JP2011075968A - 偏光変換素子及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の偏光変換素子は、入射光を集光するレンズ層11と、レンズ層11で集光された入射光の一方の偏光成分を透過すると共に、他方の偏光成分を反射する偏光分離層12と、偏光分離層12で反射された入射光の他方の偏光成分を反射する反射層14と、偏光分離層12と反射層14との間に設けられると共に、入射光の偏光方向を回転させる位相差フィルム13と、を具備し、位相差フィルム13は、偏光分離層12で反射された入射光の他方の偏光成分及び反射層14で反射された入射光の他方の偏光成分の偏光方向を回転して一方の偏光成分に変換することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
Hf=(f+R/2)…式(1)、f=R/(n−1)…式(2)
(式(1)及び式(2)において、Hfは理想的なレンズ層の厚み、fは集光層の焦点距離、Rは曲面の曲率半径、nは集光層の屈折率を表す。)
図1は、本実施の形態に係る偏光変換素子1を示す模式的な断面図である。本実施の形態に係る偏光変換素子1は、光源側に配置され、入射光を集光するレンズ層11と、このレンズ層11と対向するように配置され、レンズ層11で集光された入射光の一方の偏光成分を透過し、他方の偏光成分を反射する偏光分離層12と、を備える。レンズ層11と偏光分離層12との間には、偏光分離層12で反射された入射光の偏光方向を回転させる位相差フィルム13が介設されている。レンズ層11と位相差フィルム13との間には、位相差フィルム13で偏光方向が回転された入射光を反射する反射層14が形成されている。
偏光変換素子1に照射された光は、レンズ層11の入光面側に形成されたレンズ15によって反射層14の開口部18に向けて集光される。集光された入射光は、反射層14の開口部18を透過し、位相差フィルム13を介して偏光分離層12に透過する。偏光分離層12では、入射光の一方の偏光成分は透過されて出光され、他方の偏光成分が反射層14へ向けて反射される。
Hf=(f+R/2)…式(1)、f=R/(n−1)…式(2)
(式(1)及び式(2)において、Hfは理想的なレンズ層11の厚み、fはレンズ15の焦点距離、Rはレンズ15の曲率半径、nはレンズ層11の屈折率を表す。)
レンズ層11のレンズ15は、Niなどで形成されたレンズ金型を用い、熱可塑性樹脂などに熱プレスによって成形することができる。熱プレス時の温度は、例えば、120℃で成形することができる。プレス圧は、例えば、40kg/cm2で成形することができる。次いで、レンズ層11の厚さHを調整してレンズ層11を作製する。
レンズ層11の材料にはPMMA(n=1.49)を使用した。次いで、ピッチ幅Pが0.5mm、曲率半径Rが0.5mmのレンズ金型を用い、プレス温度120℃、プレス圧力40kg/cm2の条件でレンズ層11の一方の主面に熱プレス形成してレンズ15を形成した。レンズ15は、レンチキュラーレンズ形状であった。このレンズ層11を厚みHが0.8mmになるように形成し、レンズ層11(Hf=1.27)を作製した。
分光光度計(島津製作所社製、UV3150)を使用して、波長550nmにおける透過率、反射率など、各種分光特性を評価した。分光光度計の光源が偏光性を有することを考慮し、以下のようにして透過率を測定した。入射光及びリファレンス光のそれぞれに対して反射型偏光フィルムをMD方向(P偏光成分)、TD方向(S偏光成分)に挿入し、個別にベースラインを作成して透過率を測定し、透過率=(MD+TD)/2として算出した。結果を表1に示す。
レンズ層11の厚みHが1.0mm、層間距離1.0mm、反射層14の反射面比率が63.0%とした以外は、実施例1と同様にして偏光変換素子1を作製して各種分光特性を測定した。偏光変換素子1の厚さは2.0mmであった。結果を表1に示す。
レンズ層11の厚みHが1.3mm、層間距離1.3mm、反射層14の反射面比率が79.0%とした以外は、実施例1と同様にして偏光変換素子1を作製して各種分光特性を測定した。偏光変換素子1の厚さは2.6mmであった。結果を表1に示す。
レンズ層11の厚みHが0.13mm、層間距離0.1mm、曲率半径Rが0.05mm、ピッチ幅Pが0.1mm、反射層14の反射面比率が79.0%とした以外は、実施例1と同様にして偏光変換素子1(Hf=0.13)を作製して各種分光特性を測定した。偏光変換素子1の厚さは0.23mmであった。結果を表1に示す。
(実施例5)
レンズ層11の厚みHが1.0mm、層間距離1.0mm、曲率半径Rが0.4mm、ピッチ幅Pが0.222mm、反射層14の反射面比率が85.0%、レンズ15をマイクロレンズアレイ形状とした以外は、実施例1と同様にして偏光変換素子1(Hf=1.02)を作製して各種分光特性を測定した。偏光変換素子1の厚さは2.0mmであった。結果を表1に示す。
11 レンズ層
12 偏光分離層
13 位相差フィルム
14 反射層
15 レンズ
16 基材
17 金属ワイヤ
18 開口部
21 光源
22 偏光ビームスプリッタ
23 LCOS
24 投射レンズ
31 LED光源
32 フレネルレンズ
Claims (15)
- 入射光を集光する集光層と、
前記集光層で集光された前記入射光の一方の偏光成分を透過すると共に、他方の偏光成分を反射する偏光分離層と、
前記偏光分離層で反射された前記入射光の他方の偏光成分を反射する反射層と、
前記偏光分離層と前記反射層との間に設けられると共に、前記入射光の偏光方向を回転させる偏光回転層と、を具備し、
前記偏光回転層は、前記偏光分離層で反射された前記入射光の他方の偏光成分及び前記反射層で反射された前記入射光の他方の偏光成分の偏光方向を回転して前記一方の偏光成分に変換することを特徴とする偏光変換素子。 - 前記集光層は、一方の主面に少なくとも1つの曲面が形成されると共に、前記集光層の理想厚さHfを下記関係式(1)及び下記関係式(2)で表わした場合において、前記偏光分離層と前記反射層との間の距離Lが0.3Hf以上であり、前記集光層の厚さHが0.5Hfから1.5Hfの範囲であることを特徴とする請求項1記載の偏光変換素子。
Hf=(f+R/2)…式(1)、f=R/(n−1)…式(2)
(式(1)及び式(2)において、Hfは理想的なレンズ層の厚み、fは集光層の焦点距離、Rは曲面の曲率半径、nは集光層の屈折率を表す。) - 前記偏光回転層が、広帯域1/4波長位相差フィルムであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の偏光変換素子。
- 前記偏光回転層が少なくとも1枚の1/4波長位相差フィルムと少なくとも1枚の1/2位相差フィルムとが設けられてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の偏光変換素子。
- 前記偏光分離層は、ワイヤグリッド偏光板であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏光変換素子。
- 前記偏光分離層は、複屈折材料を有する多層フィルムであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏光変換素子。
- 前記反射層は、前記集光層の前記曲面と反対側の主面に金属で形成され、前記集光面側から前記反射層にレーザ光を入射して形成される開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の偏光変換素子。
- 総膜厚が3mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の偏光変換素子。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子を備えたことを特徴とする偏光光源装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子と、前記偏光変換素子の入光面側に配置されるレンズと、を具備することを特徴とする偏光光源装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子と、前記偏光変換素子の出光面側に配置されるレンズと、を具備することを特徴とする偏光光源装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子と、前記偏光変換素子の出光面側に配置される吸収型偏光フィルムと、を具備することを特徴とする偏光光源装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子から出光した偏光を用いることを特徴とする投射型表示装置。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載の偏光変換素子から出光した偏光を用いることを特徴とする直視型ディスプレイ。
- 請求項9から請求項12のいずれかに記載の偏光光源装置をバックライトに用いたことを特徴とする液晶表示装置。
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JP2009229275A JP2011075968A (ja) | 2009-10-01 | 2009-10-01 | 偏光変換素子及びそれを用いた液晶表示装置 |
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