JP2011081493A - コンピュータ装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンピュータ装置は、印刷指示受付手段と、ドットパターン取得手段と、印刷指示手段と、記憶手段と、を備える。印刷指示受付手段は、アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける。ドットパターン取得手段は、ファイルの印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得する。印刷指示手段は、割当てられたドットパターンを、前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する。
【選択図】図6
Description
まず、本発明に係る第1実施形態について説明する。以後では、[プリントオンデマンド印刷システムの構成]、[処理フロー]、及び[第1実施形態のプリントオンデマンド印刷システムによる作用効果]について順に説明する。なお、以降、プリントオンデマンドを「POD」と略して呼ぶ場合もある。
図1は、第1実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成を示す。図1に示すように、第1実施形態に係るPOD印刷システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Aと、コンピュータ装置2Aからの印刷指示(出力命令)に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、ネットワーク4と、ドットパターンの割当てを管理するサーバ6と、記入用紙7と、を備える。以下、各構成要素について説明する。
まず、記入用紙7(電子ペン用用紙)について説明する。記入用紙7には、プリンター3により、その略全面に後述するドットパターン(コード化パターン)及び後述する所定のイメージ画像が印刷される。ドットパターンは、赤外線を吸収するカーボンを含んだインクにより印刷される。また、イメージ画像は、印刷されたドットパターンの上に、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷される。
続いて、記入用紙7に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について図2及び図3を用いて説明する。図2は、記入用紙7に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を仮想格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、記入用紙7上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を記入用紙7に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103が記入用紙7に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
次に、サーバ6について説明する。サーバ6は、ハードウェアとして、コンピュータ装置2Aとのデータ通信が可能な送受信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、大容量記憶装置等で構成されるコンピュータ等で構成される。サーバ6には、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。サーバ6は、コンピュータ装置2Aからドットパターンの割当要求と共に、汎用アプリケーションのファイルの印刷データ(以後、「第1印刷情報」と呼ぶ。)を受信する。ここで、「汎用アプリケーション」とは、文書作成ソフトウェア、表作成ソフトウェア、プレゼンテーション用ソフトウェア、設計支援ソフトウェア(CAD)などの一般に市場で流通している任意のアプリケーションを指す。また、汎用アプリケーションの「ファイル」とは、その汎用アプリケーションにより作成や編集が可能であって、ユーザが作成した文書等の文字データや各種設定データ等を所定の形式で記憶したデータを指す。
次に、コンピュータ装置2Aについて説明する。コンピュータ装置2Aは、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成されるパーソナルコンピュータ等で構成される。図5は、コンピュータ装置2Aの機能ブロック図である。コンピュータ装置2Aは、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、処理手段24、記憶手段25、表示手段26、送信手段27、及びネットワークインターフェイス28を備える。そして、コンピュータ装置2Aは、概略的には、ユーザから汎用アプリケーションにより表示されたファイルを記入用紙(電子ペン用用紙)7として印刷するための印刷指示があった場合に、サーバ6へドットパターンの割当要求を行うと共に、当該ファイルと割当てられたドットパターンの印刷指示(「出力命令」とも呼ぶ。)をプリンター3へ行う。プリンター3は、印刷指示に基づいて記入用紙7を印刷する。また、コンピュータ装置2Aは、電子ペン1から受信した記入用紙7に関する記入情報に基づいて所定の処理を行う。
次に、第1実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、記入用紙7を印刷する処理に関連した処理フロー(以後、「印刷処理フロー」と呼ぶ。)について図1及び図6を用いて説明した後、電子ペン1による記入用紙7への記入情報の処理に関連した処理フロー(以後、「記入情報処理フロー」と呼ぶ。)について図7を用いて説明する。
図6は、第1実施形態において、プリンター3、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図6に示す処理フローは、ユーザが、汎用アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力するごとに繰り返し実行される。
次に、印刷処理フローにより印刷された記入用紙7に対して、電子ペン1によりユーザが追記する際の処理について説明する。図7は、電子ペン1、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図7に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Aへ送信するごとに実行される。
第1実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の汎用アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該記入用紙7のデザインとストロークとを表示させることができ、かつ、記入用紙7のデザインにストロークを重ねた新たな画像ファイルをコンピュータ装置2Aに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第1実施形態のコンピュータ装置2Aがネットワークを介して接続するサーバ6は、対象ファイルの印刷対象部分の背景画像情報を作成して割当ドットパターンと対応づけて記憶する。これにより、コンピュータ装置2Aは、使用する汎用アプリケーションが当該POD印刷システムに対応していない場合であっても、換言すると、電子ペン1により生成される記入情報を編集できるように対応していない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で、第1実施形態と異なる。以後では、第2実施形態と第1実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
第2実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成は、第1実施形態に示した図1と同様、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Aと、コンピュータ装置2Aからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、ネットワーク4と、ドットパターンの割当てを管理するサーバ6と、記入用紙7とを備える。以後では、コンピュータ装置2A及びサーバ6の第1実施形態と異なる点についてのみ説明を行う。
まず、第2実施形態のサーバ6について、第1実施形態と異なる点を説明する。サーバ6は、コンピュータ装置2Aからドットパターンの割当要求と共に、PODシステムに対応した汎用アプリケーション(以後、「対応アプリケーション」と呼ぶ。)の対象ファイルの印刷データをコンピュータ装置2Aから受信する。そして、サーバ6は、ドットパターンDBからドットパターンを抽出し、第1印刷情報に割り当てる。このとき、サーバ6は、第1印刷情報をCMY3色のインクで印刷するように色調整を行う。さらに、サーバ6は、第1印刷情報と、当該第1印刷情報の割当ドットパターンとを重ね、PSフォーマットに変換して、第2印刷情報を生成する。そして、サーバ6は、第2印刷情報と、割当ドットパターンの座標に関する座標データを含む割当ドットパターン情報とを、コンピュータ装置2Aに送信する。
次に、第2実施形態のコンピュータ装置2Aについて、第1実施形態と異なる点を説明する。処理手段24は、ドットパターンの割当要求に基づきサーバ6から供給された第2印刷情報及び割当ドットパターンを、インターフェイス28を介して受信する。そして、処理手段24は、対応アプリケーションの対象ファイルのページと、当該ページに割当てられた割当ドットパターンとを関連付けて、記憶手段25に記憶させる。さらに、処理手段24は、電子ペン1から供給される記入情報に基づき、表示手段26に、既に対応アプリケーションに読み込まれている対象ファイルの該当ページを表示すると共に当該ページ上にストロークを表示させる。記憶手段25は、対応アプリケーションのプログラムを記憶する。また、記憶手段25は、処理手段24の指示により、対応アプリケーションの対象ファイルのページと割当ドットパターンとを関連付けた対象ファイル情報を図示しない対象ファイル情報DBに記憶したり、電子ペン1のストローク情報が組み込まれた対応アプリケーションの対象ファイルを記憶したりする。
次に、第2実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図8を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図9を用いて説明する。
図8は、第2実施形態において、プリンター3、コンピュータ装置2A及びサーバ6が実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図8に示す処理フローは、ユーザが対応アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力するごとに繰り返し実行される。また、図8のステップS121〜S124、ステップS221及びS222、ステップS321は、それぞれ、図6のステップS101〜S104、ステップS201及びS202、ステップS301と同様の処理となる。従って、以後では、これらのステップについては簡略に説明する。
次に、印刷処理フローにより印刷された記入用紙7に対して、電子ペン1によりユーザが追記する際の処理について説明する。図9は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Aが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図9に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Aへ送信するごとに実行される。また、図9のステップS421及びステップS524は、それぞれ、図7のステップS401及びステップS504と同様の処理となる。
第2実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の対応アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Aに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該ファイルの内容に重ねてストロークを表示させることができ、かつ、ファイルの内容に、記入用紙7に記入されたストロークに基づく情報を追加してコンピュータ装置2Aに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。さらに、第2実施形態では、対応アプリケーションを用いることで、コンピュータ装置2Aは、画像ファイルの生成及びビューアの起動等の処理を省くことができ、処理負担を低減しつつ、上述の作用効果を実現させることができる。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態のコンピュータ装置2Aがサーバ6の機能を兼ねる点で、第1実施形態と異なる。以後では、第3実施形態と第1実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
図10は、第3実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成を示す。図10に示すように、第3実施形態に係るPOD印刷システムは、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Bと、コンピュータ装置2Bからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3と、記入用紙7とを備える。以後では、コンピュータ装置2Bの第1実施形態と異なる点についてのみ説明を行う。
第3実施形態のコンピュータ装置2Bについて図11を参照して説明する。コンピュータ装置2Bは、第1実施形態と同様、入力手段21と、受信手段22と、処理手段24と、記憶手段25と、表示手段26と、送信手段27とを備える。また、コンピュータ装置2Bには、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。以下、第1実施形態のコンピュータ装置2Aと異なる処理を実行する処理手段24及び記憶手段25について説明する。なお、コンピュータ装置2Aと同一の部分については、適宜その説明を省略する。
次に、第3実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図12を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図13を用いて説明する。
図12は、第3実施形態において、プリンター3及びコンピュータ装置2Bが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図12に示す処理フローは、ユーザが汎用アプリケーションにおける対象ファイルの任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力するごとに繰り返し実行される。
図13は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Bが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図13に示す処理フローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Bへ送信するごとに実行される。
第3実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の汎用アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Bに、当該記入用紙7のデザインとストロークとを表示させることができ、かつ、記入用紙7のデザインにストロークを重ねた新たな画像ファイルをコンピュータ装置2Bに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第3実施形態では、コンピュータ装置2Bは、印刷対象部分に割当てるドットパターンを独自に管理する。これにより、コンピュータ装置2Bは、ネットワークに接続できない場合やドットパターンを管理するサーバが存在しない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で、第3実施形態と異なる。言い換えると、第4実施形態は、使用される汎用アプリケーションがPOD印刷システムに対応している点で第2実施形態と共通すると共に、コンピュータ装置2Bがドットパターンの管理を行う点で第3実施形態と共通する。以後では、第4実施形態と第3実施形態とが同様の部分については、同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
第4実施形態に係るプリントオンデマンド(POD)印刷システムの構成は、第3実施形態に示した図10と同様、ユーザが使用する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2Bと、コンピュータ装置2Bからの出力命令に従って記入用紙7を印刷するプリンター3とを備える。以後では、コンピュータ装置2Bの第3実施形態と異なる部分についてのみ説明を行う。
第4実施形態のコンピュータ装置2Bについて、図11を参照して説明する。コンピュータ装置2Bは、第3実施形態と同様、入力手段21と、受信手段22と、処理手段24と、記憶手段25と、表示手段26と、送信手段27とを備える。また、コンピュータ装置2Bには、印刷データにドットパターンを割当てるためのドットパターン合成エンジンがインストールされている。以下、第3実施形態と異なる処理を実行する処理手段24及び記憶手段25について説明する。
次に、第4実施形態のPOD印刷システムによる処理フローについて説明する。以下では、まず、印刷処理フローについて図14を用いて説明した後、記入情報処理フローについて図15を用いて説明する。
図14は、第4実施形態において、プリンター3及びコンピュータ装置2Bが実行する印刷処理の手順を示すフローチャートである。図14に示す処理フローは、ユーザが対応アプリケーションの対象ファイルにおける任意のページを記入用紙7(電子ペン用用紙)として印刷するためのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力するごとに繰り返し実行される。また、図14のステップS621〜S626、ステップS721は、それぞれ、図12のステップS601〜S606、ステップS701と同様の処理となる。従って、以後では、これらのステップについては簡略に説明する。
図15は、電子ペン1及びコンピュータ装置2Bが実行する記入情報処理の手順を示すフローチャートである。図15に示すフローは、電子ペン1が座標属性情報を含む記入情報を生成してコンピュータ装置2Bへ送信するごとに実行され。また、図15のステップS821、ステップS921〜S925は、それぞれ、図9(第2実施形態)のステップS421、ステップS521〜S525と同様の処理となる。
第4実施形態のPOD印刷システムによれば、ユーザは、任意の対応アプリケーションにおける任意のファイルのPOD印刷指示をコンピュータ装置2Bに入力することで、電子ペン1で認識可能なドットパターンがファイルのデザインに重ねて印刷された記入用紙7を、プリンター3に出力させることができる。そして、ユーザは、電子ペン1で記入用紙7にストロークを記入することで、コンピュータ装置2Aに、当該ファイルの内容に重ねてストロークを表示させることができ、かつ、ファイルの内容に、記入用紙7に記入されたストロークに基づく情報を追加してコンピュータ装置2Bに記憶させることができる。従って、POD印刷システムは、ユーザのファイル作成等の効率性及び利便性を向上させることができる。また、第4実施形態では、コンピュータ装置2Bは、印刷対象部分に割当てるドットパターンを独自に管理する。これにより、コンピュータ装置2Bは、ネットワークに接続できない場合やドットパターンを管理するサーバが存在しない場合であっても、上述の作用効果を実現させることができる。さらに、第4実施形態では、対応アプリケーションを用いることで、コンピュータ装置2Bは、画像ファイルの生成及びビューアの起動等の処理を省くことができ、処理負担を低減しつつ、上述の作用効果を実現させることができる。
2A、2B…コンピュータ装置
3…プリンター
4…ネットワーク
6…サーバ
7…記入用紙
21…入力手段
22…受信手段
24…処理手段
25…記憶手段
26…表示手段
27…送信手段
28…ネットワークインターフェイス
Claims (12)
- アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、
前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、
前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、
少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段と、
を備えることを特徴とするコンピュータ装置。 - 印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。 - 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータ装置。 - 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ装置。 - 前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、
前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - 前記記憶手段は、前記ドットパターンのデータベースを記憶し、
前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のコンピュータ装置。 - コンピュータ装置により実行されるプログラムであって、
アプリケーションのファイルの印刷指示の入力を受け付ける印刷指示受付手段と、
前記ファイルの印刷対象部分に割当てる電子ペンに認識可能なドットパターンを取得するドットパターン取得手段と、
前記ドットパターン取得手段に基づき割当てられたドットパターンを前記印刷対象部分に重ねて印刷させ、かつ、当該ドットパターンを前記電子ペンで読み取り可能なインクで印刷させると共に前記印刷対象部分を前記電子ペンにより読み取れないインクで印刷させる旨の印刷指示を、電磁的に接続したプリンターに送信する印刷指示手段と、
少なくとも、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、を関連付けて記憶する記憶手段、
として前記コンピュータ装置を機能させることを特徴とするプログラム。 - 印刷指示手段の実行後、表示用アプリケーションであるビューアに読み込まれ表示されるファイルであって、前記印刷対象部分のイメージ画像ファイルを作成するイメージ画像ファイル作成手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルと、前記割当てられたドットパターンと、前記イメージ画像ファイルと、を関連付けて記憶することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記ファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記印刷指示手段に基づき印刷された用紙への電子ペンによる手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
前記記入情報に基づき、前記用紙上に印刷されたドットパターンに関連付けて記憶された前記画像イメージファイルを表示すると共に、前記手書きストロークを重ねて描画する表示手段と、をさらに備え、
前記記憶手段は、前記ファイルに前記手書きストロークの情報を加えて記憶することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - 前記コンピュータ装置は前記ドットパターンの割当管理を行うサーバとネットワークを介して接続し、
前記ドットパターン取得手段は、前記サーバに対し、ドットパターンの割当要求を行うことで前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。 - 前記コンピュータ装置は、前記ドットパターンのデータベースを記憶手段に記憶し、
前記ドットパターン取得手段は、前記記憶手段から前記印刷対象部分に割当てるドットパターンを取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。
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