JP2011065735A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】不揮発性半導体記憶装置は、複数のビット線BL、複数のビット線BLに交差する複数のワード線WL、並びに複数のビット線BL及びワード線WLの各交差部に配置され、非オーミック素子NOと可変抵抗素子VRとが直列接続された複数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイと、複数のメモリセルMCの一つを選択し、この選択されたメモリセルMCのデータ消去のための消去パルスを生成し、この選択されたメモリセルMCに消去パルスを供給する制御回路とを備える。制御回路は、非オーミック素子NOの逆バイアス方向に消去パルスによる電圧を印加することによりデータ消去を実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、抵抗値をデータとして記憶する可変抵抗素子を用いた不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリとしては、フローティングゲート構造を有するメモリセルをNAND接続又はNOR接続してメモリセルアレイを構成したフラッシュメモリが周知である。また、不揮発性で且つ高速なランダムアクセスが可能なメモリとして、強誘電体メモリも知られている。
一方、メモリセルの更なる微細化を図る技術として、可変抵抗素子をメモリセルに使用した抵抗変化型メモリが提案されている。可変抵抗素子としては、カルコゲナイド化合物の結晶/アモルファス化の状態変化によって抵抗値を変化させる相変化メモリ素子、トンネル磁気抵抗効果による抵抗変化を用いるMRAM素子、導電性ポリマーで抵抗素子が形成されるポリマー強誘電RAM(PFRAM)のメモリ素子、電気パルス印加によって抵抗変化を起こすReRAM素子等が知られている(特許文献1)。
この抵抗変化型メモリはトランジスタに替えて、ダイオードと可変抵抗素子との直列回路によりメモリセルを構成することができるので、積層が容易で3次元構造化することにより更なる高集積化が図れるという利点がある(特許文献2)。
ReRAM素子の場合、メモリセルに対するデータの書き込みは、可変抵抗素子に所定の電圧を短時間印加することにより行う。これにより、可変抵抗素子が高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。一方、メモリセルMCに対するデータの消去は、低抵抗状態の可変抵抗素子に対し、書き込み動作時よりも低い所定の電圧を長時間印加し、可変抵抗素子に流れる電流によりジュール熱を発生させることにより行う。これにより、可変抵抗素子が低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。メモリセルは、例えば高抵抗状態を安定状態とし、2値データ記憶であれば、高抵抗状態を低抵抗状態に変化させる書き込み動作によりデータの書き込みを行う。
このような抵抗変化型メモリでは、データ消去動作時に、ダイオードと可変抵抗素子の直列回路からなるメモリセルに対して所定の消去電圧を印加するので、可変抵抗素子に印加される電圧は、ダイオードと可変抵抗素子との抵抗比によって決定される。このため、データ消去動作中の可変抵抗素子が低抵抗状態から高抵抗状態へと変化した瞬間に、可変抵抗素子に印加される電圧が増加し、書き込み電圧を超えることによって再度書き込みがなされる、いわゆる誤書き込みが発生する可能性がある。
特開2006−344349号公報 特開2005−522045号公報
本発明は、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る不揮発性半導体記憶装置は、複数の第1の配線、前記複数の第1の配線に交差する複数の第2の配線、並びに前記複数の第1及び第2の配線の各交差部に配置され、非オーミック素子と可変抵抗素子とが直列接続された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルの一つを選択し、この選択されたメモリセルのデータ消去のための消去パルスを生成し、この選択されたメモリセルに前記消去パルスを供給する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記非オーミック素子の逆バイアス方向に前記消去パルスによる電圧を印加することによりデータ消去を実行することを特徴とする。
本発明によれば、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。 同実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルアレイの一部の斜視図である。 図2におけるI−I’線で切断して矢印方向に見たメモリセル1つ分の断面図である。 同実施の形態における可変抵抗素子の一例を示す模式的な断面図である。 同実施の形態における非オーミック素子の例を示す模式的な断面図である。 同実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの等価回路図である。 同実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。 同実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。 第2の実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。 第2の実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。 第3の実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。 第3の実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。 第4の実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。 第4の実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。 その他の例におけるデータ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。 その他の例におけるデータ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
[第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
この不揮発性半導体記憶装置は、後述するReRAM素子(可変抵抗素子)を使用したメモリセルをマトリクス状に配置したメモリセルアレイ1を備える。メモリセルアレイ1のビット線BL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のビット線BLを制御し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しを行う制御回路の一部であるカラム制御回路2が設けられている。また、メモリセルアレイ1のワード線WL方向に隣接する位置には、メモリセルアレイ1のワード線WLを選択し、メモリセルのデータ消去、メモリセルへのデータ書き込み、及びメモリセルからのデータ読み出しに必要な電圧を印加する制御回路の一部であるロウ制御回路3が設けられている。
データ入出力バッファ4は、図示しない外部のホストにI/O線を介して接続され、書き込みデータの受け取り、消去命令の受け取り、読み出しデータの出力、アドレスデータやコマンドデータの受け取りを行う。データ入出力バッファ4は、受け取った書き込みデータをカラム制御回路2に送り、カラム制御回路2から読み出したデータを受け取って外部に出力する。外部からデータ入出力バッファ4に供給されたアドレスは、アドレスレジスタ5を介してカラム制御回路2及びロウ制御回路3に送られる。また、ホストからデータ入出力バッファ4に供給されたコマンドは、コマンド・インタフェース6に送られる。コマンド・インタフェース6は、ホストからの外部制御信号を受け、データ入出力バッファ4に入力されたデータが書き込みデータかコマンドかアドレスかを判断し、コマンドであれば受け取りコマンド信号として制御回路の一部であるステートマシン7に転送する。ステートマシン7は、この半導体記憶装置全体の管理を行うもので、ホストからのコマンドを受け付け、読み出し、書き込み、消去、データの入出力管理等を行う。また、外部のホストは、ステートマシン7が管理するステータス情報を受け取り、動作結果を判断することも可能である。このステータス情報は書き込み、消去の制御にも利用される。
また、ステートマシン7によって制御回路の一部であるパルスジェネレータ8が制御される。この制御により、パルスジェネレータ8は任意の電圧、任意のタイミングのパルスを出力することが可能となる。具体的には、ステートマシン7に対して、外部から与えられたアドレスがアドレスレジスタ5を介して入力され、ステートマシン7はメモリセルアレイ1のどの位置のメモリセルへのアクセスかを判定する。このメモリセルに対するパルスが、パルスジェネレータ8により生成される。ここで、生成されたパルスはカラム制御回路2及びロウ制御回路3で選択された任意の配線へ転送することが可能である。
なお、メモリセルアレイ1以外の周辺回路素子はメモリセルアレイ1の直下のシリコン基板に形成可能であり、これにより、この半導体記憶装置のチップ面積はほぼ、メモリセルアレイ1の面積に等しくすることも可能である。
図2は、メモリセルアレイ1の一部の斜視図、図3は、図2におけるI−I’線で切断して矢印方向に見たメモリセル1つ分の断面図である。
複数の第1の配線としてビット線BL0〜BL2が平行に配設され、これと交差して複数の第2の配線としてワード線WL0〜WL2が平行に配設される。ビット線BL0〜BL2と、ワード線WL0〜WL2との各交差部に、両配線に挟まれるようにメモリセルMCが配置される。ビット線BL及びワード線WLは、熱に強く、且つ抵抗値の低い材料が望ましく、例えばW、WSi、NiSi、CoSi等を用いることができる。
メモリセルMCは、図3に示すように、可変抵抗素子VRと非オーミック素子NOの直列接続回路からなる。
可変抵抗素子VRの上下には、バリアメタル及び接着層として機能する電極EL2、EL1が配置される。電極材としては、Pt、Au、Ag、TiAlN、SrRuO、Ru、RuN、Ir、Co、Ti、TiN、TaN、LaNiO、Al、PtIrO、PtRhO、Rh、TaAlN等が用いられる。また、配向性を一様にするようなメタル膜の挿入も可能である。さらに、別途バッファ層、バリアメタル層、接着層等を挿入することも可能である。
可変抵抗素子VRとしては、電圧印加によって、電流、熱、化学エネルギー等を介して抵抗値を変化させることができるものが用いられる。可変抵抗素子VRは、例えば、遷移元素となる陽イオンを含む複合化合物であって陽イオンの移動により抵抗値が変化するもの(ReRAM)を用いることができる。
図4は、この可変抵抗素子VRの例を示す図である。図4に示す可変抵抗素子VRは、電極層9、11の間に記録層10を配置してなる。記録層10は、少なくとも2種類の陽イオン元素を有する複合化合物から構成される。陽イオン元素の少なくとも1種類は電子が不完全に満たされたd軌道を有する遷移元素とし、且つ隣接する陽イオン元素間の最短距離は、0.32nm以下とする。
図4の例は、記録層10にZnMnOを用いた場合である。記録層10内の小さな白丸は拡散イオン(Zn)、大きな白丸は陰イオン(O)、小さな黒丸は遷移元素イオン(Mn)をそれぞれ表している。記録層10の初期状態は高抵抗状態であるが、電極層9を固定電位、電極層11側に負の電圧を印加すると、記録層10中の拡散イオンの一部が電極層11側に移動し、記録層10内の拡散イオンが陰イオンに対して相対的に減少する。電極層11側に移動した拡散イオンは、電極層11から電子を受け取り、メタルとして析出するため、メタル層12を形成する。記録層10の内部では、陰イオンが過剰となり、結果的に記録層10内の遷移元素イオンの価数を上昇させる。これにより、記録層10はキャリアの注入により電子伝導性を有するようになってプログラム動作(書き込み動作)が完了する。再生に関しては、記録層10を構成する材料が抵抗変化を起こさない程度の微小な電流値を流せば良い。プログラム状態(低抵抗状態)を初期状態(高抵抗状態)にリセットするには、例えば記録層10に大電流を充分な時間流してジュール加熱して、記録層10の酸化還元反応を促進すれば良い。また、プログラム動作時と逆向きの電場を印加することによってもリセット動作が可能である。以下の説明において、可変抵抗素子を低抵抗状態から高抵抗状態に変化させるリセット動作を「データ消去」と呼ぶ。
その他、可変抵抗素子VRとして、遷移金属化合物であるHfO、HfSiO、MnO、MnAl、ZnMnO、NiO、TiO、WO等を用いることもできる。
非オーミック素子NOは、例えば図5に示すように、(a)ショットキーダイオード、(b)PN接合ダイオード、(c)PINダイオード等の各種ダイオード等からなる。ここにもバリアメタル層、接着層を形成する電極EL1、EL2を挿入しても良い。また、ダイオードを使用する場合はその特性上、ユニポーラ動作を行うことができる。なお、非オーミック素子NOと可変抵抗素子VRの配置は、図4と上下を逆にしても良いし、非オーミック素子NOの極性を上下反転させても良い。
次に、このようなメモリセルMCのデータ消去後の誤書き込みの問題について説明する。
可変抵抗素子VRを用いた不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルMCへのデータ消去により、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移する際、誤動作を招くことが危惧されている。これは、不揮発性半導体記憶装置内において、非オーミック素子NOとしてのダイオードが、可変抵抗素子VRに対して直列接続された抵抗成分となっているために起こるものである。具体的には、データ消去時にダイオードの順バイアス方向に消去パルスが印加される場合、消去パルスの電圧は、ダイオードの抵抗値と、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値とに応じて分配される。ここで、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間に、メモリセルMCに印加されていた電圧は、可変抵抗素子VRに集中する。その結果、可変抵抗素子VRに印加される電圧が急激に増大する。メモリセルMCのデータ消去に要する電圧と、書き込みに要する電圧との間に、十分に大きな差がない場合には、可変抵抗素子VRが高抵抗化した瞬間に、可変抵抗素子VRに印加される電圧が書き込みに要する電圧を超え、誤書き込みがなされてしまう。
これらの問題を解決するための本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の構成及び動作について、以下説明する。
図6は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの等価回路図である。図6には、上述のメモリセルMCの等価回路図と、このメモリセルMCに対して、逆バイアス方向の電圧を印加した際の等価回路図が示されている。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置において、メモリセルMCのデータ消去後の誤書き込みの発生を防止するため、可変抵抗素子VRと直列に接続したキャパシタへの充電、又は放電に伴う電流によりデータ消去を実行する。上述のように実施の形態の不揮発性半導体記憶装置において、非オーミック素子NOとしてのダイオードと可変抵抗素子VRとが直列接続されたメモリセルMCを用いている。メモリセルMCのデータ消去時には、このダイオードの逆バイアス方向に電圧を印加する。これにより、ダイオードはキャパシタとして機能することになる。このキャパシタとして機能するダイオードを利用して、キャパシタの充電、又は放電に伴う電流によりデータ消去を行う。以下、不揮発性半導体記憶装置のデータ消去動作について説明する。
[第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作]
図7及び図8を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ消去動作について説明する。図7は、本実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。
図7(a)に示す本実施の形態のメモリセルアレイにおいて、選択ビット線及び選択ワード線は、それぞれビット線BL1及びワード線WL1であるものとする。このビット線BL1及びワード線WL1に接続されたメモリセルMCが、選択セルである。カラム制御回路2及びロウ制御回路3は、この選択セルに対してデータ消去を実行する。なお、後述する他の実施の形態においても、選択ビット線及び選択ワード線は、ビット線BL1、ワード線WL1であるものとする。
選択セルのデータ消去時に、カラム制御回路2は選択ビット線BL1に電圧パルスP1を印加する。この電圧パルスP1の電圧波形が、図7(b)に示されている。図7(b)に示すように、電圧パルスP1は、負の電圧値を有するパルスであり、その電圧値の絶対値(振幅)は、電圧V1で表される。ここで、電圧パルスP1のパルス印加開始直後の電圧変化(以下、前端エッジという)に要する時間、及びパルス印加終了直前の電圧変化(以下、後端エッジという)に要する時間は時間T1である。また、カラム制御回路2は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3を0Vに設定する。
選択セルのデータ消去時に、ロウ制御回路3は選択ワード線WL1を0Vに設定する。そして、ロウ制御回路3は、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に電圧パルスP1を印加する。非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP1の電圧波形は、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP1と同様であり、図7(b)にその波形が示されている。
図8は、本実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。図8には、選択セルの等価回路図と電圧波形、及び非選択セルの等価回路図と電圧波形が示されている。ここで、非選択セルとは、図7(a)に示す非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続されたメモリセルMCのことをいう。
上述のように、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP1は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、選択ビット線BL1から選択ワード線WL1へと印加される電圧パルスP1は、選択セルのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)の消去パルスとなる。図8(a)に示すように、逆バイアス方向にパルスが印加される選択セルのダイオードは、キャパシタとして機能することになる。このメモリセルMCに電圧パルスP1が印加される際には、電圧パルスP1の前端エッジ時、及び後端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による充放電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。図8(a)には、選択セルに電圧パルスP1が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。可変抵抗素子VRには、電圧パルスP1の前端エッジ、及び後端エッジの際に、それぞれ負方向の充電電流、及び正方向の放電電流が流れる。選択セルの可変抵抗素子VRは、この充放電電流により低抵抗状態から高抵抗状態へと変化し、データが消去される。
電圧パルスの前端エッジ時間とは、電圧パルスの電圧値(絶対値)が、電圧の最小値(絶対値。以下同様。)に、最小値と最大値(絶対値。以下同様。)との電圧差の10%を足した値になった時点から、電圧の最大値から、最小値と最大値との電圧差の10%を引いた値になった時点までの時間のことである。電圧パルスの後端エッジ時間とは、電圧パルスの電圧値が、電圧の最大値から、最小値と最大値との電圧差の10%を引いた値になった時点から、電圧の最小値に、最小値と最大値との電圧差の10%を足した値になった時点までの時間のことである。この前端エッジ及び後端エッジに要する時間T1は、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値と、逆バイアス方向に電圧が印加されたダイオードの接合容量の値との積よりも小さいことが望ましい。例えば、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値が200[MΩ]、逆バイアス方向に電圧が印加されたダイオードの接合容量の値5e−12[μF]とすると、時間T1は1[ns]よりも小さいことが望ましい。
一方、非選択セルにおいて、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3へと印加される電圧パルスP1は、非選択セルのダイオードに対して順バイアス方向(ここでは正方向)のパルスとなる。図8(b)に示すように、順バイアス方向にパルスが印加される非選択セルのダイオードは、キャパシタとしては機能しない。このメモリセルMCに順バイアス方向の電圧パルスP1が印加される際には、ダイオードの抵抗値と、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値とに応じて分配された電圧が、ダイオード及び可変抵抗素子VRにそれぞれ印加される。図8(b)には、非選択セルに順バイアス方向の電圧パルスP1が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。ダイオードの抵抗値をRdiode、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値をRonとすると、可変抵抗素子VRにかかる電圧V1’は、V1’=V1×Ron/(Rdiode+Ron)と表せる。この電圧V1’は、電圧V1に比べ十分小さく、非選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。
[第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果]
上述のように、ダイオードの順バイアス方向に消去パルスを印加した場合、可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間に、メモリセルMCに印加されていた電圧は、可変抵抗素子VRに集中する。そのため、可変抵抗素子VRに印加される電圧が書き込みに要する電圧を超え、誤書き込みがなされてしまうおそれがあった。
これに対し、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、選択セルのダイオードの逆バイアス方向に消去パルスを印加する。これにより、選択セルのダイオードはキャパシタとして機能することになる。消去パルス印加によるキャパシタへの充電、又は放電時には、可変抵抗素子VRに電流が流れ、電圧が印加される。この電圧は、可変抵抗素子VRと直列に接続した非オーミック素子NO(ダイオード)の抵抗によらずに可変抵抗素子VRに印加される。そのため、選択セルの可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間にも、可変抵抗素子VRに印加される電圧の増大が起こらず、誤書き込みが発生しない。このように、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる。
また、このような消去パルス印加であっても、上述のように非選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。そして、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3と、選択ワード線WL1との間に接続されたメモリセルMCや、選択ビット線BL1と、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3との間に接続されたメモリセルMCについては、ビット線BLとワード線WLとの間に電位差がない。そのため、これらのメモリセルMCには電流が流れることがなく、データ消去動作時に不具合が起こることはない。
(第2の実施の形態)
[第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明を省略する。第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、データ消去時に非選択ビット線BL及び非選択ワード線WLの双方に電圧パルスを印加する点において、第1の実施の形態と異なる。
[第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作]
図9及び図10を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ消去動作について説明する。図9は、本実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。
選択セルのデータ消去時に、カラム制御回路2は選択ビット線BL1に電圧パルスP1を印加する。この電圧パルスP1の電圧波形が、図9(b)に示されている。図9(b)に示す電圧パルスP1は、負の電圧値を有するパルスであり、電圧V1、及び前端エッジ、後端エッジに要する時間T1とも第1の実施の形態と同様である。また、カラム制御回路2は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に電圧パルスP2を印加する。この電圧パルスP2の電圧波形が、図9(c)に示されている。図9(c)に示すように、電圧パルスP2も、負の電圧値を有するパルスであり、その電圧値の絶対値(振幅)は、電圧V2で表される。ここで、電圧V2は、電圧V1の2分の1の値であるものとする。そして、電圧パルスP2の前端エッジ、及び後端エッジに要する時間は時間T1である。
選択セルのデータ消去時に、ロウ制御回路3は選択ワード線WL1を0Vに設定する。そして、ロウ制御回路3は、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に電圧パルスP2を印加する。非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP2の電圧波形は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に印加される電圧パルスP2と同様であり、図9(c)にその波形が示されている。
図10は、本実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。図10には、選択セルの等価回路図と電圧波形、及び半選択セルの等価回路図と電圧波形が示されている。ここで、半選択セルとは、図9(a)に示す選択ビット線BL1と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続されたメモリセルMC(半選択セル1)や、非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、選択ワード線WL1との間に接続されたメモリセルMC(半選択セル2)のことをいう。
上述のように、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP1は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、選択ビット線BL1から選択ワード線WL1へと印加される電圧パルスP1は、選択セルのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)の消去パルスとなる。図10(a)には、選択セルに電圧パルスP1が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。第1の実施の形態と同様に、可変抵抗素子VRには、電圧パルスP1の前端エッジ、及び後端エッジの際に、それぞれ負方向の充電電流、及び正方向の放電電流が流れる。選択セルの可変抵抗素子VRは、この充放電電流により低抵抗状態から高抵抗状態へと変化し、データが消去される。ここで、電圧パルスP1の前端エッジ及び後端エッジに要する時間T1は、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値と、逆バイアス方向に電圧が印加されたダイオードの接合容量との積よりも小さいことが望ましい。
一方、半選択セル1において、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP2より、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP1のほうが電圧が低い。そのため、半選択セル1には、メモリセルMCのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)のパルスが印加される。また、半選択セル2において、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に印加される電圧パルスP2は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、半選択セル2にも、メモリセルMCのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)のパルスが印加される。上述のように、逆バイアス方向にパルスが印加されるメモリセルMCのダイオードは、キャパシタとして機能することになる。この半選択セルに電圧パルスP1及び電圧パルスP2が印加される際には、電圧パルスP1及び電圧パルスP2の前端エッジ時、及び後端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による充放電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。
図10(b)には、半選択セルに電圧パルスP1及び電圧パルスP2が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。ここで、電圧パルスP2は、電圧V1の2分の1の電圧値であるため、半選択セル1、及び半選択セル2に印加されるパルスの電圧値の絶対値(振幅)は、ともに電圧V2となる。可変抵抗素子VRには、電圧パルスP1及び電圧パルスP2の前端エッジ、及び後端エッジの際にそれぞれ負方向の充電電流、及び正方向の放電電流が流れる。ここで、可変抵抗素子VRに印加される電圧値の絶対値は、電圧V4で表される。電圧V2の値が電圧V1の値の2分の1であるため、電圧V4の値は、電圧V3の値の2分の1となる。この電圧V4は、電圧V1に比べ十分小さく、半選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。
[第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置も、選択セルのダイオードの逆バイアス方向に消去パルスを印加する。これにより、選択セルのダイオードはキャパシタとして機能することになる。本実施の形態においても、選択セルの可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間に、可変抵抗素子VRに印加される電圧の増大が起こらず、誤書き込みが発生しない。このように、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる。
また、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、半選択セルのダイオードの逆バイアス方向に電圧パルスを印加する。この電圧パルス印加であっても、上述のように半選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。そして、非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続された非選択セルについては、ビット線BLとワード線WLとの間に電位差がない。そのため、これらのメモリセルMCには電流が流れることがなく、データ消去動作時に不具合が起こることはない。
ここで、第1の実施の形態においては、非選択セルにはダイオードの順バイアス方向の電圧が印加されていた。そのため、非選択セルを介して電流が流れ、データ消去時に消費電力が上昇するおそれがあった。特に、メモリセルアレイ内の大半のメモリセルMCが非選択セルであるため、消費電力の増大が懸念される。しかし、本実施の形態においては、選択セル、半選択セル、及び非選択セルは、全てダイオードの逆バイアス方向に電圧が印加されているか、又は電位差がない。そのため、データ消去時に消費電力が増大することがない。
(第3の実施の形態)
[第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
次に、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明を省略する。第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、データ消去時にビット線BL及びワード線WLに印加する電圧パルスの前端エッジに要する時間が、第1の実施の形態と異なる。
[第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作]
図11及び図12を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ消去動作について説明する。図11は、本実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。
選択セルのデータ消去時に、カラム制御回路2は選択ビット線BL1に電圧パルスP3を印加する。この電圧パルスP3の電圧波形が、図11(b)に示されている。図11(b)に示すように、電圧パルスP1は、負の電圧値を有するパルスであり、その電圧値の絶対値(振幅)は、電圧V1で表される。ここで、電圧パルスP1の前端エッジに要する時間は時間T2であり、後端エッジに要する時間は時間T1である。時間T2は時間T1よりも長く、電圧パルスP3の前端エッジの際の電圧の変化は、後端エッジの際の電圧の変化よりも緩やかである。また、カラム制御回路2は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3を0Vに設定する。
選択セルのデータ消去時に、ロウ制御回路3は選択ワード線WL1を0Vに設定する。そして、ロウ制御回路3は、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に電圧パルスP3を印加する。非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP3の電圧波形は、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP3と同様であり、図11(b)にその波形が示されている。
図12は、本実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。図12には、選択セルの等価回路図と電圧波形、及び非選択セルの等価回路図と電圧波形が示されている。ここで、非選択セルとは、第1の実施の形態と同様に非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続されたメモリセルMCのことをいう。
上述のように、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP3は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、選択ビット線BL1から選択ワード線WL1へと印加される電圧パルスP3は、選択セルのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)の消去パルスとなる。図12(a)に示すように、逆バイアス方向にパルスが印加される選択セルのダイオードは、キャパシタとして機能することになる。このメモリセルMCに電圧パルスP3が印加される際には、電圧パルスP3の後端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による放電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。図12(a)には、選択セルに電圧パルスP3が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。可変抵抗素子VRには、電圧パルスP3の後端エッジの際に、正方向の放電電流が流れる。選択セルの可変抵抗素子VRは、この放電電流により低抵抗状態から高抵抗状態へと変化し、データが消去される。
ここで、電圧パルスP3の前端エッジの際の電圧の変化は、後端エッジの際の電圧の変化よりも緩やかであるため、電圧パルスP3の前端エッジ時に可変抵抗素子VRに印加される負方向の電圧は、電圧V3よりも小さい。選択セルの可変抵抗素子VRは、電圧パルスP3の前端エッジ時には抵抗状態は変化しない。ここで、電圧パルスP1の後端エッジに要する時間T1は、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値と、逆バイアス方向に電圧が印加されたダイオードの接合容量との積よりも小さいことが望ましい。
一方、非選択セルにおいて、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3へと印加される電圧パルスP3は、非選択セルのダイオードに対して順バイアス方向(ここでは正方向)のパルスとなる。図12(b)に示すように、順バイアス方向にパルスが印加される非選択セルのダイオードは、キャパシタとしては機能しない。図12(b)には、非選択セルに順バイアス方向の電圧パルスP3が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。第1の実施の形態と同様に、可変抵抗素子VRにかかる電圧V1’は、V1’=V1×Ron/(Rdiode+Ron)と表せる。この電圧V1’は、電圧V1に比べ十分小さく、非選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。
[第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置も、選択セルのダイオードの逆バイアス方向に消去パルスを印加する。これにより、選択セルのダイオードはキャパシタとして機能することになる。本実施の形態においても、選択セルの可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間に、可変抵抗素子VRに印加される電圧の増大が起こらず、誤書き込みが発生しない。このように、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる。
ここで、第1の実施の形態に示すように、電圧パルスP1の前端エッジ時に可変抵抗素子VRに電圧V3が印加される場合、電圧パルスP1の前端エッジ時に可変抵抗素子VR内に電流が流れ、可変抵抗素子VRが劣化するおそれがある。これに対し、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、電圧パルスP3の前端エッジに要する時間T2が長く、前端エッジ時の電圧の変化は緩やかである。電圧パルスP3の前端エッジ時に選択セルの可変抵抗素子VRには、過大な電流が流れることがなく、可変抵抗素子VRの劣化を低減することができる。
また、このような消去パルス印加であっても、上述のように非選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。そして、非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、選択ワード線WL1との間や、選択ビット線BL1と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続された半選択セルについては、ビット線BLとワード線WLとの間に電位差がない。そのため、これらの半選択セルには電流が流れることがなく、データ消去動作時に不具合が起こることはない。
(第4の実施の形態)
[第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成]
次に、本発明の第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明を省略する。第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、第2の実施の形態及び第3の実施の形態に係るデータ消去動作をあわせて実行するものである。
[第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作]
図13及び図14を参照して、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ消去動作について説明する。図13は、本実施の形態におけるメモリセルアレイと、データ消去時に制御回路が生成する消去パルスの波形を示す図である。
選択セルのデータ消去時に、カラム制御回路2は選択ビット線BL1に電圧パルスP3を印加する。この電圧パルスP3の電圧波形が、図13(b)に示されている。図13(b)に示す電圧パルスP3は、負の電圧値を有するパルスであり、電圧V1、前端エッジに要する時間T2、及び後端エッジに要する時間T1とも第3の実施の形態と同様である。また、カラム制御回路2は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に電圧パルスP4を印加する。この電圧パルスP4の電圧波形が、図13(c)に示されている。図13(c)に示すように、電圧パルスP4も、負の電圧値を有するパルスであり、その電圧値の絶対値(振幅)は、電圧V2で表される。ここで、電圧V2は、電圧V1の2分の1の値であるものとする。そして、電圧パルスP4の前端エッジに要する時間はT2であり、後端エッジに要する時間はT1である。
選択セルのデータ消去時に、ロウ制御回路3は選択ワード線WL1を0Vに設定する。そして、ロウ制御回路3は、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に電圧パルスP4を印加する。非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP4の電圧波形は、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に印加される電圧パルスP4と同様であり、図13(c)にその波形が示されている。
図14は、本実施の形態におけるメモリセルと、メモリセルに印加される電圧の波形を示す図である。図14には、選択セルの等価回路図と電圧波形、及び半選択セルの等価回路図と電圧波形が示されている。ここで、半選択セルとは、第2の実施の形態と同様に選択ビット線BL1と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続されたメモリセルMC(半選択セル1)や、非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、選択ワード線WL1との間に接続されたメモリセルMC(半選択セル2)のことをいう。
上述のように、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP3は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、選択ビット線BL1から選択ワード線WL1へと印加される電圧パルスP3は、選択セルのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)の消去パルスとなる。図14(a)に示すように、逆バイアス方向にパルスが印加される選択セルのダイオードは、キャパシタとして機能することになる。このメモリセルMCに電圧パルスP3が印加される際には、電圧パルスP3の後端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による放電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。図14(a)には、選択セルに電圧パルスP3が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。第3の実施の形態と同様に、可変抵抗素子VRには、電圧パルスP3の後端エッジの際に、正方向の放電電流が流れる。選択セルの可変抵抗素子VRは、この放電電流により低抵抗状態から高抵抗状態へと変化し、データが消去される。
ここで、電圧パルスP3の前端エッジの際の電圧の変化は、後端エッジの際の電圧の変化よりも緩やかであるため、電圧パルスP3の前端エッジ時に可変抵抗素子VRに印加される負方向の電圧は、電圧V3よりも小さい。選択セルの可変抵抗素子VRは、電圧パルスP3の前端エッジ時には抵抗状態は変化しない。ここで、電圧パルスP1の後端エッジに要する時間T1は、可変抵抗素子VRの低抵抗状態の抵抗値と、逆バイアス方向に電圧が印加されたダイオードの接合容量との積よりも小さいことが望ましい。
一方、半選択セル1において、非選択ワード線WL0、WL2、及びWL3に印加される電圧パルスP4より、選択ビット線BL1に印加される電圧パルスP3のほうが電圧が低い。そのため、半選択セル1には、メモリセルMCのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)のパルスが印加される。また、半選択セル2において、非選択ビット線BL0、BL2、及びBL3に印加される電圧パルスP4は、負の電圧値を有するパルスである。そのため、半選択セル2にも、メモリセルMCのダイオードに対して逆バイアス方向(ここでは負方向)のパルスが印加される。半選択セルに電圧パルスP3及び電圧パルスP4が印加される際には、電圧パルスP3及び電圧パルスP4の後端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による放電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。
図14(b)には、半選択セルに電圧パルスP3及び電圧パルスP4が印加された際に、可変抵抗素子VRにかかる電圧の波形が示されている。ここで、電圧パルスP4は、電圧V1の2分の1の電圧値であるため、半選択セル1、及び半選択セル2に印加されるパルスの電圧値の絶対値(振幅)は、ともに電圧V2となる。可変抵抗素子VRには、電圧パルスP3及び電圧パルスP4の後端エッジの際に正方向に電圧が印加される。ここで、可変抵抗素子VRに印加される電圧値の絶対値は、電圧V4で表される。電圧V2の値が電圧V1の値の2分の1であるため、電圧V4の値は、電圧V3の値の2分の1となる。この電圧V4は、電圧V1に比べ十分小さく、半選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。
ここで、電圧パルスP3及び電圧パルスP4の前端エッジの際の電圧の変化は、後端エッジの際の電圧の変化よりも緩やかであるため、電圧パルスP3及び電圧パルスP4の前端エッジ時に可変抵抗素子VRに印加される負方向の電圧は、電圧V4よりも小さい。半選択セルの可変抵抗素子VRは、電圧パルスP3及び電圧パルスP4の前端エッジ時にも抵抗状態は変化しない。
[第4の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の効果]
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置も、選択セルのダイオードの逆バイアス方向に消去パルスを印加する。これにより、選択セルのダイオードはキャパシタとして機能することになる。本実施の形態においても、選択セルの可変抵抗素子VRが低抵抗状態から高抵抗状態へと遷移した瞬間に、可変抵抗素子VRに印加される電圧の増大が起こらず、誤書き込みが発生しない。このように、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、データ消去動作時に、誤書き込みの危険性を抑えることができる。
また、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、半選択セルのダイオードの逆バイアス方向に電圧パルスを印加する。この電圧パルス印加であっても、上述のように半選択セルの可変抵抗素子VRは、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化することがない。そして、非選択ビット線BL0、BL2、又はBL3と、非選択ワード線WL0、WL2、又はWL3との間に接続された非選択セルについては、ビット線BLとワード線WLとの間に電位差がない。そのため、これらのメモリセルMCには電流が流れることがなく、データ消去動作時に不具合が起こることはない。
また、本実施の形態においては、選択セル、半選択セル、及び非選択セルは、全てダイオードの逆バイアス方向に電圧が印加されているか、又は電位差がない。そのため、データ消去時に消費電力が増大することがない。そして、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、電圧パルスP3の前端エッジに要する時間T2が長く、前端エッジ時の電圧の変化は緩やかである。電圧パルスP3の前端エッジ時に選択セルの可変抵抗素子VRには、過大な電流が流れることがなく、可変抵抗素子VRの劣化を低減することができる。
[その他]
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加、組み合わせ等が可能である。例えば、データ消去時の電圧パルスの前端エッジに要する時間、及び後端エッジに要する時間はどちらが短くともよい。図15に示すように、電圧パルスの前端エッジに要する時間を時間T1として、後端エッジに要する時間を時間T2とした電圧パルスを用いてデータ消去を実行することもできる。この場合、電圧パルスの前端エッジ時にキャパシタとして機能するダイオードの接合容量による充電が生じる。これにより、可変抵抗素子VRに電流が流れ、可変抵抗素子VRに電圧が印加されることになる。また、実施の形態の不揮発性半導体記憶装置は、消去パルスの前端エッジ、及び後端エッジの際のキャパシタの充放電を利用するものであるため、図16に示すように、電圧パルスを複数回連続して印加しても良い。
また、実施の形態において、ダイオードの逆バイアス方向に電圧を印加することにより、メモリセルMCのデータ消去動作を実行すると説明した。これに対し、メモリセルMCへの書き込み動作に関しては、ダイオードの順バイアス方向に所定の電圧を印加する方法を用いることができる。この場合、選択ビット線BL1に正の電圧値を有する書き込みパルスを印加し、選択ワード線を例えば0Vに設定することにより、選択セルに所定の電圧を印加して、データを書き込むことができる。
1・・・メモリセルアレイ、 2・・・カラム制御回路、 3・・・ロウ制御回路、 4・・・データ入出力バッファ、 5・・・アドレスレジスタ、 6・・・コマンド・インタフェース、 7・・・ステートマシン、 8・・・パルスジェネレータ、 9、11・・・電極層、 10・・・記録層、 12・・・メタル層、 BL・・・ビット線、 WL・・・ワード線、 MC・・・メモリセル、 VR・・・可変抵抗素子、 NO・・・非オーミック素子。

Claims (5)

  1. 複数の第1の配線、前記複数の第1の配線に交差する複数の第2の配線、並びに前記複数の第1及び第2の配線の各交差部に配置され、非オーミック素子と可変抵抗素子とが直列接続された複数のメモリセルを有するメモリセルアレイと、
    前記複数のメモリセルの一つを選択し、この選択されたメモリセルのデータ消去のための消去パルスを生成し、この選択されたメモリセルに前記消去パルスを供給する制御回路と
    を備え、
    前記制御回路は、前記非オーミック素子の逆バイアス方向に前記消去パルスによる電圧を印加することによりデータ消去を実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第1の配線は、前記非オーミック素子のアノード側に接続され、
    前記第2の配線は、前記非オーミック素子のカソード側に接続され、
    前記制御回路は、選択された前記第1の配線に負の電圧値の第1の電圧パルスを印加する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記制御回路は、
    非選択の前記第1の配線及び非選択の前記第2の配線に負の電圧値であり、且つ前記第1の電圧パルスよりも電圧の振幅が小さい第2の電圧パルスを印加する
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記第1の電圧パルスは、前端エッジに要する時間と後端エッジに要する時間とが異なる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1の電圧パルスの前端エッジに要する時間、又は後端エッジに要する時間は、低抵抗状態の前記可変抵抗素子の抵抗値と前記非オーミック素子の接合容量の値との積よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の不揮発性半導体記憶装置。
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