JP2011082469A - 点火コイル - Google Patents

点火コイル Download PDF

Info

Publication number
JP2011082469A
JP2011082469A JP2009235825A JP2009235825A JP2011082469A JP 2011082469 A JP2011082469 A JP 2011082469A JP 2009235825 A JP2009235825 A JP 2009235825A JP 2009235825 A JP2009235825 A JP 2009235825A JP 2011082469 A JP2011082469 A JP 2011082469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
voltage side
coil
side end
central core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009235825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5212329B2 (ja
Inventor
Tokuichi Fujiyama
徳一 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009235825A priority Critical patent/JP5212329B2/ja
Priority to DE102010039819.5A priority patent/DE102010039819B4/de
Publication of JP2011082469A publication Critical patent/JP2011082469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5212329B2 publication Critical patent/JP5212329B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F38/00Adaptations of transformers or inductances for specific applications or functions
    • H01F38/12Ignition, e.g. for IC engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】圧粉材料を圧縮成形して中心コアを形成する場合に、中心コアの磁気性能を向上させて、二次コイルに発生させるエネルギーを増大させることができる点火コイルを提供すること。
【解決手段】点火コイルにおいて、一次コイル21及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性の中心コア4は、圧粉材料40を圧縮成形してなる。中心コア4は、一次コイル21による磁束が通過する軸方向Cにおいて、二次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端面41と、二次コイルの低電圧側に位置する低電圧側端面42とにおける軸中心位置に、凹部43A、43Bを形成してなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジン等の内燃機関において、燃焼室内にスパークを発生させるために用いる点火コイルに関する。
内燃機関に用いる点火コイルは、内外周に重ねて配置した一次コイル及び二次コイルの内周側に軟磁性の中心コアを配置してなり、一次コイルへの通電を遮断したときの中心コアを通過する磁束の変化によって、二次コイルに高電圧を発生させ、点火プラグからスパークを発生させている。中心コアは、電磁鋼板を積層して形成する場合と、圧粉材料を圧縮成形して形成する場合とがある。
例えば、特許文献1の点火コイルにおいては、電磁鋼板を積層して中心コアを形成している。そして、中心コアの端部を覆うキャップとコイルを巻回したスプールとが接触しないように、中心コアに調芯凹部を設け、この調芯凹部にイグナイタ搭載部に設けた調芯凸部を係合させることが開示されている。
特開2004−128191号公報
しかしながら、特許文献1においては、電磁鋼板を積層してなる中心コアの調芯を目的として調芯凹部を設けているに過ぎない。従って、圧粉材料を圧縮成形して中心コアを形成する場合に、中心コアの磁気性能を向上させて、点火コイルの二次コイルに発生させるエネルギーを増大させるためには更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、圧粉材料を圧縮成形して中心コアを形成する場合に、中心コアの磁気性能を向上させて、点火コイルの二次コイルに発生させるエネルギーを増大させることができる点火コイルを提供しようとするものである。
本発明は、内外周に重ねて配置した一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性の中心コアとをケース内に配置し、該ケース内の隙間に絶縁固定用樹脂を充填してなる点火コイルにおいて、
上記中心コアは、圧粉材料を圧縮成形してなり、かつ、上記一次コイルによる磁束が通過する軸方向において、上記二次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端面と、上記二次コイルの低電圧側に位置する低電圧側端面との少なくとも一方における軸中心位置に、凹部を形成してなることを特徴とする点火コイルにある(請求項1)。
本発明の点火コイルは、圧粉材料を圧縮成形してなる中心コア(以下に、圧粉中心コアという。)を用いて構成されている。
本発明の圧粉中心コアは、軸方向における高電圧側端面と低電圧側端面との少なくとも一方における軸中心位置に、凹部を形成してなる。これにより、本発明の圧粉中心コアは、凹部を形成していない従来の圧粉中心コアに比べて、軸方向における真ん中付近の成形密度を高くすることができ、圧粉中心コア全体の成形密度も高くすることができる。
ところで、従来の圧粉中心コアにおいては、一対の圧縮型を用いて軸方向の両側から圧粉材料を圧縮成形した際に、軸方向の真ん中付近の成形密度が残りの端部付近の成形密度に比べて低くなると考えられる。
これに対し、本発明の圧粉中心コアは、特に、凸部を設けた圧縮型を用いて圧粉材料を圧縮成形することにより、圧縮型の凸部によって圧粉材料をより多く軸方向における真ん中付近へ集めることができる。そして、圧縮型の凸部によって圧粉中心コアの端面に凹部が形成され、圧粉中心コアにおける軸方向の真ん中付近の成形密度の低下を抑制することができる。そのため、圧粉中心コア全体の成形密度を高くすることができ、圧粉中心コアの成形密度が高いことにより、圧粉中心コアの磁気性能を向上させることができる。
それ故、本発明の点火コイルによれば、圧粉材料を圧縮成形して中心コアを形成する場合に、中心コアの磁気性能を向上させて、点火コイルの二次コイルに発生させるエネルギーを増大させることができる。
実施例における、点火コイルを示す断面説明図。 実施例における、一次コイルを直接巻回した中心コアを示す断面説明図。 実施例における、点火コイルをエンジンに取り付けた状態を示す断面説明図。 実施例における、横軸に圧粉中心コアの長さをとり、縦軸に成形密度をとって、両者の関係を示すグラフ。 実施例における、横軸に成形密度をとり、縦軸に二次エネルギーをとって、両者の関係を示すグラフ。 実施例における、一対の圧縮型によって中心コアを圧縮成形する状態を示す断面説明図。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記軸中心位置とは、上記中心コアの軸方向に直交する横断面における中心位置のことをいう。特に、中心コアが断面円形状を有する場合には、軸中心位置とは円中心位置のことをいう。
上記圧粉材料は、樹脂等の絶縁被膜を備える鉄系粉末から構成することができ、鉄系粉末としては、例えば、Fe−Si系合金粉末等を用いることができる。また、圧粉材料は、鉄系粉末に対してバインダーを含有させたものとすることができる。
また、上記軸方向に直交する横断面において、上記中心コアの一般部の断面積Sに対する上記凹部の断面積Xの割合X/S×100(%)は、2〜10%であることが好ましい(請求項2)。
断面積の割合X/S×100(%)が2%未満の場合には、上記凹部の形成による中心コアの軸方向における真ん中付近の成形密度の向上が図れないおそれがある。また、断面積の割合X/S×100(%)が10%超過である場合には、凹部の形成によって中心コアの横断面における断面積が減少し、磁束が通過する面積が減少して、逆に中心コアの磁気性能が低下してしまうおそれがある。
また、上記中心コアの軸方向長さLに対する上記凹部の軸方向深さDの割合D/L×100(%)は、3〜15%であることが好ましい(請求項3)。
軸方向深さの割合D/L×100(%)が3%未満である場合には、上記凹部の形成による中心コアの軸方向における真ん中付近の成形密度の向上が図れないおそれがある。また、軸方向深さの割合D/L×100(%)が15%超過である場合には、中心コアにおける空洞部分が増加して、逆に中心コアの磁気性能が低下してしまうおそれがある。
また、上記凹部は、上記高電圧側端面及び上記低電圧側端面のいずれにも形成してあることが好ましい(請求項4)。
この場合には、軸方向両側の凹部を使用して、点火コイルの組付を行う際の中心コアの調芯(中心位置出し)を行うことができる。
また、上記一次コイルは、上記中心コアに直接巻回してあり、上記高電圧側端面に形成した上記凹部は、上記中心コアの高電圧側端部において上記一次コイルが巻回されていない部位の内周側位置に形成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、一次コイルが巻回されていない中心コアの部位に凹部を形成することになり、凹部の形成により、中心コアの磁気性能が低下してしまうことを防止することができる。
以下に、本発明の点火コイルにかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の点火コイル1は、図1に示すごとく、内外周に重ねて配置した一次コイル21及び二次コイル22と、一次コイル21及び二次コイル22の内周側に配置した軟磁性の中心コア4とをケース3内に配置し、ケース3内の隙間に絶縁固定用樹脂15を充填してなる。
図2に示すごとく、中心コア4は、圧粉材料40を圧縮成形してなり、かつ、一次コイル21による磁束が通過する軸方向Cにおいて、二次コイル22の高電圧側に位置する高電圧側端面41と、二次コイル22の低電圧側に位置する低電圧側端面42とにおける軸中心位置に、凹部43A、43Bを形成してなる。
以下に、本例の点火コイル1につき、図1〜図6を参照して詳説する。
図3に示すごとく、本例の点火コイル1は、内燃機関としてのエンジンに用いるものであり、エンジン(シリンダヘッド81及びシリンダヘッドカバー82)のプラグホール83の外部に横置き状態(プラグホール83の軸方向に対して一次コイル21及び二次コイル22の軸方向を直交させた状態)で配置して用いるものである。本例の点火コイル1は、エンジンのプラグホール83内に配置したスパークプラグ7に装着すると共に、一次コイル21、二次コイル22、中心コア4等を配置したコイル本体部11をプラグホール83の外部に横置き状態で配置して使用される。
図1に示すごとく、中心コア4、一次コイル21及び二次コイル22の外側には、中心コア4の軸方向Cの両側の端面(高電圧側端面41及び低電圧側端面42)に内側面を対向させる状態で、枠形状を有する軟磁性の外周コア45が配置してある。外周コア45は、上下に開口を位置させるようケース3内に配置してある。また、中心コア4の低電圧側端面42と外周コア45の内側面との間には、中心コア4及び外周コア45によって形成する磁気回路の特性を改善するための永久磁石47と、コアギャップ(間隙)48とが設けてある。
また、点火コイル1は、電子部品を樹脂によってモールド成形してなるイグナイタ12を内蔵しており、イグナイタ12は、一次コイル21への通電及び通電の遮断を行うスイッチング制御回路を備えている。
点火コイル1は、熱可塑性樹脂からなるケース3内に、一次コイル21、二次コイル22、中心コア4、外周コア45及びイグナイタ12を配置し、ケース3内に熱硬化性樹脂からなる絶縁固定用樹脂15を充填して、各構成部品を絶縁状態で固定してなる。点火コイル1を組み付ける際には、中心コア4における高電圧側端面41及び低電圧側端面42に凹部43A、43Bが形成されていることにより、この一対の凹部43A、43Bを利用して、点火コイル1の組付を行う際の中心コア4の調芯(中心位置出し)を行うことができる。
図1、図3に示すごとく、ケース3には、二次コイル22の高電圧側巻線端部に導通させた高電圧端子23を配置するためのタワー部31と、イグナイタ12における導電端子をECU(電子制御ユニット)等の外部機器と接続するためのコネクタ部32と、点火コイル1をエンジンに取り付けるための取付部33とが突出形成されている。
タワー部31には、ゴム製のプラグキャップ61が装着され、プラグキャップ61には、スパークプラグ7の碍子部71が装着されている。プラグキャップ61の内周側においては、高電圧端子23に対してコイルスプリング62を介してスパークプラグ7の端子部72が接続されている。
図2に示すごとく、本例の一次コイル21は、絶縁被膜を有するマグネットワイヤを中心コア4の外周に直接巻回して形成してある。また、二次コイル22は、一次コイル21の外周側において、樹脂製のスプール221に対して、一次コイル21を形成するマグネットワイヤよりも細いマグネットワイヤを一次コイル21よりも多い巻回数で巻回して形成してある。
高電圧側端面41に形成した凹部43Aは、中心コア4の高電圧側端部において一次コイル21が巻回されていない無巻回部位44の内周側位置に形成してある。この無巻回部位44における高電圧側端面41は、一次コイル21の軸方向端面211よりも所定長さ突出している。そして、高電圧側端面41に形成した凹部43Aの軸方向深さD1は、無巻回部位44が突出する所定長さL1よりも浅く(短く)なっている。これにより、一次コイル21が巻回されていない中心コア4の無巻回部位44に凹部43Aを形成することになり、凹部43Aの形成により、中心コア4の磁気性能が低下してしまうことを防止することができる。
また、中心コア4における低電圧側端部には、永久磁石47を対向配置する面積を確保した鍔部420が形成されている。本例の低電圧側端面42は、鍔部420の端面として形成されている。
なお、低電圧側端面42に形成した凹部43Bは、中心コア4の低電圧側端部において一次コイル21が巻回されている部位の内周側位置まで形成されている。ただし、低電圧側端面42には、コアギャップ(間隙)48が隣接して存在することにより、低電圧側端面42の近傍における透磁率はもともと小さく、凹部43Bが存在しても磁気性能に大きな影響はない。
また、図2に示すごとく、軸方向Cに直交する横断面において、中心コア4の一般部の断面積Sに対する高電圧側端面41における凹部43Aの断面積X1の割合X1/S×100(%)は、2〜10%になっており、中心コア4の一般部の断面積Sに対する低電圧側端面42における凹部43Bの断面積X2の割合X2/S×100(%)も、2〜10%になっている。また、中心コア4の軸方向長さLに対する高電圧側端面41における凹部43Aの軸方向深さD1の割合D1/L×100(%)は、3〜15%になっており、中心コア4の軸方向長さLに対する低電圧側端面42における凹部43Bの軸方向深さD2の割合D2/L×100(%)も、3〜15%になっている。
上記X1、X2、D1、D2が各条件を満たすことにより、中心コア4の軸方向Cにおける真ん中付近の成形密度を高くすることができ、中心コア4の全体の成形密度も高くすることができる。
本例の点火コイル1において、ECUからの指令によりイグナイタ12のスイッチング制御回路の動作により一次コイル21へ通電を行ったときには、中心コア4及び外周コア45を通過する磁界が形成される。次いで、一次コイル21への通電を遮断したときには、相互誘導作用により二次コイル22に高電圧の誘導起電力が発生し、点火コイル1に装着されたスパークプラグ7における一対の電極73間にスパークを発生させることができる。
本例の点火コイル1は、圧粉材料40を圧縮成形してなる中心コア4(以下に、圧粉中心コア4という。)を用いて構成されている。図4には、横軸に圧粉中心コアの長さ(mm)をとり、縦軸に成形密度(g/cm3)をとって、両者の関係を示す。
同図に示すごとく、従来の圧粉中心コアにおいては、一対の圧縮型を用いて軸方向の両側から圧粉材料40を圧縮成形した際に、軸方向Cの真ん中付近の成形密度が残りの端部付近の成形密度に比べて低くなることがわかった。同図において、従来の圧粉中心コアの成形密度を実線で示す。
これに対し、本例の圧粉中心コア4は、軸方向Cにおける高電圧側端面41及び低電圧側端面42における軸中心位置に、それぞれ凹部43A、43Bを形成してなる。これにより、本例の圧粉中心コア4は、凹部43A、43Bを形成していない従来の圧粉中心コアに比べて、軸方向Cにおける真ん中付近の成形密度が高くすることができ、圧粉中心コア4の全体の成形密度も高くすることができる。同図において、本例の圧粉中心コア4の成形密度を破線で示す。
同図からわかるように、従来の圧粉中心コアにおいては、その全長Lに対して軸方向Cにおける約50%程度の真ん中付近Eの成形密度が他の部位よりも低下する。これに対し、本例の圧粉中心コア4においては、真ん中付近Eの成形密度を他の部位の成形密度に近づけることができる。
なお、本例においては、中心コア4の真ん中付近Eとは、軸方向Cの両端から約15%の範囲を除く部分のことをいう。
また、図5には、横軸に成形密度(g/cm3)をとり、縦軸に二次エネルギー(二次コイル22に発生するエネルギー)(mJ)をとって、両者の関係を示す。同図に示すごとく、凹部43A、43Bを形成していない従来の圧粉中心コアaに対し、凹部43A、43Bを形成した本例の圧粉中心コアbによれば、その成形密度が増加し、二次エネルギーも増加させることができる。
また、本例の圧粉中心コア4における一対の凹部43A、43Bは、凸部51を有する圧縮型5を用いて圧粉材料40の圧縮成形を行う際に形成されたものである。
図6に示すごとく、圧粉中心コア4の圧縮成形に当たっては、圧粉材料40を、凸部51を有する一対の圧縮型5の間に配置し、一対の圧縮型5を相対的に移動させて圧縮成形する。このとき、圧縮型5における凸部51の先端面511同士の間の距離は、凸部51が形成されていない周辺の端面512同士の間の距離よりも短く、圧縮型5の凸部51に対応する中心部位401に位置する圧粉材料40は、残りの部位402よりも圧縮され易い状態にある。
すなわち、圧縮型5の凸部51に対応する中心部位401における圧粉材料40の圧縮前の長さをA1、圧縮型5の凸部51に対応する中心部位401における圧粉材料40の圧縮後の長さをA2、圧縮型5の凸部51の周辺の端面512に対応する残りの部位402における圧粉材料40の圧縮前の長さをB1、圧縮型5の凸部51の周辺の端面512に対応する残りの部位402における圧粉材料40の圧縮後の長さをB2としたとき、中心部位401の圧縮割合(A1−A2)/A1を、残りの部位402の圧縮割合(B1−B2)/B1よりも大きくすることができる。
これにより、凸部51を設けた圧縮型5を用いて圧粉材料40を圧縮成形する際には、凸部51によって圧粉材料40をより多く軸方向Cにおける真ん中付近へ集めることができる。そして、圧縮型5の凸部51によって圧粉中心コア4の端面に凹部43A、43Bが形成され、圧粉中心コア4における軸方向Cの真ん中付近の成形密度の低下を抑制することができる。そのため、圧粉中心コア4の全体の成形密度を高くすることができ、圧粉中心コア4の成形密度が高いことにより、圧粉中心コア4の磁気性能を向上させることができる。
また、本例の圧粉中心コア4においては、圧縮型5の凸部51に対応する容積の圧粉材料40の使用量(材料費)を低減させることができる。また、圧粉材料40を圧縮成形して凹部43A、43Bを形成していることにより、電磁鋼板を積層した積層コアに比べて凹部43A、43Bの形成が容易である。
それ故、本例の点火コイル1によれば、圧粉材料40を圧縮成形して圧粉中心コア4を形成する場合に、圧粉中心コア4の磁気性能を向上させて、点火コイル1の二次コイル22に発生させるエネルギーを増大させることができる。
1 点火コイル
15 絶縁固定用樹脂
21 一次コイル
22 二次コイル
3 ケース
4 中心コア
41 高電圧側端面
42 低電圧側端面
43A、43B 凹部
5 圧縮型
51 凸部
C 軸方向

Claims (5)

  1. 内外周に重ねて配置した一次コイル及び二次コイルと、該一次コイル及び二次コイルの内周側に配置した軟磁性の中心コアとをケース内に配置し、該ケース内の隙間に絶縁固定用樹脂を充填してなる点火コイルにおいて、
    上記中心コアは、圧粉材料を圧縮成形してなり、かつ、上記一次コイルによる磁束が通過する軸方向において、上記二次コイルの高電圧側に位置する高電圧側端面と、上記二次コイルの低電圧側に位置する低電圧側端面との少なくとも一方における軸中心位置に、凹部を形成してなることを特徴とする点火コイル。
  2. 請求項1において、上記軸方向に直交する横断面において、上記中心コアの一般部の断面積Sに対する上記凹部の断面積Xの割合X/S×100(%)は、2〜10%であることを特徴とする点火コイル。
  3. 請求項1又は2において、上記中心コアの軸方向長さLに対する上記凹部の軸方向深さDの割合D/L×100(%)は、3〜15%であることを特徴とする点火コイル。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記凹部は、上記高電圧側端面及び上記低電圧側端面のいずれにも形成してあることを特徴とする点火コイル。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記一次コイルは、上記中心コアに直接巻回してあり、
    上記高電圧側端面に形成した上記凹部は、上記中心コアの高電圧側端部において上記一次コイルが巻回されていない部位の内周側位置に形成してあることを特徴とする点火コイル。
JP2009235825A 2009-10-12 2009-10-12 点火コイルの製造方法 Active JP5212329B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009235825A JP5212329B2 (ja) 2009-10-12 2009-10-12 点火コイルの製造方法
DE102010039819.5A DE102010039819B4 (de) 2009-10-12 2010-08-26 Zündspule

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009235825A JP5212329B2 (ja) 2009-10-12 2009-10-12 点火コイルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011082469A true JP2011082469A (ja) 2011-04-21
JP5212329B2 JP5212329B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=43734752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009235825A Active JP5212329B2 (ja) 2009-10-12 2009-10-12 点火コイルの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5212329B2 (ja)
DE (1) DE102010039819B4 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6613166B2 (ja) 2016-02-19 2019-11-27 日立オートモティブシステムズ阪神株式会社 内燃機関用点火コイルおよび内燃機関用点火コイルの製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103944U (ja) * 1979-01-16 1980-07-19
JP2005294319A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tdk Corp 圧縮成型用金型、圧縮成型体およびその製造方法
JP2006108721A (ja) * 2006-01-16 2006-04-20 Matsushita Electric Works Ltd 電磁装置
JP2008172162A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Denso Corp 点火コイル用の軟磁性体
WO2008156145A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Sumida Corporation 磁性素子および磁性素子を用いたアンテナ装置
JP2009088479A (ja) * 2007-09-14 2009-04-23 Denso Corp 点火コイル

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3994844B2 (ja) 2002-10-02 2007-10-24 株式会社デンソー 点火コイル
US20080276918A1 (en) 2007-05-11 2008-11-13 Skinner Albert A Integrated ignition coil and oil seal for head and cam cover

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55103944U (ja) * 1979-01-16 1980-07-19
JP2005294319A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tdk Corp 圧縮成型用金型、圧縮成型体およびその製造方法
JP2006108721A (ja) * 2006-01-16 2006-04-20 Matsushita Electric Works Ltd 電磁装置
JP2008172162A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Denso Corp 点火コイル用の軟磁性体
WO2008156145A1 (ja) * 2007-06-19 2008-12-24 Sumida Corporation 磁性素子および磁性素子を用いたアンテナ装置
JP2009088479A (ja) * 2007-09-14 2009-04-23 Denso Corp 点火コイル

Also Published As

Publication number Publication date
JP5212329B2 (ja) 2013-06-19
DE102010039819A1 (de) 2011-04-14
DE102010039819B4 (de) 2022-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8922314B2 (en) Ignition coil for internal combustion engine
JP5365305B2 (ja) 樹脂モールドコア及びリアクトル
EP0431322A1 (en) Ignition coil
JP5557343B2 (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP4992926B2 (ja) 内燃機関用点火コイル
EP2660833B1 (en) Ignition coil
JP2007201203A (ja) リアクトル
CN102939635A (zh) 用于能量储存和转换的点火线圈
US7239224B2 (en) Ignition coil having center core
JPH09186029A (ja) 内燃機関用点火コイル
CN101055794B (zh) 点火线圈
JP4877505B2 (ja) リアクトル
JPWO2018061118A1 (ja) 点火コイル
JP5212329B2 (ja) 点火コイルの製造方法
JP2008172162A (ja) 点火コイル用の軟磁性体
WO2010098029A1 (ja) 変圧器および変圧器の組み立て方法
JP5460533B2 (ja) 閉磁路型変圧装置
JP2005228840A (ja) 内燃機関用点火コイル
JP2006310773A (ja) 点火コイル
JP2011134876A (ja) 内燃機関用の点火コイル
JP3773498B2 (ja) 内燃機関用点火コイルの1次コイル
JP5941717B2 (ja) 樹脂モールドコイル装置
JP2000294437A (ja) コイル装置
JP3042144U (ja) 内燃機関用点火コイル
KR100466111B1 (ko) 점화코일용 코어

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130211

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5212329

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250