JP2011073316A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッドに密着されたキャップが記録ヘッドから離れるときに、駆動源による速度制御ができない状態となることを防止可能な画像記録装置を提供する。
【解決手段】記録ヘッド39に圧接してノズル40を覆う第1位置、及び記録ヘッド39から離反した第2位置に姿勢変化可能なキャップ55と、キャップ55を第1位置に保持する第1ガイド面111、キャップ55を第2位置に保持する第2ガイド面112、及び両ガイド面を連結する傾斜面113を有し、キャップ55の移動方向と交差する方向へ移動してキャップ55を姿勢変化させるスライドカム11とを備える。キャップ55が第1ガイド面111に支持される状態から傾斜面113に支持される状態に移行する前に、スライドカム11はギヤを介してASFモータによって固定される。これにより、キャップ55が記録ヘッド39から離れる瞬間の高速移動が防止される。
【選択図】図8

Description

本発明は、記録ヘッドからシートにインク滴を吐出することによって画像記録を行うインクジェット記録装置等の画像記録装置に関し、より詳細には、吸引ポンプによって記録ヘッドからインクを吸引排出するパージ処理のために、記録ヘッドのインク吐出口を覆うキャップを備え、当該キャップがインク吐出口を覆う位置とインク吐出口から離れた位置とに摺動可能な画像記録装置に関する。
従来より、液滴を吐出することで文字、写真、配線パターン等の種々の画像記録を行う装置が知られている。例えば、入力信号に基づいてインクを吐出してシートに画像記録を行う画像記録装置が知られている。このような画像記録装置は、一般に「インクジェットプリンタ」と称される。インクジェットプリンタにおける画像記録は、記録ヘッドの吐出口からインクが選択的に吐出されることによって実現される。
記録ヘッドにおいて、吐出口へ通ずるインク流路に気泡が生じたり異物が詰まったりすることが起こり得る。これらは、記録ヘッドからのインク滴の吐出に対して障害となり得る。このような障害を防止又は回復するために、記録ヘッドの吐出口から気泡や異物を除去する手法が知られている。このような手法は、一般に「パージ」と称される。パージはメンテナンスユニットによって実現される。メンテナンスユニットは、記録ヘッドの吐出口を覆うキャップ、キャップ内を減圧してインクを吸引するためのポンプ、吸引したインクを貯留する廃液タンク、ポンプと廃液タンクを接続するチューブなどを備えている。
シートへの画像記録が実行されるときには、記録ヘッドはシートの搬送方向と垂直な方向へ移動可能である。このとき、キャップは記録ヘッドの吐出口から離れている。パージが実行されるときには、記録ヘッドの吐出口がキャップで覆われ、記録ヘッドとキャップの間には気密空間が形成される。この状態でポンプが駆動されると、インクが吸引される。このように、インクジェットプリンタにおいては、キャップが、記録ヘッドに密着して吐出口を覆う位置と記録ヘッドから離れた位置とに摺動する「キャップリフト機構」が備えられている。そして、キャップを摺動させるための手段として、摩擦クラッチ機構が用いられることがある。
例えば、特許文献1には、モータから駆動伝達されるギヤが、摩擦クラッチ機構のみを介して、ノズル形成面に付着しているインクを払拭するためのワイピング手段と接続され、当該ワイピング手段が、モータからの駆動伝達によって上方あるいは下方に回転されるインクジェット式プリンタが開示されている。
特許文献1に記載のインクジェット式プリンタにおいては、摩擦クラッチ機構は、欠歯ギヤ、通常ギヤ、及び両ギヤを相互に押し付ける圧縮バネを備えている。欠歯ギヤはワイピング手段の軸支持部に一体成形されている。欠歯ギヤと通常ギヤはモータから駆動伝達されるギヤ付きカムのギヤ(以下、カムギヤと記す。)と噛み合っている。但し、欠歯ギヤの欠歯の部分とカムギヤは噛み合わない。
カムギヤが通常ギヤのみと噛み合っており欠歯ギヤと噛み合っていない状態では、カムギヤからの駆動力は通常ギヤにのみ伝達される。この場合、当該駆動力はワイピング手段に伝達されずワイピング手段は回転しない。しかし、摩擦クラッチ機構によって、通常ギヤの回転に伴って欠歯ギヤが回転すると、カムギヤが欠歯ギヤとも噛み合う状態となる。この場合、カムギヤからの駆動力は欠歯ギヤにも伝達される。その結果、当該駆動力はワイピング手段に伝達されワイピング手段は回転する。
特開2004−66755号公報
しかしながら、モータから駆動伝達されるギヤが摩擦クラッチ機構のみを介してワイピング手段などの負荷と接続される構造が、キャップリフト機構に採用される(つまり負荷としてキャップが用いられる)と、以下の問題が生じるおそれがある。
記録ヘッドとキャップの間に気密空間を形成するために、キャップは記録ヘッドに押しつけられる必要がある。このようなキャップの押しつけを付勢部材で実現した場合、当該付勢部材によってキャップを押しつける向きと反対の向きに付勢力が生じる。当該付勢力は、通常、摩擦クラッチ機構における欠歯ギヤと通常ギヤの間の摩擦力よりも大きい。すると、キャップが、記録ヘッドに押しつけられる位置から記録ヘッドと離れた位置に動かされた瞬間に、摩擦クラッチが空転する。つまり、欠歯ギヤが通常ギヤとは独立に回転する。当該回転はモータによって制御されたものではないため、キャップが、想定されるよりも高速で記録ヘッドから離れるおそれがある。
キャップの移動が想定されるよりも高速で行われると、記録ヘッドの吐出口に形成されたインクのメニスカスが破壊され、インクが吐出口から垂れるおそれがある。また、パージ処理によってキャップに貯まっていたインクがキャップから溢れるおそれがある。その結果、シートに記録される画像が汚れるなどの弊害が生じるおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、記録ヘッドに密着されたキャップが記録ヘッドから離れるときに、駆動源による速度制御ができない状態となることを防止し、キャップの摺動を適正な速度で行うことが可能な画像記録装置を提供することにある。
(1) 本発明の画像記録装置は、液滴を吐出する記録ヘッドに圧接して吐出口を覆う第1位置、及び上記記録ヘッドから離反した上記第1位置より低い第2位置に姿勢変化可能なキャップと、上記キャップを上記第1位置に保持するための第1カム面、上記キャップを上記第2位置に保持するための第2カム面、及び上記第1カム面と上記第2カム面とを連結する第3カム面を有し、上記キャップの移動方向と交差する方向へ移動することによって上記キャップを姿勢変化させるスライドカムと、駆動源から駆動伝達される駆動ギヤと噛合し、全周に歯を有する第1ピニオンギヤと、上記第1ピニオンギヤと同軸に配置されて上記駆動ギヤと噛合可能に設けられており、上記第1ピニオンギヤと同じピッチの歯を有し、当該歯の一部が上記駆動ギヤと噛合しないように欠落された欠歯ギヤと、上記第1ピニオンギヤと上記欠歯ギヤとが圧接するようにスラスト方向へ付勢する第1付勢部材と、上記欠歯ギヤと一体に回転する第2ピニオンギヤと、上記第2ピニオンギヤに対して円周方向へ遊びを有して係合された第3ピニオンギヤと、上記スライドカムにおいてその移動方向へ沿って設けられており、上記第2ピニオンギヤと噛合可能な第1ラックギヤと、上記第1ラックギヤに並んで設けられており、上記第3ピニオンギヤと噛合可能な第2ラックギヤと、を具備する。上記第1ラックギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部、及び上記第2位置に保持する第2移動端部において、上記第2ピニオンギヤと噛合しない範囲であって、かつ少なくとも上記スライドカムが上記第3カム面によって上記キャップを支持する領域において上記第2ピニオンギヤと噛合する範囲に渡って設けられている。上記第2ラックギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部、及び上記第2位置に保持する第2移動端部に渡って上記第3ピニオンギヤと噛合するように設けられている。上記欠歯ギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部において上記駆動ギヤと噛合しない。上記第3ピニオンギヤは、上記遊びによって、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部において、上記スライドカムを上記第2移動端部へ移動させるための回転方向へ上記第2ピニオンギヤと個別に回転可能である。
上述の構成では、欠歯ギヤは第1移動端部において駆動ギヤと噛合しない。つまり、欠歯ギヤが所定向きに回転した結果、歯の欠落部分が駆動ギヤと対向すると、欠歯ギヤと駆動ギヤとの噛合が解除されるのである。この場合、欠歯ギヤはそれ以上所定向きへ回転しない。
この状態において、欠歯ギヤが反対向きに回転するには、欠歯ギヤは再び駆動ギヤと噛合する必要がある。そのためには、欠歯ギヤが当該反対向きに回転する第1ピニオンギヤとの摩擦によって第1ピニオンギヤと一体に回転すればよい。しかし、欠歯ギヤが第1ピニオンギヤとの摩擦力によって回転するには、欠歯ギヤが他の負荷、例えば他のギヤから完全に切り離される必要がある。
上述の構成では、欠歯ギヤと一体に回転する第2ピニオンギヤは、第1移動端部において、第1ラックギヤと噛合しない。また、第2ピニオンギヤは、第1移動端部において、第3ピニオンギヤとの係合部分に設けられた遊びによって、第3ピニオンギヤと個別に回転可能である。つまり、第1移動端部において、欠歯ギヤは、他の負荷であるスライドカムから完全に切り離される。よって、第1移動端部において、欠歯ギヤは、第1ピニオンギヤとの摩擦によって第1ピニオンギヤと一体に、当該反対向きに回転可能である。
(2) 本発明の画像記録装置は、上記キャップを上記第2位置へ向かって付勢する第2付勢部材、を更に備えている。
スライドカムが駆動源から切り離された上述した状態において、キャップが第1カム面に支持された状態から第3カム面に支持された状態へ移行すると、移行した瞬間に、第2付勢部材の付勢力がキャップに働いて、キャップが第1位置から第2位置の向きに高速で移動するおそれがある。
しかし、上述の構成では、第1ラックギヤは、第1移動端部において第2ピニオンギヤと噛合しない範囲であって、かつ少なくともスライドカムが第3カム面によってキャップを支持する領域において第2ピニオンギヤと噛合する範囲に渡って設けられている。つまり、キャップが第1カム面に支持された状態から第3カム面に支持された状態へ移行したときには、第1ラックギヤは第2ピニオンギヤと噛合している。その結果、スライドカムは第2ピニオンギヤ及び欠歯ギヤを介して駆動源によって固定された状態となる。したがって、キャップが第2付勢部材の付勢力によって高速で移動することを防止できる。
(3) 本発明の画像記録装置は、上記スライドカムによって支持されて、上記キャップと共に姿勢変化するホルダ、を更に備え、上記第2付勢部材は、上記キャップと上記ホルダとの間に介在されたものである。
ホルダがスライドカムによって支持され、キャップとホルダの間に第2付勢部材が介在している場合、ホルダには、第2付勢部材によって第1位置から第2位置の向きに付勢力が働く。しかし、上述同様、キャップが高速で移動することを防止できる。
本発明によれば、記録ヘッドに密着されたキャップが記録ヘッドから離れるときに、駆動源による速度制御ができない状態となることを防止し、キャップの摺動を適正な速度で行うことが可能である。
図1は、複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、プリンタ部2の主要構成を示す部分拡大断面図である。 図3は、プリンタ部2の主要構成を示す平面図であり、主としてプリンタ部2の略中央から装置背面側の構成が示されている。 図4は、プリンタ部2の主要構成を示す斜視図であり、画像記録ユニット24の構成が示されている。 図5は、メンテナンス機構51の側面構造を模式的に示す側面図である。 図6は、キャップ55の位置を説明するための模式図であり、(A)にはキャップ55が第2位置に保持された状態が示されており、(B)にはキャップ55が第1位置と第2位置の間を移動中の状態が示されており、(C)にはキャップ55が第1位置に保持された状態が示されている。 図7は、カム機構60の各ギヤの配置を示す模式図である。 図8は、カム機構60の動作を説明するための模式図であり、(A)にはキャップが第1位置に保持された状態の図7におけるA−A及びB−Bの断面が示されており、(B)にはキャップが第1位置に保持された状態の図7のC−Cの断面が示されており、(C)にはキャップが第1位置に保持された状態の図7のD−Dの断面が示されており、(D)にはキャップが第1位置の保持を解除される直前の図7におけるA−A及びB−Bの断面が示されており、(E)にはキャップが第1位置の保持を解除される直前の図7のC−Cの断面が示されており、(F)にはキャップが第1位置の保持を解除される直前の図7のD−Dの断面が示されており、(G)にはキャップが第1位置と第2位置の間に位置されている状態の図7におけるA−A及びB−Bの断面が示されており、(H)にはキャップが第1位置と第2位置の間に位置されている状態の図7のC−Cの断面が示されており、(I)にはキャップが第1位置と第2位置の間に位置されている状態の図7のD−Dの断面が示されており、(J)にはキャップが第2位置に保持された状態の図7におけるA−A及びB−Bの断面が示されており、(K)にはキャップが第2位置に保持された状態の図7のC−Cの断面が示されており、(L)にはキャップが第2位置に保持された状態の図7のD−Dの断面が示されている。 図9は、カム機構60付近を示す斜視図であり、(A)にはカム機構60全体の外観が示されており、(B)にはカム機構60のうち第ピニオンギヤ16、第1ラックギヤ17、及び第2ラックギヤ18が示されている。 図10は、本実施形態の変形例におけるメンテナンス機構51の側面構造を模式的に示す側面図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[複合機1]
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の一例としての複合機1の外観を示す斜視図である。複合機1は、プリンタ部2とスキャナ部3とを一体的に備えた多機能装置(MFP:Multi Function Product)であり、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を有する。複合機1のうちプリンタ部2が、本発明に係るインクジェット方式の画像記録装置に相当する。したがって、プリント機能以外の機能は任意のものであり、例えば、本発明に係る画像記録装置が、スキャナ部3が省略されたプリント機能のみを有するプリンタとして実施されてもよい。
図1に示されるように、複合機1は概ね直方体に形成されている。複合機1の下部がプリンタ部2であり、上部がスキャナ部3である。
複合機1のプリンタ部2は、主にコンピュータ等の外部情報機器と接続されて、該コンピュータ等から送信された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、記録用紙に画像や文書を記録する。プリンタ部2は、正面に開口9が形成されている。給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、開口9の内側に上下2段に設けられている。給紙トレイ20に収容された記録用紙がプリンタ部2の内部へ給送されて、その記録用紙に所望の画像が記録されると、その後、画像記録済みの記録用紙が排紙トレイ21へ排出される。
スキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。複合機1の天板としての原稿カバー30がスキャナ部3の上部に開閉自在に設けられている。原稿カバー30の下側に、図示しないプラテンガラス及びイメージセンサが設けられている。プラテンガラスに載置された原稿の画像がイメージセンサによって読み取られる。なお、本発明を実現するうえでスキャナ部3は関係しないため、ここでは、スキャナ部3の詳細な説明は省略される。
図1に示されるように、複合機1の正面上部には、プリンタ部2やスキャナ部3を操作するための操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、各種操作ボタンや液晶表示部から構成されている。複合機1は、操作パネル4からの操作指示に基づいて動作する。複合機1が外部のコンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいても複合機1が動作する。
[プリンタ部2]
図2に示されるように、複合機1の底側に給紙トレイ20が設けられている。給紙トレイ20の上側に給紙ローラ25が設けられている。給紙ローラ25は、一端が基軸29に回動可能に軸支された給紙アーム26の先端に回転可能に軸支されている。この給紙ローラ25は、プリンタ部2の内部に設けられた図示しないASFモータを駆動源としてギヤ列27を介して回転駆動される。なお、ASFモータは、図3において、プラテン42の左端部の裏側に配置されている。
給紙トレイ20の奥側に傾斜板22が設けられている。給紙ローラ25が給紙トレイ20上の記録用紙に圧接された状態で、給紙ローラ25が回転されると、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間の摩擦力により、最上位置の記録用紙が傾斜板22側へ送り出される。記録用紙は、その先端が傾斜板22に当接して上方へ案内される。傾斜板22から記録用紙を搬送すべき経路に沿って、用紙搬送路23が延出されている。具体的には、用紙搬送路23は、傾斜板22から上方へ向けられ、複合機1の正面側へ曲げられてから、複合機1の背面側から正面側へと延ばされて、画像記録ユニット24の下部を通って、排紙トレイ21まで延設されている。したがって、給紙トレイ20に収容された記録用紙は、用紙搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24に至り、画像記録ユニット24により画像記録が行われた後、排紙トレイ21に排出される。
図2に示されるように、用紙搬送路23には、画像記録ユニット24が配置されている。画像記録ユニット24は、インクジェット方式の記録ヘッド39(本発明の記録ヘッドの一例)と、この記録ヘッド39を搭載するキャリッジ38とを備えている。キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)へスライド可能に支持されている。
記録ヘッド39は、キャリッジ38の底面に配置されており、記録ヘッド39のノズル40(本発明の吐出口の一例、図5参照)がキャリッジ38の下面に露出されている。複合機1の内部に配置されたインクカートリッジ(不図示)から各色のインクが記録ヘッド39へ供給される。キャリッジ38が往復してスライドされる間に、記録ヘッド39のノズル40から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出される。これにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像記録が行われる。
図3及び図4に示されるように、用紙搬送路23の上側において一対のガイドレール43,44が配置されている。ガイドレール43,44は、記録用紙の搬送方向(図3の上側から下側方向)に所定距離を隔てられて対向しており、且つ記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図3の左右方向)に延設されている。ガイドレール43,44は、プリンタ部2の筐体内に設けられ、プリンタ部2を構成する各部材を支持するフレームの一部を構成している。キャリッジ38は、ガイドレール43,44を跨ぐようにして上記主走査方向に摺動可能に載置されている。
ガイドレール43は、記録用紙の搬送方向上流側に配設されている。ガイドレール43は、用紙搬送路23の幅方向(図3の左右方向)の長さがキャリッジ38の往復動範囲より長い平板状のものである。また、ガイドレール44は、記録用紙の搬送方向下流側に配設されている。ガイドレール44は、用紙搬送路23の幅方向の長さがガイドレール43とほぼ同じ長さの平板状のものである。キャリッジ38の搬送方向上流側の端部がガイドレール43に載置され、キャリッジ38の搬送方向下流側の端部がガイドレール44に載置されており、キャリッジ38は、各ガイドレール43,44の長手方向に摺動されるようになっている。
ガイドレール44の搬送方向上流側の縁部45は、上方へ向かって略直角に曲折されている。ガイドレール43,44に担持されたキャリッジ38は、縁部45をローラ対等の狭持部材により摺動可能に狭持している。これにより、キャリッジ38は、記録用紙の搬送方向に対して位置決めされ、且つ、記録用紙の搬送方向と直交する方向に摺動することができる。つまり、キャリッジ38は、ガイドレール43,44上に摺動自在に担持され、ガイドレール44の縁部45を基準として、記録用紙の搬送方向と直交する方向に往復動する。なお、図示されていないが、縁部45には、キャリッジ38の摺動を円滑にするためにグリースなどの潤滑剤が塗布されている。
ガイドレール44の上面には、図3に示されるように、ベルト駆動伝達機構46が配設されている。ベルト駆動伝達機構46は、駆動プーリ47と、従動プーリ48と、無端環状のベルト49とを有する。
駆動プーリ47及び従動プーリ48は、用紙搬送路23の幅方向の両端付近にそれぞれ設けられている。駆動プーリ47と従動プーリ48との間に、無端環状のベルト49が張架されている。駆動プーリ47の軸に、プリンタ部2の内部に設けられたCRモータ96(図4参照)の駆動軸が連結されている。CRモータ96の回転駆動力が駆動プーリ47に伝達されると、駆動プーリ47の回転によりベルト49が周運動する。なお、ベルト49は無端環状のもののほか、有端のベルトの両端部をキャリッジ38に固着するものも採用され得る。
キャリッジ38は、その底面側においてベルト49に連結されている。したがって、ベルト49の周運動に基づいて、キャリッジ38が縁部45を基準としてガイドレール43,44上をスライドする。つまり、キャリッジ38は、CRモータ96(図4参照)を駆動源としてスライドされる。このようなキャリッジ38に記録ヘッド39が搭載されて、記録ヘッド39が、用紙搬送路23の幅方向を主走査方向として往復動される。
図3に示されるように、ガイドレール44には、エンコーダストリップ50が配設されている。エンコーダストリップ50は、透明な樹脂からなる帯状のものである。ガイドレール44の幅方向(キャリッジ38のスライド方向)の両端には、その上面から起立するように一対の支持用リブ33,34が形成されている。エンコーダストリップ50は、その両端部が支持用リブ33,34に係止されて、縁部45に沿って架設されている。なお、エンコーダストリップ50はバネなどによって張力が付与されている。
エンコーダストリップ50には、光を透過させる透光部と光を遮断する遮光部とが、長手方向に等ピッチで交互に配置されたパターンが記されている。キャリッジ38の上面のエンコーダストリップ50に対応する位置には、透過型センサである光学センサ35が設けられている。エンコーダストリップ50と光学センサ35とによって、キャリッジ38の位置を検出するためのリニアエンコーダが構成される。複合機1の制御部(不図示)は、光学センサ35からの検出信号に基づいてキャリッジ38の位置を検出することができる。上記制御部は、検出された位置情報に基づいて、CRモータ96やASFモータを制御する。
図2及び図3に示されるように、用紙搬送路23の下側には、記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38のスライド範囲のうち、記録用紙が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42の幅は、搬送可能な記録用紙の最大幅より十分に大きいものであり、記録用紙の両端は常にプラテン42の上を通過する。
図3及び図4に示されるように、記録用紙が通過しない範囲、すなわち記録ヘッド39による画像記録領域の外側には、メンテナンス機構51が配設されている。具体的には、メンテナンス機構51は、図3においてプラテン42の右端部に配置されている。メンテナンス機構51は、記録ヘッド39のノズル40(図5参照)内のインクの乾燥を防止したり、ノズル40から気泡や異物を吸引除去するものである。本実施形態では、画像記録を行わない場合は、キャリッジ38はメンテナンス機構51上に配置される。つまり、キャリッジ38は、次の画像記録指示があるまで、メンテナンス機構51上で待機する。なお、メンテナンス機構51については、後段で詳細に説明する。
図2及び図4に示されるように、画像記録ユニット24の上流側には、搬送ローラ87とピンチローラ88とを有する一対の搬送ローラ対89が設けられている。画像記録ユニット24の下流側には、排紙ローラ90と該排紙ローラ90の上方に設けられた拍車91とを有する一対の排出ローラ対92が設けられている。搬送ローラ87は、該搬送ローラ87の軸方向の一端にギヤなどを介して連結されたASFモータから駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動される。なお、搬送ローラ87は、ASFモータとは別に設けられたモータ(不図示)からの駆動力で駆動されてもよい。
搬送ローラ87と排紙ローラ90とはギアなどの伝達機構により連結されており、該伝達機構を介して搬送ローラ87から駆動力が排紙ローラ90に伝達される。用紙搬送路23を搬送されている記録用紙は、搬送ローラ対89によってプラテン42上へ搬送される。そして、プラテン42上で画像が記録された記録済みの記録用紙は、排出ローラ対92によって排紙トレイ21へ搬送される。
[メンテナンス機構51]
図3及び図5に示されるように、メンテナンス機構51は、記録ヘッド39による画像記録領域の外側に配設されている。メンテナンス機構51は、キャップ55(本発明のキャップの一例)と、第1フレーム57と、インク排出部63と、カム機構60などにより構成されている。
キャップ55は、キャリッジ38がメンテナンス機構51の直上に設定されたキャッピング位置(図5において二点鎖線で示される位置)に移動された際に、記録ヘッド39のノズル40を覆うためのものである。本実施形態では、キャップ55は、その下部と第1フレーム57の底面との間に設けられたコイルバネ65(本発明の第2付勢部材の一例)を介して上下方向へ弾性的に支持されている。
コイルバネ65が自然長である場合、つまりキャップ55に外力が加えられていない状態では、キャップ55は記録ヘッド39から離反した位置(本発明の第2位置に相当)に配置されている(図5及び図6(A)参照)。キャップ55が、後述するスライドカム11によって上向きに押されると、コイルバネ65が伸びる。このとき、コイルバネ65は、圧縮方向にバネ力を発生させて、キャップ55を下向きへ付勢する。キャップ55は、スライドカム11によって上向きに押されることによって、上記第2位置から記録ヘッド39を圧接してノズル40を覆う位置(本発明の第1位置に相当、図6(C)参照)に姿勢変化される。なお、キャップ55の姿勢変化については後段で更に詳細に説明する。
第2フレーム57の下側にインク排出部63が取り付けられている。インク排出部63は、チューブ継手64を有する。チューブ継手64は、キャップ55に接続されている。チューブ継手64に図示しないチューブの一端が接続されており、チューブの他端は、ポンプ(不図示)に接続されている。キャップ55が第1位置に配置された状態、つまりキャップ55がノズル40を覆った状態でポンプが駆動すると、ノズル40内のインクはポンプによって強制的に吸引されて廃インクトレイ(不図示)へ排出される。このような動作はパージ処理と呼ばれる。
[カム機構60]
以下、図5〜図9に基づいて、カム機構60について説明する。ここで、図7は、図6の紙面右側から左側を見た場合のカム機構60の断面図であり、図8(A)、(D)、(G)、(J)の上段は、図7のA−Aの断面図であり、図8(A)、(D)、(G)、(J)の下段は、図7のB−Bの断面図であり、図8(B)、(E)、(H)、(K)は、図7のC−Cの断面図であり、図8(C)、(F)、(I)、(L)は、図7のD−Dの断面図であり、図9(A)は、カム機構60付近の斜視図であり、図9(B)は、カム機構60の第3ピニオンギヤ16、第1ラックギヤ17、及び第2ラックギヤ18以外を省略した場合のカム機構60付近の斜視図である。
図5、図6及び図9に示されるように、カム機構60は、キャップ55の下側に設けられている。図5〜図9に示されるように、カム機構60は、スライドカム11と、第1ピニオンギヤ12(本発明の第1ピニオンギヤの一例)と、欠歯ギヤ13(本発明の欠歯ギヤの一例)と、コイルバネ14(本発明の第1付勢部材の一例)と、第2ピニオンギヤ15(本発明の第2ピニオンギヤの一例)と、第3ピニオンギヤ16(本発明の第3ピニオンギヤの一例)と、第1ラックギヤ17(本発明の第1ラックギヤの一例)と、第2ラックギヤ18(本発明の第2ラックギヤの一例)と、により構成されている。
スライドカム11は、キャリッジ38のスライド方向と同方向へ移動可能に支持されている。スライドカム11は、キャップ55の下面に当接されるガイド面を有する。図8に示されるように、ガイド面は、各々が異なる高さであって高位置の第1ガイド面111(本発明の第1カム面に相当)及び低位置の第2ガイド面112(本発明の第2カム面に相当)と、第1ガイド面及び第2ガイド面を繋ぐ傾斜面113(本発明の第3カム面に相当)と、により構成されている。
図6(A)に示されるように、第2ガイド面112のみがキャップ55の下面と第1フレーム57の上面との間隙に入り込み、第2ガイド面112とキャップ55の下面が当接している場合、キャップ55は第2位置に保持される。
スライドカム11が駆動源(後述するように本実施形態ではASFモータ)から駆動伝達されて図5及び図6の紙面右側へ摺動すると、図6(B)に示されるように、第2ガイド面112に加えて傾斜面113がキャップ55と第1フレーム57の上面との間隙に入り込む。これにより、第2ガイド面112がキャップ55の下面から離れ、傾斜面113がキャップ55の下面に当接する。その結果、キャップ55は、傾斜面113の高さに応じて、第2位置から第1位置へ向かって移動される。
スライドカム11が駆動源から駆動伝達されて更に図5及び図6の紙面右側へ摺動すると、図6(C)に示されるように、第2ガイド面112及び傾斜面113に加えて第1ガイド面111がキャップ55の下面と第2フレーム57の上面との間隙に入り込む。これにより、傾斜面113がキャップ55の下面から離れ、第1ガイド面111がキャップ55の下面に当接する。その結果、キャップ55は第1位置に保持される。
第1ピニオンギヤ12は、本実施形態ではASFモータ(本発明の駆動源の一例)から駆動伝達機構を介して駆動力が伝達されて回転される。駆動伝達機構は、少なくとも1つの遊星ギヤなどでなる中間ギヤで構成されており、ASFモータの駆動力は当該中間ギヤを介して第1ピニオンギヤ12へ伝達される。駆動伝達機構を構成する中間ギヤのうち、第1ピニオンギヤ12と噛合される中間ギヤ19(図7参照)は、本発明の駆動ギヤの一例である。なお、本実施形態においては、ASFモータが本発明の駆動源の一例であるが、他のモータであってもよい。
図7に示されるように、欠歯ギヤ13は、第1ピニオンギヤ12と共に、1本の支軸61に軸支されている。また、欠歯ギヤ13も第1ピニオンギヤ12と同様に、ASFモータから駆動力が伝達されて回転される。また、支軸61に沿って、コイルバネ14が設けられている。具体的には、支軸61はコイルバネ14の中心を貫いている。コイルバネ14は、欠歯ギヤ13を、図7の紙面右側、つまり第1ピニオンギヤ12を押す向きに付勢する。これにより、欠歯ギヤ13は、ASFモータからの駆動力の伝達の他に、第1ピニオンギヤ12との間に生じる摩擦力によって、第1ピニオンギヤ12の回転に伴って回転し得る。
図8(B)に示されるように、欠歯ギヤ13の外周は、ギヤの歯が一部範囲にわたって欠落されている。つまり、欠歯ギヤ13には、歯が形成されている有歯部131と、歯が形成されていない欠歯部132が設けられている。キャップ55が第1位置と第2位置の間に位置される場合(図8(G)参照)、有歯部131が中間ギヤ19と対向する(図8(H)参照)。このとき、欠歯ギヤ13と中間ギヤ19が噛合し、駆動力が中間ギヤ19から欠歯ギヤ13に伝達され、欠歯ギヤ13が回転する。一方、キャップ55が第1位置に位置される場合(図8(A)参照)、及び、キャップ55が第2位置に位置される場合(図8(J)参照)、欠歯部132が中間ギヤ19と対向する(図8(B)、(K)参照)。このとき、欠歯ギヤ13と中間ギヤ19は噛合せず、駆動力が中間ギヤ19から欠歯ギヤ13に伝達されない。したがって、欠歯ギヤ13は中間ギヤ19からの駆動力の伝達によっては回転しない。
図7に示されるように、第2ピニオンギヤ15は、第1ピニオンギヤ12及び欠歯ギヤ13と共に、支軸61に軸支されている。第2ピニオンギヤ15は、スラスト方向の一方の面を欠歯ギヤ13に固定されており、欠歯ギヤ13と一体に回転する。第2ピニオンギヤ15には、欠歯ギヤ13と固定されている面と反対側の面に凸部151が設けられている。凸部151は、後述する第3ピニオンギヤの凹部161に嵌め込まれており、凹部161に沿って摺動する。
図7に示されるように、第3ピニオンギヤ16は、第1ピニオンギヤ12、欠歯ギヤ13及び第2ピニオンギヤ15と共に、支軸61に軸支されている。第3ピニオンギヤ16には、スラスト方向の面のうち、第2ピニオンギヤ15と当接する側の面に凹部161が設けられている。図8(C)に示されるように、凹部161は、欠歯ギヤ13の円周方向に所定角度φに亘り、且つ直径方向に所定の幅dを有している。
凸部151が凹部161の円周方向の端部に当接している場合に、凸部151が凹部161の端部を押す向きに第2ピニオンギヤ15が回転すれば、第3ピニオンギヤ16は第2ピニオンギヤ15と一体に回転する。一方、凸部151が凹部161の円周方向の端部に当接していない場合、又は、当接していても凸部151が凹部161の端部を押す向きと反対向きに第2ピニオンギヤ15が回転した場合には、第2ピニオンギヤ15が回転しても、凸部151と凹部161は相対移動するため、第3ピニオンギヤ16は回転しない。つまり、第3ピニオンギヤ16は、第2ピニオンギヤ15に対して円周方向に遊びを有して係合されている。
図7〜図9に示すように、第1ラックギヤ17は、スライドカム11の第2ガイド面112に、スライドカム11の移動方向に沿って設けられている。第1ラックギヤ17は第2ピニオンギヤ15と噛合可能である。
第1ラックギヤ17は、その両端の所定範囲に亘ってギヤの歯が欠落されている。つまり、第1ラックギヤ17は、歯が形成されている有歯部171と、傾斜面113の側で歯が形成されていない第1欠歯部172(本発明の第1移動端部に相当)と、傾斜面113と反対側で歯が形成されていない第2欠歯部173(本発明の第2移動端部に相当)とが設けられている。
キャップ55が第2位置に位置される場合(図6(C)及び図8(A)参照)、第1欠歯部172と第2ピニオンギヤ15が対向する。このとき、第1ラックギヤ17と第2ピニオンギヤ15は噛合せず、スライドカム11は第2ピニオンギヤ15からの駆動力の伝達によっては移動しない。
キャップ55が第1位置に位置される場合(図6(A)及び図8(J)参照)、第2欠歯部173と第2ピニオンギヤ15が対向する。このとき、第1ラックギヤ17と第2ピニオンギヤ15は噛合せず、スライドカム11は第2ピニオンギヤ15からの駆動力の伝達によっては移動しない。
キャップ55が第1位置と第2位置の間に位置される場合(図6(B)及び図8(G)参照)、有歯部171と第2ピニオンギヤ15が対向する。このとき、第1ラックギヤ17と第2ピニオンギヤ15は噛合し、第2ピニオンギヤ15に駆動力が伝達されていれば、スライドカム11は第2ピニオンギヤ15からの駆動力の伝達によって移動する。また、キャップ55が、傾斜面113の近傍の所定範囲において第1ガイド面111に支持されている場合も(図8(D)参照)、有歯部171と第2ピニオンギヤ15は対向する。このときも、第1ラックギヤ17と第2ピニオンギヤ15は噛合し、第2ピニオンギヤ15に駆動力が伝達されていれば、スライドカム11は第2ピニオンギヤ15からの駆動力の伝達によって移動する。
図7〜図9に示すように、第2ラックギヤ18は、スライドカム11の第2ガイド面112に、スライドカム11の移動方向に沿って、第1ラックギヤ17に並んで設けられている。第2ラックギヤ18は第3ピニオンギヤ16と噛合可能である。
第2ラックギヤ18は、全範囲に亘ってギヤの歯が設けられている。つまり、キャップ55が第1位置、第2位置、及び第1位置と第2位置の間の何れの位置であっても、第2ラックギヤ18は第3ピニオンギヤ16と噛合する。したがって、第3ピニオンギヤ16に駆動力が伝達されていれば、スライドカム11は第3ピニオンギヤ16の駆動力の伝達によって移動する。
[カム機構60の動作]
以下、図8に基づいて、カム機構60の移動、及びキャップ55の姿勢変化について説明する。
図8(A)〜(C)に示されるように、キャップ55が、スライドカム11の第1ガイド面111によって第1位置に保持されているとき、カム機構10は以下のような状態である。欠歯ギヤ13の欠歯部132が中間ギヤ19と対向しているため、欠歯ギヤ13と中間ギヤ19は噛合していない(図8(B)参照)。第2ピニオンギヤ15は第1ラックギヤ17の第1欠歯部172と対向している(図8(A)参照)。第2ピニオンギヤ15の凸部151は、第3ピニオンギヤ16の凹部161の左端に当接している(図8(C)参照)。
図7に示されるように、ASFモータからの駆動力が中間ギヤ19を介して第1ピニオンギヤ12に伝達されて、第1ピニオンギヤ12が図8(B)に示される一点鎖線矢印の向きに回転すると、カム機構10は以下に説明する状態となる。欠歯ギヤ13は、コイルバネ14によって第1ピニオンギヤ12を押す向きに付勢されているため、第1ピニオンギヤ12の回転に伴って第1ピニオンギヤ12の回転と同じ向き、つまり図8(B)に示される一点鎖線矢印の向きに回転する。これにより、欠歯ギヤ13と中間ギヤ19は噛合し、欠歯ギヤ13も中間ギヤ19から駆動力を伝達される(図8(E)参照)。
欠歯ギヤ13の回転により、第2ピニオンギヤ15が欠歯ギヤ13と一体に回転する。しかし、図8(A)に示されるように、第2ピニオンギヤ15は第1ラックギヤ17の第1欠歯部172と対向しており、第1ラックギヤ17と噛合していないため、第2ピニオンギヤ15が回転してもスライドカム11は移動しない。
第2ピニオンギヤ15の回転は欠歯ギヤ13の回転と同じ向き、つまり図8(C)に示される一点鎖線矢印の向きであるため、第2ピニオンギヤ15が第3ピニオンギヤ16に対して相対移動するのみで第3ピニオンギヤ16は回転しない。具体的には、第2ピニオンギヤ15の凸部151が第3ピニオンギヤ16の凹部161の右端に向かって移動する。第2ピニオンギヤ15の凸部151が第3ピニオンギヤ16の凹部161の右端に到達すると(図8(F)参照)、第3ピニオンギヤ16が第2ピニオンギヤ15と一体に回転する。第3ピニオンギヤ16は第2ラックギヤ18と噛合しているため、スライドカム11が図8(A)の実線矢印の向きに移動を開始する。
図8(D)に示されるように、スライドカム11が所定量移動すると、第2ピニオンギヤ15は第1ラックギヤ17の第1欠歯部172と対向する状態から有歯部171と対向する状態へ移行する。これにより、第2ピニオンギヤ15と第1ラックギヤ17は噛合する。その後、スライドカム11が更に所定量移動すると、キャップ55は第1ガイド面111に支持された状態から傾斜面113に支持された状態に移行する。つまり、キャップ55が、スライドカム11の第1ガイド面111に支持された状態から傾斜面113に支持された状態に移行する前に、第2ピニオンギヤ15と第1ラックギヤ17は噛合する。この条件を満たすように、カム機構60の構造が決定される。具体的には、第1欠歯部172の長さが、第1ガイド面111に支持されたキャップ55が傾斜面113に支持された状態に移行するまでに必要なスライドカム11の移動量より短く構成される。
第2ピニオンギヤ15及び第1ラックギヤ17の噛合後、キャップ55がスライドカム11の傾斜面113に支持された状態に移行する(図8(G)〜(I)参照)。スライドカム11は、欠歯ギヤ13の欠歯部132と中間ギヤ19が対向することによって、欠歯ギヤ13と中間ギヤ19が噛合しなくなるまで、キャップ55を第1位置から第2位置へ下降させる向きへの移動を継続する。欠歯ギヤ13と中間ギヤ19が噛合しなくなると(図8(K)参照)、つまりキャップ55が第2位置に到達するとスライドカム11は停止する(図8(J)参照)。このときの第2ピニオンギヤ15の状態が図8(L)に示される。なお、キャップ55の第2位置から第1位置への姿勢変化は、各ギヤの回転が逆向きである以外、第1位置から第2位置への姿勢変化と同様の手順で実行される。
[実施形態の効果]
上述の構成では、図8(A)に示されるように、第1ラックギヤ17の第1欠歯部172が第2ピニオンギヤ15と対向しているとき、つまり第1ラックギヤ17と第2ピニオンギヤ15が噛合しないとき、図8(B)に示されるように、欠歯ギヤ13は中間ギヤ19と噛合しない。つまり、欠歯ギヤ13が、図8(B)に示される一点鎖線矢印と反対向き(以下、第1向きと記す。)に回転した結果、欠歯部132が中間ギヤ19と対向すると、欠歯ギヤ132と中間ギヤ19の噛合が解除されるのである。この場合、欠歯ギヤ132はそれ以上第1向きに回転しない。
この状態において、欠歯ギヤ13が、図8(B)に示される一点鎖線矢印の向き(以下、第2向きと記す。)に回転するには、欠歯ギヤ13は再び中間ギヤ19と噛合する必要がある。そのためには、欠歯ギヤ13が第2向きに回転する第1ピニオンギヤ12との摩擦によって第1ピニオンギヤ12と一体に回転すればよい。しかし、欠歯ギヤ13が第1ピニオンギヤ12との摩擦力によって回転するには、欠歯ギヤ13が他の負荷、例えば他のギヤから完全に切り離される必要がある。
上述の構成では、欠歯ギヤ13と一体に回転する第2ピニオンギヤ15は、第1欠歯部172において、第1ラックギヤ17と噛合しない。また、第2ピニオンギヤ15は、第1欠歯部172と対向した状態において、第3ピニオンギヤ16との係合部分に設けられた遊びによって、第3ピニオンギヤ16と個別に回転可能である。つまり、欠歯ギヤ13は、第2ピニオンギヤ15が第1欠歯部172と対向した状態において、他の負荷であるスライドカム11から完全に切り離される。よって、欠歯ギヤ13は、第2ピニオンギヤ15が第1欠歯部172と対向した状態において、第1ピニオンギヤ12との摩擦によって第1ピニオンギヤ12と一体に、第2向きに回転可能である。
スライドカム11がASFモータから切り離された状態、例えば欠歯ギヤ13と第1ピニオンギヤ12のように摩擦のみによって連結されている箇所がスライドカム11とASFモータとの間に存在する場合には、以下の問題が生じるおそれがある。キャップ55が第1ガイド面111に支持された状態から傾斜面113に支持された状態へ移行すると、移行した瞬間に、コイルバネ65の付勢力(当該付勢力は欠歯ギヤ13と第1ピニオンギヤ12の間の摩擦力より大きい。)がキャップ55に働く。これにより、キャップ55が第1位置から第2位置の向きに高速で移動するおそれがある。
しかし、上述の実施形態では、第1ラックギヤ17は、第1欠歯部172において第2ピニオンギヤ15と噛合しない範囲であって、かつ少なくともスライドカム11が傾斜面113によってキャップ55を支持する領域において第2ピニオンギヤ15と噛合する範囲に渡って設けられている。つまり、キャップ55が第1ガイド面111に支持された状態から傾斜面113に支持された状態へ移行したときには、第1ラックギヤ17は第2ピニオンギヤ15と噛合している。また、欠歯ギヤ13は、第1ピニオンギヤ12と一体に第2向きに回転することによって中間ギヤ19と噛合している。その結果、スライドカム11は第2ピニオンギヤ15及び欠歯ギヤ13を介してASFモータによって固定された状態となる。したがって、キャップ55がコイルバネ65の付勢力によって高速で移動することを防止できる。
[実施形態の変形例]
上述の実施形態では、スライドカム11がキャップ55を直接支持していたが、スライドカム11がキャップ55を間接的に支持していてもよい。
この場合、図10に示されるように、メンテナンス機構51は、キャップ55と、第2フレーム56(本発明のホルダの一例)と、第1フレーム57と、平行リンク58と、インク排出部63と、カム機構60などにより構成されている。以下、上述の実施形態と異なる部分について説明する。
キャップ55は、第2フレーム56に設けられている。具体的には、箱状に形成された第2フレーム56の底面にキャップ55が支持されている。本実施形態では、キャップ55は、その下部と第2フレーム56の底面との間に設けられたコイルバネ65を介して上下方向へ弾性的に支持されている。第2フレーム56は、第1フレーム57に支持されている。具体的には、第2フレーム56は、平行リンク58を介して第1フレーム57に取り付けられている。
平行リンク58は、4つの脚部67で構成されている。各脚部67の両端に軸が設けられている。一方の端部68の軸が第2フレーム57の底面に回動自在に取り付けられており、他方の端部69の軸が、第1フレーム56の下面に回動自在に取り付けられている。これにより、第1フレーム56及びキャップ55は、第2フレーム57の底面に近接して、第2フレーム57の底面に対する脚部67の角度θが最も小さくなる第2位置と、第2フレーム57の底面から離間して、上記角度θが最も大きくなる第1位置との間を移動可能となる。
本実施形態では、第2位置において角度θが略零となり、脚部67が略水平姿勢となるまで第2フレーム56が第1フレーム57の底面に近接する。第2フレーム56が第2位置にあるときに、端部69は、端部68よりもプラテン42側、つまり、画像記録領域側に配置されている。一方、第1位置において角度θは略90°となり、脚部67が略起立姿勢となるまで第2フレーム56が第1フレーム57から離間する。このような脚部67が取り付けられてるため、第2フレーム56は、第2位置においてプラテン42寄りに配置され、第1位置においてプラテン42から最も離された位置に配置される。図10では、説明の便宜のため、脚部67は、零以上の角度θで示されている。なお、脚部67は、必ずしも上述したような略水平姿勢や略起立姿勢になる必要はなく、少なくとも、脚部67が第2位置において倒伏側に配置され、第1位置において起立側に配置されていればよい。
第2フレーム56がスライドカム11によって支持され、キャップ55と第2フレーム56の間にコイルバネ65が介在している場合、第2フレーム56には、コイルバネ65によって第1位置から第2位置の向きに付勢力が働く。しかし、上述の実施形態と同様にカム機構60によって、キャップ55が高速で移動することを防止できる。
上記の実施形態では、コイルバネ65がキャップ55を第2位置に付勢するように構成されていたが、コイルバネ65がキャップ55に取り付けられていなくてもよい。
この場合、キャップ55は、第1位置から第2位置へ移動する際に、自重により傾斜面113を移動する。その為、コイルバネ65が必要ない分、コストを減らすことができる。
上記の実施形態では、複合機1に本発明を適用した場合について説明したが、配線用の導電性を有する金属材料を基材に吐出して配線パターンを記録するもの等の画像記録装置においても、本発明を適用することができる。
1・・・複合機
2・・・プリンタ部
12・・・第1ピニオンギヤ
13・・・欠歯ギヤ
14・・・コイルバネ
15・・・第2ピニオンギヤ
16・・・第3ピニオンギヤ
17・・・第1ラックギヤ
18・・・第2ラックギヤ
19・・・中間ギヤ(駆動ギヤ)
39・・・記録ヘッド
40・・・ノズル(吐出口)
55・・・キャップ
56・・・第2フレーム(ホルダ)
65・・・コイルバネ(第2付勢部材)

Claims (3)

  1. 液滴を吐出する記録ヘッドに圧接して吐出口を覆う第1位置、及び上記記録ヘッドから離反した上記第1位置より低い第2位置に姿勢変化可能なキャップと、
    上記キャップを上記第1位置に保持するための第1カム面、上記キャップを上記第2位置に保持するための第2カム面、及び上記第1カム面と上記第2カム面とを連結する第3カム面を有し、上記キャップの移動方向と交差する方向へ移動することによって上記キャップを姿勢変化させるスライドカムと、
    駆動源から駆動伝達される駆動ギヤと噛合し、全周に歯を有する第1ピニオンギヤと、
    上記第1ピニオンギヤと同軸に配置されて上記駆動ギヤと噛合可能に設けられており、上記第1ピニオンギヤと同じピッチの歯を有し、当該歯の一部が上記駆動ギヤと噛合しないように欠落された欠歯ギヤと、
    上記第1ピニオンギヤと上記欠歯ギヤとが圧接するようにスラスト方向へ付勢する第1付勢部材と、
    上記欠歯ギヤと一体に回転する第2ピニオンギヤと、
    上記第2ピニオンギヤに対して円周方向へ遊びを有して係合された第3ピニオンギヤと、
    上記スライドカムにおいてその移動方向へ沿って設けられており、上記第2ピニオンギヤと噛合可能な第1ラックギヤと、
    上記第1ラックギヤに並んで設けられており、上記第3ピニオンギヤと噛合可能な第2ラックギヤと、を具備し、
    上記第1ラックギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部、及び上記第2位置に保持する第2移動端部において、上記第2ピニオンギヤと噛合しない範囲であって、かつ少なくとも上記スライドカムが上記第3カム面によって上記キャップを支持する領域において上記第2ピニオンギヤと噛合する範囲に渡って設けられており、
    上記第2ラックギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部、及び上記第2位置に保持する第2移動端部に渡って上記第3ピニオンギヤと噛合するように設けられており、
    上記欠歯ギヤは、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部において上記駆動ギヤと噛合せず、
    上記第3ピニオンギヤは、上記遊びによって、上記スライドカムが上記キャップを上記第1位置に保持する第1移動端部において、上記スライドカムを上記第2移動端部へ移動させるための回転方向へ上記第2ピニオンギヤと個別に回転可能である画像記録装置。
  2. 上記キャップを上記第2位置へ向かって付勢する第2付勢部材、を更に備えた請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 上記スライドカムによって支持されて、上記キャップと共に姿勢変化するホルダ、を更に備え、
    上記第2付勢部材は、上記キャップと上記ホルダとの間に介在されたものである請求項2に記載の画像記録装置。
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