JP2011082331A - 半導体素子 - Google Patents

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Akira Nakajima
昭 中島
Hiromichi Ohashi
弘通 大橋
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Abstract

【課題】窒化物半導体による分極接合を用いた半導体素子において、高い歩留まりで高性能な素子を作製する。
【解決手段】InGa1−aNチャネル層9、AlInGa1−x−yNバリア層10、およびInGa1−bNキャップ層11により分極接合を形成する(0≦a、b、c<0.02)。また、上記バリア層の膜厚T及びAl組成xは、41<T<310(単位:nm)、0.08≦x<0.12、又は30<T<150、0.12≦x<0.16、又は24<T<92、0.16≦x<0.20、又は19<T<62、0.20≦x<0.24、又は16<T<45、0.24≦x<0.28、又は14<T<34、0.28≦x<0.32、又は12<T<27、0.32≦x<0.36、又は11<T<22、0.36≦x<0.40のいずれかの範囲にある。
【選択図】図6

Description

本発明は、窒化物半導体による分極接合を有する半導体素子に関するものである。
電力用途に用いられる半導体素子には、オン状態における導通損失を低減するため、より低いオン抵抗が求められる。また、それぞれの用途に応じた、素子耐圧が要求される。しかし、半導体素子のオン抵抗と素子耐圧の間には、材料物性で決定されるトレードオフの関係が存在する。そのため、オン抵抗を低減すると、それに伴って素子耐圧が低下する傾向にある。
近年、特許文献1において、分極接合と呼ばれる半導体の素子構造が提案された。分極接合を用いることで、素子耐圧を劣化させずに、従来から考えられてきた材料限界を超えて、オン抵抗を低減することが出来る。
分極接合は、ヘテロ接合界面において分極電荷の発生する半導体を用いて、作製することが可能である。分極接合を作製することが可能な半導体として、例えば、窒化物半導体、酸化物半導体、及びSiCなどがあげられる。
窒化物半導体は、高密度の分極電荷を有するため、分極接合の作製に適した材料である。窒化物半導体は、III族原子(Al、In、及びGa)と窒素原子(N)により構成される化合物半導体である。III族原子の総数は、窒素原子の数と同数であり、化学式としては
AlInGa1−x−yN 式(1)
で表わされる。(式中x及びyは、0≦x≦1、0≦y≦1、x+y≦1を満足させる数値をもつものとする。)
ここで分極接合について詳しく説明する。図1に窒化物半導体による分極接合の一例を示す。分極接合とは、半導体のpn接合の一種であり、半導体のヘテロ接合界面における、正及び負の分極電荷により、電子(二次元電子ガス)および正孔(二次元正孔ガス)を同時に発生させさることを特徴とする。図1では、GaN層1、AlGaN層2、及びGaN層3を[0001]方向に積層させることにより、GaN層1及びAlGaN層2によるヘテロ界面に正の分極電荷が発生し、GaN層3及びAlGaN層2によるヘテロ界面に負の分極電荷が形成される。この分極電荷により、図1に模式的に示すように、電子及び正孔がヘテロ界面付近に発生する。このように半導体のヘテロ界面における分極を用いて、電子および正孔を同時に発生させることを特徴とする、半導体のpn接合を、本明細書では「分極接合」と定義する。
分極接合の特長は、このとき発生する電子および正孔の濃度が、ほぼ等しいことである。そのため、Si素子で用いられている超接合と同様の、電荷補償効果が得られる。この分極接合を、半導体素子のドリフト領域に用いることで、素子耐圧を保ったまま、従来の素子に比べて、オン抵抗を低減することが可能となる。
分極接合は半導体のpn接合の一種である。そのためpn接合を有する様々な半導体素子に適用することが可能である。例えば、pnダイオード、ショットーバリアダイオード、および電界効果方トランジスタなどに応用することが可能である。
窒化物半導体は、へテロ接合界面において高密度の分極電荷を発生させることが可能であり、そのため分極接合の作製に最も適した材料である。窒化物半導体による分極接合を用いて作製した半導体素子として、ダイオード(特許文献2、及び非特許文献1)、及び電界効果型トランジスタ(特許文献3)が報告されている。
ただし、分極接合は、従来のpn接合と比較して、高性能な分極接合を歩留まりよく作製することが非常に難しい。従来のpn接合は、イオン注入等の不純物ドーピング技術を用いて作製されるため、電子および正孔の濃度を自由に設計することが可能である。一方、分極接合は、ヘテロ接合界面の分極を用いて作製される。窒化物半導体による分極接合における、電子および正孔の濃度は、窒化物半導体の組成、および膜厚に対して急激に変化をする。電子および正孔の濃度の変化は、半導体素子特性に大きな影響をあたえる。そのため、窒化物半導体による分極接合を有する半導体素子において、高性能な半導体素子を高い歩留まりで作製するための、素子設計技術が必要とされている。
また、窒化物半導体は従来から広く用いられてきたSiと比較して、優れた材料物性を有している。そのため窒化物半導体を用いて、n型およびp型のトランジスタを作製することが可能になれば、これを組み合わせた高性能な相補型電界効果型トランジスタを実現することが出来る。さらにこの相補型電界効果型トランジスタを集積化することで、Siの材料限界を超える性能をもつ、次世代集積回路の実現が期待されている。しかし、窒化物半導体はp型の導電性の制御が困難であるため、n型と比較して、高性能なp型素子を作製することが困難である。
特開2007−134607 特開2007−184382 特開2007−134608
Hidetoshi Ishida,Daisuke Shibata, Manabu Yanagihara, Yasuhiro Uemoto, Hisayoshi Matsuo, TetsuzoUeda, Tsuyoshi Tanaka, Member, and Daisuke Ueda, Fellow, "Unlimited HighBreakdown Voltage by Natural Super Junction of Polarized Semiconductor",IEEEIEEE ELECTRON DEVICE LETTERS, VOL. 29, NO. 10, 2008, pp. 1087-1089.
本発明の解決しようとする課題は、構造設計技術により、窒化物半導体による分極接合を用いた半導体素子において、90%以上の高い歩留まりで高性能な素子を作製することである。また、これにより従来技術では困難な高い耐圧および低いオン抵抗を併せ持つ電力用半導体を作製することである。さらに、n型およびp型の電界効果型トランジスタの作製を可能にし、これを組み合わせた相補型電界効果型トランジスタを作製することである。
上記課題は、次のような半導体素子を提供することにより解決される。
(1)図2に本発明による分極接合の概略図をしめす。少なくとも、InGa1−aNからなる第一層4、AlInGa1−x−yNからなる第二層5、及びInGa1−bNからなる第三層6を含んで構成され、上記第二層は、上記第一層、及び上記第三層の間に配置されており、上記aは0≦a<0.02の範囲にあり、上記bは0≦b<0.02の範囲にあり、上記yは0≦y<0.02の範囲にあり、これにより形成される分極接合を有することを特徴とする。
また、上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、図3に示される線分A、線分B、線分C、線分D、線分E、及び線分Fで囲まれる範囲であることを特徴とする。これを数値で表すと、上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、41nm<T<310nm、及び0.08≦x<0.12、又は、30nm<T<150nm、及び0.12≦x<0.16、又は、24nm<T<92nm、及び0.16≦x<0.20、又は、19nm<T<62nm、及び0.20≦x<0.24、又は、16nm<T<45nm、及び0.24≦x<0.28、又は、14nm<T<34nm、及び0.28≦x<0.32、又は、12nm<T<27nm、及び0.32≦x<0.36、又は、11nm<T<22nm、及び0.36≦x<0.40のいずれかの範囲にある。
(2)上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、図3に示される線分A、線分B、線分G、及び線分Fで囲まれる範囲であることを特徴とする。これを数値で表すと、上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、59nm<T<310nm、及び0.08≦x<0.12、又は、43nm<T<150nm、及び0.12≦x<0.16、又は、33nm<T<92nm、及び0.16≦x<0.20、又は、27nm<T<62nm、及び0.20≦x<0.24、又は、23nm<T<45nm、及び0.24≦x<0.28、又は、20nm<T<34nm、及び0.28≦x<0.32、又は、17nm<T<27nm、及び0.32≦x<0.36、又は、15nm<T<22nm、及び0.36≦x<0.40のいずれかの範囲にある。
(3)上記第一層、及び第二層、及び第三層は、意図的な不純物のドーピングを行わずに形成することができる。
(4)少なくとも、上記第一層、及び第二層の間、又は、上記第二層、及び第三層の間に、スペーサー層が設けられており、かつ、上記スペーサ層の膜厚は2nm以下である。
(5)上記半導体素子は、電力用途に用いられるショットキーバリアダイオードとすることができる。
(6)上記半導体素子は、電力用途に用いられるpnダイオードとすることができる。
(7)上記半導体素子は、電力用途に用いられる電界効果型トランジスタとすることができ、キャリヤが電子または正孔である。
(8)上記半導体素子は、キャリヤが電子および正孔である電界効果型トランジスタを用いた、相補型電界効果型トランジスタとすることができる。また、本発明による構造設計技術はn型、p形電界効果トランジスタだけでなく、ノーマリオン型、ノーマリオフ型の電界効果トランジスタに適用できる。
本発明による構造設計技術を用いることで、窒化物半導体による分極接合を用いた半導体素子において、90%以上の高い歩留まりで高性能な素子を提供することが可能となる。
図2に示した分極接合における、素子構造と素子特性の関係の概略図を図4に示す。ここで、素子構造として、AlInGa1−x−yN層5における、Al組成xおよび膜厚Tに注目する。Al組成xが小さすぎるとオン抵抗が増加し、また、大きすぎると素子耐圧が低下する傾向がある。また、膜厚Tが小さすぎるとオン抵抗が増加し、また、大きすぎると素子耐圧が低下する傾向がある。そのため、低いオン抵抗及び高い素子耐圧を同時に実現するためには、図4に示すように、構造設計における「許容範囲」が存在する。この「許容範囲」から外れると素子特性が急激に悪化する。
図5はAl組成xが0.28における、膜厚Tと素子特性の関係である。膜厚Tを薄くするとオン抵抗の急激に増加する。ここでオン抵抗には、電子(二次元電子ガス)をチャネルとするn型素子のオン抵抗、および正孔(二次元正孔ガス)をチャネルとするp型素子におけるオン抵抗の二種類が存在する。pチャネル素子におけるオン抵抗の増加が、nチャネルに比べて非常に大きい。
一方、膜厚Tを厚くするとオン抵抗の増加および耐圧の急激な低下が発生する。低いn型オン抵抗およびp型オン抵抗、および高い素子耐圧を同時にもつ高性能な半導体素子を高い歩留まりで作製するためには、膜厚Tの「許容範囲」が存在する。
様々なAl組成x及び膜厚Tにおける「許容範囲」を、具体的に明らかにしたのが、図3である。図3における線分A、線分B、線分C、線分D、線分E、及び線分Fで囲まれる範囲に含まれる、Al組成x及び膜厚Tを用いて、構造設計を行うことにより、分極接合を用いた高性能化な半導体素子を、90%以上の高い歩留まりで作製することができる。
次に上記(2)記載の半導体素子では、図4における「より好ましい範囲」においてAl組成x及び膜厚Tを構造設計することにより、さらに高性能な半導体素子を高い歩留まりで作製することが出来る。Al組成が0.28における「より好ましい許容範囲」を図5にしめす。さらに、様々なAl組成x及び膜厚Tにおける「より好ましい許容範囲」を、具体的に明らかにしたのが、図3である。図3における線分A、線分B、線分G、及び線分Fで囲まれる範囲に含まれる、Al組成x及び膜厚Tを用いて、構造設計を行うことによりことにより、上記(1)と比較して、より高性能な半導体素子を95%以上の歩留まりで作製することができる。
次に上記(3)記載の半導体素子では、意図的な不純物のドーピングを行わずに形成した分極接合を用いることで、ドーピングによる不純物のばらつきを抑制することが可能となり、高性能化な半導体素子を、高い歩留まりで作製することが出来る。
次に上記(4)記載の半導体素子では、任意のスペーサ層を設けても、その膜厚を2nm以下に設計することで、分極接合を用いた高性能化な半導体素子を、高い歩留まりで作製することが出来る。
次に上記(5)記載の半導体素子は、電力用途に用いられるショットキーバリアダイオードであることを特徴とし、これにより分極接合を用いた高性能化なショットキーバリアダイオードを、高い歩留まりで作製することが出来る。
次に上記(6)記載の半導体素子は、電力用途に用いられるpnダイオードであることを特徴とし、これにより分極接合を用いた高性能化なpnダイオードを、高い歩留まりで作製することが出来る。
次に上記(7)記載の半導体素子は、電力用途に用いられる電界効果型トランジスタであり、キャリヤが電子または正孔であることを特徴とし、これにより分極接合を用いた高性能化な電界効果型トランジスタを、高い歩留まりで作製することが出来る。
次に上記(8)記載の半導体素子は、キャリヤが電子および正孔である電界効果型トランジスタを用いた、相補型電界効果型トランジスタであることを特徴とし、これにより分極接合を用いた高性能化な相補型電界効果型トランジスタを、高い歩留まりで作製することが出来る。また、本発明による構造設計技術は、ダイオードを逆並列にそれぞれ接続したノーマリオフ型スイッチを逆直列に接続する交流スイッチだけでなく、逆並列にダイオードが接続されたノーマリオフ型スイッチと逆並列にダイオードが接続されたノーマリオン型スイッチを逆直列に接続した交流スイッチにも適応できる。またこれらの半導体素子を使った集積回路も可能になる。
窒化物半導体による分極接合の概略図 本発明における分極接合の概略図 本発明における層構造条件領域を示す図 本発明の効果を説明するための構造設計と素子特性の関係の概略図 Al組成xが0.28における層構造条件領域を示す図 本発明を用いたショットキーバリアダイオードの概略図 本発明を用いた電界効果型トランジスタの概略図
[実施の形態1]
以下では、本発明をダイオードに適用した場合における、実施の形態を図面により説明する。図6は、本発明を適用したショットキーバリアダイオードの一例を模式的に示すものである。
単結晶基板7の上に、結晶成長により窒化物半導体層を形成する。単結晶基板7には、Sapphire、SiC、Si、及びGaN等を用いることが出来る。結晶成長7には、有機金属気相成長法、及び分子線エピタキシー法などの、既存の成長法を用いることが出来る。
まず始めに、成長初期層8を形成することが好ましい。この成長初期層8は、この上に形成する窒化物半導体層の、結晶性を向上させるものであり、例えば、GaN低温緩衝層、AlN低温緩衝層、AlN高温成長層などを用いることが出来る。ただし、成長初期層8は本発明において必須ではない。
次に、InGa1−aNチャネル層9を形成する。InGa1−aNチャネル層9のIn組成aは、0.02以下とする。InGa1−aNチャネル層9の膜厚は特に限定されないが、50nm〜10umがあげられ、好ましくは200nm〜6umであり、より好ましくは500nm〜3umである。また、InGa1−aNチャネル層9は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
次に、AlInGa1−x−yNバリア層10を形成する。AlInGa1−x−yNバリア層10の膜厚TおよびAl組成xは、図3に示される線分A、線分B、線分C、線分D、線分E、及び線分Fで囲まれる範囲であり、好ましくは線分A、線分B、線分G、及び線分Fで囲まれる範囲である。また、AlInGa1−x−yNバリア層10は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
次に、InGa1−bNキャップ層11を形成する。InGa1−bNキャップ層11の膜厚は特に限定されないが、2nm〜500nmがあげられ、好ましくは10nm〜100nmである。また、InGa1−bNキャップ層13は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
上記InGa1−aNチャネル層9、AlInGa1−x−yNバリア層10、及びInGa1−bNキャップ層11により、分極接合16が形成される。
次に、p−InGaNコンタクト層12を形成することが好ましい。p−InGaNコンタクト層12は、オーミックコンタクトを形成しやすくする効果がある。p−InGaNコンタクト層12の膜厚及びアクセプタ濃度は、特に限定されないが、1nm〜500nm及び1×1015〜1×1021cm−3があげられ、好ましくは2nm〜50nm及び1×1017〜1×1020cm−3である。ただし、p−InGaNコンタクト層12は本発明において必須ではない。
次に、各種電極の形成を行う。アノード電極13は電子に対してショットキー特性を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるショットキー電極の形成技術を用いることができる。アノード電極13の材料は、特に限定されないが、例えば、Ni系合金およびPt系合金などがあげられる。
アノード補助電極14は、正孔に対してオーミック特製を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるオーミック電極の形成技術を用いることができる。アノード補助電極14の材料は、特に限定されないが、例えば、Ni系合金およびPt系合金などがあげられる。
また、アノード電極13及びアノード補助電極14は、電気的に接続されている。カソード電極15は、電子に対してオーミック特製を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるショットキー電極の形成技術を用いることができる。アノード補助電極15の材料は、特に限定されないが、例えば、Ti系合金などがあげられる。
[実施の形態2]
以下では、本発明を電界効果型トランジスタに適用した場合における、実施の形態を図面により説明する。図7は、本発明を適用した電界効果型トランジスタの一例を模式的に示すものである。
単結晶基板7の上に、結晶成長により窒化物半導体層を形成する。単結晶基板7には、Sapphire、SiC、Si、及びGaN等を用いることが出来る。結晶成長7には、有機金属気相成長法、及び分子線エピタキシー法などの、既存の成長法を用いることが出来る。
まず始めに、成長初期層8を形成することが好ましい。この成長初期層8は、この上に形成する窒化物半導体層の、結晶性を向上させるものであり、例えば、GaN低温緩衝層、AlN低温緩衝層、AlN高温成長層などを用いることが出来る。ただし、成長初期層8は本発明において必須ではない。
次に、InGa1−aNチャネル層9を形成する。InGa1−aNチャネル層9のIn組成aは、0.02以下とする。InGa1−aNチャネル層9の膜厚は特に限定されないが、50nm〜10umがあげられ、好ましくは200nm〜6umであり、より好ましくは500nm〜3umである。また、InGa1−aNチャネル層9は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
次に、スペーサ層17を形成する。スペーサ層17には、任意の組成をもつ窒化物半導体を用いることができ、例えば、AlN、InN、AlGaN、及びInGaNがあげられる。スペーサ層17により、キャリアの空間的な局在化が起こりオン抵抗の低減が期待できる。スペーサ層の膜厚が厚すぎると、本発明による構造設計を用いることが不可能となる。そのため、スペーサ層20の膜厚は2nm以下とする。このように、本発明における分極接合では、そのヘテロ界面において2nm以下のスペーサ層を挿入することができる。ただし、スペーサ層は、本発明において必須ではない。
次に、AlInGa1−x−yNバリア層10を形成する。AlInGa1−x−yNバリア層10の膜厚TおよびAl組成xは、図3に示される線分A、線分B、線分C、線分D、線分E、及び線分Fで囲まれる範囲であり、好ましくは線分A、線分B、線分G、及び線分Fで囲まれる範囲である。また、AlInGa1−x−yNバリア層10は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
次に、InGa1−bNキャップ層11を形成する。InGa1−bNキャップ層11の膜厚は特に限定されないが、2nm〜500nmがあげられ、好ましくは10nm〜100nmである。また、InGa1−bNキャップ層13は意図的な不純物ドーピングを行わずに形成することが好ましい。
上記InGa1−aNチャネル層9、AlInGa1−x−yNバリア層10、及びInGa1−bNキャップ層11により、分極接合16が形成される。
次に、p−InGaNコンタクト層12を形成することが好ましい。p−InGaNコンタクト層12は、オーミックコンタクトを形成しやすくする効果がある。p−InGaNコンタクト層12の膜厚及びアクセプタ濃度は、特に限定されないが、1nm〜500nm及び1×1015〜1×1021cm−3があげられ、好ましくは2nm〜50nm及び1×1017〜1×1020cm−3である。ただし、p−InGaNコンタクト層12は本発明において必須ではない。
次に、各種電極の形成を行う。ゲート電極20は電子に対してショットキー特性を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるショットキー電極の形成技術を用いることができる。ゲート電極20の材料は、特に限定されないが、例えば、Ni系合金およびPt系合金などがあげられる。
ソース電極18及びドレイン電極21は、電子に対してオーミック特性を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるオーミック電極の形成技術を用いることができる。ソース電極18及びドレイン電極21の材料は、特に限定されないが、例えば、Ti系合金などがあげられる。
ソース補助電極19は、正孔に対してオーミック特性を有しており、既存の窒化物半導体素子におけるショットキー電極の形成技術を用いることができる。ソース補助電極19の材料は、特に限定されないが、例えば、Ni系合金およびPt系合金などがあげられる。また、ソース電極18及びソース補助電極19は、電気的に接続されている。
本発明の解決しようとする課題は、窒化物半導体による分極接合における構造設計により、高性能化な半導体素子を高い歩留まりで提供するものであり、電力用途に用いられるショットキーバリアダイオード、pnダイオード、および電界効果型トランジスタに利用することが出来る。窒化物半導体素子の動作損失はシリコン素子と比較して非常に小さく、電力変換器の高効率化、小型化が可能になり、太陽光発電、ヒートポンプ用モータ、電動自動車、照明など多くの応用装置の省エネ化に寄与できる。また、本発明により高性能なn型およびp型の電界効果型トランジスタを実現することが可能となり、本発明からなる技術は次世代パワー集積回路に利用することが出来る。本発明は交流スイッチを持つ次世代パワー集積回路にも利用することができる。パワー集積回路は現在、シリコン半導体素子で構成されているが、その高い動作損失から数100W以下の電力変換回路にしか適用されていないが、本発明を使うとシリコンより一桁以上動作損失が少ない窒化物半導体による集積化電力変換回路が可能になる。その結果、利用範囲の非常に広い家電用モータ、情報通信用電源などに使われる数kW以下の電力変換器にパワーICが適用できるようになり、モータや電源の省エネルギー化に大きく貢献できる。
1 GaN層
2 AlGaN層
3 GaN層
4 InGa1−aN層
5 AlInGa1−x−yN層
6 InGa1−bN層
7 単結晶基板
8 成長初期層
9 InGa1−aNチャネル層
10 AlInGa1−x−yNバリア層
11 InGa1−bNキャップ層
12 p−InGaNコンタクト層
13 アノード電極
14 アノード補助電極
15 カソード電極
16 分極接合
17 スペーサ層
18 ソース電極
19 ソース補助電極
20 ゲート電極
21 ドレイン電極

Claims (8)

  1. 少なくとも、InGa1−aNからなる第一層、AlInGa1−x−yNからなる第二層、及びInGa1−bNからなる第三層を含んで構成され、上記第二層は、上記第一層、及び上記第三層の間に配置されていて、これにより形成される分極接合を有し、
    上記aは0≦a<0.02の範囲にあり、
    上記bは0≦b<0.02の範囲にあり、
    上記yは0≦y<0.02の範囲にあり、
    上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、
    41nm<T<310nm、及び0.08≦x<0.12、
    又は、30nm<T<150nm、及び0.12≦x<0.16、
    又は、24nm<T<92nm、及び0.16≦x<0.20、
    又は、19nm<T<62nm、及び0.20≦x<0.24、
    又は、16nm<T<45nm、及び0.24≦x<0.28、
    又は、14nm<T<34nm、及び0.28≦x<0.32、
    又は、12nm<T<27nm、及び0.32≦x<0.36、
    又は、11nm<T<22nm、及び0.36≦x<0.40
    のいずれかの範囲にあることを特徴とする半導体素子。
  2. 上記第二層における膜厚T、及びAl組成xは、
    59nm<T<310nm、及び0.08≦x<0.12、
    又は、43nm<T<150nm、及び0.12≦x<0.16、
    又は、33nm<T<92nm、及び0.16≦x<0.20、
    又は、27nm<T<62nm、及び0.20≦x<0.24、
    又は、23nm<T<45nm、及び0.24≦x<0.28、
    又は、20nm<T<34nm、及び0.28≦x<0.32、
    又は、17nm<T<27nm、及び0.32≦x<0.36、
    又は、15nm<T<22nm、及び0.36≦x<0.40
    のいずれかの範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 上記第一層、及び第二層、及び第三層は、意図的な不純物のドーピングを行わずに形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体素子。
  4. 少なくとも、上記第一層、及び第二層の間、又は、上記第二層、及び第三層の間に、スペーサー層が設けられており、
    かつ、上記スペーサ層の膜厚は2nm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体素子。
  5. 上記半導体素子は、電力用途に用いられるショットキーバリアダイオードであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体素子。
  6. 上記半導体素子は、電力用途に用いられるpnダイオードであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体素子。
  7. 上記半導体素子は、電力用途に用いられる電界効果型トランジスタであり、キャリヤが電子または正孔であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体素子。
  8. 上記半導体素子は、キャリヤが電子および正孔である電界効果型トランジスタを用いた相補型電界効果型トランジスタであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体素子。
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