JP2011075170A - 空気調和機 - Google Patents

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大 波多野
Masayuki Ishizeki
昌幸 石関
Masahiro Hiura
真広 日浦
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Abstract

【課題】塵埃除去ユニットに異常が発生した場合であっても、その後、安定した空調運転を実現することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】室内空気が流入する吸入部10から流入する塵埃を捕集するエアフィルタ15と、このエアフィルタ15に付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニット20とを備えた空気調和機ACにおいて、塵埃除去ユニット20を制御する自動掃除制御部35は、塵埃除去ユニット20を、所定の待機位置からエアフィルタ15の空気流入側を往復移動させることにより、エアフィルタ15に付着した塵埃を取り除くと共に、移動中に塵埃除去ユニット20に異常が発生した場合、待機位置に戻す待避動作を実行する。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内空気が流入する吸入部と、この吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニットとを備えた空気調和機に関する。
従来のこの種の空気調和機は、例えば特許文献1に示されるような天井埋込型空気調和機がある。この場合空気調和機のユニット(室内ユニット)は被調和室内の天井内部に収納され、このユニット内には熱交換器と送風機が取り付けられている。この熱交換器は、室外に設置されたユニット(室外ユニット)と所定の冷媒回路を構成し、冷房/ドライ/暖房作用を発揮する。そして、送風機によって被調和室内の空気を吸引し、熱交換器と熱交換させた後、吹出口から被調和室内に吹き出して空調するものである。
ここで、ユニット内には、室内空気が吸引されることから、当該室内空気中に浮遊する塵埃がユニット内に侵入することを防止するため、室内ユニットの吸入部には、当該塵埃を捕集するためのエアフィルタが設けられている。
空気調和装置の運転によって、エアフィルタには、捕集された塵埃が蓄積される。エアフィルタに付着した塵埃は、室内空気の流通抵抗を増加させるため、また、当該蓄積された塵埃によるカビの発生を防止するため、定期的なメンテナンス作業が必要とされる。
しかしながら、天井など高所に設けられた室内ユニットのエアフィルタのメンテナンス作業は煩雑な作業が伴うため、その清掃性が悪い。そこで、上述した如き特許文献1には、回転ブラシを備えた清掃装置をエアフィルタの面に沿って往復移動させることにより、エアフィルタに付着した塵埃の除去処理を行っていた。
2008−175486号公報
しかしながら、上述した如き特許文献1に示される構成では、清掃装置を構成するブラシが回転していないなどの異常を検知することができず、実際にブラシが回転していない場合であっても、回転したものとしてエアフィルタの清掃が行われたものと判断してしまう不都合がある。
また、清掃装置を往復移動中に、エアフィルタの面に付着した異物等によって、当該往復動作が阻害されたしまった場合には、清掃動作を継続することができず、清掃動作を終了してしまい、以後、通常の空調運転が行われてしまう。
この場合、清掃装置がエアフィルタの室内空気吸入部に滞留してしまうことから、円滑に室内空気を室内ユニット内に吸入することができず、安定した空調運転の妨げとなってしまう問題があった。
本発明は従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、塵埃除去ユニットに異常が発生した場合であっても、その後、安定した空調運転を実現することができる空気調和機を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室内空気が流入する吸入部と、この吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニットとを備えたものであって、塵埃除去ユニットを制御する制御手段を備え、この制御手段は、塵埃除去ユニットを、所定の待機位置からエアフィルタの空気流入側を往復移動させることにより、このエアフィルタに付着した塵埃を取り除くと共に、移動中にこの塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、待機位置に戻す待避動作を実行することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記において、制御手段は、塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、所定の警報を発生することを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、塵埃除去ユニットは、ブラシと、このブラシを回転させるブラシ回転手段と、ブラシを往復移動させるブラシ移動手段と、ブラシの回転を検出するブラシ回転検出手段を有すると共に、制御手段は、ブラシの移動を検出する移動検出手段を有し、この移動検出手段及びブラシ回転検出手段の出力に基づいて塵埃除去ユニットの異常を検知することを特徴とする。
本発明によれば、室内空気が流入する吸入部と、この吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニットとを備えた空気調和機において、塵埃除去ユニットを制御する制御手段を備え、この制御手段は、塵埃除去ユニットを、所定の待機位置からエアフィルタの空気流入側を往復移動させることにより、このエアフィルタに付着した塵埃を取り除くと共に、移動中にこの塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、待機位置に戻す待避動作を実行することにより、異常が発生した塵埃除去ユニットがエアフィルタの空気流入側に滞留してしまい、その後、空調運転が行われた場合に、当該塵埃除去ユニットが吸込口における空気流入の抵抗となってしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
これにより、塵埃除去ユニットのメンテナンスが終了するまでの間であっても、円滑な空調運転を実現することが可能となり、塵埃除去ユニットを設けたことによる不具合を解消することができる。
請求項2の発明によれば、上記において、制御手段は、塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、所定の警報を発生することにより、使用者に塵埃除去ユニットに異常が発生したことを早期に報知することが可能となる。これにより、メンテナンス等を促すことが可能となり、円滑な使用を実現することができる。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、塵埃除去ユニットは、ブラシと、このブラシを回転させるブラシ回転手段と、ブラシを往復移動させるブラシ移動手段と、ブラシの回転を検出するブラシ回転検出手段を有すると共に、制御手段は、ブラシの移動を検出する移動検出手段を有し、この移動検出手段及びブラシ回転検出手段の出力に基づいて塵埃除去ユニットの異常を検知することにより、使用者にブラシ移動手段に異常が発生したことやブラシの回転に異常が発生したことを早期に報知することが可能となる。これにより、メンテナンス等を促すことができ、安定した使用を実現することができる。
本発明を適用した空気調和機の利用側ユニットの概略構成図である。 塵埃除去ユニットの運転制御を説明するブロック図である。 塵埃除去ユニットの運転制御のフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明を適用した空気調和機ACの利用側ユニット(室内ユニット)Aの概略構成図、図2は塵埃除去ユニット20の運転制御を説明するブロック図を示している。本実施例における空気調和機ACは、被調和室1内の天井に配設される利用側ユニットAと、室外に配設される図示しない熱源側ユニットとから構成されている。この熱源側ユニットには、圧縮機、熱源側熱交換器などが配設されている。
本実施例における利用側ユニットAは板金製の本体2内には、室内空気と冷媒との間で熱交換を行なう利用側熱交換器(室内側熱交換器)3、3と、室内空気を本体2内に吸込み送り出す送風機6を内蔵して構成されており、被調和室1の天井面を塞ぐように天井内部に嵌め込まれている。
被調和室1の天井面と略面一となる本体2の下面には、天面パネル7が設けられる。この天面パネル7の下面中央には、被調和室1内の空気を本体2内に吸い込む吸込口8が形成された吸込グリル9により形成された空気吸入部10が構成されている。この吸込グリル9は、図示しない昇降手段によって昇降可能とされている。また、この吸込グリル9の近傍には、当該吸込グリル9の開閉を検出する手段、即ち、所定の空調運転位置とされているか否かを検出するグリルセンサ12(図2参照)が設けられている。そして、この空気吸入部10の両側方には、吹出口11、11が形成されている。
この本体2内には吸込口9に対向して、空気吸入部10から本体2内に流入する塵埃を捕集するエアフィルタ15が設けられている。また、本体2内には、天面パネル7上に設けられて、当該エアフィルタ15を囲繞する図示しない枠体が設けられており、当該枠体にエアフィルタ15に付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニット20が設けられている。
エアフィルタ15と吸込グリル9との間には、所定の間隔が形成されており、当該間隔に塵埃除去ユニット20が配設されている。この塵埃除去ユニット20は、ブラシ21と、当該ブラシ21を回転駆動させるブラシ回転モータ(ブラシ回転手段)22と、当該塵埃除去ユニット20自体をエアフィルタ15の一側(所定待機位置)から他側(エアフィルタ15の空気流入側)に往復移動させるブラシ移動モータ(ブラシ移動手段)23と、前記ブラシ21の回転を検出するブラシ回転センサ(ブラシ回転検出手段)24とを備えている。
ブラシ21は、略円筒状を呈しており、エアフィルタ15の一側にて長手方向に延在して構成される。このブラシ21は、断面略中央に位置し、長手方向に延在する回転軸を備えており、ブラシ回転モータ22によって、当該回転軸が回転駆動させる。これにより、エアフィルタ15に捕集された塵埃を掃き取る。当該ブラシ21の端部に、ブラシ21自体の回転を検出するブラシ回転センサ24が取り付けられており、本実施例では、フォトセンサにより構成されている。
当該塵埃除去ユニット20は、これに備えられた駆動軸が枠体の対向する辺の間に渡って架設されており、当該駆動軸は、上記ブラシ移動モータ23により回転駆動される。この駆動軸により回転駆動される図示しないギアが設けられており、当該ギアは、枠体に形成される駆動用ラックギアと係合される。係る構成により、ブラシ移動モータ23による駆動軸の正転によって回転されるギアがラックギアと歯合してエアフィルタ15の一側(所定待機位置)から他側(エアフィルタ15の空気流入側)方向に移動する。他方、ブラシ移動モータ23による駆動軸の逆転によって回転されるギアがラックギアと歯合して他側から一側(所定待機位置)方向に移動する。
本実施例では、エアフィルタ15(枠体に形成されるラックギア)の一側を塵埃除去ユニット20の待機位置とし、塵埃除去ユニット20が当該待機位置にある場合、係る塵埃除去ユニット20が吸込口8からの室内空気の流入に影響を与えない位置とする。また、係る位置には、待機位置にある塵埃除去ユニット20が当接するブラシ待機位置スイッチ(待機位置検出手段)25が設けられている。
他方、当該待機位置と対向するエアフィルタ15の他側(枠体に形成されるラックギアの他側)は、塵埃除去ユニット20が移動可能とするリミット位置とし、当該位置には、吸込口8からの室内空気の流入に影響を与えない場所に塵埃除去ユニット20により除去された塵埃などを一時的に貯留するダストボックス(捕集部)30が設けられている。
当該ダストボックス30に、塵埃除去ユニット20が当接することにより、ブラシ21がダストボックス30内に位置し、ここで、ブラシ21が回転することにより、ブラシ21に捕集された塵埃が当該ダストボックス30内に貯留される構成とされる。尚、当該ダストボックス30は、上記昇降手段によって吸込グリル9を降下させ、開放することで外部に取り外し可能とされ、これによって、ダクトボックス30内の塵埃を廃棄処理することができる。
そして、この塵埃除去ユニット20がダストボックス30に当接する位置には、係る位置にある塵埃除去ユニット20が当接するブラシリミットスイッチ(リミット位置検出手段)26が設けられている。
次に、図2のブロック図を参照して、塵埃除去ユニット20の運転制御について説明する。利用側ユニットAは、本体2内に各運転制御を行うための主制御部32を備えている。この主制御部32は、汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、自動掃除制御部(制御手段)35と通信可能に接続されている。この自動掃除制御部35は、時限手段としてのタイマを備えた汎用のマイクロコンピュータにより構成されており、その入力側には、グリルセンサ12と、ブラシ回転センサ24と、ブラシ待機位置スイッチ25と、ブラシリミットスイッチ26等が接続されており、出力側には、ブラシ回転モータ22、ブラシ移動モータ23及び警報手段としてのLEDからなる表示器36等が接続されている。
この表示器36は、例えば、青色LED36B、黄色LED36Y及び赤色LED36R等を備えている。本実施例では、青色LED36Bは、塵埃除去ユニット20による掃除動作中であることを報知し、黄色LED36Yは、ダストボックス30内の塵埃が満状態であることを報知し、赤色LED36Rは、吸込グリル9及びブラシ21の異常を報知する。
また、主制御部32と通信可能に設けられるは、リモートコントローラ(リモコン)33と通信可能とされている。当該リモコン33は、主制御部32の温度設定などの種々の設定を行うことができると共に、本実施例では、塵埃除去ユニット20を手動で動作させるための掃除スイッチやダストボックス30内の塵埃を処理した後に操作するリセットスイッチなどが設けられている。
以上の構成により、塵埃除去ユニット20の運転制御について図3のフローチャートを参照して説明する。先ず、自動掃除制御部35は、ステップS1において主制御部32からエアフィルタ15の清掃指示があったか否かを判断する。主制御部32にリモコン33からのエアフィルタ15の掃除スイッチが操作され、当該清掃指示がされた場合には、主制御部32から自動掃除制御部35にエアフィルタ15の掃除指示が成される。
この場合、ステップS2に進み、自動掃除制御部35は、吸込グリル9が開放されているか否かを判断する。グリルセンサ12の検出出力に基づき、吸込グリル9が閉じられて所定の空調運転位置とされている場合には、ステップS3に進む。尚、グリルセンサ12の検出出力に基づき、吸込グリル9が開放されていることを検出した場合には、ステップS4に進み、赤色LED36Rを点灯し、使用者に吸込グリル9が開いていることを報知する。
次に、自動掃除制御部35は、ステップS3にてブラシ待機位置スイッチ25がONとされているか否かを判断する。通常、前回のエアフィルタ15の掃除が終了した状態では、塵埃除去ユニット20は、待機位置にある。ブラシ待機位置スイッチ25がONとされている場合には、ステップS5に進み、以降エアフィルタ15の掃除運転を実行する。
ここで、ステップS3において、前回のエアフィルタ15の掃除が適切な状態で終了しなかった場合や、他の原因によって塵埃除去ユニット20がブラシ待機位置にない場合には、自動掃除制御部35はステップS15に進む。このステップS15において、自動掃除制御部35は、ブラシ移動モータ23を逆転させて塵埃除去ユニット20をエアフィルタ15の待機位置とは反対側の他側(エアフィルタ15の空気流入側)からエアフィルタ15の一側に相当する待機位置に移動(ブラシ復路移動)させる。尚、当該ブラシ移動モータ23は、係る復路移動によって塵埃除去ユニット20がブラシ待機位置スイッチ25をONすることにより停止する。
自動掃除制御部35は、ステップS15におけるブラシ移動モータ23を逆転させた後、ステップS16に進み、当該逆転させてから所定の復路所要時間(少なくとも、ブラシリミット位置からブラシ待機位置に移動するまでに必要とされる時間よりも所定時間長い待機時間)が経過したか否かを判断する。当該復路所要時間の経過前にブラシ待機位置スイッチ25がONされた場合には、ステップS3を経て上記同様ステップS5に進む。
他方、何らかの原因、例えば当該塵埃除去ユニット20のブラシ21が摺動するエアフィルタ15の表面にブラシ21の移動を阻害するような異物が付着している場合や、ブラシ移動モータ23等が故障等しているため、上記復路所要時間内にブラシ待機位置スイッチ25をONとすることができない場合には、自動掃除制御部35は、ステップS17に進み、表示器36の赤色LED36Rを点滅させ、異常表示を行う。尚、当該赤色LED36Rの点滅周期は、後述するブラシ回転異常の表示と区別すべく、第1の警報間隔、例えば500ms周期にて点滅させる。その後、ステップS12に進み、ブラシ移動モータ23を停止させる。
一方、上記ステップS3からステップS5に進み、エアフィルタ15の掃除運転を実行する場合、先ずステップS5において自動掃除制御部35は、ブラシ移動モータ23を正転させ、塵埃除去ユニット20をエアフィルタ15の待機位置から反対側の他側(エアフィルタ15の空気流入側)方向に移動させる(ブラシ往路移動)。
そして、ステップS6に進み、ブラシ移動モータ23を正転を開始した後、ブラシ回転モータ22を回転駆動させる。また、このとき、自動掃除制御部35は、ブラシ回転モータ22の回転を開始した後、ステップS7に進み、表示器36の青色LED36Bを点灯させる(掃除中LED点灯)。
これにより、ブラシ待機位置から反対側の他側方向に向けてエアフィルタ15の表面にブラシ21を回転させながら摺動させることで、空調運転によってエアフィルタ15に補足された塵埃は、回転されるブラシ21により掻き出され、除去処理される。
そして、ステップS8に進み、自動掃除制御部35は、ブラシ移動モータ23の正転によって塵埃除去ユニット20が待機位置とは反対側のリミット位置に移動し、当該塵埃除去ユニット20がリミットスイッチ26をONしたか否かを判断する。
リミットスイッチ26がONとなっていない場合には、自動掃除制御部35は、ステップS18に進み、当該ブラシ移動モータ23を正転させてから所定の往路所要時間(少なくとも、ブラシ待機位置からにブラシリミット位置移動するまでに必要とされる時間よりも所定時間長い待機時間)が経過したか否かを判断する。当該往路所要時間が経過していない場合には、ステップS19に進み、ブラシ回転センサ24の検出出力に基づき、ブラシ21が回転しているか否かを判断し、回転している場合には、ステップS5に進む。
そして、係る往路移動によって当該塵埃除去ユニット20がリミットスイッチ26をONした場合には、ステップS8からステップS9に進む。尚、リミット位置に到達した塵埃除去ユニット20は、ブラシ21がダストボックス30内に進入して、ここで、ブラシ21が回転することでブラシ21に捕集された塵埃がダストボックス30内に回収される。
ステップS9において自動掃除制御部35は、ブラシ移動モータ23を逆転させて塵埃除去ユニット20をエアフィルタ15の待機位置とは反対側の他側(エアフィルタ15の空気流入側)からエアフィルタ15の一側に相当する待機位置に移動(ブラシ復路移動)させる。
そして、ステップS10に進み、ブラシ移動モータ23を正転を開始した後、ブラシ回転モータ22を回転駆動させる。これにより、待機位置と反対側の他側からブラシ待機位置方向に向けてエアフィルタ15の表面にブラシ21を回転させながら摺動させる(復路移動する)ことで、往路移動で捕捉しきれなかったエアフィルタ15に付着した塵埃は、回転されるブラシ21により掻き出され、除去処理される。
そして、ステップS11に進み、自動掃除制御部35は、ブラシ移動モータ23の逆転によって塵埃除去ユニット20がリミット位置から待機位置に移動し、当該塵埃除去ユニット20がブラシ待機位置スイッチ25をONしたか否かを判断する。
ブラシ待機位置スイッチ25がONとなっていない場合には、自動掃除制御部35は、ステップS21に進み、当該ブラシ移動モータ23を逆転させてから所定の復路所要時間(少なくとも、ブラシリミット位置からブラシ待機位置に移動するまでに必要とされる時間よりも所定時間長い待機時間)が経過したか否かを判断する。当該復路所要時間が経過していない場合には、ステップS22に進み、ブラシ回転センサ24の検出出力に基づき、ブラシ21が回転しているか否かを判断し、回転している場合には、ステップS9に進む。
そして、係る復路移動によって当該塵埃除去ユニット20がブラシ待機位置スイッチ25をONした場合には、ステップS11からステップS12に進む。自動掃除制御部35は、ステップS12にてブラシ移動モータ23を停止して、ステップS13にてブラシ回転モータ22を停止し、更にステップS14にて表示器36の青色LED36Bを消灯する。そして、エアフィルタ15の清掃運転を終了する。
一方、上記ステップS18において、往路移動における往路所要時間が経過してしまった場合や、ステップS19及びステップS22にてブラシ回転センサ24の検出出力によってブラシ21が回転していないものと判断された場合には、ステップS20に進む。
この場合、自動掃除制御部35は、先ずブラシ移動モータ23を逆転させて塵埃除去ユニット20を復路移動させ、ステップS23にてブラシ回転モータ22を停止させる。そして、ステップS24にてブラシ移動モータ23の逆転による塵埃除去ユニット20の復路移動によって、当該塵埃除去ユニット20がブラシ待機位置スイッチ25をONしたか否かを判断する。
そして、ブラシ待機位置スイッチ25をONしていない場合には、ステップS25にて逆転させてから所定の復路所要時間(少なくとも、ブラシリミット位置からブラシ待機位置に移動するまでに必要とされる時間よりも所定時間長い待機時間)が経過したか否かを判断する。当該復路所要時間の経過前にブラシ待機位置スイッチ25がONされた場合には、ステップS17に進み、表示器36にて異常表示を行う。
ここで、ブラシ回転センサ24にてブラシ21の回転が検出されなかった場合、即ち、ステップS19及びステップS22からステップS20に進んだ場合には、赤色LED36Rを第2の警報間隔、例えば250ms周期にて点滅させる。
他方、何らかの原因、例えば当該塵埃除去ユニット20のブラシ21が摺動するエアフィルタ15の表面にブラシ21の移動を阻害するような異物が付着している場合や、ブラシ移動モータ23等が故障等により、上記復路所要時間内にブラシ待機位置スイッチ25をONとすることができない場合には、自動掃除制御部35は、ステップS17に進み、表示器36の赤色LED36Rを点滅(第1の警報間隔)させ、異常表示を行う。
その後、自動掃除制御部35は、ステップS17からステップS12に移行し、ブラシ移動モータ23を停止して、ステップS13にてブラシ回転モータ22を停止し、更にステップS14にて表示器36の青色LED36Bを消灯する。そして、エアフィルタ15の清掃運転を終了する。
このように、本実施例では、塵埃除去ユニット20の往復移動の過程において、所定の所要時間内に、往路移動では、リミットスイッチ26に、復路移動では、ブラシ待機位置スイッチ25をONとできない場合、又は、ブラシ21の回転を検出できない場合など、異常が発生した場合には、塵埃除去ユニット20の所定の待機位置に移動させる制御(即ち、退避動作)を行うことにより、異常が発生した塵埃除去ユニット20がエアフィルタ15の空気流入側に滞留してしまい、その後、空調運転が行われた場合に、当該塵埃除去ユニット20が吸込口8における空気流入の抵抗となってしまう不都合を未然に回避することが可能となる。
これにより、塵埃除去ユニット20のメンテナンスが終了するまでの間であっても、円滑な空調運転を実現することが可能となり、塵埃除去ユニット20を設けたことによる不具合を解消することができる。
また、本実施例では、自動掃除制御部35は、塵埃除去ユニット20に異常、例えば、ブラシ移動モータ23に異常が発生したことやブラシ21の回転に異常が発生した場合、当該異常に応じて表示器36により所定の警報を発生することにより、使用者に塵埃除去ユニット20に異常が発生したことを早期に報知することが可能となる。これにより、メンテナンス等を促すことが可能となり、円滑な使用を実現することができる。
尚、本実施例では、復路移動の際に、塵埃除去ユニット20に異常、塵埃除去ユニット20が途中で移動できなくなり、ブラシ待機位置に移動できなくなった場合には、表示器36により警報を発生し、ブラシ移動モータ23及びブラシ回転モータ22を停止させているが、これに限定されるものではなく、所定の復路移動所要時間が経過してしまった場合には、ブラシ移動モータ23を逆転させてリミット位置に退避させるものとしても良い。これによっても、通常の空調運転時における室内空気の本体2内への流入抵抗となる不都合を抑制することが可能となる。
また、本実施例では、被調和室1内の天井に配設される利用側ユニットAと、室外に配設される図示しない熱源側ユニットとから構成されている空気調和機ACを例に挙げて説明しているが、利用側ユニットAは、被調和室1内の天井に配設されるものに限定されず、また、当該利用側ユニットAと熱源側ユニットとが一体形成された空気調和機であっても同様の効果を奏することができる。
AC 空気調和機
A 利用側ユニット(室内ユニット)
1 被調和室
2 本体
3 利用側熱交換器(室内側熱交換器)
6 送風機
8 吸込口
9 吸込グリル
10 空気吸入部
12 グリルセンサ
15 エアフィルタ
20 塵埃除去ユニット
21 ブラシ
22 ブラシ回転モータ(ブラシ回転手段)
23 ブラシ移動モータ(ブラシ移動手段)
24 ブラシ回転センサ(ブラシ回転検出手段)
25 ブラシ待機位置スイッチ(待機位置検出手段)
26 ブラシリミットスイッチ(リミット位置検出手段)
30 ダストボックス
32 主制御部
33 リモコン
35 自動掃除制御部(制御手段)
36 表示器(警報手段)

Claims (3)

  1. 室内空気が流入する吸入部と、該吸入部から流入する塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに付着した塵埃を取り除く塵埃除去ユニットとを備えた空気調和機において、
    前記塵埃除去ユニットを制御する制御手段を備え、該制御手段は、前記塵埃除去ユニットを、所定の待機位置から前記エアフィルタの空気流入側を往復移動させることにより、当該エアフィルタに付着した塵埃を取り除くと共に、移動中に当該塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、前記待機位置に戻す待避動作を実行することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は、前記塵埃除去ユニットに異常が発生した場合、所定の警報を発生することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記塵埃除去ユニットは、前記ブラシと、該ブラシを回転させるブラシ回転手段と、前記ブラシを往復移動させるブラシ移動手段と、前記ブラシの回転を検出するブラシ回転検出手段を有すると共に、前記制御手段は、前記ブラシの移動を検出する移動検出手段を有し、該移動検出手段及び前記ブラシ回転検出手段の出力に基づいて前記塵埃除去ユニットの異常を検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和機。
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