JP2011072167A - 制御装置および制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】素子にばらつきがあっても、比較的簡単な構成で、電流のばらつきを無くし、人手による調整を不要とする。
【解決手段】微調整制御器13は、モジュール16−1〜16−3のそれぞれから出力される電流が等しくなるように、モジュール16−1〜16−3のそれぞれについて、パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量である位相操作量とパルスの幅の変化量である振幅操作量とを算出する。波形整形器14−1〜14−3のそれぞれは、バス電圧が正の電圧であるかまたは負の電圧であるかを示す正負符号情報、並びに微調整制御器13から供給される位相操作量および振幅操作量によって、ゲートパルスであるパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。本発明は、電源装置に適用できる。
【選択図】図1

Description

本発明は制御装置および制御方法、並びにプログラムに関する。
従来から、図19に示されるように、容量を増すために、UPS(uninterruptible power supply)ユニット内に同容量のモジュールを積み上げる方式が採用されている。図19のUPSユニットは、検出された出力の電圧を基に電圧を制御する電圧制御器201、正弦波で変調されたパルス幅変調(PWM(pulse width modulation))信号を生成するPWM変調器202、パルス幅変調信号であるゲートパルスによりバッテリ203からの直流電源を入力して交流電源を供給するモジュール204−1〜204−3、バスによって並列に接続されたモジュール204−1〜204−3から供給される交流電源の電圧を検出する電圧検出器205からなる。モジュール204−1〜204−3からの交流電源は、負荷206に供給される。
図20は、モジュール204−1〜204−3の構成を示すブロック図である。モジュール204−1〜204−3のそれぞれは、ドライバ211、上側スイッチ212、下側スイッチ213、フィルタインダクタ214、およびフィルタキャパシタ215から構成される。ドライバ211は、パルス幅変調信号であるゲートパルスを増幅し、上側スイッチ212および下側スイッチ213に供給する。上側スイッチ212は、ドライバ211からのパルス幅変調信号によって閉じられたとき、正の電圧を出力する。下側スイッチ213は、ドライバ211からのパルス幅変調信号によって閉じられたとき、負の電圧を出力する。フィルタインダクタ214およびフィルタキャパシタ215は、上側スイッチ212および下側スイッチ213から出力される電源から、高次の周波数成分を除去する。
また、第1と第2の変調波入力手段と、第1の同期入力信号と第1の搬送波を所定の位相差に制御する第1の搬送波位相制御手段と、第1の搬送波を基に生成した第2の同期入力信号と第2の搬送波を所定の位相差に制御する第2の搬送波位相制御手段と、搬送波選択手段、変調波選択手段及び第1と第2の比較手段からなる第1と第2のPWM信号を出力する手段を設け、第1のPMW信号を第1の搬送波と第1の変調波を比較して得、第2のPWM信号を第1と第2の搬送波および第1と第2の変調波の組み合わせを変えた比較により得るようにしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、第1及び第2の電流検出器と減算器とによって、リアクトルを介して第1及び第2の単位インバータ回路間に流れる不平衡電流を求め、この不平衡電流に基づいて電圧補正回路は、外部から入力される電圧指令信号を補正して第1及び第2の電圧指令信号を出力し、第1及び第2のPWM変調回路はそれぞれ、上記の第1及び第2の電圧指令信号に応じて第1及び第2の単位インバータ回路の出力をPWM制御するようにしているものもある(例えば、特許文献2参照)。
さらにまた、正弦波設定電圧と出力電圧との偏差に比例した電圧を出力する偏差信号発生器の出力を正弦波設定電圧とキャリア信号との比較点に加算するようにしているものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−233824号公報 特開平5−336754号公報 特開平4−217872号公報
しかしながら、唯一共通のパルス幅変調信号が全てのモジュール204−1〜204−3に供給されるので、モジュール204−1〜204−3のそれぞれの内部に設けられたフィルタインダクタ214やフィルタキャパシタ215等の回路定数値が、モジュール204−1〜204−3毎でわずかに異なると、モジュール204−1〜204−3のそれぞれから出力される電流値もばらついてしまう。
そこで、第1に、回路素子の選定を厳格にして、モジュール204−1〜204−3間の回路定数のばらつきを小さくして、その結果、各モジュールの電流ばらつきを小さくすることが考えられる。しかしながら、素子の厳格な選別には手間とコストがかかる。
第2に、校正の段階で、微調整を行ってバランスをとっておくことも考えられる。しかし、この方法では、校正が自動であっても手動であっても手間がかかる。また、経年変化等によって、長い期間中にバランスが崩れていく。
第3に、何もしないことも考えられる。つまり、この場合、ばらつきを仕様に含める。
第4に、図21に示されるように、微調整制御器221、PWM変調器222−1〜222−3、モジュール224−1〜224−3、電流検出器225−1〜225−3、電圧検出器226からなるようにUPSユニットを構成し、負荷227に交流電源を供給することも考えられる。この場合、PWM変調器222−1〜222−3は、モジュール224−1〜224−3ごとに設けられ、PWM変調器222−1〜222−3のそれぞれによるパルス幅変調信号であるゲートパルスがモジュール224−1〜224−3のそれぞれに割り振られ、変調波(正弦波)の位相と振幅がモジュール224−1〜224−3のそれぞれで独立して操作される。微調整制御器221は、バスによって並列とされ、電圧検出器226で検出された出力の電圧(バスの共通電圧)と、電流検出器225−1〜225−3のそれぞれによって検出された、モジュール224−1〜224−3のそれぞれの出力電流から、有効電力と無効電力とがバランスさせられるように、モジュール224−1〜224−3毎に、パルス幅変調信号の位相と振幅を操作する。しかしながら、この方式は、”共通パルス“という設計イデオロギーに悖り、もはや別のカテゴリー(ユニット毎の並列運転系)に属するものである。
このように、出力される電流のばらつきを少なくしようとすると、複数のモジュール毎に複数のパルス幅変調信号のそれぞれを生成するなど、極めて複雑な構成が必要になるか、人手による調整や素子の選別が要求されることになる。
そこで、本発明は、上記課題を解決すること、すなわち、1つのパルス幅変調信号を複数のモジュール毎に直接整形できるようにし、素子にばらつきがあっても、比較的簡単な構成で、電流のばらつきを無くし、人手による調整を不要とした制御装置および制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の制御装置の一側面は、直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御する制御装置であって、複数のモジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成手段と、モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数のモジュールから出力される電圧とから、モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、モジュールのそれぞれについて、パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量とパルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出手段と、位相操作量と振幅操作量とから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれのモジュールに供給するそれぞれのパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる複数の信号幅伸縮手段とを有するものとされている。
また、本発明の制御装置の一側面は、上述の構成に加えて、算出手段が、モジュールのそれぞれから出力される電流、並列に接続された複数のモジュールから出力される電圧、および複数のモジュールのそれぞれが担うべき有効電力と無効電力とから、位相操作量と振幅操作量とを算出するものとされている。
さらに、本発明の制御装置の一側面は、上述の構成に加えて、信号生成手段が、交流電源の正の電圧の出力を制御するための第1の信号と交流電源の負の電圧の出力を制御するための第2の信号とからなるパルス幅変調信号を生成し、信号幅伸縮手段が、第1の信号および第2の信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを個別に遅らせることにより、それぞれのモジュールに供給するそれぞれのパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させるものとされている。
さらにまた、本発明の制御装置の一側面は、上述の構成に加えて、モジュールのそれぞれから出力される電流のそれぞれを検出する複数の電流検出手段と、並列に接続されたモジュールから出力される電圧を検出する電圧検出手段とをさらに有するものとされている。
また、本発明の制御方法の一側面は、信号生成手段と算出手段と複数の信号幅伸縮手段とを備え、直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御する制御装置の制御方法であって、信号生成手段により、複数のモジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成ステップと、算出手段により、モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数のモジュールから出力される電圧とから、モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、モジュールのそれぞれについて、パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量とパルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出ステップと、複数の信号幅伸縮手段により、位相操作量と振幅操作量とから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれのモジュールに供給するそれぞれのパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる信号幅伸縮ステップとを含むものとされている。
さらに、本発明のプログラムの一側面は、直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御するコンピュータに、複数のモジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成ステップと、モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数のモジュールから出力される電圧とから、モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、モジュールのそれぞれについて、パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量とパルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出ステップと、位相操作量と振幅操作量とから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれのモジュールに供給するそれぞれのパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる信号幅伸縮ステップとを含む処理を行わせるものとされている。
本発明の一側面によれば、素子にばらつきがあっても、比較的簡単な構成で、電流のばらつきを無くし、人手による調整を不要とした制御装置および制御方法、並びにプログラムを提供することができる。
本発明の一実施の形態の電源装置の構成を示す図である。 波形整形器14の動作を説明する図である。 微調整制御器13の構成を示すブロック図である。 PQブロック31−1〜31−3およびPQブロック34の構成を示すブロック図である。 波形整形器14の構成を示すブロック図である。 移相器71の構成を示すブロック図である。 マルチバイブレータ92の出力パルスを説明する図である。 パルス伸縮器77の構成を示すブロック図である。 パルス伸縮器77による、パルス幅変調信号のパルスの幅の伸縮を説明する図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 コンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 従来のUPSの構成を示す図である。 モジュール204−1〜204−3の構成を示すブロック図である。 従来のUPSの他の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態の電源装置について、図1〜図9を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態の電源装置の構成を示す図である。図1に示される電源装置においては、1つのパルス幅変調信号を用いるという点で”共通ゲートパルス”という思想が残され、1つのPWM変調器が、複数のモジュールで用いる1つのパルス幅変調信号を生成し、その上で、複数のモジュールのそれぞれにあわせて、パルス幅変調信号自体が整形される。
図1に示される電源装置は、電圧制御器11、PWM変調器12、微調整制御器13、波形整形器14−1〜14−3、バッテリ15、モジュール16−1〜16−3、電流検出器17−1〜17−3、電圧検出器18、およびコンパレータ19からなり、負荷20に交流電源を供給する。ここで、電圧制御器11、PWM変調器12、微調整制御器13、および波形整形器14−1〜14−3は、外付けの制御器とすることができる。
電圧制御器11は、電圧検出器18から供給される、バスによって並列に接続されたモジュール16−1〜16−3から出力される電圧である共通電圧の瞬時値(以下、バス電圧voと称する。)を示す信号を基に、出力する電圧を指示する信号をPWM変調器12に供給する。PWM変調器12は、電圧制御器11からの指示に応じて、正弦波で変調されたパルス幅変調信号を生成し、パルス幅変調信号を波形整形器14−1〜14−3に供給する。なお、PWM変調器12は、正の電圧の出力を制御するための駆動パルスUと負の電圧の出力を制御するための駆動パルスLとからなるパルス幅変調信号を生成する。
微調整制御器13は、電圧検出器18から供給されるバス電圧voを示す信号、および電流検出器17−1〜17−3のそれぞれから供給される、モジュール16−1〜16−3のそれぞれから出力される電流(モジュール16−1〜16−3毎の電流の瞬時値)を示す信号を基に、モジュール16−1〜16−3のそれぞれが担うべき有効電力と無効電力とを算出する。さらに、微調整制御器13は、モジュール16−1〜16−3のそれぞれから出力される電流が等しくなるように、モジュール16−1〜16−3のそれぞれについて、パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量(以下、位相操作量とも称する。)とパルス幅変調信号のパルスの幅の変化量(以下、振幅操作量とも称する。)とを算出する。微調整制御器13は、算出された振幅操作量を示す振幅データおよび位相操作量を示す位相データを、波形整形器14−1〜14−3のそれぞれに供給する。ここで、振幅データおよび位相データは、2を補数とする符号付きの2進数で表される。
以下、モジュール16−1から出力される電流の瞬時値を出力電流i1と称し、モジュール16−2から出力される電流の瞬時値を出力電流i2と称し、モジュール16−3から出力される電流の瞬時値を出力電流i3と称する。
波形整形器14−1〜14−3のそれぞれは、コンパレータ19から供給される正負符号情報であって、バス電圧voが正の電圧であるかまたは負の電圧であるかを示す正負符号情報、並びに微調整制御器13から供給される振幅データおよび位相データによって、ゲートパルスであるパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。すなわち、波形整形器14−1は、振幅操作量を示す振幅データおよび位相操作量を示す位相データから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、モジュール16−1に供給するパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。波形整形器14−2は、振幅操作量を示す振幅データおよび位相操作量を示す位相データから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、モジュール16−2に供給するパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。波形整形器14−3は、振幅操作量を示す振幅データおよび位相操作量を示す位相データから、パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、モジュール16−3に供給するパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。
モジュール16−1〜16−3のそれぞれは、波形整形器14−1〜14−3のそれぞれによって伸縮されたパルス幅変調信号をゲートパルスとして、バッテリ15からの直流電源を入力して交流電源をバスに供給する。モジュール16−1〜16−3は、バスによって並列に接続されている。電流検出器17−1〜17−3は、出力電流i1、出力電流i2、および出力電流i3のそれぞれを検出し、検出された電流を示す信号を微調整制御器13に供給する。電圧検出器18は、バス電圧voを検出し、検出された電圧を示す信号を電圧制御器11、微調整制御器13、およびコンパレータ19に供給する。コンパレータ19は、バス電圧voと0Vの基準値とを比較して、バス電圧voが正の電圧であるかまたは負の電圧であるかを判定し、判定の結果を示す正負符号情報を波形整形器14−1〜14−3に供給する。
このように、整形されたパルス幅変調信号によって、モジュール16−1〜16−3のブリッジ電圧が調整され、電流がバランスされる。
なお、モジュール16−1〜16−3は、単相ハーフブリッジ、単相フルブリッジ、三相ブリッジ、または多相ブリッジ等とすることができる。
以下、波形整形器14−1〜14−3を個々に区別する必要がない場合、単に波形整形器14と称する。また、以下、モジュール16−1〜16−3を個々に区別する必要がない場合、単にモジュール16と称する。
以下、モジュール16が3つの場合を例に説明するが、N台のモジュール16を設けるようにしてもよい。
ここで、波形整形器14の動作の数学的原理について、図2を参照しながら説明する。
各モジュール16から出力される電流をバランスさせるためには、各モジュール16から出力される電圧の位相と振幅を微調整しなければならない。ここで、各モジュール16から出力される電圧は、PWMパルスの変調波となる。
すなわち、今、ある1つのモジュール16の基準正弦波電圧v(t)=sinω0tに対し、位相をθ[rad]、振幅をδだけずらした信号v'(t)=(1+δ)sin(ω0t+θ)を、v(t)だけを使って作りたいわけである。ただし、ω0は、商用角周波数であり、|θ|、|δ|<<1とする。図2(A)は、基準正弦波電圧v(t)を示し、図2(D)の点線は、信号v'(t)を示す。なお、図2において、振幅は1とされている。
信号v'(t)を、以下のように近似してゆく。
Figure 2011072167
・・・(1)
ここで、T0:=2π/ω0[sec]は正弦波の周期である。こうして、式(1)のように信号v’(t)は、基準正弦波電圧v(t)とその1/4周期遅らせた波形v(t-T0/4)のみで表せる。ただし、式(1)に示される近似では、基準正弦波電圧v(t)という正弦波の瞬時値が必要となるので実現は非常に面倒である。
そこで、|θ|、|δ|<<1であることに着目する。つまり、式(2)に示すように、正弦波v(t)を、矩形波[数2]に置き換える。
Figure 2011072167
Figure 2011072167
・・・(2)
係数π/4は、-1と+1をとる矩形波の基本波振幅が4/πであり、これをキャンセルするためのもので、議論に本質的には関わらない。
式(2)を使うと式(1)はさらに、式(3)のように近似できる。
Figure 2011072167
・・・(3)
式(3)の第2項[数5]は、図2(B)で表され、第3項[数6]は、図2(C)で表される。式(3)に示される近似された信号v'(t)は、正弦波と矩形波の和なので、図2(D)の実線で示されるように、飛びのある(不連続点のある)波形になる。しかし、|θ|、|δ|<<1であるので、信号v'(t)は、ほとんど正弦波であるといってよい。図2においては、説明のためにθ=0.1、δ=0.1と現実の場合に比較して大きめに与えており、実際の“飛び”(不連続的な変化の量)は、微小である。
Figure 2011072167
Figure 2011072167
式(3)における右辺第1項v(t)は、元々の変調波で変調されたパルス幅変調信号を意味し、右辺の[数7]が、パルス幅変調信号の伸縮の幅を示すものである。式(3)の矩形波[数2]は、出力電圧をコンパレータに通し0または1のいずれかの値をとる1bitの信号にしたものである。[数8]は、矩形波[数2]を1/4周期だけ遅らせたものである。
Figure 2011072167
Figure 2011072167
信号v'(t)は、1bit信号なので論理回路によってカウンタ、マルチバイブレータ等を組み合わせれば容易に生成できる。
このようにして、波形整形器14は、簡単な論理回路のみで構成できる。
次に、微調整制御器13および波形整形器14の構成の詳細を説明する。
図3は、微調整制御器13の構成を示すブロック図である。微調整制御器13は、一般的にPQ制御として知られている制御により、有効電力と無効電力とを制御する。微調整制御器13は、PQブロック31−1〜31−3、加算器32、乗算器33、PQブロック34、減算器35−1〜35−3、減算器36−1〜36−3、PI補償器37−1〜37−3、およびPI補償器38−1〜38−3から構成される。
PQブロック31−1〜31−3は、それぞれ、バス電圧voと出力電流i1〜i3とから、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの有効電力P1〜P3および無効電力Q1〜Q3を算出する。PQブロック31−1〜31−3は、それぞれ、有効電力P1〜P3を示す信号のそれぞれを、減算器35−1〜35−3のそれぞれに供給し、無効電力Q1〜Q3を示す信号のそれぞれを、減算器36−1〜36−3のそれぞれに供給する。
加算器32は、出力電流i1、出力電流i2、および出力電流i3を加算して、出力電流i1〜i3の総和、すなわちi1+i2+i3を求め、その値を示す信号を乗算器33に供給する。乗算器33は、出力電流i1〜i3の総和(i1+i2+i3)に1/3を乗算して、モジュール16−1〜16−3のそれぞれが負担すべき電流(i1+i2+i3)/3を求め、その値を示す信号をPQブロック34に供給する。PQブロック34は、(i1+i2+i3)/3とバス電圧voとから、モジュール16−1〜16−3のそれぞれが担うべき負荷電力、すなわち、有効電力Prefおよび無効電力Qrefを算出する。PQブロック34は、有効電力Prefを示す信号を減算器35−1〜35−3のそれぞれに供給し、無効電力Qrefを示す信号を、減算器36−1〜36−3のそれぞれに供給する。
減算器35−1〜35−3は、それぞれ、有効電力Prefから有効電力P1〜P3のそれぞれを引き算して、その結果を示す信号をPI補償器37−1〜37−3のそれぞれに供給する。減算器36−1〜36−3は、それぞれ、無効電力Qrefから無効電力Q1〜Q3のそれぞれを引き算して、その結果を示す信号をPI補償器38−1〜38−3のそれぞれに供給する。
PI補償器37−1〜37−3は、それぞれ、いわゆる、比例積分補償器であり、有効電力Prefと有効電力P1〜P3のそれぞれとの差分から、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの位相操作量θ1〜θ3を生成する。PI補償器38−1〜38−3は、それぞれ、いわゆる、比例積分補償器であり、無効電力Qrefと無効電力Q1〜Q3のそれぞれとの差分から、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの振幅操作量δ1〜δ3を生成する。
すなわち、微調整制御器13は、バス電圧voと出力電流i1、出力電流i2、および出力電流i3とから、PQブロック31−1〜31−3によって、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの、有効電力P1、P2、およびP3並びに無効電力Q1、Q2、およびQ3を算出する。一方で、微調整制御器13は、モジュール16−1〜16−3のそれぞれが負担すべき電流(i1+i2+i3)/3を計算し(ここで、一般にモジュール16がN台なら電流の総和を1/Nにし)、有効電力Prefおよび無効電力Qrefを計算する。有効電力Prefおよび無効電力Qrefは、1台のモジュール16が担うべき負荷電力を意味する。そして、有効電力P1、P2、およびP3が有効電力Prefに整合するように、PI補償器37−1〜37−3によって、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの位相操作量θ1〜θ3が求められる。同時に、無効電力Q1、Q2、およびQ3が無効電力Qrefに整合するように、PI補償器38−1〜38−3によって、モジュール16−1〜16−3のそれぞれの振幅操作量δ1〜δ3が求められる。
図4は、PQブロック31−1〜31−3およびPQブロック34の構成を示すブロック図である。図4の説明において、出力電流i1、出力電流i2、出力電流i3、および電流(i1+i2+i3)/3のいずれかを単に出力電流と称する。
PQブロック31−1〜31−3およびPQブロック34は、それぞれ、遅延回路51、乗算器52、乗算器53、ローパスフィルタ(LPF)(low-pass filter)54、およびローパスフィルタ(LPF)55から構成される。遅延回路51は、バス電圧voの位相を90deg遅延させ、遅延したバス電圧vo(余弦波のマイナス)を乗算器53に供給する。乗算器52は、バス電圧voと出力電流と乗算して、有効電力Pの瞬時値を求め、ローパスフィルタ54に供給する。ローパスフィルタ54は、有効電力Pの瞬時値に含まれる、基本波(商用周波数)の2倍波を十分に減衰させて、有効電力Pを出力する。また、乗算器53は、位相を90deg遅延させたバス電圧voと出力電流と乗算して、無効電力Qの瞬時値を求め、ローパスフィルタ55に供給する。ローパスフィルタ55は、無効電力Qの瞬時値に含まれる、基本波(商用周波数)の2倍波を十分に減衰させて、無効電力Qを出力する。
このように、PQブロック31−1〜31−3およびPQブロック34は、バス電圧voおよび出力電流(電圧瞬時値および電流瞬時値)から有効電力Pおよび無効電力Qを検出する。
PQブロック31−1〜31−3およびPQブロック34は、オペアンプ(operational amplifier)やアナログ乗算器等を使っても実現できるし、処理をプログラム化してDSP(digital signal processor)等に組み込むことにより実現することもできる。
次に、図5〜図9を参照して、波形整形器14の構成を説明する。図5〜図8において、実線で表される信号線は、1ビットの信号を伝送する信号線を示し、白抜きの線で表される信号線は、2を補数とする符号付きの2進数の信号を伝送するデータバスを示す。
図5は、波形整形器14の構成を示すブロック図である。波形整形器14は、移相器71、補数演算器72、セレクタ73、補数演算器74、セレクタ75、加算器76、およびパルス伸縮器77から構成される。
パルス幅変調信号である駆動パルスUと駆動パルスLは、パルス伸縮器77に供給され、位相操作量θは、補数演算器72およびセレクタ73に供給され、振幅操作量δは、補数演算器74およびセレクタ75に供給され、正負符号情報は、移相器71およびセレクタ73に供給される。
移相器71は、入力された正負符号情報を商用周波数の1/4周期だけ遅延させて、遅延した正負符号情報をセレクタ73に供給する。
図6は、移相器71の構成を示すブロック図である。移相器71は、レジスタ91、マルチバイブレータ92、NOT回路93、マルチバイブレータ94、NOT回路95、NOT回路96、NOT回路97、AND回路98、AND回路99、およびOR回路100から構成される。
レジスタ91は、商用周波数の1/4周期に相当する期間を示すデータを格納し、そのデータをマルチバイブレータ92およびマルチバイブレータ94に供給する。電源装置を50Hzである商用周波数と60Hzである商用周波数との両用とするために、レジスタ91は、1/55Hzに相当する値(クロック単位で計数した値)を格納する。マルチバイブレータ92は、可変ワンショットマルチバイブレータであり、図7に示されるように、図7の上側に示される正負符号情報の立ち上がりのエッジから、図7の下側に示されるように、レジスタ91から供給されるデータで示される商用周波数の1/4周期の幅の出力パルスを出力する。すなわち、マルチバイブレータ92は、正負符号情報の立ち上がりのエッジを検出すると、出力パルスを立ち上げると共に、レジスタ91から供給されるデータを取得し、その後、取得したデータで示される商用周波数の1/4周期が経過すると、出力パルスを立ち下げて、次の正負符号情報の立ち上がりを待つ。マルチバイブレータ92は、出力パルスをNOT回路95に供給する。マルチバイブレータ92はカウンタの組み合わせで実現できる。マルチバイブレータ94および以下に示すマルチバイブレータもマルチバイブレータ92と同様である。
NOT回路93は、正負符号情報を反転させて、マルチバイブレータ94に供給する。マルチバイブレータ94は、マルチバイブレータ92と同様に、可変ワンショットマルチバイブレータであり、反転された正負符号情報の立ち上がりのエッジから、レジスタ91から供給されるデータで示される商用周波数の1/4周期の幅の出力パルスを出力する。マルチバイブレータ94は、出力パルスをNOT回路97およびAND回路99に供給する。
NOT回路95は、マルチバイブレータ92の出力パルスを反転させて、AND回路98およびAND回路99に供給する。NOT回路96は、正負符号情報を反転させて、AND回路99に供給する。NOT回路97は、マルチバイブレータ94の出力パルスを反転させて、AND回路98に供給する。
AND回路98は、正負符号情報と、マルチバイブレータ92の反転された出力パルスと、マルチバイブレータ94の反転された出力パルスとの論理積を演算して、その結果をOR回路100に供給する。AND回路99は、反転された正負符号情報と、マルチバイブレータ92の反転された出力パルスと、マルチバイブレータ94の出力パルスとの論理積を演算して、その結果をOR回路100に供給する。OR回路100は、AND回路98からの出力とAND回路99からの出力と論理和を演算して、移相器71の出力としてその結果をセレクタ73に供給する。
図5に戻り、補数演算器72は、位相操作量θのマイナスを計算する。すなわち、補数演算器72は、位相操作量θの全てのビットを反転させて、さらに1を加算することで、位相操作量θの2の補数、すなわち、位相操作量θの反数を計算する。補数演算器72は、計算した結果をセレクタ73に供給する。セレクタ73は、位相操作量θとマイナスの位相操作量θ(補数演算器72で計算された位相操作量θの反数)とのうち、移相器71から供給される出力をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、位相操作量θを加算器76に出力し、セレクト信号が1である場合、マイナスの位相操作量θを加算器76に出力する。
補数演算器74は、振幅操作量δのマイナスを計算する。すなわち、補数演算器74は、振幅操作量δの全てのビットを反転させて、さらに1を加算することで、振幅操作量δの2の補数、すなわち、振幅操作量δの反数を計算する。補数演算器74は、計算した結果をセレクタ75に供給する。セレクタ75は、振幅操作量δとマイナスの振幅操作量δ(補数演算器74で計算された振幅操作量δの反数)とのうち、正負符号情報をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、マイナスの振幅操作量δを加算器76に出力し、セレクト信号が1である場合、振幅操作量δを加算器76に出力する。
加算器76は、セレクタ73の出力とセレクタ75の出力との和を演算して、パルスの幅を示す幅信号としてパルス伸縮器77に供給する。
パルス伸縮器77は、位相操作量θ、振幅操作量δ、および正負符号情報から求められる、パルスの幅を示す幅信号に応じて、PWM変調器12から供給された、正弦波で変調されたパルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。より詳細には、パルス伸縮器77は、駆動パルスUと駆動パルスLとの立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを個別に遅らせることにより、パルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる。
図8は、パルス伸縮器77の構成を示すブロック図である。パルス伸縮器77は、符号チエック回路121、補数演算器122、セレクタ123、セレクタ124、NOT回路125、マルチバイブレータ126、OR回路127、NOT回路128、セレクタ129、マルチバイブレータ130、NOT回路131、AND回路132、NOT回路133、セレクタ134、およびセレクタ135から構成される。
パルス幅変調信号である駆動パルスUと駆動パルスLは、セレクタ124およびセレクタ129に供給され、幅信号は、符号チエック回路121、補数演算器122、およびセレクタ123に供給される。
符号チエック回路121は、幅信号の符号、すなわち、幅信号が正であるか負であるかを調べる。具体的には、符号チエック回路121は、幅信号の最上位ビットを抽出して、符号を判定し、幅信号が正ならば0の信号を、幅信号が負ならば1の信号をセレクタ123、セレクタ124、NOT回路128、NOT回路133、およびセレクタ134に供給する。補数演算器122は、幅信号のマイナスを計算する。すなわち、補数演算器74は、幅信号の全てのビットを反転させて、さらに1を加算することで、幅信号の2の補数、すなわち、幅信号の反数を計算する。補数演算器74は、マイナスの幅信号をセレクタ123に供給する。セレクタ123は、符号チエック回路121からの信号をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、幅信号をマルチバイブレータ126およびマルチバイブレータ130に出力し、セレクト信号が1である場合、マイナスの幅信号をマルチバイブレータ126およびマルチバイブレータ130に出力する。
セレクタ124は、符号チエック回路121からの信号をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、駆動パルスUをNOT回路125およびOR回路127に出力し、セレクト信号が1である場合、駆動パルスLをNOT回路125およびOR回路127に出力する。NOT回路125は、セレクタ124からの出力を反転して、マルチバイブレータ126に供給する。マルチバイブレータ126は、可変ワンショットマルチバイブレータであり、反転されたセレクタ124の出力の立ち上がりエッジから、セレクタ123から供給されるデータで示される幅の出力パルスを出力する。マルチバイブレータ126は、出力パルスをOR回路127に供給する。OR回路127は、マルチバイブレータ126からの出力パルスと、セレクタ124からの出力との論理和を演算し、演算結果をセレクタ134およびセレクタ135に供給する。
NOT回路128は、符号チエック回路121からの信号を反転させて、セレクタ129に供給する。セレクタ129は、NOT回路128からの信号をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、駆動パルスUをマルチバイブレータ130およびAND回路132に出力し、セレクト信号が1である場合、駆動パルスLをマルチバイブレータ130およびAND回路132に出力する。
マルチバイブレータ130は、可変ワンショットマルチバイブレータであり、セレクタ129の出力の立ち上がりエッジから、セレクタ123から供給されるデータで示される幅の出力パルスを出力する。マルチバイブレータ130は、出力パルスをNOT回路131に供給する。NOT回路131は、マルチバイブレータ130からの信号を反転させて、AND回路132に供給する。AND回路132は、NOT回路131によって反転された、マルチバイブレータ130からの信号と、セレクタ129からの出力との論理積を演算し、演算結果をセレクタ134およびセレクタ135に供給する。
NOT回路133は、符号チエック回路121からの信号を反転させて、セレクタ135に供給する。
セレクタ134は、符号チエック回路121からの信号をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、OR回路127からの出力を駆動パルスUとして出力し、セレクト信号が1である場合、AND回路132からの出力を駆動パルスUとして出力する。セレクタ135は、NOT回路133によって反転された、符号チエック回路121からの信号をセレクト信号として、セレクト信号が0である場合、OR回路127からの出力を駆動パルスLとして出力し、セレクト信号が1である場合、AND回路132からの出力を駆動パルスLとして出力する。
図9は、パルス伸縮器77による、パルス幅変調信号のパルスの幅の伸縮を説明する図である。図9(A)は、PWM変調器12から出力されるパルス幅変調信号を示し、図9(B)は、時比率を増加させる(パルスの幅を広げる)場合のパルス幅変調信号を示し、図9(C)は、時比率を減少させる(パルスの幅を狭める)場合のパルス幅変調信号を示す。
モジュール16に設けられている正の電圧を出力するための上側スイッチ(upper switch)に対する駆動パルスUと、モジュール16に設けられている負の電圧を出力するための下側スイッチ(lower switch)に対する駆動パルスLとは、基本的に反転信号であるが、上側スイッチおよび下側スイッチを同時にオンさせることを防ぐためのデッドタイムTdが持たせられている。今、図9(A)に示される、PWM変調器12から出力されるパルス幅変調信号のパルスの時比率を増加させたいとするなら、図9(B)に示されるように、駆動パルスUの立下りを遅らせ、駆動パルスLの立ち上がりを遅らせればよい。
逆に、PWM変調器12から出力されるパルス幅変調信号のパルスの時比率を減少させたいとするなら、図9(C)に示されるように、駆動パルスUの立ち上がりを遅らせ、駆動パルスLの立ち下がりを遅らせればよい。
実際には、図8を参照して説明したように、幅信号の符号が符号チエック回路121で抽出され、セレクタ123によって、パルスを伸ばすか、縮めるかが選択され、マルチバイブレータ126およびマルチバイブレータ130によってパルスが伸縮させられる。
なお、微調整制御器13および波形整形器14は、TTL(transistor transistor logic)、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)、BiCMOS(bipolar complementary metal oxide semiconductor)シリーズなどの汎用ロジックIC(integrated circuit)によって実現しても、VHDL((VHSIC(very high speed integrated circuits) hardware description
language))、VerilogHDL,SystemCなどのハードウェア記述言語によってロジックを記述し、PLD(programmable logic device)またはFPGA(field programmable gate array)など、ASIC(application specific integrated circuit)によって実現するようにしてもよい。
次に、図10〜図17を参照して、10kVAのモジュールを3台用いた、三相インバータのシステムにおけるシミュレーションの結果を説明する。このシミュレーションでは、結果がよく見えるようにフィルタインダクタンスのばらつきを30%程度としている。
図10は、有効電力を示すグラフを表す図である。図11は、無効電力を示すグラフを表す図である。図10および図11に示される場合において、時刻t=1.0[sec]で、微調整制御を効かせている。時刻t=1.0[sec]以降、有効電力と無効電力のばらつきが解消される様子がわかる。
図12は、従来のU相の3つのモジュールの電流の波形を示すグラフを表す図である。図13は、本実施の形態の三相の電源装置のU相の3つのモジュールの電流の波形を示すグラフを表す図である。本実施の形態の電源装置において、波形が多少歪むが、基本波ベースではばらつきが消失している。
図14は、U相の出力電流のRMS値を示すグラフを表す図である。図15は、横流のRMS値を示すグラフを表す図である。図14および図15に示される場合において、時刻t=1.0[sec]で、微調整制御を効かせている。横流は、例えば、1号機の横流のRMS値=1号機電流-負荷電流/3と定義される。横流には、高調波が含まれるのでRMS値は完全にはゼロにはならない。出力電流のRMS値で比較すると、基本波ベースなので、完全にばらつきは消失する。
図16は、出力電圧を示すグラフを表す図である。図17は、1.0を単位とする幅信号を示すグラフを表す図である。幅信号は矩形状であるが、振幅が0.01程度と微小なので、出力電圧にはほとんど影響しない様子がわかる。
このように、電流のばらつきが自動補正されるため、特性が向上し、人手による微調整が不要になる。すなわち、素子にばらつきがあっても、比較的簡単な構成で、電流のばらつきを無くし、人手による調整を不要とすることができる。
なお、電源装置は、単相ハーフブリッジ、単相フルブリッジ、三相ブリッジ、または多相ブリッジに限らず、整流器(コンバータ)、昇圧チョッパ、降圧チョッパ等が含まれていても良い。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図18は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)171,ROM(Read Only Memory)172,RAM(Random Access Memory)173は、バス174により相互に接続されている。
バス174には、さらに、入出力インタフェース175が接続されている。入出力インタフェース175には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部176、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部177、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部178、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部179、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア181を駆動するドライブ180が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU171が、例えば、記憶部178に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース175及びバス174を介して、RAM173にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU171)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read
Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア181に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア181をドライブ180に装着することにより、入出力インタフェース175を介して、記憶部178に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部179で受信し、記憶部178に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM172や記憶部178にあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータにあらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11…電圧制御器、12…PWM変調器、13…微調整制御器、14−1〜14−3および14…波形整形器、15…バッテリ、16−1〜16−3および16…モジュール、17−1〜17−3…電流検出器、18…電圧検出器、19…コンパレータ、31−1〜31−3…PQブロック、32…加算器、33…乗算器、34…PQブロック、35−1〜35−3…減算器、36−1〜36−3…減算器、37−1〜37−3…PI補償器、38−1〜38−3…PI補償器、51…遅延回路、52…乗算器、53…乗算器、54…ローパスフィルタ、55…ローパスフィルタ、71…移相器、72…補数演算器、73…セレクタ、74…補数演算器、75…セレクタ、76…加算器、77…パルス伸縮器、91…レジスタ、92…マルチバイブレータ、93…NOT回路、94…マルチバイブレータ、95…NOT回路、96…NOT回路、97…NOT回路、98…AND回路、99…AND回路、100…OR回路、121…符号チエック回路、122…補数演算器、123…セレクタ、124…セレクタ、125…NOT回路、126…マルチバイブレータ、127…OR回路、128…NOT回路、129…セレクタ、130…マルチバイブレータ、131…NOT回路、132…AND回路、133…NOT回路、134…セレクタ、135…セレクタ

Claims (6)

  1. 直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御する制御装置において、
    複数の上記モジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成手段と、
    上記モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数の上記モジュールから出力される電圧とから、上記モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、上記モジュールのそれぞれについて、上記パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量と上記パルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出手段と、
    上記位相操作量と上記振幅操作量とから、上記パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれの上記モジュールに供給するそれぞれの上記パルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる複数の信号幅伸縮手段と
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記算出手段は、前記モジュールのそれぞれから出力される電流、並列に接続された複数の前記モジュールから出力される電圧、および複数の前記モジュールのそれぞれが担うべき有効電力と無効電力とから、前記位相操作量と前記振幅操作量とを算出する
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記信号生成手段は、前記交流電源の正の電圧の出力を制御するための第1の信号と前記交流電源の負の電圧の出力を制御するための第2の信号とからなる前記パルス幅変調信号を生成し、
    前記信号幅伸縮手段は、前記第1の信号および前記第2の信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを個別に遅らせることにより、それぞれの前記モジュールに供給するそれぞれの前記パルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記モジュールのそれぞれから出力される電流のそれぞれを検出する複数の電流検出手段と、
    並列に接続された前記モジュールから出力される電圧を検出する電圧検出手段と
    をさらに有することを特徴とする制御装置。
  5. 信号生成手段と算出手段と複数の信号幅伸縮手段とを備え、直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御する制御装置の制御方法において、
    上記信号生成手段により、複数の上記モジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成ステップと、
    上記算出手段により、上記モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数の上記モジュールから出力される電圧とから、上記モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、上記モジュールのそれぞれについて、上記パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量と上記パルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出ステップと、
    複数の上記信号幅伸縮手段により、上記位相操作量と上記振幅操作量とから、上記パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれの上記モジュールに供給するそれぞれの上記パルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる信号幅伸縮ステップと
    を含むことを特徴とする制御方法。
  6. 直流電源を入力して交流電源を供給するモジュールであって、並列に接続された複数のモジュールを制御するコンピュータに、
    複数の上記モジュールを駆動させるためのパルス幅変調信号を生成する信号生成ステップと、
    上記モジュールのそれぞれから出力される電流と、並列に接続された複数の上記モジュールから出力される電圧とから、上記モジュールのそれぞれから出力される電流が等しくなるように、上記モジュールのそれぞれについて、上記パルス幅変調信号のパルスの位相の変化量を示す位相操作量と上記パルス幅変調信号のパルスの幅の変化量を示す振幅操作量とを算出する算出ステップと、
    上記位相操作量と上記振幅操作量とから、上記パルス幅変調信号の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジを遅らせることにより、それぞれの上記モジュールに供給するそれぞれの上記パルス幅変調信号のパルスの幅を伸縮させる信号幅伸縮ステップと
    を含む処理を行わせるプログラム。
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