JP2011071609A - 導光体、画像読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

導光体、画像読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】導光体の出射面の形状により、導光体の入射面側に位置する点光源の光を拡散することができる導光体、画像読取装置、及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】導光体5は、その長手方向に沿って形成され、複数のLED141を有する光源の光が入射する入射面5aと、入射面5aに入射した光を長手方向に拡散するための、長手方向に交差する方向に延びる複数の溝5i,5jが形成された出射面とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、導光体、画像読取装置、及び画像形成装置に関する。
従来、画像読取装置の光源としては、主走査方向に延びる円筒形状のキセノンランプ等の発光体が用いられてきたが、近年では、消費電力や光量の立ち上がりの速さ等を考慮して、複数のLED(light emitting diode)を主走査方向に沿って配置した光源が用いられるようになってきている。
LEDは点光源であるため、LEDの発光部に対応する原稿の読み取り位置と複数のLEDの間に対応する原稿の読み取り位置とでは、原稿の照度の差が大きくなりやすい。このような画像読取装置では、原稿の照度分布のムラが大きいと画像の読み取り精度が低下するため、原稿の読み取り範囲の照度を均等化するための提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の画像読取装置は、複数のLEDを主走査方向に列状に設けた光源と、光源の光を原稿の方向に導く導光部材と、導光部材の光射出面と原稿が置かれるコンタクトガラスとの間に配置され、原稿に向かう光を拡散する光拡散部材とを備えて構成されている。光拡散部材は、ガラスや樹脂の成形品、あるいは樹脂フィルムの表面を加工したり、拡散材を塗付すること等により形成される。
特開2008−180841号公報
本発明の目的は、導光体の出射面の形状により、導光体の入射面側に位置する点光源の光を拡散することができる導光体、画像読取装置、及び画像形成装置を提供することにある。
[1]長手方向に沿って形成され、複数の発光部を有する光源の光が入射する入射面と、長手方向に交差する方向に延びるように形成され、前記入射面に入射した光を拡散する複数の溝を有する出射面とを有する導光体。
[2]前記複数の溝は、前記長手方向に沿って前記出射面に直交する断面における形状が、曲線のみ又は一部に直線を有する曲線である前記[1]に記載の導光体。
[3]前記[1]又は[2]に記載の導光体と、前記導光体の前記入射面に向かって光を発する複数の発光部を有する光源と、前記導光体の前記出射面から出射した光に照射された原稿の画像読取領域からの反射光により前記原稿の画像を読み取る読取部とを備えた画像読取装置。
[4]前記[1]又は[2]に記載の導光体と、前記導光体の前記入射面に向かって光を発する複数の発光部を有する光源と、前記導光体の前記出射面から出射した光に照射された原稿の画像読取領域からの反射光により前記原稿の画像を読み取る読取部と前記読取部により読み取られた画像の情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置。
請求項1,3,4に記載の発明によれば、導光体の出射面の形状により、導光体の入射面側に位置する点光源の光を拡散することができる。
請求項2に記載の発明によれば、長手方向に沿って出射面に直交する断面における溝の形状が直線のみからなる場合に比べ、照射対象物の長手方向の照度を均等化することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置の内部構造を示す概略図である。 図3は、図2の導光体の周辺部を拡大して示す部分拡大図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る導光体及び基板を示す斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る導光体の光拡散形状を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る導光体の照度の分布の測定結果を示す図である。 図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る光拡散形状を示す断面図、図7(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る光拡散形状を示す断面図である。
[第1の実施の形態]
(画像形成装置全体の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す。この図では、画像読取装置1の外観、及び画像読取装置1の下側に配置された本体部100Aの内部構造を示している。
この画像形成装置100は、原稿9から画像を読み取る画像読取装置1と、画像を記録媒体としての用紙30に印刷する画像形成部2と、画像形成部2に用紙を供給するトレイ部3とを備えて構成されている。画像読取装置1は、画像形成部2及びトレイ部3を収容する本体部100Aとの間に印刷された用紙が排出される空間を形成するように、支持部4によって本体部100Aの上側に支持されている。
画像読取装置1の筐体12の前面にあたる前壁121の上部には、ユーザーに操作メニューを提示して各種設定等を受け付けるタッチパネル111、及び複数の操作ボタン112を有するコントロールパネル110が設けられている。また、コントロールパネル110の上側には、筐体12に対して開閉可能な原稿カバー10が配置されている。原稿カバー10には、給紙トレイ101aに置かれた原稿9を読み取り位置に搬送し、読み取り後の原稿9を排紙台101bに排出する自動給紙部101が設けられている。
画像形成部2は、中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20にイエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色のトナー画像を転写する第1乃至第4の画像形成ユニット25Y,25M,25C,25Kと、画像情報に基づいて変調されたレーザー光を第1乃至第4の画像形成ユニット25Y,25M,25C,25Kに照射する光学走査装置250とを備えている。
第1の画像形成ユニット25Yは、感光ドラム251と、感光ドラム251の表面を一様に帯電する帯電器252と、感光ドラム251の表面に光学走査装置250によって形成された静電潜像をトナーで現像してトナー画像を形成する現像器253と、中間転写ベルト20を感光ドラム251に押し付ける一次転写ローラ254とを有している。第2乃至第4の画像形成ユニット25M,25C,25Kも第1の画像形成ユニット25Yと同様に構成されている。
中間転写ベルト20は、図略のモータに連結された駆動ローラ21によって駆動され、第1の従動ローラ22、第2の従動ローラ23、及び中間転写ベルト20に張力を付与するテンションローラ24によって形成される循環経路に沿って回転する。
また、画像形成部2は、中間転写ベルト20を挟んで第2の従動ローラ23と対向する位置に配置された二次転写ローラ26と、ヒーターを内蔵した定着ローラ271及び定着ローラ271に向かって加圧された加圧ローラ272を有する定着ユニット27と、定着ユニット27を通過した用紙を排出台29に排出する排出ローラ28とを備えている。
トレイ部3は、向きや大きさ、あるいは紙質等の異なる用紙30をそれぞれ格納し、上下方向に並んで配置された第1乃至第3のトレイ31〜33を有している。
また、トレイ部3は、第1乃至第3のトレイ31〜33のそれぞれに対応して、格納された用紙30を取り出すためのピックアップローラ34A,34B,34Cと、複数の用紙30が取り出された場合にそれらを分離する分離ローラ35A,35B,35Cと、用紙30をさらに下流側へ搬送するレジローラ36A,36B,36Cとを備えている。レジローラ36A,36B,36Cは、画像形成部2による画像形成のタイミングに同期して動作し、第1乃至第3のトレイ31〜33から取り出した用紙30を搬送路37に沿って二次転写ローラ26と中間転写ベルト20との間に導くように構成されている。
この画像形成装置100は、各トレイ31〜33にサイズや向きが異なる用紙30が格納されている場合に、各トレイ31〜33から供給された用紙30は、その用紙30の中心が搬送路37の中心とほぼ一致するように搬送され、排出ローラ28から排出台29上に排出されるように構成されている。
(画像読取装置の構成)
図2は、画像読取装置1の内部構造を示す概略図である。画像読取装置1は、自動給紙部101の給紙トレイ101aに置かれた原稿9を排紙台101bに搬送しながら読み取る第1の読取モードと、原稿台72の上に置かれた1枚の原稿を読み取る第2の読取モードとを、ユーザーの操作に応じて切り替え可能である。図2は、第1の読取モードにおける原稿読み取り時の状態を示している。
原稿カバー10に設けられた自動給紙部10は、給紙トレイ101aに置かれた原稿9の1枚を取り込む原稿給紙ロール61、原稿給紙ロール61によって取り込まれた原稿9を読み取り位置に搬送する原稿搬送ロール62、原稿搬送ロール62によって搬送された原稿9を読み取り位置で支持する読取ロール63、及び原稿9を排紙台101bに排出する排出ロール64から構成される原稿搬送機構を有している。
画像読取装置1は、筐体12の内部に、主走査方向に沿って配置され、副走査方向に移動可能な第1のキャリッジ14及び第2のキャリッジ15と、レンズ160及びCCD(Charge Coupled Device)161等を有する画像読取部16とを備えている。
筐体12は、原稿カバー11に面する上壁122の一部が開口した箱状であり、上壁122に対向する底壁123、底壁123を挟んで副走査方向(図2の左右方向)に対向する側壁124及び側壁125、前述の前壁121(図1参照)、及び前壁121と主走査方向(図2の紙面に直交する方向)に対向する後壁126とを有している。
上壁122には、原稿9の読み取り位置に対応する部位に開口部122aが形成され、開口部122aには第2の読取モード時に原稿9を支持するプラテンガラスからなる原稿台72が配置されている。また、原稿台72の自動給紙部101側には、第1の読取モード時に原稿9を読み取るためのプラテンガラスからなる読取窓71が設けられている。読取窓71と原稿台72との間には、第1の読取モードにおいて原稿9を案内するためのガイド73が設けられている。
後壁126には、副走査方向に延びる第1のレール131が固定されている。また、底壁123には、副走査方向に延びる第2のレール132が固定されている。第1のレール131及び第2のレール132は、主走査方向に並ぶようにそれぞれ2つずつ配置されているが、図2ではそれらの一方のみを図示している。
第1のキャリッジ14には、第1のキャリッジ14に沿って主走査方向に延びる基板140と、基板140に実装され、原稿9を照射するための光を発する発光素子としてのLED141と、第1のキャリッジ14に沿って主走査方向に延び、基板140と互いに平行になるように配置された導光体5と、導光体5からの出射光の一部を原稿9の方向へ反射する反射部材としてのリフレクタ143と、原稿9の反射光を受ける第1のミラー146とが固定されている。基板140には、LED141が主走査方向に沿って複数個実装され、これら複数のLED141は全体として光源を構成する。各LED141は、その一部に発光部を有する点光源である。
第1のキャリッジ14は、第1のレール131に案内されて、導光体5等の各部材と共に副走査方向に移動しながら原稿9の画像読取部位を照射し、第1のミラー146によって、原稿9の反射光を後述する第2のキャリッジ15の第2のミラー151に向けて反射する。
導光体5は、ポリメタクリル酸メチル樹脂等の光透過性を有する材料で形成された棒状の形状を有し、LED141の光が入射する入射面5aと、入射面5aから入射した光の一部をリフレクタ143の方向へ出射する第1の出射面5bと、入射面5aから入射した光のうち、第1の出射面5bから出射されない光の一部を原稿9の方へ出射する第2の出射面5cとを有している。導光体5の形状等の詳細については後述する。
第2のキャリッジ15には、前述の第1のミラー146からの反射光を受ける第2のミラー151と、この第2のミラー151からの反射光を受ける第3のミラー152とが固定されている。
第2のキャリッジ15は、第2のレール132に案内されて副走査方向に移動しながら、原稿9の反射光を画像読取部16のレンズ160に向けて反射する。
第2の読み取りモードでは、第1のキャリッジ14及び第2のキャリッジ15が図略の駆動機構によって駆動され、第1のキャリッジ14の副走査方向への移動中、原稿9の画像読取部位から後述するCCD161までの光路長が変動しないように、第2のキャリッジ15の移動量が第1のキャリッジ14の移動量の半分になるように構成されている。第1のキャリッジ14が原稿9の副走査方向の端部付近に移動したときの第1のキャリッジ14及び第2のキャリッジ15を図2に二点鎖線で示す。
画像読取部16は、第2のレール132に支持されたベース板133に固定された、レンズ160、及びCCD(Charge Coupled Device)161を実装した基板162を有している。
画像読取部16は、第3のミラー152からの反射光がレンズ160を透過してCCD161に結像し、CCD161によって原稿9の画像を読み取って画像データを出力するように構成されている。
(導光体の形状)
図3は、導光体5を含む原稿9の読み取り位置の周辺を拡大して示す。この図では、LED141の発光部141aから発した光が原稿9を照射するまでの光路を二点鎖線で示している。なお、発光部141aは、半導体のバンド構造が形成された、光を発する部位をいう。
導光体5は、入射面5a、第1及び第2の出射面5b,5c、反射面5d、第1乃至第4の側面5e〜5hを有する一体の多面体である。
入射面5aは、LED141の発光部141aに面しており、発光部141aから発した光が入射する面である。入射面5aはLED141の発光部141aが形成された面に平行になるように配置されている。LED141は、ユーザーが鉛直方向の上方からLED141の方を見た場合にユーザーの目にLED141の光が直接入射しないよう、発光部141aの光束中心軸が水平方向を向いており、入射面5aは水平方向に対して垂直になるように配置されている。
第1の出射面5bは、その少なくとも一部が入射面5aに対向するように形成されている。また、第1の出射面5bは、主として、入射面5aから入射して他の何れの面にも反射されずに直進した光をリフレクタ143に向けて出射する。
第2の出射面5cは、第1の出射面5bに幅方向の端部を接して第1の出射面5bよりも原稿9に近い鉛直方向の上方に形成されている。また、第2の出射面5cは、次に説明する反射面5dで内部反射した反射光を原稿9の読み取り位置に向けて出射する。第1の出射面5b及び第2の出射面5cは、それぞれの出射光の照射対象物であるリフレクタ143及び原稿9に面するように、互いに傾斜して形成されている。
反射面5dは、入射面5aから入射して第1の出射面5bから出射する光の光路に対し第2の出射面5cとは反対側で、入射面5aから入射した光の光束幅の中心である光束中心軸に対して入射面5aを向くように傾斜して形成されている。また、反射面5dは、第1の出射面5bから出射する光の光路から外れた位置に形成され、この光路よりも第2の出射面から遠ざかる方向に進む光を第2の出射面5cの方向に反射する。反射面5dで反射した反射光の光路は、第1の出射面5bから出射する光の光路に交差する。
本実施の形態では、反射面5dに当たる光が全反射されるように反射面5dの入射面5aに対する位置及び角度が設定されているが、反射面5dは必ずしも受けた光を全反射するように形成されていなくともよい。
第1の側面5eは、入射面5aとの間の角度が鈍角となるように、入射面5aと反射面5dとの間に形成された側面である。
第2の側面5fは、反射面5dと第1の出射面5bとの間に形成された側面である。第2の側面5fには、入射面5aからの入射光の一部が当たり、第1の出射面5bに向かって反射するが、第1の出射面5bから出射する光に対するその反射光の割合は僅かである。
第3の側面5gは、第2の出射面5cに幅方向の端部を接して形成され、反射面5dで反射して第2の出射面5cに向かう光を遮らないように第2の出射面5cに対する角度が設定されている。
第4の側面5hは、入射面5aとの間の角が鈍角になるように、入射面5aと第3の側面5gとの間に形成された面である。入射面5aからの入射光の一部は第4の側面5hに当たり、第1の出射面5bに向かって反射するが、第1の出射面5bから出射する光に対するその反射光の割合は僅かである。
前述のCCD161は、原稿9の画像を、その表面9aが最も読取窓71に接近する部位71aから副走査方向の両側に広がりを有する読取対象領域74の範囲で読み取る。
導光体5は、読取対象領域74の副走査方向の一側に配置され、その他側に配置されたリフレクタ143に第1の出射面5bから出射した光が当たると共に、原稿9の少なくとも読取対象領域74内の部分に第2の出射面5cから出射した光が当たるように、第1のキャリッジ14に固定されている。
原稿9の読取対象領域74を照射する照射光のうち、リフレクタ143で反射した光の光量の第2の出射面5cの出射面から出射した光の光量に対する割合は、0.5から2にすることが望ましく、0.67から1.5の範囲にすることがより望ましい。
(導光体の出射面の光拡散形状)
図4は、導光体5及び複数のLED141が実装された基板140の外観を示す斜視図である。導光体5は、長手方向の両端部及び中央部に形成された3つの突起部5kにより、入射面5aとLED141の発光部141aとの間に隙間を保持して基板140に支持される。
第1の出射面5bには、導光体5の長手方向の全域に亘って、長手方向に対して直交するように延びる複数の溝5jを有する光拡散形状が形成されている。
また、第2の出射面5cにも、導光体5の長手方向の全域に亘って、長手方向に対して直交するように延びる複数の溝5iを有する光拡散形状が形成されている。本実施の形態では、第2の出射面5cに溝5iが、第1の出射面5bに形成された溝5jと等しい間隔で多数形成されている。
図5は、第1の出射面5b及び第2の出射面5cに形成された光拡散形状を示す図である。この図では、導光体5の長手方向に沿って第1の出射面5bに直交する断面、及び導光体5の長手方向に沿って第2の出射面5cに直交する断面における溝5i,5jの形状を示しており、導光体5の主走査方向(長手方向)の位置を横軸に、第1の出射面5b及び第2の出射面5cに直交する方向の面の高さを平均した仮想的な平均面からの変位を縦軸に、ぞれぞれ示している。
この光拡散形状の上記断面における形状は、主走査方向に連続して形成された正弦波状の曲線からなり、溝5i,5jの主走査方向の間隔は基板140に実装された複数のLED141の間隔よりも狭く、溝5i,5jの深さは溝5i,5jの主走査方向の間隔よりも浅い。本実施の形態では、溝5i,5jの主走査方向の間隔は約200μmであり、平均面からの変位量は±約14μm(溝深さは約28μm)であるが、溝5i,5jの主走査方向の間隔は、例えば100〜500μmの間に設定してもよく、平均面からの変位量は±7〜50μmの間に設定してもよい。
この光拡散形状は、例えば導光体5を成形するための金型の第1の出射面5b及び第2の出射面5cに対応する面に、光拡散形状に対応する形状の曲面を設けておくことで形成される。なお、この金型には、光拡散形状に対応する形状の曲面を、例えばエッチングによって形成することができる。
(本実施の形態の作用)
次に、本実施の形態の作用を、(1)画像形成装置の動作と、(2)照度分布の均一化とに分けて説明する。
ユーザーが給紙トレイ101aの上、又は原稿台72の上に原稿9を置き、コントロールパネル110のタッチパネル111及び操作ボタン112を操作して原稿の複写を指示すると、画像読取装置1は画像の読み取りを開始する。画像読取装置1の制御部(図示しない)は、第1の読取モードが選択された場合には、自動給紙部101を制御して原稿9を読取窓71の読取対象領域74に搬送する。
画像読取装置1の制御部は、複数のLED141に電流を供給して発光させる。LED141の発光部141aから発した光は、導光体5の入射面5aに入射し、導光体5の第1及び第2の出射面5b,5cから出射する。第1及び第2の出射面5b,5cからの出射光は、その表面に形成された光拡散形状により、主として主走査方向に拡散される。
第1の出射面5bから出射した光はリフレクタ143によって反射して原稿9を照射し、第2の出射面50cから出射した光は直接的に原稿9を照射する。
また、画像読取装置1の制御部は、駆動機構を制御して第1及び第2のキャリッジ14,15を副走査方向に駆動する。第1の読取モードの場合には読取窓71を照射光が透過する位置に第1のキャリッジ14が固定され、第2の読取モードの場合には原稿台72に置かれた原稿9を副走査方向に走査するように第1のキャリッジ14が移動する。
読取対象領域74に位置する原稿9の表面9aで反射した反射光は、第1のミラー146、第2のミラー151、及び第3のミラー152で反射され、画像読取部16のレンズ160に入射する。
レンズ160を透過した光はCCD161に結像し、CCD161によって原稿9の画像を読み取る。画像読取装置1の制御部は、画像の読み取り結果としての画像データを画像形成部2の光学走査装置250に送る。この後、制御部は、給紙トレイ101aの上に置かれた原稿9を読み取った場合には、自動給紙部101を制御して原稿9を排出台101bに排出する。
光学走査装置250は、YMCK各色の画像データに基づいて変調された光ビームを帯電器252によって帯電された感光ドラム251に照射して、感光ドラム251の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像器253によりトナーで現像されてトナー像が形成される。感光ドラム251上のトナー画像は、一次転写ローラ254によって中間転写ベルト20に転写される。
一方、第1乃至第3のトレイ31〜33の何れか1つ、例えば第1のトレイ31からは、ピックアップローラ34Aによって用紙30が用紙搬送路37に取り込まれ、分離ローラ35Aによって捌かれた後、レジローラ36Aによって二次転写ローラ26と中間転写ベルト20との間に搬送され、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙30に転写される。
その後、用紙30上のトナー像は、定着ユニット27によって定着された後、排出ローラ28によって排出台29に排出される。
(2)照度分布の均一化
(a)光拡散形状による作用
図6は、1つのLED141から導光体5の入射面5aに入射した光が第1及び第2の出射面5b,5cから出射した際の主走査方向の照度の分布をゴニオフォトメータで測定した結果を示すものである。この図では、上記の光拡散形状が形成された本実施の形態に係る導光体5を用いた場合の照度分布を実線で、出射面に光拡散形状が形成されていない平坦な面の場合の照度分布を破線で、それぞれ示している。
この図に示されるように、導光体5の第1及び第2の出射面5b,5cに形成された光拡散形状により、これらの出射面からの出射光が主走査方向に拡散し、光拡散形状が形成されていない場合と比べると、LED141の正面にあたる部位でのピークの光量が小さく、周辺部での光量が大きくなっている。
画像読取装置1は、1つのLED141から発した光の原稿9の画像読取領域74における主走査方向の照度分布の半値幅(照度が最大値の半分の値になる主走査方向の二点間の幅)は、複数のLED141の発光部141aの主走査方向の間隔よりも大きくなるように構成することが望ましい。
(b)導光体5による作用
図3に示すように、導光体5は、原稿9の読取対象領域74に面した第2の出射面5cと、リフレクタ143に面した第1の出射面5bを有しているため、例えば原稿9の読取対象領域74に面した出射面のみを有している導光体を画像形成装置1に適用した場合に比べると、リフレクタ143に向かう光の出射面での反射が抑えられ、リフレクタ143に向かう光の光量が増す。
[第2の実施の形態]
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る導光体5の光拡散形状を示す。本実施の形態に係る画像読取装置1は、第1の出射面5b及び第2の出射面5cの光拡散形状が第1の実施の形態とは異なり、その他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
この光拡散形状は、導光体5の長手方向に沿った第1の出射面5b及び第2の出射面5cに直交する断面において、隣り合う溝の間に形成された突部50a、及び溝底部50bが曲線状に形成され、突部50aと溝底部50bとの間の斜面50cが直線状に形成されている。
なお、図7(a)は、図5と同様、説明のために主走査方向の長さ(図7(a)の左右方向)に対する溝の深さ方向(図7(a)の上下方向)の長さを誇張して表現しており、溝間の主走査方向の間隔及び溝の深さは第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
図7(b)は、本発明の第3の実施の形態に係る導光体5の光拡散形状を示す。本実施の形態に係る画像読取装置1は、第1の出射面5b及び第2の出射面5cの光拡散形状が第1の実施の形態とは異なり、その他は第1の実施の形態と同様に構成されている。
この光拡散形状は、導光体5の長手方向に沿って第1の出射面5b及び第2の出射面5cに直交する断面において、隣り合う溝の間に形成された突部の頂上部分51a、及び溝底部51bが直線状に形成され、それらの間の部分51cが曲線状に形成されている。
なお、図7(b)は、図5と同様、説明のために主走査方向の長さ(図7(b)の左右方向)に対する溝の深さ方向(図7(b)の上下方向)の長さを誇張して表現しており、溝間の主走査方向の間隔及び溝の深さは第1の実施の形態と同様である。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
例えば、光拡散形状は、第1の出射面5b又は第2の出射面5cの何れか一方のみに設けてもよい。また、溝5i,5jは導光体5の長手方向(主走査方向)に対して直交するものに限らず、導光体5の長手方向に対して傾斜して交差するものであればよい。溝5i,5jが延びる方向と導光体5の長手方向とがなす角は、例えば45度から90度の間に設定することができる。
また、溝5i,5jは、導光体5の長手方向に対して傾斜した方向に沿って直線状に形成されたものに限らず、曲線状に形成されていてもよく、第1の出射面5b又は第2の出射面5cの幅方向の一部のみに形成されていてもよい。また、溝5i,5jは、導光体5の長手方向に不等間隔に形成されていてもよい。溝5i,5jの間隔や深さも、上記実施の形態に例として挙げたものに限らない。
また、導光体5の形状は、上記実施の形態に示したものに限らず、例えば、長手方向に延びる1つの入射面及び1つの出射面を有する直方体状であってもよい。導光体5の材料にも特に制限はない。
光源は、1つの電子部品に複数の発光素子又は複数の発光部が設けられたものでもよい。
1…画像読取装置、2…画像形成部、3…トレイ部、4…支持部、5…導光体、5a…入射面、5b…第1の出射面、5c…第2の出射面、5d…反射面、5e…第1の側面、5f…第2の側面、5g…第3の側面、5h…第4の側面、5i,5j…溝、5k…突起部、9…原稿、10…原稿カバー、12…筐体、14…第1のキャリッジ、15…第2のキャリッジ、16…画像読取部、20…中間転写ベルト、21…駆動ローラ、22,23…従動ローラ、24…テンションローラ、25Y…第1の画像形成ユニット、25M…第2の画像形成ユニット、25C…第3の画像形成ユニット、25K…第4の画像形成ユニット、26…二次転写ローラ、27…定着ユニット、28…排出ローラ、29…排出台、30…用紙、31…第1のトレイ、32…第2のトレイ、33…第3のトレイ、34A,34B,34C…ピックアップローラ、35A,35B,35C…分離ローラ、36A,36B,36C…レジローラ、37…搬送路、50a…突部、50b…溝底部、50c…斜面、51a…頂上部分、51b…溝底部、51c…部分、61…原稿給紙ロール、62…原稿搬送ロール、63…読取ロール、64…排出ロール、71…読取窓、72…原稿台、73…ガイド、74…読取対象領域、100…画像形成装置、100A…本体部、101a…給紙トレイ、101b…排紙台、110…コントロールパネル、111…タッチパネル、112…操作ボタン、121…前壁、122…上壁、122a…開口部、123…底壁、124…側壁、125…側壁、126…後壁、131…第1のレール、132…第2のレール、133…ベース板、140…基板、141…LED、141a…発光部、143…リフレクタ、146…第1のミラー、151…第2のミラー、152…第3のミラー、160…レンズ、162…基板、250…光学走査装置、251…感光ドラム、252…帯電器、253…現像器、254…一次転写ローラ、271…定着ローラ、272…加圧ローラ

Claims (4)

  1. 長手方向に沿って形成され、複数の発光部を有する光源の光が入射する入射面と、
    長手方向に交差する方向に延びるように形成され、前記入射面に入射した光を拡散する複数の溝を有する出射面と
    を有する導光体。
  2. 前記複数の溝は、前記長手方向に沿って前記出射面に直交する断面における形状が、曲線のみ又は一部に直線を有する曲線から構成された請求項1に記載の導光体。
  3. 請求項1又は2に記載の導光体と、
    前記導光体の前記入射面に向かって光を発する複数の発光部を有する光源と、
    前記導光体の前記出射面から出射した光に照射された原稿の画像読取領域からの反射光により前記原稿の画像を読み取る読取部と
    を備えた画像読取装置。
  4. 請求項1又は2に記載の導光体と、
    前記導光体の前記入射面に向かって光を発する複数の発光部を有する光源と、
    前記導光体の前記出射面から出射した光に照射された原稿の画像読取領域からの反射光により前記原稿の画像を読み取る読取部と
    前記読取部により読み取られた画像の情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と
    を有する画像形成装置。
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