JP2011074221A - 半導体ナノ粒子蛍光体 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光効率が高く信頼性に優れた半導体ナノ粒子蛍光体を提供する。
【解決手段】本発明の半導体ナノ粒子蛍光体は、13族−15族半導体からなる半導体結晶粒子と、該半導体結晶粒子に結合する修飾有機化合物と、該修飾有機化合物で保護された半導体結晶粒子を挟持する層状化合物とを備えることを特徴とする。層状化合物は、金属酸化物からなることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ナノ粒子蛍光体に関し、特に、発光強度および発光効率を向上させた半導体ナノ粒子蛍光体に関する。
半導体結晶粒子(以下、「結晶粒子」とも記する)の平均粒子径をボーア半径と同程度に小さくすることにより、量子サイズ効果を示すことが知られている。量子サイズ効果とは、物質の大きさがボーア半径と同程度に小さくなると、その中の電子が自由に運動できなくなり、電子のエネルギーが特定の値しか取り得なくなることである。
非特許文献1には、量子サイズ効果を利用した技術として、12族−16族化合物半導体からなる結晶粒子を用いた蛍光体が記載されている。この蛍光体は励起子ボーア半径と同程度の大きさであるため、その寸法を小さくするほど、発生する光の波長を短くすることができる。
しかしながら、平均粒子径が100nm以下の蛍光体は、表面活性が高いことにより凝集しやすいため、蛍光体を安定して分散させることが困難である。また、このような平均粒子径の蛍光体を合成したときに、その原料から蛍光体のみを分離精製することも困難である。
そこで、特許文献1では、このような蛍光体を単離し、その凝集を防止するための試みとして、有機低分子化合物からなる保護剤により結晶粒子の表面を修飾する手法が提案されている。このような保護剤で結晶粒子の表面を修飾することにより、蛍光体を安定して単離することはできる。しかしながら、その蛍光体の分散液は、室温で1週間以内に蛍光体が凝集してしまう。このように有機低分子化合物により結晶粒子を修飾しても、その蛍光体の分散液の安定性は不十分であった。
このような分散性を改善する試みとして、特許文献1では、有機低分子化合物により表面修飾された半導ナノ粒子と、メルカプト基を末端に有するビニル系熱可塑性樹脂とを混在させるという技術が提案されている。このようにメルカプト基を末端に有するビニル系熱可塑性樹脂を分散液に用いることにより、半導体ナノ粒子が均一に分散した状態を保持し、それらを凝集しにくくすることができる。
特開2008−063427号公報
C.B.Murrayら(Journal of the American Chemical Society)1993年,115,p.8706-8715
しかしながら、半導体ナノ粒子の表面を有機低分子化合物および樹脂等の有機物のみで保護するだけで、半導体ナノ粒子の凝集を抑制することができるが、有機物が劣化または乖離することにより、半導体ナノ粒子の最表面のダングリングボンド(未結合手)等の表面欠陥により、発光効率が低下することがある。
本発明は、上記のような現状に鑑みてなされたものであり、半導体ナノ粒子の最表面のダングリングボンド等の表面欠陥を抑えることにより、発光効率が高く信頼性に優れた半導体ナノ粒子蛍光体を提供することを目的とする。
本発明の半導体ナノ粒子蛍光体は、13族−15族半導体からなる半導体結晶粒子と、該半導体結晶粒子に結合する修飾有機化合物と、該修飾有機化合物で保護された半導体結晶粒子を挟持する層状化合物とを備えることを特徴とする。
上記の層状化合物は、金属酸化物からなることが好ましい。また、半導体結晶粒子は、ボーア半径の2倍以下の平均粒子径であることが好ましい。
半導体結晶粒子は、13族窒化物半導体からなることが好ましく、窒化インジウムからなることがより好ましく、さらに好ましくは13族混晶窒化物半導体からなることである。
修飾有機化合物は、ヘテロ原子を有することが好ましく、アミンであることがより好ましく、さらに好ましくは直鎖アルキル基を有することである。
半導体結晶粒子は、半導体結晶コアと、該半導体結晶コアを被覆するシェル層とからなることが好ましく、シェル層は、2層以上の積層構造であることが好ましい。
本発明の半導体ナノ粒子蛍光体は、上記のような構成を有することにより、半導体結晶の表面欠陥を安定にキャッピングすることができる。これにより半導体結晶粒子の表面で励起エネルギの失活を抑えることができ、以って半導体ナノ粒子蛍光体の発光効率が高く、信頼性に優れるという効果を有する。
本発明の半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造を模式的に示す図である。 半導体結晶粒子がコア/シェル構造である半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造を模式的に示す図である。 比較例1で製造された半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造を模式的に示す図である。
(実施の形態1)
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の説明では、図面を用いて説明しているが、本明細書の図面において同一の参照符号を付したものは、同一部分または相当部分を示している。なお、図面における長さ、大きさ、幅などの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法を表していない。
<半導体ナノ粒子蛍光体>
図1は、本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造の好ましい一例を模式的に示す断面図である。本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体10は、図1に示されるように、半導体結晶粒子11と、該半導体結晶粒子11を被覆する修飾有機化合物12と、該修飾有機化合物12を層間に挟持する層状化合物14とを備えることを特徴とする。このように半導体結晶粒子11が修飾有機化合物12および層状化合物14で被覆されることにより、半導体結晶粒子11の表面で励起エネルギの失活を抑えることができ、以って、半導体ナノ粒子蛍光体10の発光効率を向上させることができる。以下、これらの半導体ナノ粒子蛍光体10の各構成を説明する。
<半導体結晶粒子>
本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体10において、半導体結晶粒子11は、13族−15族半導体からなるナノ粒子であることを特徴とする。ここで、「13族−15族半導体」とは、13族元素(B、Al、Ga、In、Tl)と15族元素(N、P、As、Sb、Bi)とが結合した半導体を意味し、「ナノ粒子」とは、粒子の直径が数nm以上数千nm以下のものをいうものとする。
半導体結晶粒子11に用いられる13族−15族半導体としては、InN、InP、InGaN、InGaP、AlInN、AlInP、AlGaInN、AlGaInPからなる群より選択される1つ以上を用いることが好ましく、InN、InP、InGaN、InGaPからなる群より選択される1つ以上を用いることがより好ましい。
半導体結晶粒子11に用いられる13族−15族半導体は、意図しない不純物を含んでいてもよいし、1×1016cm-3以上1×1021cm-3以下の濃度であれば意図的に不純物を添加してもよい。13族−15族半導体に意図的に不純物を添加する場合、2族元素(Be、Mg、Ca、Sr、Ba)、Zn、またはSiのいずれかをドーパントとして用いることが好ましく、これらの中でもMg、Zn、またはSiのいずれかをドーパントに用いることがより好ましい。
このような組成の13族−15族半導体は、可視光を発光するようなバンドギャップ・エネルギを有するため、ナノ粒子の粒子径およびその混晶比を制御することにより、半導体結晶粒子11の発光波長を任意の可視光領域の波長に調整することができる。
半導体結晶粒子11に用いられる13族−15族半導体のバンドギャップは、半導体ナノ粒子蛍光体10の発光波長によっても異なるが、1.8eV以上2.8eV以下であることが好ましい。より具体的に説明すると、半導体ナノ粒子蛍光体10を赤色蛍光体として用いる場合、13族−15族半導体のバンドギャップは1.85eV以上2.5eV以下であることが好ましい。半導体ナノ粒子蛍光体10を緑色蛍光体として用いる場合、13族−15族半導体のバンドギャップは、2.3eV以上2.5eV以下であることが好ましい。半導体ナノ粒子蛍光体10を青色蛍光体として用いる場合、13族−15族半導体のバンドギャップは、2.65eV以上2.8eV以下であることが好ましい。
半導体結晶粒子11は、13族窒化物半導体からなることが好ましく、窒化インジウムからなることがより好ましい。半導体結晶粒子11がこのような材料からなることにより、平均粒子径を制御したときに、任意の可視発光を実現することができる。
また、半導体結晶粒子11は、13族混晶窒化物半導体からなるものであってもよい。このような材料の半導体結晶粒子11を用いることにより、平均粒子径およびその混晶比を制御したときに、任意の可視発光を実現することができる。
本実施の形態で用いられる半導体結晶粒子11は、0.1nm以上100nm以下の平均粒子径であることが好ましく、0.5nm以上50nm以下の平均粒子径であることがより好ましく、さらに好ましくは1〜20nmの平均粒子径である。このような平均粒子径の半導体結晶粒子11を用いることにより、半導体結晶粒子11の表層で励起光の散乱を抑制することができ、半導体結晶粒子11に励起光を吸収させることができる。半導体結晶粒子11の平均粒子径が0.1nm未満であると、粒子径が小さすぎることにより、半導体結晶粒子11間で凝集が生じやすく、平均粒子径が100nmを超えると、励起光が散乱することにより、発光効率が低下するため好ましくない。
半導体結晶粒子11は、ボーア半径の2倍以下の平均粒子径であることが好ましい。ここで、「ボーア半径」とは、励起子の存在確率の広がりを示すもので、下記の数式(1)で表される。
y=4πεh2・me2・・・式(1)
ここで、式(1)中の各記号はそれぞれy:ボーア半径、ε:誘電率、h:プランク定数、m:有効質量、e:電荷素量である。この数式に基づいてGaNのボーア半径を算出すると3nm程度であり、InNのボーア半径は7nm程度である。
半導体結晶粒子11がボーア半径の2倍以下の平均粒子径であることにより、半導体ナノ粒子蛍光体10の発光強度を極端に向上させることができる。なお、半導体結晶粒子11を半導体ナノ粒子蛍光体10として用いる場合、半導体結晶粒子11の平均粒子径がボーア半径の2倍以下になると、量子サイズ効果によりバンドギャップが広がる傾向がある。この場合でも、半導体結晶粒子11を構成する13族−15族半導体のバンドギャップは、上述の範囲内であることが好ましい。
上記の半導体結晶粒子11の平均粒子径は、X線回析測定によるスペクトル半値幅に基づいて算出することもできるし、透過型電子顕微鏡(TEM:Transmission Electron Microscope)を用いて、高倍率の観察像で半導体結晶粒子11の格子像を直接観察することによっても算出することができる。
<修飾有機化合物>
本実施の形態において、修飾有機化合物12は、分子中に親水基および疎水基を持つ化合物であることが好ましい。修飾有機化合物12が親水基および疎水基を持つことにより、半導体結晶粒子11の表面のダングリングボンド(未結合手)が修飾有機化合物12によってキャッピングされ、半導体結晶粒子11と修飾有機化合物12とを強固に結合することができる。このように修飾有機化合物12が半導体結晶粒子11の表面をキャッピングすることにより、半導体結晶粒子11の表面欠陥が抑制されるため、半導体ナノ粒子蛍光体10の発光効率を向上させることができる。
修飾有機化合物12は、窒素含有官能基、硫黄含有官能基、酸性基、アミド基、ホスフィン基、ホスフィンオキシド基、水酸基、直鎖アルキル基等を有する有機化合物を用いることができる。このような修飾有機化合物12としては、たとえばラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリルジエタノールアミド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、トリオクチルホスフィン、トリオクチルホスフィンオキシド、ドデカンチオール等を挙げることができる。これらの中でも、修飾有機化合物12が半導体結晶粒子11の表面に結合したときに、修飾有機化合物12同士の立体的な障害を少なくすることができるという観点から、修飾有機化合物12は、直鎖アルキル基を有することが好ましい。
修飾有機化合物12は、ヘテロ原子を有することが好ましい。修飾有機化合物12がヘテロ原子を有することにより、修飾有機化合物12を半導体結晶粒子11の表面に強固に結合させることができる。ここで、「ヘテロ原子」とは、水素原子と炭素原子を除く全ての原子のことを意味する。
修飾有機化合物12は、疎水基としての非極性炭化水素末端と、親水基としてのアミノ基とを持つ化合物であるアミンであることが好ましい。修飾有機化合物12の親水基がアミンである場合、該アミンが半導体結晶粒子11の表面の金属元素と強固に結合することができる。
修飾有機化合物12として有効なアミンは、たとえばブチルアミン、t−ブチルアミン、イソブチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリイソブチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、ヘキシルアミン、ジメチルアミン、ラウリルアミン、オクチルアミン、テトラデシルアミン、ヘキサデシルアミン、オレイルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、トリヘプチルアミン、トリオクチルアミン、トリノニルアミン、トリデシルアミン、トリウンデシルアミン等を挙げることができる。
なお、半導体結晶粒子11と結合している修飾有機化合物12の厚さは、TEMを用いて高倍率の観察像を観察することにより見積もることができる。
<層状化合物>
本実施の形態において、層状化合物14は、2次元的な結晶構造を持つ化合物であり、修飾有機化合物12によりキャッピングされた半導体結晶粒子11をその層間に挟持することができる。このように半導体結晶粒子11を層間に挟持することにより、半導体結晶粒子11を安定にすることができ、以って半導体結晶粒子11を凝集しにくくすることができる。しかも、半導体結晶粒子11の表面欠陥を抑制することができるため、半導体ナノ粒子蛍光体10の発光効率を向上させることができる。
層状化合物14としては、金属酸化物または無機層状化合物を用いることが好ましい。このような無機層状化合物としては、たとえばグラファイト、金属カルコゲン化物、金属オキシハロゲン化物、金属リン酸塩、複水酸化物などを挙げることができる。また、層状化合物14としては、たとえば層状酸化モリブデン、層状酸化バナジウム、層状酸化チタン、層状酸化マンガン、層状酸化ジルコニウムなどを用いることができる。金属酸化物を用いることにより、空気中の水および酸素の透過を防ぐことができる。
なお、層状化合物14の大きさは、TEMを用いて高倍率の観察像を観察することにより確認することができる。
<半導体ナノ粒子蛍光体の発光>
半導体ナノ粒子蛍光体10おいて、修飾有機化合物12は、半導体結晶粒子11の表面に配列する未結合手を有する金属元素と結合する。この構成により、半導体結晶粒子11の表面のダングリングボンドが効率的にキャッピングされる。
このような半導体ナノ粒子蛍光体10に対して励起光を照射すると、半導体結晶粒子11が励起光を吸収して励起する。ここで半導体結晶粒子11の粒子径は、量子サイズ効果を有する程度に小さいので、半導体結晶粒子11は離散化した複数のエネルギー準位をとり得るが、一つの準位になる場合もある。半導体結晶粒子11で吸収して励起された光エネルギーは、伝導帯の基底準位と価電子帯の基底準位との間で遷移し、そのエネルギーに相当する波長の光が半導体結晶粒子11から発光する。
上述の本実施の形態に係る半導体ナノ粒子蛍光体10によれば、半導体結晶粒子11の表面のダングリングボンドが修飾有機化合物12でキャッピングされ、さらに層状化合物14に保持されることにより、半導体結晶粒子11の表面欠陥が抑制される。これにより、半導体結晶粒子11は発生した励起キャリアの高い閉じ込め効果を有することができ、表面での励起エネルギーの失活を抑えることができるため、発光効率が高く信頼性に優れた半導体ナノ粒子蛍光体を提供することができる。
<半導体ナノ粒子蛍光体の製造方法>
本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体の製造方法は、特に制限なくいかなる製造方法をも用いることができるが、簡便な手法であり、かつ低コストであるという観点から、化学合成法を用いることが好ましい。化学合成法は、生成物質の構成元素を含む複数の出発物質を媒体に分散させた上で、これらを反応させることにより目的の生成物質を得るという方法である。化学合成法の具体例としては、ゾルゲル法(コロイド法)、ホットソープ法、逆ミセル法、ソルボサーマル法、分子プレカーサ法、水熱合成法、フラックス法等を挙げることができる。
以下においては、ホットソープ法により半導体ナノ粒子蛍光体を製造する方法を説明する。ホットソープ法は、化合物半導体材料からなるナノ粒子を製造するのに適している。
まず、半導体結晶粒子11を液相合成する。たとえばInNからなる半導体結晶粒子11を製造する場合、フラスコなどに合成溶媒として1−オクタデセンを満たし、トリス(ジメチルアミノ)インジウムとヘキサデシルアミン(HDA)とを混合する。この混合液を十分に攪拌した後、合成温度180〜500℃で反応を行なうことにより、InNからなる半導体結晶粒子11がHDAからなる修飾有機化合物12に被覆される。
ここで、ホットソープ法に用いられる合成溶媒は、炭素原子および水素原子からなる化合物溶液(以下、「炭化水素系溶媒」という。)を用いることが好ましい。炭化水素系溶媒以外の溶媒を合成溶媒として用いると、合成溶媒中に水や酸素が混入してしまうこととなり、半導体結晶粒子11が酸化するため好ましくない。ここで、炭化水素系溶媒としては、たとえばn−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン等を挙げることができる。
ホットソープ法では、原理的に反応時間が長いほどコアサイズは大きく成長する。よって、フォトルミネッセンス、光吸収、動的光散乱等でコアサイズをモニタしながら、液相合成することにより、InNからなる半導体結晶粒子11を所望のサイズに制御することができる。
次に、粉末状の金属酸化物を原料として用い、極性溶媒中で調整することにより2次元的な層状化合物14を得る。ここで、極性溶媒としては、無機極性溶媒または有機極性溶媒のいずれを用いてもよいが、無機極性溶媒としては、たとえば水を用いることが好ましい。また、有機極性溶剤としては、たとえばジメチルホルムアミド、アルコール、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、メチルアルコール、エタノールを用いるのが好ましい。
得られた層状化合物14を含む溶媒に、半導体結晶粒子11を含む溶媒を混入する。そして、これらの混合溶媒を超音波処理、またはスターラーを用いる撹拌、振とう等を行なうことにより、層状化合物14が半導体結晶粒子11を保護する。以上の工程により本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体を得ることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体は、半導体結晶粒子としてコア/シェル構造のものを用いることを特徴とする。図2は、半導体結晶粒子がコア/シェル構造である半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造を模式的に示す図である。
本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体20において、半導体結晶粒子21は、図2に示されるように、半導体結晶コア23と、該半導体結晶コア23を被覆するシェル層25とを有する。そして、本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体20は、該シェル層25の表面に結合する修飾有機化合物22と、該修飾有機化合物22で保護された半導体結晶粒子21を含有する層状化合物24とを備える。以下、本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体20の構成について説明する。
<シェル層>
半導体結晶粒子21がコア/シェル構造である場合、シェル層25は、半導体結晶コア23の表面に半導体結晶が成長して形成される層であり、半導体結晶コア23とシェル層25との間は化学結合により結合する。シェル層25は半導体結晶コア23の結晶構造を引き継いで形成される化合物半導体からなる。
シェル層22を構成する半導体は、13族−15族半導体または12族−16族半導体からなることが好ましく、たとえばGaAs、GaP、GaN、GaSb、InAs、InP、InN、InSb、AlAs、AlP、AlSb、AlN、ZnO、ZnS、ZnSe、ZnTeからなる群から選択される1以上を用いることが好ましい。
また、半導体結晶コア23の粒子径が2〜6nmと見積もられる場合、シェル層25の厚さは0.1nm〜10nmの範囲内であることが好ましい。シェル層25の厚さが0.1nmより小さいと半導体結晶コア23の表面を十分に被覆できないことにより、均一に半導体結晶コア23を保護することができない。一方、シェル層25の厚さが10nmを超えると、シェル層25の厚さを均一にしにくくなり、その表面に欠陥が増えることとなり、原材料コストの面でも好ましくない。
ここで、シェル層25の厚さは、X線回析によって測定することができる他、TEMを用いて、高倍率の観察像で格子像を観察することによっても見積もることができる。なお、シェル層25の厚さは半導体結晶コア23の粒子数とシェル層25の原料との混合比に比例する。
また、シェル層25は単層構造のみに限られるものではなく、複数層からなる積層構造であってもよい。このようにシェル層25を積層構造にすることにより、半導体結晶コア23を確実に被覆することができる。シェル層25が積層構造である場合、シェル層25の厚さは、半導体結晶コア23の粒子数と積層構造を構成する原料との混合比に比例して厚くなる。
<半導体ナノ粒子蛍光体の製造方法>
本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体の製造方法を説明する。まず、実施の形態1の半導体結晶粒子を形成する方法と同様の方法を用いて、半導体結晶コア23を製造する。そして、半導体結晶コア23を含む溶液に、シェル層25の原材料である反応試薬と修飾有機化合物22とを加えて加熱することにより、半導体結晶コア23の結晶構造を引き継いで、その表面上にシェル層25が合成される。
このようにして合成されたシェル層25の表面には、修飾有機化合物22が化学的に結合する。シェル層25の表面に修飾有機化合物22を被覆することにより、シェル層25の表面のダングリングボンドなどの表面欠陥をキャッピングすることができる。なお、修飾有機化合物22はシェル層25を成長させた後に溶液中に添加してもよい。以上の工程により本実施の形態の半導体ナノ粒子蛍光体20を得ることができる。以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本実施例では、励起光を吸収して赤色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体20は、図2に示されるように、InNからなる半導体結晶コア23と、GaNからなるシェル層25と、ヘキサデシルアミン(HDA)からなる修飾有機化合物22と、酸化バナジウムからなる層状化合物24とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、2mmolのHDAとを熱分解反応させることにより、InN結晶からなる半導体結晶コア23を合成した。半導体結晶コア23の平均粒子径を5nmに調整することにより、赤色発光を示すように発光波長を620nmに調整した。
上記で得られた半導体結晶コア23をX線回折で測定した結果、スペクトル半値幅より見積もられた半導体結晶コアの平均粒子径は、5nmであった。なお、半導体結晶コア23の平均粒子径の算出には、以下のScherrerの式(数式(2))を用いた。
B=λ/Cosθ・R ・・・(数式(2))
ここで、数式(2)の各記号はそれぞれ、B:X線半値幅[deg]、λ:X線の波長[nm]、θ:Bragg角[deg]、R:粒子径[nm]を示す。
次に、上記の半導体結晶コア23を含む溶液に、7mmolのトリス(ジメチルアミノ)ガリウムを含む30mlの1−オクタデセン溶液を加えて反応させることにより、半導体結晶コア23の表面にシェル層25を形成した。このようにして作製された半導体結晶粒子21は、HDAからなる修飾有機化合物22により被覆されていた。さらに、エタノール中で調整した層状酸化バナジウムを加えて反応させることにより、修飾有機化合物22の表面に層状化合物24を形成した。
以上のようにしてInN(半導体結晶コア23)/GaN(シェル層25)/HDA(修飾有機化合物22)/V25(層状化合物24)という構成の半導体ナノ粒子蛍光体20を作製した。なお、「A/B」と表記した場合、Bで被覆されたAを意味する。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、赤色光を発光することから赤色蛍光体として用いることができる。
実施例1で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、蛍光分光光度計(製品名:フルオロマックス3(堀場製作所株式会社製、ジョバンイボン社製))を用いて620nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約90a.u.(arbitrary unit)という高い発光強度が測定された。
このことから、実施例1の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、シェル層の表面欠陥が安定にキャッピングされたことによるものと考えられる。実施例1の半導体ナノ粒子蛍光体の特性を以下の表1に示す。
Figure 2011074221
本実施例では、励起光を吸収して緑色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、InNからなる半導体結晶粒子と、ドデカンチオール(DT)からなる修飾有機化合物と、酸化モリブデンからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、3mmolのDTとを熱分解反応させることにより、InN結晶からなる半導体結晶粒子を合成した。半導体結晶粒子の平均粒子径を4nmに調整することにより、緑色発光を示すように発光波長を520nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、4nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶粒子が分散された溶液に、エタノール中で調整した層状酸化モリブデンを加えて反応させることにより、InN(半導体結晶粒子)/DT(修飾有機化合物)/MoO(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、緑色光を発光することから緑色蛍光体として用いることができる。
実施例2で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、520nmの波長の光の発光強度を実施例1と同様の方法により測定したところ、約70a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、実施例2の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、半導体結晶粒子の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して青色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、InNからなる半導体結晶コアと、ZnSからなるシェル層と、オクチルアミン(OA)からなる修飾有機化合物と、二硫化モリブデンからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、4mmolのOAとを熱分解反応させることにより、InN結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を3nmに調整することにより、青色発光を示すように発光波長を470nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、3nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、シェルの原料である酢酸亜鉛3mmolおよび硫黄3mmolを含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、エタノール中で調整した層状二硫化モリブデンを加えて反応させることにより、InN(半導体結晶コア)/ZnS(シェル層)/OA(修飾有機化合物)/MoS2(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、青色光を発光することから青色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、470nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約80a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶粒子の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して青色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、In0.3Ga0.7Nからなる半導体結晶コアと、GaNからなるシェル層と、トリオクチルアミン(TOA)からなる修飾有機化合物と、酸化マンガンからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、0.3mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、0.7mmolのトリス(ジメチルアミノ)ガリウムと、2mmolのTOAとを熱分解反応させることにより、In0.3Ga0.7N結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を5nmに調整することにより、青色発光を示すように発光波長を480nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、5nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、シェル層の原料であるトリス(ジメチルアミノ)ガリウムを7mmol含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、エタノール中で調整した層状酸化マンガンを加えて反応させることにより、In0.3Ga0.7N(半導体結晶コア)/GaN(シェル層)/TOA(修飾有機化合物)/MnO(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、青色光を発光することから青色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、480nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約85a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶粒子の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して緑色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、In0.4Ga0.6Nからなる半導体結晶コアと、ZnSからなるシェル層と、HDAからなる修飾有機化合物と、リン酸ジルコニウムからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、0.4mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、0.6mmolのトリス(ジメチルアミノ)ガリウムと、2mmolのHDAとを熱分解反応させることにより、In0.4Ga0.6N結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を5nmに調整することにより、緑色発光を示すように発光波長を520nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、5nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、シェル層の原料である酢酸亜鉛を7mmolと硫黄を7mmolとを含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、エタノール中で調整した層状リン酸ジルコニウムを加えて反応させることにより、In0.4Ga0.6N(半導体結晶コア)/ZnS(シェル層)/HDA(修飾有機化合物)/Zr(HPO42(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、緑色光を発光することから緑色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、520nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約90a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶粒子の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して緑色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、InPからなる半導体結晶コアと、ZnSからなるシェル層と、HDAからなる修飾有機化合物と、酸化バナジウムからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolの三塩化インジウムと、1mmolのトリス(トリメチルシリルホスフィン)と、5mmolのHDAとを熱分解反応させることにより、InP結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を2nmに調整することにより、緑色発光を示すように発光波長を520nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、2nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、シェル層の原料である酢酸亜鉛を1.6mmolと硫黄を1.6mmolとを含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、エタノール中で調整した層状酸化バナジウムを加えて反応させることにより、InP(半導体結晶コア)/ZnS(シェル層)/HDA(修飾有機化合物)/V25(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、緑色光を発光することから緑色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、520nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約100a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶粒子の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して赤色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、In0.7Ga0.3Pからなる半導体結晶コアと、GaNからなるシェル層と、TOAからなる修飾有機化合物と、酸化バナジウムからなる層状化合物とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、0.3mmolの三塩化ガリウムと、0.7mmolの三塩化インジウムと、1mmolのトリス(トリメチルシリルホスフィン)と、4mmolのTOAとを熱分解反応させることにより、In0.7Ga0.3P結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を3nmに調整することにより、赤色発光を示すように発光波長を600nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、3nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、シェル層の原料であるトリス(ジメチルアミノ)ガリウムを3mmol含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、エタノール中で調整した層状酸化バナジウムを加えて反応させることにより、In0.7Ga0.3P(半導体結晶コア)/GaN(シェル層)/HDA(修飾有機化合物)/V25(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、赤色光を発光することから赤色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、600nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約95a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物を用いて被覆したことにより、半導体結晶粒子の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
本実施例では、励起光を吸収して赤色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。このような半導体ナノ粒子蛍光体は、InNからなる半導体結晶コアと、GaNおよびZnSが積層された積層構造のシェル層と、ドデカンチオール(DT)からなる修飾有機化合物と、酸化バナジウムからなる層状化合物とを備える。なお、シェル層は、GaN層が内殻である第1シェルを構成し、ZnSが外殻である第2シェルを構成した。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムを、2mmolのDTとを熱分解反応させることにより、InN結晶からなる半導体結晶コアを合成した。半導体結晶コアの平均粒子径を5nmに調整することにより、赤色発光を示すように発光波長を620nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、5nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コアが分散された溶液に、第1シェル層の原料であるトリス(ジメチルアミノ)ガリウムを7mmol含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させ、さらに第2シェルの原料である酢酸亜鉛を7mmolと硫黄を7mmolとを含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させた。そして、この溶液に、エタノール中で調整した層状酸化バナジウムを加えて反応させることにより、InN(半導体結晶コア)/GaN(第1シェル)/ZnS(第2シェル)/HDA(修飾有機化合物)/V25(層状化合物)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体を製造した。
このようにして作製された半導体ナノ粒子蛍光体は、13族窒化物からなる青色発光素子を励起光源として用い、特に外部量子効率の高い405nmの発光を吸光し、赤色光を発光することから赤色蛍光体として用いることができる。
本実施例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、620nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約95a.u.という高い発光強度が測定された。このことから、本実施例の半導体ナノ粒子蛍光体は、量子サイズ効果を示し、高い発光効率を有していることがわかった。これは、シェル層が積層構造であるために半導体結晶粒子が効果的に保護されたためであり、さらに、シェル層の表面を修飾有機化合物および層状化合物により被覆したことにより、シェル層の表面欠陥が安定にキャッピングされたためと考えられる。
(比較例1)
本比較例では、励起光を吸収して赤色光を発色する半導体ナノ粒子蛍光体をホットソープ法により作製した。図3は、比較例1で製造された半導体ナノ粒子蛍光体の基本構造を模式的に示す図である。本比較例の半導体ナノ粒子蛍光体30は、図3に示されるように、InNからなる半導体結晶コア33と、GaNからなるシェル層35と、トリオクチルホスフィン(TOP)からなる修飾有機化合物32とを備える。以下にその製造方法を具体的に説明する。
まず、30mlの1−オクタデセン溶液中で、1mmolのトリス(ジメチルアミノ)インジウムと、2mmolのTOPとを熱分解反応させることにより、InN結晶からなる半導体結晶コア33を合成した。半導体結晶コア33の平均粒子径を5nmに調整することにより、赤色発光を示すように発光波長を620nmに調整した。上記で得られた半導体結晶粒子の平均粒子径を、実施例1と同様のScherrerの式(数式(2))により算出したところ、5nmであることが明らかとなった。
次に、上記で得られた半導体結晶コア33が分散された溶液に、シェル層35の原料であるトリス(ジメチルアミノ)ガリウムを7mmol含む1−オクタデセン溶液30mlを加えて反応させることにより、InN(半導体結晶コア33)/GaN(シェル層35)/TOP(修飾有機化合物32)の構成となる半導体ナノ粒子蛍光体30を製造した。なお、修飾有機化合物32は、シェル層35を構成する金属元素と結合した。
本比較例で得られた半導体ナノ粒子蛍光体に対し、620nmの波長の光の発光強度を測定したところ、約30a.u.という低い発光強度が測定された。すなわち、比較例1の半導体ナノ粒子蛍光体は、実施例1〜8の半導体ナノ粒子蛍光体よりも発光強度が低かった。
これにより比較例1の半導体ナノ粒子蛍光体は、実施例1〜8の半導体ナノ粒子蛍光体よりも発光効率が低いことが明らかとなった。これは、比較例1で得られた半導体ナノ粒子蛍光体は、半導体結晶粒子の表面を修飾有機化合物のみに被覆されており、層状化合物では被覆されていないため、半導体結晶粒子の表面欠陥の保護が十分でないことによるものと考えられる。
本発明において上記で好適な実施形態を説明した半導体ナノ粒子蛍光体は、上記に限定されるものではなく、上記以外の構成とすることもできる。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明により提供される半導体ナノ粒子蛍光体は、発光効率、分散性に優れているので、たとえば青色LED等に好適に用いられる。
10,20,30 半導体ナノ粒子蛍光体、11,21,31 半導体結晶粒子、12,22,32 修飾有機化合物、14,24 層状化合物、23,33 半導体結晶コア、25,35 シェル層。

Claims (11)

  1. 13族−15族半導体からなる半導体結晶粒子と、
    前記半導体結晶粒子に結合する修飾有機化合物と、
    前記修飾有機化合物で保護された前記半導体結晶粒子を挟持する層状化合物とを備える、半導体ナノ粒子蛍光体。
  2. 前記層状化合物は、金属酸化物からなる、請求項1に記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  3. 前記半導体結晶粒子は、ボーア半径の2倍以下の平均粒子径である、請求項1または2に記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  4. 前記半導体結晶粒子は、13族窒化物半導体からなる、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  5. 前記半導体結晶粒子は、窒化インジウムからなる、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  6. 前記半導体結晶粒子は、13族混晶窒化物半導体からなる、請求項1〜4のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  7. 前記修飾有機化合物は、ヘテロ原子を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  8. 前記修飾有機化合物は、アミンである、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  9. 前記修飾有機化合物は、直鎖アルキル基を有する、請求項1〜7のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  10. 前記半導体結晶粒子は、半導体結晶コアと、該半導体結晶コアを被覆するシェル層とからなる、請求項1〜9のいずれかに記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
  11. 前記シェル層は、2層以上の積層構造である、請求項10に記載の半導体ナノ粒子蛍光体。
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