JP2011070775A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子整列板といった付加的な構成を用いることなく、端子が不要に変形することなくスムーズかつ正確に基板に接続され得ると共に、端子と基板とを半田等で接続した接続部に不要な応力が生じることが低減され得るコネクタを提供する。
【解決手段】一端が基板40に各々接続自在であると共に、他端が外部機器に各々接続自在である複数群の端子30、330、60、90において、少なくとも2つの端子が、基板への実装方向において最も突設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関し、特に、基板に実装されるコネクタに関する。
近年、車両等に用いられる電子装置等を実装する基板において、電力線や信号線を効率的に接続するために、更にコネクタを実装する構成が提案されている。
かかるコネクタは、細い端子を多数有する傾向が強まっているため、基板に実装される際に、コネクタの端子がスムーズかつ短時間で基板に対して接続され得る構成を採用することが強く求められるようになっている。
かかる状況下において、特許文献1においては、端子を整列させると共に不要な変形が生じないように、端子整列板であるタインプレートを有するコネクタが開示されている。
特開平09−35829号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1で提案される構成では、そもそもコネクタに対して、端子整列板であるタインプレートを付加する必要があり、基本的な構成自体が煩雑である。
また、このようにタインプレートを付加してコネクタの端子を整列させて保持したとしても、タインプレートで保持された端子に外力が印加される場合を考慮して、タインプレートに設けられた貫通孔同士を互いに繋ぐようなスロットを形成する等の更に付加的な構成を付与する必要があり、より構成が煩雑となる傾向にあって、コストがより増大する要因にもなる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、端子整列板といった付加的な構成を用いることなく、端子が不要に変形することなくスムーズかつ正確に基板に接続され得ると共に、端子と基板とを半田等で接続した接続部に不要な応力が生じることが低減され得るコネクタを提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明は、一端が基板に各々接続自在であると共に、他端が外部機器に各々接続自在である複数群の端子と、前記複数群の端子を保持する保持部を有するハウジングと、を備えて、前記基板に実装されるコネクタであって、
前記複数群の端子において、少なくとも2つの端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への実装方向において最も突設されることを第1の特徴とする。
また本発明は、かかる第1の特徴に加えて、前記複数群の端子の4隅に配置される少なくとも2つの端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において最も突設されることを第2の特徴とする。
また本発明は、かかる第1又は第2の特徴に加えて、前記複数群の端子において、前記保持部から最も遠い位置で前記基板に接続されるべき第1群を構成する複数の端子における全ての端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において最も突設されることを第3の特徴とする。
また本発明は、かかる第1から第3のいずれかの特徴に加えて、前記複数群の端子は、前記保持部から遠い位置で前記基板に接続されるべき群の端子である程、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において、より突設されていることを第4の特徴とする。
また本発明は、かかる第1から4のいずれかの特徴に加えて、前記複数群の端子における前記保持部から最も近い位置で前記基板に接続されるべき群の端子の近傍において、前記基板に配置自在な少なくとも1つの脚部を設けることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、一端が基板に各々接続自在であると共に、他端が外部機器に各々接続自在である複数群の端子において、少なくとも2つの端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されることにより、端子整列板といった付加的な構成を用いることなく、端子を不要に変形することなくスムーズかつ正確に基板に接続できるため、コネクタの実装効率が向上し得ると共に、端子と基板とを半田等で接続した接続部に対して、基板と端子との位置ずれ等に起因する不要な応力が生じることを効果的に抑制し得る。
本発明の第2の特徴によれば、複数群の端子の4隅に配置される少なくとも2つの端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されるものであるため、端子を基板の挿通孔に挿通する際の基準点の間隔を拡大することができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
本発明の第3の特徴によれば、複数群の端子において保持部から最も遠い位置で基板に接続されるべき第1群を構成する複数の端子における全ての端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されるものであるため、端子を基板の挿通孔に挿通する際の基準点の数を増大することができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
本発明の第4の特徴によれば、複数群の端子が、保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子である程、複数群の端子に関する基板への実装方向において、より突設されているものであるため、端子を基板の挿通孔に進入させる際に、まず、保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子を規準として用いることができると共に、以降後順次、その次に保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子を規準として用いて、複数群の端子を基板の挿通孔に段階的に進入させることができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
本発明の第5の特徴によれば、複数群の端子における保持部から最も近い位置で基板に接続されるべき群の端子の近傍において、基板に配置自在な少なくとも1つの脚部を設けるものであるので、最も大きな荷重を受ける可能性の高い端子の部分を支持することができて、端子と基板とを半田等で接続した接続部に対して、不要な応力が生じることをより確実に抑制することができる。
本発明の第1の実施形態におけるコネクタの部分斜視図である。 本実施形態におけるコネクタの側面図であり、図1をx軸の負方向に見た図である。 図1のA−A断面図であって、本実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した図である。 図1のA−A断面図であって、本実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着された後の状態を示した図である。 図1のB−B拡大断面図であって、本実施形態におけるコネクタの脚部が基板に装着された後の状態を示した図である。 本実施形態の変形例におけるコネクタの端子が基板に装着された後の状態を示した部分斜視図であり、位置的には図2をA方向に見た図である。 本発明の第2の実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した断面図であって、位置的には、図3に相当する。 本実施形態の変形例におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した断面図であって、位置的には、図3に相当する。
以下、図面を適宜参照して、本発明の各実施形態におけるコネクタにつき、詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系をなし、x軸の方向を左右方向、y軸の方向を前後方方向、及びz軸の方向を、上下方向と呼ぶことがある。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態におけるコネクタにつき、図1から図5を参照して、詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるコネクタの斜視図である。図2は、本実施形態におけるコネクタの側面図であり、図1をx軸の負方向に見た図である。図3は、図1のA−A断面図であって、本実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した図である。図4は、図1のA−A断面図であって、本実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着された後の状態を示した図である。また、図5は、図1のB−B拡大断面図であって、本実施形態におけるコネクタの脚部が基板に装着された後の状態を示した図である。
図1から図5に示すように、本実施形態におけるコネクタ1は、樹脂製のハウジング10に端子30が装着された状態で、基板40に実装自在なものである。
より詳しくは、ハウジング10は、上下方向で対向して各々が平板状の上壁12及び底壁14と、左右方向で対向して各々が平板状の側壁16及び18と、上壁12及び底壁14並びに側壁16及び18の前方を塞いで平板状の前壁20と、を有する。かかる上壁12及び底壁14、側壁16及び18、並びに前壁20は、協働して、後方に開口すると共に、外部機器に接続する相手方コネクタが挿入自在な挿入凹部10aを画成する。なお、かかる外部機器及び相手方コネクタは、説明の便宜上、図示を省略する。
ハウジング10の側壁16及び18は、前壁20を超えて前方に各々延出する延出壁22及び24を対応して有する。延出壁22は、その下方を規定する底面22aを有すると共に、右方に突出する突出部22pを有して、かかる突出部22pは、その下方を規定する底面22bを有すると共に、底面22bから下方に突出する脚部26を有する。同様に、延出壁24は、その下方を規定する底面24aを有すると共に、左方に突出する突出部24pを有して、かかる突出部24pは、その下方を規定する底面24bを有すると共に、底面24bから下方に突出する脚部28を有する。なお、延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aは、上下方向で互いに同一位置にあり、延出壁22の突出部22pにおける底面22b及び延出壁24の突出部24pにおける底面24bは、上下方向で互いに同一位置にある。
ハウジング10の前壁20は、各々が左右方向に延在する列を成して複数配置される挿通孔20a、20b及び20cを有し、挿通孔20a、20b及び20cの各列は、上下方向に並置される。かかる前壁20は、端子30をハウジング10に保持する保持部として機能する。
端子30は、ハウジング10の前壁20から最も遠い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第1群の端子32と、第1群の端子32よりもハウジング10の前壁20から近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第2群の端子34と、第2群の端子34よりもハウジング10の前壁20から近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第3群の端子36と、で構成される。かかる第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36は、それらの前壁20よりも前方の部分は、左右方向に見て、ハウジング10の延出壁22及び24によって覆われる。なお、前壁20から最も遠い位置で基板40に接続されるべき第1群の端子32以外の端子群である第2群の端子34及び第3群の端子36は、必ずしも2群設けられる必要はなく、必要に応じて1群のみ設けてもよいし、3群以上設けてもよい。
ここで、第1群の端子32は、左右方向に延在する列を成すと共に、前壁20の挿通孔20aに各々挿通される複数の端子から成り、第2群の端子34は、左右方向に延在する列を成すと共に、前壁20の挿通孔20bに各々挿通される複数の端子から成り、また、第3群の端子36は、左右方向に延在する列を成すと共に、前壁20の挿通孔20cに各々挿通される複数の端子から成る。なお、第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36は、必ずしも左右方向に正確に延在する列を成す必要はなく、基板40への実装性を損なわない範囲内であれば偏位してもかまわない。
より詳しくは、端子30の中で、第1群の端子32における左右方向の両端に配置される長端子32a及び32bは、基板40へ接続されるべき一端32A及び32Bを対応して有すると共に、かかる長端子32a及び32bの一端32A及び32Bは、ハウジング10の延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aから下方に最も突出しており、長端子32a及び32bは、コネクタ1の端子30に関する基板40への実装方向である下方に向かって、最も突設されることになる。また、第1群の端子32における長端子32a及び32bに挟まれる他の端子32cの一端32C、第2群の端子34における基板40へ接続されるべき一端34A及び第3群の端子36における基板40へ接続されるべき一端36Aは、ハウジング10の延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aから下方に同じ距離だけ突出するものであって、第1群の端子32における長端子32a及び32bの一端32A及び32Bよりも上方に位置するものである。
また、ハウジング10の延出壁22の突出部22pにおける脚部26は、ハウジング10の前壁20から最も近い位置で基板40に接続されるべき第3群の端子36における最も右側に位置する端子の右方近傍に配置されると共に、ハウジング10の延出壁24の突出部24pにおける脚部28は、第3群の端子36における最も左側に位置する端子の左方近傍に配置される。
一方で、第1群の端子32における他端32D、第2群の端子34における他端34D及び第3群の端子36における他端36Dは、共にハウジング10の挿入凹部10a内に位置するものである。なお、第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36は、ハウジング10における前壁20の前方で、上下方向の延在方向と前後方向の延在方向とを繋げる折れ曲がり部を各々有する。
また、基板40は、図示を省略する電子装置等を実装し、典型的にはガラスエポキシ樹脂製のプリント配線基板であり、各々、基板40を上下に貫通すると共に、左右方向に延在する列を成して配置される挿通孔40a、40b及び40cを有し、更に、基板40を上下に貫通する1対の挿通孔42及び44を有する。
次に、以上の構成のコネクタ1を基板40に対して実装する実装方法につき、詳細に説明する。
まず、コネクタ1を基板40に対して実装するには、図3に示すように、コネクタ1の端子30の第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36における一端32A、32B、32C、34A及び36Aを基板40における挿通孔40a、40b及び40cに各々整合させて対向させるように、コネクタ1を基板40の上面40dに対して対向させた状態で、基板40への実装方向である下方に向けて、コネクタ1を下降させていく。
すると、端子30の第1群の端子32における左右方向の両端に配置される長端子32a及び32bは、端子30に関する基板40への実装方向である下方に向かって、基板40の上面40dに対して最も突設されているため、長端子32a及び32bの一端32A及び32Bが、基板40の対応する挿通孔40a及び40aの近傍からそれらの上端部に容易に到達し、更に、かかる状態の長端子32a及び32bの一端32A及び32Bが、挿通孔40a及び40aの上端部でガイドされるようにそれらの内部へと進入していく。この際、長端子32a及び32bは、所定の距離ほど離間された1対のピン状部材であるため、それらを規準として、端子30における残余の端子である第1群の端子32の長端子32a及び32bに挟まれる他の端子32c、第2群の端子34及び第3群の端子36においては、基板40へ各々接続されるべき一端32C、34A及び36Aが、基板40において対応した挿通孔40a、40b及び40cに対して位置決めされると共に、それらの内部へとスムーズに進入していくことになって、結果的に、基板40へ各々接続されるべき一端32A、32B、32C、34A及び36Aの全てが、基板40において対応した挿通孔40a、40b及び40cに対して位置決めされると共に、それらの内部へとスムーズに進入していく。
そして、図4に示すように、ハウジング10における延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aが、基板40の上面40dに当接するまで、コネクタ1が、基板40に対して下降されて、端子30の第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36の一端32A、32B、32C、34A及び36Aの側が、基板40の対応する挿通孔40a、40b及び40c内に収容されると共に、端子30が基板40に設けられた図示を省略する接続部に接続され、コネクタ1は、基板40上に実装されることになる。
この際、コネクタ1の端子30の第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36における一端32A、32B、32C、34A及び36Aが、基板40における挿通孔40a、40b及び40cに進入するに伴って、ハウジング10における延出壁22の脚部26及び延出壁24の脚部28は、基板40に設けられた1対の挿通孔42及び44に進入していき、最終的には、図5に示すように、延出壁22の脚部26及び延出壁24の脚部28が、挿通孔42及び44に収容されるため、基板40と端子30との相対的位置関係を正規位置に維持すると共に、端子30に印加される可能性のある外力を受けることができて、端子30、特に最も大きな応力が生じる可能性の高い第3群の端子36に不要な応力が生じることを低減する。かかる状態で、ハウジング10における延出壁22の突出部22pにおける底面22b及び延出壁24の突出部24pにおける底面24bは、基板40の上面40dに対して離間しているが、限定的なものではなく、これらは、基板40の上面40dに対して当接していてもよい。
なお、本実施形態において、基板40の挿通孔40a、40b及び40cにおける上面40d側の端部に、上方に向けて拡開するテーパ面を設けることも可能で、かかる場合には、端子30の第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36の一端32A、32B、32C、34A及び36Aを、より確実にガイドしながら対応する挿通孔40a、40b及び40cに進入させることができる。
また、本実施形態において、延出壁22の突出部22pに設けられる脚部26及び延出壁24の突出部24pに設けられる脚部28は、コネクタ1の端子30の第1群の端子32、第2群の端子34及び第3群の端子36の左右両端を覆うように延在させてもよいし、何らかの原因で第3群の端子36に生じ得る応力以上の応力が集中する端子が有ることが予め分かっている場合には、かかる端子の左右両端を覆うように配置させることも可能である。
さて、以上の本実施形態の構成においては、端子の中で所定の距離ほど離間された1対のピン状部材である端子を用いて、残余の端子を、基板40において対応した挿通孔40a、40b及び40cに対して位置決めしながら、それらの内部へとスムーズに進入させていくものであるため、種々の変形例が考えられる。つまり、端子間の距離が相対的に長く設定できる端子の組は、第1群の端子の両端に位置する端子に限定されるものではなく、第1群の端子の両端のいずれかに位置する端子に加え、第3群の端子の両端のいずれかに位置する端子を含むものであればよい。
以下、かかる変形例につき、更に図6をも参照して、詳細に説明する。
図6は、本実施形態の変形例におけるコネクタの端子が基板に装着された後の状態を示した部分斜視図であり、位置的には図2をA方向に見た図である。
図6に示す本変形例では、本実施形態における端子30が、端子330に変更されている。つまり、かかる端子330においては、ハウジング10の前壁20から最も近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第3群の端子336が、その左右の両端に配置されて下方に最も突出した一端336A及び336Bを対応して有する長端子336a及び336bと、長端子336a及び336bに挟まれると共に長端子236a及び336bの一端336A及び336Bよりも上方に位置した一端336Cを有する他の端子336cと、を備えることが、本実施形態における端子30と相違し、第1群の端子32及び第2群の端子34は、上述した本実施形態における端子30と同一である。
よって、本変形例の構成においては、長端子32a、32b、336a及び336bは、各々が所定の距離ほど離間されて対を成すピン状部材であるため、それらを規準として、端子330における残余の端子である第1群の端子32の他の端子32c、第2群の端子34及び第3群の端子336の他の端子336cの一端32C、34A及び336Cが、基板40において対応した挿通孔40a、40b及び40cに対してより正確に位置決めされると共に、それらの内部へとスムーズに進入していくことになる。
ここで、本変形例においては、第1群の端子32の左右両端の端子32a及び32b、並びに第3群の端子336の左右両端の端子336a及び336の4本全てが長端子として説明したが、間隔が相対的に離間した端子を長端子に設定して実装時の位置決めとして用いるという観点からすれば、もちろんこれに限定されるものではなく、第1群の端子の左右両端の端子のうちの少なくとも1つの端子及び第3群の端子の左右両端の端子のうちの少なくとも1つの端子のような複数群の端子の配列中で4隅に位置する端子のうちの少なくとも2つの端子を、長端子として設定することが可能である。また、端子間距離が相対的に大きい複数群の端子を用いる場合においては、例えば隣接する2つの端子同士であってもそれらの間隔が相対的に離間しているために、長端子として設定することが可能であり、かかる技術的思想を拡張すれば、複数群の端子において少なくとも2つの端子を長端子に設定可能であることが理解できる。
以上の構成によれば、一端が基板に各々接続自在であると共に、他端が外部機器に各々接続自在である複数群の端子において、少なくとも2つの端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されることにより、端子整列板といった付加的な構成を用いることなく、端子を不要に変形することなくスムーズかつ正確に基板に接続できるため、コネクタの実装効率が向上し得ると共に、端子と基板とを半田等で接続した接続部に対して、基板と端子との位置ずれ等に起因する不要な応力が生じることを効果的に抑制し得る。
また、複数群の端子の4隅に配置される少なくとも2つの端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されるものであるため、端子を基板の挿通孔に挿通する際の基準点の間隔を拡大することができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
また、複数群の端子における保持部から最も近い位置で基板に接続されるべき群の端子の近傍において、基板に配置自在な少なくとも1つの脚部を設けるものであるので、最も大きな荷重を受ける可能性の高い端子の部分を支持することができて、端子と基板とを半田等で接続した接続部に対して、不要な応力が生じることをより確実に抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態におけるコネクタにつき、更に図7をも参照して、詳細に説明する。
図7は、本実施形態におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した断面図であって、位置的には、図3に相当する。
本実施形態のコネクタ2においては、端子60の構成が相違することが、第1の実施形態におけるコネクタ1の構成に対する主たる相違点であり、残余の構成は同様である。よって、本変形例においては、かかる相違点に着目して説明することとし、同様な構成については同一の符号を付して適宜説明を簡略化又は省略する。
具体的には、図7に示すように、端子60は、ハウジング10の前壁20から最も遠い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第1群の端子62が、左右方向に延在する列を成すと共に、前壁20の挿通孔20aに各々挿通される複数の端子から成り、第1群の端子62よりもハウジング10の前壁20から近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第2群の端子64が、左右方向に延在する列を成すと共に、前壁20の挿通孔20bに各々挿通される複数の端子から成ることは、第1の実施形態と同様であるが、それらの詳細な構成が異なっている。なお、第3群の端子36は、第1の実施形態と同一である。
より詳しくは、端子60の中で、第1群の端子62は、長さが互いに等しく設定され、第1群の端子62における基板40へ接続されるべき一端62Aは、コネクタ2の端子60に関する基板40への実装方向である下方に向かって、最も突設されるものではあるが、上下方向において全て同一位置に設定されて、ハウジング10の延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aから下方に同じ距離だけ突出するものである。また、第2群の端子64は、長さが互いに等しく設定され、第2群の端子64における基板40へ接続されるべき一端64Aは、上下方向において全て同一位置に設定されるものであるが、上下方向において第1群の端子62の一端62Aと第3群の端子36の一端36Aとの間の位置に配置されて、端子60に関する基板40への実装方向である下方に向かって、中間的に突設されるものである。
一方で、第1群の端子62における他端62D、及び第2群の端子64における他端64Dは、第1の実施形態と同様に、共にハウジング10の挿入凹部10a内に位置するものである。なお、第1群の端子62及び第2群の端子64は、ハウジング10における前壁20の前方で、上下方向の延在方向と前後方向の延在方向とを繋げる折れ曲がり部を各々有することも、第1の実施形態と同様である。
次に、以上の構成のコネクタ2を基板40に対して実装する実装方法につき、詳細に説明する。
まず、コネクタ2を基板40に対して実装するには、図7に示すように、コネクタ2の端子60の第1群の端子62、第2群の端子64及び第3群の端子36における一端62A、64A及び36Aを基板40における挿通孔40a、40b及び40cに各々整合させて対向させるように、コネクタ2を基板40の上面40dに対して対向させた状態で、基板40への実装方向である下方に向けて、コネクタ2を下降させていく。
すると、端子60の第1群の端子62は、端子60に関する基板40への実装方向である下方に向かって、基板40の上面40dに対して最も突設されているため、第1群の端子62の一端62Aが、基板40の対応する挿通孔40aの近傍からそれらの上端部に容易に到達し、更に、かかる状態の第1群の端子62の一端62Aが、挿通孔40aの上端部でガイドされるようにそれらの内部へと進入していく。この際、第1群の端子62は、全て同じく基板40に向けて最も突設されたピン状部材であるため、それらの全てが、端子60における残余の端子である第2群の端子64及び第3群の端子36が、基板40において対応する挿通孔40b及び40cに進入していく際の規準となる。
つまり、次に、第1群の端子62の全てを規準として、第2群の端子64及び第3群の端子36が、基板40において対応する挿通孔40b及び40c進入していくことになるが、ここで、第2群の端子64が、全て同じく基板40に向けて中間的に突設されたピン状部材であるため、基板40において対応する挿通孔40bに進入していくと共に、それらの全てが、第3群の端子36が基板40において対応する挿通孔40cに進入していく際の規準となるから、結果的に、基板40へ各々接続されるべき一端62A、64A及び36Aの全てが、基板40において対応した挿通孔40a、40b及び40cに対して位置決めされると共に、それらの内部へとスムーズに進入していく。
そして、第1の実施形態と同様に、ハウジング10における延出壁22の底面22a及び延出壁24の底面24aが、基板40の上面40dに当接するまで、コネクタ2が、基板40に対して下降されて、端子60の第1群の端子62、第2群の端子64及び第3群の端子36の一端62A、64A及び36Aの側が、基板40の対応する挿通孔40a、40b及び40c内に収容されると共に、端子60が基板40に設けられた図示を省略する接続部に接続され、コネクタ1は、基板40上に実装されることになる。この際、ハウジング10における延出壁22の脚部26及び延出壁24の脚部28は、基板40に設けられた1対の挿通孔42及び44に収容されることになる。
なお、本実施形態に対して、第1の実施形態の変形例で説明した長端子を有する第3群の端子の構成を適宜採用することももちろん可能である。
また、付け加えれば、ハウジング10の前壁において、端子を挿通する挿通孔は、左右方向に延在する列を成して上下方向に並置される構成を有するものに限定されるものではないため、次に、ハウジング10の前壁に関する本実施形態の変形例につき、図8を参照して、詳細に説明する。
図8は、本変形例におけるコネクタの端子が基板に装着される途中の状態を示した断面図であって、位置的には、図3に相当する。
図8に示すように、本変形例のハウジング10の前壁80は、左右方向に延在する列を成して複数配置される挿通孔80aを有し、挿通孔80aは、上下方向に並置されてはいない。
一方で、端子90は、本実施形態と同様に、ハウジング10の前壁20から最も遠い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第1群の端子92と、第1群の端子92よりもハウジング10の前壁20から近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第2群の端子94と、第2群の端子94よりもハウジング10の前壁20から近い位置で基板40に接続されるべき各々がピン状の第3群の端子96と、で構成されるものである。
より詳しくは、端子90においては、第1群の端子92における基板40へ接続されるべき一端92Aは、端子90に関する基板40への実装方向である下方に向かって、最も突設され、第2群の端子94における基板40へ接続されるべき一端94Aは、端子90に関する基板40への実装方向である下方に向かって、中間的に突設され、第3群の端子96における基板40へ接続されるべき一端96Aは、端子90に関する基板40への実装方向である下方に向かって、最も少なく突設されるものである。また、第1群の端子92における他端92D、第2群の端子94における他端94D、及び第3群の端子96における他端96Dは、共にハウジング10の挿入凹部10a内に位置するものである。
ここで、第1群の端子92、第2群の端子94及び第3群の端子96は、ハウジング10における前壁20の前方で、上下方向の延在方向と前後方向の延在方向とを繋げる折れ曲がり部を各々有するものであるが、ハウジング10の前壁80において左右方向に1列に配置された挿通孔80aに挿通される必要があるため、かかる折り曲げ部は、第1群の端子92、第2群の端子94及び第3群の端子96が互いに干渉しないように、上下方向における同一の位置に設定されている。
本変形例の構成においても、まず、第1群の端子92の一端92Aを規準とし、次に、第2群の端子94の一端94Aを規準として、端子90の第1群の端子92、第2群の端子94及び第3群の端子96の一端92A、94A及び96Aが、基板40の対応する挿通孔40a、40b及び40c内にスムーズに進入自在である。
なお、本変形例の構成において、ハウジング10の前壁に設けられる挿通孔を、左右方向に延在する列を成して複数配置されるものであって、かつ上下方向に2列並置される構成に変更できることは、もちろんである。つまり、ハウジング10の前壁に設けられる挿通孔の配置パターン及び群を成す端子の配置パターンは、仕様に応じて適宜組み合わせて設定自在である。
また、本変形例で検討したハウジング10の前壁に設けられる挿通孔の配置パターンは、変形例を含む第1の実施形態に適宜適用することができることはもちろんである。
以上の構成によれば、複数群の端子において保持部から最も遠い位置で基板に接続されるべき第1群を構成する複数の端子における全ての端子が、複数群の端子に関する基板への実装方向において最も突設されるものであるため、端子を基板の挿通孔に挿通する際の基準点の数を増大することができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
また、複数群の端子が、保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子である程、複数群の端子に関する基板への実装方向において、より突設されているものであるため、端子を基板の挿通孔に進入させる際に、まず、保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子を規準として用いることができると共に、以降後順次、その次に保持部から遠い位置で基板に接続されるべき群の端子を規準として用いて、複数群の端子を基板の挿通孔に段階的に進入させることができて、端子を不要に変形することなく、よりスムーズかつ正確に基板に接続することができる。
なお、本発明は、部材の種類、配置、個数等は前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、端子整列板といった付加的な構成を用いることなく、端子が不要に変形することなくスムーズかつ正確に基板に接続され得ると共に、端子と基板とを半田等で接続した接続部に不要な応力が生じることが低減され得るコネクタを提供することができるコネクタを提供することができるものであり、その汎用普遍的な性格から車両等の電子機器に使用されるコネクタに広範に適用され得るものと期待される。
1、2、3…コネクタ
10、70…ハウジング
10a…挿入凹部
12…上壁
14…底壁
16、18…側壁
20、80…前壁
20a、20b、20c、40a、40b、40c、42、44、80a…挿通孔
22、24…延出壁
22a、22b、24a、24b…底面
22p、24p…突出部
26、28…脚部
30、60、90、330…端子
32、62、92…第1群の端子
32a、32b、336a、336b…長端子
32c、336c…他の端子
32A、32B、32C、34A、36A、62A、64A、92A、94A、96A、336A、336B、336C…一端
32D、34D、36D、62D、64D、92D、94D、96D…他端
34、64、94…第2群の端子
36、96、336…第3群の端子
40…基板
40d…上面

Claims (5)

  1. 一端が基板に各々接続自在であると共に、他端が外部機器に各々接続自在である複数群の端子と、前記複数群の端子を保持する保持部を有するハウジングと、を備えて、前記基板に実装されるコネクタであって、
    前記複数群の端子において、少なくとも2つの端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への実装方向において最も突設されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記複数群の端子の4隅に配置される少なくとも2つの端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において最も突設されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記複数群の端子において、前記保持部から最も遠い位置で前記基板に接続されるべき第1群を構成する複数の端子における全ての端子が、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において最も突設されることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ。
  4. 前記複数群の端子は、前記保持部から遠い位置で前記基板に接続されるべき群の端子である程、前記複数群の端子に関する前記基板への前記実装方向において、より突設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のコネクタ。
  5. 前記複数群の端子における前記保持部から最も近い位置で前記基板に接続されるべき群の端子の近傍において、前記基板に配置自在な少なくとも1つの脚部を設けることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
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JPS57109571U (ja) * 1980-12-24 1982-07-06
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