JP2011072489A - 理美容椅子の昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の理美容椅子の昇降装置にあっては、昇降機構の構造からして平行リンクが起立方向に変位してもリンクによって背凭れの伏倒量が少なく、従って、洗髪姿勢は僅かに後傾した状態しかならず、従って、被施術者の首は洗髪ボウルに対して後傾姿勢となるので安楽な姿勢での洗髪が行えないといった問題があった。
【解決手段】 油圧シリンダ5の伸長により平行リンク3,4が変移してフレーム7を介して座部6を上昇させ、また、平行リンクが変移して突起軸4cが変移することで背凭れリンク11を上昇させて背凭れ支持板10と支持板9bとの軸支点で背凭れ9を伏倒させ、ストッパー12が背凭れ支持板に当接すると背凭れ9の伏倒は阻止され、それ以降の上昇動作にあっては前記突起軸が前記長孔4c内を移動することで背凭れは変移せずに座部と共に上昇することを特徴とする理美容椅子の昇降装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、1つの油圧シリンダで座部が上昇すると共に背凭れが伏倒し、かつ、前記背凭れが伏倒した状態において座部の昇降調整が行えるように構成し、椅子に仰臥状態で寝ている被施術者の頭部を洗髪ボウルに対して最適な位置に設定することができる理美容椅子の昇降装置に関する。
洗髪に適する理美容椅子としては、例えば、特開2003−250652号公報に開示された発明がある。この発明は、1つの油圧シリンダによって座部を上昇させ、この座部の昇降に伴って背凭れを起伏させる構造のものである。すなわち、油圧シリンダによって座部を昇降させ、該昇降する座部に一端が背凭れに接続されたリンクの他端を接続し、座部が昇降すると前記リンクを介して背凭れが連動して起伏する構造のものである。
そして、前記した先行文献にあっては、背凭れは座部の後方部に軸支された状態で起伏動作を行うものであるので、背凭れの上端は座部との軸支点を支点して円弧運動して、被施術者の首後ろ部を受ける洗髪ボウルの凹部で支持するものである。
特開2003−250652号公報
ところで、先行文献の構造にあっては、座部が上昇しながら背凭れの伏倒が連動しているために、座部の上昇と背凭れの伏倒が最終姿勢となった位置で油圧シリンダに油を供給するとさらに上昇して被施術者の首を洗髪ボウルに近づけることができるが、昇降機構の構造からして平行リンクが起立方向に変位してもリンクによって背凭れの伏倒量が少なく、従って、洗髪姿勢は僅かに後傾した状態しかならず、従って、被施術者の首は洗髪ボウルに対して後傾姿勢となるので安楽な姿勢での洗髪が行えないといった問題があった。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、座部の上昇に伴って伏倒する背凭れが最終の高さ位置に達した状態から背凭れの伏倒姿勢を変えることなく昇降調整が行えるようにし、被施術者の後頭部を洗髪ボウルの凹部状のネック受けに対してフィット状態で保持できるようにした理美容椅子の昇降装置を提供せんとするものである。
本発明の理美容椅子の昇降装置は、前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、基台に取付けられた起立板に一端が軸支された平行リンクと、該平行リンクの1つに下端が軸支されたフレームと、前記平行リンクの一方と前記基台との間に取付けられた油圧シリンダと、前記フレームの上端に取付けられた座部と、背凭れ基板に一端が取付けられた支持板を有する背凭れと、該背凭れの前記支持板の先端に一端が軸支され、他端が前記座部の座部基板後方に延長された固定板上に固定された背凭れ支持板と、前記背凭れにおける前記背凭れ基板の上方に上端が軸支され、下端側に前記平行リンクに取付けされた突起軸が挿通する長孔が形成された背凭れリンクと、前記背凭れにおける前記背凭れ基板に取付けられ、背凭れが所定の伏倒位置に伏倒すると前記背凭れ支持板の背面側に当接して背凭れの伏倒を阻止するストッパーとより構成し、前記油圧シリンダの伸長により前記平行リンクが変移して前記フレームを介して前記座部を上昇させ、また、前記平行リンクが変移して前記突起軸が変移することで前記背凭れリンクを上昇させて前記背凭れ支持板と前記支持板との軸支点で前記背凭れを伏倒させ、前記ストッパーが前記背凭れ支持板に当接すると背凭れの伏倒は阻止され、それ以降の上昇動作にあっては前記突起軸が前記長孔内を移動するため背凭れは変移せずに座部と共に上昇することを特徴とする。
請求項2の手段は、前記した請求項1において、前記背凭れリンクの長孔の長さを、前記ストッパーが前記背凭れ支持板に当接して前記突起軸が前記長孔を移動する長さよりも長くすることで、洗髪ボウルと背凭れの上端との間に異物が挟まっても、突起軸が長孔を移動することで前記異物に損傷を与えないようにしたことを特徴とする。
請求項3の手段は、前記した請求項1において、前記座部の前方にレッグレストを軸支し、該レッグレストのレッグレスト基板にレッグレストリンクを軸支し、かつ、前記平行リンクの一方に前記レッグレストリンクと軸支される突出片を取付け、前記平行リンクの変移に伴ってレッグレストを上下方向に変移させるようにしたことを特徴とする。
請求項4の手段は、前記した請求項1において、前記油圧シリンダは上昇用スイッチの操作によって油が供給され、また、下降用スイッチの操作によって排油され、前記上昇用スイッチを予め設定した時間以上長押しすることで椅子を予め設定した高さ位置まで上昇するプリセット動作を行わせ、また、前記下降用スイッチを前記予め設定した時間以上長押しすることで椅子を予め設定した初期位置までオートリターン動作を行わせることを特徴とする。
本発明は前記したように、油圧シリンダが伸長すると座部が上昇するのに伴って背凭れが伏倒し、背凭れに設けたストッパーが背凭れ支持板に当接した位置で背凭れの伏倒動作は停止し、この停止した位置においても油圧シリンダが伸長すると背凭れの伏倒動作停止状態で座部が上昇して予め設定した高さ位置で停止し、この位置から背凭れの平行状態を維持しながら座部の下降を行うことで被施術者の首後ろと洗髪ボウルの凹部とのフィットを容易に調整することが可能となる。
また、背凭れリンクの長孔の長さを、ストッパーが背凭れ支持板に当接して突起軸が長孔を移動する長さよりも長くしたので、洗髪ボウルと背凭れの上端との間に異物が挟まっても、突起軸が長孔を移動することで前記異物に損傷を与えないようにした。
さらに、前記座部にレッグレストを取付け、座部の昇降に伴ってレッグレストの変移が自動的に行われるので、被施術者の着座姿勢および洗髪作業を行うための仰臥姿勢を安楽な姿勢で維持することができる。
さらに、上昇用スイッチおよび下降用スイッチを予め設定した時間より短い時間だけ操作することで椅子の上昇、下降が行われ、前記設定時間より長押しすると予め設定したプリセット動作とオートリターン動作が行われることで、前記上昇用スイッチと下降用スイッチの2つを短時間の操作で少しずつ椅子を上昇、下降ができ、かつ、長押しでプリセット動作とオートリターン動作を行え、従って、スイッチの数を減らして操作性の向上を図ることができるといった効果を有するものである。
本発明に係る理美容椅子の昇降装置の実施例を示す座部が最下降位置である側面図である。 図1の座部が上昇し背凭れが最伏倒状態を示す側面図である。 図2の座部が更に上昇しながら洗髪ボウル側に近接した状態を示す側面図である。 図2の背凭れ裏面側から見た斜視図である。 昇降装置の油圧シリンダを制御するための回路ブロック図である。 図5の回路ブロックによる動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明に係る理美容椅子の昇降装置の一実施例を図1〜図4と共に説明する。
1は理美容院等の床面に設置される基台にして、該基台1の裏面側には水平状態を出すための微調整を可能とする脚体1aが取付けられている。2は前記基台1の上面後方(図において右側)に取付けられた起立板である。
3,4は前記起立板2に一端が軸支された一対の偏平状の平行リンク、5は一端が前記基台1に回動自在に軸支された油圧シリンダにして、該油圧シリンダ5のラムが前記平行リンク4に軸支されている。
6は被施術者が腰掛けるための座部にして、該座部6の座部基板6aの裏面からフレーム7が垂下され、該フレーム7の下部は前記平行リンク4に開口された開口部4a(図4参照)を通過し、下端部は平行リンク3の先端部分に軸支されている。また、フレーム7の下端部より上側は平行リンク4の先端部分に軸支されている。
8は前記座部6の先端側に回動自在に軸支されたレッグレストにして、レッグレスト基板8aに一端が軸支されたレッグレストリンク8bが取付けられ、該リンク8bの他端は前記平行リンク4の先端から突出した突出片4bの先端と軸支されている。
9は背凭れにして、背面側には背凭れ基板9aが設けられ、該背凭れ基板9aの左右両側(図面においては前後方向)には下方に向かって折曲された支持板9bが取付けられている。また、支持板9bの先端にはL字状の背凭れ支持板10の上端が回動自在に軸支され、下端は背凭れ9から下方に向かって導出されている。前記背凭れ支持板10の背凭れ9から導出された下端は、前記座部基板6aの後部に取付けられた後方に延びる固定板6bに固定されている。
11は上端が前記背凭れ基板9aにおける前記支持板9bの近傍に軸支された背凭れリンクにして、下方には長孔11aが形成され、該長孔11aの上端には前記平行リンク4の前記起立板2との軸支部に近い部分に突起軸4cが挿入されている。また、背凭れ基板9aには背凭れ9が水平状態となった時に前記背凭れ支持板10の背面側と当接するゴム等の弾性体でなるストッパー12が取付けられている。
次に、前記した油圧シリンダ5への油の注入、排出を行うための回路を図5と共に説明する。
図5において、13はコンピュータである中央処理装置(CPU)、14,15は前記CPU13の入力部材である図示しないフットペダルや背凭れ9の側面に設置され座部6を上昇させる上昇用スイッチおよび下降用スイッチ、16は油圧シリンダ5に油を注入し、あるいは排油させるための油圧回路である。
なお、前記したCPU13には上昇用スイッチ14および下降用スイッチ15が予め設定した時間、例えば、タイマー回路に予め設定した時間である2秒以上操作されたか否かを判断するタイマー回路が内蔵されている。そして、2秒以下の操作であるとCPU13が判断した場合には、その操作された時間だけ油圧回路16に動作信号を送出して油圧シリンダ5に油を注入(上昇用スイッチ14を操作した場合)したり、排油(下降用スイッチ15を操作した場合)する。
また、CPU13が2秒以上操作されたと判断した場合には、施術者が予め設定したプリセット位置(上昇用スイッチを操作した場合)まで座部6を上昇させるための油を油圧シリンダ5に注入する動作信号を油圧回路16に送出し、施術者が予め設定した初期位置であるオートリターン位置(下降用スイッチを操作した場合)まで座部6を下降させるための排油する動作信号を油圧回路16に送出する構成となっている。
次に、前記した構成に基づいて動作を図6のフローチャートと共に説明するに、図1に示す初期位置、すなわち、座部6が最下降位置にあり、レッグレスト8が垂れ下がった位置にあり、かつ、背凭れ9が略起立位置にある状態から、上昇用スイッチ14を操作すると(ステップS1)、CPU13は予め設定した時間以下か以上かの判断を行い(ステップS2)、設定時間より短いと判断すると操作した時間だけ油圧回路16に駆動信号を送出し油圧シリンダ5に油を供給し座部6を上昇させる。
すなわち、油圧回路16より上昇用スイッチ14が操作された分だけ油圧シリンダ5に油が供給されると、該油圧シリンダ5のラムが上昇して該ラムに軸支されている平行リンク4が起立板2との軸支点で時計方向に回動され、かつ、これに伴って平行リンク3も回動されるので、僅かではあるがフレーム7が上昇し、これに伴って座部6も上昇する。
前記ステップS2において、前記タイマー回路に設定した2秒よりも長い時間押し続けたとCPU13が判断すると、図3に示す椅子全体を最大高さ位置(以下、第2の上昇位置という)まで上昇させるプリセット状態であると判断して図3の高さ位置まで上昇させるように油圧回路16に駆動信号を送出する。
次に、プリセット動作について説明するに、前記した短時間の座部6の上昇動作と同じ動作を行う。この動作によって平行リンク4が時計方向に回動するに伴って突起軸4cが時計方向に変移するが、この突起軸4cには背凭れリンク11の長孔11aの上端に当接しているので、背凭れリンク11は斜め上方(図面において右斜め方向)上昇する。
この上昇時において背凭れ支持板10の下端が固定板6bと固定状態にあることから、背凭れ9内の支持板9bは背凭れ支持板10との軸支点を中心に後方に傾動を開始する。この時、被施術者の背中荷重が背凭れ9に作用しているので、背凭れ支持板10の下端と固定板6bとの固定状態が維持され、従って、背凭れ9の後傾はスムースに行われる。
また、平行リンク4の上昇に伴って、該平行リンク4の先端に取付けられている突出片4bがレッグレストリンク8bを介してレッグレスト8を水平方向に押し上げる。
そして、前記した動作が行われ座部6が上昇し、背凭れ9が後傾し、かつ、レッグレスト8が水平方向に変移するが、背凭れ9に取付けられているストッパー12が背凭れ9の後傾によって徐々に背凭れ支持板10の背面側に近接し、図2に示す位置においてストッパー12は背凭れ支持板10の背面側に当接する。この当接によって背凭れ9の伏倒動作は停止する。また、この位置においてレッグレスト8の水平方向の変移も突出片4bとレッグレストリンク8bとの長さ関係によって停止する。なお、この状態を第1の上昇位置という。
この状態において、さらに油圧回路16より油が油圧シリンダ5に供給され続けるので、平行リンク3,4は時計方向に回動するので座部6はフレーム7を介して上昇する。この時、背凭れ9も上昇して背凭れリンク11も引き上げられるが、前記突起軸4cは長孔11a内を移動するので背凭れ9に負荷を掛けることなく上昇する。
そして、CPU13は施術者が予め設定した第2の上昇位置を検出するセンサ(例えば、平行リンク3,4の変位量を図示しないリンク機構を介してポテンショメータ等によって検出するセンサ)の値を記憶しているので、該センサの値が前記記憶している値と一致した時点で油圧シリンダ6の給油を停止する。
前記した動作において平行リンク3,4は回動動作するので、座部6は上昇しながら後方(図面において右方向)に移動し、徐々に背凭れ9の先端部は図示しない洗髪ボウルに接近することとなる。そして、前記第2の上昇位置において、被施術者の首後ろ部が洗髪ボウルの凹部に一致した場合には施術者が洗髪を開始する。
しかし、被施術者の首後ろ部と洗髪ボウルの凹部との位置が一致しない、すなわち、洗髪ボウル高さが被施術者の首後ろ部より高いような場合には、CPU13は下降用スイッチ15がタイマー時間より長押したか否かの監視を行っているので(ステップS4)、下降用スイッチ15をタイマー時間より短い時間操作すると、該操作した時間だけ油圧回路16より油圧シリンダ5の油を排出する。
従って、座部6は下降用スイッチ15を操作した分だけ下降が開始されるので、図2に示す背凭れ9およびレッグレスト8が水平状態で椅子が下降する第1の上昇位置までの間において前記操作を繰り返し行うことで被施術者の首後ろ部を洗髪ボウルの凹部に一致させることができる(ステップS5)。そして、一致した状態において施術者が洗髪を開始する。
なお、前記した背凭れリンク11に形成する長孔11aの長さとしては、第1の上昇位置から第2の上昇位置に変移する時に突起軸4cが長孔4c内を下降できる長さが最低限必要であるが、該長孔4cの長さを前記最低限の長さより長くすることで、背凭れ9の伏倒時や第2の上昇位置から第1の上昇位置に下降する場合に、背凭れが洗髪ボウルに当接することはないが洗髪ボウルと背凭れの上端との間に異物(例えば、施術者の身体の位置)が挟まっても、長孔11a内を突起軸4cが移動可能であることから背凭れ9は上方向への変移が可能となり、従って、前記異物への負荷が軽減される異物の損傷を防止することができる。
そして、CPU13は前記第2の上昇位置(ステップS3)において洗髪が終了し下降用スイッチ15を2秒以上長押し(ステップS4)、または、第2の上昇位置と第1の上昇位置との間で下降させた位置での洗髪が終了し下降用スイッチ15を2秒以上長押しされたか否かを監視し(ステップS6)、CPU13が長押しがされたと判断すると、図1に示す初期位置まで下降させるオートリターン動作が開始される(ステップS7)。
次に、このオートリターンの動作について説明する。
下降用スイッチ15を長押しすると、CPU13は予め設定されている下降位置における前記センサの出力を記憶しているので、CPU13は前記記憶しているセンサの値とセンサよりの値とが一致するまで油圧シリンダ5の排油を行う。
油圧シリンダ5の排油が開始されると前記第1の上昇位置までは座部6が下降を開始するが、レッグレスト8と背凭れ9は水平状態を維持している。なお、この下降時において背凭れリンク11は下降するが突起軸4cに対して長孔11a内を移動することになる。
そして、突起軸4cが長孔11aの上端に当接すると、平行リンク3,4の反時計方向の回動に伴って背凭れリンク11の上端が背凭れ9を押し上げる方向に作用し、かつ、座部6が下降しているので背凭れ9は背凭れ支持板10と支持板9bとの軸支点で回動して起立方向に変移する。
また、平行リンク4が反時計方向に回動によって突出片4bがレッグレストリンク8bを引っ張る状態となるので、平行リンク4の変移に伴ってレッグレスト8は垂直方向に変移する。
そして、CPU13が記憶しているセンサの値と現在のセンサよりの値とが一致したと判断すると、油圧回路16より油圧シリンダ5の排油を停止する指令が送出されて図1に示す初期位置で停止してオートリターン動作は終了する。
なお、前記した構造において、平行リンク4に対して油圧シリンダ5とフレーム7を軸支した場合について説明したが平行リンク3軸支してもよく、また、突起軸4cと突出片4bを平行リンク4に設けた場合について説明したが平行リンク3に設けても良い。
1 基台
2 起立板
3,4 平行リンク
4c 突起軸
5 油圧シリンダ
6 座部
6a 座部基板
6b 固定板
7 フレーム
8 レッグレスト
8a レッグレスト基板
8b レッグレストリンク
9 背凭れ
9a 背凭れ基板
9b 支持板
10 背凭れ支持板
11 背凭れリンク
11a 長孔
12 ストッパー
13 CPU
14 上昇用スイッチ
15 下降用スイッチ
16 油圧回路

Claims (4)

  1. 基台1に取付けられた起立板2に一端が軸支された平行リンク3,4と、
    該平行リンクの1つに下端が軸支されたフレーム7と、
    前記平行リンクの一方と前記基台との間に取付けられた油圧シリンダ5と、
    前記フレームの上端に取付けられた座部6と、
    背凭れ基板9aに一端が取付けられた支持板9bを有する背凭れ9と、
    該背凭れの前記支持板の先端に一端が軸支され、他端が前記座部の座部基板6a後方に延長された固定板6b上に固定された背凭れ支持板10と、
    前記背凭れにおける前記背凭れ基板の上方に上端が軸支され、下端側に前記平行リンクに取付けされた突起軸4cが挿通する長孔11aが形成された背凭れリンク11と、
    前記背凭れにおける前記背凭れ基板に取付けられ、背凭れが所定の伏倒位置に伏倒すると前記背凭れ支持板の背面側に当接して背凭れの伏倒を阻止するストッパー12とより構成し、
    前記油圧シリンダの伸長により前記平行リンクが変移して前記フレームを介して前記座部を上昇させ、また、前記平行リンクが変移して前記突起軸が変移することで前記背凭れリンクを上昇させて前記背凭れ支持板と前記支持板との軸支点で前記背凭れを伏倒させ、前記ストッパーが前記背凭れ支持板に当接すると背凭れの伏倒は阻止され、それ以降の上昇動作にあっては前記突起軸が前記長孔内を移動するため背凭れは変移せずに座部と共に上昇することを特徴とする理美容椅子の昇降装置。
  2. 前記背凭れリンクの長孔の長さを、前記ストッパーが前記背凭れ支持板に当接して前記突起軸が前記長孔を移動する長さよりも長くすることで、洗髪ボウルと背凭れの上端との間に異物が挟まっても、突起軸が長孔を移動することで前記異物に損傷を与えないようにしたことを特徴とする請求項1記載の理美容椅子の昇降装置。
  3. 前記座部の前方にレッグレスト8を軸支し、該レッグレストのレッグレスト基板8aにレッグレストリンク8bを軸支し、かつ、前記平行リンクの一方に前記レッグレストリンクと軸支される突出片を取付け、前記平行リンクの変移に伴ってレッグレストを上下方向に変移させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の理美容椅子の昇降装置。
  4. 前記油圧シリンダは上昇用スイッチの操作によって油が供給され、また、下降用スイッチの操作によって排油され、前記上昇用スイッチを予め設定した時間以上長押しすることで椅子を予め設定した高さ位置まで上昇するプリセット動作を行わせ、また、前記下降用スイッチを前記予め設定した時間以上長押しすることで椅子を予め設定した初期位置までオートリターン動作を行わせることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の理美容椅子の昇降装置。
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