JP2011084536A - 経腸栄養剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】術後早期の患者に適した経腸栄養剤の提供。
【解決手段】NPC/Nが75以下であり、かつ、タンパク質、ペプチド、アミノ酸等を多く含む窒素量が0.95〜2.00g/100mLの経腸栄養剤、または輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤を提供する。
【選択図】なし
【解決手段】NPC/Nが75以下であり、かつ、タンパク質、ペプチド、アミノ酸等を多く含む窒素量が0.95〜2.00g/100mLの経腸栄養剤、または輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤を提供する。
【選択図】なし
Description
本発明は、術後早期の患者に適した経腸栄養剤に関する。さらに詳しくは、非タンパクカロリー窒素比(以下、NPC/Nとする)が75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤に関する。また、輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤に関する。
創傷治癒をはじめとして、術後の回復を促進するためには、患者が必要とする栄養素が、患者の体内で十分に利用されることが重要である。術後の患者が必要とする栄養素の質および量的なバランスは、手術の内容や侵襲の程度また術後の状況によって異なる。例えば、重要なエネルギー基質であるブドウ糖は胃癌などの術後早期においては耐糖能の低下に伴いその利用能も低下している。こうした術後早期にブドウ糖の代替エネルギー源として利用されることを目的とし、タンパク質、ペプチド、アミノ酸などの窒素源を投与することで、体中の構成成分であるタンパク質の崩壊を抑制できる可能性が考えられる。
そこで、特定割合のアミノ酸からなるアミノ酸組成物、またはタンパク質等を配合した経口経腸栄養組成物(例えば、特許文献1、2参照)や、NPC/Nが100程度のタンパク質やアミノ酸を比較的多く含む経腸栄養剤や輸液の提供が試みられている(例えば、非特許文献1、2参照)。しかし、これらの経腸栄養剤や輸液では、術後の回復の促進が十分とはいえず、より術後の患者に適した経腸栄養剤や輸液の提供や栄養管理法の開発が望まれていた。
月間フードケミカル p.63−71, 1991(7)
Nutrition Research p.1091−1099,2002(22)
本発明は、術後早期の患者に適した経腸栄養剤の提供を課題とする。さらに詳しくは、術後の回復を十分に促進できる術後早期の患者に適した経腸栄養剤の提供を課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、タンパク質、ペプチド、アミノ酸等を比較的多く含む、NPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤、または輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤を得て、この経腸栄養剤が胃癌等の消化管疾患における術後早期の患者において、従来よりも術後の回復を促進できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は次の(1)〜(4)の経腸栄養剤等に関する。
(1)NPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤。
(2)輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤。
(3)経腸栄養剤の窒素源が、タンパク質、ペプチドまたはアミノ酸から選ばれた一種以上である上記(1)または(2)に記載の経腸栄養剤。
(4)消化管疾患における術後早期の患者を摂取対象者とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の経腸栄養剤。
(1)NPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤。
(2)輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤。
(3)経腸栄養剤の窒素源が、タンパク質、ペプチドまたはアミノ酸から選ばれた一種以上である上記(1)または(2)に記載の経腸栄養剤。
(4)消化管疾患における術後早期の患者を摂取対象者とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の経腸栄養剤。
本発明によって得られるNPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤、または輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤を用いることにより、病院等の医療現場において、胃癌等の消化管疾患における術後早期の患者の回復を促進することが容易となる。
本発明の「経腸栄養剤」は、NPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤であれば、いずれの経腸栄養剤であってもよい。または輸液と併用して、NPC/Nを75以下とできる経腸栄養剤であれば、いずれの経腸栄養剤であってもよい。
本発明の「経腸栄養剤」と併用する輸液としては、ヒト等の哺乳類に投与して安全な輸液であればいずれのものでも用いることができる。
例えば、水分補給を目的とした細胞外液補充液である水・電解質・グルコースを含有する輸液であってもよく、本発明の「経腸栄養剤」と併用して患者に取り込まれるNPC/Nが75以下となるように調整できる輸液であれば、アミノ酸輸液であってもよい。
例えば、水分補給を目的とした細胞外液補充液である水・電解質・グルコースを含有する輸液であってもよく、本発明の「経腸栄養剤」と併用して患者に取り込まれるNPC/Nが75以下となるように調整できる輸液であれば、アミノ酸輸液であってもよい。
術後早期の患者においては、タンパク質、ペプチドまたはアミノ酸等を窒素源として効率よく体内利用させるために、NPC/Nが75以下となるように本発明の「経腸栄養剤」を単独で、もしくは輸液を併用することが例示され、特に、上記の目的において、輸液と併用する場合にはNPC/Nが40〜70となるように組み合わせることが好ましい。
ここで、術後早期の患者とは、手術を行った後、1〜6日程度経過した患者のことをいう。本発明においては、栄養摂取にあたり経腸栄養剤の利用が必要となる、胃癌等の消化管疾患における術後早期の患者が特に対象となる。
ここで、術後早期の患者とは、手術を行った後、1〜6日程度経過した患者のことをいう。本発明においては、栄養摂取にあたり経腸栄養剤の利用が必要となる、胃癌等の消化管疾患における術後早期の患者が特に対象となる。
本発明の「経腸栄養剤」の窒素源はタンパク質、ペプチドまたはアミノ酸等が挙げられ、これらを複数組み合わせて用いることもできる。
これらの窒素源はヒト等の哺乳類が摂取できるものであればいずれでもよく、アミノ酸組成やたん白価、吸収性等を考慮し、乳たん白質、大豆たん白質、卵たん白質等、あるいはこれら窒素源の分解物またはアミノ酸混合物等を用いることができる。
本発明の「経腸栄養剤」は、Na、K、Ca、Mg、P、Cl、Fe等やこれらの混合物をミネラル類として含んでいても良く、ビタミンA、D、E、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸等やこれらの混合物をビタミン類として含んでいてもよい。これらのミネラル類およびビタミン類は、日本人の食事摂取基準に合致した量となるように配合することが好ましい。
これらの窒素源はヒト等の哺乳類が摂取できるものであればいずれでもよく、アミノ酸組成やたん白価、吸収性等を考慮し、乳たん白質、大豆たん白質、卵たん白質等、あるいはこれら窒素源の分解物またはアミノ酸混合物等を用いることができる。
本発明の「経腸栄養剤」は、Na、K、Ca、Mg、P、Cl、Fe等やこれらの混合物をミネラル類として含んでいても良く、ビタミンA、D、E、ビタミンB1、B2、B6、B12、C、ナイアシン、パントテン酸等やこれらの混合物をビタミン類として含んでいてもよい。これらのミネラル類およびビタミン類は、日本人の食事摂取基準に合致した量となるように配合することが好ましい。
更に、本発明の「経腸栄養剤」は糖質、脂質等を含んでいてもよい。糖質としては小麦・米デンプン、コーンスターチ及びそれら糖質の加水分解物であるデキストリン又はマルトデキストリンなどが挙げられる。また、脂質としては、極めて速やかに消化・吸収される中鎖脂肪酸トリグリセリドやリノール酸含量の高い大豆油、コーン油、サフラワー油等が挙げられる。これらの成分は組み合わせて含有させることもできる。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<経腸栄養剤>
経腸栄養剤(A)
本発明の経腸栄養剤(A)を、表1に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(A)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.20g/100mLであった。
経腸栄養剤(A)
本発明の経腸栄養剤(A)を、表1に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(A)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.20g/100mLであった。
経腸栄養剤(B)
本発明の経腸栄養剤(B)を、表2に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(B)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.10g/100mLであり、NPC/Nは6.34であった。
本発明の経腸栄養剤(B)を、表2に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(B)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.10g/100mLであり、NPC/Nは6.34であった。
経腸栄養剤(C)
本発明の経腸栄養剤(C)を、表3に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(C)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、0.95g/100mLであり、NPC/Nは36.7であった。
本発明の経腸栄養剤(C)を、表3に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
得られた経腸栄養剤(C)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、0.95g/100mLであり、NPC/Nは36.7であった。
<経腸栄養剤と輸液の併用>
実施例1に記載の経腸栄養剤(A)、経腸栄養剤(B)または経腸栄養剤(C)と、以下の輸液を併用し、表4に記載の消化管疾患における術後早期の患者に投与した場合の効果を調べた。経腸栄養剤(A)は術後1日目に、経腸栄養剤(B)は術後2日目に、経腸栄養剤(C)は術後3日目にそれぞれ投与した。経腸栄養剤及び輸液の投与速度、投与量等については表6に示した。
実施例1に記載の経腸栄養剤(A)、経腸栄養剤(B)または経腸栄養剤(C)と、以下の輸液を併用し、表4に記載の消化管疾患における術後早期の患者に投与した場合の効果を調べた。経腸栄養剤(A)は術後1日目に、経腸栄養剤(B)は術後2日目に、経腸栄養剤(C)は術後3日目にそれぞれ投与した。経腸栄養剤及び輸液の投与速度、投与量等については表6に示した。
1.輸液
輸液(A):KN3号輸液
1容器(200mL)中に塩化ナトリウム0.35g、塩化カリウム0.3g、乳酸ナトリウム0.448g及びブドウ糖5.4gを含むKN3号輸液(株式会社大塚製薬工場)を用いた。
輸液(B):ラクテック(登録商標)注
1容器(250mL)中に塩化カルシウム水和物0.05g、塩化カリウム0.075g、塩化ナトリウム1.5g及び乳酸ナトリウム0.775gを含むラクテック(登録商標)注(株式会社大塚製薬工場)を用いた。
輸液(A):KN3号輸液
1容器(200mL)中に塩化ナトリウム0.35g、塩化カリウム0.3g、乳酸ナトリウム0.448g及びブドウ糖5.4gを含むKN3号輸液(株式会社大塚製薬工場)を用いた。
輸液(B):ラクテック(登録商標)注
1容器(250mL)中に塩化カルシウム水和物0.05g、塩化カリウム0.075g、塩化ナトリウム1.5g及び乳酸ナトリウム0.775gを含むラクテック(登録商標)注(株式会社大塚製薬工場)を用いた。
2.消化管疾患における術後早期の患者
主に胃癌の患者で、胃全摘術など重度の侵襲を受けた患者を対象に、術中に経腸栄養剤の投与ルートとして、空腸瘻を作製し、経腸栄養法による栄養管理を実施した患者12例を対象患者とした。表4に対象患者12例の患者背景を示した。
対象患者12例のうち、本試験開始前に施術および経腸栄養法による栄養管理を実施し、手術侵襲に差がないと考えられる患者を6例ずつ2群に分け、それぞれを以下に示す試験群および対照群とした。両群間に年齢、性別、疾患、術式、手術時間、出血量、輸血量に差は認められなかった。
主に胃癌の患者で、胃全摘術など重度の侵襲を受けた患者を対象に、術中に経腸栄養剤の投与ルートとして、空腸瘻を作製し、経腸栄養法による栄養管理を実施した患者12例を対象患者とした。表4に対象患者12例の患者背景を示した。
対象患者12例のうち、本試験開始前に施術および経腸栄養法による栄養管理を実施し、手術侵襲に差がないと考えられる患者を6例ずつ2群に分け、それぞれを以下に示す試験群および対照群とした。両群間に年齢、性別、疾患、術式、手術時間、出血量、輸血量に差は認められなかった。
3.対照経腸栄養剤
比較として対照群には、次の配合からなる対照経腸栄養剤を輸液と併用して用いた。対照経腸栄養剤を、表5に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
対照経腸栄養剤の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、0.60g/100mLであり、NPC/Nは140であった。
比較として対照群には、次の配合からなる対照経腸栄養剤を輸液と併用して用いた。対照経腸栄養剤を、表5に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
対照経腸栄養剤の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、0.60g/100mLであり、NPC/Nは140であった。
4.測定方法及び結果
NPC/N(合計)を調整して、経腸栄養剤と輸液を併用して投与した消化管疾患における術後早期の患者への効果を、窒素出納および血中尿素窒素(BUN)を測定することで検討した。
窒素投与量は使用した経腸栄養剤の窒素量から算出した。試験群、対照群のいずれも尿の全量を採尿し、尿中尿素窒素量を測定して排泄窒量を測定した。窒素出納は投与窒素量から排泄窒素量を減じることで算出した。また、血中尿素窒素(BUN)は術前、術後1日目、3日目に血液を採取し、測定した。図1に術後窒素出納の経日的変化、表7に血中尿素窒素(BUN)の結果を示した。
NPC/N(合計)を調整して、経腸栄養剤と輸液を併用して投与した消化管疾患における術後早期の患者への効果を、窒素出納および血中尿素窒素(BUN)を測定することで検討した。
窒素投与量は使用した経腸栄養剤の窒素量から算出した。試験群、対照群のいずれも尿の全量を採尿し、尿中尿素窒素量を測定して排泄窒量を測定した。窒素出納は投与窒素量から排泄窒素量を減じることで算出した。また、血中尿素窒素(BUN)は術前、術後1日目、3日目に血液を採取し、測定した。図1に術後窒素出納の経日的変化、表7に血中尿素窒素(BUN)の結果を示した。
その結果、試験群では対照群と比較して窒素出納の正への転換が術後2日目と1日早く、またその値も術後3日目に有意に高い値であった。血中尿素窒素(BUN)は両群間に差のないことから、輸液と併用してNPC/Nを75以下とする経腸栄養剤を用いることにより、消化管疾患における術後早期の患者において、体タンパク質の合成が試験群において亢進していることが認められた。
この結果から、輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤は、消化管術後患者等における術後の創傷治癒などの効果につながるものと予測された。また、経腸栄養剤に含まれるタンパク質、ペプチドまたはアミノ酸が体タンパク質の合成に効率良く利用されていることが示唆された。
この結果から、輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤は、消化管術後患者等における術後の創傷治癒などの効果につながるものと予測された。また、経腸栄養剤に含まれるタンパク質、ペプチドまたはアミノ酸が体タンパク質の合成に効率良く利用されていることが示唆された。
<経腸栄養剤と輸液の併用>
経腸栄養剤(D)及び経腸栄養剤(E)
本発明の経腸栄養剤(D)または経腸栄養剤(E)を、表8に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
本発明の経腸栄養剤(D)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.5g/100mLであり、経腸栄養剤(E)の窒素量は2.0g/100mLであった。これらの経腸栄養剤と輸液(A)及び輸液(B)を併用して患者に投与する場合の処方例を表9に示した。処方例1〜3は、経腸栄養剤(D)を用いた例であり、処方例4〜6は、経腸栄養剤(E)を用いた例である。
経腸栄養剤(D)及び経腸栄養剤(E)
本発明の経腸栄養剤(D)または経腸栄養剤(E)を、表8に示した配合で常法に従って混ぜ合わせ、精製水を加えて溶解し、さらに精製水を加えて全体が100mlになるように製造した。
本発明の経腸栄養剤(D)の窒素量は常法であるケルダール法を用いて測定した結果、1.5g/100mLであり、経腸栄養剤(E)の窒素量は2.0g/100mLであった。これらの経腸栄養剤と輸液(A)及び輸液(B)を併用して患者に投与する場合の処方例を表9に示した。処方例1〜3は、経腸栄養剤(D)を用いた例であり、処方例4〜6は、経腸栄養剤(E)を用いた例である。
胃癌等の消化管疾患における術後早期の患者において、本発明のNPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.90〜2.00g/100mLの経腸栄養剤、または輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤を病院等で用いることにより、術後の回復の促進が容易となる。
Claims (4)
- NPC/Nが75以下であり、かつ、窒素量が0.9〜2.0g/100mLの経腸栄養剤。
- 輸液と併用してNPC/Nを75以下とするための経腸栄養剤。
- 経腸栄養剤の窒素源が、タンパク質、ペプチドまたはアミノ酸から選ばれた一種以上である請求項1または2に記載の経腸栄養剤。
- 消化管疾患における術後早期の患者を摂取対象者とする請求項1〜3のいずれかに記載の経腸栄養剤。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140422 |