JP2011067986A - 排紙ユニット及び印刷装置並びにシーズニング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷機の排紙部に用いられる排紙ユニットであって、印刷後の用紙12を載置台20上に積載する前に、当該用紙12を一枚ずつ保持して各用紙間に隙間を形成しつつ、これら用紙を載置台20に向けて移動させる用紙搬送手段22と、用紙搬送手段22による用紙12の搬送中に各用紙間の隙間に通風する送風手段と、を備える。用紙搬送手段22には、用紙12の保持及び解放が可能な保持機構が複数設けられる。また、用紙搬送手段22による用紙の移動速度は、用紙12が受け渡される前の搬送機構14による用紙の移動速度よりも低速とする。
【選択図】図1
Description
本実施形態によれば、印刷機のスタッカー部にシーズニング機能を搭載したため、以下のタイミングでシーズニングを行うことができる。
図2及び図3では、用紙搬送機構22による用紙搬送方向に沿って5段構造のブロア配置を採用したが、段数について特に制限はない。また、1段について2以上のブロアを組み合わせて用いることもできる。
図2では、ブロア32の開口部34を上から下まで鉛直方向に沿って一直線上に形成したが、複数のブロア32に対応する開口部34の配列形態は、必ずしも一直線上に形成される必要はない。例えば、複数の開口部34を千鳥配列とするなど、用紙12の水平方向について、位置を異ならせてもよい。
図1〜図3で説明した用紙搬送機構22及び送風装置30を複数段重ねて組み合わせることにより、シーズニング処理ゾーンを拡張することも可能である。各段のゾーン区間ごとに送風条件や搬送速度を変更することも可能である。
図1〜図3では、用紙搬送機構22によって用紙12を水平に保持し(紙面の法線を鉛直方向に向けた姿勢で保持し)、これを鉛直下方に移動させ、真横から風を当てる構成を説明したが、用紙12の支持姿勢や移動方向は他の設計も可能であり、用紙12の搬送形態に応じて、送風形態も適宜設計される。
図1〜4で説明した排紙ユニット10をインクジェット印刷機の排紙部に組み込んだ印刷システムの例を説明する。
給紙部112は、記録媒体124を処理液付与部114に供給する機構であり、当該給紙部112には、枚葉紙である記録媒体124が積層されている。給紙部112には、給紙トレイ150が設けられ、この給紙トレイ150から記録媒体124が一枚ずつ処理液付与部114に給紙される。
処理液付与部114は、記録媒体124の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部116で付与されるインク中の色材(本例では顔料)を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
描画部116は、描画ドラム170、用紙抑えローラ174、及びインクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yを備えている。描画ドラム170は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)171を備える。描画ドラム170に固定された記録媒体124は、記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面にインクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yからインクが付与される。
乾燥部118は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図5に示すように、乾燥ドラム176、及び溶媒乾燥装置178を備えている。
定着部120は、定着ドラム184、ハロゲンヒータ186、定着ローラ188、及びインラインセンサ190で構成される。定着ドラム184は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)185を備え、この保持手段185によって記録媒体124の先端を保持できるようになっている。
図5に示すように、定着部120に続いて排紙部122が設けられている。排紙部122には、図1〜4で説明した排紙ユニット10が設置される。定着部120の定着ドラム184から排紙ユニット10までの間に、渡し胴194、195、搬送チェーン14が設けられている。搬送チェーン14は、張架ローラ197,198に巻き掛けられている。定着ドラム184を通過した記録媒体124(「用紙12」に相当)は、渡し胴194、195を介して、搬送チェーン14に送られ、搬送チェーン14から排紙ユニット10へと受け渡される(図1参照)。排紙ユニット10の構成、動作については、図1〜4で説明したとおりである。
両面印刷を行う場合には、図5のインクジェット記録装置100において、用紙の片面(表面)が印刷された後に排紙ユニット10で所定時間のシーズニングを行う。そして、シーズニング処理後に載置台20に集積された用紙の束を給紙部112に戻して、裏面の印刷を行う。これにより、表裏レジずれなどが発生せず、短時間で良好な両面印刷を実現できる。
本発明の実施に用いられるインクは、水を溶媒として含んだ水性インクであり、例えば、溶媒不溶性材料として、色材(着色剤)である顔料やポリマー微粒子などを含有する水性顔料インクが用いられる。
本発明の実施に際して用いる処理液(凝集処理液)として、インクのpHを変化させることにより、インクに含有される顔料およびポリマー微粒子を凝集させ、凝集物を生じさせるような処理液が好ましい。
Claims (10)
- 印刷機の排紙部に用いられる排紙ユニットであって、
印刷後の用紙を載置台上に積載する前に、当該印刷後の用紙を一枚ずつ保持して各用紙間に隙間を形成しつつ、これら用紙を前記載置台に向けて移動させる用紙搬送手段と、
前記用紙搬送手段による用紙の搬送中に各用紙間の隙間に通風する送風手段と、
を備えたことを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1において、
前記用紙搬送手段による前記用紙の移動方向が鉛直方向であることを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1又は2において、
前記送風手段は、複数個のブロアを用いた構成であることを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記用紙搬送手段による用紙の移動速度は、当該用紙搬送手段に用紙が受け渡される前の搬送機構による用紙の移動速度よりも低速であることを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記用紙搬送手段には、前記用紙の保持及び解放が可能な保持機構が複数設けられていることを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記用紙搬送手段として、無端走行体が用いられることを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項1乃至6のいずれか1項において、
前記送風手段は、前記用紙搬送手段で搬送される用紙の対向する2辺に面した2方向から送風を行うことを特徴とする排紙ユニット。 - 請求項7において、
前記送風手段によって前記2方向から導入した空気を、当該2方向と直交する2方向へ逃がす構成であることを特徴とする排紙ユニット。 - 給紙される用紙の少なくとも片面にインクを付与して印刷を行う印刷部と、
前記印刷部による印刷後の用紙を第1の移動速度で移動させる第1の用紙搬送手段と、
前記第1の用紙搬送手段から前記印刷後の用紙を受け取り、当該用紙を一枚ずつ保持して各用紙間に隙間を形成しつつ、これら用紙を前記第1の移動速度よりも低速の第2の移動速度で移動させる第2の用紙搬送手段と、
前記第2の用紙搬送手段による用紙の搬送中に各用紙間の隙間に通風する送風手段と、
前記送風手段による送風エリアを通過して前記第2の用紙搬送手段から解放された用紙を積載する載置台と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 印刷部で印刷が行われた用紙を当該印刷機の排紙部の載置台上に積載する前に、当該印刷後の用紙を第1の移動速度で移動させる第1の用紙搬送工程と、
前記第1の用紙搬送工程の後に当該印刷後の用紙を受け取り、当該用紙を一枚ずつ保持して各用紙間に隙間を形成しつつ、これら用紙を前記第1の移動速度よりも低速の第2の移動速度で移動させる第2の用紙搬送工程と、
前記第2の用紙搬送工程による用紙の搬送中に各用紙間の隙間に通風する送風工程と、 前記送風工程の送風エリアを通過した後に前記第2の用紙搬送工程から用紙を解放し、前記載置台上に当該用紙を載せる積載工程と、
を備えたことを特徴とするシーズニング方法。
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CN106335811A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-18 | 孔磊 | 收纸装置及其收纸方法 |
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JPS5667857A (en) * | 1979-11-07 | 1981-06-08 | Hitachi Ltd | Paper dryer of printer |
JPH07309502A (ja) * | 1994-05-16 | 1995-11-28 | Riso Kagaku Corp | 印刷機の排紙装置 |
JP2007331869A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Fuji Xerox Co Ltd | 排紙装置及び画像形成装置 |
JP2008273680A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Duplo Seiko Corp | 紙受け装置 |
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2009
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CN106335811B (zh) * | 2016-08-30 | 2018-07-31 | 常州汉威信科技股份有限公司 | 收纸装置及其收纸方法 |
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