JP2011081493A - コンピュータ装置及びプログラム - Google Patents

コンピュータ装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011081493A
JP2011081493A JP2009231504A JP2009231504A JP2011081493A JP 2011081493 A JP2011081493 A JP 2011081493A JP 2009231504 A JP2009231504 A JP 2009231504A JP 2009231504 A JP2009231504 A JP 2009231504A JP 2011081493 A JP2011081493 A JP 2011081493A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dot pattern
print
file
information
electronic pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009231504A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011081493A5 (ja
Inventor
Kazuo Suzuki
和雄 鈴木
Hirosuke Sugihara
弘祐 杉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2009231504A priority Critical patent/JP2011081493A/ja
Publication of JP2011081493A publication Critical patent/JP2011081493A/ja
Publication of JP2011081493A5 publication Critical patent/JP2011081493A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】任意のアプリケーションのファイルをユーザのタイミングで印刷指示し、電子ペンによりそのファイルへの追記等を可能にするコンピュータ装置を提供する。
【解決手段】コンピュータ装置は、印刷指示受付手段と、ドットパターン取得手段と、印刷指示手段と、記憶手段と、を備える。印刷指示受付手段は、アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける。ドットパターン取得手段は、ファイルの印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。印刷指示手段は、割当てられたドットパターンを、前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電子ペンで読み取り可能なドットパターンを付して用紙に印刷指示を行うと共に、電子ペンから情報を受信して処理するコンピュータ装置に関する。
近年、記入した情報を電子化する電子ペンが開発されており、その代表的なものとしてスウェーデンのAnoto社が開発した「アノトペン(Anoto pen)」が知られている。アノトペンは、所定のドットパターンが印刷された専用紙とともに使用される。アノトペンは、ペン先部に、文字等を書くための通常のインクカートリッジに加えて、専用紙に印刷されたドットパターンを撮像するための小型カメラと、撮像したドットパターンから専用紙における位置座標を演算するプロセッサと、演算された位置座標等を外部機器へ送信するデータ通信ユニットとを搭載している。ユーザが専用紙上にアノトペンで文字等を書いたり、専用紙上に図案化されている画像にチェックマークを記入したりすると、ペンの移動に伴って小型カメラが専用紙に印刷されたドットパターンを撮像し、プロセッサによって演算された連続する位置座標から、ユーザが書き込んだ文字、画像などの記入情報が認識される。そして、この記入情報が、データ通信ユニットによりアノトペンから近くのパーソナルコンピュータや携帯電話などの端末装置に送信される(例えば、特許文献1参照)。
特許文献2には、一般利用者がシステムの仕組みを理解することなく、設計したデザインに基づいてドットパターンが印刷された電子ペン用帳票を製造する印刷システムが開示されている。その他、本発明に関連する技術が、特許文献3及び特許文献4にそれぞれ開示されている。
特表2003−511761号公報 特開2007−257504号公報 特表2007−526683号公報 特開2007−506185号公報
一般に、市場に流通している任意のアプリケーションのファイルを作成するとき、キーボートやマウスによる入力でなく、手書きにより追記した方がユーザにとって便宜な場合がある。そこで、本発明は、任意のアプリケーションのファイルをユーザのタイミングで用紙に印刷指示し、電子ペンによりその用紙に記入することでそのファイルへの追記等を可能にするコンピュータ装置を提供する。
本発明の1つの観点では、コンピュータ装置は、アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段と、を備える。
上記のように構成されたコンピュータ装置は、印刷指示受付手段と、ドットパターン取得手段と、印刷指示手段と、記憶手段と、を備える。印刷指示受付手段は、アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける。ここで、「アプリケーション」は、文書作成用のソフトウェア、表作成用のソフトウェアなどの一般に市場で流通しているアプリケーションソフトウェアを指す。また、「ファイル」とは、上記のアプリケーションにより作成や編集が可能であって、ユーザが作成した文書等の文字データや各種設定データ等を所定の形式で記憶したデータを指す。また、「印刷指示の入力」とは、ユーザからの外部入力による印刷する旨及び印刷範囲、印刷方法等を指示する入力を指す。ドットパターン取得手段は、ファイルの印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。ここで、ドットパターン取得手段は、例えば、ドットパターンの割当てを行うサーバからドットパターンを取得してもよく、コンピュータ装置の記憶手段等に格納されたドットパターンのデータベースから割当てるドットパターンを取得してもよい。印刷指示手段は、割当てられたドットパターンを、前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する。これにより、プリンターは、ファイルの印刷対象部分にドットパターンを重ねて印刷する。また、プリンターは、ファイルの印刷対象部分を電子ペンで読み取れないインクで印刷し、ドットパターンを電子ペンで読み取れるインクで所定の用紙に印刷する。記憶手段は、ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を少なくとも関連付けて記憶する。このようにすることで、コンピュータ装置は、印刷された用紙に電子ペンでストロークが記入されることで電子ペンが生成する記入情報を取得した場合に、ドットパターンに基づいて、関連付けられたファイルの印刷範囲を認識することができるため、そのファイルに電子ペンで記入されたストロークを追加して、ディスプレイ上に描画したりメモリに記憶したりすることが可能となり、ユーザの利便性及び効率性を向上させることができる。即ち、ユーザは、任意のタイミングでファイルの印刷操作を行い、その印刷された用紙に電子ペンで追記することで、追記された新しいストロークを含むファイルを作成することができる。
上記のコンピュータ装置の一態様では、印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶する。このようにすることで、コンピュータ装置は、印刷したファイルのアプリケーションで電子ペンによるストロークを直接操作できない場合であっても、ビューアに表示したそのファイルのイメージ画像ファイル上に、印刷された用紙に電子ペンで記入されたストロークを追加して描画したりメモリに記憶したりすることができる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶する。この態様では、コンピュータ装置は、印刷された用紙に電子ペンでストロークが記入されることでドットパターンに基づいて電子ペンが生成する記入情報を受信することにより、アプリケーションのファイルの印刷範囲及び用紙上での相対的なストロークの位置を認識する。これにより、コンピュータ装置は、印刷された用紙に電子ペンでストロークが記入された場合に、アプリケーションのファイルにそのストロークを追加して表示手段に描画し、かつ、そのストロークの情報をファイルに追加して記憶手段に記憶することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶する。この態様により、コンピュータ装置は、印刷したファイルのアプリケーションで電子ペンによるストロークを直接操作できない場合であっても、ビューアに表示したそのファイルのイメージ画像ファイル上に、印刷された用紙に電子ペンで記入されたストロークを追加して表示手段に描画することができ、かつ、そのストロークの情報をイメージ画像ファイルに追加して記憶手段に記憶することが可能となる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。この態様では、コンピュータ装置は、ドットパターンの割当管理を行うサーバからドットパターンを取得する。これにより、コンピュータ装置は、サーバが適切に割当てるドットパターンを取得することができる。
上記のコンピュータ装置の他の一態様では、前記記憶手段は、前記ドットパターンのデータベースを記憶し、前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。これにより、コンピュータ装置は、サーバに依存せずにドットパターンを取得することができる。
本発明の他の観点では、コンピュータ装置により実行されるプログラムであって、アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段、として前記コンピュータ装置を機能させる。コンピュータ装置は、このプログラムを搭載して実行することにより、ファイルの印刷対象部分にドットパターンを重ねて印刷する指示をプリンターに送信したり、ファイルと、そのファイルに割当てられたドットパターンとを関連付けて記憶する。
上記のプログラムの一態様では、印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶する。
上記のプログラムの他の一態様では、前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶する。
上記のプログラムの他の一態様では、前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶する。
上記のプログラムの他の一態様では、前記コンピュータ装置は前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。
上記のプログラムの他の一態様では、前記コンピュータ装置は、前記ドットパターンのデータベースを記憶手段に記憶し、前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。
これらのプログラムを実行することにより、上記のストローク表示装置を実現することができる。
本発明によれば、コンピュータ装置は、アプリケーションのファイルにドットパターンを重ねてプリンターに印刷させ、印刷された用紙に電子ペンでストロークが記入された場合に、そのファイルにストロークを追加して表示手段に描画したり記憶手段に記憶したりすることが可能となり、ユーザの利便性及び効率性を向上させることができる。即ち、ユーザは、任意のタイミングでファイルの印刷操作を行い、その印刷された用紙に電子ペンで追記してファイル作成をすることができる。
第1実施形態におけるプリントオンデマンド印刷システムのシステム構成図である。 ドットパターンにおけるドットの配置と変換される値との関係を示す説明図である。 (a)は、ドットパターンを模式的に示し、(b)は、それに対応する情報の例を示す図である。 電子ペンの構造を示す概略図である。 コンピュータ装置の機能ブロック図の一例である。 第1実施形態においてプリンター、コンピュータ装置及びサーバが実行する印刷処理フローを示すフローチャートである。 第1実施形態において、電子ペン、コンピュータ装置及びサーバが実行する記入情報処理フローを示すフローチャートである。 第2実施形態においてプリンター、コンピュータ装置及びサーバが実行する印刷処理フローを示すフローチャートである。 第2実施形態において、電子ペン及びコンピュータ装置が実行する記入情報処理フローを示すフローチャートである。 第2実施形態におけるプリントオンデマンド印刷システムのシステム構成図である。 第3実施形態におけるコンピュータ装置の機能ブロック図である。 第3実施形態においてプリンター、コンピュータ装置が実行する印刷処理フローを示すフローチャートである。 第3実施形態において、電子ペン及びコンピュータ装置が実行する記入情報処理フローを示すフローチャートである。 第4実施形態においてプリンター、コンピュータ装置が実行する印刷処理フローを示すフローチャートである。 第4実施形態において、電子ペン及びコンピュータ装置が実行する記入情報処理フローを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態である第1実施形態乃至第4実施形態について順に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明に係る第1実施形態について説明する。以後では、[プリントオンデマンド印刷システムの構成]、[処理フロー]、及び[第1実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]について順に説明する。なお、以降、プリントオンデマンドを「POD」と略して呼ぶ場合もある。
[プリントオンデマンド印刷システムの構成]
図1は、第1実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成を示す。図1に示すように、第1実施形態に係るPOD印刷システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Aと、コンピュータ装置2Aからの印刷指示(出力命令)に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、ネットワーク4と、ドットパターンの割当てを管理するサーバ6と、記入用紙7と、を備える。以下、各構成要素について説明する。
(記入用紙)
まず、記入用紙7(電子ペン用用紙)について説明する。記入用紙7には、プリンター3により、その略全面に後述するドットパターン(コード化パターン)及び後述する所定のイメージ画像が印刷される。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインクにより印刷される。また、イメージ画像は、印刷されたドットパターンの上に、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷される。
(ドットパターン)
続いて、記入用紙7に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について図2及び図3を用いて説明する。図2は、記入用紙7に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を仮想格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、記入用紙7上の位置座標が決定されるよう構成されている。
図3(a)は、あるドットパターンの配列を示している。図3(a)に示すように、縦横約2mmの範囲内に6×6個のドットが、記入用紙7上のどの部分から6×6ドットを取ってもユニークなパターンとなるように配置されている。これら36個のドットにより形成されるドットパターンは位置座標(例えば、そのドットパターンが記入用紙7上のどの位置にあるのか)を保持している。図3(b)は、図3(a)に示す各ドットを、格子の基準位置からのシフト方向によって、図2に示す規則性に基づいて対応づけられた値に変換したものである。この変換は、ドットパターンの画像を撮影する電子ペン1によって行われる。
(電子ペン)
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を記入用紙7に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103が記入用紙7に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
バッテリー112は電子ペン1内の各部品に電力を供給するためのものであり、例えば電子ペン1のキャップ(図示せず)の脱着により電子ペン1自体の電源のオン/オフを行うよう構成させてもよい。リアルタイムクロック110は、現在時刻(タイムスタンプ)を示す時刻情報を発信し、プロセッサ108に供給する。圧力センサ107は、ユーザが電子ペン1により記入用紙7に文字やマークを書いたりタップしたりする際にペン先部103からインクカートリッジ104を通じて与えられる圧力、即ち筆圧を検出し、その値をプロセッサ108へ伝送する。
プロセッサ108は、圧力センサ107から与えられる筆圧データに基づいて、LED105及びCMOSカメラ106のスイッチのオン/オフを切替える。即ち、ユーザが電子ペン1で記入用紙7に文字などを書くと、ペン先部103に筆圧がかかり、圧力センサ107によって所定値以上の筆圧が検出されたときに、プロセッサ108は、ユーザが記入を開始したと判定して、LED105及びCMOSカメラ106を作動させる。そして、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンダウン情報(以後、「ペンダウン情報PD」と呼ぶ。)と、後述する電子ペン1の識別情報(以後、「ペンID」と呼ぶ。)とを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置2Aへ送信する。また、ユーザが1つのストロークを記入し終えて電子ペン1を記入用紙7から離すと、圧力センサ107は、所定値以上の筆圧が検出されなくなることでペンアップを検出する。すると、通信ユニット111が、圧力センサ107により検出されたペンアップ情報(以後、「ペンアップ情報PU」と呼ぶ。)とペンIDとを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置2Aへ送信する。
LED105とCMOSカメラ106は、電子ペン1のペン先部103付近に取り付けられており、筐体101におけるLED105及びCMOSカメラ106と対向する部分には、開口部102が形成されている。LED105は、記入用紙7上のペン先部103近傍に向けて赤外線を照明する。その領域は、ペン先部103が記入用紙7に接触する位置とはわずかにずれている。CMOSカメラ106は、LED105によって照明された領域内におけるドットパターンを撮影し、そのドットパターンの画像データをプロセッサ108に供給する。ここで、カーボンは赤外線を吸収するため、LED105によって照射された赤外線は、ドットに含まれるカーボンによって吸収される。そのため、ドットの部分は、赤外線の反射量が少なく、ドット以外の部分は赤外線の反射量が多い。CMOSカメラ106の撮影により、赤外線の反射量の違いから閾値を設けることによって、カーボンを含むドットの領域とそれ以外の領域を区別することができる。したがって、記入用紙7に記入欄などが印刷されていた場合でも、印刷したインクは赤外域に吸収性を持たないため、プロセッサ108は、ドットパターンを認識することができる。なお、CMOSカメラ106による撮影領域は、図3(a)に示すような約2mm×約2mmの大きさを含む範囲であり、CMOSカメラ106の撮影は毎秒50〜100回程度の定間隔で行われる。
プロセッサ108は、ユーザの記入が行われる間、CMOSカメラ106によって供給される画像データのドットパターンから、ユーザが記入するストローク(筆跡)の記入用紙7上におけるX、Y座標(以後、単に「座標データ」または「座標情報」とも呼ぶ。)を連続的に演算していく。すなわち、プロセッサ108は、CMOSカメラ106によって供給される、図3(a)に示されるようなドットパターンの画像データを図3(b)に示すデータ配列に変換し、さらに、X座標ビット値・Y座標ビット値に変換して、そのデータ配列から所定の演算方法によりX、Y座標データを演算する。そして、プロセッサ108は、リアルタイムクロック110から発信される現在時刻(タイムスタンプ:記入された時刻情報)、筆圧データ及びX、Y座標データを関連付ける。以後、これらの関連付けたデータを、まとめて「座標属性情報」と呼ぶ。なお、記入用紙7における6×6のドットパターンは、記入用紙7内で重複することはないため、ユーザが電子ペン1で文字等を記入すると、記入された位置が記入用紙7のどの位置に当たるかを、プロセッサ108による座標演算により特定することができる。
メモリ109には、電子ペン1を識別するための「pen01」といったペンID、ペン製造者番号、ペンソフトウェアのバージョン等のプロパティ情報が記憶されている。そして、通信ユニット111は、ペンIDと、時刻情報(タイムスタンプ)と、筆圧データと、X、Y座標データとを関連付けて、記入情報としてコンピュータ装置2Aへ送信する。通信ユニット111によるコンピュータ装置2Aへの送信は、Bluetooth(登録商標)などの無線送信によって、即時的かつ逐次的に行われる。ここで、電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に生成されてコンピュータ装置2Aに送信された1個又は複数個の座標属性情報は、コンピュータ装置2Aによりストローク情報として記憶される。換言すると、1つのストロークは、1個又は複数個のX、Y座標(座標点)からなり、コンピュータ装置2Aは、ペンダウン情報PD及びペンアップ情報PUによって、1つのストロークを構成する1個又は複数個の座標属性情報を認識する。このように、ユーザの一つのストロークの記入により、電子ペン1によって生成される座標属性情報の集合を「ストローク情報」と呼ぶ。
(サーバ)
次に、サーバ6について説明する。サーバ6は、ハードウェアとして、コンピュータ装置2Aとのデータ通信が可能な送受信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、大容量記憶装置等で構成されるコンピュータ等で構成される。サーバ6には、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。サーバ6は、コンピュータ装置2Aからドットパターンの割当要求と共に、汎用アプリケーションのファイルの印刷データ(以後、「第1印刷情報」と呼ぶ。)を受信する。ここで、「汎用アプリケーション」とは、文書作成ソフトウェア、表作成ソフトウェア、プレゼンテーション用ソフトウェア、設計支援ソフトウェア(CAD)などの一般に市場で流通している任意のアプリケーションを指す。また、汎用アプリケーションの「ファイル」とは、その汎用アプリケーションにより作成や編集が可能であって、ユーザが作成した文書等の文字データや各種設定データ等を所定の形式で記憶したデータを指す。
そして、サーバ6は、図示しないドットパターンデータベース(以下、データベースを「DB」と略す。)からドットパターンを抽出し、第1印刷情報に割り当てる。このとき、サーバ6は、第1印刷情報をC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)3色のインクで印刷するように色調整を行う。これは、電子ペン1がインクに含まれるカーボンによってドットパターンを認識するため、ドットパターン以外のデザインをカーボンを含む黒色のインクで印刷しないようにするためである。さらに、サーバ6は、第1印刷情報と、当該第1印刷情報に割当てたドットパターン(以後、「割当ドットパターン」と呼ぶ。)とを重ね、PS(PostScript)フォーマットに変換して、新たな印刷データ(以後、「第2印刷情報」と呼ぶ。)を生成し、コンピュータ装置2Aに送信する。なお、プリンター3が、カーボンを含まない黒色(「K」とする)とカーボンを含む黒色(「Bk」とする)とを使用できる場合、換言すると、CMYと黒色との4色のインクに加えて、もう1色のインクを使用できる場合、サーバ6は、第1印刷情報をCMYK(Kはカーボンを含まない黒色)の4色のインクで印刷し、ドットパターンはカーボンを含む黒色のインキで印刷するように第2印刷情報を作成するように構成してもよい。
また、サーバ6は、第1印刷情報を画面表示用の背景画像情報に変換すると共に画像IDを付与し、図示しない背景画像情報DBに記憶する。画像IDとは、各背景画像を識別するための識別情報である。このとき、サーバ6は、各背景画像情報に付与した画像IDと、対応する第1印刷情報に割当てたドットパターンの座標に関する座標データとを対応付けたアドレス情報を作成し、図示しないアドレス情報DBに記憶する。
(コンピュータ装置)
次に、コンピュータ装置2Aについて説明する。コンピュータ装置2Aは、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成されるパーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、コンピュータ装置2Aの機能ブロック図である。コンピュータ装置2Aは、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、処理手段24、記憶手段25、表示手段26、送信手段27、及びネットワークインターフェイス28を備える。そして、コンピュータ装置2Aは、概略的には、ユーザから汎用アプリケーションにより表示されたファイルを記入用紙(電子ペン用用紙)7として印刷するための印刷指示があった場合に、サーバ6へドットパターンの割当要求を行うと共に、当該ファイルと割当てられたドットパターンの印刷指示(「出力命令」とも呼ぶ。)をプリンター3へ行う。プリンター3は、印刷指示に基づいて記入用紙7を印刷する。また、コンピュータ装置2Aは、電子ペン1から受信した記入用紙7に関する記入情報に基づいて所定の処理を行う。
受信手段22は、アンテナ受信回路等により構成され、電子ペン1から記入情報を受信し、処理手段24に伝送する。表示手段26は、ディスプレイ等によって構成され、処理手段24によって指示された内容を表示する。送信手段27は、処理手段24の指示による記入用紙7の出力命令(印刷指示)をプリンター3に送信する。プリンター3へのデータ送信方式は、有線式であっても無線式であってもよい。ネットワークインターフェイス28(単に「インターフェイス28」とも呼ぶ。)は、ネットワーク4と接続するためのインターフェイスである。インターフェイス28は、処理手段24の処理命令に基づき、ドットパターンの割当要求及び第1印刷情報をサーバ6へ送信する。また、インターフェイス28は、ドットパターンの割当要求に基づきサーバ6から供給される第2印刷情報や、背景画像データを受信する。
処理手段24は、CPU等のプロセッサによって構成され、コンピュータ装置2Aの全体の制御を行う。具体的には、処理手段24は、汎用アプリケーションのファイルのPOD印刷指示を検知した場合、印刷対象のファイル(以降、「対象ファイル」と呼ぶ。)のページをEPS(Encapsulated PostScript)フォーマットの画像データに変換して、サーバ6へドットパターンの割当要求と共に、インターフェイス28を介して送信する。また、処理手段24は、当該割当要求に基づきサーバ6から供給された第2印刷情報を、インターフェイス28を介して受信する。そして、処理手段24は、第2印刷情報に基づき、印刷指示を送信手段27によりプリンター3へ送信させる。さらに、処理手段24は、電子ペン1から供給される記入用紙7への記入情報を受信手段22に受信させると共に、当該記入情報を記憶手段25に記憶させる。また、処理手段24は、インターフェイス28を介してサーバ6から、当該記入情報に関連する記入用紙7に対応する背景画像情報を読み出して、表示手段26にビューア上へ表示させると共に、当該記入情報に基づくストロークをリアルタイム(実時間)で描画して背景画像情報に重ねてビューア上に表示させる。そして、処理手段24は、背景画像情報へのストローク情報の記憶指示をユーザからの入力に基づき検知した場合、その時点でのビューア上に表示されている背景画像情報及びストローク情報に基づいて新たな画像ファイルを生成して、記憶手段25に記憶させる。
なお、ストロークを表示するにあたって、処理手段24は、電子ペン1から受信した記入情報の中にペンダウン情報PDが含まれることを識別すると、最新のストローク情報を記憶するための記憶領域を記憶手段25に設定させる。そして、処理手段24は、受信した記入情報の中にペンアップ情報PUが含まれることを検出するまで、或いは、受信した記入情報の中に次のペンダウン情報PDが含まれることを検出するまで、受信した記入情報の中に含まれる座標属性情報を最新のストローク情報の一部として記憶手段25に記憶させる。
記憶手段25は、ROMやRAMといったメモリによって構成される。記憶手段25は、汎用アプリケーションや、プリンター3への電子ペン用用紙の印刷指示を可能とするためのPODプリンタドライバ及びプリンター3のドライバや、画像ファイルの表示用ソフトウェア(以後、「ビューア」とも呼ぶ。)等のプログラムを記憶する。また、記憶手段25は、処理手段24の処理命令により、電子ペン1から受信した記入情報をペンID毎に記憶したり、汎用アプリケーションの対象ファイルのイメージ画像に電子ペン1によるストロークが重ねられた新たな画像ファイルを記憶したりする。
[処理フロー]
次に、第1実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、記入用紙7を印刷する処理に関連した処理フロー(以後、「印刷処理フロー」と呼ぶ。)について図1及び図6を用いて説明した後、電子ペン1による記入用紙7への記入情報の処理に関連した処理フロー(以後、「記入情報処理フロー」と呼ぶ。)について図7を用いて説明する。
(印刷処理フロー)
図6は、第1実施形態において、プリンター3、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図6に示す処理フローは、ユーザが、汎用アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力するごとに繰り返し実行される。
まず、コンピュータ装置2Aの処理手段24は、表示手段26に汎用アプリケーションにより対象ファイルを表示させる。ここで、表示されるファイルは、汎用アプリケーションにより作成や編集が可能であり、ユーザによって任意に選択されたものである。そして、ユーザが、汎用アプリケーションの印刷機能を利用して、対象ファイルの任意のページを記入用紙7として印刷するよう、入力手段21により印刷指示を入力すると、処理手段24は、POD印刷指示を検知する(ステップS101)。すると、処理手段24は、POD印刷指示より特定された対象ファイルの印刷対象部分をEPSフォーマットの画像データに変換して、第1印刷情報を生成する(ステップS102)。次に、処理手段24は、ネットワークインターフェイス28を介して、ドットパターンの割当要求を、作成した第1印刷情報と共にサーバ6へ送信する(ステップS103)。
サーバ6は、当該割当要求及び第1印刷情報を受信すると、第1印刷情報の印刷サイズに応じてドットパターンDBからドットパターンを抽出して、ドットパターンの割当てを行う(ステップS201)。次に、サーバ6は、第1印刷情報をCMY3色のインクで印刷するように色調整を行う(ステップS202)。そして、サーバ6は、色調整後の第1印刷情報に割当ドットパターンを重ねたデータをPSフォーマットに変換して第2印刷情報を生成し、コンピュータ装置2Aへ送信する(ステップS203)。このとき、サーバ6は、印刷対象部分は電子ペン1で読み取れないインクで印刷する旨、及び割当ドットパターンは電子ペン1で読み取り可能なインクで印刷する旨の印刷プロパティの設定を行う。また、サーバ6は、第1印刷情報を画面表示用の背景画像情報に変換して画像IDを付与し、図示しない背景画像情報DBに記憶する(ステップS204)。その後、当該画像IDと、対応する第1印刷情報の割当ドットパターンの座標に関する座標データとを対応付けたアドレス情報を作成し、図示しないアドレス情報DBに記憶する(ステップS205)。そして、サーバ6は、フローチャートの処理を終了する。
一方、コンピュータ装置2Aの処理手段24は、サーバ6から供給された第2印刷情報を、インターフェイス28を介して受信すると、表示手段26に、記入用紙7を印刷するプリンター3を選択して印刷プロパティを設定するためのウインドウを表示させる(ステップS104)。そして、ユーザが入力手段21によりプリンター3を選択して印刷指示を入力すると、処理手段24は、印刷指示を検知して、送信手段27に、当該印刷指示により特定されたプリンター3に対して、第2印刷情報に基づく印刷指示を送信させる(ステップS105)。そして、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。
続いて、プリンター3は、コンピュータ装置2Aから印刷指示を受信すると、第2印刷情報に基づく記入用紙7の印刷出力を行う(ステップS301)。具体的には、プリンター3は、印刷指示の受信後、記入用紙7として、指定された印刷サイズに応じた用紙に、汎用アプリケーションの対象ファイルの印刷対象部分に対応する画像情報を電子ペン1で読み取れないインクで印刷すると共に、割当ドットパターンを電子ペン1で読み取り可能なインクで印刷する。このとき、プリンター3は、画像情報と割当ドットパターンとを重ねて記入用紙7に印刷する。そして、プリンター3は、フローチャートの処理を終了する。なお、印刷される記入用紙7は、複数枚であってもよい。
(記入情報処理フロー)
次に、印刷処理フローにより印刷された記入用紙7に対して、電子ペン1によりユーザが追記する際の処理について説明する。図7は、電子ペン1、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図7に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Aへ送信するごとに実行される。
まず、電子ペン1は、ペンID及び座標属性情報を含む記入情報をコンピュータ装置2Aへ送信する(ステップS401)。具体的には、まず、ユーザは、コンピュータ装置2Aにビューアのプログラムを起動させる。そして、ユーザが記入用紙7へ電子ペン1でストロークを記入すると、電子ペン1は、記入用紙7に印刷されたドットパターンを認識して、座標属性情報とペンID等を対応付けて記入情報を生成し、コンピュータ装置2Aへ送信する。そして、電子ペン1は、フローチャートの処理を終了する。コンピュータ装置2Aでは、受信手段22が、記入情報を受信すると、処理手段24は、記憶手段25に当該記入情報を記憶させると共に、座標属性情報に含まれる座標データを、インターフェイス28を介してサーバ6に送信する(ステップS501)。
サーバ6は、座標データを受信すると、アドレス情報DBに記憶されているアドレス情報を参照して、受信した座標データに対応付けられている画像IDを特定する(ステップS601)。次に、サーバは、背景画像情報DBを参照して、特定した画像IDに対応付けられている背景画像情報を特定して、特定した背景画像情報をコンピュータ装置2Aへ送信する(ステップS602)。換言すると、サーバ6は、記入用紙7のドットパターン(割当ドットパターン)に関する座標データから、当該記入用紙7に対応する対象ファイルのページがビューア上に表示できる形式に変換された背景画像情報を特定する。そして、サーバ6は、フローチャートの処理を終了する。
コンピュータ装置2Aの処理手段24は、インターフェイス28を介してサーバ6から背景画像情報を受信すると(ステップS502)、記入用紙7の割当ドットパターンに関連付けられた当該背景画像情報を、表示手段26にビューア上に表示させると共に、記入情報に基づいてストロークをリアルタイムで描画して、記入用紙7上のストロークの記入位置に対応する背景画像上の位置に重ねて、表示手段26に表示させる(ステップS503)。
次に、処理手段24は、ビューア上に表示した背景画像情報へのストローク情報の記憶指示を検知したか否か判定する(ステップS504)。具体的には、処理手段24は、ユーザが入力手段21によって入力した情報に基づき、背景画像情報に重ねたストローク情報の記憶指示があったか否か判断する。そして、処理手段24は、記憶指示を検知しなかった場合、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。一方、記憶指示を検知した場合、コンピュータ装置2Aは、記入用紙7に関連付けられた背景画像情報にストローク情報を重ねた新たな画像ファイルを生成して、記憶手段25に記憶させる(ステップS505)。このとき、処理手段24は、ストローク情報と、背景画像情報とを別レイヤーで編集できるアプリケーションのファイルとして記憶手段25に記憶させてもよい。そして、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。
[第1実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]
第1実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の汎用アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該記入用紙7のデザインとストロークとを表示させることができ、かつ、記入用紙7のデザインにストロークを重ねた新たな画像ファイルをコンピュータ装置2Aに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第1実施形態のコンピュータ装置2Aがネットワークを介して接続するサーバ6は、対象ファイルの印刷対象部分の背景画像情報を作成して割当ドットパターンと対応づけて記憶する。これにより、コンピュータ装置2Aは、使用する汎用アプリケーションが当該POD印刷システムに対応していない場合であっても、換言すると、電子ペン1により生成される記入情報を編集できるように対応していない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。
なお、第1実施形態では、サーバ6が背景画像情報DB及びアドレス情報DBを記憶することとして構成したが、サーバ6がコンピュータ装置2Aへ背景画像情報及びアドレス情報を送信し、コンピュータ装置2Aが背景画像情報DB及びアドレス情報DBを記憶することとして構成してもよい。これにより、コンピュータ装置2Aは、サーバ6に接続しなくても、記入用紙7に関する電子ペン1による記入情報を処理することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で、第1実施形態と異なる。以後では、第2実施形態と第1実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
[プリントオンデマンド印刷システムの構成]
第2実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成は、第1実施形態に示した図1と同様、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Aと、コンピュータ装置2Aからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、ネットワーク4と、ドットパターンの割当てを管理するサーバ6と、記入用紙7とを備える。以後では、コンピュータ装置2A及びサーバ6の第1実施形態と異なる点についてのみ説明を行う。
(サーバ)
まず、第2実施形態のサーバ6について、第1実施形態と異なる点を説明する。サーバ6は、コンピュータ装置2Aからドットパターンの割当要求と共に、PODシステムに対応した汎用アプリケーション(以後、「対応アプリケーション」と呼ぶ。)の対象ファイルの印刷データをコンピュータ装置2Aから受信する。そして、サーバ6は、ドットパターンDBからドットパターンを抽出し、第1印刷情報に割り当てる。このとき、サーバ6は、第1印刷情報をCMY3色のインクで印刷するように色調整を行う。さらに、サーバ6は、第1印刷情報と、当該第1印刷情報の割当ドットパターンとを重ね、PSフォーマットに変換して、第2印刷情報を生成する。そして、サーバ6は、第2印刷情報と、割当ドットパターンの座標に関する座標データを含む割当ドットパターン情報とを、コンピュータ装置2Aに送信する。
ここで、「対応アプリケーション」とは、アドインソフト等の機能追加用プログラムをインストールすることによって、処理手段24が電子ペン1のストローク情報を汎用アプリケーションの対象ファイルに組み込んだり、処理手段24が表示中の対応アプリケーションの対象ファイルに記入情報に基づくストロークをリアルタイムに表示手段26に表示させたりすることが可能な、汎用アプリケーションを指す。
(コンピュータ装置)
次に、第2実施形態のコンピュータ装置2Aについて、第1実施形態と異なる点を説明する。処理手段24は、ドットパターンの割当要求に基づきサーバ6から供給された第2印刷情報及び割当ドットパターンを、インターフェイス28を介して受信する。そして、処理手段24は、対応アプリケーションの対象ファイルのページと、当該ページに割当てられた割当ドットパターンとを関連付けて、記憶手段25に記憶させる。さらに、処理手段24は、電子ペン1から供給される記入情報に基づき、表示手段26に、既に対応アプリケーションに読み込まれている対象ファイルの該当ページを表示すると共に当該ページ上にストロークを表示させる。記憶手段25は、対応アプリケーションのプログラムを記憶する。また、記憶手段25は、処理手段24の指示により、対応アプリケーションの対象ファイルのページと割当ドットパターンとを関連付けた対象ファイル情報を図示しない対象ファイル情報DBに記憶したり、電子ペン1のストローク情報が組み込まれた対応アプリケーションの対象ファイルを記憶したりする。
[処理フロー]
次に、第2実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図8を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図9を用いて説明する。
(印刷処理フロー)
図8は、第2実施形態において、プリンター3、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図8に示す処理フローは、ユーザが対応アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力するごとに繰り返し実行される。また、図8のステップS121〜S124、ステップS221及びS222、ステップS321は、それぞれ、図6のステップS101〜S104、ステップS201及びS202、ステップS301と同様の処理となる。従って、以後では、これらのステップについては簡略に説明する。
まず、処理手段24は、表示手段26に対応アプリケーションにより対象ファイルを表示させる。ここで、表示されるファイルは、対応アプリケーションにより作成や編集が可能であり、ユーザによって任意に選択されたものである。そして、ユーザが、対応アプリケーションの印刷機能を利用して、対象ファイルにおける任意のページのPOD印刷指示を入力すると、処理手段24は、POD印刷指示を検知する(ステップS121)。すると、処理手段24は、POD印刷指示より特定された印刷対象部分をEPSフォーマットに変換して、第1印刷情報を生成する(ステップS122)。次に、処理手段24は、ドットパターンの割当要求を第1印刷情報と共にインターフェイス28を介してサーバ6へ送信する(ステップS123)。
サーバ6は、当該割当要求及び第1印刷情報を受信すると、第1印刷情報の印刷サイズに応じてドットパターンDBからドットパターンを抽出して、ドットパターンの割当てを行う(ステップS221)。次に、サーバ6は、第1印刷情報の色調整を行う(ステップS222)。続いて、サーバ6は、色調整後の第1印刷情報に割当ドットパターンを重ねたデータをPSフォーマットに変換して第2印刷情報を生成し、割当ドットパターン情報と共に、コンピュータ装置2Aへ送信する(ステップS223)。そして、サーバ6は、フローチャートの処理を終了する。
次に、コンピュータ装置2Aの処理手段24は、サーバ6から供給された割当ドットパターン情報および第2印刷情報を、インターフェイス28を介して受信すると、表示手段26に、記入用紙7を印刷するプリンター3を選択して印刷プロパティを設定するためのウインドウを表示させる(ステップS124)。そして、ユーザが印刷指示を入力すると、処理手段24は、印刷指示を検知して、送信手段27に、当該印刷指示により特定されたプリンター3に対して、第2印刷情報に基づく印刷指示を送信させる(ステップS125)。次に、処理手段24は、割当ドットパターンと、対応アプリケーションの対象ファイルのページとを関連付けた対象ファイル情報を作成し、記憶手段25に対象ファイル情報DBに記憶させる(ステップS126)。そして、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。
一方、プリンター3は、コンピュータ装置2Aから印刷指示を受信すると、第2印刷情報に基づく記入用紙7の印刷出力を行う(ステップS321)。具体的には、プリンター3は、印刷指示の受信後、記入用紙7として、指定された印刷サイズに応じた用紙に、対応アプリケーションの対象ファイルの印刷対象部分を電子ペン1で読み取れないインクで印刷すると共に、割当ドットパターンを電子ペン1で読み取り可能なインクで印刷する。このとき、プリンター3は、印刷対象部分と割当ドットパターンとを重ねて記入用紙7に印刷する。そして、プリンター3は、フローチャートの処理を終了する。
(記入情報処理フロー)
次に、印刷処理フローにより印刷された記入用紙7に対して、電子ペン1によりユーザが追記する際の処理について説明する。図9は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Aが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図9に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Aへ送信するごとに実行される。また、図9のステップS421及びステップS524は、それぞれ、図7のステップS401及びステップS504と同様の処理となる。
まず、電子ペン1は、ペンID及び座標属性情報を含む記入情報をコンピュータ装置2Aへ送信する(ステップS421)。具体的には、まず、ユーザは、コンピュータ装置2Aに対応アプリケーションを起動させる。そして、ユーザが記入用紙7へ電子ペン1でストロークを記入すると、電子ペン1は、記入用紙7に印刷されたドットパターンを認識して、座標属性情報とペンID等を対応付けて記入情報を生成し、コンピュータ装置2Aへ送信する。そして、電子ペン1は、フローチャートの処理を終了する。
コンピュータ装置2Aの受信手段22が、記入情報を受信すると、処理手段24は、記憶手段25に当該記入情報を記憶させる(ステップS521)。そして、処理手段24は、対象ファイル情報DBに記憶されている対象ファイル情報を参照して、当該記入情報に含まれる座標データに対応付けられている対象ファイルのページを特定して、表示手段26に、当該対象ファイルのページを記憶手段25から読み出して表示させる(ステップS522)。続いて、処理手段24は、記入情報に基づくストロークをリアルタイムで描画して、表示手段26に、対象ファイルのページと重ねて表示させる(ステップS523)。
次に、処理手段24は、ドットパターンに関連付けられた対象ファイルへのストローク情報の記憶指示を検知したか否かを判定する(ステップS524)。例えば、処理手段24は、ユーザが入力手段21によってファイル保存の指示を入力したことを検知した場合に、ストローク情報の記憶要求があったと判断する。そして、処理手段24は、記憶手段25に、ドットパターンに関連付けられた対象ファイルのページへストローク情報を記憶させる(ステップS525)。このとき、処理手段24は、ストローク情報を、BMP形式等の画像データとして対象ファイルに記憶させてもよく、または、対応アプリケーションで編集可能なようにデータ変換して対象ファイルに記憶させてもよい。後者の場合、処理手段24は、例えばストローク情報が所定の文字の形状を示すとき、当該ストローク情報を文字認識処理によりテキストデータに変換する。後者の場合における他の例では、処理手段24は、ストローク情報が所定の曲線の形状を示す場合、当該ストローク情報を対応アプリケーションにより変形可能な曲線のデータに変換する。そして、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。
[第2実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]
第2実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の対応アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該ファイルの内容に重ねてストロークを表示させることができ、かつ、ファイルの内容に、記入用紙7に記入されたストロークに基づく情報を追加してコンピュータ装置2Aに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。さらに、第2実施形態では、対応アプリケーションを用いることで、コンピュータ装置2Aは、画像ファイルの生成及びビューアの起動等の処理を省くことができ、処理負担を低減しつつ、上述の作用効果を実現させることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態のコンピュータ装置2Aがサーバ6の機能を兼ねる点で、第1実施形態と異なる。以後では、第3実施形態と第1実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
[プリントオンデマンド印刷システムの構成]
図10は、第3実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成を示す。図10に示すように、第3実施形態に係るPOD印刷システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Bと、コンピュータ装置2Bからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、記入用紙7とを備える。以後では、コンピュータ装置2Bの第1実施形態と異なる点についてのみ説明を行う。
(コンピュータ装置)
第3実施形態のコンピュータ装置2Bについて図11を参照して説明する。コンピュータ装置2Bは、第1実施形態と同様、入力手段21と、受信手段22と、処理手段24と、記憶手段25と、表示手段26と、送信手段27とを備える。また、コンピュータ装置2Bには、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。以下、第1実施形態のコンピュータ装置2Aと異なる処理を実行する処理手段24及び記憶手段25について説明する。なお、コンピュータ装置2Aと同一の部分については、適宜その説明を省略する。
処理手段24は、汎用アプリケーションのファイル(対象ファイル)のPOD印刷指示を検知した場合、対象ファイルのページの印刷データ(第1印刷情報)をEPSフォーマットの画像データに変換して、記憶手段25が記憶するドットパターンDBからドットパターンの割当てを行う。このとき、処理手段24は、第1実施形態と同様に、第1印刷情報をCMYの3色のインクで印刷するように色調整を行う。そして、処理手段24は、第1印刷情報と、割当ドットパターンとを重ね、PSフォーマットに変換して、第2印刷情報を生成する。そして、処理手段24は、第2印刷情報に基づき、印刷指示を送信手段27によりプリンター3へ送信させる。また、処理手段24は、対象ファイルのページを画面表示用の背景画像情報に変換すると共に画像IDを付与し、記憶手段25の図示しない背景画像情報DBに記憶させる。このとき、処理手段24は、各背景画像各背景に付与した画像IDと、対応する第1印刷情報に割当てたドットパターンの座標に関する座標データとを対応付けたアドレス情報を、記憶手段25の図示しないアドレス情報DBに記憶させる。
また、処理手段24は、電子ペン1から供給される記入用紙7への記入情報を受信手段22に受信させると共に、当該記入情報を記憶手段25に記憶させる。そして、処理手段24は、当該記入情報に関連する記入用紙7に対応する背景画像情報を記憶手段25から読み出して、表示手段26にビューア上へ表示させると共に、当該記入情報に基づくストロークをリアルタイム(実時間)で描画して背景画像情報に重ねてビューア上に表示させる。そして、処理手段24は、背景画像情報へのストローク情報の記憶指示をユーザからの入力に基づき検知した場合、その時点でのビューア上に表示されている背景画像情報データ及びストローク情報に基づいて新たな画像ファイルを生成して、記憶手段25に記憶させる。
[処理フロー]
次に、第3実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図12を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図13を用いて説明する。
(印刷処理フロー)
図12は、第3実施形態において、プリンター3及びコンピュータ装置2Bが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図12に示す処理フローは、ユーザが汎用アプリケーションにおける対象ファイルの任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力するごとに繰り返し実行される。
まず、コンピュータ装置2Bの処理手段24は、表示手段26に汎用アプリケーションによりファイルを表示させる。そして、ユーザが、汎用アプリケーションの印刷機能を利用して、対象ファイルの任意のページを記入用紙7として印刷するよう、入力手段21により印刷指示を入力すると、処理手段24は、POD印刷指示を検知する(ステップS601)。すると、処理手段24は、POD印刷指示より特定された対象ファイルの印刷対象部分をEPSフォーマットに変換して第1印刷情報を生成し、生成した第1印刷情報にドットパターンを割当てる(ステップS602)。具体的には、処理手段24は、記憶手段25が記憶するドットパターンDBから、第1印刷情報の印刷サイズに応じて割当てるドットパターンを抽出して割当てを行う。
次に、処理手段24は、第1印刷情報をCMY3色のインクで印刷するように色調整を行う(ステップS603)。そして、処理手段24は、色調整後の第1印刷情報に割当ドットパターンを重ねたデータをPSフォーマットに変換して第2印刷情報を生成する(ステップS604)。次に、処理手段24は、表示手段26に、記入用紙7を印刷するプリンター3を選択して印刷プロパティを設定するためのウインドウを表示させる(ステップS605)。そして、ユーザが入力手段21によりプリンター3を選択して印刷指示を入力すると、処理手段24は、印刷指示を検知して、送信手段27に、当該印刷指示により特定されたプリンター3に対して、第2印刷情報に基く印刷指示を送信させる(ステップS606)。
続いて、プリンター3は、コンピュータ装置2Bから印刷指示を受信すると、第2印刷情報に基づく記入用紙7の印刷出力を行う(ステップS701)。具体的には、プリンター3は、記入用紙7として、指定された印刷サイズに応じた用紙に、汎用アプリケーションの対象ファイルの印刷対象部分に対応する画像情報を電子ペン1で読み取れないインクで印刷すると共に、割当ドットパターンを電子ペン1で読み取り可能なインクで印刷する。そして、プリンター3は、フローチャートの処理を終了する。
一方、ステップS602の後、処理手段24は、第1印刷情報をビューアで読み取り可能な背景画像情報に変換して画像IDを付与し、図示しない背景画像情報DBに記憶する(ステップS607)。そして、処理手段24は、当該画像IDと、対応する第1印刷情報の割当ドットパターンの座標に関する座標データとを関連付けてアドレス情報を作成し、図示しないアドレス情報DBに記憶する。(ステップ608)。そして、コンピュータ装置2Bは、フローチャートの処理を終了する。
(記入情報処理フロー)
図13は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Bが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図13に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Bへ送信するごとに実行される。
まず、電子ペン1は、ペンID及び座標属性情報を含む記入情報をコンピュータ装置2Bへ送信する(ステップS801)。具体的には、まず、ユーザは、コンピュータ装置2Bにビューアのプログラムを起動させる。そして、ユーザが記入用紙7へ電子ペン1でストロークを記入すると、電子ペン1は、記入用紙7に印刷されたドットパターンを認識して、座標属性情報とペンID等を対応付けて記入情報を生成し、コンピュータ装置2Bへ送信する。そして、電子ペン1は、フローチャートの処理を終了する。
次に、コンピュータ装置2Bの受信手段22が、記入情報を受信すると、処理手段24は、記憶手段25に当該記入情報を記憶させると共に、アドレス情報DBに記憶されているアドレス情報を参照して、受信した座標属性情報に含まれる座標データに対応付けられている画像IDを特定する(ステップS901)。次に、処理手段24は、背景画像情報DBを参照して、特定した画像IDに対応付けられている背景画像情報を特定する(ステップS902)。そして、処理手段24は、記入用紙7の割当ドットパターンに関連付けられた当該背景画像情報を、表示手段26に、ビューア上に表示させると共に、記入情報に基づいてストロークをリアルタイムで描画して、記入用紙7上のストロークの記入位置に対応する背景画像上の位置に重ねて、表示手段26に表示させる(ステップS903)。
次に、処理手段24は、ビューア上に表示した背景画像情報へのストローク情報の記憶指示を検知したか否かを判定する(ステップS904)。具体的には、処理手段24は、ニューザが入力手段21によって入力した情報に基づき、背景画像情報に重ねたストローク情報の記憶指示があったか否か判断する。そして、処理手段24は、記憶指示を検知しなかった場合、コンピュータ装置2Bは、フローチャートの処理を終了する。一方、記憶指示を検知した場合、コンピュータ装置2Bは記入用紙7に関連付けられた背景画像情報にストローク情報を重ねた新たな画像ファイルを生成して、記憶手段25に記憶させる(ステップS905)。このとき、処理手段24は、ストローク情報と、背景画像情報とを別レイヤーで編集できるアプリケーションのファイルとして記憶手段25に記憶させてもよい。そして、コンピュータ装置2Aは、フローチャートの処理を終了する。
[第3実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]
第3実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の汎用アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Bに、当該記入用紙7のデザインとストロークとを表示させることができ、かつ、記入用紙7のデザインにストロークを重ねた新たな画像ファイルをコンピュータ装置2Bに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第3実施形態では、コンピュータ装置2Bは、印刷対象部分に割当てるドットパターンを独自に管理する。これにより、コンピュータ装置2Bは、ネットワークに接続できない場合やドットパターンを管理するサーバが存在しない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で、第3実施形態と異なる。言い換えると、第4実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で第2実施形態と共通すると共に、コンピュータ装置2Bがドットパターンの管理を行う点で第3実施形態と共通する。以後では、第4実施形態と第3実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
[プリントオンデマンド印刷システムの構成]
第4実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成は、第3実施形態に示した図10と同様、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Bと、コンピュータ装置2Bからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3とを備える。以後では、コンピュータ装置2Bの第3実施形態と異なる部分についてのみ説明を行う。
(コンピュータ装置)
第4実施形態のコンピュータ装置2Bについて、図11を参照して説明する。コンピュータ装置2Bは、第3実施形態と同様、入力手段21と、受信手段22と、処理手段24と、記憶手段25と、表示手段26と、送信手段27とを備える。また、コンピュータ装置2Bには、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。以下、第3実施形態と異なる処理を実行する処理手段24及び記憶手段25について説明する。
処理手段24は、対応アプリケーションの対象ファイルのページと、当該ページに割当てられた割当ドットパターンとを関連付けて対象ファイル情報として、記憶手段25に図示しない対象ファイル情報DBに記憶させる。さらに、処理手段24は、電子ペン1から供給される記入情報に基づき、表示手段26に、既に対応アプリケーションに読み込まれている対象ファイルの該当ページを表示すると共に当該ページ上にストロークを表示させる。また、処理手段24は、ユーザが入力手段21により入力した記憶指示を検知すると、電子ペン1のストローク情報を対象ファイルに組み込み、その対象ファイルを記憶手段25に記憶させる。なお、記憶手段25は、対応アプリケーションのプログラムを記憶している。
[処理フロー]
次に、第4実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図14を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図15を用いて説明する。
(印刷処理フロー)
図14は、第4実施形態において、プリンター3及びコンピュータ装置2Bが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図14に示す処理フローは、ユーザが対応アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力するごとに繰り返し実行される。また、図14のステップS621〜S626、ステップS721は、それぞれ、図12のステップS601〜S606、ステップS701と同様の処理となる。従って、以後では、これらのステップについては簡略に説明する。
まず、処理手段24は、表示手段26に対応アプリケーションにより対象ファイルを表示させる。そして、ユーザが、対応アプリケーションの印刷機能を利用して、対象ファイルにおける任意のページのPOD印刷指示を入力手段21により入力すると、処理手段24は、POD印刷指示を検知する(ステップS621)。すると、処理手段24は、POD印刷指示より特定された対象ファイルの印刷対象部分をEPSフォーマットに変換して第1印刷情報を生成し、生成した第1印刷情報にドットパターンを割当てる(ステップS622)。次に、処理手段24は、第1印刷情報をCMY3色のインクで印刷するように色調整を行う(ステップS623)。そして、処理手段24は、色調整後の第1印刷情報に割当ドットパターンを重ねたデータをPSフォーマットに変換して第2印刷情報を生成する(ステップS624)。
次に、処理手段24は、表示手段26に、印刷プロパティを設定するためのウインドウを表示させる(ステップS625)。そして、ユーザが入力手段21によりプリンター3を選択して印刷指示を入力すると、処理手段24は、印刷指示を検知して、送信手段27に、当該印刷指示により特定されたプリンター3に対して、第2印刷情報に基く印刷指示を送信させる(ステップS626)。次に、処理手段24は、割当ドットパターンと、対応アプリケーションの対象ファイルのページとを関連付けた対象ファイル情報を作成し、記憶手段25に対象ファイル情報DBに記憶させる(ステップS627)。そして、処理手段24は、フローチャートの処理を終了する。
一方、プリンター3は、コンピュータ装置2Bから印刷指示を受信すると、第2印刷情報に基づく記入用紙7の印刷出力を行う(ステップS721)。そして、プリンター3は、フローチャートの処理を終了する。
(記入情報処理フロー)
図15は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Bが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図15に示すフローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Bへ送信するごとに実行され。また、図15のステップS821、ステップS921〜S925は、それぞれ、図9(第2実施形態)のステップS421、ステップS521〜S525と同様の処理となる。
まず、電子ペン1は、ペンID及び座標属性情報を含む記入情報をコンピュータ装置2Bへ送信する(ステップS821)。具体的には、まず、ユーザは、コンピュータ装置2Aに対応アプリケーションを起動させる。そして、ユーザが記入用紙7へ電子ペン1でストロークを記入すると、電子ペン1は、記入用紙7に印刷されたドットパターンを認識して、座標属性情報とペンID等を対応付けて記入情報を生成し、コンピュータ装置2Bへ送信する。そして、電子ペン1は、フローチャートの処理を終了する。
コンピュータ装置2Bの受信手段22が、記入情報を受信すると、処理手段24は、記憶手段25に当該記入情報を記憶させる(ステップS921)。そして、処理手段24は、対象ファイル情報DBに記憶されている対象ファイル情報を参照して、当該記入情報に含まれる座標データに対応付けられている対象ファイルのページを特定して、表示手段26に、当該対象ファイルのページを記憶手段25から読み出して表示させる(ステップS922)。続いて、処理手段24は、記入情報に基づくストロークをリアルタイムで描画して、表示手段26に、対象ファイルのページと重ねて表示させる(ステップS923)。
次に、処理手段24は、ドットパターンに関連付けられた対象ファイルへのストローク情報の記憶指示を検知したか否かを判定する(ステップS924)。そして、処理手段24は、記憶手段25に、ドットパターンに関連付けられた対象ファイルへストローク情報を記憶させる(ステップS925)。このとき、処理手段24は、ストローク情報を、BMP形式等の画像ファイルとして対象ファイルに記憶させてもよく、または、対応アプリケーションで編集可能なようにデータ変換して対象ファイルに記憶させてもよい。そして、コンピュータ装置2Bは、フローチャートの処理を終了する。
[第4実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]
第4実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の対応アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該ファイルの内容に重ねてストロークを表示させることができ、かつ、ファイルの内容に、記入用紙7に記入されたストロークに基づく情報を追加してコンピュータ装置2Bに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第4実施形態では、コンピュータ装置2Bは、印刷対象部分に割当てるドットパターンを独自に管理する。これにより、コンピュータ装置2Bは、ネットワークに接続できない場合やドットパターンを管理するサーバが存在しない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。さらに、第4実施形態では、対応アプリケーションを用いることで、コンピュータ装置2Bは、画像ファイルの生成及びビューアの起動等の処理を省くことができ、処理負担を低減しつつ、上述の作用効果を実現させることができる。
1…電子ペン
2A、2B…コンピュータ装置
3…プリンター
4…ネットワーク
6…サーバ
7…記入用紙
21…入力手段
22…受信手段
24…処理手段
25…記憶手段
26…表示手段
27…送信手段
28…ネットワークインターフェイス

Claims (12)

  1. アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、
    前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、
    前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、
    少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータ装置。
  2. 印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。
  3. 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
    前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。
  4. 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
    前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ装置。
  5. 前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、
    前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
  6. 前記記憶手段は、前記ドットパターンのデータベースを記憶し、
    前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。
  7. コンピュータ装置により実行されるプログラムであって、
    アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、
    前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、
    前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、
    少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段、
    として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
    前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  10. 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
    前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  11. 前記コンピュータ装置は前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、
    前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。
  12. 前記コンピュータ装置は、前記ドットパターンのデータベースを記憶手段に記憶し、
    前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。
JP2009231504A 2009-10-05 2009-10-05 コンピュータ装置及びプログラム Pending JP2011081493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231504A JP2011081493A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 コンピュータ装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009231504A JP2011081493A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 コンピュータ装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011081493A true JP2011081493A (ja) 2011-04-21
JP2011081493A5 JP2011081493A5 (ja) 2012-08-16

Family

ID=44075504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009231504A Pending JP2011081493A (ja) 2009-10-05 2009-10-05 コンピュータ装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011081493A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232537A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷指示プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257504A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Dainippon Printing Co Ltd サーバ、プログラム及び電子ペン用帳票製造システム
JP2008017103A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 校正用出力物作成装置、校正用出力物作成方法、校正用出力物、校正処理システム、サーバ及びクライアント端末
JP2009080773A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Fuji Xerox Co Ltd 筆記情報管理装置、筆記情報管理システムおよび筆記情報管理プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257504A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Dainippon Printing Co Ltd サーバ、プログラム及び電子ペン用帳票製造システム
JP2008017103A (ja) * 2006-07-05 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 校正用出力物作成装置、校正用出力物作成方法、校正用出力物、校正処理システム、サーバ及びクライアント端末
JP2009080773A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Fuji Xerox Co Ltd 筆記情報管理装置、筆記情報管理システムおよび筆記情報管理プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232537A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び印刷指示プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3137005U (ja) 端末装置
JP2006268758A (ja) 印刷システム、印刷装置及び手書き情報反映方法
JP4747900B2 (ja) サーバ、プログラム及び電子ペン用帳票製造システム
JP4748280B1 (ja) コンピュータ装置およびそのプログラム
JP4420252B2 (ja) 印刷データ生成装置
JP2011081493A (ja) コンピュータ装置及びプログラム
JP2007264713A (ja) 電子ペン用帳票製造方法、配置方法及び電子ペン用帳票
JP2009122887A (ja) 端末装置及びそのプログラム
JP4830651B2 (ja) 処理装置及びプログラム
JP2012063974A (ja) ストローク表示システム及びプログラム
JP5440054B2 (ja) 操作シート作成システム、及びそのプログラム
JP2006139338A (ja) 特定システム及びプログラム
JP5464024B2 (ja) 印刷システム及びプログラム
JP5906608B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6171603B2 (ja) 情報処理装置、およびプログラム
JP2011221768A (ja) コンピュータ装置及びプログラム
JP5381254B2 (ja) スタンプ登録表示システム、及びそのプログラム
JP2012090155A (ja) 画像形成装置及びデータ処理プログラム
JP2009282700A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
JP2009181521A (ja) 筆跡情報生成装置、プログラムおよび筆跡情報管理システム
JP2013084148A (ja) 電子ペンシステム及びプログラム
JP6264097B2 (ja) 印刷機、印刷システム及びプログラム
JP5194659B2 (ja) サーバ装置及びプログラム
JP2007264803A (ja) 電子ペン用帳票製造システム及びプログラム
JP2007102403A (ja) 消去処理装置、プログラム及び電子ペン用帳票

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120703

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131203