JP2011064592A - ナビゲーション装置、補正値初期化方法及びナビゲーション機能付携帯電話機 - Google Patents

ナビゲーション装置、補正値初期化方法及びナビゲーション機能付携帯電話機 Download PDF

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Abstract

【課題】地磁気センサによる方位の検出精度を高め得るようにする。
【解決手段】PND1の制御部11は、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられた際、地磁気センサ8から得られた地磁気データTMDを補正するための補正値を含む学習値LN及びその変動幅を制限する学習レベルLLについて、方位算出部28により初期化処理を行う。これにより方位算出部28は、サスペンド状態への移行直前と比較して周囲の磁場が大きく異なる場合や、サスペンド中にPND1内の金属部品等における磁化が変化した場合にも、学習値LNおよび学習レベルLLを確実に最初の値に戻し、学習し直すことができる。
【選択図】図12

Description

本発明はナビゲーション装置、補正値初期化方法及びナビゲーション機能付携帯電話機に関し、例えば地磁気センサにより方位角を検出し得るナビゲーション装置に適用して好適なものである。
従来、ナビゲーション装置においては、移動する車両等に搭載され、GPS(Global Positioning System)衛星から送信されるGPS信号を基に現在位置を算出し、地図画面上に当該車両の位置や進行方向を示すようになされたものが広く普及している。
またナビゲーション装置のなかには、車両と家庭等との間や車両と他の車両との間でユーザにより容易に持ち運び、また携帯時にも地図画面の表示等を行い得るようになされた、PND(Personal Navigation Device)と呼ばれるものがある。
このPNDのなかには、地磁気を検出する地磁気センサを搭載し、検出した地磁気の検出結果を基に方位を算出して、この方位に合わせた地図画面を表示するようになされたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
またPNDの他にも、例えば携帯電話機のような携帯型の電子機器において、測位機能や地図表示機能等を搭載し、さらに地磁気センサを搭載して方位に合わせた地図画面を表示するようになされたものも提案されている。
特開2008−076374公報
ところで地磁気センサは、周囲に存在する金属等の磁性体による磁場の影響を受けやすく、さらにはPND内部に設けられているシールド板等の金属部品における磁化が変化したような場合にも、その影響を受ける場合がある。
このためPNDは、地磁気センサによる方位の算出を開始する際、所定の初期化処理(例えば補正値の調整等)を行うことにより、当該地磁気センサから得られる検出信号を基に方位を適切に算出することができる。
一方、PNDのなかには、一般的なコンピュータ等と同様、ユーザが一時的に使用しない場合等に内部の回路等を一部のみ動作させておくサスペンド状態に移行し得るものがある。
サスペンド状態に移行したPNDは、所定の復帰操作がなされると、通常の起動時に行われる初期化処理等を省略し、サスペンド状態への移行直前の動作状態に復元して、継続的な動作を直ちに開始することができる。
しかしながらPNDは、サスペンド状態からの復帰時に、サスペンド状態への移行直前と異なる場所へ移動され周囲の磁場が異なっている場合や、サスペンド状態で移動された際に周囲の磁場の影響を受け、内部の金属部品における磁化が変化する場合等がある。
このような場合、PNDは地磁気センサにより正しい方位を検出できず、現在の方位に合わせた地図画面を正しく表示することができない、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、地磁気センサによる方位の検出精度を高め得るナビゲーション装置、補正値初期化方法及びナビゲーション機能付携帯電話機を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明のナビゲーション装置及び補正値初期化方法においては、所定の測位部により現在位置を測位し、所定の本体部に設けられた地磁気センサにより地磁気を検出し、所定の方位算出部により、地磁気の検出値を補正するための補正値を予め設定した上で、検出値及び補正値に基づき本体部の方位を算出し、所定の提示部により、測位部による測位結果及び方位の算出結果をユーザに提示し、所定の動作状態切替部により、提示処理を実行する通常動作状態又は一部の処理状態を維持すると共に少なくとも方位の算出処理を停止させるサスペンド状態に切り替え、動作状態切替部によりサスペンド状態から通常動作状態に切り替えられた場合、所定の初期化処理部により補正値を初期化するようにした。
これにより本発明のナビゲーション装置及び補正値初期化方法は、サスペンド状態の間に周囲の磁場や周囲の部品の磁化等が変化したとしても、最初から補正値を学習し直すことにより、変化後の磁場や磁化に対応した適切な補正値を生成することができる。
また本発明のナビゲーション機能付携帯電話機においては、現在位置を測位する測位部と、所定の本体部に設けられ地磁気を検出する地磁気センサと、地磁気の検出値を補正するための補正値を設定した上で、検出値及び補正値に基づき本体部の方位を算出する方位算出部と、測位部による測位結果及び方位の算出結果をユーザに提示する提示部と、提示処理を実行する通常動作状態又は一部の処理状態を維持すると共に少なくとも方位の算出処理を停止させるサスペンド状態に切り替える動作状態切替部と、動作状態切替部によりサスペンド状態から通常動作状態に切り替えられた場合、補正値を初期化する初期化処理部と、所定の基地局との間で無線通信を行うことにより通話処理を行う携帯電話部とを設けるようにした。
これにより本発明のナビゲーション機能付携帯電話機は、サスペンド状態の間に周囲の磁場や周囲の部品の磁化等が変化したとしても、最初から補正値を学習し直すことにより、変化後の磁場や磁化に対応した適切な補正値を生成することができる。
本発明によれば、サスペンド状態の間に周囲の磁場や周囲の部品の磁化等が変化したとしても、最初から補正値を学習し直すことにより、変化後の磁場や磁化に対応した適切な補正値を生成することができる。かくして本発明は、地磁気センサによる方位の検出精度を高め得るナビゲーション装置、補正値初期化方法及びナビゲーション機能付携帯電話機を実現することができる。
PNDの全体構成を示す略線図である。 PNDの座標系の定義を示す略線図である。 PNDにおけるセンサ構成を示す略線図である。 凹凸路面の走行時の様子を示す略線図である。 カーブ走行時の様子を示す略線図である。 速度及び角度を用いた現在位置算出手法を示す略線図である。 PNDの回路構成を示す略線図である。 速度算出部の構成を示す略線図である。 クレードルによる振動の様子を示す略線図である。 最大値及び最小値の関係を示す略線図である。 速度算出処理を用いた現在位置算出処理手順の説明に供するフローチャートである。 初期化処理手順の説明に供するフローチャートである。 携帯電話機の全体構成を示す略線図である。 携帯電話機の回路構成を示す略線図である。 他の実施形態による使用例を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(PND)
2.第2の実施の形態(携帯電話機)
3.他の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[1−1.PNDの構成]
図1に示すように、携帯型ナビゲーション装置(以下、これをPND(Personal Navigation Device)とも呼ぶ)1は、その前面に表示部2が設けられている。PND1は、内蔵された例えば不揮発性メモリ(図示せず)に格納されている地図データに応じた地図画像等を表示部2に対して表示し、その内容をユーザに提示し得るようになされている。
またPND1は、後述する車両9のダッシュボード上に吸盤3Aを介して取付けられたクレードル3によって保持されると共に、当該PND1とクレードル3とが機械的かつ電気的に接続される。
これによりPND1は、クレードル3を介して車両9のバッテリから供給される電源電力により動作すると共に、当該クレードル3から取り外されたときには内蔵のバッテリから供給される電力によって独立した状態でも動作するようになされている。
ここでPND1は、その表示部2が車両9の進行方向に対してほぼ垂直となるように設置されている。このときPND1の座標系は、図2に示すように、当該車両9の前後方向(進行方向)をX軸、当該X軸に直交した水平方向をY軸、上下方向をZ軸によって表される。
この座標系では、車両9の進行方向をX軸の正と定義し、また右方向をY軸の正と定義し、さらに下方向をZ軸の正と定義することとする。
図3に示すように、PND1は、その内部に3軸加速度センサ4、Y軸ジャイロセンサ5、Z軸ジャイロセンサ6、気圧センサ7及び地磁気センサ8が設けられている。
3軸加速度センサ4は、X軸に沿った加速度αx、Y軸に沿った加速度αy、及びZ軸に沿った加速度αzをそれぞれ電圧値として検出するようになされている。
またY軸ジャイロセンサ5、Z軸ジャイロセンサ6及び気圧センサ7は、Y軸周りのピッチレートωy、Z軸周りのヨーレートωz及び周囲の気圧PRをそれぞれ電圧値として検出するようになされている。
さらに地磁気センサ8は、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向それぞれの地磁気Mx、My及びMzをそれぞれ電圧値として検出するようになされている。
[1−2.算出原理]
ところで本発明のPND1は、3軸加速度センサ4及びY軸ジャイロセンサ5等により検出した加速度及びピッチレート等に基づき、車両9の速度を算出した上で現在位置を算出する自律測位処理を行い得るようにもなされている。ここでは、当該速度及び現在位置を算出する基本原理について説明する。
[1−2−1.速度算出原理]
実際上、移動体としての車両9は、移動面としての平らな道路を走行することが殆どなく、図4(A)に示すような全体として凹状の道路、及び図4(B)に示すような全体として凸状の道路を走行するのが実状である。
この車両9のダッシュボード上に載置されたPND1は、車両9が凹状の道路(図4(A))を走行したとき、3軸加速度センサ4(図3)によって、Z軸に沿った下方向の加速度αzを例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出する。
またPND1は、Y軸ジャイロセンサ5(図3)によって進行方向に直交したY軸周りの角速度(以下、これをピッチレートとも呼ぶ)ωyを50[Hz]のサンプリング周波数で検出する。
ここでPND1は、Z軸に沿った下方向の加速度αzを正と定義し、また図4(A)に示すような凹状の路面に沿って形成される仮想上の円を進行方向に対して上向きに縦回転する際のピッチレートωyを正と定義している。
このPND1は、3軸加速度センサ4によって検出した加速度αz及びY軸ジャイロセンサ5によって検出したピッチレートωyを用い、次の(1)式によって進行方向の速度Vを1秒間当たり50回、算出し得るようになされている。
Figure 2011064592
またPND1は、車両9が凸状の道路(図1(B))を走行するとき、3軸加速度センサ4によってZ軸に沿った上方向の加速度αz’を例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出し、またY軸ジャイロセンサ5によってY軸周りのピッチレートωy’を例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出する。
そしてPND1は、3軸加速度センサ4によって検出した加速度αz’及びY軸ジャイロセンサ5によって検出したピッチレートωy’を用い、次の(2)式によって進行方向の速度V’を1秒間当たり50回、算出し得るようになされている。
Figure 2011064592
ここでは説明の便宜上、負の加速度αzを加速度αz’として説明しているが、実際には、3軸加速度センサは加速度αz’を加速度αzの負の値として検出している。またピッチレートωy’についても同様に、負のピッチレートωyをピッチレートωy’として説明しているが、実際には、Y軸ジャイロセンサ5は、ピッチレートωy’をピッチレートωyの負の値として検出している。従って、実際には速度V’も、速度Vとして算出される。
[1−2−2.現在位置算出原理]
次に、上述した速度算出原理により算出した速度Vと、Z軸回りの角速度とに基づいて現在位置を算出する現在位置算出原理について説明する。
図5に示すように、PND1は、車両9が例えば左旋回している時のZ軸回りの角速度(以下、これをヨーレートとも呼ぶ)ωzをZ軸ジャイロセンサ6(図3)によって例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出する。
次にPND1は、図6に示すように、前回の位置P0における速度Vと、ジャイロセンサにより検出したヨーレートωzにサンプリング周期(この場合、0.02[s])を積算することにより得られる角度θとを基に、前回の位置P0から現在位置P1までの変化量を求める。そしてPND1は、この変化量を前回の位置P0に加えることによって現在位置P1を算出し得るようになされている。
[1−3.PNDの回路構成]
図7に示すように、PND1は、制御部11及び各種センサが設けられナビゲーション機能を実現するナビゲーションユニット10を中心に構成されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)構成でなり、例えば不揮発性メモリ等でなる記憶部12から読み出した基本プログラムによって全体を統括制御するようになされている。
またPND1は、制御部11が記憶部12から読み出した各種アプリケーションプログラムに従い、後述する現在位置算出処理や初期化処理等を実行するようになされている。
さらにPND1は、表示部2と一体化したタッチパネル及び図示しない電源スイッチ等でなる操作部13を有している。操作部13は、タッチパネルや電源スイッチを介してユーザによる操作指示を受け付けると、その操作内容を制御部11に通知する。
制御部11は、操作部13から通知される操作内容に応じて、目的地の設定等といったユーザの操作内容に応じた処理を行うようになされている。
また制御部11は、動作状態切替部16として機能するようにもなされている。すなわち動作状態切替部16は、操作部13の電源スイッチが操作された場合、PND1全体を動作させる電源オン状態、PND1全体の動作を完全に停止する電源オフ状態、及びサスペンド状態に切り替えるようになされている。
制御部11は、電源オン状態からサスペンド状態に切り替えられた場合、各種センサ及び表示部2等の動作を停止すると共に制御部11における一部の機能のみ動作を継続させ、切替直前の各種データ等を保持するようになされている。
また制御部11は、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられた場合、保持している各種データ等を基に、サスペンド状態への切替直前の動作状態を直ちに復元してその動作を開始するようになされている。
因みに動作状態切替部16は、PND1がクレードル3に取り付けられた状態で、車両9のエンジンがかけられ電源が供給されるようになった場合にも、サスペンド状態から電源オン状態に復帰するようになされている。
さらにPND1は、動作モードとして、クレードル3(図1)を介して車両9に搭載された状態でナビゲーション処理を行う車載モードと、当該クレードル3から取り外されて主に徒歩移動するユーザに把持された状態でナビゲーション処理を行う徒歩モードとを切り替えるようにもなされている。
また制御部11は、クレードル検出部17としても機能するようになされている。クレードル検出部17は、PND1がクレードル3と電気的に接続されているか否かを定期的に(例えば3秒ごとに)検出し、その検出結果を表すクレードル検出信号CTDを生成して動作状態切替部16へ供給するようになされている。
動作状態切替部16は、クレードル検出信号CTDを基に、制御部11全体の動作モードを、クレードル3と接続されている場合には車載モードに切り替え、またクレードル3と接続されていない場合には徒歩モードに切り替えるようになされている。
例えばクレードル検出部17は、PND1がクレードル3に取り付けられていることを検出した場合、その旨を表すクレードル検出信号CTDを動作状態切替部16へ供給する。
これに応じて動作状態切替部16は、PND1の動作モードを車載モードに切り替える。車載モードの場合、制御部11は、GPS処理部21、速度算出部22、角度算出部23、高度算出部24、位置算出部25及びナビゲーション部26として機能するようになされている。
車載モードの制御部11は、GPS衛星からGPS信号を受信できる場合には、当該GPS信号に基づいて測位するGPS測位処理を行い得るようになされている。
すなわちPND1は、GPSアンテナANT1によって受信した複数のGPS衛星からのGPS信号を制御部11のGPS処理部21へ送出する。
GPS処理部21は、複数のGPS信号をそれぞれ復調することにより得られる軌道データと、複数のGPS衛星から車両9までの距離データとに基づいて車両9の現在位置を正確に測位することにより現在位置データNPD1を得、これをナビゲーション部26へ送出する。
ナビゲーション部26は、動作状態切替部16から動作モードの切り替え結果を表す動作モード信号MDを取得し、そのときの動作モードに応じたナビゲーション処理を実行するようになされている。
この場合車載モードであるため、ナビゲーション部26は、現在位置データNPD1を基に車両9の現在位置が含まれる周辺の地図データを記憶部12から読み出し、その現在位置が含まれる地図画像を生成した後、表示部2へ出力することにより当該地図画像を表示するようになされている。
またPND1は、GPS衛星からのGPS信号を受信できないときにGPS測位処理を行うことができない。そこでPND1は、主にGPS信号を受信できないときに、3軸加速度センサ4及びY軸ジャイロセンサ5により検出した加速度やピッチレート等に基づき速度Vを算出した上で現在位置を算出する自律測位処理を行い得るようにもなされている。
すなわち3軸加速度センサ4は、加速度αx、αy及びαzを例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出し、当該加速度αx、αy及びαzのうち、加速度αzが示された加速度データADを制御部11の速度算出部22へ送出する。
Y軸ジャイロセンサ5は、ピッチレートωyを例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出しており、当該ピッチレートωyが示されたピッチレートデータPDを制御部11の速度算出部22へ送出する。
速度算出部22は、3軸加速度センサ4から供給された加速度データADに相当する加速度αzと、Y軸ジャイロセンサ5から供給されたピッチレートデータPDに相当するピッチレートωyとを基に、(1)式を用いて1秒当たり50回、速度Vを算出し、当該速度Vが示された速度データVDを位置算出部25へ送出する。
またZ軸ジャイロセンサ6は、ヨーレートωzを例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出しており、当該ヨーレートωzが示されたヨーレートデータYDを制御部11の角度算出部23へ送出する。
角度算出部23は、Z軸ジャイロセンサ6から供給されたヨーレートデータYDに相当するヨーレートωzにサンプリング周期(この場合、0.02[s])を積算することにより、車両9が右旋回又は左旋回したときの角度θを算出し、その角度θが示された角度データDDを位置算出部25へ送出する。
位置算出部25は、速度算出部22から供給された速度データVDに相当する速度V、及び角度算出部23から供給された角度データDDに相当する角度θを基に、図6に示したような前回の位置P0から現在位置P1までの変化量を求める。そして位置算出部25は、この変化量を前回の位置P0に加えることによって現在位置P1を算出し、その現在位置P1が示された現在位置データNPD2をナビゲーション部26へ送出する。
一方、気圧センサ7は、周囲の気圧PRを例えば50[Hz]のサンプリング周波数で検出しており、当該気圧PRが示された気圧データPRDを高度算出部24へ送出する。
高度算出部24は、気圧センサ7から供給された気圧データPRDに相当する気圧PRに基づいて車両9の高度を算出し、その高度が示された高度データHDをナビゲーション部26へ送出する。
ナビゲーション部26は、位置算出部25から供給された現在位置データNPD2、及び高度算出部24から供給された高度データHDを基に、車両9の現在位置が含まれる周辺の地図データを記憶部12から読み出し、その現在位置が含まれる地図画像を生成した後、表示部2へ出力することにより当該地図画像を表示するようになされている。
[1−4.速度算出処理]
次に、3軸加速度センサ4から供給された加速度データADに相当する加速度αz、及びY軸ジャイロセンサ5から供給されたピッチレートデータPDに相当するピッチレートωyに基づいて速度Vを速度算出部22によって算出する速度算出処理について説明する。
速度算出部22は、速度算出処理を実行する際、図8に示すように、データ取得部31、ハイパスフィルタ部32、ローパスフィルタ部33、速度計算部34、平滑化及びノイズ除去部35及び速度出力部36として機能する。
速度算出部22のデータ取得部31は、3軸加速度センサ4から供給される加速度データAD、及びY軸ジャイロセンサ5から供給されるピッチレートデータPDをそれぞれ取得し、当該加速度データAD及びピッチレートデータPDをハイパスフィルタ部32へ送出する。
ハイパスフィルタ部32は、データ取得部31から供給された加速度データAD及びピッチレートデータPDの直流成分をカットし、その結果得られる加速度データAD1及びピッチレートデータPD1をローパスフィルタ部33へ送出する。
ローパスフィルタ部33は、ハイパスフィルタ部32から供給された加速度データAD1及びピッチレートデータPD1に対して後述するローパスフィルタ処理を施し、その結果得られる加速度データAD2及びピッチレートデータPD2を速度計算部34へ送出する。
速度計算部34は、ローパスフィルタ部33から供給された加速度データAD2及びピッチレートデータPD2に対して後述する速度計算処理を施し、その結果得られる速度データVD1を平滑化及びノイズ除去部35へ送出する。
平滑化及びノイズ除去部35は、速度計算部34から供給された速度データV1に対して所定の平滑化及びノイズ除去処理を施すことにより、速度Vに含まれる誤差を縮小し、その結果得られる速度データVDを速度出力部36へ送出する。
速度出力部36は、平滑化及びノイズ除去部35から供給された速度データVDを位置算出部25へ送出する。
このようにして速度算出部22は、3軸加速度センサ4から供給された加速度データAD、及びY軸ジャイロセンサ5から供給されたピッチレートデータPDに基づいて車両9の速度Vを算出するようになされている。
[1−4−1.ローパスフィルタ処理]
次に、ハイパスフィルタ部32から供給された加速度データAD1及びピッチレートデータPD1に対してローパスフィルタ部33により施されるローパスフィルタ処理について説明する。
上述したように、車両9に搭載されたPND1では、当該車両9の進行方向における路面のうねりに起因したピッチレートωyをY軸ジャイロセンサ5により検出する。
詳細については省略するが、実験の結果、このときPND1では、車両9の走行速度に関わらずピッチレートωyを1〜2[Hz]の振動として検出していることが判明した。
ところでPND1は、車両9のダッシュボード上に吸盤3Aを介して取付けられたクレードル3によって保持されている。図9に示すように、クレードル3は、吸盤3Aの上方にクレードル本体部3Bが設けられており、当該クレードル本体部3Bの所定高さの位置に設けられた支持点3Cによって一端が支持され、他端によりPND1を支持するPND支持部3Dが設けられている。
このためPND1は、車両9が路面のうねりに応じて振動する際、PND支持部3Dの支持点3Cを中心に上下方向に例えば加速度αc及び角速度ωcで振動する。
実験等の結果、PND1は、Y軸ジャイロセンサ5によって、上述したような路面のうねりによって1〜2[Hz]で振動するピッチレートωyと、クレードル3によって約15[Hz]で振動する角速度ωcと合成された加算角速度ωcyを検出していることが確認された。
またPND1は、3軸加速度センサ4によって、上述したような路面のうねりによって1〜2[Hz]で振動する加速度αzと、クレードル3によって約15[Hz]で振動する加速度αcとが合成された加算加速度αczを検出していることも確認された。
そこでローパスフィルタ部33は、ハイパスフィルタ部32から供給された加速度データAD1及びピッチレートデータPD1に対してローパスフィルタ処理を施し、約15[Hz]の周波数成分、すなわちクレードル3にPND1が保持されることによって発生する加速度αc及び角速度ωcをそれぞれ取り除くようになされている。
すなわちローパスフィルタ部33は、加算加速度αczから加速度αcを取り除くことにより、路面のうねりによって発生する加速度αzだけを抽出することができる。またローパスフィルタ部33は、加算角速度ωcyから角速度ωcを取り除くことにより、路面のうねりによって発生するピッチレートωyだけを抽出することができる。
[1−4−2.速度計算処理]
次に、ローパスフィルタ部33から供給された加速度データAD2及びピッチレートデータPD2を基に、速度計算部34によって速度Vを算出する速度計算処理について説明する。
一般に、車両9内におけるPND1の搭載位置としては、例えば当該車両9の前方側であるダッシュボードの上や、当該車両9の後方側であるリアガラス付近等、様々な箇所が考えられる。
詳細については省略するが、実験の結果、車両9の前方側に載置されたPND1で検出された加速度αzに対し、後方側に載置されたPND1で検出された加速度αzの位相が遅延することが分かった。そこでPND1は、ピッチレートデータPD2のうちある程度の範囲のデータを利用するようになされている。
ところで車両9の速度Vが低速である場合には、路面の微妙な変化により急激に加速度αz及びピッチレートωyが変化する。そこで速度計算部34は、その急激な変化に対応するために、利用するデータの範囲を25データ点に、すなわち狭く設定するようになされている。
また車両9の速度Vが高速である場合には、当該車両9のサスペンションの影響も大きく、加速度αz及びピッチレートωyがゆっくり変化する。そこで速度計算部34は、そのゆっくりとした変化に対応するために、利用するデータ範囲を75データ点に、すなわち広く設定するようになされている。
具体的に速度計算部34は、図10に示すように、ローパスフィルタ部33から供給された加速度データAD2に相当する加速度αzの前回の位置P0(図6)に対応するデータ点Pmを中心とした25データ点又は75データ点分の範囲から、最大値及び最小値をそれぞれ最大加速度αz,max及び最小加速度αz,minとして抽出する。
また速度計算部34は、ローパスフィルタ部33から供給されたピッチレートデータPD2に相当するピッチレートωyのデータ点Pmを中心とした25データ点又は75データ点分の範囲から、最大値及び最小値をそれぞれ最大ピッチレートωy,max及び最小ピッチレートωy,minとして抽出する。
すなわち速度計算部34は、加速度αz及びピッチレートωyに発生し得る位相のずれよりも広い範囲のなかから、最大加速度αz,max及び最小加速度αz,minと、最大ピッチレートωy,max及び最小ピッチレートωy,minとをそれぞれ抽出する。
そして速度計算部34は、加速度データAD2から抽出した最大加速度αz,max及び最小加速度αz,minと、ピッチレートデータPD2から抽出した最大ピッチレートωy,max及び最小ピッチレートωy,minとを用い、上述した(1)式を変形した(3)式により、前回の位置P0(図3)での進行方向の速度Vを算出する。
Figure 2011064592
その後速度計算部34は、速度Vを表す速度データVD1を平滑化及びノイズ除去部35へ送出する。
すなわち速度計算部34は、(3)式を用いることにより、加速度αz及びピッチレートωyに位相のずれが発生している場合であっても、当該位相のずれの影響を取り除いた速度Vを算出することができる。
このように速度計算部34は、最大加速度αz,max及び最小加速度αz,minと、最大ピッチレートωy,max及び最小ピッチレートωy,minと抽出する際のデータ範囲を車両9の速度Vに応じて切り替えることにより、当該速度Vに応じた路面や車両9の状況を反映することができ、速度Vの算出精度を向上させることができる。
[1−4−3.速度算出処理を用いた位置算出処理手順]
次に、PND1の制御部11が、上述したような速度算出処理を用いて現在位置を算出する現在位置算出処理手順について、図11のフローチャートを用いて説明する。
実際上、制御部11は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1へ移り、3軸加速度センサ4により検出された加速度データADと、Y軸ジャイロセンサ5により検出されたピッチレートデータPDとを速度算出処理部22のデータ取得部31によって取得した後、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部11は、加速度データAD及びピッチレートデータPDに対してハイパスフィルタ処理を速度算出部22のハイパスフィルタ部32により施し、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部11は、ハイパスフィルタ処理が施された加速度データAD1及びピッチレートデータPD1に対して、例えばカットオフ周波数1[Hz]の4次IIRフィルタであるローパスフィルタ処理を速度算出部22のローパスフィルタ部33によって施し、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4において制御部11は、ローパスフィルタ処理が施された加速度データAD2に相当する加速度αz及びピッチレートデータPD2に相当するピッチレートωyを基に、(3)式を用いて速度算出部22の速度計算部34によって速度Vを算出し、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部11は、ステップSP4において算出された速度Vが示された速度データVDに対して平滑化及びノイズ除去処理を施す。
具体的に、制御部11は、ステップSP4において算出された速度Vが示された速度データVD1に対してカットオフ周波数を可変にしたローパスフィルタ処理を施し、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部11は、Z軸ジャイロセンサ6により検出されたヨーレートデータYDを角度算出部23によって取得し、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において制御部11は、ヨーレートデータYDに相当するヨーレートωzにサンプリング周期である0.02[秒]を積算することにより角度θが示された角度データDDを角度算出部23によって算出し、次のステップSP8へ移る。
ステップSP8において制御部11は、ステップSP5において平滑化及びノイズ除去処理を施された速度データVD、及びステップSP8において算出された角度データDDに基づいて現在位置データNPD2を算出し、次のステップSP9へ移る。
ステップSP9において制御部11は、位置算出部25から供給された現在位置データNPD2を基に、車両9の現在位置が含まれる周辺の地図データを記憶部12から読み出し、その現在位置が含まれる地図画像を生成する。その後制御部11は、生成した地図画像を表示部2へ出力し、次のステップSP10へ移って一連の処理を終了する。
[1−5.方位の検出]
[1−5−1.方位検出処理]
ところで制御部11(図7)のクレードル検出部17は、PND1がクレードル3から取り外されていることを検出した場合、その旨を表すクレードル検出信号CTDを動作状態切替部16へ供給する。
これに応じて動作状態切替部16は、PND1の動作モードを徒歩モードに切り替える。徒歩モードの場合、制御部11は、車載モードと同様のGPS処理部21及びナビゲーション部26に加えて、姿勢角検出部27及び方位算出部28として機能するようになされている。
姿勢角検出部27は、まず3軸加速度センサ4から加速度αx、αy及びαzが示された3軸加速度データAD3を取得する。続いて姿勢角検出部27は、取得した3軸加速度データAD3を基に所定の姿勢角検出処理を行うことにより、PND1の姿勢角を表す姿勢角データAADを生成し、これを方位算出部28へ供給する。
方位算出部28は、地磁気センサ8から地磁気Mx、My及びMzが示された地磁気データTMDを取得し、所定の補正処理を施す(詳しくは後述する)。
続いて方位算出部28は、補正した地磁気データTMD及び姿勢角検出部27から取得した姿勢角データAADを基に所定の方位算出処理を行うことにより、PND1の方位を表す方位データCDを生成し、これをナビゲーション部26へ供給する。
すなわちPND1は、地磁気センサ8、3軸加速度センサ4、姿勢角検出部27及び方位算出部28によりいわゆる電子コンパスとして機能し、方位データCDを生成するようになされている。
ナビゲーション部26は、現在位置データNPD1を基に現在位置が含まれる周辺の地図データを記憶部12から読み出し、方位データCDを基に、その現在位置が含まれ且つPND1の現在の方位に合わせた地図画像を生成した後、表示部2へ出力することにより当該地図画像を表示するようになされている。
ところで地磁気センサ8は、その性質上、周囲に金属体や磁性体がある場合には地磁気を正しく検出できない。このため方位算出部28は、大きな金属である車両9の内部にPND1がある場合には、正しい方位を示す方位データCDを生成することができない。
そこで方位算出部28は、PND1がクレードル3に取り付けられている場合には、当該PND1が車両9の内部にあると判断し、方位データCDを生成しないようになされている。
因みに動作状態切替部16は、PND1がクレードル3に取り付けられていることを検出した場合には、地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を停止させ、消費電力を抑えるようにもなされている。
[1−5−2.補正値による地磁気データの補正処理]
ところで地磁気センサ8は、その性質上、周囲に存在する金属等の磁性体や、PND1内部に設けられたシールド板(図示せず)等の金属部品における磁化等により影響を受け、地磁気データTMDに誤差が含まれてしまうことが知られている。
そこで制御部11の方位算出部28は、地磁気センサ8から地磁気Mx、My及びMzが示された地磁気データTMDの取得を開始する際、当該地磁気データTMDを補正するための補正値や正常な値の範囲を表す閾値等(以下、これらを学習値LNと呼ぶ)を設定するようになされている。
因みに方位算出部28は、初期化処理を行う場合、例えば表示部2に「本体を8の字状に動かしてください」といったメッセージを表示してユーザにPND1全体を「8」の字状の軌跡を描くよう移動させ、このとき得られた地磁気データTMDを用いて学習値LNを生成するようになされている。
その後方位算出部28は、学習値LNの補正値を用いて地磁気データTMDに所定の補正処理を施すことにより当該地磁気データTMDを補正し、補正後の地磁気データTMDを基に上述した方位データCDを生成するようになされている。
またPND1内部に設けられた金属部品等の磁化は、当該PND1を持ち運ぶユーザにより強力な磁場があるところを通過したとき等に変化する場合がある。このような磁化の変化は、地磁気データTMDに影響を及ぼすことが知られている。
そこで方位算出部28は、学習値LNの閾値を基に、地磁気センサ8から取得した地磁気データTMDが正常な範囲にあるか否かを判定し、正常な範囲にある場合にのみ当該地磁気データTMDを用いて方位データCDを生成するようになされている。
一方方位算出部28は、地磁気センサ8から取得した地磁気データTMDが正常な範囲に無い場合には、当該地磁気データTMDを基に、学習値LNの補正値や閾値等を適宜更新するようになされている。
因みに方位算出部28は、過去一定の期間(例えば30秒間)の地磁気データTMDを記憶部12に記憶させるようになされている。そして方位算出部28は、学習値LNを更新する際には、記憶部12に記憶させた過去の地磁気データTMDを用いるようになされている。
また地磁気データTMDは、学習値LNの更新回数が増加する度に、当該学習値LNの補正値による補正処理の精度が高まると考えられる。すなわち学習値LNは、更新の度合いに応じて、地磁気データTMDに対する補正の精度を高めることができる。
このため学習値LNについては、更新の回数が高く精度が高い場合、すなわち学習の度合いが高い場合に、補正値や閾値を大幅に変動させてしまうと、却って精度を低下させてしまう恐れがある。
そこで方位算出部28は、学習値LNにおける更新の程度、すなわち学習の度合いを学習レベルLLとして管理し、当該学習レベルLLに応じて学習値LNの変動幅を制限するようになされている。
[1−5−3.サスペンド状態からの復帰時における地磁気データの補正処理]
ところでPND1は、上述したように、ユーザの操作に応じて、各センサ等の動作を停止するサスペンド状態に遷移することがある。例えば、ユーザがPND1を徒歩モードで利用している途中で、近所の店舗に立ち寄る等の理由で、サスペンド状態に遷移される場合等が考えられる。
PND1がサスペンド状態で持ち運ばれる際にも、当該PND1内部の金属部品等は、上述したようにその周囲に存在する金属体や磁性体等から磁場の影響を受け、その磁化が変化する可能性がある。
一方PND1は、サスペンド状態においても制御部11内の一部の機能を動作させており、学習値LN及び学習レベルLLについても保持している。
その後PND1は、ユーザの操作によりサスペンド状態から電源オン状態に復帰された場合、保持している各種データをそのまま利用してナビゲーション処理等の各種処理を直ちに開始するようになされている。
しかしながらPND1は、サスペンド状態への遷移直前と、当該サスペンド状態から電源オン状態へ復帰した直後とで、周囲の磁場が大きく異なる可能性がある。
またPND1は、サスペンド状態への遷移直前と当該サスペンド状態から電源オン状態へ復帰した直後とで周囲の磁場が同等であったとしても、サスペンド中に当該PND1内の金属部品等における磁化が変化している可能性もある。
このような場合、地磁気センサ8は、周囲の磁場の変化やPND1内の金属部品等における磁化の変化による影響を受けた地磁気データTMDを生成することになる。
このとき制御部11の方位算出部28は、サスペンド前から保持している学習値LNの補正値を用いて地磁気データTMDを補正したとしても、正しく補正することができないため、生成する方位データCDの精度を大幅に低下させてしまう。
またPND1内部の金属部品等における磁化の変化の度合いが比較的小さい場合、地磁気データTMDが磁化の変化の影響を受け誤差を含む値になる一方、その値が正常な範囲に収まってしまう。このため方位算出部28は、得られた地磁気データTMDの範囲のみからでは学習値LNを更新すべきとの判断をできない可能性もある。
さらに学習レベルLLが比較的高い場合、方位算出部28は、学習値LNを更新したとしても、当該学習レベルLLの高さ故に補正値等の変動幅が制限され、適切に更新できない恐れもある。
そこで初期化処理部としての方位算出部28は、サスペンド状態から電源オン状態に復帰されたときには、以前の学習レベルLLに関わらず、学習値LN及び当該学習レベルLLを最初の値に戻す初期化処理を行うようになされている。
すなわち方位算出部28は、サスペンド状態から電源オン状態に復帰されたときには、電源オフ状態から電源オン状態に切り替えられたときと同様、学習値LNを未学習状態から学習し直し、学習レベルLLも最低レベルからやり直すことになる。
これにより方位算出部28は、サスペンド前後における周囲磁場の変化やサスペンド中におけるPND1内の金属部品等における磁化の変化があったとしても、その影響を排除して適切な学習値LNを生成することができ、地磁気データTMDを適切に補正することができる。
また方位算出部28は、初期化処理として、記憶部12に記憶されている過去の地磁気データTMDを消去するようにもなされている。
[1−5−4.初期化処理手順]
次に、PND1の制御部11が初期化処理を行う初期化処理手順について、図12のフローチャートを用いて説明する。
実際上制御部11は、ルーチンRT2の開始ステップから入ってステップSP21へ移る。ステップSP21において制御部11は、動作状態切替部16によりPND11全体を電源オン状態に切り替えて表示部2等の動作を開始し、さらに学習値LN及び学習レベルLLの初期化を行ったか否かを表す初期化済フラグをオフに切り替えて、次のステップSP22へ移る。
ステップSP22において制御部11は、PND1がクレードル3に装着されているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはPND1が車両9から持ち出されており方位データCDを生成すべきであることを表しており、このとき制御部11は次のステップSP23へ移る。
ステップSP23において制御部11は、初期化済フラグの状態を基に、初期化処理が完了しているか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは初期化処理を未だ行っていないことを表しており、このとき制御部11は次のステップSP24へ移る。
ステップSP24において制御部11は、動作状態切替部16により地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を開始すると共に、当該方位算出部28により学習値LN及び学習レベルLLの初期化処理を行う。さらに制御部11は、初期化済フラグをオンに切り替えた後、次のステップSP25へ移る。
すなわち制御部11は、サスペンド状態から電源オン状態へ切り替わり、且つ初期化処理がなされていない場合には、ステップSP24において学習値LN及び学習レベルLLの初期化処理を実行することになる。
一方、ステップSP23において否定結果が得られると、このことは初期化処理を行う必要がないことを表しており、このとき制御部11は次のステップSP25へ移る。
ステップSP25において制御部11は、動作状態切替部16により徒歩モードに切り替えた上で、ナビゲーション部26により現在位置データNPD1及び方位データCD等を基に地図画像を生成して表示部2へ表示させるナビゲーション処理を行い、次のステップSP28へ移る。
一方、ステップSP22において肯定結果が得られると、このことはPND1が車両9の内部にあるため正しい方位を示す方位データCDを生成できないことを表しており、このとき制御部11は次のステップSP26へ移る。
ステップSP26において制御部11は、動作状態切替部16により地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を停止させると共に、初期化済みフラグをオフに切り替え、次のステップSP27へ移る。
因みに制御部11は、地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作が既に停止していた場合、或いは初期化済フラグが既にオフになっていた場合には、そのままの状態を維持する。
ステップSP27において制御部11は、動作状態切替部16により車載モードに切り替えた上で、位置算出処理手順RT1(図11)による地図表示処理等の各種処理を行い、次のステップSP28へ移る。
ステップSP28において制御部11は、ユーザにより操作部13の電源スイッチを介してサスペンド状態への移行操作がなされたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことは電源オン状態を継続すべきであることを表しており、このとき制御部11は再度ステップSP22へ戻って各動作モードでナビゲーション処理を継続する。
一方ステップSP28において肯定結果が得られると、このことはサスペンド状態へ移行すべきであることを表しており、このとき制御部11は次のステップSP29へ移る。
ステップSP29において制御部11は、動作状態切替部16により地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を停止させると共に、初期化済みフラグをオフに切り替え、次のステップSP30へ移る。
ステップSP30において制御部11は、動作状態切替部16により3軸加速度センサ4等の各種センサや当該制御部11内の一部の機能を停止させることによりサスペンド状態へ移行し、次のステップSP31へ移る。
ステップSP31において制御部11は、操作部13の電源スイッチを介して電源オン操作されたか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このとき制御部11は電源オン操作されるまでステップSP31を繰り返すことによりサスペンド状態を継続する。
一方、ステップSP31において肯定結果が得られると、このことはユーザの操作指示に従いPND1をサスペンド状態から電源オン状態に切り替えるべきであることを表しており、このとき制御部11は再度ステップSP21へ戻って一連の処理を繰り返す。
因みに制御部11は、操作部13の電源スイッチを介してユーザにより電源オフ操作がなされた場合、動作状態切替部16によりPND1全体を電源オフ状態に切り替えると共に一連の初期化処理手順RT2を終了するようになされている。
[1−6.動作及び効果]
以上の構成において、PND1の制御部11は、地磁気センサ8から得られた地磁気データTMDを基に、方位算出部28により、学習値LNの補正値を用いた補正処理等を施す。
また方位算出部28は、学習値LNにおける学習の度合いを学習レベルLLとして管理し、当該学習レベルLLに応じて学習値LNの変動幅を制限する。
そしてPND1は、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられた際、動作状態切替部16により地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を開始すると共に、当該方位算出部28により学習値LN及び学習レベルLLの初期化処理を行う。
これによりPND1は、サスペンド状態への移行直前と比較して周囲の磁場が大きく異なる場合や、サスペンド中に当該PND1内の金属部品等における磁化が変化した場合にも、学習値LNおよび学習レベルLLを確実に最初の値に戻すことができる。
このためPND1は、現在の磁場の状態や変化後の磁化に合わせた適切な補正値等でなる学習値LNを生成することができると共に、その学習レベルLLについても適切に設定することができる。
またPND1は、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられた際、クレードル3に取り付けられていなければ、無条件に初期化処理を行う。このためPND1は、周囲の磁場や磁化の変化の程度が僅かであり実際に得られた地磁気データTMDの値からでは誤差の有無の判断が困難な場合であっても、この誤差を補正し得るような補正値等でなる学習値LNを生成することができる。
またPND1は、車両9内では、正しい方位を示す方位データCDを生成できないことから、地磁気センサ8を動作させない。これを踏まえてPND1は、クレードル3に取り付けられていた場合、すなわち車両9内に設置されている場合には、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられたとしても、初期化処理を行わないため、制御部11において無駄な処理負荷が発生することがない。
以上の構成によれば、PND1の制御部11は、サスペンド状態から電源オン状態に切り替えられた際、地磁気センサ8から得られた地磁気データTMDを補正するための補正値を含む学習値LN及びその変動幅を制限する学習レベルLLについて、方位算出部28により初期化処理を行う。これにより方位算出部28は、サスペンド状態への移行直前と比較して周囲の磁場が大きく異なる場合や、サスペンド中にPND1内の金属部品等における磁化が変化した場合にも、学習値LNおよび学習レベルLLを確実に最初の値に戻し、最初から学習し直すことができる。
<2.第2の実施の形態>
第2の実施の形態による携帯電話機101は、図13に示すように、LCD(Liquid Crystal Device)でなり各種表示を行う表示部102、マイク104、スピーカ105及び入力釦等でなる操作部106を有している。
また携帯電話機101は、第1の実施の形態によるPND1と同様、クレードル103を介して車両9(図4)に取り付けられるようになされている。
図14に示すように、携帯電話機101は、CPU構成の統括制御部109が、携帯電話機としての機能を司る携帯電話ユニット110と、上述した第1の実施の形態と同様のナビゲーション処理を行うナビゲーションユニット10とを制御するようになされている。
携帯電話ユニット110は、表示部102及び操作部106に加えて、半導体メモリ等でなり各種データの保存等に用いられる記憶部108と接続されている。因みに図14では表示を簡略化しているが、表示部102、操作部106及び記憶部108はナビゲーションユニット10にもそれぞれ接続されている。
携帯電話機101は、通話機能を実行する場合、通話機能や電子メール機能を実現すべく携帯電話ユニット110を用いる。実際上、携帯電話機101の携帯電話ユニット110は、図示しない基地局からアンテナANT2を介して受信した受信信号を送受信部111へ送出する。
送受信部111は、送信部及び受信部によって構成されており、受信信号を所定の方式に従って復調等することにより受信データに変換し、これをデコーダ112へ送出する。デコーダ112はマイクロコンピュータ構成でなる携帯電話制御部114の制御に従って受信データをデコードすることにより相手方の通話音声データを復元し、スピーカ105へ出力する。スピーカ105は通話音声データを基に相手方の通話音声を出力する。
一方、携帯電話ユニット110は、マイクロフォン104から集音した音声信号をエンコーダ115へ送出する。エンコーダ115は、携帯電話制御部114の制御に従って音声信号をデジタル変換した後に所定の方式でエンコードすることにより得た音声データを送受信部111へ送出する。
送受信部111は、音声データを所定の方式に従って変調した後、アンテナANT2を介して基地局(図示せず)へ無線送信する。
このとき携帯電話ユニット110の携帯電話制御部114は、操作部106からの操作命令に応じて表示部102に相手方の電話番号や電波受信状況等を表示する。
また携帯電話ユニット110の携帯電話制御部114は、通信機能により電子メールを受信する場合、送受信部111からデコーダ112へ受信データを供給し、当該受信データをデコードすることにより復元した電子メールデータを表示部102へ送出し、当該表示部102に電子メールの内容を表示すると共に、記憶部108に記憶する。
さらに携帯電話ユニット110の携帯電話制御部114は、通信機能により電子メールを送信する場合、操作部106を介して入力された電子メールデータをエンコーダ115によってエンコードした後、送受信部111及びアンテナANT2を経由して無線送信するようになされている。
一方、携帯電話機101は、ナビゲーション機能を実行する場合、統括制御部109がナビゲーションユニット10を制御し、クレードル103への取付状態に応じて、車載モード又は徒歩モードでナビゲーション処理を実行させるようになされている。
統括制御部109は、ナビゲーション機能を実行するとき以外、ナビゲーションユニット10への電源供給を遮断し、消費電力を抑えるようになされている。
ところで携帯電話機101の統括制御部109は、複数の処理(タスク)を切り替えて実行するマルチタスク機能を有している。
例えば統括制御部109は、ナビゲーション機能を実行しナビゲーション処理中に電話がかかってきたような場合、一時的に通話機能に切り替え、通話機能による通話処理が終了した後、再度ナビゲーション機能によるナビゲーション処理を再開するようになされている。
このとき統括制御部109は、一時的に通話機能を実行している間、ナビゲーションユニット10をサスペンド状態に移行させ、無駄な消費電力を抑えるようになされている。
ところで携帯電話機101は、徒歩モードでナビゲーション機能を実行する場合、第1の実施の形態によるPND1と同様、ナビゲーションユニット10の地磁気センサ8(図7)により、地磁気データTMDを生成して方位算出部28へ供給する。
方位算出部28は、学習値LNの補正値を用いて地磁気データTMDを補正し、当該地磁気データTMD及び姿勢角データAADを基に方位データCDを生成するようになされている。
また方位算出部28は、第1の実施の形態と同様、学習値LNにおける学習の度合いを学習レベルLLとして管理し、当該学習レベルLLに応じて学習値LNの変動幅を制限するようになされている。
さらに携帯電話機101は、マルチタスク機能によりナビゲーションユニット10をサスペンド状態へ移行させ、その後復帰させたとき、第1の実施の形態においてサスペンド状態から電源オン状態に復帰されたときと同様、方位算出部28により、学習値LN及び当該学習レベルLLを最初の値に戻す初期化処理を実行させるようになされている。
これによりナビゲーションユニット10は、第1の実施の形態と同様、ナビゲーション機能を再開したときの周囲磁場の相違やサスペンド状態中における携帯電話機101内の金属部品等における磁化の変化があったとしても、その影響を排除して適切な学習値LNを生成することができ、地磁気データTMDを適切に補正することができる。
以上の構成において携帯電話機101は、マルチタスク機能によりナビゲーションユニット10をサスペンド状態から復帰させた際、動作状態切替部16により地磁気センサ8、姿勢角検出部27及び方位算出部28の動作を開始すると共に、当該方位算出部28により学習値LN及び学習レベルLLの初期化処理を行う。
これにより携帯電話機101は、サスペンド状態への移行直前と比較して周囲の磁場が大きく異なる場合や、サスペンド中に当該携帯電話機101内の金属部品等における磁化が変化した場合にも、学習値LNおよび学習レベルLLを確実に最初の値に戻すことができる。
このため携帯電話機101は、現在の磁場の状態や変化後の磁化に合わせた適切な補正値等でなる学習値LNを生成することができると共に、その学習レベルLLについても適切に設定することができる。
また携帯電話機101は、その他の点についても第1の実施の形態によるPND1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による携帯電話機101は、ナビゲーションユニット10をサスペンド状態から復帰させた際、地磁気センサ8から得られた地磁気データTMDを補正するための補正値を含む学習値LN及びその変動幅を制限する学習レベルLLについて、方位算出部28により初期化処理を行わせる。これにより方位算出部28は、サスペンド状態への移行直前と比較して周囲の磁場が大きく異なる場合や、サスペンド中に携帯電話機101内の金属部品等における磁化が変化した場合にも、学習値LNおよび学習レベルLLを確実に最初の値に戻すことができる。
<3.他の実施の形態>
なお上述した第1の実施の形態においては、PND1がサスペンド状態から電源オン状態に復帰した際、クレードル3に取り付けられている場合には初期化処理を行わないようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えばクレードル3への取付状態を検出せず、PND1がサスペンド状態から電源オン状態に復帰した際、無条件に初期化処理を行うようにしても良い。この場合、例えば表示部2に「本体を8の字状に動かしてください」といったメッセージを表示した際にユーザから所定のキャンセル操作を受け付けたときに初期化処理を行わないようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
また上述した実施の形態においては、PND1がクレードル3に取り付けられた状態で、車両9のエンジンがかけられ電源の供給が開始された場合にも、サスペンド状態から電源オン状態に復帰するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、PND1がクレードル3に取り付けられた状態で、車両9のエンジンがかけられ電源の供給が開始された場合にも、サスペンド状態を維持するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、学習値LNにおける更新の程度、すなわち学習の度合いを学習レベルLLとして管理し、当該学習レベルLLに応じて学習値LNの変動幅を制限するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、学習レベルLLを特に設けることなく学習値LNを自在に変動させ、若しくは他の任意のパラメータに応じて学習値LNの変動幅を制限するようにしても良く、さらには固定された変動幅内で変動させるようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、過去一定の期間(例えば30秒間)の地磁気データTMDを記憶部12に記憶させ、この過去の地磁気データTMDを用いて学習値LNを更新するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、過去任意の期間における地磁気データTMDを記憶部12に記憶させ、この過去の地磁気データTMDを用いて学習値LNを更新するようにしても良く、或いは過去の地磁気データTMDを記憶せずに最新の地磁気データTMDを用いて学習値LNを更新するようにしても良い。さらには、他の任意のパラメータを基に学習値LNを更新するようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、サスペンド状態から電源オン状態に移行した後の初期化処理において、記憶部12に記憶させた過去の地磁気データTMDを消去するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えばサスペンド状態へ移行する直前に記憶部12に記憶させた過去の地磁気データTMDを消去するようにしても良い。また、例えば初期化処理時に過去の地磁気データTMDの一部又は全てを残しておき、これらの過去の地磁気データTMDに対する重み付けを低減させて利用するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、PND1が左右方向に長い横置きの状態で使用されるようにした場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、図15に示すように、PND1が縦方向に長い縦置きの状態で使用されるようにしても良い。この場合PND1は、Y軸ジャイロセンサ5によりZ軸回りのヨーレートωを検出し、またZ軸ジャイロセンサ6によりY軸周りのピッチレートωを検出するようにすれば良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、3軸加速度センサ4、Y軸ジャイロセンサ5、Z軸ジャイロセンサ6、気圧センサ7及び地磁気センサ8がPND1の内部に設けられているようにした場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、3軸加速度センサ4、Y軸ジャイロセンサ5、Z軸ジャイロセンサ6、気圧センサ7及び地磁気センサ8が、PND1の外部に設けられているようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
またPND1は、3軸加速度センサ4、Y軸ジャイロセンサ5、Z軸ジャイロセンサ6、気圧センサ7及び地磁気センサ8の取り付け角度を調節できるような調節機構を例えば当該PND1の側面に設けるようにしても良い。
これによりPND1は、その表示部2が車両9の進行方向に対してほぼ垂直となるように設置されていない場合であっても、調節機構をユーザに調節させることによって、例えばY軸ジャイロセンサ5の回転軸を車両9の垂直方向と揃えることができる。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態では、PND1を自動車でなる車両9に取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該PND1をバイクや自転車、列車等といった種々の移動面に沿って移動する種々の移動体に取り付けるようにしても良い。この場合、例えばクレードル3が所定のアタッチメント等を介してハンドル等に移動体に固定されていても良い。
さらに上述した第2の実施の形態では、携帯電話機101のナビゲーションユニット10に本発明を適用するようにした場合について述べた。しかしながらこれに限らず、例えばコンピュータ装置やディジタルカメラ装置等、ナビゲーション機能及び電子コンパス機能を有する種々の電子機器に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、PND1の制御部11が、予め記憶部12に格納されているアプリケーションプログラムに従い、上述したルーチンRT2の初期化処理手順を行うようにした場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、PND1の制御部11が、記憶媒体からインストールしたアプリケーションプログラムや、インターネットからダウンロードしたアプリケーションプログラム、その他種々のルートによってインストールしたアプリケーションプログラムに従って上述した初期化処理手順を行うようにしても良い。第2の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、測位部としてのGPS処理部21又は位置算出部25と、地磁気センサとしての地磁気センサ8と、方位算出部としての方位算出部28と、提示部としての表示部2と、動作状態切替部としての動作状態切替部16と、初期化処理部としての方位算出部28とによってナビゲーション装置としてのPND1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる測位部と、地磁気センサと、方位算出部と、提示部と、動作状態切替部と、初期化処理部とによってナビゲーション装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、測位部としてのGPS処理部21又は位置算出部25と、地磁気センサとしての地磁気センサ8と、方位算出部としての方位算出部28と、提示部としての表示部2と、動作状態切替部としての動作状態切替部16と、初期化処理部としての方位算出部28と、携帯電話部としての携帯電話ユニット110とによってナビゲーション機能付携帯電話機としての携帯電話機101を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる測位部と、地磁気センサと、方位算出部と、提示部と、動作状態切替部と、初期化処理部と、携帯電話部とによってナビゲーション機能付携帯電話機を構成するようにしても良い。
本発明は、電子コンパス機能を有するナビゲーション装置や、電子コンパス機能及びナビゲーション機能を有する携帯電話機、PDAやコンピュータ等といった種々の電子機器でも利用できる。
1……PND、2、102……表示部、3、103……クレードル、4……3軸加速度センサ、5……Y軸ジャイロセンサ、6……Z軸ジャイロセンサ、7……気圧センサ、8……地磁気センサ、9……車両、10……ナビゲーションユニット、11……制御部、12、108……記憶部、13、106……操作部、21……GPS処理部、22……速度算出部、23……角度算出部、24……高度算出部、25……位置算出部、26……ナビゲーション部、27……姿勢角検出部、28……方位算出部、101……携帯電話機、104……マイク、105……スピーカ、109……統括制御部、110……携帯電話ユニット、111……送受信部、114……携帯電話制御部。

Claims (7)

  1. 現在位置を測位する測位部と、
    所定の本体部に設けられ地磁気を検出する地磁気センサと、
    上記地磁気の検出値を補正するための補正値を設定した上で、上記検出値及び上記補正値に基づき上記本体部の方位を算出する方位算出部と、
    上記測位部による測位結果及び上記方位の算出結果をユーザに提示する提示部と、
    上記提示処理を実行する通常動作状態又は一部の処理状態を維持すると共に少なくとも上記方位の算出処理を停止させるサスペンド状態に切り替える動作状態切替部と、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられた場合、上記補正値を初期化する初期化処理部と
    を有するナビゲーション装置。
  2. 上記本体部が所定の台座部に取り付けられているか否かを検出する取付状態検出部
    をさらに有し、
    初期化処理部は、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられ、且つ上記本体部が上記台座部に取り付けられていない場合に上記補正値を初期化する
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 上記台座部は、
    所定の移動体に取り付けられると共に、当該移動体から供給される電源を上記本体部に供給し、
    上記動作状態切替部は、
    上記本体部が上記サスペンド状態で上記台座部に取り付けられたまま、上記移動体から上記電源の供給が開始されたときに上記通常動作状態に切り替える
    請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 上記地磁気の検出結果に基づき上記補正値を更新すると共に、当該補正値の更新の程度を表す補正レベルを更新する補正値更新部
    をさらに有し、
    上記初期化処理部は、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられた場合、上記補正値に加えて上記補正レベルも初期化する
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  5. 上記方位算出部は、
    過去の検出値の一部を記憶すると共に、上記補正値及び上記検出値に加えて上記記憶した過去の検出値に基づき上記本体部の方位を算出し、
    上記初期化処理部は、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられた場合、上記補正値を初期化すると共に上記記憶している上記過去の検出値を消去する
    請求項1に記載のナビゲーション装置。
  6. 所定の測位部により現在位置を測位する測位ステップと、
    所定の本体部に設けられた地磁気センサにより地磁気を検出する地磁気検出ステップと、
    所定の方位算出部により、上記地磁気の検出値を補正するための補正値を予め設定した上で、上記検出値及び上記補正値に基づき上記本体部の方位を算出する方位算出ステップと、
    所定の提示部により、上記測位部による測位結果及び上記方位の算出結果をユーザに提示する提示ステップと、
    所定の動作状態切替部により、上記提示処理を実行する通常動作状態又は一部の処理状態を維持すると共に少なくとも上記方位の算出処理を停止させるサスペンド状態に切り替える動作状態切替ステップと、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられた場合、所定の初期化処理部により上記補正値を初期化する初期化ステップと
    を有する補正値初期化方法。
  7. 現在位置を測位する測位部と、
    所定の本体部に設けられ地磁気を検出する地磁気センサと、
    上記地磁気の検出値を補正するための補正値を設定した上で、上記検出値及び上記補正値に基づき上記本体部の方位を算出する方位算出部と、
    上記測位部による測位結果及び上記方位の算出結果をユーザに提示する提示部と、
    上記提示処理を実行する通常動作状態又は一部の処理状態を維持すると共に少なくとも上記方位の算出処理を停止させるサスペンド状態に切り替える動作状態切替部と、
    上記動作状態切替部により上記サスペンド状態から上記通常動作状態に切り替えられた場合、上記補正値を初期化する初期化処理部と、
    所定の基地局との間で無線通信を行うことにより通話処理を行う携帯電話部と
    を有するナビゲーション機能付携帯電話機。
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