JP6264097B2 - 印刷機、印刷システム及びプログラム - Google Patents
印刷機、印刷システム及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6264097B2 JP6264097B2 JP2014038361A JP2014038361A JP6264097B2 JP 6264097 B2 JP6264097 B2 JP 6264097B2 JP 2014038361 A JP2014038361 A JP 2014038361A JP 2014038361 A JP2014038361 A JP 2014038361A JP 6264097 B2 JP6264097 B2 JP 6264097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pixel
- printing
- rgb
- pattern
- coding pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
Description
まず、第1実施形態に係る印刷システムについて説明する。
図1は、第1実施形態に係る印刷システムの構成を示す。図1に示すように、第1実施形態に係る印刷システムは、ドットパターン(コード化パターン)を読み取って記入情報を生成する電子ペン1と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するコンピュータ装置2と、GDI(Graphics Device Interface)に準拠し、CMYKの各色のインク(トナー)を用いて記入用紙4の印刷を行うプリンタ3とを備える。
まず、記入用紙4について説明する。記入用紙4には、プリンタ3により、その略全面に後述するドットパターンと、絵柄や文字などを示す画像(「印刷元画像」とも呼ぶ。)とが印刷される。印刷元画像は、ドットパターンを重畳させる対象となる画像であって、例えば、ユーザが印刷対象として指定したアプリケーションの頁を示す画像又は表示画面を示す画像等である。このとき、ドットパターンは、K(ブラック)のインクにより印刷される。Kは、好ましくは赤外線を吸収するカーボンを含んだインクである。また、印刷元画像は、赤外域に吸収性を持たないインクであるC(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)の各色のインクにより印刷される。
続いて、記入用紙4に印刷されたアノト方式のドットパターンについて図2及び図3を用いて説明する。図2は、記入用紙4に印刷されたドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、記入用紙4上の位置座標が決定されるよう構成されている。
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、インクカートリッジ104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。インクカートリッジ104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を記入用紙4に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入する。ここで、電子ペン1のペン先部103が記入用紙4に最初に接触することをペンダウンと呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることをペンアップと呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。
次に、コンピュータ装置2について説明する。コンピュータ装置2は、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、タッチパネル等で構成される。なお、コンピュータ装置2は、タブレット型端末等であってもよい。
プリンタ(印刷機)3は、ハードウェアとして、印刷に必要なCMYKの各インク等に加え、印刷処理に関する全般的な制御を行うCPUなどのプロセッサ、ROMやRAMなどのメモリ、及びコンピュータ装置2と通信するためのインタフェース等を有する。そして、プリンタ3は、メモリに記憶されたプログラムに基づき所定の動作を行う。
次に、RGB印刷データDrの生成方法の概要について、図6を参照して説明する。図6は、RGB印刷データDrが示す画像の一部を拡大した図の一例である。図6の例では、ドットパターンを示す4つの画素と、印刷元画像の黒を示す1つの画素とを含む矩形の画素領域が示されている。なお、以下の例では、RGB印刷データDrの各画素は、各RGBの色ごとに8ビットにより表現されるものとする。
図7は、第1実施形態に係る印刷処理を示すフローチャートである。コンピュータ装置2及びプリンタ3は、図7に示すフローチャートの処理を、コンピュータ装置2が印刷指示の入力を検知した場合に、実行する。
第1実施形態の印刷システムによれば、コンピュータ装置2は、RGB印刷データDrを生成する際、ドットパターンを示す画素と、印刷元画像の黒を示す画素とで、青(B)成分の最下位ビットのみを異ならせる。これにより、コンピュータ装置2は、記入用紙4に印刷される印刷元画像の色を、見た目上判別できないような黒のわずかな変化を除き、表示すべき本来の色によりプリンタ3に印刷させることができる。また、プリンタ3は、RGB印刷データDrの各画素のRGB値を参照することで、各画素がドットパターンを形成する画素か否かを的確に識別し、ドットパターンについてはカーボンを吸収するKのインクにより印刷し、ドットパターン以外についてはカーボンを吸収しないCMYのインクにより好適に印刷することができる。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の実施形態に適用してもよい。
図6の説明において、コンピュータ装置2は、RGB印刷データDrを生成する際、ドットパターンの黒を示す画素と、印刷元画像の黒を示す画素とを、青(B)の最下位の1ビットのみを異ならせる代わりに、赤(R)又は緑(G)の最下位ビットのみを異ならせてもよい。
コンピュータ装置2は、ドットパターンの黒の青(B)成分の最下位ビットを「0」にし、印刷元画像の黒の青(B)成分の最下位ビットを「1」にする代わりに、ドットパターンの黒の青(B)成分の最下位ビットを「1」にし、印刷元画像の黒の青(B)成分の最下位ビットを「0」にしてもよい。この場合、プリンタ3は、RGB印刷データDrをCMYK印刷データDcに変換する場合、RGB値(00000000、00000000、00000001)をKのみを用いて表現し、それ以外のRGB値をCMYのみを用いて表現する。なお、この例では、好適には、コンピュータ装置2は、印刷元画像のRGB値(00000000、00000000、00000001)となる画素を、RGB値(00000000、00000000、00000000)等の近似色に変換するとよい。
上記実施形態において、電子ペン、ドットパターン(コード化パターン)、記入情報に、アノト方式を用いたが、アノト方式に限られなくともよい。また、ドットパターンも、位置座標を示すものに限られず、重畳して印刷された印刷元画像の内容に対応するコード値等を示すものであってもよい。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、コンピュータ装置2は、ドットパターンを示す画素の青(B)成分の最下位ビットを「0」とし、ドットパターン以外の画素の青(B)成分の最下位ビットを全て「1」とする。これにより、印刷システムは、RGB印刷データDrの各画素がドットパターンを形成する画素か否かをプリンタ3が判定する処理の負担を好適に低減させる。
Y = 0.299R+0.587G+0.114B
C1= 0.701R+0.587G−0.114B
C2=−0.299R−0.587G+0.886B
となる。上述の式からもわかるように、人間の目は青よりも赤や緑を明るく感じる。また、一般に、人間の視覚は、色の変化に比べて明るさの変化に敏感である。従って、赤(R)成分や緑(G)成分の最下位ビットを変更する場合に比べて、青(B)成分の最下位ビットを変更する方が、その変化が視覚上目立ちにくい。
第2実施形態の印刷システムでは、プリンタ3は、RGB印刷データDrの各画素のRGB値の全ビットを参照することなく、青(B)成分の最下位ビットのみを参照することで、当該画素がドットパターンの画素であるか否かを判定することができる。これにより、プリンタ3の処理を高速化させることができる。その他、第2実施形態の印刷システムは、第1実施形態の印刷システムと同様の作用効果を有する。
第2実施形態では、第1実施形態の変形例1〜3を任意に組み合わせて適用してもよい。
2…コンピュータ装置
3…プリンタ
4…記入用紙
21…入力手段
22…受信手段
24…処理手段
25…記憶手段
26…表示手段
Claims (4)
- 印刷指示を行う印刷指示装置から、コード化パターンを形成する画素と、コード化パターン以外の黒を示す画素とで、RGBの少なくともいずれかの一つの度数を示すビット列の最下位ビットが異なるように、コード化パターンの情報が組み込まれたRGB形式の画像データを指定した印刷指示を受信し、CMYKのインクにより印刷する印刷機であって、
コード化パターンを形成する画素と、前記黒を示す画素とで最下位ビットが異なるRGBのいずれか一つの度数を示すビット列に基づき、コード化パターンを形成する画素か否か判定する判定手段と、
前記判定手段がコード化パターンを形成する画素であると判定した画素をKのインクにより印刷し、前記判定手段がコード化パターンを形成する画素でないと判定した画素をCMYの少なくとも一色のインクにより印刷する印刷制御手段と、
を備えることを特徴とする印刷機。 - コード化パターンを形成する画素と、コード化パターン以外の画素とで、RGBの少なくともいずれかの一つの度数を示すビット列の最下位ビットが異なる画像データを指定した前記印刷指示を前記印刷指示装置から受信した場合、
前記判定手段は、当該最下位ビットを参照し、コード化パターンを形成する画素か否か判定することを特徴とする請求項1に記載の印刷機。 - CMYKのインクにより印刷する印刷機と、
前記印刷機にRGB形式の画像データを指定した印刷指示を行う印刷指示装置とを備える印刷システムであって、
前記印刷指示装置は、
前記画像データに、コード化パターンの情報を組み込むデータ生成手段を備え、
前記データ生成手段は、コード化パターンを形成する画素と、コード化パターン以外の黒を示す画素とで、RGBの少なくともいずれかの一つの度数を示すビット列の最下位ビットを異ならせ、
前記印刷機は、
コード化パターンを形成する画素と、前記黒を示す画素とで最下位ビットが異なるRGBのいずれか一つの度数を示すビット列に基づき、コード化パターンを形成する画素か否か判定する判定手段と、
前記判定手段がコード化パターンを形成する画素であると判定した画素をKのインクにより印刷し、前記判定手段がコード化パターンを形成する画素でないと判定した画素をCMYの少なくとも一色のインクにより印刷する印刷制御手段と、
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 請求項1または2に記載の印刷機としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014038361A JP6264097B2 (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 印刷機、印刷システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014038361A JP6264097B2 (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 印刷機、印刷システム及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015162180A JP2015162180A (ja) | 2015-09-07 |
JP6264097B2 true JP6264097B2 (ja) | 2018-01-24 |
Family
ID=54185213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014038361A Active JP6264097B2 (ja) | 2014-02-28 | 2014-02-28 | 印刷機、印刷システム及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6264097B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11355594A (ja) * | 1998-06-05 | 1999-12-24 | Ricoh Co Ltd | カラー画像形成システム |
JP3373799B2 (ja) * | 1999-01-22 | 2003-02-04 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | マーキング処理装置、マーク除去装置およびこれらの方法 |
JP4874309B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2012-02-15 | 株式会社沖データ | 画像形成システム、画像処理装置、及び画像処理方法 |
JP4941331B2 (ja) * | 2008-01-28 | 2012-05-30 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷方法、印刷装置、対応テーブル生成方法、およびプログラム |
JP2009187271A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Oki Data Corp | 印刷制御装置 |
JP4897860B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2012-03-14 | シャープ株式会社 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理システム、コンピュータプログラム、及び、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 |
JP5790000B2 (ja) * | 2011-02-02 | 2015-10-07 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置、及び、その印刷方法 |
-
2014
- 2014-02-28 JP JP2014038361A patent/JP6264097B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015162180A (ja) | 2015-09-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5811739B2 (ja) | 情報処理システム、コンピュータ装置、及びプログラム | |
US10715697B2 (en) | Image processing method that determines a number of blocks for embedding information based on a size of an image to be printed, image processing apparatus, and storage medium | |
CN116080285A (zh) | 打印系统、终端装置、存储介质、计算机装置 | |
KR20140039892A (ko) | 인쇄 제어 단말장치, 화상형성장치, 인쇄 제어 방법, 화상형성방법, 컴퓨터 판독가능 기록매체 | |
CN110263306B (zh) | 图像处理系统以及图像形成装置 | |
JP6264097B2 (ja) | 印刷機、印刷システム及びプログラム | |
JP4748280B1 (ja) | コンピュータ装置およびそのプログラム | |
JP5884364B2 (ja) | コンピュータ装置及びプログラム | |
JP2009122887A (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP4830651B2 (ja) | 処理装置及びプログラム | |
JP2009181514A (ja) | 筆跡情報生成装置、プログラムおよび筆跡情報管理システム | |
JP5305256B2 (ja) | 端末装置及びそのプログラム | |
JP2006139338A (ja) | 特定システム及びプログラム | |
EP2879029A1 (en) | Coordinate detection system, information processing apparatus, and recording medium | |
JP5831091B2 (ja) | コンピュータ装置及びプログラム | |
JP2012063974A (ja) | ストローク表示システム及びプログラム | |
JP2009181521A (ja) | 筆跡情報生成装置、プログラムおよび筆跡情報管理システム | |
JP2015046835A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2011081493A (ja) | コンピュータ装置及びプログラム | |
JP5790000B2 (ja) | 印刷装置、及び、その印刷方法 | |
JP6171603B2 (ja) | 情報処理装置、およびプログラム | |
JP4451075B2 (ja) | 訂正処理システムにおける訂正方法 | |
JP2006146350A (ja) | 電子ペン用帳票、帳票設計装置及びプログラム | |
JP5464024B2 (ja) | 印刷システム及びプログラム | |
JP3169681U (ja) | 申込用紙及び申込用紙記入情報処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171010 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171204 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6264097 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |