JP2011076046A - 学習管理装置、学習管理サーバー装置、学習管理システム、プログラムおよび方法 - Google Patents

学習管理装置、学習管理サーバー装置、学習管理システム、プログラムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 受講者にとっては簡便に受講でき、かつ学習効果が高く、管理者にとっては簡便に運用できる、e−ラーニングシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】 1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、コンピューターに、
前記コンテンツを1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
を実現させるためのプログラム、ならびにこのプログラムによって実現される学習管理装置、学習管理サーバー装置および学習管理システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、学習管理を行う装置およびシステムに関し、特にコンピューターを用いた学習管理装置および学習管理システムに関する。
近年、場所や時間に制約されることなく効率的に学習可能な環境が望まれており、この観点から注目されているのがコンピューターを利用して学習を行うe−ラーニングという学習形態である。これまでe−ラーニングを行うシステム(以下、e−ラーニングシステムという。)には様々なものが提案されているが、大きく分けて次の2つの問題があった。
1.受講者側の問題
まず1つには、受講者側の問題である。
e−ラーニングシステムは場所や時間等の制約がなく受講者にとって自由に受講ができることが利点であるものの、受講を受講者自身に委ねることになるため、受講者によっては受講が滞るおそれがあった。
そこで従来、何らかの手段によって強制受講させる仕組みが検討されている。
例えば、プッシュ型のe−ラーニングシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。このシステムはクライアントコンピューターの起動や一定時間の経過をトリガーとして強制的に問題が出題されるものである。
また、所定の電子教育が完了されていない場合、未完了デスクトップスタンプなるものを表示する仕組みも提案されている(例えば特許文献2参照)。このスタンプにより受講者に受講を促すことができ、電子教育を確実にかつ徹底して行なうものである。
あるいは、所定時間が経過すると問題文が消去されてしまうe−ラーニングシステムも提案されている(例えば特許文献3参照)。このシステムによれば、受講者は所定時間を経過すると受講ができなくなるため、結果として所定時間内の受講を促すことができる。
しかし、これらの強制的な学習では、学習した内容が受講者の身に付かないおそれがあった。例えば、受講者は、強制的に出題された大量の問題に対し、問題に正解さえすれば何をしてもよい(例えば、よく内容を確認せずに受講を進める、とりあえずテストに正解しさえすればよい、など)という姿勢になったり、受講に対し受身の姿勢になったりして、受講者自身の学習意欲が低いまま学習が行われることになる。その結果、e−ラーニングの本来の目的である“受講内容を身に付ける”という目的が達成できないおそれがあった。
2.管理者側の問題
2つめの問題としては、システム管理者、教師・講師または企業の人事・教育部門の担当者等(本書中、管理者と称す)側の問題である。
e−ラーニングシステムの運用開始には、システム自体だけでなく、多くの問題・解答・解説等のコンテンツが必要となる。そのため既に販売されているものを購入したり、管理者が作成したりすることになるが、十分な教育効果を挙げるためのコンテンツを用意するには、一般に多くの費用および労力等のリソースが必要である。しかし、リソース不足のため必ずしも十分なコンテンツを用意できるとは限らなかった。そのような場合、せっかくe−ラーニングシステムを導入しても、すぐには運用開始できないか、または運用開始できてもコンテンツが不足しているため受講者にあまり利用されない状況になることがあった。
そこで従来、管理者のコンテンツ準備の負担を軽減する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。これは、教育サービスを充実させるにあたって教育サービス提供者(管理者)の労力を減らすことを目的の一つとするものであり、1回分の講義(単元)に必要な教材の具体的な内容と、その教材を教育サービス享受者(受講者)にどのような順番で出題するかを決定させることを特徴の1つとしている。
しかしこの方法によっても、管理者は1回分の講義に必要な多くのコンテンツを入力しなければならず、そのためにまとまった時間を用意しなければならないなど、依然として管理者の負担は大きかった。
特開2006−235388号公報 特開2007−066215号公報 特開2003−241635号公報 特開2005−275065号公報
このように、従来のe−ラーニングシステムには、受講者が気軽に受講できようにすると受講遅れが生じやすく、逆に受講者に強制的に受講させるようにすると学習意欲や学習効果が低減しやすいといった受講者側の問題や、e−ラーニングシステムに用いるコンテンツ準備の負担が大きく、かつ一定量のコンテンツが蓄積されない限り当該システムの効果的な運用が行えないといった管理者側の問題があった。
そこで、本発明では、上記のような従来技術の問題点に鑑みて、受講者にとっては簡便に受講でき、かつ学習効果が高く、管理者にとっては簡便に運用できる、e−ラーニングシステムを提供することを目的とする。
本発明者は鋭意検討を重ねた結果、上記課題が下記の手段により達成されることを見出した。
(1)1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、コンピューターに、
前記コンテンツを1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
を実現させるためのプログラム。
(2)利用者IDの入力を受け付けて利用者認証を行い、該利用者認証の結果に応じて、1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、および記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、学習管理装置であって、
前記学習管理装置は、
入力部と、出力部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記入力部で受け付けた前記利用者IDの認証を行う利用者認証部と、
前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記管理者のIDであると認証された場合、前記コンテンツを入力させる欄を1つのみ設けたコンテンツ登録画面を前記出力部から出力し、前記入力部から前記コンテンツの入力を1つのみ受け付け、受け付けた該コンテンツを前記記憶部に記憶する登録部と、
前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記受講者のIDであると認証された場合、所定のタイミングで、前記記憶部に記憶された前記問題を1つのみ表示する欄と該問題に対する解答を入力させる欄とを設けたコンテンツ出力画面を前記出力部に出力するコンテンツ出力部と、
入力された前記解答と前記記憶部に記録された前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定部と、
を備えることを特徴とする学習管理装置。
(3)ネットワークを介してクライアント端末装置と通信可能な学習管理サーバー装置であって、
前記学習管理サーバー装置は、
前記クライアント端末装置から利用者IDを受信して利用者認証を行い、該利用者認証の結果に応じて、
該クライアント端末装置から1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツを受信して該コンテンツを記憶し、および記憶された該問題を該クライアント端末装置に送信し、該クライアント端末装置から該問題に対する解答を受信して該解答の正誤を判定するものであって、
送受信部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部と、を備えており、
前記制御部は、
前記送受信部で受信した前記利用者IDの認証を行う利用者認証部と、
前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記管理者のIDであると認証された場合、前記コンテンツを入力させる欄を1つのみ設けたコンテンツ登録画面を前記送受信部から送信し、前記送受信部から前記コンテンツを1つのみ受信し、受信した該コンテンツを前記記憶部に記憶する登録部と、
前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記受講者のIDであると認証された場合、所定のタイミングで、前記記憶部に記憶された前記問題を1つのみ表示する欄と該問題に対する解答を入力させる欄とを設けたコンテンツ出力画面を前記出力部に出力するコンテンツ出力部と、
入力された前記解答と前記記憶部に記録された前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定部と、
を備えることを特徴とする学習管理サーバー装置。
(4)前記クライアント端末装置と、該クライアント端末装置とネットワークを介して通信可能な(3)に記載の学習管理サーバー装置と、を備えた学習管理システム。
(1)〜(4)の発明は、管理者がコンテンツを1つずつ登録するように制御したとともに、受講者が受講する場合には1問ずつ自動的に出題するように制御している。したがって、受講者にとっては、受講しやすくかつ受講忘れが防止できるから、学習意欲を妨げることなく学習を継続でき、自然に学習内容が定着しやすい。管理者にとっては、1問ずつコンテンツを登録できるため、コンテンツ準備の負担が軽減され手軽にコンテンツを充実させることができ、かつ1問ずつ出題されるため、問題数が少なくても運用できる。
さらに(3)および(4)の発明によれば、利用者は、ネットワークを利用して受講またはコンテンツ登録等が可能であり、より簡便に受講または運用が可能となる。
(5)前記学習管理システムがWebシステムで構成されており、Webページ中に広告を表示する広告表示部を備えることを特徴とする(4)に記載の学習管理システム。
したがって、本発明の学習管理システムを利用者に提供する際、広告を表示することができ、利用者の利便性を高めることができる。なお、広告としては、バナー広告や、URLのリンク等、公知の広告の手法を用いることができる。
(6)利用者IDの入力を受け付け、1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定し、かつ管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報を記憶する、コンピューターに、
前記利用者IDと前記利用者情報を比較し認証を行う利用者認証機能と、
前記利用者認証の結果に応じて、前記コンテンツを1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
前記利用者認証の結果に応じて、所定のタイミングで前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
を実現させるためのプログラム。
このプログラムによれば、当該プログラムをインストールしたコンピューターまたは2以上のコンピューター群(例えば、利用者が入出力を行うクライアント端末、利用者認証機能を実現する認証サーバー、その他の機能を実現するWebアプリケーションサーバーの組み合わせなど)が、コンテンツを1つずつ登録するようにできるとともに、1問ずつ自動的に出題するようにできる。したがって、受講者にとっては、受講しやすくかつ受講忘れが防止できるから、学習意欲を妨げることなく学習を継続でき、自然に学習内容が定着しやすくなる。管理者にとっても、1問ずつコンテンツを登録できるため、コンテンツ準備の負担が軽減され手軽にコンテンツを充実させることができ、かつ1問ずつ出題されるため、問題数が少なくても運用できる。
(7)前記コンピューターに、さらに、
複数の前記コンテンツから前記問題を抽出し、複数の該問題を含んでなるテストを生成するテスト生成機能と、
を実現させるための(6)記載のプログラム。
(7−2)さらに、前記制御部は、
複数の前記コンテンツから前記問題を抽出し、複数の該問題を含んでなるテストを生成するテスト生成部と、
を備えることを特徴とする前記学習管理装置、前記学習管理サーバー装置または前記学習管理システム。
(7)および(7−2)の発明によれば、問題群からテストを自動的に生成するようにもできる。管理者は学習の習熟度を確認するためのテストを準備する必要がなく、管理負担が大幅に軽減できる。
(8)前記コンピューターに、さらに、
前記利用者認証の結果に応じて、前記登録機能とは別に前記コンテンツまたは前記コンテンツに関する情報を受け付ける情報受付機能と、
を実現させるための(6)または(7)記載のプログラム。
(8−2) さらに、
前記利用者認証の特定の結果に応じて、前記登録機能とは別に前記コンテンツまたは前記コンテンツに関する情報を受け付ける情報受付部と、
を備えることを特徴とする前記学習管理装置、前記学習管理サーバーまたは前記学習管理システム。
(8)、(8−2)の発明によれば、管理者だけでなく、特定の条件を満たす受講者からもコンテンツまたはコンテンツに関する情報を受け付けるようにしたため、管理者・受講者間の交流や、受講者の参加意欲を高めることができる。
受講者は、情報受付に参加することにより学習意欲をさらに高めることができ、かつ問題登録や解説を提供する管理者側の立場に立つことにより自らの習熟分野について再確認でき、より強く知識の定着を図ることができる。
管理者は、受講者(例えばある分野に習熟した受講者)と共にコンテンツの充実を図ることができるので、一人または小数人で行うよりも労力をかけずに質の高いコンテンツ群を充実させることができ、効果的な学習管理システムの運用を継続することができる。
(9)前記コンピューターに、さらに、
前記利用者IDにおける行動内容に応じて所定ポイントを生成しおよび消費させ、該ポイントに関する情報を該利用者IDに関連付けて記憶するポイント管理機能と、
を実現させるための(6)〜(8)のいずれかに記載のプログラム。
(9−2)さらに、
前記利用者IDにおける行動内容に応じて所定ポイントを生成しおよび消費させ、該ポイントに関する情報を該利用者IDに関連付けて記憶するポイント管理部と、
を備えることを特徴とする前記学習管理装置、前記学習管理サーバーまたは前記学習管理システム。
(9)、(9−2)の発明によれば、コンテンツの登録や、問題に解答した場合にポイントが付与されるから、運用・受講継続意欲を維持することができる。
なお、学習管理装置におけるポイント管理部は、ネットワーク上に設けられたサーバー装置と通信を行い、他の学習管理装置のポイントとあわせて蓄積されるようにすることが好ましい。これにより、該サーバー装置上で他の受講者のポイントと比較を行うことができる。
(10)前記コンピューターに、さらに、
他の装置またはシステムとネットワークを介して通信可能とする外部連携機能と、
を実現させるための(6)〜(9)のいずれかに記載のプログラム。
(10−2)さらに、
他の装置またはシステムとネットワークを介して通信可能とする外部連携部と、
を備えることを特徴とする前記学習管理装置、前記学習管理サーバーまたは前記学習管理システム。
したがって、社内等に存在する他のシステムと連携させることができ、当該他のシステムの特性に応じて様々な利点が得られるため、よりいっそう受講および管理運用が円滑になる。
(11)1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、コンピューターに、
問合せ対応管理システムとネットワークを介して通信可能とし、問合せ対応の内容抽出要求を行う外部連携機能と、
前記問合せ対応の内容に基づくデータを前記コンテンツとして1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
を実現させるためのプログラム。
(11−2)さらに、
前記他の装置またはシステムは、問合せ対応システムであることを特徴とする前記学習管理装置、前記学習管理サーバーまたは前記学習管理システム。
(11−3)さらに、
問合せ対応管理システムとネットワークを介して通信可能とし、問合せ対応の内容抽出要求を行う外部連携部と、
前記問合せ対応の内容に基づくデータを前記コンテンツとして1つのみ受け付けて記憶する登録部と、
前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力部と、
前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定部と、を備えた、前記学習管理装置、前記学習管理サーバーまたは前記学習管理システム。
(11)、(11−2)および(11−3)の発明によれば、問合せ対応システムに蓄積されている質問とその回答内容を、e−ラーニングシステムの問題と正答として利用することができる。管理者のコンテンツ準備の負担をさらに軽減することができるし、管理者にはわかりにくい、受講者がよく間違う事項や知らない事項をコンテンツとすることができるので、教育効果の高いコンテンツとすることができる。
(12) 入力部と、出力部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部とを備えた、コンピューターにおける学習管理方法であって、
前記制御部が、前記入力部から利用者IDの入力を受け付け、該利用者IDと前記利用者情報を比較し認証を行う利用者認証ステップ、
前記制御部が、前記利用者認証の結果に応じて、1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツを1つのみ受け付けて前記記憶部に記憶する登録ステップ、
前記制御部が、前記利用者認証の結果に応じて、所定のタイミングで、記憶された前記問題を1つのみ前記出力部に出力するコンテンツ出力ステップ、
出力した前記問題に対する解答の入力を受け付け、該解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定ステップ、
を含むことを特徴とする学習管理方法。
したがって、(1)〜(4)の発明と同様の効果を奏する。
その他、好ましい解決手段としては次のものがある。
(13) 前記学習管理サーバー装置が、前記記憶部に格納されている、
前記制御部を前記利用者認証部として機能させるためのモジュール、
前記制御部を前記登録部として機能させるためのモジュール、
前記制御部を前記コンテンツ出力部として機能させるためのモジュールおよび
前記制御部を前記正誤判定部として機能させるためのモジュール
からなる群から選択される少なくとも1つのモジュールを、
前記送受信部から前記クライアント端末装置に送信し、
前記学習管理サーバーに残存する前記モジュールが、前記クライアント端末装置に送信した少なくとも1つの前記モジュールと通信を行うことを特徴とする学習管理サーバー装置、および該サーバー装置として機能させるためのプログラム。
したがって、クライアント端末装置側で一部の処理が可能であるため、クライアント端末側で一部表示画面の更新処理を行ったり、ネットワークに接続していない状態でもクライアント端末側で一部の処理を行ったりできる。例えばリッチクライアント技術によって実現されるものである。
本発明において、「情報」とは、当該情報に解釈されるデータをも含む概念であり、「命令」とはコンピューターに対する処理の依頼である。
「入力部」とは、データまたは命令を制御部に与えるためのインターフェースをいい、本発明の目的を達成しうるものであれば特に限定しない。例えばキーボード、ポインティングデバイス(マウス等)、音声入力装置など、人間とのインターフェースとなるものだけでなく、インターフェース回路、通信装置など、他のプログラム、コンピューター、装置等とのインターフェースとなるものを採用することができる。
「出力部」とは、データまたは命令の出力を実現する装置、回路等のインターフェースをいい、本発明の目的を達成しうるものであれば、特に限定しない。例えばディスプレイ、プリンター、音声出力装置など、人間とのインターフェースとなるものだけでなく、インターフェース回路、通信装置など、他のプログラム、コンピューター、装置等とのインターフェースとなるものを採用することができる。
ここで「出力」とは、表示、印刷だけでなく、他のプログラムや装置等に出力内容をデータまたは命令として与える場合も含む概念である。
「制御部」とは、装置またはシステムの全体を制御し、および入力部で入力された命令、指示、データ、記憶部に格納されたデータ等を基に演算を行う装置、回路等をいう。制御部としては本発明の目的を達成しうるものであれば特に限定しないが、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等を採用することができる。
本発明における制御部は、少なくとも後述の各部を物理的または論理的に備えるものであり、各部がそれぞれ単独の装置、回路等で実現されていてもよい。
「記憶部」とは、入力されたコンテンツ、利用者情報およびプログラム等を記憶する装置、回路等をいい、本発明の目的を達成しうるものであれば特に限定しない。
例えば、主に半導体メモリが用いられる一次記憶装置、主にハードディスクドライブや半導体ディスクが用いられる二次記憶装置(補助記憶装置)、主にCD−ROMドライブ等リムーバブルメディアドライブが用いられるオフラインストレージ、テープライブラリ等、必要に応じて自動的に記憶媒体をドライブに挿入および除去する機構を有する装置である三次記憶装置など、公知の記憶装置等を用いることができる。
さらに具体的には、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、ZIPドライブ、テープストレージ等、磁気記録媒体を用いる磁気記憶装置の他に、レジスタ、キャッシュメモリ、ROMやRAM、フラッシュメモリ(例えばUSBメモリ)、半導体ディスク(例えばRAMディスク、仮想ディスク)などの半導体メモリを利用する記憶回路または記憶装置や、CD、DVD等の光学記録媒体、MO等の光磁気ディスクを利用する光学記憶装置、その他紙テープやパンチカード等を利用する記憶装置、PRAM(phase change RAM、相変化メモリ)と呼ばれる相変化記録技術を用いた記憶装置、ホログラフィックメモリ、3次元光メモリを用いた記憶装置、電荷の蓄積を分子レベルで行い情報を記憶する分子メモリを用いた記憶装置等を採用することができる。なお、三次記憶装置は二次記憶装置に記憶されたデータを保管する用途に用いることができる。
実施形態ではハードディスクドライブ250が記憶部に該当する。
なお、「記憶」とは、本発明の学習管理装置および学習管理サーバー装置内にコンテンツ情報ファイルやその他のデータを記憶する場合だけでなく、他のハードウェア資源(例えば、本発明に用いられるクライアント端末装置内の記憶装置や他システム内の記憶装置)にコンテンツ情報ファイルやその他のデータが分散して記憶されこれらにアクセスできる場合も含む。例えば、記憶部として、ネットワーク接続ストレージ(Network Attached Storage(NAS))を利用するもの、ストレージエリアネットワーク(Storage Area Network(SAN))によりストレージ機器を利用するような場合も含まれる。
「送受信部」とは、装置外部とのデータの送受信を実現する装置、回路をいい、本発明の目的を達成しうるものであれば、特に限定しない。例えばLANポート、モデム、無線LAN、ルーター等の、通信装置、ネットワークに接続するためのインターフェースである。
「プログラム」とは、コンピューターによって直接実行可能なものだけでなく、ソースコードや、ハードディスクドライブなどにインストールすることによって実行可能となるものも含む概念である。また、圧縮されたり、暗号化されたりしたものも含む概念である。
なお、「機能を実現させるプログラム」とは、機能を実現する実行モジュールが静的にメモリに展開され動作するものだけでなく、実行オブジェクトが所定のタイミングで動的に生成されるオブジェクト指向プログラムなど、実行モジュールが動的に生成されるプログラムを含む。モジュールとは、単独でコンパイルできるプログラムの最小単位のことをいい、例えば関数やサブルーチンであるが、本発明ではオブジェクト指向プログラムでいうオブジェクトも含む概念である。
また、プログラムは1つのコンピューター(サーバー等)にインストールしてもよいし、機能毎に異なる2以上のコンピューターにインストールしてもよい。例えば、利用者認証機能を実現させるためのプログラム(モジュール)については、利用者認証サーバーにインストールし、その他の機能を実現させるためのプログラムについてはWebアプリケーションサーバーにインストールする、などが挙げられ、公知の分散方法に従って複数のコンピューターにインストールすることができる。このような分散方法の一例としてリッチクライアント技術がある。リッチクライアント技術では、必要に応じてプログラムをサーバー装置からダウンロードし、クライアント端末装置で処理を実行させる。
本発明の装置、システムは、1または2以上のコンピューターの記憶部または記憶媒体に記憶されたプログラムを、コンピューターがそのメインメモリに読み出し、実行することによって実現される。したがって、このプログラム自体およびこのプログラムを記憶した記憶媒体も本発明を構成する。
「リッチクライアント」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、一般に次のような概念をいう。
Webブラウザを利用するWebシステムでは、HTMLの制約上、ユーザインタフェースに種々の制約がある。そこで、表現力のあるユーザインタフェースを実現するため、リッチクライアント技術が開発されている。リッチクライアント技術とは、Web技術(例えば、HTTP通信、Cookie)を利用しつつも、一般的なローカル環境で動作するアプリケーションと同等のユーザインタフェースを実現することができる技術のことをいい、リッチクライアントとは、その技術が利用されたクライアント端末装置のことをいう。リッチクライアントの実現には、公知の方法を採用することができるが、例えば、クライアント端末装置がサーバー装置から必要に応じてアプリケーションをダウンロードして実行できるように実装する。具体的には、クライアント端末装置にWebブラウザを用い、クライアント端末装置は、HTMLファイルにJavaScriptで記述したクライアントアプリケーションをサーバー装置からダウンロードして起動する。クライアントアプリケーションは必要に応じて(例えば非同期で)サーバー装置に処理を要求して結果を取得することができる。これは一般にAjax(Asynchronous Java Script + XML)として知られている。これにより、HTMLのみで実現するWebクライアントとは異なり、ページ全体でなくページの一部のみを更新することができるなど、表現力や操作性が向上する。
「Webシステム」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、一般にクライアント端末装置にWebブラウザを搭載し、そのWebブラウザがサーバー装置(Webアプリケーションサーバー)とデータ通信を行うことで、様々な処理を実現するシステムの総称である。
「広告表示部」とは、Webシステム上で利用者の検索行為に応じて適切な広告が表示されるような機能を実現する装置、回路をいい、本発明の目的を達成しうるものであれば、特に限定しない。例えば、広告情報が予め記憶部に記憶されており、当該広告情報にはメタ情報(例えばタグ)が付与されており、広告表示部は、利用者が入力した検索キーワードを取得し、当該キーワードと一致または類似するメタ情報を含む広告情報を抽出し、表示する。
本発明の装置およびシステムでは、利用者を特定するために「利用者認証」処理を実施する。即ち、ユーザIDやパスワードなどの個人情報の入力を促し、その個人情報を照合することで個人認証を実施する。
このような利用者認証処理は、装置およびシステム毎に実施されるのが一般的であるが、特にWebシステムの場合、異なるWebシステムを利用する毎に、ユーザIDやパスワードなどの個人情報の入力を促すのは、利用者にとって煩雑であるため、一度の利用者認証処理で複数のWebシステムに対するアクセスを実現する「シングルサインオン」の技術が公知である。
このシングルサインオンの技術を搭載しているシングルサインオンシステムでは、認証処理装置が認証済みを保証する認証情報を発行し、クライアント端末装置のWebブラウザがWebアプリケーションサーバーとデータ通信を実施する際、その認証情報を含むデータをWebアプリケーションサーバーに送信し、Webアプリケーションサーバーはデータに含まれている認証情報を参照して、認証済みであることを確認する。
「ファイアウォール」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、一般に外部から内部ネットワーク(LAN)に侵入されるのを防ぐために、当該ネットワークの外部と内部との通信を制御するシステム、または当該システムが組みこまれたコンピューター、ルーターもしくは専用ハードウェアをいう。ファイアウォールには、例えば、パケットフィルタリング型やアプリケーションゲートウェイ型と呼ばれる方式がある。パケットフィルタリング型は、パケットの送信先、送信元についてIPアドレスおよびポート番号を監視し、あらかじめ設定した条件に基づいて、特定の通信の許可・不許可を行うものである。アプリケーションゲートウェイ型は、通信を中継するプログラム(プロキシプログラム)を用いて、ネットワーク内部のコンピューターが外部と直接通信することなく、外部との通信は全てプロキシプログラム(プロキシサーバー)に代理させることによって、外部との通信を制御するものである。
なお、ファイアウォールにより、一般に「DMZ」(DeMilitarized Zone、非武装地帯)と呼ばれる、ファイアウォールによって外部ネットワークからも内部ネットワークからも隔てられたネットワークを設けることができ、ここに公開用のWebサーバー等を設置することができる。
「ルーター」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、ネットワークと他のネットワークを接続して、パケットを中継する装置をいい、宛先へのルートを決定してパケットを配送するものである。
「VPN(Virtual Private Network)」とは、公知のものを指し、特に限定するものではないが、仮想的な私設ネットワークをいい、暗号化技術や認証技術を利用して構築される。例えば、IPsecによるパケットの暗号化によるVPNが挙げられる。
本発明において情報等を「受け付ける」とは、入力部に直接入力される場合だけでなく、他の装置、コンピューター、システム等からデータを受信する場合も含む概念である。
「利用者」とは、本発明の装置またはシステムを利用する者をいい、特に「管理者」と「受講者」とに区別して説明する場合がある。なお、「利用者ID」は利用者を識別するための情報である。
「管理者」とは、装置またはシステムを管理する管理者、問題等のコンテンツを登録する問題登録者、教師等の役割を持つ利用者をいい、コンテンツの登録が許可された者である。
「受講者」とは、e−ラーニングを受講する受講者、学習者、生徒等の役割を持つ利用者をいう。なお、受講者でありかつ管理者である者も存在してよい。なお「利用者」について特に断りのない場合には「管理者」と「受講者」の両者を含む。
「利用者情報」とは、管理者と受講者との識別が可能な情報(例えば管理者IDと受講者ID)を含む、利用者に関する情報をいう。なお必ずしも管理者ID、受講者IDのように区別された情報が必要というわけでなく、フラグを用いるなどして判断することもできる。例えば、管理者フラグがあれば当該利用者IDは管理者IDと判断される(または、受講者フラグがあれば当該利用者IDは管理者IDではなく受講者IDと判断される。)。このようにして利用者IDが管理者IDまたは受講者IDであることが認証される。
「問題」とは受講者に学習させるための問題文を示す情報をいい、特に限定するものではないが、例えば2択形式(○×・YesNo形式)で解答させるもの、3択形式、5択形式などそれ以上の選択肢数で解答させるものなど、様々な設問形式による問題文の情報を含む概念である。問題は、本発明におけるコンテンツに1つのみ含まれる。
「正答」とは問題に対する正しい答えを示す情報をいい、管理者が問題とともにコンテンツ情報ファイルに登録する。問題と同様に本発明におけるコンテンツに1つのみ含まれる。
「コンテンツ」とは少なくとも1の問題とそれに対する1の正答とを含む情報をいい、特に限定するものではないが、問題と正答に対する解説や、問題の難易度等のランク、問題出力(本明細書中、出題ともいう。)の有効期間、等を含む概念である。
「コンテンツ情報ファイル」とはコンテンツの集合であり、特に限定するものではないが、好ましくはテーブルやデータベースとして記憶され、例えば本発明の学習管理装置内の記憶部12に記憶される。
「解答」とは、出力された問題に対して受講者が解いた答えを示す情報をいう。
「テスト」とは受講者の習熟度を測るための複数の問題を含んで構成される問題群をいい、受講者に出題済みの問題だけでなく、未出題の問題、例えば誤答した問題に関連する未出題の問題等、を含んでいてもよい。
「コンテンツを1つのみ受け付け」とは、1のコンテンツを1つずつ受け付けることをいい、2以上のコンテンツを1つずつ連続で記憶することも含む概念である。
「問題を1つのみ出力」とは、一問ずつ単独で問題が出力されることをいい、出力された問題の解答に対する採点命令を制御部が受けるまでは新たな問題が出力されないことが好ましい。
「ポイント」とは、行動内容(利用者の行為の内容)に従って付与または消費される値をいう。
「問合せ対応の内容に基づくデータ」とは、問合せ対応管理システムに格納された問合せ対応のデータの内容そのもの、または本発明のコンテンツの形式(1の問題と1の正答)に整合させたデータをいう。
「登録命令」とは利用者によって入力されるコンテンツをコンテンツ情報ファイルに記憶するための命令である。実施形態では、画面に表示された登録ボタンをキーボード/マウス220により押下(例えばエンターキーにより)またはクリックすることによって、登録命令が生成される。
「出力命令」とは問題を出力するための命令であり、管理者が出力条件を設定して出力命令を生成するようにしてもよいし、受講者に手動で都度出力命令を生成させるようにしてもよい。実施形態では、管理者が設定した出力条件に従って自動的に、あるいは画面に表示された出力ボタン(問題要求ボタン、出題要求ボタン)を受講者がキーボード/マウス220により押下(例えばエンターキーにより)またはクリックすることによって、出力命令が生成される。
「採点命令」とはこの解答の採点結果を得るための命令である。実施形態では、受講者が画面に表示された採点ボタンをキーボード/マウス220により押下またはクリックすることによって、採点命令が生成される。
本発明の学習管理装置、学習管理サーバー装置、学習管理システム、および本発明のプログラムによって実現される特定のコンピューター、ならびに本発明の学習管理方法を用いたシステムによれば、受講者にとっては簡便に受講でき、かつ学習効果が高く、管理者にとっては簡便に運用できる、e−ラーニングシステムを提供することが可能となる。
本発明の学習管理装置の全体構成の一例を示す図である。 本発明に用いられる、問題のカテゴリーについての一例を模式的に示す図である。 本発明の学習管理装置を、コンピューターを用いて実現した場合のハードウェア構成の一例を示す図である。 本発明に用いられる利用者情報ファイルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明に用いられるコンテンツ情報ファイルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明に用いられるテスト情報ファイルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムの登録処理の一例を示すフローチャートである。 本発明においてコンテンツを入力する際の画面表示例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムのコンテンツ出力処理および正誤判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明におけるコンテンツ出力時の画面表示例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムのテスト生成処理の一例を示すフローチャートである。 本発明におけるテスト設定時の画面表示例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムのテスト出力処理および正誤判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明におけるテスト出力時の画面表示例を示す図である。 本発明の学習管理システムの全体構成の一例を示す図である。 本発明の学習管理システムのハードウェア・ネットワーク構成の一例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムの登録処理の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の学習管理プログラムのコンテンツ出力処理および正誤判定処理の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の学習管理プログラムのテスト生成処理の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の学習管理プログラムのテスト出力処理および正誤判定処理の別の一例を示すフローチャートである。 本発明の学習管理システムの全体構成の別の一例を示す図である。 本発明の学習管理システムをポータル画面上で表示した一例を示す図である。 本発明に用いられるポイント情報ファイルのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムの情報受付処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の学習管理プログラムのポイント管理処理の一例を示すフローチャートである。 本発明に用いられるポイントリストのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の学習管理プログラムの外部連携処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これら実施形態により本発明が限定されるものではない。
<目次>
1.第1の実施形態(スタンドアローン)
(1−1)装置の全体構成と動作概要
(1−1−1)入力部
(1−1−2)出力部
(1−1−3)制御部
(1−1−3−1)利用者認証部
(1−1−3−2)登録部
(1−1−3−3)その他コンテンツ登録に関する好ましい機能
(1−1−3−3−1)コンテンツチェック部
(1−1−3−3−2)コンテンツ整理部
(1−1−3−3−3)カテゴリー設定部
(1−1−3−3−4)コンテンツ作成支援部
(1−1−3−3−5)コンテンツ登録者グループ設定部、グループレビュー部
(1−1−3−4)コンテンツ出力部
(1−1−3−5)その他コンテンツ出力に関する好ましい機能
(1−1−3−5−1)再出力制御部
(1−1−3−5−2)プレゼンス情報取得部
(1−1−3−5−3)出題頻度調整部
(1−1−3−5−4)正答自動表示部、解答スキップ制御部、解答促進部、受講状況ランキング決定部、免除部、解答保留部
(1−1−3−6)正誤判定部
(1−1−3−7)テスト生成部
(1−1−4)記憶部
(1−2)ハードウェア構成
(1−3)データ構造
(1−3−1)利用者情報ファイル
(1−3−2)コンテンツ情報ファイル
(1−3−3)テスト情報ファイル
(1−4)処理
(1−4−1)登録処理
(1−4−2)コンテンツ出力処理・正誤判定処理
(1−4−3)テスト生成処理
(1−4−4)テスト出力処理・正誤判定処理
(1−5)変形例
(1−5−1)コンテンツのダウンロード等
(1−5−2)問題抽出方法1(重要問題抽出部)
(1−5−4)問題抽出方法2(対象カテゴリー設定部)
2.第2の実施形態(ネットワーク利用)
(2−1)システムの全体構成と動作概要
(2−1−1)送受信部
(2−2)ハードウェア/ネットワーク構成
(2−3)データ構造
(2−4)処理
(2−4−1)登録処理
(2−4−2)コンテンツ出力処理・正誤判定処理
(2−4−3)テスト生成処理
(2−4−4)テスト出力処理・正誤判定処理
3.第3の実施形態(ネットワーク利用:情報受付・ポイント管理・外部連携)
(3−1)システムの全体構成と動作概要
(3−1−1)情報受付部
(3−1−2)ポイント管理部
(3−1−3)外部連携部
(3−2)ハードウェア構成
(3−3)データ構造
(3−4)処理
(3−4−1)情報受付処理
(3−4−2)ポイント管理処理
(3−4−3)外部連携処理
1.第1の実施形態(スタンドアローン)
(1−1)装置の全体構成と動作概要
図1に、本発明の一実施形態による学習管理装置100の全体構成を示す。本実施形態に係る装置は、入力部110と、出力部120と、制御部130と、記憶部140とを備えている。以下、順に説明する。
(1−1−1)入力部
入力部110は、利用者ID、コンテンツ、解答、登録命令、採点命令などを学習管理装置100に入力するためのものである。後述する図3のキーボード/マウス220等がこれに該当する。
(1−1−2)出力部
出力部120は、問題、正答、解説といったコンテンツ、採点結果などを学習管理装置100から出力するためのものである。後述する図3のディスプレイ210等がこれに該当する。
(1−1−3)制御部
制御部130は、入力されたコンテンツを記憶部140に記憶するための制御、解答と正答との比較(採点)のための演算、コンテンツや採点結果を出力部120に出力するための制御、等を行うためのものである。後述する図3のCPU230がこれに該当する。
制御部130は、以下に説明する利用者認証部131、登録部132、コンテンツ出力部133、正誤判定部134を物理的または論理的に備える。テスト生成を行う場合には、図1に示すように、制御部130はテスト生成部135を物理的または論理的に備える。
(1−1−3−1)利用者認証部
利用者認証部131は、入力部110で受け付けた利用者IDの認証を行うためのものである。
学習管理装置100は、入力部110で利用者IDの入力を受け付ける。利用者IDは入力部110から利用者認証部131に渡され、利用者認証部131は記憶部140の利用者情報ファイル141に当該利用者IDが記録されているか否かの入力チェックを行う。当該利用者IDが記録されている場合、利用者認証部131は、当該利用者IDが管理者IDであるか、受講者IDであるかを、利用者情報ファイル141の管理者フラグ(または受講者フラグ)を参照し判断する。すなわち、管理者フラグがあれば当該利用者IDは管理者IDと判断される(または、受講者フラグがあれば当該利用者IDは管理者IDではなく受講者IDと判断される。)。このようにして、入力された利用者IDが管理者IDまたは受講者IDであることが認証される。
(1−1−3−2)登録部
登録部132は、利用者IDが管理者IDであると認証された場合、入力部110から入力される登録対象のコンテンツを記憶部140に記憶させるためのものである。管理者によりコンテンツが入力され、その登録命令が入力されると、登録部132は、記憶部140のコンテンツ情報ファイル142にそのコンテンツを記憶する。本発明では、コンテンツの登録を一問分ずつ行うように制御されており、登録部132はコンテンツを入力させる欄を1つのみ設けたコンテンツ登録画面(例えば後述の図8)を出力部120に表示させる。登録部132が登録命令を処理するたびにコンテンツ情報ファイル142にコンテンツが一問分ずつ記憶されていく。このように、管理者は一問分ずつコンテンツを登録することができ、登録作業が容易であるため、登録負担が軽減され、また登録の促進が期待できる。また、コンテンツを正式に登録する前に仮登録を行うようにして、登録しようとする管理者に再度確認させ、またはその他の管理者に確認させた上で正式登録するようにしてもよい。
なお、利用者IDが受講者IDであると認証された場合には、登録部132は上記のコンテンツ登録処理を行わない。ただし、問題に対する解答が入力されたときには、登録部132が、記憶部140(例えば利用者情報ファイル141)に解答を記憶させることができる。
本発明において登録されるコンテンツは、2択形式であることが好ましい。第1の理由としては、管理者にとって3択以上は解答の選択肢の用意が負担になるためである。第2の理由としては、誤っている選択肢を用意するのは困難であることから3択以上のコンテンツとすると「誤っているものを1つ選べ」という設問が増えてしまう傾向があるためである。学習内容定着の観点からは「正しいものはどれか」というような正解内容を記憶に定着させる設問が好ましい。また、受講者にとっても3択以上の形式に比べ、2択形式であれば解答しやすいというメリットがある。したがって、登録部132により登録されるコンテンツは、2択形式であることが好ましい。なお、受講者が解答しやすいように、○×を選択させる形式が特に好ましい。
(1−1−3−3)その他コンテンツ登録に関する好ましい機能
(1−1−3−3−1)コンテンツチェック部
本発明では、登録されるコンテンツ(問題文、解説等)が所定のデータ量を越える場合(例えば所定の文字数を越える場合)に管理者に警告する、コンテンツチェック部を有していてもよい。これにより、受講者がより解答しやすいコンテンツを作成できる。
また、コンテンツチェック部は、さらに以下の機能を備えていてもよい。すなわち、登録予定のコンテンツを解析(既登録コンテンツと比較)することによって、重複のおそれがあるコンテンツについて警告を行う機能である。例えば、コンテンツ登録時に、そのコンテンツについてのタグ(コンテンツの概要、分類等を示す情報)も登録可能なようにし、このタグを比較することによって重複チェックを行うようにしてもよいし、既登録コンテンツからキーワードを抽出し記憶しておいて、登録予定のコンテンツと比較することによって重複チェックを行うようにしてもよい。
(1−1−3−3−2)コンテンツ整理部
本発明では、コンテンツ情報ファイル142を参照し、登録日が古いコンテンツ、出題もしくはテストでの出題率が低いコンテンツ等、古いコンテンツや使われていないコンテンツを抽出し、管理者に警告を行ったり、削除通知を行ったりするコンテンツ整理部を有していてもよい。この機能は、管理者用の画面を起動したときに実行され、管理者に通知することが好ましい。
このようなコンテンツチェック部、コンテンツ整理部により、管理者の登録負担をさらに軽減できる。
(1−1−3−3−3)カテゴリー設定部
本発明では、登録されるコンテンツの分類整理・カテゴリー分けを行うカテゴリー設定部を有していてもよい。カテゴリー設定部は例えば次のような処理を行う。まず、問題を分類するための「カテゴリー」を管理者に登録(カテゴリーは階層管理可能)させる。カテゴリーを模式的に表した例を図2に示す。
このカテゴリー設定は、問題を一問ずつ登録していき、問題の蓄積がなされた時点でまとめてカテゴリーを設定することもできるし(事後カテゴリー設定部)、予めカテゴリーを設定しておき、そのカテゴリーに従って(例えば図2のツリーが画面に表示され、登録させたいカテゴリーをクリックすることなどにより)問題を登録するようにしてもよい(事前カテゴリー設定部)。また、問題は複数のカテゴリーに属するようにしてもよい。なお、問題登録時に、その問題文を解析(例えばカテゴリーのタイトルで問題文をキーワード検索、またはカテゴリーに予め設定された属性情報で問題文をキーワード検索するなど)することによってカテゴリーを自動推奨したり、適切なカテゴリーがない場合には一旦「その他」カテゴリーに登録させたり(カテゴリー自動登録部)、「その他」に所定問題数が蓄積されると問題文中の頻出する単語でカテゴリーが新設され、自動的に分類されてもよい(カテゴリー自動作成部)。
これらにより、管理者は問題数が多くなったときでもコンテンツの把握が容易となり、また後述するテスト生成処理の際にカテゴリーを指定してテスト生成を行わせることができる。このように、コンテンツが少ない段階では特にカテゴリーを設けずに問題を登録することができ、コンテンツが充実してくればカテゴリー毎に体系だった問題登録、出題を行うこともできる。また、コンテンツ出力時には複数カテゴリーを出力対象にできるから、1カテゴリーあたりのコンテンツ登録数が少なくても運用できる。よって運用開始間際であっても問題登録・出題が行えるし、運用が軌道に乗った後にはカテゴリーを利用した多様な出題方法を選択することができる。また、カテゴリーという枠が準備されていれば、管理者はコンテンツ登録時にコンテンツの整理を考慮する必要なく、準備されたカテゴリーを選択してコンテンツを登録するだけでよく、コンテンツ登録が容易になる。
(1−1−3−3−4)コンテンツ作成支援部
本発明では、既に保有しているコンテンツを本発明に用いるコンテンツに加工したり、コンテンツのひな形を用意することなどにより、コンテンツの作成を支援することもできる(コンテンツ作成支援部)。例えば保有している画像データに目隠しデータ(マスク)を付して問題を作成したり、予め問題文のひな形を用意・蓄積できるようにして必要な項目のみ管理者に入力させるようにしたりしてもよい。
(1−1−3−3−5)コンテンツ登録者グループ設定部、グループレビュー部
本発明では、問題等のコンテンツ登録を一人でなくグループで行うコンテンツ登録グループ設定部を有していてもよい。例えば前述のようにカテゴリー分けされている場合、そのカテゴリー単位のコンテンツ登録者グループを設定することができる。グループを設定した後は、グループ単位のアラート機能により、コンテンツ登録作業を維持・継続することができる。例えば最後のコンテンツ登録から所定期間経過後にグループメンバーにアラートメールを自動送信する。なおこの場合、グループ内の少なくとも1人が登録を行えば、所定期間のアラートがリセットされる。このように、コンテンツ登録に関する個人の負担を軽減し、また複数人で関わることにより維持・継続が容易になる。
また、コンテンツの正式登録前にグループメンバーでレビューを行うことができるグループレビュー部を有していてもよい。グループメンバーによりコンテンツが登録されると「仮登録」状態となり、メンバー間でレビュー(意見交換)が行える。意見交換した内容に応じてコンテンツを適宜修正し、メンバーの承認を以ってコンテンツが公開される。
(1−1−3−4)コンテンツ出力部
利用者IDが受講者IDであると認証された場合、コンテンツ出力部133は、所定のタイミング(例えば、装置の起動時、装置の終了時、設定した期間毎、等)で、登録された問題の中から一問ずつ問題を出力する。
コンテンツ出力部133は、一定のルール(例えばランダムに抽出、管理者が設定した内容(例えば、あるカテゴリー内でランダムに抽出、など))に従って記憶部140のコンテンツ情報ファイル142に記憶された問題を抽出し、これを1つのみ表示する欄と該問題に対する解答を入力させる欄とを設けたコンテンツ出力画面(より具体的には出題画面(例えば後述の図10(a)))を生成し、出力部120に出力させる。出力内容についての情報(出力日時等)は利用者情報ファイル141に記憶される。受講者は、出力(例えばディスプレイや紙等に出力)された一問を解き、自らが正しいと考える解答を決定して入力部110により解答と採点命令を入力する。
(1−1−3−5)その他コンテンツ出力に関する好ましい機能
(1−1−3−5−1)再出力制御部
本発明において、さらに再出力制御部を有していてもよい。再出力制御部は、まず正しいものを選ばせる問題を出力し、その問題が正解であった場合、同じ問題について誤っているものを選ばせるように問題を出力したり、所定の時間経過後同じ問題を再度出力するものである。例えば、「選択肢A、Bのうち正しいものを選べ」を第1回目の問題出力とし、次に「選択肢A、Bのうち誤っているものを選べ」として出題する。あるいは、○×形式の問題を、例えば1週間後など所定時間経過後再出題する。2回以上同じ出題(または実質的に同じ出題)をすることで学習内容の定着を助長させることができる。
(1−1−3−5−2)プレゼンス情報取得部
本発明において、GIS(地理情報システム:Geographic Information System)装置を備えることなどにより位置情報を把握できる場合、社内のスケジュールシステムにアクセスできるような場合には、プレゼンス情報取得部をさらに設けていてもよい。プレゼンス情報取得部は、これらの装置やスケジュールシステムから利用者が現在どのような状況かを示す情報(プレゼンス情報)を取得し、その状況に応じて出題する・しないを決定することや、位置情報に応じた問題を出題することができる。これにより、例えば顧客先にいるときなど、出題されても解答することができない場合などでは出題されないようにしたり、例えば、サーバールームで業務中の者に対しては、特に機密保持に関する出題されるようにしたり、受講者に適した出題がされるようになり、学習効果が向上する。
(1−1−3−5−3)出題頻度調整部
本発明では、出題頻度調整部を有していてもよい。出題頻度調整部は、問題の出題頻度を自動調整するものであり、例えば
(1)問題ごとに、日々の問題出力の解答率・正答率、テストの正答率を算出し、
(2)受講者が問題を評価した結果を入手し、
(3)得られた情報、入手した情報に基づき、解答率の低い/正答率の高い/受講者の評価の低い問題は出題頻度を自動的に下げる
ようにしてもよい。ここで(2)の受講者による問題の評価結果を得る方法としては、例えば、受講者が解答した後の正答・解説表示画面に、問題について「興味深い/興味なし」「ためになった/ためにならなかった」「既に知っていた/知らなかった」等のアンケート結果を取得するボタンを設けることが挙げられる。このように構成することにより、受講者の興味をひかない問題、受講者が身についている問題を淘汰することができる。最終的に、受講者に適した問題を出力することができるようになるため、受講者の問題解答に要する負担を軽減しつつ、学習効果を高めることができる。
(1−1−3−5−4)正答自動表示部、解答スキップ制御部、解答促進部、受講状況ランキング決定部、免除部、解答保留部
本発明では、正答自動表示部を有していてもよい。正答自動表示部は、一定時間経過後に正答を自動表示するもので、管理者の指定時間で正答を自動表示することにより、解答していなくても必ず正答を確認させることになり、解答を強制させることなく、自然に学習内容を刷り込ませることが期待できる。なお正答の自動表示を行っている場合は受講者が実際に解答しなければ未解答とする。
また、受講者が知っている問題に時間を割かせないため、解答スキップ制御部を有していてもよい。例えば「スキップボタン」を設け、これを押下させることによって解答せずにすむようにする。また、そのスキップの結果をもとに類似かつ難易度の低い問題は出題が回避され別の問題が出題されるようにしてもよい。
また、解答がなされるまでは問題出題領域を点滅させるなどして目に付くように表示する、解答するとグレーアウトするなどして目に付かないようにするといった、解答促進部を有していてもよい。このようにすることで、解答について若干の強制力を担保することができる。
また、受講状況ランキング決定部を有していてもよい。利用者別に解答率、解答までの平均スピード(例えば、解答/秒)、正答率を算出し、各値ごとに、受講状況ランキングとして所定の上位者の名前等と成果をグラフ表示するようにしてもよい。
また、免除部を有していてもよい。問題、テストの免除は、正解した問題の履歴情報を参照し、正解した問題より難易度が低い問題について免除がなされるようにする。これにより、既に理解した問題への解答の手間を軽減できる。
また、解答保留部を有していてもよい。解答保留部は、受講者が解答に自信がない場合など、解答を保留する旨の情報を送信するためものである。例えば、○か×を選択させる2択形式の出題形式の場合に、△(保留)という選択を受け付けるようにする。これによって受講者は解答に時間をかけずに済み、学習意欲・学習の流れを妨げることなく、学習を継続することができる。なおこの保留情報は利用者情報ファイル141に記憶され、テストの抽出対象のフラグ(保留フラグ)として利用することができる。例えば、保留フラグが立っている問題を抽出すれば、その受講者が保留した問題(苦手な問題)を集めたテストを生成することができる。
このように、これらの仕組みによれば、受講への妨げとなる事柄を出来る限り排除し、かつ学習意欲を維持させるように構成することができるので、自らのメイン業務に直結するものではないため個人的な優先度が低くなりがちであるものの、企業の従業者としては知っておかなければならない知識(例えばコンプライアンス、環境に関する知識、基本的な会計知識など)の習得に特に好適である。
(1−1−3−6)正誤判定部
正誤判定部134は、入力部110から採点命令を受け、入力された解答と、コンテンツ情報ファイル142に登録されている正答とを比較し、解答の正誤を判定する。正誤判定の結果は出力部120によって出力され、受講者に通知され、利用者情報ファイル141に記憶される
このように、コンテンツ出力部133および正誤判定部134によれば、受講者は一問ずつ問題を解答し採点結果を得ることができる。
(1−1−3−7)テスト生成部
本発明においてテスト生成部135は、コンテンツ情報ファイル142に登録されている問題を一定のルールに基づいて抽出し、集積し、自動的に受講者に適したテストを生成するものである。例えば次のようにテストが生成される。まず、登録部による処理(後述の登録処理)、コンテンツ出力部による処理(後述のコンテンツ出力処理)、正誤判定部による処理(後述の正誤判定処理)を行うことによって蓄積される受講者情報(例えば問題に対する正誤情報、解答日時、等)が利用者情報ファイル141に記憶される。次に、その情報と管理者によって選択あるいは設定された一定のルールとに基づいて、テスト生成部135はコンテンツ情報ファイル142に登録されている問題を抽出し、集積することによって受講者に適したテストを生成する。一定のルールとしては、例えば、ランダムに問題を抽出したり、受講者が誤答した問題を抽出したり、受講者の誤答率の高い問題を抽出したり、重要な問題または優先度の高い問題として設定された問題を抽出するようにして行うことができる。この一定のルール(出力ルール)についてはテスト情報ファイル141に記憶しておくことができる。これにより、テスト生成が自動的に行われるので、管理者はテスト用のコンテンツを用意する必要がなく、管理者の負担を軽減することができる。また、問題の解答が比較的自由であるのに対し、テストはある程度強制的に出題されることにより、受講者に適度な緊張を与えることができ、効果的な学習が可能となる。
また、テスト生成部は、特定の受講者の習熟度に基づいて問題を抽出しテストを生成するようにしてもよい。習熟度は、利用者情報ファイル141に格納された正誤結果に基づいて、例えば「習熟度=正解の数/全解答数」として求めることができ、この習熟度が低いもの(例えば0.5以下のもの)、あるいはこの習熟度が高いもの(例えば0.8以上のもの)を抽出する、などしてテストを生成する。受講者の習熟度に基づいて自動的にテストが生成されるため、さらに学習効果が高いテスト出力を行うことができる。すなわち、習熟している部分を伸ばす、あるいは習熟度が不足している部分を補強するというようなテスト出力を行うことができる。
また、テスト生成部は、問題の重要度に基づいて問題を抽出しテストを生成するようにしてもよい。重要度は、例えば、予め管理者がコンテンツ情報ファイル142に重要度の情報を設定してもよいし、管理者等がコンテンツの登録をする際に、企業のミッションステートメントや、経営方針といった重要なドキュメントから自動または手動で抽出されたキーワード群との比較を行い、当該キーワードを含むようなコンテンツであれば自動的に重要度を高く設定する、というようにしてもよい。問題の重要度に基づいて自動的にテストが生成されるため、さらに効果的なテスト出力、例えば本システムが用いられる企業内等で特に重要と決定された分野の問題を重点的に集め、復習・定着させるというようなテスト出力を行うことができる。
(1−1−4)記憶部
記憶部140には、利用者情報ファイル141、コンテンツ情報ファイル142が格納されている。テスト生成を行う場合には、図1に示すように、テスト情報ファイル143が格納される。これらのデータ構造については後述する。
(1−2)ハードウェア構成
図1の学習管理装置100を、コンピューター200を用いて実現した場合のハードウェア構成の一例を図3に示す。図3に示すように、ハードウェア構成は一般的なパソコンと同様である。
図3において、本発明における制御部130に相当するCPU(中央演算処理装置)230には、出力部120に相当するディスプレイ210、入力部110に相当するキーボード/マウス220、メインメモリ240、記憶部140に相当するハードディスクドライブ250、リムーバブルドライブ(例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ)260、必要に応じて通信装置270、がバス280を介して接続されている。以下、順に説明する。
CPU230は、メインメモリ240にロードされたプログラムを実行する。CPU230は、プログラムに従い、キーボード/マウス220、ハードディスクドライブ250、リムーバブルドライブ260、通信装置270等からデータを受け取り、所定の演算を行い、各装置の制御を行う(例えば、ディスプレイ210に画面表示させ、ハードディスクドライブ250に演算結果を記憶させる)。
ディスプレイ210は、操作に必要な各種ウィンドウやデータ等を表示する。
キーボード/マウス220は利用者からの様々な操作指示・命令、データを入力するために用いられる。
メインメモリ240は、オペレーティングシステム(OS)やプログラム、データを一時記憶する記憶領域である。一時記憶するという意味において、メインメモリ240は記憶部140に相当する場合がある。
ハードディスクドライブ250には、本発明のプログラム252、利用者情報ファイル141、コンテンツ情報ファイル142、テスト情報ファイル143、オペレーティングシステム251等が記憶されている。本発明のプログラム252は、例えばリムーバブルドライブ260を介してリムーバブルメディア261からインストールされたものであるが、通信装置270を用いネットワークを介してダウンロードされてもよい。
リムーバブルドライブ260には、DVD−ROMやCD−ROM、メモリーカード、USBメモリ等のリムーバブルメディア261が挿入可能であり、リムーバブルメディア261からプログラムやデータを読み込み、またリムーバブルメディア261にプログラムやデータを書き込むことも可能である。
通信装置270は、ネットワークに接続するためのインターフェースであり、例えばLANポート、モデム、無線LAN、ルーター等で構成される。
本実施形態では学習管理装置100を上記のように説明したが、本発明はこれに限られない。本発明の学習管理装置は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯ゲーム機等に代表される携帯情報端末や、ゲーム機など、本発明のプログラムをインストールして前記入力部110、出力部120、制御部130および記憶部140、必要に応じてテスト生成部、の各部を実現しうるものであればよい。
(1−3)データ構造
利用者情報ファイル142、コンテンツ情報ファイル142、テスト情報ファイル143のデータ構造について以下に説明する。
(1−3−1)利用者情報ファイル
利用者情報ファイルは、利用者に関連する情報を記憶しており、少なくとも、利用者を特定する情報と、管理者か受講者かを確定するための識別情報(図4では管理者フラグだが、受講者フラグであってもよい)と、利用状況(例えば受講状況またはコンテンツ等の登録状況)と、を記録する。
図4に利用者情報ファイル141のデータ構造を示す。利用者情報ファイル141は、利用者を特定する情報として利用者ID、管理者か受講者かを確定するための識別情報として管理者フラグ、利用状況として問題の出力日、テスト実施日、正誤結果等を記憶している。また、その他、利用者が属するコンテンツ登録グループのグループID、利用者が学習すべき対象カテゴリーの番号(カテゴリーNo.)、出力された問題のID、出力されたテスト問題のID等が記憶されている。正誤結果については結果を複数記憶することができる(図中×××、○×○等と模式的に示している)。
なお、対象カテゴリーの番号は管理者が手動で設定するようにしてもよいし、後述する対象カテゴリー設定部によって自動設定されてもよい。
また、問題が最終的に理解されたかどうかを判断するための最終正誤結果を記憶する領域である最終正誤結果記憶領域を有していてもよい(図示せず)。この最終正誤結果の判定は、正誤結果記憶領域とテスト正誤結果記憶領域に記憶された正誤結果のうち時間的に後の結果で上書きするようにしてもよいし(つまり最後の正誤結果が最終正誤結果になる)、あるいは全ての正誤結果のうち所定割合以上(例えば8割以上)正解であれば、最終正誤結果を正解、所定割合未満であれば最終正誤結果を不正解と判断してもよい。
(1−3−2)コンテンツ情報ファイル
コンテンツ情報ファイルは、コンテンツまたはコンテンツに関連する情報を記憶しており、少なくとも、問題もしくは問題が記憶された領域のアドレスと、正答とを記憶する。
図5にコンテンツ情報ファイル142のデータ構造を示す。コンテンツ情報ファイル142は、コンテンツとして問題およびその問題の正答を記憶している。本実施形態では二択形式を採用しており、正答として、問題の内容が正しいことを示すデータか、誤っていることを示すデータが記憶されている(図では模式的にそれぞれ○、×で示す)。
さらに、本実施形態では、問題の識別記号である問題ID、問題の解説、問題の種類の識別を行うカテゴリー、登録者の識別記号である登録者ID、問題の有効出力期間である有効期間、問題の難易度であるランク等を記憶している。
(1−3−3)テスト情報ファイル
テスト情報ファイルは、テストに関連する情報を記憶しており、少なくとも、テストを特定する情報と、テストを構成する問題を特定する情報とを記憶する。
図6にテスト情報ファイル143のデータ構造を示す。テスト情報ファイル143は、テストを特定する情報であるテスト問題ID、テストを構成する問題を特定する出力問題IDを記憶しており、さらに、テストを構成する問題のカテゴリー、テストを構成する問題数、テストにおける一問あたりの点数、テストの合格点、テストの出力期間、等を記憶する。
(1−4)処理
学習管理プログラム252によるCPU230の処理について図7〜図13を用いて説明する。CPU230は学習管理プログラム252およびオペレーティングシステム251により図7、図9および図11の各処理を行うが、その一部または全部の処理が学習管理プログラム252単体により行われるようにしてもよい。
(1−4−1)登録処理
学習管理プログラム252によるCPU230の登録処理について図7を用いて説明する。
CPU230は、図7(a)に示すように、利用者によってキーボード/マウス220から利用者IDが入力されると、まず後述する認証処理(ステップS310)を行い、管理者であると認証された利用者(以下、管理者とする)に対しコンテンツ登録欄を生成してディスプレイ210上に表示する(ステップS320、S330、S340)。
管理者は表示されたコンテンツ登録欄に登録したいコンテンツ(問題、正答、解説、出題の有効期間、問題のランク等)を入力する。ここでは図8の内容が入力されたものとする。なお、図8は、図5の問題ID=1のコンテンツが入力される場合の例である。
図8における問題登録画面400の登録ボタン410が押下されると、CPU230に登録命令が与えられ、CPU230は後述するコンテンツ登録処理を開始する(ステップS350)。
<認証処理>
認証処理(ステップS310)は図7(b)に示すように行われる。すなわち利用者IDを受け付けると、CPU230は、利用者情報ファイル141を参照し(S311)、受け付けた利用者IDがファイル内に存在するか否かを判断し(ステップS312)、存在する場合には、受け付けた利用者IDが管理者IDであるか受講者IDであるかを判断する(ステップS313)。本実施形態では利用者情報ファイル141に管理者フラグが記憶された領域があるため、CPU230は受け付けた利用者IDの管理者フラグ領域にこのフラグが立っている場合には管理者IDであるとの認証を行い、それ以外の場合には受講者IDであるとの認証を行い、認証結果を出力する(ステップS314)。
<コンテンツ登録処理>
コンテンツ登録処理(ステップS350)は図7(c)に示すように行われる。まずコンテンツが受け付けられ(ステップS351)、CPU230は、既登録コンテンツとの重複やデータ量の適否をチェック後(ステップS352)、適切であれば、ハードディスクドライブ250のコンテンツ情報ファイル142の各領域に、入力されたコンテンツを記憶する(ステップS353)。コンテンツが記憶されると、CPU230は、利用者情報ファイル141にアクセスし、当該管理者IDについて、コンテンツ登録についての情報(コンテンツ登録日、登録したコンテンツの識別番号等)を書き込む(ステップS354)。
(1−4−2)コンテンツ出力処理・正誤判定処理
本実施形態におけるコンテンツ出力処理および正誤判定処理について、図9を用いて説明する。
CPU230は、図9(a)に示すように、まず前述の認証処理(ステップS310)を行い、受講者であると認証された利用者(以下、受講者とする)に対し(ステップS510)、後述するコンテンツ出力処理を行い(ステップS520)、コンテンツ出力画面(出題画面)を表示する(ステップS530)。
受講者は表示された出題画面を見て問題を解き、自らが正しいと考える解答を決定して解答欄に解答を入力または解答欄から解答を選択し、採点を要求する。ここでは図10(a)の出題画面600が出力され、選択肢620のいずれかを選択し、採点ボタン630を押下したものとする。なお、図10は図5の問題ID=1のコンテンツが出力される場合の例である。
採点ボタン630が押下されると、CPU230に採点命令が与えられ、CPU230は後述する正誤判定処理を行い(ステップS540、S550)、図10(b)に一例を示すように、一致すれば「正解」、不一致であれば「不正解」等の正誤結果表示を行う(ステップS560)。
<コンテンツ出力処理>
コンテンツ出力処理(ステップS520)は図9(b)に示すように行われる。まずCPU230はその受講者に予め設定されている出力ルール(例えば、装置の起動時に、指定したカテゴリー内の問題をランダムに抽出する、など)を取得する(ステップS521)。CPU230はこの出力ルールに従い、コンテンツ情報ファイル142から一つ問題を抽出し(ステップS522)、図10(a)のようにディスプレイ210に問題を表示するための画面データを生成し(ステップS523)、画面データ出力を行う(ステップS524)。出題内容についての情報(出題日時等)は利用者情報ファイル141に記憶される(ステップS525)。
<正誤判定処理>
正誤判定処理(ステップS540)は図9(c)に示すように行われる。採点命令を受けて、CPU230は、解答データ(○または×を意味するデータ)をメモリ等に保存する(ステップS551)。次にCPU230はコンテンツ情報ファイル142からこの問題の正答を抽出し(ステップS552)、保存した解答と、抽出した正答とを比較し(ステップS553)、正誤判定結果を出力する(ステップS554)。正誤判定の結果は利用者情報ファイル141に記憶される(ステップS555)。
(1−4−3)テスト生成処理
学習管理プログラムによるCPU230のテスト生成処理について図11を用いて説明する。
CPU230は、図11(a)に示すように、まず前述の認証処理(ステップS310)を行い、管理者であると認証された利用者(以下、管理者とする)に対しテスト設定画面を生成してディスプレイ210上に表示する(ステップS710、S720、S730)。
管理者は表示されたテスト設定画面の各欄に設定内容(テストが出題されるカテゴリー、テストの問題数、1問あたりの点数、合格点、テスト配信期間等)を入力する。ここでは図12の内容が入力されたものとする。なお、図12は、図6のテスト問題ID=10011−1の内容が入力される場合の例である。
図12におけるテスト設定画面800の設定ボタン810が押下されると、CPU230に登録命令が与えられ、CPU230は設定内容をテスト情報ファイル143に記憶する(ステップS740)。CPU230は、例えばテスト情報ファイル143の出力期間の情報を参照する、管理者または受講者からテスト生成の要求を受ける、などをトリガーとしてテスト生成処理を開始する(ステップS750)。
<テスト生成処理>
テスト生成処理(ステップS740)は図11(b)に示すように行われる。まずCPU230は予め設定されている出力ルール(例えば、ランダムに抽出する、問題の重要度に応じて抽出する、など)を取得する(ステップS751)。CPU230はこの出力ルールと、テスト情報ファイル143とに従い、コンテンツ情報ファイル142から複数の問題を抽出し(ステップS752)、抽出した問題の情報(問題ID)を記録する(ステップS753)。例えば、テスト情報ファイル143に抽出した問題IDを出力問題IDとして記録し、かつ利用者情報ファイル141に配信予定のテストとしてテスト問題IDを記録する。
(1−4−4)テスト出力処理・正誤判定処理
学習管理プログラムによるCPU230のコンテンツ出力処理および正誤判定処理について、図13を用いて説明する。
CPU230は、図13(a)に示すように、まず前述の認証処理(ステップS310)を行い、受講者であると認証された利用者(以下、受講者とする)に対し(ステップS910)、所定のタイミング(例えば、管理者が設定した頻度(例えば1ヶ月に1回)、受講進捗(例えば、あるカテゴリーの出題が完了した場合)等に応じたタイミング。利用者情報ファイル141に記憶されるようにしてもよい。)で後述するテスト出力処理を行い(ステップS920)、テスト出力画面(テスト画面)を表示する(ステップS930)。
受講者は表示されたテスト画面を見て問題を解き、自らが正しいと考える解答を決定して解答欄に解答を入力または解答欄から解答を選択し、採点を要求する。ここでは図14(a)のテスト画面1000が出力され、選択肢1010のいずれかを選択し、採点ボタン1020を押下したものとする。なお、図14は図6のテスト問題ID=10011−1の内容に従ってテストが出力される場合の例である。
採点ボタン1020が押下されると、CPU230に採点命令が与えられ、CPU230は後述する正誤判定処理を行い(ステップS940、S950)、図14(b)に一例を示すように、一致すれば「正解」、不一致であれば「不正解」等の正誤結果の表示を行う(ステップS960)。
<テスト出力処理>
テスト出力処理(ステップS920)は図13(b)に示すように行われる。まずCPU230は、利用者情報ファイル141を参照して、配信予定のテスト問題IDを抽出し(ステップS921)、テスト情報ファイル143に基づいてコンテンツ情報ファイル142から該当する問題を抽出し(ステップS922)、図14(a)のようにディスプレイ210に問題を表示するための画面データを生成し(ステップS923)、画面データ出力を行う(ステップS924)。テスト実施についての情報(テスト実施日等)は利用者情報ファイル141に記憶される(ステップS925)。
<正誤判定処理>
正誤判定処理(ステップS940)は図13(c)に示すように行われる。採点命令を受けて、CPU230は、解答データ(○または×を意味するデータ)をメモリ等に保存する(ステップS951)。CPU230はコンテンツ情報ファイル142からこれらの問題の正答を1つずつ抽出し(ステップS952)、保存した解答と抽出した正答とを比較する(ステップS953)。全ての解答について比較が完了したら(ステップS954)、正誤判定結果を出力する(ステップS955)。正誤判定の結果は利用者情報ファイル141に記憶される(ステップS956)。なお、正答の抽出は、1つずつ行わず全て抽出してもよい。
以上、本実施形態にかかる学習管理装置によれば、管理者は一問分ずつコンテンツを登録でき、受講者は一問ずつ問題を解くことができるため、管理者、受講者いずれもまとまった時間が不要であり、忙しい中でも合間をみてコンテンツの登録または受講が可能である。
したがって、一問という少ない出題であるため、受講者は問題に解答しやすく、かつ一目で正答・解説等も理解できることから、学習を継続しやすく、いつの間にか学習内容を身につけることができる。さらに、管理者はコンテンツを手軽に充実していくことができ、かつコンテンツが少ない状態でも運用開始できることから、気軽に運用・管理が開始・継続できる。このように、受講者、管理者の双方にとってユーザービリティが高い。また、一問ずつ出題がなされ、一問ずつコンテンツを登録することから、コンピューターの処理の負荷も少なく、軽快に動作することができるし、携帯情報端末やゲーム機のように記憶容量に限りのある装置であっても好適に利用できる。また、本実施形態のように装置単体で動作するe−ラーニングシステム(装置)は、ネットワークに接続していなくても使用できるし、可搬性に優れる。
さらに、本実施形態によれば、テストがコンテンツ情報ファイルから自動的に生成され出力されるため、管理者がテストを作成する必要がなく、管理負担が軽減できる。
(1−5)変形例
以下に示す変形例は互いに組み合わせ可能であり、他の実施形態にも適用できる。
(1−5−1)コンテンツのダウンロード等
上記実施形態では、管理者が直接学習管理装置にコンテンツを入力するようにしているが、図3の通信装置270、リムーバブルドライブ260等を介して外部から入力するようにしてもよい。例えば、学習管理装置100をコンテンツが記憶されたネットワーク上のサーバー装置に接続してコンテンツをダウンロードしたり、コンテンツを記憶させたリムーバブルメディア261をリムーバブルドライブ260によって読み取らせたりすることによって、コンテンツを入力することができる。このように構成することにより、管理者が直接学習管理装置にコンテンツを入力しなくとも最新のコンテンツを入手することができ、また、受講中にコンテンツの登録を行うこともでき、利用者の利便性が高い。
また、ある学習管理装置で登録したコンテンツや受講者のデータ(例えば受講情報、後述するポイントなど)等をネットワーク上のサーバー装置に蓄積し、複数の学習管理装置がこれらのデータを自由に使用できるようにしてもよい。このようにすれば他人と学習状況の進捗を比較することもできるため好ましい。
(1−5−2)問題抽出方法1(重要問題抽出部)
本実施形態では、ランダムに問題を抽出するようにしているが、重要な問題については固定的に出題する(例えば問題に重要度を付与しておき、ある一定の重要度を有する問題は常に抽出するようにする)ようにしてもよい。なお、ランダムに問題を抽出する場合には、問題全体からランダムに抽出するようにしてもよいし、管理者等にカテゴリーを指定させて指定されたカテゴリーの中からランダムに抽出するようにしてもよい。
(1−5−3)問題抽出方法2(対象カテゴリー設定部)
本発明では、図3の通信装置270等を介して人事管理システムに接続したり、リムーバブルドライブ260等を介して外部から入力することにより、特定の受講者に関する職務記述書(ジョブディスクリプション)、教育訓練の結果、コンピテンシーなどを取得し、これらに基づいて、その受講者に必要なカテゴリーを自動的に設定する、対象カテゴリー設定部を有するようにしてもよい。例えば、職務記述書に記述されている頻出キーワードや重要キーワードを抽出し、その抽出キーワードと同一または類似のカテゴリーを検索し、ヒットした場合、問題抽出の対象カテゴリーとして自動登録するようにしてもよい。これにより、自動的にその受講者に適したカテゴリーが設定され、そのカテゴリーの中からコンテンツが出力されるようにできる。
なお、本発明の学習管理装置を、上記のように通信装置270等を介してネットワークに接続できるように構成する場合には、以下に示す各実施形態の態様もその構成の一部とできる。
2.第2の実施形態(ネットワーク利用)
(2−1)システムの全体構成と動作概要
図15に、本発明の一実施形態による学習管理システム1100の全体構成の一例を示す。
学習管理システム1100は、学習管理サーバー装置1110とクライアント端末装置1120とを備えており、ネットワーク1130、1140、1150、1160を介して接続されている。
学習管理サーバー装置1110は、クライアント端末装置1120の命令を受け、各機能やデータを提供するサーバー装置として動作する。例えば、コンテンツを記憶し、記憶したコンテンツの出力や、テストの出力、利用者情報の記憶を行う。学習管理サーバー装置1110は、送受信部1111を有すること以外は、第1の実施形態の学習管理装置100と同様であり、図示しないが入力部110および出力部120を有していてもよい。
クライアント端末装置1120は、学習管理サーバー装置1110にコンテンツの登録を命令する管理者用クライアント端末装置(以下、管理者端末という。)、主に学習管理装置1110からコンテンツの出力を受ける受講者用クライアント端末装置(以下、受講者端末という。)等として動作する。
図15において、図1と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。以下に説明する。
(2−1−1)送受信部
送受信部1111および1123は、学習管理サーバー装置1110とクライアント端末装置1120との間で、コンテンツ、命令等を送受信するためのものである。前述した図3の通信装置270等が該当する。
本発明の学習管理システムは図15の形態に限定されるものではなく、各部はクライアント端末装置、サーバー装置のいずれに配置されていてもよい。例えば、記憶部は別途データベースサーバー装置に配置されていることが好ましい。また、利用者認証部131は、別途認証サーバー装置上に設けられていてもよい。さらに、各部に対応するプログラムの一部がクライアント装置に記憶されていることも好ましい。これはクライアント装置として、ネットワークに接続できない場合があり得る情報端末等を採用する際に好適である。例えば情報端末がネットワークに接続できないときは情報端末側で処理を行い、接続可能になってから、クライアント装置に備えられたサーバー同期部がサーバー側と処理結果の同期を取る。これによりネットワークが利用できない場合があっても本発明のシステムを利用することができる。
さらに、本発明の学習管理システムは、公知のクライアント/サーバー型、Webクライアント型、リッチクライアント型等いかなるシステム形態をとっていてもよいが、本発明では多数のクライアント端末装置の管理が容易になる点でWebクライアント型またはリッチクライアント型が好ましい。
本実施形態は、以上のような構成でコンピューターを用いて本発明のプログラムを実行することにより、本発明の学習管理方法をネットワーク上で実現するものである。
(2−2)ハードウェア/ネットワーク構成
図15の学習管理システム1100を、コンピューターおよび通信制御装置等を用いて実現した場合のハードウェア/ネットワーク構成の一例を図16に示す。図中、通信制御装置の例としてルーター1240を示したが、ハブ、スイッチ等は図示していない。また、図16において、図15と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。以下に説明する。
学習管理サーバー装置1110は公知のサーバー装置で実現することができるが、学習管理サーバー装置1110が備える各部を実現し得るサーバー機能としては、例えばデータベースサーバー、アプリケーションサーバー、Webサーバー、メールサーバ、ファイルサーバ等およびこれらの組み合わせがある。これらのサーバー機能は複数のサーバー装置に分散されていてもよいし、一台のサーバー装置で実行されてもよい。一例として、本発明の学習管理プログラムがインストールされたアプリケーションサーバー装置と、学習管理システムに関する情報を記憶するデータベースサーバー装置と、ネットワークとの接続を行うWebサーバー装置で構成される例が挙げられる。さらに、Webサーバーには複数のアプリケーションサーバーの負荷分散を行うミドルウェアが含まれていてもよい。
図16の例では、学習管理サーバー装置1110に相当するものは、Webアプリケーションサーバー1210、データベースサーバー1220および認証サーバー1230であり、各サーバー装置のハードウェア構成は図3で説明したものと同様である。
クライアント端末装置1120は、学習管理サーバー装置1110に要求・命令を行い、学習管理サーバー装置1100から送信される画面データを表示する機能等が実装されていればよく、公知のコンピューターで実現することができるが、例えば本実施の形態ではWebブラウザを備えたコンピューターを用いる。
ネットワーク1130、1131、1140、1150、1160はインターネット等のオープンネットワーク、LAN等のクローズドネットワーク、それらの組合せのイントラネット等の如何なるものであってもよく、有線、無線いずれでもよい。
また、ファイアウォール1250を用いてアクセス制御や監視を行い、図示しないがNAT(Network Address Translation)を用いて、グローバルIPアドレスとプライベートアドレスの変換を行ってもよい。図に示すように、アプリケーションサーバーやデータベースサーバーは、セキュリティ上、公開Webサーバー等と同じDMZ(DeMilitarized Zone)1131等のネットワーク領域には配置せず、LANに配置するのが好ましい。さらにセキュアにするためにDMZ1131とLAN1130の間にさらに別のファイアウォールを設けてもよい。
ネットワークには本発明のシステム以外のシステムを構成する他の管理装置(以下、外部システム管理装置という)が接続されていてもよい。
各装置間(学習管理サーバー装置1110とクライアント端末装置1120との間)の通信は、HTTP、FTP等のプロトコルにより行うことができる。セキュリティのため、通信をSSL(Secrure Sochet Layer)で暗号化することも好ましい。なお、学習管理サーバー装置1110がその記憶部に記憶するデータを暗号化する暗号化部を有していてもよい。
各クライアント端末装置1120はネットワーク1130、1160等を介してサーバー装置にアクセスし、サーバー装置は要求された命令を行い、データベースサーバー装置等に記憶されている各種データを用いて生成した画面表示用データ(例えばWebページ)をクライアント端末装置1120に送信する。クライアント端末装置1120はこれを受信し、例えばWebブラウザ等のプログラムによって画面表示を行う。
なお、本発明の学習管理サーバー装置およびクライアント端末装置は、前述したコンピューターに限られず、特にクライアント端末装置は、携帯電話機、PDA、携帯ゲーム機等に代表される携帯情報端末や、ゲーム機等であってもよい。
(2−3)データ構造
利用者情報ファイル141、コンテンツ情報ファイル142、テスト情報ファイル143は基本的に第1の実施形態と同様である。
(2−4)処理
学習管理システム1100における各装置のCPU230が実行する処理について、図17、図18および図19を用いて説明する。
(2−4−1)登録処理
管理者用端末1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行う登録処理について図17を用いて説明する。
管理者用端末1120は、図17に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS1310)、学習管理サーバー装置1110は、後述する認証処理(ステップS1320)を行い、管理者であると認証された利用者(以下、管理者とする)に対し、認証結果を送信する(ステップS1330)。さらにコンテンツ登録欄を生成して管理者用端末1120に送信する(ステップS1350、S1360)。管理者用端末1120は、受信した認証結果およびコンテンツ登録欄のデータをディスプレイ210上に表示する(ステップS1340、S1370)。
管理者は表示されたコンテンツ登録欄に登録したいコンテンツ(問題、正答、解説、出題の有効期間、問題のランク等)を入力する。ここでは実施例1と同様に図8の内容が入力されたものとする。
図8における問題登録画面400の登録ボタン410が押下されると、管理者用端末1120から学習管理サーバー装置1110に登録命令が与えられ、学習管理サーバー装置1110は後述するコンテンツ登録処理を開始する(ステップS1390)。
<認証処理>
認証処理(ステップS1320)は、実施例1と同様に行われる(図7(b))。
<コンテンツ登録処理>
コンテンツ登録処理(ステップS1390)は、実施例1と同様に行われる(図7(c))。
(2−4−2)コンテンツ出力処理・正誤判定処理
受講者用端末1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行うコンテンツ出力処理および正誤判定処理について、図18を用いて説明する。
受講者用端末1120は、図18に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS1410)、学習管理サーバー装置1110は、前述の認証処理(ステップS1320)を行い、受講者であると認証された利用者(以下、受講者とする)に対し、認証結果を送信する(ステップS1420)。さらに後述するコンテンツ出力処理を行い、コンテンツ出力画面用データを管理者用端末1120に送信する(ステップS1440)。受講者用端末1120は、受信した認証結果およびコンテンツ出力画面用のデータをディスプレイ210上に表示する(ステップS1430、S1450)。
受講者は表示された出題画面を見て問題を解き、自らが正しいと考える解答を決定して解答欄に解答を入力または解答欄から解答を選択し、採点を要求する。ここでは実施例1と同様に図10(a)の出題画面600が出力され、選択肢620のいずれかを選択し、採点ボタン630を押下したものとする。
採点ボタン630が押下されると、受講者用端末1120から学習管理サーバー装置1110に採点命令が与えられ、学習管理サーバー装置1110は後述する正誤判定処理を行い、正誤結果データを受講者用端末1120に送信する(ステップS1470)。受講者用端末1120は、受信した正誤結果データをディスプレイ210上に表示する(ステップS1480)。例えば、実施例1と同様に図10(b)のように表示される。
<コンテンツ出力処理>
コンテンツ出力処理(ステップS1440)は、実施例1と同様に行われる(図9(b))。
<正誤判定処理>
正誤判定処理(ステップS1470)は、実施例1と同様に行われる(図9(c))。
(2−4−3)テスト生成処理
管理者用端末1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行うテスト生成処理について図19を用いて説明する。
管理者用端末1120は、図19に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS1510)、学習管理サーバー装置1110は、前述の認証処理(ステップS1320)を行い、管理者であると認証された利用者(以下、管理者とする)に対し、認証結果を送信する(ステップS1520)。さらにテスト設定画面を生成して管理者用端末1120に送信する(ステップS1540、S1550)。管理者用端末1120は、受信した認証結果およびテスト設定画面のデータをディスプレイ210上に表示する(ステップS1530、S1560)。
管理者は表示されたテスト設定画面の各欄に設定内容(テストが出題されるカテゴリー、テストの問題数、1問あたりの点数、合格点、テスト配信期間等)を入力する。ここでは図12の内容が入力されたものとする。
図12におけるテスト設定画面800の設定ボタン810が押下されると、管理者用端末1120から学習管理サーバー装置1110に登録命令が与えられ(ステップS1570)、学習管理サーバー装置1110は設定内容をテスト情報ファイル143に記憶する(ステップS1580)。学習管理サーバー装置1110は、例えばテスト情報ファイル143の出力期間の情報を参照する、管理者または受講者からテスト生成の要求を受ける、などをトリガーとしてテスト生成処理を開始する(ステップS1590)。
<テスト生成処理>
テスト生成処理(ステップS1590)は、実施例1と同様に行われる(図11(b))。
(2−4−4)テスト出力処理・正誤判定処理
受講者用端末1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行うコンテンツ出力処理および正誤判定処理について、図20を用いて説明する。
受講者用端末1120は、図20に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS1610)、学習管理サーバー装置1110は、前述の認証処理(ステップS1320)を行い、受講者であると認証された利用者(以下、受講者とする)に対し、認証結果を送信する(ステップS1620)。さらに後述するテスト出力処理を行い、テスト出力画面用データを管理者用端末1120に送信する(ステップS1640)。受講者用端末1120は、受信した認証結果およびテスト出力画面用のデータをディスプレイ210上に表示する(ステップS1630、S1650)。
受講者は表示されたテスト出力画面を見て問題を解き、自らが正しいと考える解答を決定して解答欄に解答を入力または解答欄から解答を選択し、採点を要求する。ここでは実施例1と同様に図14(a)のテスト出力画面1000が出力され、選択肢1010のいずれかを選択し、採点ボタン1020を押下したものとする。
採点ボタン1020が押下されると、受講者用端末1120から学習管理サーバー装置1110に採点命令が与えられ、学習管理サーバー装置1110は後述する正誤判定処理を行い、正誤結果データを受講者用端末1120に送信する(ステップS1670)。受講者用端末1120は、受信した正誤結果データをディスプレイ210上に表示する(ステップS1680)。例えば、実施例1と同様に図14(b)のように表示される。
<テスト出力処理>
テスト出力処理(ステップS1640)は、実施例1と同様に行われる(図13(b))。
<正誤判定処理>
正誤判定処理(ステップS1670)は、実施例1と同様に行われる(図13(c))。
本実施形態によれば、本発明の学習管理方法を多数のクライアント端末装置上で行うことができ、特に企業等のe−ラーニングシステムに適している。
3.第3の実施形態(ネットワーク利用:情報受付・ポイント管理・外部連携)
(3−1)システムの全体構成と動作概要
図21に、本発明の一実施形態による学習管理システム1700の全体構成の一例を示す。本実施形態では、利用者からコンテンツに関する情報を受け付けることができ、利用者の行動に応じてポイントを付与することができ、外部システムと連携を行うことのできる学習管理システムについて説明する。
本実施形態は、情報受付部136、ポイント管理部137、外部連携部138、ポイント情報ファイル144をさらに有する点で第2の実施形態と異なる。制御部1711、学習管理サーバー装置1710、学習管理システム1700は、これらの点以外はそれぞれ第2の実施形態の制御部130、学習管理サーバー装置1110、学習管理システム1100と同様であり、図15と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。以下、順に説明する。
(3−1−1)情報受付部
情報受付部136は、管理者だけでなく特定の受講者(例えば当該分野でポイントが高い受講者や、管理者より承認された受講者等)もコンテンツを登録できる権限を与え、また、コンテンツに対する情報(例えば誤記、修正案)を提供できる権限を与えるためのものである。情報受付部はさらに校正受付部、解説受付部を有することが好ましい。
校正受付部は、情報受付時に誤った問題・解答・解説等が登録されることを防ぐためのものであり、情報受付部により学習管理装置が受信したコンテンツを一旦仮のコンテンツ情報ファイルに登録し、他の利用者に閲覧させることによって校正を促すものである。適切な校正を行った者(他の利用者からの評価が高い者)には後述するポイント管理部によりポイントを付与するようにしてもよい。この場合、ポイントの高い者はその校正した事項に関する専門家であると推定し、ポイントが高い順に表示するなどにより、簡易なノウフー(KnowWho)表示部としても機能する。
解説受付部は、問題の解説を受講者が補足できるようにするためのものである。受講者が解答した後の正答・解説表示画面から、その解説について補足を行えるようにすることにより、解説の充実を図ることができる。なお、補足内容の正確性を保つため次のような処理を行うようにしてもよい。
(1)補足が入力されると、管理者や前述のコンテンツ登録者グループに自動通知。
(2)管理者やコンテンツ登録者グループが補足の内容を評価し、補足として承認する場合には、補足に「承認済」の情報を付加する。
(3)補足ごとに「承認前」/「承認済」の状態を明示する。
このようにすることにより、他の受講者は、「承認済」であることを見て、補足内容の正当性を確認できる。
また、以上の情報登録の促進は例えば次のようにして行うことができる。すなわち、このような情報受付に対してポイントを付与し、ポイントランキングを表示するようにできる。さらに、ポイントを他システム(例えば人事給与システム等)の評価データと連動させるようにしてもよい。このように、管理者だけでなく、受講者もコンテンツの蓄積・改善等に参加できるようにし、かつ、ポイント等によってインセンティブを高めることで、社内全体の暗黙知を形式知化させることができる。
(3−1−2)ポイント管理部
本発明におけるポイント管理部137について説明する。ポイント管理部は、問題の正答や情報提供に対し、その内容に応じてポイントを設定し管理するものである。設定されたポイントはポイント情報ファイル144に記憶され、受講者の受講意欲、継続意欲を高めるようなインセンティブ手段またはその指標として利用される。したがってポイントは利用者の行為の内容(行動内容)に応じて重み付けすることが好ましい。例えば、重要な問題に対する解説の補足を情報提供した場合にはボーナスポイントを付与するなどがある。また、ポイント付与の多いボーナス問題がランダムまたは所定間隔で出現するようにしてもよい。解答しない限りどれがボーナスであったかどうかわからないようにされているので、学習意欲を維持できる。
また、ポイント管理部は、さらに、(1)学習項目の全体を模式図(例えばカテゴリーツリー、階段、マップ)で表し、ポイントに応じてその模式図を変化させる(例えば階段やマップを塗りつぶしていく)、または(2)ポイントが溜まると所定の画像等が表示される、などのポイント視覚化部を有していてもよい。(2)については、例えば、管理者が指定した画像を指定ポイント数で分割し、ポイントを得るごとに画像が完成に近づいて、最終的に画像を完成させるようにしてもよい。さらに、完成させた画像を壁紙として利用できるようにしてもよい。また、マラソンコースの画像が用意されていて、ポイントを得るごとにゴールに近づき、ゴールの早かった利用者のポータル場面には金銀銅などのメダルが表示されるようにしてもよい。このようなポイント視覚部によって、学習対象の全体が学べているかどうかわかりにくいという一問出題方式の問題点を解決することができ、かつ受講動機を高めることができる。なお、ポイントは利用者が消費できるようにしてもよい。
(3−1−3)外部連携部
ネットワークには、他の装置・システム(ポータル、グループウェア、スケジューラ、人事・労務管理システム、問合せ対応管理システム、文書管理システム、ワークフローシステム等)が接続され、学習管理システムとデータを送受信できるようにされていてもよい。外部連携部は、これらの外部システムとのインターフェースとなる手段であり、例えばWebサービスや、CSV等のデータをインポート・エクスポートすることなどを利用して実現できる。なおWebサービスとは、ソフトウェアの機能をネットワークを介して利用できるようにする仕組みをいい、より具体的には、XML標準技術を使って遠隔サイトのアプリケーションの機能を他のアプリケーションから利用できる仕組みのことである。一例として、インターフェースがWSDL(Web Services Description Language)で記述され、コンポーネント間の通信にSOAP(Simple Object Access Protocol)が用いられるものがある。
<ポータル、グループウェア、スケジューラ>
利用者が常時利用する(目にしている)システムをポータルと呼ぶが、これは利用者が常時利用するシステムであるから、利用者の業務内容によって異なるものの、例えばグループウェア、スケジューラなどをメインとするものが一般的である。
グループウェアは、主に情報共有を目的としたシステムであって、電子メール機能、電子掲示板機能、電子会議室機能、ワークフロー機能等を有する。
スケジューラは個人的または企業等のメンバーのスケジュールを管理するためのシステムであって、グループウェアシステムに組み込まれていることもある。
図21では、総称してグループウェア・スケジューラシステム1721として図示しており、これがポータルとして用いられる。
本発明の学習システムは、ポータル上で動作するように構成されていることが好ましい。例えば、利用者がポータルを起動すると、学習システムによって制御・表示される画面がポータル画面の一部を占めていることや、ポータル画面の一部に学習システムへのリンクが表示されていることなどが好ましい。これにより利用者が学習管理システムを利用しやすくなる。例えば図22に示すように、ポータル1800上のWebパーツ1810に毎日一問ずつ問題が表示されることが好ましい。また、Webパーツ上に過去に出題された問題の履歴を表示するようにしてもよい。これにより利用者はいつでも過去問題を復習することができる。
また、本発明の学習管理システムは、利用者のスケジューラに記憶された予定を参照し、その利用者の繁忙期等を判断して出題頻度や出題タイミングが設定されるようにしてもよい。例えば、スケジューラに登録されているスケジュール予定数によって問題またはテストを出題する・しないを判断してもよい。
また、本発明の学習管理システムは、これらのポータルの起動時または終了時に出題するなど、出題時間、出題頻度等を制御するタイミング制御部を備えていてもよい。なお、ポータルの起動時に出題する場合、ポータル側に、正誤判定部134から正解したとの情報を受信しない限り、ポータルの機能の利用制限を行う機能制限部を設けるようにしてもよい。またポータルの終了時に出題する場合は、次のように行うようにしてもよい。すなわち、ポータルが終了の命令を受けた場合、直ちに終了処理を実行することなく、
(1)本発明の学習管理システムのコンテンツ出力部に終了命令を受けているとの情報を送信し、
(2)コンテンツ出力部133はこの情報を受けて出題を行い、
(3)解答があった場合には、正誤判定部134で正誤判定を行い、出題が終了した旨の情報をポータルシステムに送信する。
(4)ポータルシステムはこの情報を受けて終了処理を行う。
これらにより、受講者に対し若干の強制力を付与することができ、受講を促進することができる。
また、ポータルが終了の命令を受けた場合、直ちに終了処理を実行することなく、本発明の学習管理システムのコンテンツ出力部に終了命令を受けているとの情報を送信し、情報受付部136は、この情報を受けて、利用者に、本日の業務内容についてコンテンツとして登録すべき情報があるか否かを確認する画面を表示するようにしてもよい。これにより、日常的にコンテンツを補充する機会を捉えることができる。
さらに、前記タイミング制御部は、スケジューラのスケジュールを参照し、スケジュールにまとまった空きがある場合、テスト出題を自動的に行うか、またはテスト出題を行うか否かの許可通知を表示するようにしてもよい。これにより、受講者の時間的な余裕に応じてテスト出題を行うことができ、効果的に受講を促進することができる。
さらに、前記タイミング制御部は、予め設定した時間や一定の時間間隔毎に出題を行うようにしてもよい。これにより、受講者や管理者が実施を希望する特定の時間や時間間隔で出題を行うことができる。
<人事・労務管理システム>
人事・労務管理システムは、人事情報、給与情報等、企業等に所属するメンバーの人事に関する情報を管理するためのシステムである。図21では人事・労務管理システム1722として図示している。
本発明の学習管理システムに記憶された成績データやポイントは、人事・労務管理システムに記憶されるようにしてもよい。
また本発明の学習管理システムは、福利厚生管理部を有していてもよい。福利厚生管理部とは、企業内等で用意されている福利厚生のメニューにポイントを利用し管理する手段である。例えば、福利厚生のメニュー毎に特定の必要ポイントが設定されており、後述するポイント情報ファイルの残ポイントがその必要ポイント以上残っている場合、人事・労務管理システムと連携して福利厚生メニューの利用を申請できるようにする。
<問合せ対応管理システム>
問合せ対応システムは、コールセンターや問合せ窓口のオペレーター等が主に利用する問合せ・回等内容を管理するシステムであり、CRM(Customer Relationship Management)システムの一部機能として実装されていることもある。図21では人事・労務管理システム1723として図示している。
本発明の学習管理システムは、問合せ対応システムのトピックに関連する問題を出題、登録する、問い合せ対応トピック抽出部を備えるようにしてもよい。例えば、外部連携部138を介して問合せ対応管理システム1723から重要度等でランク付けられた上位の問合せ内容を抽出し、その内容を登録部132に渡して、本発明におけるコンテンツとして登録することができる。より良質なコンテンツを自動的に登録することができ、管理者負担のさらなる軽減につながる。
<文書管理システム>
文書管理システムは、電子化された文書を管理するシステムである。図21では人事・労務管理システム1724として図示している。
本発明の学習管理システムは、文書管理システム(グループウェアの掲示板機能等も含む)と関連付けられていてもよく、例えば問題の解説の詳細資料を文書管理システム側に保管させることができる。あるいは、文書管理システムに記憶された社内文書・規程等から問題のヒントを自動提示するようにしてもよい。例えば、問題にも解説用の資料にもタグをつけ、これらを解析してリンクを蓄積しておくことにより、ある問題について、または解答、解説について、関連する問題や解説等を自動的に提示することができる。
<ワークフローシステム>
ワークフローシステムは、申請承認を自動化するためのシステムであり、前述のように、グループウェア、ポータルの1機能として含まれることもあるが、図21ではワークフローシステム1725として図示している。
なお、情報受付部、ポイント管理部、外部連携部は、ネットワーク接続機能を設けた上で第1の実施形態のようなスタンドアローンの装置に備えるようにしてもよい。その場合、ポイント情報ファイルは別途管理サーバー等に設けることが好ましく、例えば前述の(1−5−1)に記載したような態様であってもよい。
(3−2)ハードウェア構成
学習管理装置1710、クライアント端末装置1120ともに、ハードディスクドライブ250にインストールされるプログラムが異なる以外、第2の実施形態と同様であるため省略する。
(3−3)データ構造
利用者情報ファイル、コンテンツ情報ファイル、テスト情報ファイルは第2の実施形態と同様である。図23にポイント情報ファイル144のデータ構造を示す。
ポイント情報ファイル144は、利用者のポイント取得・利用状況を記憶しており、少なくとも利用者を識別する情報を記憶する「利用者ID」、取得した合計ポイント数を記憶する「累積ポイント」、使用したポイント数を記憶する「使用ポイント」、未使用のポイント数を記憶する「残ポイント」の各領域を有している。さらに、前述の、問題のカテゴリー毎に取得したポイント数を記憶する領域として「カテゴリーポイント」を有していてもよい。カテゴリーポイントは、結果を複数記憶することができ、例えば図23では利用者(ID10011)は、カテゴリー322で100ポイント、カテゴリー323で135ポイントを取得している例を示す。カテゴリーポイントの値はそのカテゴリーについての詳しさを表すと推定でき、簡易KnowWho機能のための基準値として用いることができる。
(3−4)処理
登録処理、コンテンツ出力処理・正誤判定処理、テスト生成処理は第2の実施形態と同様である。ここでは情報受付処理、ポイント管理処理、外部連携処理について説明する。
(3−4−1)情報受付処理
クライアント端末装置1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行う情報受付処理について図24を用いて説明する。なお、ここでは外部連携部138を介してワークフローシステム1725を連携させた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
クライアント端末装置1120は、図24に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS1910)、学習管理サーバー装置1110は、後述する認証処理(ステップS1320)を行い、認証された利用者に対し、認証結果を送信する(ステップS1920)。さらに情報登録欄を生成してクライアント端末装置1120に送信する(ステップS1940、S1950)。クライアント端末装置1120は、受信した認証結果および情報登録欄のデータをディスプレイ210上に表示する(ステップS1930、S1960)。
情報提供者は表示された情報登録欄に登録したい情報(コンテンツに対する情報、解答または解説についての誤記、修正案または補足案等)を入力する。
登録画面の登録ボタンが押下されると、クライアント端末装置1120から学習管理サーバー装置1110に登録命令が与えられ、学習管理サーバー装置1110は、ハードディスクドライブ250の仮コンテンツ情報ファイル(図示せず)やメモリに記憶するなどして、受信された情報を一旦記憶する(ステップS1980)。学習管理サーバー装置1110はこの情報提供者の利用者IDをWebサービス等を利用してワークフローシステム1725に渡して(図示せず)、情報登録に必要な承認ルートを確定させ、情報承認欄を生成し、承認ルートにおいて最初の承認者の端末装置に仮に登録された情報を服務情報承認欄を送信し、画面表示する(ステップS1990、S1995)。最初の承認者(コンテンツ登録者グループの1人であってもよい)の端末装置の画面に承認依頼と承認対象の仮登録情報が表示されると、最初の承認者は、情報の承認当否を決定する。ここでは承認したものとする。承認指示はワークフローシステム1725に渡され(図示せず)、記憶されている承認ルートデータに基き承認処理がなされ、その承認が最終承認であったか否かが判定され、最終承認でない場合には、次の承認者の端末装置に仮登録情報が画面表示される。最終承認がなされた場合にはワークフローシステム1725から最終承認がなされた旨のデータが学習管理装置1110に渡され、学習管理装置1110は後述するコンテンツ登録処理を開始して仮登録情報をコンテンツ情報ファイル142に記憶する(ステップS1390)。仮コンテンツ情報ファイル(図示せず)を作成している場合には、このファイルから当該仮登録情報を削除する。
<認証処理>
認証処理(ステップS1320)は、実施例2と同様に行われる。
<コンテンツ登録処理>
コンテンツ登録処理(ステップS1390)は、実施例2と同様に行われる。
校正受付処理は、最終承認された校正情報が、先に登録された情報に上書き登録されること、校正の履歴が別途記憶部1712によって記憶(版管理)されていてもよいこと以外は、前記情報受付処理と同様である。解説受付処理は前記情報受付処理と同様である。
(3−4−2)ポイント管理処理
クライアント端末装置1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が行うポイント管理処理について図25を用いて説明する。
(a)ポイント登録
クライアント端末装置1120によって、コンテンツの登録など何らかの処理(利用者の行為)が行われる(ステップS2010)。このような処理が行われると(イベントが発生すると)、その処理に伴い学習管理サーバー装置1110にデータを送信する際、あるいはクライアント端末装置1120が有する監視部(具体的には例えばクライアントプログラム、Webブラウザ上で動作するアプレット等)が自動的に、その処理の内容(処理内容、処理を行った者のID等)に関するデータを学習管理サーバー装置1110に送信する(ステップS2030)。なお予め利用者IDが送信され後述の認証処理が行われている(ステップS2020、S1320)。学習管理サーバー装置1110は、ポイント管理部137により、処理の内容と対応するポイントとが設定された図26に示すようなポイントリストに基いて所定ポイントを計算する(ステップS2040)。計算されたポイントはハードディスクドライブ250のポイント情報ファイル144に記憶される(ステップS2050)。登録されたポイントはクライアント端末装置1120に送信され、表示される(ステップS2060、2070)。
(b)ポイント利用
クライアント端末装置1120よりポイント照会またはポイント利用の要求が行われると(ステップS2110)、学習管理サーバー装置1110は後述の認証処理を行った後(ステップS1320)、ポイント管理部137により、照会等の対象となるポイントをポイント情報ファイル144より抽出し(ステップS2140)、抽出したポイント(残存ポイント)を表示するためのデータや、ポイントの利用に用いるポイント利用欄を表示するためのデータをクライアント端末装置1120に送信する(ステップS2150)。クライアント端末装置1120は受信したデータを画面表示(ステップS2160)し、利用者はこの画面よりポイントを確認または消費して各種処理を行う(例えば福利厚生処理に利用)。クライアント端末装置1120はこの処理で利用したポイント消費量を計算しまたは処理内容をそのまま送信する(ステップS2170)。送信されたポイント消費量、または処理内容から計算されるポイント消費量に基いてポイントが再計算され、ポイント情報ファイル144に記憶(更新)される(ステップS2180、S2190)。残存ポイントはクライアント端末装置1120に送信され、表示される(ステップS2191、S2192)。
<認証処理>
認証処理(ステップS1320)は、実施例2と同様に行われる。
(3−4−3)外部連携処理
外部連携処理は、外部システム(ポータル、グループウェア、スケジューラ、人事・労務管理システム、問合せ対応管理システム、文書管理システム、ワークフローシステム等)での処理結果を受け、Webサービス等を介して本発明の学習管理システムとの連携を図る処理である。
管理者用端末1120および学習管理サーバー装置1110のCPU230が、問合せ対応管理システム1723と連携して行う外部連携処理について図27を用いて説明する。
管理者用端末1120は、図27に示すように、学習管理サーバー装置1110に認証要求を行い(ステップS2210)、学習管理サーバー装置1110は、後述する認証処理(ステップS1320)を行い、管理者であると認証された利用者(以下、管理者とする)に対し、認証結果を送信する(ステップS2220)。管理者用端末1120は、受信した認証結果をディスプレイ210上に表示する(ステップS2230)。
学習管理サーバー装置1110は、随時または所定のタイミングで、問合せ対応管理システム1723に対し新たな問合せ内容が登録されたか否か等の照会を行う(ステップS2250)。なお問合せ対応管理システム1723は、例えば企業のヘルプデスクで用いられるものであり、管理者用端末1120および学習管理サーバー装置1110の動作とは無関係に、問合せ対応業務の進捗に従い随時新たな問合せ対応の内容が登録されるものである(ステップS2240)。
問合せ対応管理システム1723は学習管理サーバー装置1110からの照会要求を受けて、問合せ対応の内容についての重要度ランク(例えば、問合せ頻度が高い内容については重要度ランクの評価が高い)の一覧を送信する。
学習管理サーバー装置1110は、予め設定された重要度ランク以上のものを自動的に登録するようにしてもよいし(図示せず)、管理者用端末1120に送信して、管理者やコンテンツ登録者グループに登録是非を判断させ、かつ、問題、正答、解説といった形式に整形させるようにしてもよい。本実施形態では管理者用端末に送信する形態を説明する。管理者が重要度ランク一覧を確認し、登録したい内容について抽出指示を行うと、管理者用端末1120は学習管理サーバー装置1110にこの指示に基づいた抽出要求を送信する(ステップS2270)。学習管理サーバー装置1110は問合せ対応管理システム1723に抽出要求を送信し、問合せ対応管理システム1723はこれに従って問い合わせ対応の内容を抽出し、学習管理サーバー装置1110に送信する(ステップS2280)。学習管理サーバー装置1110は管理者用端末1120にこの内容を送信し、別途コンテンツ登録欄を生成・送信する(ステップS2290、S2291)。管理者は管理者用端末1120においてコンテンツ登録欄に合うように問合せ対応の内容を整形し、コンテンツとして学習管理サーバー装置1110に送信する(ステップS2292、S2293)。学習管理サーバー装置1110は送信された問合せ内容に基づくコンテンツについて後述するコンテンツ登録処理を開始する(ステップS1390)。
<認証処理>
認証処理(ステップS1320)は、実施例2と同様に行われる。
<コンテンツ登録処理>
コンテンツ登録処理(ステップS1390)は、実施例2と同様に行われる。
本実施形態によれば、情報受付部とポイント管理部により、受講、コンテンツ蓄積のインセンティブがさらに強化される。また、外部システム連携部により、社内等に存在する他のシステムとの効果的な連携により、よりいっそうの受講および運用のインセンティブを高めることができる。したがって、受講者、管理者の両者を積極的に関与させた、全員参加型のe−ラーニングシステムを構築することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限るものではなく、例えば論理回路等のハードウェアで実現してもよい。本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したものに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
なお、本発明における各部、ファイル、テーブルは、その機能、データが論理的に区別されていることを示すものであって、物理上または事実上は同一の領域にあってもよいし、異なった領域であってもよく、特に限定するものではない。
また、前述の記憶媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウェア、拡張ボード等の機能とともに、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述の実施形態の範囲に含まれる。
本発明は、企業、学校等の組織内における学習手段として利用することができる。また、広く一般に学習手段を提供するため、ASP(Application Service Provider)やSaaS(Software as a Service)といった形態での学習サービスに利用することができる。
100 学習管理装置
110 入力部
120 出力部
130 制御部
131 利用者認証部
132 登録部
133 コンテンツ出力部
134 正誤判定部
135 テスト生成部
136 情報受付部
137 ポイント管理部
138 外部連携部
140 記憶部
141 利用者情報ファイル
142 コンテンツ情報ファイル
143 テスト情報ファイル
144 ポイント情報ファイル
200 コンピューター
210 ディスプレイ
220 キーボード/マウス
230 CPU
250 ハードディスクドライブ
252 学習管理プログラム
270 通信装置
1100 学習管理システム
1110 学習管理サーバー装置
1120 クライアント端末装置
1130、1140、1150、1160 ネットワーク

Claims (12)

  1. 1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、コンピューターに、
    前記コンテンツを1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
    前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
    前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  2. 利用者IDの入力を受け付けて利用者認証を行い、該利用者認証の結果に応じて、
    1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、および記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、学習管理装置であって、
    前記学習管理装置は、
    入力部と、出力部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部で受け付けた前記利用者IDの認証を行う利用者認証部と、
    前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記管理者のIDであると認証された場合、前記コンテンツを入力させる欄を1つのみ設けたコンテンツ登録画面を前記出力部から出力し、前記入力部から前記コンテンツの入力を1つのみ受け付け、受け付けた該コンテンツを前記記憶部に記憶する登録部と、
    前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記受講者のIDであると認証された場合、所定のタイミングで、前記記憶部に記憶された前記問題を1つのみ表示する欄と該問題に対する解答を入力させる欄とを設けたコンテンツ出力画面を前記出力部に出力するコンテンツ出力部と、
    入力された前記解答と前記記憶部に記録された前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定部と、
    を備えることを特徴とする学習管理装置。
  3. ネットワークを介してクライアント端末装置と通信可能な学習管理サーバー装置であって、
    前記学習管理サーバー装置は、
    前記クライアント端末装置から利用者IDを受信して利用者認証を行い、該利用者認証の結果に応じて、
    該クライアント端末装置から1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツを受信して該コンテンツを記憶し、および記憶された該問題を該クライアント端末装置に送信し、該クライアント端末装置から該問題に対する解答を受信して該解答の正誤を判定するものであって、
    送受信部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記送受信部で受信した前記利用者IDの認証を行う利用者認証部と、
    前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記管理者のIDであると認証された場合、前記コンテンツを入力させる欄を1つのみ設けたコンテンツ登録画面を前記送受信部から送信し、前記送受信部から前記コンテンツを1つのみ受信し、受信した該コンテンツを前記記憶部に記憶する登録部と、
    前記利用者認証部によって、前記利用者IDが前記受講者のIDであると認証された場合、所定のタイミングで、前記記憶部に記憶された前記問題を1つのみ表示する欄と該問題に対する解答を入力させる欄とを設けたコンテンツ出力画面を前記出力部に出力するコンテンツ出力部と、
    入力された前記解答と前記記憶部に記録された前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定部と、
    を備えることを特徴とする学習管理サーバー装置。
  4. 前記クライアント端末装置と、該クライアント端末装置とネットワークを介して通信可能な請求項3に記載の学習管理サーバー装置と、を備えた学習管理システム。
  5. 前記学習管理システムがWebシステムで構成されており、Webページ中に広告を表示する広告表示部を備えることを特徴とする請求項4に記載の学習管理システム。
  6. 利用者IDの入力を受け付け、1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定し、かつ管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報を記憶する、コンピューターに、
    前記利用者IDと前記利用者情報を比較し認証を行う利用者認証機能と、
    前記利用者認証の結果に応じて、前記コンテンツを1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
    前記利用者認証の結果に応じて、所定のタイミングで前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
    前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  7. 前記コンピューターに、さらに、
    複数の前記コンテンツから前記問題を抽出し、複数の該問題を含んでなるテストを生成するテスト生成機能と、
    を実現させるための請求項6記載のプログラム。
  8. 前記コンピューターに、さらに、
    前記利用者認証の結果に応じて、前記登録機能とは別に前記コンテンツまたは前記コンテンツに関する情報を受け付ける情報受付機能と、
    を実現させるための請求項6または7記載のプログラム。
  9. 前記コンピューターに、さらに、
    前記利用者IDにおける行動内容に応じて所定ポイントを生成しおよび消費させ、該ポイントに関する情報を該利用者IDに関連付けて記憶するポイント管理機能と、
    を実現させるための請求項6〜8のいずれかに記載のプログラム。
  10. 前記コンピューターに、さらに、
    他の装置またはシステムとネットワークを介して通信可能とする外部連携機能と、
    を実現させるための請求項6〜9のいずれかに記載のプログラム。
  11. 1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツの入力を受け付けて該コンテンツを記憶し、かつ記憶された該問題を出力し該問題に対する解答の入力を受け付けて該解答の正誤を判定する、コンピューターに、
    問合せ対応管理システムとネットワークを介して通信可能とし、問合せ対応の内容抽出要求を行う外部連携機能と、
    前記問合せ対応の内容に基づくデータを前記コンテンツとして1つのみ受け付けて記憶する登録機能と、
    前記問題を1つのみ出力するコンテンツ出力機能と、
    前記解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 入力部と、出力部と、制御部と、管理者と受講者との識別が可能な情報を含む利用者情報および前記コンテンツを少なくとも記憶する記憶部とを備えた、コンピューターにおける学習管理方法であって、
    前記制御部が、前記入力部から利用者IDの入力を受け付け、該利用者IDと前記利用者情報を比較し認証を行う利用者認証ステップ、
    前記制御部が、前記利用者認証の結果に応じて、1の問題と該問題に対する1の正答とを含むコンテンツを1つのみ受け付けて前記記憶部に記憶する登録ステップ、
    前記制御部が、前記利用者認証の結果に応じて、所定のタイミングで、記憶された前記問題を1つのみ前記出力部に出力するコンテンツ出力ステップ、
    出力した前記問題に対する解答の入力を受け付け、該解答と前記正答とを比較し該解答の正誤を判定する正誤判定ステップ、
    を含むことを特徴とする学習管理方法。
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