JP2011078184A - 車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両 - Google Patents

車両用の電源装置及びこの電源装置を搭載する車両 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒューズを簡単に交換できる構造としながら、ヒューズの温度履歴から劣化を判定してヒューズを有効に使用する。
【解決手段】車両用の電源装置は、電池1を備える本体部10と、本体部10に脱着自在にセットされて電池1と直列接続される接続回路21を備えるサービスプラグ20と、電池1の出力側に接続されるコンタクタ4と、サービスプラグ20の本体部10へのセット状態でコンタクタ4をオンオフに制御する制御回路5と、電池1の過電流で溶断されるヒューズ8とを備えている。電源装置は、ヒューズ8をサービスプラグ20に設けると共に、このサービスプラグ20にはヒューズ8の温度を検出する温度センサ9も設けている。車両用の電源装置は、サービスプラグ20が本体部10にセットされる状態で、ヒューズ8が電池1と直列に接続され、温度センサ9でヒューズ8の温度を検出して本体部10に温度信号を出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用の電源装置と車両に関し、とくに車両を走行させる電池と直列にヒューズとサービスプラグとを接続している車両用の電源装置とこの電源装置を搭載する車両に関する。
電池の過電流を防止するためにヒューズを直列に接続しているバッテリシステムは開発されている。(特許文献1参照)
特許文献1のバッテリシステムは、図1に示すように、電池91を2組の電池ブロック95に分割して、電池ブロック95をヒューズ98を介して直列に接続している。さらに、電池91の出力側にはコンタクタ92を接続している。このバッテリシステムは、電池91に過電流が流れるとヒューズ98を溶断して電池91の電流を遮断する。このバッテリシステムは、過電流でヒューズ98を溶断して高い安全性を実現している。
ヒューズは、溶断電流よりも小さい電流であっても、繰り返し大きな電流が流れると劣化して寿命が短くなる。たとえば、溶断電流の50%程度の過電流は、ヒューズを劣化させて寿命を短くする原因となる。劣化したヒューズは溶断電流が小さくなる。このため、劣化したヒューズは規定の溶断電流よりも小さい過電流で溶断して、電池による走行を実現できなくなる弊害がある。
ところで、車両用の電源装置は、より安全性を向上するために、電池と直列にサービスプラグを脱着できるように連結している。サービスプラグは、外される状態で、電池の接続を途中で切断して出力電圧を0Vとして安全性を向上する。さらに、サービスプラグが外されるときには、コンタクタも強制的にオフに切り換えて、より安全性を向上している。オン状態のコンタクタが車両側の負荷に大電流を流している状態でサービスプラグが除去されて発生するスパークを阻止するためである。このため、サービスプラグが除去される状態では、コンタクタを強制的にオフに切り換えるインターロック回路を設けている。インターロック回路は、サービスプラグに設けているショート回路の接続状態を検出して、サービスプラグが接続されていることを判定してコンタクタをオフに切り換える。
特開2008−193776号公報
サービスプラグを備える電源装置は、ヒューズをサービスプラグに設けることで、サービスプラグと一緒にヒューズを交換できる。しかしながら、この電源装置においても、ヒューズの劣化状態を判定できないので、ヒューズを最適なタイミングに交換するのは難しい。ヒューズの交換が遅れて、劣化したヒューズが使用されると、ヒューズの溶断電流が小さくなって車両を電池で走行できなくなる確率が高くなり、反対に劣化の少ないヒューズを交換すると、ヒューズを有効に使用できなくなってランニングコストが高くなる欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、ヒューズを簡単に交換できることに加えて、ヒューズの温度履歴を検出してヒューズを有効に使用できる車両用の電源装置とこの電源装置を搭載する車両を提供することにある。
さらに、本発明の他の大切な目的は、サービスプラグにヒューズと温度センサの両方を設ける独特の構造によって、温度センサとヒューズを理想的な熱結合状態として、ヒューズの温度を正確に検出して温度履歴から劣化を確実に判定できる車両用の電源装置とこの電源装置を搭載する車両を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の車両用の電源装置は、充電できる電池1を備える本体部10と、この本体部10に脱着自在にセットされて、セットされる状態で電池1と直列接続される接続回路21を備えるサービスプラグ20と、電池1の出力側に接続されて、サービスプラグ20の本体部10へのセット状態でオンオフに制御されるコンタクタ4と、サービスプラグ20の本体部10へのセット状態でコンタクタ4をオンオフに制御する制御回路5と、電池1と直列に接続されて電池1の過電流で溶断されるヒューズ8とを備えている。車両用の電源装置は、ヒューズ8をサービスプラグ20に設けると共に、このサービスプラグ20にはヒューズ8の温度を検出する温度センサ9も設けている。車両用の電源装置は、サービスプラグ20が本体部10にセットされる状態で、接続回路21とヒューズ8とが電池1と直列に接続され、さらに、温度センサ9でもってヒューズ8の温度を検出して本体部10に温度信号を出力する。
以上の電源装置は、ヒューズを簡単に交換できることに加えて、ヒューズの温度履歴を検出してヒューズを有効に使用できる特徴がある。それは、以上の電源装置がサービスプラグにヒューズと温度センサの両方を設けているので、温度センサで検出されるヒューズ温度からヒューズの温度履歴を検出できるからである。
さらに、サービスプラグにヒューズと温度センサの両方を設ける独特の構造によって、以上の電源装置は、温度センサとヒューズを理想的な熱結合状態として、ヒューズの温度を正確に検出して温度履歴から劣化を確実に判定できる特徴も実現する。
本発明の車両用の電源装置は、サービスプラグ20が電池1に接続される状態で導通されるショート回路22を備えて、このショート回路22に温度センサ9を接続することができる。
以上の電源装置は、ショート回路に温度センサを接続するので、温度センサの温度信号を検出するために専用の回路を設ける必要がなく、回路構成を簡単にできる。ショート回路に温度センサを接続しないサービスプラグは、図3に示すように、接続状態を検出するためのショート回路22と、温度センサ9を接続している専用回路23と、ヒューズ8を接続している接続回路21との3回路を設けて、各々の回路をコネクタを介して電池1側に接続する必要がある。ところが、ショート回路22に温度センサ9を接続しているサービスプラグ20は、図2に示すように、ショート回路22及び温度センサ9の回路を1回路とし、これにヒューズ8の接続回路21を設ける2回路として、これを電池1側に接続して、サービスプラグ20の接続状態を検出しながら、ヒューズ8の温度を検出できる。
本発明の車両用の電源装置は、ヒューズ8の温度履歴からヒューズ8の劣化度を判定する劣化判定回路6を備えることができる。
以上の電源装置は、ヒューズの温度履歴からヒューズの劣化度を判定してヒューズを最適なタイミングで交換できる。
本発明の車両は、請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用の電源装置を搭載している。
この車両は、電源装置に脱着自在に装着されるサービスプラグを交換することでヒューズを簡単に交換しながら、サービスプラグに設けた温度センサでヒューズの温度を検出することで、ヒューズを最適なタイミングで交換して、安心して使用できる特徴がある。
従来の車両用の電源装置の概略構成図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の概略構成図である。 本発明の他の実施例にかかる車両用の電源装置の概略構成図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を搭載する車両の一例を示す概略図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を搭載する車両の他の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置とこの電源装置を搭載する車両を例示するものであって、本発明は車両用の電源装置と車両を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図2に示す車両用の電源装置は、充電できる電池1を備える本体部10と、この本体部10に脱着自在にセットされて、セットされる状態で電池1と直列接続される接続回路21を備えるサービスプラグ20と、電池1の出力側に接続されて、サービスプラグ20の本体部10へのセット状態でオンオフに制御されるコンタクタ4と、サービスプラグ20が本体部10へのセット状態でコンタクタ4をオンオフに制御する制御回路5と、電池1と直列に接続されて電池1の過電流で溶断されるヒューズ8とを備える。
本体部10に内蔵される電池1は、複数の素電池2を直列に接続している2組の電池ブロック3からなる。2組の電池ブロック3は、サービスプラグ20の接続回路21に設けたヒューズ8で直列に接続される。電池1は、車両を走行させるもので、複数の素電池2を直列に接続して出力電圧を高く、たとえば100V〜300Vとしている。素電池2は、ニッケル−水素電池やリチウムイオン二次電池など、充電できる全ての電池とすることができる。
電池1は、プラス側とマイナス側にコンタクタ4を接続している。プラス側とマイナス側のコンタクタ4は、同時にオンからオフに切り換えられて、電池1のプラス側とマイナス側の出力を遮断する。
サービスプラグ20は、本体部10に脱着自在にセットされる。このサービスプラグ20は、本体部10にセットされる状態で電池1を直列に接続する接続回路21を備えている。接続回路21はヒューズ8を接続している。サービスプラグ20は、メインコネクタ11を介して本体部10に脱着自在にセットされる。メインコネクタ11は、サービスプラグ20側に固定している一対の接続端子11Aと、本体部10側に設けられて、サービスプラグ20の接続端子11Aに接触して電気接続される一対の接触端子11Bとを備えている。接続端子11Aは接触端子11Bに出し入れできるように挿入される。このサービスプラグ20は、本体部10の所定の位置にセットされる状態で、接続端子11Aを接触端子11Bに接触させて、ヒューズ8を備える接続回路21でもって2組の電池ブロック3を直列に接続する。サービスプラグ20が本体部10から除去されると、2組の電池ブロック3は接続されなくなる。したがって、サービスプラグ20が外される状態で、電池1の出力側に電圧が出力されず、出力側に接触しても感電やショートを起こすことがない。
図2のサービスプラグ20は、接続回路21にヒューズ8を接続して、ヒューズ8のある接続回路21で2組の電池ブロック3を直列に接続する。ヒューズ8は、接続回路21の途中、すなわち一対の接続端子11Aの間に接続される。このサービスプラグ20は、本体部10にセットされる状態で、一対の接続端子11Aを本体部10の接触端子11Bに接続し、ヒューズ8のある接続回路21でもって2組の電池ブロック3を直列に接続する。
さらに、サービスプラグ20は、これが本体部10にセットされるかどうかを本体部10側で判定するためのショート回路22を設けている。ショート回路22には温度センサ9を接続している。ショート回路22は、サブコネクタ12を介して本体部10に接続される。図2のサブコネクタ12は、サービスプラグ20側に接続端子12Aを設け、この接続端子12Aを脱着自在に連結する接触端子12Bを本体部10に設けている。温度センサ9は、その両端を一対の接続端子12Aに接続して、ショート回路22に接続している。温度センサ9は、温度によって電気抵抗が変化するサーミスタやバリスタ等の素子である。このショート回路22は、温度センサ9の電気抵抗が短絡抵抗となる。サービスプラグ20が本体部10にセットされて、接続端子12Aを接触端子12Bに接続させる状態で、本体部10の制御回路5はサービスプラグ20がセットされたことを検出する。
図2の制御回路5は、プラス側の接触端子12Bを、プルアップ抵抗16を介してプラス側の電源17に接続して、マイナス側の接触端子12Bを電源のマイナス側、すなわちアース側に接続している。プルアップ抵抗は、温度センサ9の電気抵抗に対して十分に大きな電気抵抗としている。この制御回路5は、サービスプラグ20が接続されて、一対の接触端子12Bに温度センサ9が接続されると、プラス側の接触端子12Bの電圧が所定の電圧よりも低く、”Low”となる。一対の接触端子12Bが温度センサ9でショートされるからである。サービスプラグ20が除去されると、一対の接触端子12Bがショートされなくなり、プラス側の接触端子12Bの電圧は電源電圧の”High”となる。したがって、制御回路5は、接触端子12Bから入力される”Low”と”High”の信号を検出して、サービスプラグ20の接続状態を判定できる。
制御回路5は、入力される”Low”と”High”の信号でサービスプラグ20の接続状態を検出して、サービスプラグ20の接続状態ではコンタクタ4をオン、サービスプラグ20が接続されない状態ではコンタクタ4を強制的にオフに切り換える。
図2のサービスプラグ20は、本体部10から外される状態で、メインコネクタ11よりもサブコネクタ12を先にオフ状態とする構造としている。図2のサービスプラグ20は、メインコネクタ11の接続端子11Aをサブコネクタ12の接続端子12Aよりも長くして、いいかえると、メインコネクタ11の接続端子11Aと接触端子11Bの接触部分の長さを、サブコネクタ12の接続端子12Aと接触端子12Bの接触部分の長さよりも長くして、メインコネクタ11よりも先にサブコネクタ12を非接続状態とする構造としている。このサービスプラグ20は、本体部10から外されるときに、サブコネクタ12に接続しているショート回路22が切り離された後、メインコネクタ11が切り離されるので、制御回路5がコンタクタ4を強制的にオフに切り換えた後、メインコネクタ11が切り離される。したがって、このサービスプラグ20は、本体部10から外すときに、メインコネクタ11の接続端子11Aと接触端子11Bとのアークを確実に阻止できる特徴がある。以上のサービスプラグ20は、接続端子11A、12Aと接触端子11B、12Bの接触部分の長さで、サブコネクタ12をメインコネクタ11よりも先にオフに切り換える構造としている。ただ、サービスプラグは、以上の構造に代わって、図示しないが、サービスプラグを横に移動して、サブコネクタをオフに切り換えた後、メインコネクタを外す構造、あるいはレバーを操作して、サブコネクタをオフに切り換えた後、メインコネクタを切り離す構造など、先にサブコネクタをオフに切り換えた後、メインコネクタを切り離す全ての機構とすることができる。
サービスプラグ20のショート回路22に接続している温度センサ9は、サービスプラグ20に設けているヒューズ8に熱結合されてヒューズ8の温度を検出する。ヒューズ8は、電池1の過電流によって温度が上昇して劣化するので、ヒューズ8の温度信号をサブコネクタ12を介して本体部10に出力する。
本体部10は、接触端子12Bから入力される電圧でヒューズ8の温度を検出する。温度センサ9の電気抵抗がヒューズ8の温度で変化して、接触端子12Bの電圧を変化させるからである。接触端子12Bから入力される電圧は、温度センサ9の電気抵抗とプルアップ抵抗16の分圧比で特定される。したがって、本体部10は、サービスプラグ20を接続する状態で、接触端子12Bの入力電圧から温度センサ9の電気抵抗を検出し、この電気抵抗からヒューズ8の温度を検出する。プルアップ抵抗16に代わって定電流回路を使用して、ヒューズ8の温度はより正確に検出できる。プルアップ抵抗16を定電流回路とする回路は、温度センサ9の電気抵抗と定電流回路の電流との積の電圧が入力されるので、この入力電圧から電気抵抗を検出し、電気抵抗からヒューズ8の温度を検出する。
以上のサービスプラグは、ショート回路22に温度センサ9を接続するので、温度センサ9の温度信号を検出するために専用の回路を設ける必要がなく、いいかえると、ショート回路22を温度センサ9の温度信号を検出するための回路に併用して、全体の構成を簡単にできる。ただ、サービスプラグは、図3に示すように、温度センサ9の温度信号を検出するために専用の回路を設けることもできる。
図3に示すサービスプラグは、ヒューズ8を接続している接続回路21と、サービスプラグ20の接続状態を検出するためのショート回路22と、温度センサ9を接続している専用回路23の3回路を設けている。ヒューズ8を接続している接続回路21は、メインコネクタ11を介して本体部10に接続されて、2組の電池ブロック3を直列に接続している。ショート回路22は、サブコネクタ12を介して本体部10に接続している。このショート回路22は、サービスプラグ20が本体部10にセットされて、接続端子12Aが接触端子12Bに接続される状態で、一対の接触端子12Bを短絡させる。制御回路5は、一対の接触端子12Bが短絡されたことを検出して、サービスプラグ20がセットされたことを検出し、コンタクタ4をオンオフに制御する。さらに、温度センサ9を接続している専用回路23は、サブコネクタ13を介して本体部10に接続している。専用回路23に接続している温度センサ9は、サービスプラグ20に設けているヒューズ8に熱結合されて、ヒューズ8の温度を検出する。温度センサ9は、サブコネクタ13を介して本体部10の劣化判定回路6に接続されており、この劣化判定回路6によって、温度センサ9の電気抵抗の変化からヒューズ8の温度信号を検出している。
図3のサービスプラグ20も、本体部10から外される状態で、メインコネクタ11よりもサブコネクタ12、13を先にオフ状態とする構造としている。図のサービスプラグ20は、メインコネクタ11の接続端子11Aと接触端子11Bの接触部分の長さを、サブコネクタ12、13の接続端子12A、13Aと接触端子12B、13Bの接触部分の長さよりも長くして、メインコネクタ11よりも先にサブコネクタ12、13を非接続状態とする構造としている。このサービスプラグ20も、本体部10から外されるときに、サブコネクタ12に接続しているショート回路22が切り離された後、メインコネクタ11が切り離されるので、制御回路5がコンタクタ4を強制的にオフに切り換えた後、メインコネクタ11が切り離されるので、接続端子11Aと接触端子11Bとのアークを確実に阻止できる。
本体部10は、ヒューズ8の温度履歴からヒューズ8の劣化度を判定する劣化判定回路6を備える。劣化判定回路6は、ヒューズ8の温度の積分値や所定の温度を超える回数、あるいはこれらの両方からヒューズ8の劣化度を判定する。劣化判定回路6は、ヒューズ8の劣化度を判定して、ヒューズ8の劣化度が設定値を超えると、車両側に「ヒューズが劣化したことを示す信号」を出力する。車両側は、この信号が入力されると、たとえば運転席のモニタに「ヒューズを交換」等の表示をし、あるいは車両側のコンピューターに「ヒューズ交換」の信号を記憶させる。コンピューターに記憶される「ヒューズ交換」の信号は、ディーラーのメンテナンスにおいて検出され、ディーラーによってサービスプラグ20と一緒に交換される。
以上の車両用の電源装置は、エンジンとモータの両方で走行するハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、あるいはモータのみで走行する電気自動車などの電動車両に搭載されて、これらの車両の電源として使用される。
図4に、エンジン55とモータ52の両方で走行するハイブリッドカーに車両用の電源装置100を搭載する例を示す。この図に示す車両HVは、車両HVを走行させるエンジン55及び走行用のモータ52と、モータ52に電力を供給する車両用の電源装置100と、車両用の電源装置100の電池を充電する発電機53とを備えている。車両用の電源装置100は、DC/ACインバータ51を介してモータ52と発電機53に接続している。車両HVは、車両用の電源装置100の電池を充放電しながらモータ52とエンジン55の両方で走行する。モータ52は、エンジン効率の悪い領域、たとえば加速時や低速走行時に駆動されて車両を走行させる。モータ52は、車両用の電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機53は、エンジン55で駆動され、あるいは車両にブレーキをかけるときの回生制動で駆動されて、車両用の電源装置100の電池を充電する。
また、図5に、モータ52のみで走行する電気自動車に車両用の電源装置100を搭載する例を示す。この図に示す車両EVは、車両EVを走行させる走行用のモータ52と、このモータ52に電力を供給する車両用の電源装置100と、この車両用の電源装置100の電池を充電する発電機53とを備えている。モータ52は、車両用の電源装置100から電力が供給されて駆動する。発電機53は、車両EVを回生制動する時のエネルギーで駆動されて、車両用の電源装置100の電池を充電する。
1…電池
2…素電池
3…電池ブロック
4…コンタクタ
5…制御回路
6…劣化判定回路
8…ヒューズ
9…温度センサ
10…本体部
11…メインコネクタ 11A…接続端子
11B…接触端子
12…サブコネクタ 12A…接続端子
12B…接触端子
13…サブコネクタ 13A…接続端子
13B…接触端子
16…プルアップ抵抗
17…電源
20…サービスプラグ
21…接続回路
22…ショート回路
23…専用回路
51…DC/ACインバータ
52…モータ
53…発電機
55…エンジン
91…電池
92…コンタクタ
95…電池ブロック
98…ヒューズ
100…電源装置
HV…車両
EV…車両

Claims (4)

  1. 充電できる電池(1)を備える本体部(10)と、この本体部(10)に脱着自在にセットされてセットされる状態で前記電池(1)と直列接続される接続回路(21)を備えるサービスプラグ(20)と、前記電池(1)の出力側に接続されて、前記サービスプラグ(20)の本体部(10)へのセット状態でオンオフに制御されるコンタクタ(4)と、前記サービスプラグ(20)が本体部(10)へのセット状態でコンタクタ(4)をオンオフに制御する制御回路(5)と、前記電池(1)と直列に接続されて電池(1)の過電流で溶断されるヒューズ(8)とを備える車両用の電源装置であって、
    前記ヒューズ(8)がサービスプラグ(20)に設けられると共に、このサービスプラグ(20)にはヒューズ(8)の温度を検出する温度センサ(9)も設けており、
    前記サービスプラグ(20)が本体部(10)にセットされる状態で、接続回路(21)とヒューズ(8)とが電池(1)と直列に接続され、さらに、前記温度センサ(9)でもってヒューズ(8)の温度を検出して本体部(10)に温度信号を出力するようにしてなる車両用の電源装置。
  2. 前記サービスプラグ(20)が電池(1)に接続される状態で導通されるショート回路(22)を備え、このショート回路(22)に前記温度センサ(9)を接続してなる請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. 前記ヒューズ(8)の温度履歴からヒューズ(8)の劣化度を判定する劣化判定回路(6)を備える請求項1または2に記載される車両用の電源装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用の電源装置を搭載する車両。
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