JP2011067420A - 電気かみそり - Google Patents
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Abstract
【課題】肌の凸部分にフィットする構成としつつも、製造し易く、低コスト化を図ることができる電気かみそりを提供する。
【解決手段】把持部12と該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備え、ヘッド部13の上端には、体毛が導入可能な外刃20が複数並設される。そして、複数の外刃20は、その並設方向(前後方向X)から見て上端22aが直線形状をなす直線外刃22と、並設方向から見て上端21aが凸形状に湾曲する湾曲外刃21とが少なくとも1つずつ含まれる。
【選択図】図2
【解決手段】把持部12と該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備え、ヘッド部13の上端には、体毛が導入可能な外刃20が複数並設される。そして、複数の外刃20は、その並設方向(前後方向X)から見て上端22aが直線形状をなす直線外刃22と、並設方向から見て上端21aが凸形状に湾曲する湾曲外刃21とが少なくとも1つずつ含まれる。
【選択図】図2
Description
本発明は、髭等の体毛を剃るための電気かみそりに関するものである。
従来、電気かみそりは、把持部と該把持部の上端部に設けられたヘッド部とを備え、ヘッド部の上端には、体毛が導入可能な外刃が複数並設され、各外刃の内部側には電動駆動可能な内刃が設けられている。そして、外刃内に導入された髭等の体毛がその外刃と電動駆動する内刃とで挟んで切除されるようになっている。このような電気かみそりにおいて、例えば特許文献1のものでは、外刃が前後方向に沿って3つ設けられ、その各外刃は前後方向から見て上端が凸形状に湾曲する形状をなしている。そして、その湾曲の曲率半径は、前後方向両端の各外刃と前後方向中央の外刃とで異なるように構成されている。このような構成によれば、曲率が異なる外刃の上端が前後方向から見て交差したとき、その交差部分が肌の凸部分にフィットする窪み形状となり、それにより、1回の剃り動作でより広く剃れるようになっている。
しかしながら、上記のような電気かみそりでは、各外刃を前後方向から見て上端が凸形状に湾曲する形状に形成しなければならないため、製造が煩雑になって、製造コストがアップするという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、肌の凸部分にフィットする構成としつつも、製造し易く、低コスト化を図ることができる電気かみそりを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、把持部と該把持部の上端部に設けられたヘッド部とを備え、前記ヘッド部の上端には、体毛が導入可能な外刃が複数並設され、前記各外刃の内部側には、電動駆動可能な内刃が設けられた電気かみそりであって、複数の前記外刃は、その並設方向から見て上端が直線形状をなす直線外刃と、前記並設方向から見て上端が凸形状に湾曲する湾曲外刃とを少なくとも1つずつ含むことを特徴とする。
この発明では、外刃の並設方向から見て湾曲外刃の上端と直線外刃の上端とが交差する状態において、その交差部分で湾曲外刃と直線外刃の各上端にて窪み形状が形成される。その窪み部分を肌の凸部分にフィットさせて使用することで、湾曲外刃と直線外刃で肌の別の部分をそれぞれ剃ることができ、その結果、1回の剃り動作で剃れる範囲を広くすることができる。そして、本発明では、肌の凸部分にフィットする窪み部分を形成するための構成として直線外刃を少なくとも1つ含んでおり、その直線外刃は加工し易く、製造コストが比較的安価であるため、外刃を全て湾曲形状とする構成と比較して製造し易く、また、低コスト化を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気かみそりにおいて、前記各外刃は、前記ヘッド部に対してフロート支持されたことを特徴とする。
この発明では、各外刃を肌に押し当てることで、その各外刃を肌に追従させることができる。そのため、肌の凸部分を剃る際に、湾曲外刃と直線外刃とが肌の凸部分にフィットする状態(外刃の並設方向から見て湾曲外刃の上端と直線外刃の上端とが交差する状態)とすることが可能となる。そして、肌の比較的平らな部分を剃る際には、各外刃を肌の平らな部分に合った状態(湾曲外刃の上端の頂点部と直線外刃の上端とが外刃の並設方向から見てほぼ重なる状態)とすることが可能となる。
この発明では、各外刃を肌に押し当てることで、その各外刃を肌に追従させることができる。そのため、肌の凸部分を剃る際に、湾曲外刃と直線外刃とが肌の凸部分にフィットする状態(外刃の並設方向から見て湾曲外刃の上端と直線外刃の上端とが交差する状態)とすることが可能となる。そして、肌の比較的平らな部分を剃る際には、各外刃を肌の平らな部分に合った状態(湾曲外刃の上端の頂点部と直線外刃の上端とが外刃の並設方向から見てほぼ重なる状態)とすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の電気かみそりにおいて、前記並設方向の両端の前記外刃のうちの少なくとも一方は、前記湾曲外刃であることを特徴とする。
この発明では、湾曲外刃で例えば剃り残しの体毛等を狙って剃ることが可能となるため、電気かみそりの使い勝手を向上させることができる。
この発明では、湾曲外刃で例えば剃り残しの体毛等を狙って剃ることが可能となるため、電気かみそりの使い勝手を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電気かみそりにおいて、前記並設方向の端に位置する前記湾曲外刃をフロート不能にロックするためのフロートロック手段を備えたことを特徴とする。
この発明では、湾曲外刃をフロート不能に固定することが可能となるため、並設方向の端に位置する湾曲外刃で例えば剃り残しの体毛等を狙って容易に剃ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の電気かみそりにおいて、前記並設方向の端に位置する前記湾曲外刃をその湾曲形状の凸側に移動させて突出させるための突出手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の電気かみそりにおいて、前記並設方向の端に位置する前記湾曲外刃をその湾曲形状の凸側に移動させて突出させるための突出手段を備えたことを特徴とする。
この発明では、並設方向の端に位置する湾曲外刃をその湾曲形状の凸側に移動させて突出させることが可能となるため、その突出させた湾曲外刃で例えば剃り残しの体毛等を狙って容易に剃ることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の電気かみそりにおいて、前記並設方向の一端の外刃は、他の前記外刃よりも高さ位置が低く設けられ、前記並設方向の他端の外刃は、前記湾曲外刃であることを特徴とする。
この発明では、並設方向一端の外刃が低く設けられるため、鼻下など顔面のせまい所を剃り易くすることが可能となる。また、剃り残し箇所に対し、並設方向他端の湾曲外刃を当て易くすることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記各外刃のフロート力及びフロート可能量の少なくとも一方が、前記直線外刃と前記湾曲外刃とで異なるように構成されたことを特徴とする。
この発明では、湾曲外刃のフロート力を直線外刃のフロート力よりも大きくした場合(若しくは、湾曲外刃のフロート可能量を直線外刃のフロート可能量よりも小さくした場合)に、湾曲外刃を直線外刃より上方へ突出させ易くなるため、湾曲外刃にて例えば剃り残しの体毛等を狙って剃り易くすることができる。また、反対に湾曲外刃のフロート力を直線外刃のフロート力よりも小さくした場合(若しくは、湾曲外刃のフロート可能量を直線外刃のフロート可能量よりも大きくした場合)には、湾曲外刃が強く肌に当たることが抑制され、肌に対する刺激を小さく抑えることが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、肌の凸部分にフィットする構成としつつも、製造し易く、低コスト化を図ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の電気かみそり11は、使用者が把持可能な把持部12と、該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備える。ヘッド部13は、把持部12に対して例えば前後方向X(剃り方向)及び幅方向Yに傾動可能に支持されている。尚、電気かみそり11の前後方向X、幅方向Y、及び上下方向Zは、それぞれ互いに直交する方向である。
図1に示すように、本実施形態の電気かみそり11は、使用者が把持可能な把持部12と、該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備える。ヘッド部13は、把持部12に対して例えば前後方向X(剃り方向)及び幅方向Yに傾動可能に支持されている。尚、電気かみそり11の前後方向X、幅方向Y、及び上下方向Zは、それぞれ互いに直交する方向である。
ヘッド部13の上端、詳しくはヘッドケース13aの上端開口部には、体毛を導入可能な外刃20が自身の短手方向であってヘッド部13の前後方向Xに沿って複数並設されるとともに、それぞれ上方に付勢された状態で下動可能(フロート可能)に設けられている。尚、各外刃20は、図示しない樹脂支持枠に固定されて該樹脂支持枠と共に外刃ブロックを構成し、その外刃ブロック全体がヘッドケース13aに対して所定の範囲で上下動可能に支持されるとともに、ばね14a,14b(図3参照)にて上方に付勢されることで、上方からの圧力にて下動可能(フロート可能)に設けられている。
また、ヘッド部13において、各外刃20の内部側にはそれぞれ、外刃20の長手方向であってヘッド部13の幅方向Yにおいて沿って往復駆動可能で外刃20内に導入された体毛を挟んで切除するための内刃30が設けられている。内刃30は、図示しない樹脂支持枠に固定されて該樹脂支持枠と共に内刃ブロックを構成し、その樹脂支持枠が前記幅方向Yに沿って往復駆動可能な図示しない駆動軸に連結されて設けられている。また、この駆動軸は、例えばヘッド部13の内部、又は把持部12の内部に設けられた駆動源(モータ)にて駆動可能とされている。
ここで、本実施形態の外刃20は、前後方向Xに沿って5つ並設され、所謂5枚刃とされている。そして、5つの外刃20は、前後方向X(並設方向)の両端のものがそれぞれ湾曲外刃21とされ、前後方向X中間の3つがそれぞれ直線外刃22とされている。
各湾曲外刃21は、図2に示すように、前後方向Xから見てその上端21aが上側に凸となるように所定の曲率で湾曲する形状をなしている。一方、各直線外刃22は、前後方向Xから見て、上端22aが幅方向Yに沿った直線形状をなしている。尚、各直線外刃22は、初期位置(上方からの荷重が掛かっていない状態での位置)では、その各上端21a,22aが前後方向Xから見て互いに重なっている。また、初期位置において、湾曲外刃21は、前後方向Xから見てその上端21aの頂点部21b(幅方向Y中央部)が直線外刃22の上端22aと重なるように構成されている。また、各湾曲外刃21及びその1つ内側の直線外刃22は、その上端部が幅方向Yから見て湾曲するように形成されている(図3参照)。また、各湾曲外刃21及び各直線外刃22内の内刃30は、各湾曲外刃21及び各直線外刃22にそれぞれ対応する形状をなしている(図1参照)。
また、各湾曲外刃21は前記ばね14aにて上方に付勢され、各直線外刃22はばね14bにて上方に付勢されている。そして、ばね14aの付勢力は、ばね14bよりも大きくなるように設定されている。即ち、各湾曲外刃21のフロート力は、直線外刃22のフロート力よりも大きくなるように構成されている。尚、各ばね14a,14bは、各外刃20(外刃ブロック)とヘッドケース13aに形成されたばね支持部13bとの間に介在されている。
尚、本実施形態では、各外刃20のうち、前後方向X両端のもの(湾曲外刃21)は粗剃り用のネット刃とされ、その粗剃り用の各ネット刃のそれぞれ1つ内側に配置された直線外刃22は仕上げ用のネット刃とされ、前後方向X中央に配置される直線外刃22が自身の短手方向(前後方向X)に沿ったスリット(図示略)を有するスリット刃とされている。粗剃り用のネット刃(湾曲外刃21)は、網目を構成する多数の枠状の外刃部(一方向に略沿って多数並設される第1外刃部と、該第1外刃部同士を連結すると共に第1外刃部と直交する方向に略沿って多数並設される第2外刃部)の厚さが略一定に設定されている。また、仕上げ用のネット刃は、網目を構成する多数の枠状の外刃部(一方向に略沿って多数並設される第1外刃部と、該第1外刃部同士を連結すると共に第1外刃部と直交する方向に略沿って多数並設される第2外刃部)の厚さが部分的に(例えば第2外刃部のみが)薄く形成され、短いくせ髭等においても剃れやすいように形成されている。また、前後方向X中央のスリット刃は、長毛が剃りやすいように前後方向Xに沿って延びるスリットの長さ幅が設定されている。
上記のように構成された電気かみそり11では、外刃20を肌Sに接触させた際に、例えば直線外刃22が下方に押し込まれる(フロートする)と、図4に示すように、その直線外刃22の上端22aと湾曲外刃21の上端21aとが前後方向Xから見て交差する状態になる。すると、湾曲外刃21の幅方向Y中間部と直線外刃22の幅方向Y両端部とが、前後方向Xから見て窪んだ形状を形成し、その窪み部分が肌Sの凸部分にフィットするようになっている。即ち、湾曲外刃21の幅方向Y中間部と直線外刃22の幅方向Y両端部とがそれぞれ肌Sの別の部分に接触するようになっており、その結果、1回の剃り動作で剃れる範囲が広くなっている。そして、直線外刃22は加工し易く、製造コストが比較的安価であるため、従来技術のように外刃を全て湾曲形状とする構成と比較して製造し易く、また、低コスト化を図ることができるようになっている。
また、本実施形態の電気かみそり1では、各湾曲外刃21のフロート力が直線外刃22のフロート力よりも大きくなるように構成されているため、各外刃20を肌Sに押し当てたときに湾曲外刃21が直線外刃22よりも上方へ突出し易くなっている。そのため、その突出させた湾曲外刃21にて例えば剃り残しの体毛等を狙って剃ることが容易となっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、把持部12と該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備え、ヘッド部13の上端には、体毛が導入可能な外刃20が複数並設され、各外刃20の内部側には、電動駆動可能な内刃30が設けられる。そして、複数の外刃20は、その並設方向(前後方向X)から見て上端22aが直線形状をなす直線外刃22と、並設方向から見て上端21aが凸形状に湾曲する湾曲外刃21とが少なくとも1つずつ含まれる。これにより、外刃20の並設方向から見て湾曲外刃21の上端21aと直線外刃22の上端22aとが交差する状態において、その交差部分で湾曲外刃21と直線外刃22の各上端21a,22aにて窪み形状が形成される。その窪み部分を肌Sの凸部分にフィットさせて使用することで、湾曲外刃21と直線外刃22で肌Sの別の部分をそれぞれ剃ることができ、その結果、1回の剃り動作で剃れる範囲を広くすることができる。そして、本発明では、肌Sの凸部分にフィットする窪み部分を形成するための構成として直線外刃22を少なくとも1つ含んでおり、その直線外刃22は加工し易く、製造コストが比較的安価であるため、従来技術のように外刃を全て湾曲形状とする構成と比較して製造し易く、また、低コスト化を図ることができる。
(1)本実施形態では、把持部12と該把持部12の上端部に設けられたヘッド部13とを備え、ヘッド部13の上端には、体毛が導入可能な外刃20が複数並設され、各外刃20の内部側には、電動駆動可能な内刃30が設けられる。そして、複数の外刃20は、その並設方向(前後方向X)から見て上端22aが直線形状をなす直線外刃22と、並設方向から見て上端21aが凸形状に湾曲する湾曲外刃21とが少なくとも1つずつ含まれる。これにより、外刃20の並設方向から見て湾曲外刃21の上端21aと直線外刃22の上端22aとが交差する状態において、その交差部分で湾曲外刃21と直線外刃22の各上端21a,22aにて窪み形状が形成される。その窪み部分を肌Sの凸部分にフィットさせて使用することで、湾曲外刃21と直線外刃22で肌Sの別の部分をそれぞれ剃ることができ、その結果、1回の剃り動作で剃れる範囲を広くすることができる。そして、本発明では、肌Sの凸部分にフィットする窪み部分を形成するための構成として直線外刃22を少なくとも1つ含んでおり、その直線外刃22は加工し易く、製造コストが比較的安価であるため、従来技術のように外刃を全て湾曲形状とする構成と比較して製造し易く、また、低コスト化を図ることができる。
(2)本実施形態では、各外刃20は、ヘッド部13に対してフロート支持されるため、各外刃20を肌Sに押し当てることで、その各外刃20を肌Sに追従させることができる。そのため、肌Sの凸部分を剃る際に、湾曲外刃21と直線外刃22とが肌Sの凸部分にフィットする状態(外刃20の並設方向から見て湾曲外刃21の上端21aと直線外刃22の上端22aとが交差する状態)とすることが可能となる。そして、肌Sの比較的平らな部分を剃る際には、各外刃20を肌Sの平らな部分に合った状態(湾曲外刃21の上端21aの頂点部21bと直線外刃22の上端22aとが外刃20の並設方向から見てほぼ重なる状態)とすることが可能となる。
(3)本実施形態では、並設方向の両端の外刃20のうちの少なくとも一方は、湾曲外刃21であるため、湾曲外刃21で例えば剃り残しの体毛等を狙って剃ることが可能となり、電気かみそりの使い勝手を向上させることができる。
(4)本実施形態では、各外刃20のフロート力が、直線外刃22と湾曲外刃21とで異なるように、詳しくは湾曲外刃21のフロート力が直線外刃22のフロート力よりも大きくなるように構成される。そのため、湾曲外刃21を直線外刃22より上方へ突出させ易くなるため、湾曲外刃21にて例えば剃り残しの体毛等を狙って剃り易くすることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、外刃20の並設方向(前後方向X)の端に位置する湾曲外刃21をフロート不能にロックするためのフロートロック手段を備える構成としてもよく、また、外刃20の並設方向(前後方向X)の端に位置する湾曲外刃21をその湾曲形状の凸側(上方)に移動させて突出させるための突出手段を備える構成としてもよい。
・上記実施形態において、外刃20の並設方向(前後方向X)の端に位置する湾曲外刃21をフロート不能にロックするためのフロートロック手段を備える構成としてもよく、また、外刃20の並設方向(前後方向X)の端に位置する湾曲外刃21をその湾曲形状の凸側(上方)に移動させて突出させるための突出手段を備える構成としてもよい。
例えば図5に示す構成では、可動ばね支持部13cと、該可動ばね支持部13cと連動するレバー41とを備え、その可動ばね支持部13cとレバー41は前記突出手段を構成している。可動ばね支持部13cは、ヘッドケース13aに対し上下動可能に設けられ、その可動ばね支持部13cと湾曲外刃21の一方(図5において右側の湾曲外刃21であって湾曲外刃42)との間にばね14cが介在されている。そして、可動ばね支持部13c、ばね14c及び湾曲外刃42は、ヘッドケース13aに設けられたレバー41の操作により一体的に上下動するように構成されている。湾曲外刃42は、レバー41の操作によりその湾曲形状の凸側(上方)に移動し、その他の外刃20よりも上方に突出するようになっている(図5参照)。これにより、その突出させた湾曲外刃42で例えば剃り残しの体毛等を狙って容易に剃ることができる。尚、図5に示す構成では、可動ばね支持部13cを設けたが、ばね14cを支持するばね支持部を本実施形態のように固定式とし、レバー41が湾曲外刃42と連動して上下動するように構成してもよい。
また、図5に示す構成では、ヘッドケース13aに前記フロートロック手段としてのフロートロック部43が設けられている。フロートロック部43は、湾曲外刃42(外刃ブロック)と係合可能に構成され、その係合状態においては湾曲外刃42がフロート不能にロックされるようになっている。尚、フロートロック部43は、湾曲外刃42が他の外刃20よりも上方に突出する突出位置(図5参照)と、他の外刃20と上下方向Zの位置が同じである非突出位置の両方で湾曲外刃42のフロートをロックすることが可能となっている。このような構成によれば、湾曲外刃42をフロート不能に固定することが可能となるため、湾曲外刃42で例えば剃り残しの体毛等を狙って容易に剃ることができる。
尚、図5に示す構成では、突出手段とフロートロック手段とを両方備えたが、いずれか一方のみを備える構成としてもよい。また、図5に示す構成では、突出手段とフロートロック手段とを別々の機構としたが、突出手段とフロートロック手段とを兼ねる機構を設けた構成としてもよい。また、図5に示す構成では、前後方向X両端の湾曲外刃21のうちの一方(湾曲外刃42)にフロートロック手段及び突出手段を設けたが、特にこれに限定されるものではなく、両方の湾曲外刃21にフロートロック手段及び突出手段を設けてもよい。
・上記実施形態では、湾曲外刃21のフロート力が直線外刃22のフロート力よりも大きくなるように構成されたが、反対に湾曲外刃21のフロート力が直線外刃22のフロート力よりも小さくなるように構成してもよい。これにより、使用の際に湾曲外刃が強く肌に当たることが抑制され、肌に対する刺激を小さく抑えることが可能となる。
・上記実施形態では、湾曲外刃21のフロート力と直線外刃22のフロート力とが異なるように構成されたが、これに特に限定されるものではなく、湾曲外刃21のフロート可能量と直線外刃22のフロート可能量とが異なるように構成してもよい。例えば図6に示すように、各外刃20の前記樹脂支持枠には、ヘッドケース13aに形成された上下方向に延びる係合溝51,52と係合する係合凸部61が形成されている。各係合溝51,52は、その上端部の上下方向Z位置は互いに等しく形成されており、各外刃20の前記初期位置では、各外刃20はばね15により上方に付勢されて、各係合凸部61は各係合溝51,52の上端部と係合している。そして、各外刃20のフロート可能量は、各係合溝51,52の上下方向Zの寸法で決定されるようになっており、湾曲外刃21の係合凸部61と係合する係合溝51の上下方向Zの寸法は、直線外刃22の係合凸部61と係合する係合溝52の上下方向Zの寸法よりも短く形成されている。即ち、湾曲外刃21のフロート可能量は、直線外刃22のフロート可能量よりも小さく設定されている。これにより、各外刃20を肌Sに押し当てたときに、湾曲外刃21が直線外刃22より上方へ突出し易くなるため、湾曲外刃21にて例えば剃り残しの体毛等を狙って剃り易くすることができる。
尚、図6に示す構成では、湾曲外刃21のフロート可能量が直線外刃22のフロート可能量よりも小さくなるように構成されたが、反対に湾曲外刃21のフロート可能量が直線外刃22のフロート可能量よりも大きくなるように構成してもよい。この構成によれば、使用の際に湾曲外刃21が強く肌Sに当たることが抑制され、肌Sに対する刺激を小さく抑えることが可能となる。また、図6に示すような、湾曲外刃21のフロート可能量と直線外刃22のフロート可能量とが異なる構成に、本実施形態のような湾曲外刃21のフロート力と直線外刃22のフロート力とが異なる構成を加えてもよい。
・上記実施形態では、前後方向X両端の外刃20をそれぞれ湾曲外刃21とし、それ以外の外刃20を直線外刃22として構成したが、その他の構成としては湾曲外刃21と直線外刃22とを少なくとも1つずつ含んでいればよく、例えば前後方向X両端のいずれか一方のみを湾曲外刃とし、それ以外を全て直線外刃として構成してもよい。また、前後方向X両端の外刃20を直線外刃とし、それ以外の外刃20を湾曲外刃としてもよく、また、前後方向X中央の外刃20(スリット刃)のみを湾曲外刃とし、それ以外を直線外刃として構成してもよい。
・上記実施形態では、各外刃20がヘッド部13に対してフロート支持されるように構成したが、特にこれに限定されるものではなく、各外刃20がヘッド部13に対してフロート不能に支持されるように構成してもよい。
・上記実施形態では、前後方向X両側の外刃20(湾曲外刃21)をそれぞれ粗剃り用の各ネット刃とし、それらの1つ内側の外刃20をそれぞれ仕上げ用のネット刃とし、前後方向X中央の外刃20をスリット刃として構成したが、特にこれに限定されるものではなく、その外刃20の種類は構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、外刃20を5つ有する所謂5枚刃の構成であったが、特にこれに限定されるものではなく、2枚刃、3枚刃、4枚刃又は6枚刃以上の構成としてもよい。
・上記実施形態において、前後方向X(並設方向)の一端の外刃20を、他の外刃20よりも高さ位置が低くなるように構成し、並設方向他端の外刃20を湾曲外刃21としてもよい。このような構成とすれば、鼻下など顔面のせまい所を剃り易くすることが可能となる。また、剃り残し箇所に対し、並設方向他端の湾曲外刃21を当て易くすることが可能となる。尚、高さ位置が低い並設方向一端の外刃20は湾曲外刃としてもよく、また、直線外刃としてもよい。
・上記実施形態において、前後方向X(並設方向)の一端の外刃20を、他の外刃20よりも高さ位置が低くなるように構成し、並設方向他端の外刃20を湾曲外刃21としてもよい。このような構成とすれば、鼻下など顔面のせまい所を剃り易くすることが可能となる。また、剃り残し箇所に対し、並設方向他端の湾曲外刃21を当て易くすることが可能となる。尚、高さ位置が低い並設方向一端の外刃20は湾曲外刃としてもよく、また、直線外刃としてもよい。
11…電気かみそり、12…把持部、13…ヘッド部、13c…突出手段を構成する可動ばね支持部、20…外刃、21,42…湾曲外刃、21a…湾曲外刃の上端、22…直線外刃、22a…直線外刃の上端、30…内刃、41…突出手段を構成するレバー。
Claims (7)
- 把持部と該把持部の上端部に設けられたヘッド部とを備え、
前記ヘッド部の上端には、体毛が導入可能な外刃が複数並設され、
前記各外刃の内部側には、電動駆動可能な内刃が設けられた電気かみそりであって、
複数の前記外刃は、その並設方向から見て上端が直線形状をなす直線外刃と、前記並設方向から見て上端が凸形状に湾曲する湾曲外刃とを少なくとも1つずつ含むことを特徴とする電気かみそり。 - 請求項1に記載の電気かみそりにおいて、
前記各外刃は、前記ヘッド部に対してフロート支持されたことを特徴とする電気かみそり。 - 請求項2に記載の電気かみそりにおいて、
前記並設方向の両端の前記外刃のうちの少なくとも一方は、前記湾曲外刃であることを特徴とする電気かみそり。 - 請求項3に記載の電気かみそりにおいて、
前記並設方向の端に位置する前記湾曲外刃をフロート不能にロックするためのフロートロック手段を備えたことを特徴とする電気かみそり。 - 請求項3又は4に記載の電気かみそりにおいて、
前記並設方向の端に位置する前記湾曲外刃をその湾曲形状の凸側に移動させて突出させるための突出手段を備えたことを特徴とする電気かみそり。 - 請求項3又は4に記載の電気かみそりにおいて、
前記並設方向の一端の外刃は、他の前記外刃よりも高さ位置が低く設けられ、
前記並設方向の他端の外刃は、前記湾曲外刃であることを特徴とする電気かみそり。 - 請求項2〜6のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
前記各外刃のフロート力及びフロート可能量の少なくとも一方が、前記直線外刃と前記湾曲外刃とで異なるように構成されたことを特徴とする電気かみそり。
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