温オフセット性で
あると判定。
×:オフセット発生温度が200℃未満。高温オフセット性に劣ると判定。
(7)トナーの保存安定性の評価
温度50℃で3日間放置した後のトナー粉体の凝集程度を目視にて判断した。
○:ブロッキングしていない(実用レベル)。
△:一部ブロッキングしている。
×:ブロッキングがひどい。
(8)トナーの耐久性の評価
温度45℃で3日間放置した後、300枚印刷した。その後黒ベタ画像を印刷し、得られた画像を目視で観察し、以下の基準を用いて耐久性を判断した。
○:かすれが見られない均一な黒ベタ画像
△:かすれが見られるが、白スジはない
×:白スジあり
(電子写真用トナー用エステル化合物の作製)
<実施例1>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ステアリルアルコール540部、テレフタル酸166部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下200℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物A1を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物A1の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<実施例2>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ラウリルアルコール372部、テレフタル酸ジメチル194部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下180℃で8時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物A2を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物A2の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<実施例3>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ベヘニルアルコール652部、テレフタル酸166部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下200℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物A3を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物A3の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<実施例4>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ステアリルアルコール540部、フマル酸116部及びパラトルエンスルホン酸0.3部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下170℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物A4を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物A4の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<比較例1>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ステアリルアルコール540部、無水フタル酸148部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下170℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物B1を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物B1の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<比較例2>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、オクチルアルコール260部、テレフタル酸ジメチル194部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下150℃で10時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物B2を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物B2の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<比較例3>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ステアリルアルコール810部、無水トリメリット酸192部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下170℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物B3を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物B3の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
<比較例4>
温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ステアリン酸1136部、ペンタエリスリトール136部及びテトラブチルチタネート0.5部を仕込み、窒素雰囲気中、常圧下200℃で15時間反応させて電子写真用トナー用エステル化合物B4を得た。得られた電子写真用トナー用エステル化合物B4の吸熱の最高ピーク温度などを表1に示す。
Figure 2011085902
表1中の略号の説明。
エステル化合物:電子写真用トナー用エステル化合物
炭素数:1価のアルコール脂肪族の全炭素数
T1:1価の脂肪族化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
T2:電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
(結着樹脂の作製)
<結着樹脂C1の合成>
ビスフェノールA PO付加物(2mol付加物) 113mol%
テレフタル酸 74mol%
アジピン酸 16mol%
無水トリメリット酸 10mol%
上記縮重合系モノマーとテトラブチルチタネート0.2mol%を温度計、リービッヒ冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽に仕込み、窒素雰囲気下、常圧下200℃で8時間反応し、さらに減圧しながら240℃で8時間反応し、脱水縮合反応を行うことにより、結着樹脂C1を得た。得られた結着樹脂C1のガラス転移温度は57.3℃、軟化点118.5℃、重量平均分子量49000であった。
(トナーの作成)
<評価例1>
結着樹脂C1 95部、電子写真用トナー用エステル化合物A1 5部、フィッシャートロプシュワックス(C105 サゾールワックス社製) 3部、カーボンブラック(MA−100、三菱化学株式会社製) 4部、電荷調整剤(T−77、保土谷化学株式会社製) 2部をブレンダーにて混合し、130℃に加熱した二軸エクストルーダーで溶融混練した。冷却した混練物をスピードミルで粗粉砕後、ジェットミルで微粉砕し、得られた微粉砕物を分級機にて厳密に分級して体積平均粒子径8μm以下のトナー粒子を得た。次いで、得られたトナー粒子100部に対し、コロイダルシリカ(アエロゾルR972、日本アエロジル株式会社製)1部を混合機にて混合し、トナーD1を得た。得られたトナーD1の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<評価例2>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物A2を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーD2を得た。得られたトナーD2の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<評価例3>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用ステル化合物A3を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーD3を得た。得られたトナーD3の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<評価例4>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物A4を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーD4を得た。得られたトナーD4の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<評価例5>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1を表1に示す添加量に変えた以外は評価例1と同様の方法でトナーD5を得た。得られたトナーD5の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<評価例6>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1を表1に示す添加量に変えた以外は評価例1と同様の方法でトナーD6を得た。得られたトナーD6の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<比較評価例1>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物B1を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーE1を得た。得られたトナーE1の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<比較評価例2>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物B2を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーE2を得た。得られたトナーE2の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<比較評価例3>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物B3を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーE3を得た。得られたトナーE3の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<比較評価例4>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表1に示す電子写真用トナー用エステル化合物B4を用いた以外は評価例1と同様の方法でトナーE4を得た。得られたトナーE4の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
<比較評価例5>
評価例1の電子写真用トナー用エステル化合物A1を添加しなかった以外は評価例1と同様の方法でトナーE5を得た。得られたトナーE5の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表2に示す。
Figure 2011085902
表2中の略号の説明。
エステル化合物:電子写真用トナー用エステル化合物
表2の乾式法である混練粉砕法により作製した乾式トナーの評価結果から、トナーD1〜D6は、低温定着性と保存安定性、耐久性が両立でき、更には高温オフセット性も良好であることがわかる。一方、T1よりも融点が低いT2を持った電子写真用トナー用エステル化合物B1を添加したトナーE1は、低温定着性に優れるものの、高温オフセット性、保存安定性、耐久性が不十分であることがわかり、T2の融点が50℃に満たない電子写真用トナー用エステル化合物B2を添加したトナーE2は、保存安定性、耐久性が不十分であることがわかる。また、T2−T1が10℃以下である電子写真用トナー用エステル化合物B3、B4を添加したトナーE3、E4は、低温定着性と保存安定性の両立が成されないことがわかる。さらにエステル化合物を添加しなかったトナーE5は低温定着性が不十分であることがわかる。
(結着剤の主剤となる結着樹脂(スチレンアクリル樹脂)分散液の調製)
スチレン 70質量部
アクリル酸ブチル 30質量部
n−オクチルメルカプタン 2質量部
上記成分を混合溶解したモノマー混合液を調製した。攪拌機、温度計、還流冷却器及び窒素ガス導入管を備えたセパラフラスコに、イオン交換水260質量部、ドデシル硫酸ナトリウム0.3質量部を仕込み、撹拌しながら80℃に昇温した後、これに1質量%過硫酸カリウム水溶液70質量部を添加した。次に、モノマー混合液を滴下した後、更に2時間保持し重合を完結させた。重合反応終了後、内容物を室温まで冷却し、スチレンアクリル樹脂分散液(固形分濃度20質量%)を得た。平均粒径は80nmであった。
(ワックス分散液の調製)
イオン交換水80質量部、カルナバワックス20質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム3質量部を混合し、高圧吐出型ホモジナイザー(マントンゴーリン社:15M−8TA)を用いて乳化分散させワックス微粒子分散液(ワックス分20質量%)を得た。平均粒径は130nmであった。
(着色剤分散液の調製)
顔料粒子としてピグメントレッド122(21.5質量部)を、アニオン界面活性剤2.5質量部を使用して、イオン交換水76質量部に分散させ、着色剤微粒子分散液(顔料分20質量%)を得た。平均粒径は110nmであった。
(電子写真用トナー用エステル化合物分散液の調製)
イオン交換水80質量部、電子写真用トナー用エステル化合物A1 20質量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.5質量部を混合し、高圧吐出型ホモジナイザー(マントンゴーリン社:15M−8TA)を用いて乳化分散させ電子写真用トナー用エステル化合物分散液(電子写真用トナー用エステル化合物分20質量%)を得た。平均粒径は120nmであった。
(トナーの作製)
<評価例7>
3L筒型フラスコに、上記のようにして得られたスチレンアクリル樹脂分散液410質量部(樹脂固形分として82質量部)、上記のようにして得られたワックス分散液20質量部(ワックス分として4質量部)、上記のようにして得られた着色剤分散液35質量部(顔料固形分として7質量部)、上記のようにして得られた電子写真用トナー用エステル化合物分散液35質量部(電子写真用トナー用エステル化合物分として7質量部)、及びイオン交換水450質量部を仕込み、撹拌しながら2N水酸化ナトリウム水溶液を添加して混合分散液のpHを10.0に調整した。次に、これに50質量%塩化マグネシウム水溶液60質量部を添加した後、撹拌しながら85℃に昇温して5μmの平均粒径に成長するまで保持し、粒子を形成した。その後、20質量%塩化ナトリウム水溶液185質量部を添加してから92℃に昇温して2時間保持した後、室温まで冷却し、溶液を濾過した。得られた固形分を35℃のイオン交換水2500質量部へ再分散させて洗浄した。この洗浄処理を5回繰り返し、乾燥させる事によって粉末を得た。得られた粉末100質量部に対し、1質量部のコロイダルシリカ(アエロゾルR972、日本アエロジル株式会社製)を混合機にて混合し、トナーD7を得た。得られたトナーD7の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表3に示す。
<比較評価例6>
評価例7の電子写真用トナー用エステル化合物A1の代わりに表3に示す電子写真用トナー用エステル化合物B1を用いた以外は評価例7と同様の方法でトナーE6を得た。得られたトナーE6の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表3に示す。
<比較評価例7>
評価例7の電子写真用トナー用エステル化合物A1を添加しなかった以外は評価例7と同様の方法でトナーE7を得た。得られたトナーE7の保存安定性、低温定着性、高温オフセット性、及び耐久性の評価結果などを表3に示す。
Figure 2011085902
表3中の略号の説明。
エステル化合物:電子写真用トナー用エステル化合物
表3の湿式法である乳化凝集法により作製した湿式トナーの評価結果から、トナーD7は、低温定着性と保存安定性、耐久性が両立でき、更には高温オフセット性も良好であることがわかる。一方、トナーE6は、低温定着性に優れるものの、高温オフセット性、保存安定性、耐久性が不十分であることがわかる。また、電子写真用トナー用エステル化合物を添加しなかったトナーE5は低温定着性、高温オフセット性が不十分であることがわかる。このことから、本発明の電子写真用トナー用エステル化合物は乾式トナーだけでなく、湿式トナーにも適用できることがわかる。

Claims (3)

  1. 炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールと2価カルボン酸化合物を反応させて得られ、かつ、下記式1を満たす電子写真用トナー用エステル化合物。
    10℃<T2−T1<50℃ 式1
    T1=炭素数10〜30の1価の脂肪族アルコールの示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
    T2=電子写真用トナー用エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度
  2. エステル化合物の示差走査熱量測定における吸熱の最高ピーク温度が、50〜100℃であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真用トナー用エステル化合物。
  3. 前記2価カルボン酸化合物がテレフタル酸及び/又はフマル酸であることを特徴とする請求項1記載の電子写真用トナー用エステル化合物。
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