JP6389392B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、往復式電気かみそりに関する。
従来より、内刃が外刃の内面に摺接しつつ左右に往復動する刃ユニットがヘッド部に複数設けられた往復式電気かみそりが知られている。
例えば、特許文献1には、ヘッド部の皮膚への密着性を向上させて、剃り味を向上させるために、当該ヘッド部が本体に対して前後に揺動可能な構成が開示されている。さらに、同文献1には、髭剃り箇所に適した刃ユニットを基準位置に対して上下の所定位置まで移動させて位置決め可能な構成が開示されている。
特開2004−049864号公報
ここで、特許文献1に例示される往復式電気かみそりにおいては、ヘッド部が本体に対して前後に揺動可能であるものの、所定の刃ユニットを上下に移動させるための機構(モード切換えダイヤル、ダイヤルシャフト、リンクアーム等)が本体に配設されると共に、それらの機構とヘッド部とが接続されて刃ユニットの上下移動を実現する構成であるため、本体およびヘッド部内部の機構が非常に複雑になってしまい、部品点数の増加、組立て工数の増加を招く結果となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、簡素な機構によって、ヘッド部が本体に対して前後に揺動可能で、且つ、当該ヘッド部に設けられる少なくとも一つの刃ユニットが基準位置に対して上下方向の所定位置まで移動させて位置決め可能となる往復式電気かみそりを提供することを目的とする。
一実施形態として、以下に開示するような解決手段により、前記課題を解決する。
開示の往復式電気かみそりは、本体に対して少なくとも前後に揺動可能に配設されるヘッド部を備え、前記ヘッド部には、内刃が外刃の内面に摺接しつつ左右に往復動する刃ユニットが複数設けられており、少なくとも一つの前記刃ユニットは、基準位置に対して所定の上方位置と所定の下方位置との間を上下動可能に前記ヘッド部の刃枠に保持される可動刃ユニットとして構成され、且つ、該可動刃ユニットを所望の位置まで移動させて位置決めを行うポジションレバーが該刃枠に設けられており、前記可動刃ユニットは、前記外刃が刃取付台に保持されると共に、該刃取付台に配設された第1付勢部材によって前記内刃が該外刃の内面に押し付けられて保持される構成を有し、且つ、該刃取付台が前記刃枠に上下動可能に保持されており、前記ヘッド部は、前記内刃に係合される駆動レバーと、該駆動レバーを左右に往復動させる振動体と、を有し、前記駆動レバーは、前記振動体に配設された第2付勢部材によって上方向に付勢された状態で上下動可能に該振動体に保持されていることを要件とする。
本発明によれば、簡素な機構によって、ヘッド部が本体に対して前後に揺動可能で、且つ、当該ヘッド部に設けられる少なくとも一つの刃ユニットが基準位置に対して上下の所定位置まで移動させて位置決め可能な往復式電気かみそりが実現できる。また、機構が簡素化できるため、部品点数の削減、組立て工数の削減を図ることができる。
本発明の実施形態に係る往復式電気かみそりの例を示す概略図(斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりのヘッド部の例を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりのヘッド部の刃枠および各刃ユニットの例を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの可動刃ユニット(通常刃ユニット)の例を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの可動刃ユニット(トリマー刃ユニット)の例を示す概略図(分解斜視図)である。 図5に示すトリマー刃ユニットのトリマー外刃組立およびトリマー内刃組立の例を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの固定刃ユニット(通常刃ユニット)の主要部を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの固定刃ユニット(トリマー刃ユニット)の主要部を示す概略図(分解斜視図)である。 図8に示すトリマー刃ユニットのトリマー外刃組立およびトリマー内刃組立の例を示す概略図(分解斜視図)である。 図1に示す往復式電気かみそりの動作を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係る往復式電気かみそり10の例を示す概略図(斜視図)である。また、図2は、往復式電気かみそり10のヘッド部20の例を示す概略図(分解斜視図)である。また、図3は、ヘッド部20の刃枠26および各刃ユニット40、50、60、70の例を示す概略図(分解斜視図)である。なお、説明の便宜上、図において矢印方向で往復式電気かみそり10の前後、左右、および上下方向を示す。また、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
先ず、本実施形態に係る往復式電気かみそり10の概略構成について説明する(図1〜図3参照)。駆動機構等を備える本体12の上部には、外刃と当該外刃の内面に摺接して左右に往復動される内刃とが組み合された刃ユニットが複数並設されたヘッド部20が設けられている。
本体12の内部には、各刃ユニット40、50、60、70の内刃を往復動させるためのモータ、当該モータの電源となる電池、および当該モータの駆動制御を行う制御回路基板等(いずれも不図示)が収容されている。また、本体12の前面にはモータの駆動・停止を行う電源スイッチ18が設けられている。
一方、ヘッド部20には、その上部に装着される刃枠26と、当該刃枠26に保持される複数の刃ユニット40、50、60、70が配設されており、また内部に当該刃ユニット40、50、60、70の駆動機構38(後述)が配設されている。この複数の刃ユニット40、50、60、70のうちの少なくとも一つの刃ユニット(本実施形態では、刃ユニット40、70)が、外刃の刃面(上面)が基準面となる位置(図7中のXで示す基準位置)より上下方向に移動させた位置で位置決め(固定)して使用可能な可動刃ユニットとして構成される(詳細は後述)。
本実施形態においては、四つの刃ユニット40、50、60、70が並設されている。一例として、後方側から前方側に向かって、通常刃ユニット40(最後部)、トリマー刃ユニット50、通常刃ユニット60、トリマー刃ユニット70(最前部)の順に設けられている。ここで、通常刃ユニット40、60は、主に通常の髭用および仕上げ剃りに用いられる刃ユニットであり、トリマー刃ユニット50、70は、主に長い髭やくせ髭の粗剃りに用いられる刃ユニットである。なお、設けられる刃ユニットの個数、トリマー刃ユニットと通常刃ユニットとの構成比率および配列順序、等は上記に限定されるものではない。
上記の刃ユニットのうち、通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70は、後述するように外刃の刃面(上面)が基準面となる位置(基準位置X)に対して所定の上下方向に移動させた位置で位置決め(固定)されて使用可能な可動刃ユニットとして構成されている。一方、通常刃ユニット60およびトリマー刃ユニット50は、外刃の刃面(上面)が基準面となる位置(基準位置X)で位置決め(固定)されて使用される固定刃ユニットとして構成されている。なお、後述するように四つの刃ユニット40、50、60、70は、それぞれが上下方向に位置決め(固定)された位置において、使用の際に、その位置から沈み込む方向へ若干のスライド移動を可能な構成としてもよい。
先ず、可動刃ユニット(通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70)について説明する。
図4に示すように、可動刃ユニットである通常刃ユニット40は、外刃組立41、内刃組立42、刃取付台43を備えて構成されている。なお、図4(a)は通常刃ユニット40を後方側から視た斜視図であり、図4(b)は通常刃ユニット40を前方側から視た分解斜視図である。
外刃組立41は、ステンレス鋼等からなる所定厚さの金属板をアーチ状すなわち長手方向(左右方向)に垂直な面による断面視がU字状(上下方向を考慮すれば逆U字状ともいう)の形状に湾曲させた外刃44を、外刃台45に固定した構成となっている。当該外刃44のアーチ状湾曲部(すなわち所定の頂上部および周辺部)には髭を導入するための多数の開口(髭進入口)が金属板を貫通して形成されている。これにより、当該髭進入口に入った髭を外刃44の下面(内面)と内刃46とで挟み込むようにしてカットすることが可能となる。なお、髭進入口は、丸孔形状や、スリット形状、あるいはそれらの組み合わせ等、様々な形状を採用することができる。
一方、内刃組立42は、ステンレス鋼等からなる所定厚さの金属板をアーチ状すなわち長手方向(左右方向)に垂直な面による断面視がU字状(上下方向を考慮すれば逆U字状ともいう)の形状に湾曲させた内刃46を、内刃台47に固定した構成となっている。当該内刃46は、多数のアーチ状の小刃46aが一体に形成されており、内刃46すなわち各小刃46aのアーチ状の上面(外周面)は外刃44の内面に摺接する曲面となっている。
ここで、外刃組立41は刃取付台43に保持される。このとき、当該刃取付台43に配設された第1付勢部材(例えば、コイルバネ)1A、1Bによって内刃組立42が外刃組立41に向かって付勢されて内刃46が外刃44の内面に押し付けられた状態で保持される。また、本実施形態においては、外刃台45の突起部45aが刃取付台43の長穴部43aに係合されることによって、外刃組立41が刃取付台43に対して上下にスライド移動可能な構成としている。これによれば、常時は外刃組立41および内刃組立42を第1付勢部材1A、1Bによって刃取付台43に対して上方位置に保持(位置決め)しつつ、使用に際して皮膚により押されたときに、刃取付台43に対して沈み込む方向に若干の(すなわち、長穴部43aの上下方向長さ分の)スライド移動が可能となる。なお、第1付勢部材1A、1Bは、コイルバネに限定されるものではなく、板バネ等を用いて構成してもよい(不図示)。また、変形例として、外刃組立41を刃取付台43に対してスライド移動不能に完全に固定する構成としてもよい(不図示)。
さらに、刃取付台43はヘッド部20に設けられる刃枠26に組み付けられ、当該刃枠26によって上下動可能に保持される構成となる。より具体的には、刃取付台43の長手方向(左右方向)の両端に設けられる突起部43bが刃枠26内部の対応位置に設けられる上下方向溝26aに係合されることによって、刃取付台43が刃枠26に対して前後・左右に移動不能で且つ上下に移動可能となるように保持される。すなわち、可動刃ユニットである通常刃ユニット40が刃枠26に対して上下動可能となる。
ここで、本実施形態においては、可動刃ユニット(通常刃ユニット40)を所望の上下方向位置まで移動させて位置決めを行うポジションレバー28が刃枠26に設けられている(図3参照)。より具体的には、ポジションレバー28は、刃枠26に対して左右にスライド移動可能に配設されると共に、裏面に下方から上方に斜めに形成された係合溝28aを有する構成となっている。一方、刃取付台43は、ポジションレバー28の裏面に対向する面に係合突起43cが形成されていると共に、係合突起43cが係合溝28aに係合するようにして刃枠26に保持される構成となっている。したがって、ポジションレバー28を左右にスライド移動させることによって、刃取付台43が上下に移動する構成が実現される。すなわち、ポジションレバー28を所定位置に設定することで、刃取付台43すなわち通常刃ユニット40が所定位置に位置決めされる。
上記構成によれば、可動刃ユニットとしての通常刃ユニット40を基準位置Xに対して所定の上方位置と所定の下方位置との間を上下動可能に刃枠26に保持可能で、且つ、通常刃ユニット40を所望の上下方向位置まで移動させて位置決めを行うことが可能となる。このとき、通常刃ユニット40の刃取付台43に第1付勢部材1A、1Bが配設され、当該第1付勢部材1A、1Bによって内刃46が外刃44の内面に押し付けられる構成を備えているため、通常刃ユニット40を刃枠26に対して上下動させて所望の位置に位置決めを行った場合であっても、押し付け力の変動を抑えることが可能となる。なお、刃取付台43に対して沈み込み方向に外刃44(外刃組立41)がスライド移動する構成の場合の押し付け力の変動は支障の無い範囲内となっている。
このように、内刃46が外刃44の内面に押し付けられて摺接しながら左右に駆動される際に、その押し付け力の変動が抑制可能となることによって、押し付け力を最適領域に維持することが可能となる。その結果、押し付け力過大による消費電力の増加、摺接部の摩耗量の増加を防止でき、また、押し付け力過小による剃り味の低下を防止することができる。
次に、可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70の構成を図5に示す。トリマー刃ユニット70の基本的な構成は通常刃ユニット40と同様であるが、以下、主要な相違点について説明する。トリマー刃ユニット70は、断面視L字状もしくはコ字状またはそれらの並設形状等のように上面が平面状で多数のスリットを有するトリマー外刃74がトリマー外刃台75に固定されたトリマー外刃組立71と、上記トリマー外刃74の内面(下面)と摺接可能な断面視L字状もしくはコ字状またはそれらの並設形状等のように上面が平面状で多数の小刃を有するトリマー内刃76がトリマー内刃台77に固定されたトリマー内刃組立72とを備えて構成されている。なお、図5(a)はトリマー刃ユニット70を前方側から視た斜視図であり、図5(b)はトリマー刃ユニット70を後方側から視た分解斜視図である。図6は図5(b)に示すトリマー刃ユニット70のトリマー外刃組立71およびトリマー内刃組立72を後方側から視た分解斜視図である。一例として、本実施形態に係るトリマー内刃76は、断面視L字状(逆L字状)の二つの刃を短手方向(前後方向)において相互に逆向きとなるようにして並設させた形状を有している。
ここで、トリマー内刃組立72は、トリマー外刃組立71によって保持される。より具体的には、図6に示すように、第4付勢部材(例えば、板バネ)4Aによってトリマー内刃76がトリマー外刃74に向かって付勢されてトリマー内刃76の上面がトリマー外刃74の内面(下面)に押し付けられた状態で保持される。本実施形態においては、第4付勢部材4Aが、トリマー外刃台75の支持部75b上に支持されて、前記方向にトリマー内刃76を付勢する付勢力を発生させる。なお、第4付勢部材4Aは、板バネに限定されるものではなく、コイルバネ等を用いて構成してもよい(不図示)。
また、図5に示すように、トリマー外刃組立71は、トリマー刃取付台73によって保持される。このとき、当該トリマー刃取付台73に配設された第5付勢部材(例えば、コイルバネ)5A、5Bおよび後述の第8付勢部材8Aによってトリマー外刃組立71が上方に向かって付勢された状態で保持される。また、本実施形態においては、トリマー外刃台75の突起部75aがトリマー刃取付台73の長穴部73aに係合されることによって、トリマー外刃組立71がトリマー刃取付台73に対して上下にスライド移動可能な構成としている。なお、第5付勢部材5A、5Bは、コイルバネに限定されるものではなく、板バネ等を用いて構成してもよい(不図示)。
これによれば、常時はトリマー外刃組立71およびトリマー内刃組立72を第5付勢部材5A、5Bおよび第8付勢部材8Aによってトリマー刃取付台73に対して上方位置に保持(位置決め)しつつ、使用に際して皮膚により押されたときに、トリマー刃取付台73に対して沈み込む方向に若干の(すなわち、長穴部73aの上下方向長さ分の)スライド移動が可能となる。なお、変形例として、トリマー外刃組立71をトリマー刃取付台73に対してスライド移動不能に完全に固定する構成としてもよい(不図示)。
さらに、通常刃ユニット40と同様に、トリマー刃取付台73はヘッド部20に設けられる刃枠26に組み付けられ、当該刃枠26によって上下動可能に保持される構成となる。より具体的には、トリマー刃取付台73の長手方向(左右方向)の両端に設けられる突起部73bが刃枠26内部の対応位置に設けられる上下方向溝26bに係合されることによって、トリマー刃取付台73が刃枠26に対して前後・左右に移動不能で且つ上下に移動可能となるように保持される。すなわち、可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70が刃枠26に対して上下動可能となる。
ここで、本実施形態においては、可動刃ユニット(トリマー刃ユニット70)を所望の上下方向位置まで移動させて位置決めを行うポジションレバー29が刃枠26に設けられている(図3参照)。より具体的には、ポジションレバー29は、刃枠26に対して左右にスライド移動可能に配設されると共に、裏面に下方から上方に斜めに形成された係合溝29aを有する構成となっている。一方、トリマー刃取付台73は、ポジションレバー29の裏面に対向する面に係合突起73cが形成されていると共に、係合突起73cが係合溝29aに係合するようにして刃枠26に保持される構成となっている。したがって、ポジションレバー29を左右にスライド移動させることによって、トリマー刃取付台73が上下に移動する構成が実現される。すなわち、ポジションレバー29を所定位置に設定することで、トリマー刃取付台73すなわちトリマー刃ユニット70が所定位置に位置決めされる。
上記構成によれば、可動刃ユニットとしてのトリマー刃ユニット70を基準位置Xに対して所定の上方位置と所定の下方位置との間を上下動可能に刃枠26に保持可能で、且つ、トリマー刃ユニット70を所望の上下方向位置まで移動させて位置決めを行うことが可能となる。このとき、トリマー内刃組立72がトリマー外刃組立71によって保持されており、且つ、当該トリマー外刃組立71のトリマー外刃台75(支持部75b)に支持された第4付勢部材4Aによってトリマー内刃76がトリマー外刃74の内面に押し付けられる構成を備えているため、トリマー刃ユニット70を刃枠26に対して上下動させて所望の位置に位置決めを行った場合であっても、トリマー内刃76とトリマー外刃74との押し付け力の変動を抑えることが可能となる。なお、トリマー刃取付台73に対して沈み込み方向にトリマー外刃74(トリマー外刃組立71)がスライド移動する構成の場合の押し付け力の変動は支障の無い範囲内となっている。
このように、トリマー内刃76がトリマー外刃74の内面に押し付けられて摺接しながら左右に駆動される際に、その押し付け力の変動が抑制可能となることによって、押し付け力を最適領域に維持することが可能となる。その結果、押し付け力過大による消費電力の増加、摺接部の摩耗量の増加を防止でき、また、押し付け力過小による剃り味の低下を防止することができる。
続いて、固定刃ユニット(通常刃ユニット60およびトリマー刃ユニット50)について説明する。
図3、図7に示すように、固定刃ユニットである通常刃ユニット60は、外刃組立61、内刃組立62、刃取付台63を備えて構成されている。外刃組立61は、ステンレス鋼等からなる断面視U字状(上下方向を考慮すれば逆U字状ともいう)の外刃64を、外刃台65に固定した構成となっている。なお、基本構成は前述の通常刃ユニット40と同様であるため、繰り返しの説明を省略する。
一方、内刃組立62は、ステンレス鋼等からなり、多数の小刃66aを有する断面視U字状(上下方向を考慮すれば逆U字状ともいう)の内刃66を、内刃台67に固定した構成となっている。なお、基本構成は前述の通常刃ユニット40と同様であるため、繰り返しの説明を省略する。
ここで、外刃組立61が刃取付台63に保持されて、刃取付台63が刃枠26に保持される(図3参照)。ただし、固定刃ユニットである通常刃ユニット60においては、前述の可動刃ユニットである通常刃ユニットと相違して、内刃66を外刃64の内面に押し付けるように付勢する第1付勢部材を有しない構成となっている。すなわち、本実施形態においては、後述の第3付勢部材3Aによって上方に付勢される駆動レバー86によって、内刃組立62が外刃組立61に向かって付勢されて内刃66が外刃64の内面に押し付けられると共に、固定刃ユニット(通常刃ユニット60)が基準位置Xに位置決めされる構成となっている。
本実施形態においては、外刃組立61の外刃台65の突起部65aが刃取付台63の長穴部63aに係合されることによって、外刃組立61が刃取付台63に対して上下にスライド移動可能な構成としている。これによれば、常時は外刃64および内刃66を後述の第3付勢部材3Aによって刃取付台63に対して上方位置に保持しつつ、使用に際して皮膚により押されたときに、刃取付台63に対して沈み込む方向に若干の(すなわち、長穴部63aの上下方向長さ分の)スライド移動が可能となる。なお、刃取付台63は刃枠26に対して上下に移動しないように固定されている。
次に、固定刃ユニットであるトリマー刃ユニット50について説明する(図3、図8、図9参照)。トリマー刃ユニット50の基本的な構成は、通常刃ユニット60と同様であるが、以下、主要な相違点について説明する。なお、図8はトリマー刃ユニット50を後方側から視た分解斜視図である。図9は図8に示すトリマー刃ユニット50のトリマー外刃組立51およびトリマー内刃組立52を後方側から視た分解斜視図である。
トリマー刃ユニット50は、断面視L字状もしくはコ字状またはそれらの並設形状等のように上面が平面状で多数のスリットを有するトリマー外刃54がトリマー外刃台55に固定されたトリマー外刃組立51と、上記トリマー外刃54の内面(下面)と摺接可能な断面視L字状もしくはコ字状またはそれらの並設形状等のように上面が平面状で多数の小刃を有するトリマー内刃56がトリマー内刃台57に固定されたトリマー内刃組立52とを備えて構成されている。一例として、本実施形態に係るトリマー内刃56は、断面視L字状(逆L字状)の二つの刃を短手方向(前後方向)において相互に逆向きとなるようにして並設させた形状を有している。
ここで、トリマー内刃組立52は、トリマー外刃組立51によって保持される。より具体的には、図9に示すように、第6付勢部材(例えば、板バネ)6Aによってトリマー内刃56がトリマー外刃54に向かって付勢されてトリマー内刃56の上面がトリマー外刃54の内面(下面)に押し付けられた状態で保持される。本実施形態においては、第6付勢部材6Aが、トリマー外刃台55の支持部55b上に支持されて、前記方向にトリマー内刃56を付勢する付勢力を発生させる。なお、第6付勢部材6Aは、板バネに限定されるものではなく、コイルバネ等を用いて構成してもよい(不図示)。
また、トリマー外刃組立51は、トリマー刃取付台53によって保持される。このとき、当該トリマー刃取付台53に配設された第7付勢部材(例えば、コイルバネ)7A、7Bおよび後述の第3付勢部材3Bによってトリマー外刃組立51が上方に向かって付勢された状態で保持される。さらに、トリマー刃取付台53が刃枠26に保持される(図3参照)。ただし、前述の可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70と相違して、固定刃ユニットであるトリマー刃ユニット50は、刃枠26に対して上下動せずに、所定位置すなわち基準位置Xにおいて位置決めされる構成となっている。なお、第7付勢部材7A、7Bは、コイルバネに限定されるものではなく、板バネ等を用いて構成してもよい(不図示)。
本実施形態においては、トリマー外刃組立51のトリマー外刃台55の突起部55aがトリマー刃取付台53の長穴部53aに係合されることによって、トリマー外刃組立51がトリマー刃取付台53に対して上下にスライド移動可能な構成としている。これによれば、常時はトリマー外刃組立51およびトリマー内刃組立52を第7付勢部材7A、7Bおよび第3付勢部材3Bによってトリマー刃取付台73に対して上方位置に保持(位置決め)しつつ、使用に際して皮膚により押されたときに、トリマー刃取付台53に対して沈み込む方向に若干の(すなわち、長穴部53aの上下方向長さ分の)スライド移動が可能となる。なお、前述の通り、トリマー刃取付台53は刃枠26に対して上下に移動しないように固定されている。
ここで、本実施形態においては、部品点数の削減のため、刃取付台63とトリマー刃取付台53とを一体に形成しているが、別体に形成する構成としてもよい。
上記の構成を備える複数の刃ユニット40、50、60、70によって、多様な髭剃りモードが実現可能となる(図10(a)〜図10(f)参照)。例えば、図10(a)に示すように、可動刃ユニットである通常刃ユニット40を基準位置Xよりも上方に移動させて位置決め(固定)した状態で使用することで、鼻下用に好適なモードとなる。鼻下は剃り面積が限られているうえに剃り面が湾曲しているためである。また、図10(b)に示すように、通常刃ユニット40を基準位置Xと同位置に位置決め(固定)した状態で使用することで、全ての刃面(外刃の上面およびトリマー外刃の上面)を用いて頬等の幅広い面積を素早く剃ることができるモード(標準モード)となる。また、図10(c)に示すように、通常刃ユニット40を基準位置Xよりも下方に移動させて位置決め(固定)した状態で使用することで、基準位置Xにおいてトリマー刃ユニット50、70が両端に配置された状態になるため、癖髭を捉えるのに好適なモードとなる。
一方、図10(d)に示すように、可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70を基準位置Xよりも上方に移動させて位置決め(固定)した状態で使用することで、もみあげ等のキワ剃り用に好適なモードとなる。したがって、後述のようにキワ剃り刃110を省略する構成とすることも可能となる。また、図10(e)に示すように、トリマー刃ユニット70を基準位置Xと同位置に位置決め(固定)した状態については、上記の標準モードと同様である。また、図10(f)に示すように、トリマー刃ユニット70を基準位置Xよりも下方に移動させて位置決め(固定)した状態で使用することで、基準位置Xにおいて通常刃ユニット40、60が両端に配置された状態になるため、やや面積の狭い部分のひげ用として、あるいは仕上げ剃り用として好適なモードとなる。
続いて、本体12およびヘッド部20について詳しく説明する。
本体12は、それぞれ略シェル状の前ケース14と後ケース16を周縁で重ね合わせて接合した構成を備えている。
なお、後ケース16に設けられる符号80はキワ剃り刃であって(図10(a)〜図10(f)参照)、その構成および作用は公知のキワ剃り刃と同様である。ここで、本実施形態においては、可動刃ユニットとしてのトリマー刃ユニット70を基準位置よりも上方に移動させて固定して使用することによってキワ剃りが可能となるため、キワ剃り刃80を省略する構成とすることも可能である。
一方、ヘッド部20は、本体12に対して左右に揺動可能なように当該本体12に保持される左右揺動部22と、本体12に対して前後に揺動可能なように左右揺動部22に保持される前後揺動部24と、前後揺動部24に上から被せるようにして固定される刃枠26とを備えて構成されている。前述の通り、複数の刃ユニット40、50、60、70が刃枠26によって保持されると共に、各刃ユニット40、50、60、70の内刃46、56、66、76がヘッド部20(ここでは、前後揺動部24)に配設される駆動機構38(後述)に連結されて駆動される構成となっている。
ここで、ヘッド部20の左右揺動部22は左右に長い略杯状であって、上部には左右一対の支持腕30、30が立設されている。また、下部には、前後面に突出する突部32、32が形成されており、当該突部32、32が左右揺動部22を本体に対して左右揺動可能に支持するピボット部となっている。すなわちピボット部となる突部32、32はヘッド部20の左右揺動の支点(回動支点)となる。なお、突部32、32には防振ゴム(不図示)が被されている。
一方、ヘッド部20の前後揺動部24は、左右揺動部22の支持腕30、30によって前後に揺動可能に支持されている。具体的には、前後揺動部24はピン34、34を用いて支持腕30、30に連結されて、当該ピン34、34を中心にして前後に揺動する。すなわちピン34、34はヘッド部20の前後揺動の支点(回動支点)となる。
なお、左右揺動部22に対して前後揺動部24が揺動しないようにロックを行うロックボタン36を設けてもよい。これによれば、前後揺動部24が前後に揺動しない状態に設定することが可能となるため、可動刃ユニットを基準位置X以外の位置に上下動させて使用する際に、キワ剃り等を安定して行うことが可能となる。
上記の構成を備えて、ヘッド部20は左右方向、および前後方向に揺動可能な構成となる。これによって、各刃ユニット40、50、60、70の外刃44、64、トリマー外刃54、74を皮膚に密着させつつ移動できるため、滑らかな剃り味が得られる。
しかし、本体に対して、ヘッド部20が左右方向、および前後方向に揺動可能な構成であるが故に、ヘッド部20において上下動する可動刃ユニットを如何に簡素な構成によって実現するかが課題となった。
この課題に対して、本実施形態においては、前述の通り可動刃ユニット(通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70)を上下動させる機構(前述のポジションレバー28、29等)を刃枠26に設ける構成を案出し、且つ、上下動させた可動刃ユニットを駆動するための特徴的な駆動機構38を案出することによって、その解決を可能としている。以下、当該駆動機構38について詳しく説明する。
当該駆動機構38は、内刃46、56、76、86にそれぞれ係合される駆動レバー82、84、86、88と、当該駆動レバー82、84、86、88をそれぞれ左右に往復動させる振動体92、94、96、98とを有し、前後揺動部24に配設されている。振動体92、94、96、98は、モータの回転軸に固定したクランク状のカム軸に係合されており(いずれも不図示)、モータが回転駆動されることによって左右に振動する。振動体92、94、96、98の上部には、それぞれ、駆動レバー82、84、86、88が上下動可能に取り付けられる構成となっている。
ここで、駆動レバー82は可動刃ユニットである通常刃ユニット40を駆動するものであり、当該駆動レバー82は第2付勢部材(一例として、コイルバネ)2Aによって上向きに付勢されて振動体92に保持されている。この構成により、通常刃ユニット40の内刃46が当該駆動レバー82に連結されて、左右に往復駆動される。
また、駆動レバー88は可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70を駆動するものであり、当該駆動レバー88は第8付勢部材(一例として、コイルバネ)8Aによって上向きに付勢されて振動体98に保持されている。この構成により、トリマー刃ユニット70のトリマー内刃76が当該駆動レバー88に連結されて、左右に往復駆動される。
一方、駆動レバー86は固定刃ユニットである通常刃ユニット60を駆動するものであり、当該駆動レバー86は第3付勢部材(一例として、コイルバネ)3Aによって上向きに付勢されて振動体96に保持されている。この構成により、通常刃ユニット60の内刃66が当該駆動レバー86に連結されて、左右に往復駆動される。
また、駆動レバー84は固定刃ユニットであるトリマー刃ユニット50を駆動するものであり、当該駆動レバー84は第3付勢部材(一例として、コイルバネ)3Bによって上向きに付勢されて振動体94に保持されている。この構成により、トリマー刃ユニット50のトリマー内刃56が当該駆動レバー84に連結されて、左右に往復駆動される。
ここで、可動刃ユニットである通常刃ユニット40に関しては、内刃46が第1付勢部材1A、1Bによって外刃44に押し付けられる構成であり、当該第1付勢部材1A、1Bによって最適な押し付け力(摺接力)設定がなされている。したがって、駆動レバー82を上方に付勢している第2付勢部材2Aの付勢力を強く設定してしまうと、内刃46と外刃44との押し付け力が過大となってしまう問題が生じる。そのため、第2付勢部材2Aの付勢力は、可動刃ユニットである通常刃ユニット40が上下動する際に、その動きに内刃46と連結される駆動レバー82が追従できる程度の弱い付勢力に設定される。
また、可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70に関しては、トリマー内刃76が第4付勢部材4Aによってトリマー外刃74に押し付けられる構成であり、当該第4付勢部材4Aによって最適な押し付け力(摺接力)設定がなされている。したがって、駆動レバー88を上方に付勢している第8付勢部材8Aの付勢力を強く設定してしまうと、トリマー内刃76とトリマー外刃74との押し付け力が過大となってしまう問題が生じる。そのため、第8付勢部材8Aの付勢力は、可動刃ユニットであるトリマー刃ユニット70が上下動する際に、その動きにトリマー内刃76と連結される駆動レバー88が追従できる程度の弱い付勢力に設定される。
一方、固定刃ユニットである通常刃ユニット60に関しては、可動刃ユニットとは異なり第1付勢部材を有しない構成であるため、第3付勢部材3Aによって内刃66が外刃64に押し付けられると共に最適な押し付け力(摺接力)に設定されている。したがって、当該第3付勢部材3Aの付勢力を弱く設定してしまうと、内刃66と外刃64との押し付け力が過小となってしまう問題が生じる。そのため、第3付勢部材3Aの付勢力は、上記の第2付勢部材2Aの付勢力よりも相対的に強い付勢力に設定される。
また、固定刃ユニットであるトリマー刃ユニット50に関しては、トリマー内刃56が第6付勢部材6Aによってトリマー外刃54に押し付けられる構成であり、当該第6付勢部材6Aによって最適な押し付け力(摺接力)設定がなされている。したがって、駆動レバー84を上方に付勢している第3付勢部材3Bの付勢力を強く設定してしまうと、トリマー内刃56とトリマー外刃54との押し付け力が過大となってしまう問題が生じる。そのため、第3付勢部材3Bの付勢力は、使用に際して皮膚により押されたときに、トリマー刃ユニット50がトリマー刃取付台53に対して沈み込む方向に若干のスライド移動する際に、その動きにトリマー内刃56と連結される駆動レバー84が追従できる程度の弱い付勢力に設定される。
なお、第2付勢部材2A、第3付勢部材3A、3B、第8付勢部材8Aは、コイルバネに限定されるものではなく、板バネ等を用いて構成してもよい(不図示)。
以上、説明した通り、本発明に係る往復式電気かみそり10によれば、本体に対して、ヘッド部20が左右方向、および前後方向に揺動可能な構成によって、皮膚への密着性を高めて、良好な剃り味が実現できる。また、可動刃ユニット(通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70)を備えることによって、多様な髭剃りモードが実現できる。さらに、ヘッド部20において上下動する可動刃ユニット(通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70)をきわめて簡素な構成によって実現することができ、部品点数の削減・組立て工数の削減を図ることができる。また、可動刃ユニット(通常刃ユニット40およびトリマー刃ユニット70)が上下動する際に、内刃46と外刃44との押し付け力およびトリマー内刃76とトリマー外刃74との押し付け力が過大もしくは過小となってしまうことが防止でき、良好な剃り味が実現できる。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。特に、刃ユニットを四組有する往復式電気かみそりを例に挙げて説明を行ったが、これに限定されるものではない。また、可動刃ユニットの設定、通常の刃ユニットとトリマー刃ユニットとの組合せ等についても適宜、選択し得るものである。なお、ヘッド部が揺動しない構成にも適用し得る。
1A、1B 第1付勢部材
2A 第2付勢部材
3A、3B 第3付勢部材
4A 第4付勢部材
5A、5B 第5付勢部材
6A 第6付勢部材
7A、7B 第7付勢部材
8A 第8付勢部材
10 往復式電気かみそり
20 ヘッド部
22 左右揺動部
24 前後揺動部
26 刃枠
28、29 ポジションレバー
38 駆動機構
40 可動刃ユニット(通常刃ユニット)
41 外刃組立
42 内刃組立
43 刃取付台
50 固定刃ユニット(トリマー刃ユニット)
51 トリマー外刃組立
52 トリマー内刃組立
53 トリマー刃取付台
60 固定刃ユニット(通常刃ユニット)
61 外刃組立
62 内刃組立
63 刃取付台
70 可動刃ユニット(トリマー刃ユニット)
71 トリマー外刃組立
72 トリマー内刃組立
73 トリマー刃取付台
82、84、86、88 駆動レバー
92、94、96、98 振動体

Claims (4)

  1. 本体に対して少なくとも前後に揺動可能に配設されるヘッド部を備え、
    前記ヘッド部には、内刃が外刃の内面に摺接しつつ左右に往復動する刃ユニットが複数設けられており、
    少なくとも一つの前記刃ユニットは、基準位置に対して所定の上方位置と所定の下方位置との間を上下動可能に前記ヘッド部の刃枠に保持される可動刃ユニットとして構成され、且つ、該可動刃ユニットを所望の位置まで移動させて位置決めを行うポジションレバーが該刃枠に設けられており、
    前記可動刃ユニットは、前記外刃が刃取付台に保持されると共に、該刃取付台に配設された第1付勢部材によって前記内刃が該外刃の内面に押し付けられて保持される構成を有し、且つ、該刃取付台が前記刃枠に上下動可能に保持されており、
    前記ヘッド部は、前記内刃に係合される駆動レバーと、該駆動レバーを左右に往復動させる振動体と、を有し、
    前記駆動レバーは、前記振動体に配設された第2付勢部材によって上方向に付勢された状態で上下動可能に該振動体に保持されていること
    を特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 前記ポジションレバーは、前記刃枠に対して左右に移動可能に配設されると共に、裏面に下方から上方に斜めに形成された係合溝を有し、
    前記刃取付台は、前記ポジションレバーの裏面に対向する面に係合突起が形成されていると共に、該係合突起が前記係合溝に係合するように前記刃枠に保持されており、
    前記ポジションレバーを左右に移動させることによって、前記刃取付台が上下に移動すること
    を特徴とする請求項記載の往復式電気かみそり。
  3. 前記可動刃ユニットは、前記ヘッド部の最前部もしくは最後部またはその両方に配設されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の往復式電気かみそり。
  4. 前記可動刃ユニットは、断面視逆U字状の内刃および外刃を有する通常刃ユニット、または上面が平面状のトリマー内刃およびトリマー外刃を有するトリマー刃ユニットのいずれか一方またはその両方であること
    を特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
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