JP2011065832A - 燃料電池システム及びその発電制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及びその発電制御方法 Download PDF

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義弘 戸高
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淳史 田中
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Abstract

【課題】負荷への電流の大きさに関わらず、二次電池の蓄電量を必要量以上にすることができる燃料電池システム及びその発電制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の燃料電池システムは、水素を発生させる水素発生部1と、水素発生部1で発生した水素を燃料として発電する燃料電池2と、二次電池5と、燃料電池2からの出力によって二次電池5を充電する充電部3と、二次電池5の電圧を検出する電圧検出部71と、二次電池5の充放電電流を検出する電流検出部72と、電圧検出部71により検出された電圧値と電流検出部72により検出された充放電電流値に基づいて、水素発生部1の水素発生量を制御する制御部6とを備え、二次電池5の電圧値及び充放電電流値に基づいて水素発生部1の水素発生量を増加または減少させることにより、二次電池5の蓄電量が必要量以上になるように燃料電池2の発電量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、水素を燃料として発電する燃料電池と二次電池とを有する燃料電池システム及びその発電制御方法に関する。
従来の燃料電池システムには、燃料電池に接続される負荷が急変した場合に、この急変による出力低下などを抑圧するために、バッファとして二次電池やキャパシタを内蔵するものがある。このような燃料電池システムでは、通常、出力を補うために一定量の蓄電量を確保するように燃料電池の出力を制御している。
例えば、特許文献1には、燃料電池から昇圧充電回路を介して二次電池を充電し、二次電池から負荷に電力を供給する燃料電池システムが記載されている。特に、二次電池の過充電を防止するために昇圧充電回路をCCCV(Constant Current Constant Voltage:定電流定電圧)充電を行う燃料電池システムが示されている。このように燃料電池を用いて二次電池を充電する燃料電池システムでは、二次電池を保護しつつ充電を行う必要がある。
また、二次電池の蓄電量を一定量に保つ制御を行う例として、例えば、特許文献2がある。特許文献2には、二次電池である電気化学素子の充放電特性に少なくとも一つの段差を設け、その段差を基準に電流積算を組み合わせて電気化学素子の残存容量を求め、その残存容量に基づいて充放電量を制御することにより、電気化学素子の充電量を一定の範囲に維持する管理方法が記載されている。しかし、この管理方法では、電気化学素子の充放電特性に段差を設けたり、電流積算部などを用いる必要があり、電池自体の特殊化や制御回路の複雑化を招くという問題がある。
そこで、より簡単に二次電池に蓄電量を残す方法として、二次電池の電圧に基づいて、燃料電池の発電量を制御する方法が考えられる。この方法について以下、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、従来の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性を模式的に示す図である。ここでは、二次電池としてリチウムイオン電池を選択した場合の充放電特性を示している。図5において、縦軸901は二次電池の電圧を示し、横軸902は二次電池に蓄積されている容量を示す。図5の容量は、横軸902の矢印方向に沿って減少する。
充電は、特許文献1にも示されているように、リチウムイオン電池で一般に採用されているCCCV充電を行うものとする。
図5において、電圧レベル903はCCCV充電をする場合の定電圧充電の電圧レベル(CV充電レベル)、電圧レベル904は二次電池の電圧が上昇してきて燃料電池の発電量を減少させ始める第1の設定電圧レベル、電圧レベル905は二次電池の電圧が下降してきて燃料電池の発電量を増加させ始める第2の設定電圧レベル、電圧レベル906は二次電池の電圧が低下して燃料電池システムの動作を停止させる停止電圧レベルである。
また、図5において、放電特性907は微小電流放電などで求めたOCV(Open Circuit Voltage:開回路)特性(実質的に0C放電特性)、放電特性908は1C放電特性、放電特性909は2C放電特性を示している。充電特性910は1C充電特性を示し、CV充電レベル903まで電圧が上昇した後は一定の電圧で充電が進行する定電圧充電の状態を示している。充電特性911は2C充電特性を示し、充電特性910より早い段階でCV充電レベル903に電圧が上昇して定電圧充電が進行する状態を示している。なお、これらの特性は、分極が電流にほぼ比例していると仮定して示しており、通常のリチウムイオン電池の特性を模して示している。また、充放電の進行を示すため、各充放電特性に矢印を付けている。
以下、第1の設定電圧レベル904、第2の設定電圧レベル905で燃料電池の発電量を変更する制御をした場合の充放電状態の推移について図5を参照しながら説明する。
燃料電池の発電量の制御としては、燃料電池の発電量を増加させる場合は3Cの充電が可能な発電量を得るための制御を行うものとし、燃料電池の発電量を減少させる場合は燃料電池の発電を停止して発電量をゼロとする制御を行うものとする。また、実際には、燃料電池の発電を瞬時に停止することは難しい場合が多いが、説明を簡略化するため、燃料電池の発電量の増加や減少の制御は瞬時に行われるものとし、燃料電池の発電量も瞬時に変化するものとして説明する。
まず、負荷に1Cの電流が流れる場合について説明する。ここでは、燃料電池の発電量を増加させる制御を行う場合は3C充電を行うものとし、燃料電池の発電量を減少させる制御を行う場合は燃料電池の発電量をゼロとし充電しないものとする。
例えば、今、負荷への通電を開始したが、電池の残量が殆ど残っていない状態、つまり、二次電池の電圧レベルが図5における1C放電特性908上のポイント912aの状態とする。この場合、二次電池の電圧レベルは第2の設定電圧レベル905以下の電圧であるので、発電量を増加させる制御を行う。これにより、負荷への1C放電に対して3C充電が開始され、二次電池には2C充電が行われることになる。つまり、二次電池の電圧レベルは、1C放電特性908上のポイント912aから2C充電特性911上のポイント912bに変化し、その後、2C充電特性911に従って充電が進行する。
電圧レベルが第1の設定電圧レベル904に達すると、つまり、2C充電特性911上のポイント912cに達すると、燃料電池の発電量を減少させる制御を開始する。この制御は、上述したように、燃料電池の発電を停止して発電量をゼロとする制御であるので、負荷への1C電流の分だけが二次電池から放電され、1C放電特性908に従って放電を開始することになる。つまり、二次電池の電圧レベルは、2C充電特性911上のポイント912cから1C放電特性908上のポイント912dに変化し、その後、1C放電特性908に従って放電が進行する。
二次電池の電圧レベルが1C放電特性908上のポイント912eに達すると、つまり、第2の設定電圧レベル905に達すると、上述した燃料電池の発電量の増加制御が行われる。これにより、二次電池の電圧レベルが1C放電特性908上のポイント912eから2C充電特性911上のポイント912fに変化し、2C充電特性911に従って充電が進行する。
二次電池の電圧レベルが2C充電特性911上のポイント912cに達すると、つまり、第1の設定電圧レベル904に達すると、再度、上述した燃料電池の発電量の減少制御が行われ、1C放電特性908に従って放電が進行する。
以上の動作を繰り返すことで、最終的には、ポイント912e、ポイント912f、ポイント912c、ポイント912dのループで示される充放電制御が繰り返され、二次電池には容量914で示す蓄電量が残ることになる。
同様に、負荷に2Cの電流が流れる場合は、1C充電特性910と、2C放電特性909に従って充放電が行なわれる。そして、最終的には、ポイント913e、ポイント913f、ポイント913c、ポイント913dのループで示される充放電制御が繰り返され、二次電池には容量915で示す蓄電量が残ることになる。
このように簡単な方法で、二次電池を完全に放電または充電させることがなくなるため、常に二次電池に蓄電量を残すことができる。
特開2007−299532号公報 特開2006−338889号公報
しかし、図5を用いて説明した制御方法では、制御自体は簡単であるが、負荷電流の大きさにより二次電池に蓄えられる電力の残量に差が生じる場合がある。具体的には、図5における二次電池の蓄電量は、負荷電流が1Cの場合は容量914、負荷電流が2Cの場合は容量915であり、負荷電流の大きさによって蓄電量が大きく異なることは明らかである。上述したように、二次電池に蓄電量を残すことにより、例えば、燃料電池の燃料容器を交換する場合、交換する間は二次電池の蓄電量で負荷をまかなうことができ、燃料電池システムとしての使い勝手が向上し便利であるが、負荷電流の大きさによっては蓄電量が小さくなり、負荷への電力の供給が出来なくなることも考えられる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡単な制御で、負荷への電流の大きさに関わらず、二次電池の蓄電量を必要量以上にすることができる燃料電池システム及びその発電制御方法を提供する。
本発明の燃料電池システムは、水素を発生させる水素発生部と、上記水素発生部で発生した水素を燃料として発電する燃料電池と、二次電池と、上記燃料電池の出力によって上記二次電池を充電する充電部と、上記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、上記二次電池の充放電電流を検出する電流検出部と、上記電圧検出部により検出された電圧値と上記電流検出部により検出された充放電電流値に基づいて、上記水素発生部の水素発生量を制御する制御部とを含み、上記二次電池の電圧値及び充放電電流値に基づいて上記水素発生部の水素発生量を増加または減少させることにより、上記二次電池の蓄電量が必要量以上になるように上記燃料電池の発電量を制御することを特徴とする。
本発明の燃料電池システムの発電制御方法は、水素を発生させる水素発生部と、上記水素発生部で発生した水素を燃料として発電する燃料電池と、二次電池と、上記燃料電池の出力によって上記二次電池を充電する充電部と、上記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、上記二次電池の充放電電流を検出する電流検出部と、上記電圧検出部により検出された電圧値と上記電流検出部により検出された充放電電流値に基づいて、上記水素発生部の水素発生量を制御する制御部とを含む燃料電池システムの発電制御方法であって、上記二次電池の電圧値及び充放電電流値に基づいて上記水素発生部の水素発生量を増加または減少させることにより、上記二次電池の蓄電量が必要量以上になるように上記燃料電池の発電量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、簡単な制御で負荷への電流の大きさに関わらず二次電池の蓄電量を必要量以上にすることができるため、一時的に燃料電池の発電が不可能な場合でも、負荷に電力を供給でき、使い勝手の優れた燃料電池システム及びその発電制御方法を提供できる。
本発明の燃料電池システムの一例を示す概略構成図である。 本発明の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性の一例を模式的に示す図である。 本発明の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性の他の例を模式的に示す図である。 放電電流と電池電圧との関係の例を示す放電電流−電圧特性図である。 従来の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性を模式的に示す図である。
本発明の燃料電池システムは、水素を発生させる水素発生部と、上記水素発生部で発生した水素を燃料として発電する燃料電池と、二次電池と、上記燃料電池の出力によって上記二次電池を充電する充電部と、上記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、上記二次電池の充放電電流を検出する電流検出部と、上記電圧検出部により検出された電圧値と上記電流検出部により検出された充放電電流値に基づいて、上記水素発生部の水素発生量を制御する制御部とを備え、上記二次電池の電圧値及び充放電電流値に基づいて上記水素発生部の水素発生量を増加または減少させることにより、上記二次電池の蓄電量が必要量以上になるように上記燃料電池の発電量を制御することを特徴とする。これにより、簡単な制御で、負荷への電流の大きさに関わらず二次電池の蓄電量を必要量以上にすることができるので、一時的に燃料電池の発電が不可能な場合でも負荷に電力を供給でき、使い勝手の優れた燃料電池システムを提供できる。
上記二次電池の蓄電量は、上記水素発生部の水素発生材料の交換により上記燃料電池の発電が停止している間、負荷に電力を供給するに足りる蓄電量以上であることが好ましい。これにより、燃料電池の燃料を交換する際に燃料電池の発電が一時的に停止していても負荷への給電が可能である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
まず、本発明の燃料電池システムについて図1を用いて説明する。図1は、本発明の燃料電池システムの一例を示す概略構成図である。
本実施形態の燃料電池システムは、図1に示すように、水素を発生させる水素発生部1と、水素を燃料として発電する燃料電池2と、充電部3と、出力端子4と、二次電池5と、制御部6と、二次電池5の電圧を検出する電圧検出部71と、二次電池5の充放電電流を検出する電流検出部72とを備えている。
水素発生部1は、例えば、水との反応により水素を発生する水素発生材料を用いて水素を発生させる。水素発生材料としては、例えば、アルミニウム、マグネシウム及びそれらの合金よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属材料を用いることができる。
充電部3は、燃料電池2の出力を昇圧し二次電池5を充電する。ここでは、CCCV充電を行うものとする。
制御部6は、電圧検出部71によって検出された二次電池5の電圧値及び電流検出部72によって検出された二次電池5の充放電電流値に基づいて水素発生部1を制御し、水素発生部1で発生する水素量を可変させる。これにより、二次電池5の蓄電量が必要量以上になるように燃料電池2の発電量を制御できる。
出力端子4は、携帯端末の電源回路などの負荷が接続される端子である。
次に、本発明の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性について図2を用いて説明する。図2は、本発明の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性の一例を模式的に示す図である。図2において、図5と同一要素については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、発電制御に関与する電圧レベルとして、図5に示す従来の燃料電池システムにおける発電制御に関与する電圧レベル903〜906に加え、第2の設定電圧レベルとしてさらに電圧レベル917、電圧レベル918を設定している。
第1の設定電圧レベル904については、CV充電レベル903より低く設定する。特に、下記の条件(3)に従って一定の充電を継続してもCV充電レベル903に達しないようなレベルに設定する。
第2の設定電圧レベルについては、二次電池5に必要とされる蓄電量と放電特性とに基づいて設定する。例えば、図2において二次電池5に必要とされる蓄電量を容量916と想定すると、実質的に0C放電特性907の場合、電圧レベル918のとき容量916となるため、電圧レベル918を第2の設定電圧レベルと設定する。また、1C放電特性908の場合、ポイント912kで示す電圧レベル917のとき容量916となるため、電圧レベル917を第2の設定電圧レベルと設定する。また、2C放電特性909の場合、電圧レベル905(図3に示すポイント913eにおける電圧レベル)のときに容量916となるため、電圧レベル905を第2の設定電圧レベルと設定する。すなわち、図2、図3において、必要とされる蓄電量を示す縦線と各放電特性とが交わる点における電圧を第2の設定電圧レベルとする。
次に、上記放電特性(実質的0C、1C、2C)以外における第2の設定電圧レベルの決定方法について図1及び図4を用いて説明する。
図4は、図2における放電電流と電池電圧との関係の例を示す放電電流−電圧特性図である。図4において、図2と同一要素について同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。横軸920は放電電流、縦軸930は電池電圧を示す。電流値921は2Cの放電電流の電流値、電流値922は1Cの放電電流の電流値、電流値923は実質的に0Cの放電電流の電流値を示す。放電電流−電圧特性線940は、図2における放電電流と各放電電流に対応する第2の設定電圧レベルとの関係をプロットしたものであり、第2の設定電圧レベルが二次電池5の放電電流の増減に反比例する様子を示している。
制御部6は、まず、電流検出部72により検出した二次電池5の放電電流に対応する第2の設定電圧レベルを、図4に示す特性線940から求める。電圧検出部71により検出された二次電池5の電圧値が、特性線940から求めた第2の設定電圧レベル以下の場合は、放電が進み過ぎたものと判定し、燃料電池2の発電量を増加させるように制御部7により水素発生部1を制御する。このように、制御部6は、種々の放電電流に対して適正な第2の設定電圧レベルを決定しながら、燃料電池2の発電量を制御できる。
本実施形態では、制御部6は、以下の条件(1)〜(3)を元に水素発生部1の水素発生量を制御することで、燃料電池2の発電量を増加あるいは減少させる。
(1)二次電池5の放電電流が2C以上で、二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル905以下の場合、二次電池5の放電電流が1C以上2C未満で、二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル917以下の場合、二次電池5の放電電流が0C以上1C未満で、二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル918以下の場合、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。
(2)二次電池5の電圧レベルが第1の設定電圧レベル904以上の場合、燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。
(3)放電開始時の二次電池5の電圧レベルが、各放電電流に対応して定められる第2の設定電圧レベル以下である場合、燃料電池2の発電量を所定量増加させる制御を行った後、上記条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。
上記条件(3)における燃料電池2の発電量を所定量増加させる制御は、例えば、次のようにして実現される。例えば、水素発生部1において、燃料源となるアルミニウム粉が収容されている燃料容器に水を供給し、水とアルミニウム粉との発熱反応により水素を発生させる場合、実際には水の供給を停止しても水素の発生は急に停止しないので、これを利用することで、燃料電池2の発電を制御する特別な操作を行うことなく、燃料電池2の発電量を一定量増加させることができる。
次に、本実施形態の燃料電池システムによる発電制御方法について図1〜図3を参照しながら説明する。ここでは、実際には、燃料電池2の発電を瞬時に停止することは難しい場合が多いが、説明を簡略化するため、燃料電池2の発電量の増加や減少の制御は瞬時に行われるものとし、燃料電池2の発電量も瞬時に変化するものとして説明する。
まず、負荷に1Cの電流が流れると想定した場合の発電制御方法について図1及び図2を用いて具体的に説明する。ここでは、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う場合は3C充電を行うものとし、燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う場合は燃料電池2の発電量をゼロとし二次電池5を充電しないものとする。つまり、二次電池5の充電は2C充電特性911に従って行われ、二次電池5の放電は1C放電特性908に従って行われる。この場合、二次電池5の放電電流は1C以上2C未満であるため、図4から第2の設定電圧レベルは電圧レベル917に設定される。
今、負荷への通電を開始したが、電池の残量が少なく、二次電池5の電圧レベルが図2における1C放電特性908上のポイント912aの状態とする。この場合、二次電池5の電圧レベルは第2の設定電圧レベル917以下であるため、条件(1)に従って燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、負荷への1C放電に対して3C充電が開始され、二次電池5には2C充電が行われることになる。つまり、二次電池5の電圧レベルは、1C放電特性908上のポイント912aから2C充電特性911上のポイント912bに変化し、その後、2C充電特性911上に従って充電が進行する。
二次電池5の電圧レベルが2C充電特性911上のポイント912cで示す第1の設定電圧レベル904に達すると、条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。この制御は、上述したように、燃料電池の発電量をゼロとする制御であるので、負荷への1C電流の分だけ二次電池5から放電され、1C放電を開始する。つまり、二次電池5の電圧レベルは2C充電特性911上のポイント912cから1C放電特性908上のポイント912dに変化し、放電を開始する。
しかし、放電開始時の二次電池5の電圧レベルは第2の設定電圧レベル917以下であるので、条件(1)に当てはまり、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが第1の設定電圧レベル904に再び達する。この場合、通常であれば条件(2)に従って制御することになるが、上記のとおり、放電開始時の二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル917以下となるため、条件(3)が優先して適用される。そして、矢印919で示す一定の充電量だけ2C充電を強制的に継続する制御を行い、この充電期間が終了するポイント912gに二次電池5の電圧レベルが達すると、条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが2C充電特性911上のポイント912gから1C放電特性908上のポイント912hに変化し、1C放電特性908に従って放電を開始する。
しかし、放電開始時の二次電池5の電圧レベルは第2の設定電圧レベル917以下であるため、再び条件(1)に当てはまり、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが1C放電特性908上のポイント912hから2C充電特性911上のポイント912gに変化する。この場合も、上記のとおり、放電開始時の二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル917以下となるため、条件(3)が優先して適用される。そして、一定の充電量だけ2C充電を強制的に継続する制御を行い、この充電期間が終了するポイント912iに達すると、条件(2)に従って燃料電池
2の発電量を減少させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルは1C放電特性908上のポイント912jに変化する。ポイント912jにおける電圧レベルは第2の設定電圧レベル917以上であるため、条件(1)に当てはまらず、1C放電特性908に従って放電が進行する。その後、二次電池5の電圧レベルが1C放電特性908上のポイント912kで示す第2の設定電圧レベル917に達すると、条件(1)に当てはまるため、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルは2C充電特性911上のポイント912lに変化する。この場合も、放電開始時の二次電池5の電圧レベルが第2の設定電圧レベル917以下となるため、条件(3)が優先して適用される。そして、一定の充電量だけ2C充電を強制的に継続する制御を行い、この充電期間が終了するポイント912mに達すると、条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが1C放電特性908上のポイント912nに変化する。ポイント912nにおける電圧レベル、つまり、放電開始時の電圧レベルは、第2の設定電圧レベル917を超えているため、条件(1)に当てはまらず、1C放電特性908に従って放電が進行する。その後は、ポイント912k、ポイント912l、ポイント912m、ポイント912nで示すループに従って充放電が継続する。これにより、二次電池5の蓄電量は常に容量915以上とすることができる。
次に、負荷に2Cの電流が流れると想定した場合の発電制御方法について図1及び図3を用いて具体的に説明する。図3は、本発明の燃料電池システムにおける二次電池の充放電特性の他の例を模式的に示す図である。図3において、図2及び図5と同一要素については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。ここでは、二次電池5の充電は1C充電特性910に従って行われ、二次電池5の放電は2C放電特性909に従って行われる。この場合、二次電池5の放電電流は2C以上であるため、図4から第2の設定電圧レベルは電圧レベル905に設定される。
本例では、ポイント913aから制御が開始されるものとする。この場合、電圧レベルは第2の設定電圧レベル905以下であるため、条件(1)に従って燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが1C充電特性910上のポイント913bに変化し、その後、1C充電特性910に従って充電が進行する。二次電池5の電圧レベルが1C充電特性910のポイント913cで示す第1の設定電圧レベル904に達すると、条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルは1C充電特性910上のポイント913cから2C放電特性909上のポイント913dに変化する。ポイント913dにおける電圧レベル、つまり、放電開始時の電圧レベルは、第2の設定電圧レベル905を超えているため、条件(1)に当てはまらず、2C放電特性909に従って放電が進行する。その後、二次電池5の電圧レベルが2C放電特性909上のポイント913eで示す第2の設定電圧レベル905に達すると、条件(1)に当てはまり、燃料電池2の発電量を増加させる制御を行う。これにより、二次電池5の電圧レベルが1C充電特性910上のポイント913fに変化し、1C充電特性910に従って充電が進行する。そして、二次電池5の電圧レベルが再びポイント913cで示す第1の設定電圧レベル904に達すると、条件(2)に従って燃料電池2の発電量を減少させる制御を行い、2C放電特性909に従って放電が進行する。その後は、ポイント913e、ポイント913f、ポイント913c、ポイント913dで示すループに従って充放電が継続する。これにより、二次電池5の蓄電量は、負荷が1Cの場合と同様、常に容量915以上とすることができる。
以上のように、負荷への電流の大きさに関わらず二次電池5の蓄電量を必要量以上にすることができる。そのため、負荷の大きさが変化した場合でも二次電池5には必要量以上の蓄電量が残ることになり、使い勝手の優れた燃料電池システムを実現できる。
本発明は、負荷への電流の大きさに関わらずに二次電池の蓄電量を必要量以上とすることができ、一時的に燃料電池の発電が不可能な場合にも負荷に給電可能な燃料電池システムとして利用可能である。
1 水素発生部
2 燃料電池
3 充電部
4 出力端子
5 二次電池
6 制御部
71 電圧検出部
72 電流検出部

Claims (7)

  1. 水素を発生させる水素発生部と、
    前記水素発生部で発生した水素を燃料として発電する燃料電池と、
    二次電池と、
    前記燃料電池の出力によって前記二次電池を充電する充電部と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池の充放電電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧値と前記電流検出部により検出された充放電電流値に基づいて、前記水素発生部の水素発生量を制御する制御部とを含み、
    前記二次電池の電圧値及び充放電電流値に基づいて前記水素発生部の水素発生量を増加または減少させることにより、前記二次電池の蓄電量が必要量以上になるように前記燃料電池の発電量を制御することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記二次電池の蓄電量は、前記水素発生部の水素発生材料の交換により前記燃料電池の発電が停止している間、負荷に電力を供給するに足りる蓄電量以上である請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 水素を発生させる水素発生部と、
    前記水素発生部で発生した水素を燃料として発電する燃料電池と、
    二次電池と、
    前記燃料電池の出力によって前記二次電池を充電する充電部と、
    前記二次電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記二次電池の充放電電流を検出する電流検出部と、
    前記電圧検出部により検出された電圧値と前記電流検出部により検出された充放電電流値に基づいて、前記水素発生部の水素発生量を制御する制御部とを含む燃料電池システムの発電制御方法であって、
    前記二次電池の電圧値及び充放電電流値に基づいて前記水素発生部の水素発生量を増加または減少させることにより、前記二次電池の蓄電量が必要量以上になるように前記燃料電池の発電量を制御することを特徴とする燃料電池システムの発電制御方法。
  4. 前記二次電池の電圧値が、第1の設定電圧レベル以上である場合、前記燃料電池の発電量を減少させる制御を行って前記二次電池の放電を行い、
    前記二次電池の電圧値が、前記第1の設定電圧レベルよりも低く、前記二次電池に必要とされる蓄電量と前記二次電池の放電特性により定まる第2の設定電圧レベル以下である場合、前記燃料電池の発電量を増加させる制御を行って前記二次電池の充電を行い、
    前記二次電池の放電開始時の電圧値が、前記第2の設定電圧レベル以下である場合、前記燃料電池の発電量を所定量増加させる制御を行って前記二次電池の充電を行った後、前記燃料電池の発電量を減少させる制御を行って前記二次電池の放電を行う請求項3に記載の燃料電池システムの発電制御方法。
  5. 前記第1の設定電圧レベルは、定電圧充電レベルより低いレベルで、かつ、前記燃料電池の発電量を所定量増加させる制御を行っても前記定電圧充電レベルに達しないレベルに設定される請求項4に記載の燃料電池システムの発電制御方法。
  6. 前記第2の設定電圧レベルは、前記二次電池の放電電流の増減に反比例する請求項4に記載の燃料電池システムの発電制御方法。
  7. 前記二次電池の蓄電量は、前記水素発生部の水素発生材料の交換により前記燃料電池の発電が停止している間、負荷に電力を供給するに足りる蓄電量以上である請求項3に記載の燃料電池システムの発電制御方法。
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