JP2011063825A - 焼結成形体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】焼結成形体の製造コストを低減すること。
【解決手段】焼結用金属粉末から成形されて焼結された焼結成形体は、形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、焼結後に切除される切除予定部(34)にして穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備えており、切除予定部(34)は、成形から焼結までの間に形状急変部(36)に発生する応力を、該切除予定部(34)が無いと仮定した場合に比べて低下させる。
【選択図】図1

Description

本発明は焼結成形体に関するものである。
焼結成形体を製造する際の成形工程及び焼結工程において、成形体の薄肉部あるいは大きな応力集中係数を有する形状急変部にクラックが発生することがある。成形工程において発生するクラックは、金型中で加圧された粉末に生じた塑性変形と弾性変形のうちの弾性変形が、成形体の金型取り出し後に解放されることが原因と考えられている。また焼結工程において発生するクラックは、成形体の内部に含まれていた空気が加熱により放出されることに起因して成形体が収縮することが原因と考えられている。
ところで、焼結部品は、製造コスト低減のためにネットシェイプ成形が指向される一方で、また同時に部品の小型軽量化または形状複雑化にともない薄肉部または形状急変部が増加する傾向にある。これらの薄肉部または形状急変部が、焼結部品の使用時に想定される負荷に耐える形状であるとしても、成形工程から焼結工程までの間にクラックが発生する形状であるなら、ネットシェイプ成形を諦めて、例えば切削加工を適用せざるを得ない。
特許文献1には、焼結部品として製作可能な、燃料噴射弁の電磁弁の可動子に関する発明が記載されている。図7は、特許文献1に記載された可動子と同様の可動子110の模式的な平面図である。この可動子110は、弁体として働くシャフト部120と電磁ソレノイド(不図示)に吸着される平板部130とを有しており、平板部130はシャフト部120から放射状に延出している3枚の羽根状部132を有し、羽根状部132の間にはV字状切欠き135のような形状急変部が形成される。特許文献1には前記平板部130を焼結金属製とすることも記載されているが、このようなV字状切欠き135を有する可動子110をネットシェイプ成形で得ようとすると、成形工程から焼結工程において発生する応力がV字状切欠き135に集中して図7のA部にクラックが発生した。そのためV字状切欠き135の形状はフライス加工により得られていた。
特開2005−180407号公報
本発明は前述した従来技術の課題に鑑みてなされたもので、その目的は、焼結成形体の製造コストを低減することである。
本発明により、焼結用金属粉末から成形されて焼結された焼結成形体であって、形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、焼結後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)と、を備えており、前記切除予定部(34)は、成形から焼結までの間に前記形状急変部(36)に発生する応力を、該切除予定部(34)が無いと仮定した場合に比べて低下させる焼結成形体が提供される。
これによれば、成形から焼結までの間は、切除予定部(34)によって穴(35)の形状急変部(36)は補強されているので大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)であってもそこに発生する応力は低く抑えられてクラックの発生が防止される。その結果、大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)を含む穴(35)であってもそれを焼結により得ることができるので焼結成形体の製造コストの低減が可能になる。
本発明による焼結成形体は、平板部(30)を備えることが可能であり、前記平板部(30)は、放射状に設けられた複数の羽根状部(32)と、互いに隣接する前記羽根状部(32)の内周側を接続する内周側接続部(33)と、を有しており、前記切除予定部(34)が、互いに隣接する前記羽根状部(32)の外周側を接続する外周側接続部(34)からなるものであり、前記穴(35)は、互いに隣接する前記羽根状部(32)の間に形成されていて、前記穴(35)の前記形状急変部(36)は、前記互いに隣接する前記羽根状部(32)の輪郭と前記内周側接続部(33)の輪郭に起因して形成されていてもよい。
これによれば、やはり成形から焼結までの間は、穴(35)の形状急変部(36)に発生する応力が外周側接続部(34)により低く抑えられるので前述したのと同様の効果を得ることができる。本発明は、このように焼結成形体が放射状に設けられた複数の羽根状部(32)を有する場合に特に好適である。
本発明による焼結成形体の前記複数の羽根状部(32)は、120度の等角度間隔で配置された3枚の羽根状部(32)であってよい。また、前記穴(35)は、互いに隣接する羽根状部(32)の間に形成された扇形の穴(35)であり、形状急変部(36)が扇形の穴(35)の扇形の中心側の端部に形成されてよい。
本発明による焼結成形体は、溶製材製のシャフト部(20)を更に備えることが可能であり、その場合焼結成形体は、平板部(30)の焼結時に前記シャフト部(20)と前記平板部(30)とが一体に接合されることにより形成される。これによれば、例えば鍛造に適した形状を有するシャフト部を備える焼結成形体を得ることができる。また、本発明による焼結成形体は、シャフト部(20)が、溶製材から形成されたものではなく、焼結用金属粉末から平板部(30)と一体に成形されて焼結されることにより形成された焼結成形体であってもよい。
本発明による焼結成形体は、外周側接続部(34)が焼結後に切除されて存在しないものであってもよい。このような焼結成形体を電磁弁の可動子として用いることができる。
また本発明により、形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、焼結後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を焼結用金属粉末から成形する段階と、前記成形体を焼結する段階と、前記切除予定部(34)を切除する段階と、を含む焼結成形体の製造方法が提供される。
これによれば、成形する段階から焼結する段階においては、切除予定部(34)によって穴(35)の形状急変部(36)は補強されているので大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)であってもそこに発生する応力は低く抑えられてクラックの発生が防止される。その結果、大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)を含む穴(35)であってもそれを焼結により得ることができるので焼結成形体の製造コストの低減が可能になる。
本発明の焼結成形体の製造方法では、切除予定部(34)を切除する段階において、切除予定部(34)は例えば旋削加工により切除されてよい。これにより切除予定部(34)の切除に要する費用を低く抑えることが可能になる。
また本発明により、形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、成形後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を焼結用金属粉末から成形する段階と、切除予定部(34)を切除する段階と、切除予定部(34)が切除された成形体を焼結する段階と、を含む焼結成形体の製造方法が提供される。これによれば、成形する段階においては、切除予定部(34)によって穴(35)の形状急変部(36)は補強されているので大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)であってもそこに発生する応力は低く抑えられてクラックの発生が防止される。
また本発明により、形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、成形後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を金属粉末から成形する段階と、切除予定部(34)を切除する段階と、を含む粉末成形体の製造方法が提供される。これによれば、成形する段階においては、切除予定部(34)によって穴(35)の形状急変部(36)は補強されているので大きな応力集中係数を有する形状急変部(36)であってもそこに発生する応力は低く抑えられてクラックの発生が防止される。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明の実施形態による焼結成形体をその平面図と側面図により表す図である。 前記焼結成形体の平板部の平面図である。 図1の焼結成形体の外周側接続部を焼結後に切除した焼結成形体をその平面図と側面図により表す図である。 前記焼結成形体のための工程フロー図である。 本発明の第2の実施形態の場合の工程フロー図である。 本発明の第3の実施形態の場合の工程フロー図である。 従来技術による焼結成形体の模式的な平面図である。
本発明の実施形態による焼結成形体について、図1〜図6を参照して以下に説明する。図1は本発明の実施形態による焼結成形体をその平面図と側面図により示した図である。図1に例示される焼結成形体10に対して、後述する旋削加工を施すことにより、図3に例示される焼結成形体10aが得られる。図3に例示される焼結成形体10aは、例えば特許文献1に記載されているような、ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に適用される電磁弁装置(以上いずれも図示せず)の可動子として利用できる。
図1に示される焼結成形体10は、溶製材製のシャフト部20と、焼結用金属粉末から成形されて焼結された平板部30とを有しており、シャフト部20と平板部30とが平板部30の焼結時に拡散接合により一体に接合されてなるものである。平板部30及びシャフト部20は共に強磁性体材料から作られている。平板部30の平坦な側面(シャフト部20の突出のない側面)が電磁弁装置の固定コア(不図示)に吸着される側である。
シャフト部20は、平板部30の後述する中央穴31に挿入されて接合される部分である大径部21と、大径部21より小径で長い小径部22とからなる段付き形状に形成されており、本実施形態のものは溶製材を原料として鍛造により段付き形状に形成されたものである。また、小径部22の先端側が流体の流通または遮断のための弁部材として機能する。
平板部30は、焼結用金属粉末を金型(不図示)に充填して成形される。図2は、成形後の平板部30の単独の状態を示す図であり、シャフト部20が接合される前の状態を示している。平板部30は、シャフト部20が挿入される中心穴31と、この中心穴31の周りに放射状に120度の等角度間隔に配置された3枚の羽根状部32と、これら羽根状部32の内周側を接続する3つの内周側接続部33と、外周側を接続するリング状の外周側接続部34とを一体連続的に有していて、隣接する羽根状部32と内周側接続部33と外周側接続部34とによって輪郭が形成された扇形の穴35が各羽根状部32の間に形成されている。外周側接続部34は、図2の斜線部で示される領域に対応する部分であり、内周側接続部33は、扇形の穴35の内周端と中心穴31とに挟まれた領域に対応する部分である。外周側接続部34は焼結後に旋削加工により切除されることが予定されており、そのため本明細書においては切除予定部34とも呼ばれる。
前記扇形の穴35の中心角αは、本実施形態では60度であり、また扇形の穴35の内周側端部36には丸みが付けられている。扇形の穴の内周側端部36はこのように丸みが付けられているとはいえ、その形状はV字状に急変しており、その結果互いに隣接する羽根状部32を円周方向に引き離す方向の力が作用したときに応力集中を引き起こすと考えられる。本明細書では、このように形状が急変することにより1を超える応力集中係数を有する部分を形状急変部36という。
図2で示される成形された平板部30は、その中心穴31にシャフト部20の大径部21が挿入された後に焼結され、その結果図1で示される焼結成形体10が得られる。焼結後の平板部30の切除予定部である外周側接続部34を旋削加工によって切除することにより、扇形の穴35はその外周側が開放されてV字状切欠き35aになり、図3で示される焼結成形体10aが得られる。図4は、この実施形態の工程フローを示す図であり、この図にも示されるように、焼結成形体10aは、成形、焼結、及び切除の各工程を経て得られる。なお、外周側接続部34を切除するためには旋削加工を利用することが非常に効率的であるが、例えばフライス加工のような他の切削加工法も適用可能である。
図3に示される焼結成形体10aが電磁弁装置の可動子として作動している場合には、図3の矢印で示されるような羽根状部32aを互いに離間させる方向の力Fはほとんど作用しないが、このような力Fが作用したと仮定すると、内周側接続部33aに発生する応力は、内周側接続部33aの半径方向の厚さが薄いこと及び形状急変部36を含むV字状切欠き35aの応力集中効果もあって相当に高くなる。一方、成形工程から焼結工程においては、前述したように成形体の収縮または膨張に起因した応力が成形体の内部に発生するので、このような応力が羽根状部32を互いに離間させる方向の前記力Fによる応力と同様の方向を有する場合もある。但し、成形工程から焼結工程においては、羽根状部32は外周側接続部34によって接続されているので内周側接続部33に発生する応力は、外周側接続部34が切除された図3の場合に比較すると著しく低い値であることが理解されるであろう。
本発明によれば、このように切除予定部である外周側接続部34が存在するので、V字状の形状急変部36が形成されていて且つ半径方向の厚さが薄い図1のような内周側接続部33であっても、そこに成形から焼結工程で生じる応力は低く抑えられ、従ってクラックの発生も抑えられる。また、外周側接続部34は焼結後に切除されるので、図3に示される焼結成形体は完全なネットシェイプ成形により得られたものではない。しかしながら、V字状切欠き形状をフライス加工により形成していた従来技術による焼結成形体に比較すると、外周側接続部34の切除は旋削加工によって容易に実施可能であるので、図3に示される焼結成形体の製造コストははるかに低廉である。
ところで、形状急変部36におけるクラックの発生を防ぐために、平板部30に外周側接続部34を設けるのではなく、内周側接続部33の半径方向の厚さを大にすること、あるいはV字状切欠き35a先端の丸みの半径を大にして応力集中係数を小さくすることにより内周側接続部33に発生する応力を低下させることも考えられる。但し、このやり方は少なくとも電磁弁装置の可動子においては、その作動特性を低下させる方向の変更であるので現実的ではない。通常この種の可動子においては、V字状切欠き35aの円周方向の幅を拡大することなくV字状切欠き35aの面積をできるだけ大きく確保することにより良好な作動特性が得られる。その主な理由は、V字状切欠き35aの円周方向の幅を拡大すると固定子コア(不図示)との関係で吸着力が低下するため、及びV字状切欠き35aの面積を縮小すると固定子コア(不図示)との間に介在する燃料油の通過抵抗が増大して可動子の運動特性が低下するためである。
前述の実施形態の焼結成形体10では、シャフト部20が溶製材製のものであったが、シャフト部が、焼結用金属粉末から平板部と一体に成形されて焼結された焼結成形体も本発明の実施形態の変更例として可能である。また、図1及び図3がそのような実施形態による焼結成形体も示し得ることは理解されるであろう。
(その他の実施形態)
また前述の実施形態では、切除予定部34は焼結後に切除されたが、焼結前に切除することも可能である。このように、本発明は所謂グリーン成形体をグリーン加工する場合にも適用可能である。その場合には、本発明により、成形時におけるクラックの発生が防止される。図5は、この第2の実施形態の場合の工程フローを示す図であり、この図にも示されるように、焼結成形体は、成形、切除、及び焼結の各工程を経て得られる。
さらに、前述の各実施形態では、成形体は成形後に焼結されたが、本発明は成形体が焼結されない例えば圧粉磁心のような粉末成形体にも適用可能である。その場合には、本発明により、成形時におけるクラックの発生が防止される。図6は、この第3の実施形態の場合の工程フローを示す図であり、この図にも示されるように、粉末成形体は、成形、及び切除の工程を経て得られる。
また前述の実施形態では、切除予定部は旋削加工により切除されたが、例えばフライス加工又はプレス加工等の他の加工方法が適用されてもよい。
10 焼結成形体
20 シャフト部
30 平板部
32 羽根状部
33 内周側接続部
34 外周側接続部
35 扇形の穴
36 形状急変部

Claims (11)

  1. 焼結用金属粉末から成形されて焼結された焼結成形体であって、
    形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、
    焼結後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)と、を備えており、
    前記切除予定部(34)は、成形から焼結までの間に前記形状急変部(36)に発生する応力を、該切除予定部(34)が無いと仮定した場合に比べて低下させることを特徴とする焼結成形体。
  2. 平板部(30)を備える、請求項1に記載の焼結成形体であって、
    前記平板部(30)は、
    放射状に設けられた複数の羽根状部(32)と、
    互いに隣接する前記羽根状部(32)の内周側を接続する内周側接続部(33)と、を有しており、
    前記切除予定部(34)が、互いに隣接する前記羽根状部(32)の外周側を接続する外周側接続部(34)からなるものであり、
    前記穴(35)は、互いに隣接する前記羽根状部(32)の間に形成されていて、前記穴(35)の前記形状急変部(36)は、前記互いに隣接する前記羽根状部(32)の輪郭と前記内周側接続部(33)の輪郭に起因して形成されている、請求項1に記載の焼結成形体。
  3. 前記複数の羽根状部(32)が、120度の等角度間隔で配置された3枚の羽根状部(32)からなる、請求項2に記載の焼結成形体であって、
    前記穴(35)は、前記互いに隣接する前記羽根状部(32)の間に形成された扇形の穴(35)であり、前記形状急変部(36)が前記扇形の穴(35)の扇形の中心側の端部に形成されている、請求項2に記載の焼結成形体。
  4. 溶製材製のシャフト部(20)を更に備える請求項2または3に記載の焼結成形体であって、
    前記平板部(30)の焼結時に前記シャフト部(20)と前記平板部(30)とが一体に接合されることにより形成された、請求項2または3に記載の焼結成形体。
  5. 前記シャフト部(20)が、溶製材から形成されたものではなく、焼結用金属粉末から平板部(30)と一体に成形されて焼結されることにより形成された、請求項4に記載の焼結成形体。
  6. 前記外周側接続部(34)が焼結後に切除されて存在しない、請求項2〜5のいずれか一項に記載の焼結成形体。
  7. 電磁弁の可動子として用いられる、請求項6に記載の焼結成形体。
  8. 形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、焼結後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を焼結用金属粉末から成形する段階と、
    前記成形体を焼結する段階と、
    前記切除予定部(34)を切除する段階と、を含むことを特徴とする焼結成形体の製造方法。
  9. 前記切除予定部(34)を切除する前記段階において前記切除予定部(34)が加工により切除される、請求項8に記載の焼結成形体の製造方法。
  10. 形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、成形後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を焼結用金属粉末から成形する段階と、
    前記切除予定部(34)を切除する段階と、
    前記前記切除予定部(34)が切除された前記成形体を焼結する段階と、を含むことを特徴とする焼結成形体の製造方法。
  11. 形状が急変する形状急変部(36)を含む穴(35)と、成形後に切除される切除予定部(34)にして前記穴(35)の輪郭の一部を形成する切除予定部(34)とを備える成形体を金属粉末から成形する段階と、
    前記切除予定部(34)を切除する段階と、を含むことを特徴とする粉末成形体の製造方法。
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