JP2011084085A - 保持クランプ - Google Patents

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JP2011084085A JP2009235905A JP2009235905A JP2011084085A JP 2011084085 A JP2011084085 A JP 2011084085A JP 2009235905 A JP2009235905 A JP 2009235905A JP 2009235905 A JP2009235905 A JP 2009235905A JP 2011084085 A JP2011084085 A JP 2011084085A
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Hisanori Ito
尚紀 伊藤
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Abstract

【課題】クランプ材の強度維持と生産コストの低減を図り、信頼性の高い保持クランプを安価に提供する。
【解決手段】金属帯状リングの両端近傍を平坦に形成された平坦端部3a,3bどうしを突き当てて形成される平坦部3cとこれに連続してリング状に形成され中途部に外方に門形に突出して折り曲げ形成された締付け耳3dを有するクランプ材3の平坦部3cの外面に対して固定ボルト4の頭部4aが平坦端部3a,3bどうしを跨いだ状態でスタッド溶接されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリンダ部品、例えば車両用等に用いられるエアバッグを構成するシリンダタイプのインフレータ(ガス発生装置)を構造物に取付け固定する保持クランプに関する。
例えば車両用等に用いられるエアバッグは、衝突の衝撃を検出するセンサ、ガスを発生させるインフレータ、乗員を受け止めるバッグ等を備えている。これらのうち、インフレータは、運転席用、助手席用、後席用、側面衝突用などエアバッグの展開時の容量に応じて、ディスクタイプやシリンダタイプのいずれかが用いられる。比較的容量が大きい助手席用などにはシリンダタイプのインフレータが用いられる。
シリンダタイプのインフレータは、保持クランプに保持されて、当該保持クランプをフレーム等の車両本体等の構造物に組み付けられる。保持クランプは、インフレータを保持するクランプリングと固定ボルトが組み合わされたものが用いられる。クランプリングの一部には門型に外方に突出したクランプ部が形成されている。クランプリングにインフレータを嵌め込んで保持したまま、クランプ部をクランプすることによりクランプリングを縮径してインフレータを保持するようになっている。(特許文献1参照)。
保持クランプは、車体フレームに設けられたねじ孔に固定ボルトを貫通させてボルト先端部にナットを締め込んで組み付けられる。この保持クランプは、例えば、金属帯状材をリング状に形成したクランプリングの両端重ね合わせ部に設けられた開口部(貫通孔)にボルトを機械的に固定される。ボルトをクランプリングに固定するため、ボルトの周り止めとボルトの脱落防止を実現する必要がある。このため、例えばボルト頭部を加工し、クランプリング側に回り止め加工を施してボルトを抜け止め固定したり(特許文献1参照)、或いはクランプリングに形成された貫通孔にバーリング加工を施し、該貫通孔にボルトを嵌め込んで、貫通孔周辺部をかしめることで固定したりすることが行なわれている。
特開2006−505452号公報
上述した保持クランプは、クランプリングとボルトの組み付け構造が、クランプリングの両端重ね合わせ部に貫通孔を設け、該貫通孔にボルトを嵌め込んで組み付けられるため、クランプリングを縮径する際に強度低下を招き易い。
また、特許文献1に開示されているように。クランプリングに貫通孔を形成し、ボルトに回り止め加工を行ない、ボルトを貫通孔に嵌め込んで抜け止め加工を施ス必要がある。或いは、クランプリングに貫通孔を形成した後、バーリング加工を行い、ボルトを貫通孔に嵌め込んでかしめるなど、製造工程において工数がかかり製造コストが嵩むという課題もある。
本願発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、クランプ材の強度維持と生産コストの低減を図り、信頼性の高い保持クランプを安価に提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
即ち、シリンダ部品を構造物に取付け固定する保持クランプであって、金属帯状リングの両端近傍を平坦に形成された平坦端部どうしを突き当てて形成される平坦部とこれに連続してリング状に形成され中途部に外方に門形に突出して折り曲げ形成された締付け耳を有するクランプ材と、前記平坦部の外面に対して前記平坦端部どうしを跨いだ状態で頭部がスタッド溶接されて固着され、前記構造物に嵌合させて組み付けられる固定ボルトと、を備え、前記シリンダ部品をリング状に形成された前記クランプ材に嵌め合わせた状態で前記締付け耳を潰すことにより前記クランプ材を縮径させて前記シリンダ部品を保持することを特徴とする。
また、前記クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、相互に補完するように組み合わされる凹部及び凸部が各々形成されていることを特徴とする。
また、前記クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、突き当て方向に抜け止めされるインターロック部が形成されていることを特徴とする。
上述した保持クランプを用いれば、クランプ材の両端近傍を平坦状に形成された平坦端部どうしを突き当てて形成される平坦部の外面に対して固定ボルトの頭部が平坦端部どうしを跨いだ状態でスタッド溶接されているので、クランプ材に貫通孔を設けることが無いのでクランプ時に強度低下することはなく、しかも固定ボルトは平坦端部どうしを跨いだ状態でスタッド溶接されて組み付けられるので、ボルトの回り止めと脱落防止を同時に実現し工数が少なく製造コストも低廉に抑えることができ、安価に大量生産することができる。
また、クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、相互に補完するように組み合わされる凹部及び凸部が各々形成されていると、クランプ材に固定ボルトをスタッド溶接する際に、互いに突き当てられる平坦端部どうしが凹部及び凸部により位置合わせされるので、固定ボルトのスタッド溶接作業の作業性が向上する。
また、クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、突き当て方向に抜け止めされるインターロック部が形成されていると、クランプ材をリング状に形成してインターロック部どうしを嵌め合わせると、突き当て方向に抜け止めされるので、クランプ材の保形性が向上し、固定ボルトのスタッド溶接が容易に行なえる。
保持クランプの正面図及び底面図である。 縮径前の保持クランプの正面図及び底面図である。 縮径後の保持クランプの正面図、底面図及び右側面図である。 クランプ材の正面図及び底面図である。 他例に係るクランプ材の互いに突き当てられる平坦端部の形状を示す説明図である。
以下、本発明を具現化した一実施形態について説明する。
先ず、図1(a)(b)を参照して保持クランプの構成について説明する。本実施形態では、シリンダ部品の一例として、車両等に装備されるエアバッグを構成するシリンダタイプのインフレータ(ガス発生装置)2を車体フレーム等の構造物に取付け固定するために用いられる保持クランプ1を例示するものとする。具体的には、保持クランプ1は、リング状のクランプ材3にインフレータ2を嵌め合わせて保持させたまま、車体フレーム等の構造物に設けられたねじ孔に固定ボルト4を貫通させてボルト先端部に図示しないナットをねじ嵌合させて組み付けられる。
図4(a)(b)において、クランプ材3は、金属帯状リング(SUS410L等)が用いられる。このリング状に形成されたクランプ材3は、両端近傍を平坦に形成された平坦端部3a,3bが形成されており、平坦端部3a,3bどうしを突き当てて平坦部3cが面一に形成される。また、平坦部3cに連続してリング状に形成され中途部に外方に門形に突出して折り曲げ形成された締付け耳3dが設けられている。締付け耳3dの頂部には補強用の補強凹部3eが設けられている。
図1(a)(b)において、クランプ材3の平坦部3cの外面に対して固定ボルト4が頭部4aを平坦端部3a,3bどうしを跨いだ状態でスタッド溶接されている。スタッドボルト4は、公知のスタッド溶接用のボルト(軟鋼CDスタッド等)が用いられる。
図4(a)(b)に示すように平坦端部3a,3bどうしを突き当ててリング状に形成されたクランプ材3を、図示しない冶具等に起立して保持された固定ボルト4の頭部4aに平坦部3cを重ね合わせて載置する。そして、公知のスタッドガン等を用いて平坦端部3a,3bどうしを跨いでスタッド溶接が行なわれて、図1(a)(b)に示す保持クランプ1が製造される。
保持クランプ1にインフレータ2を保持させる場合には、図2(a)(b)に示すように、リング状に形成されたクランプ材3にインフレータ2を嵌め合わせる。
この状態で、図3(a)(b)(c)に示すように、クランプ材3の締付け耳3dを図示しない工具を用いて潰すことにより、クランプ材3を縮径させてインフレータ2を保持することができる。
このように、クランプ材3の両端近傍を平坦に形成された平坦端部3a,3bどうしを突き当てて形成される平坦部3cの外面に対して固定ボルト4の頭部4aを平坦端部3a,3bどうしを跨いでスタッド溶接されているので、クランプ材3に貫通孔を設けることが無くクランプ材を縮径する際に強度低下することはなく、しかも固定ボルト4は平坦端部3a,3bどうしを跨いでスタッド溶接されて組み付けられるので、ボルトの回り止めと脱落防止を同時に実現し工数が少なく製造コストも低廉に抑えることができ、安価に大量生産することができる。
また、図5(a)(b)において、クランプ材3の互いに突き当てられる平坦端部3a,3bには、相互に補完するように組み合わされる凹部5a及び凸部5bが各々形成されていてもよい。
この場合には、クランプ材3に固定ボルト4をスタッド溶接する際に、互いに突き当てられる平坦端部3a,3bどうしが凹部5a及び凸部5bにより位置合わせされるので、作業性が向上する。
また、図5(c)(d)において、クランプ材3の互いに突き当てられる平坦端部3a,3bには、突き当て方向に抜け止めされるインターロック部6a,6bが各々形成されていいてもよい。
この場合には、クランプ材3をリング状に形成してインターロック部6a,6bどうしを嵌め合わせると、突き当て方向に抜け止めされるので、クランプ材3の保形性が向上し、固定ボルト4のスタッド溶接が容易に行なえる。
保持クランプ1は、車両等に装備されるエアバッグ用のインフレータ2を保持して構造物に取付け固定する場合について説明したが、他の筒状若しくは柱状のシリンダ部品を保持して構造物に取付け固定する場合にも適用できることは言うまでもない。
1 保持クランプ
2 インフレータ
3 クランプ材
3a,3b 平坦端部
3c 平坦部
3d 締付け耳
3e 補強凹部
4 固定ボルト
4a 頭部
5a 凹部
5b 凸部
6a,6b インターロック部

Claims (3)

  1. シリンダ部品を構造物に取付け固定する保持クランプであって、
    金属帯状リングの両端近傍を平坦に形成された平坦端部どうしを突き当てて形成される平坦部とこれに連続してリング状に形成され中途部に外方に門形に突出して折り曲げ形成された締付け耳を有するクランプ材と、
    前記平坦部の外面に対して前記平坦端部どうしを跨いだ状態で頭部がスタッド溶接されて固着され、前記構造物に嵌合させて組み付けられる固定ボルトと、を備え、
    前記シリンダ部品をリング状に形成された前記クランプ材に嵌め合わせた状態で前記締付け耳を潰すことにより前記クランプ材を縮径させて前記シリンダ部品を保持することを特徴とする保持クランプ。
  2. 前記クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、相互に補完するように組み合わされる凹部及び凸部が各々形成されている請求項1記載の保持クランプ。
  3. 前記クランプ材の互いに突き当てられる平坦端部には、突き当て方向に抜け止めされるインターロック部が各々形成されている請求項1記載の保持クランプ。
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