JP2011062885A - プリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法 - Google Patents

プリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のように印字開始位置を決定するために必ずラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りする場合に比べて、印字開始位置の決定時にラベル用紙の台紙に貼付されたラベルを無駄にすることがなくなる、プリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法を提供する。
【解決手段】用紙収納部とサーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられたラベル位置検出部で検出された電源を切った際のラベル用紙の位置を停止位置情報として、電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部に記憶し、電源を入れる際に、不揮発性記憶部に記憶されている停止位置情報を、サーマルヘッドによる印字開始位置とする(ステップS17)。これにより、従来のように印字開始位置を決定するために必ずラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りする場合に比べて、印字開始位置の決定時にラベル用紙の台紙に貼付されたラベルを無駄にすることがなくなる。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法に関する。
宅配便や在庫管理等のような様々な用途で、ポータブルプリンタが普及している。このようなポータブルプリンタは、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているポータブルプリンタは、一つの使用態様として、ロール状に巻回された台紙付きのラベル用紙を収納し、ラベル用紙を引き出しながら蓄積した印字データに基づく印字を台紙に貼付されたラベルに対して行ない、印字済みのラベルを台紙から剥離して発行口より発行する。
従来、この種のポータブルプリンタにおいては、電源ON時にラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りすることによって、印字開始位置を決定するようにしている。このようにするのは、この種のポータブルプリンタにおいては、電源をOFFするとラベル用紙の停止位置(すなわち、電源ON時の印字開始位置)が分からなくなるために、電源ON時にそのまま印字を開始すると印字位置にずれを生じることが多くなるためである。
しかしながら、電源ONする毎に、ラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りするのは、非常に無駄である。特に、宅配便などで利用されるポータブルプリンタは電源ON/OFFの回数が多くなりがちであるため、無駄になるラベルの枚数も多くなる傾向にある。
なお、電源ON時にラベル用紙をバックフィードしてから1ラベル分だけ紙送りすることにより印字開始位置を決定することも考えられるが、ラベル用紙の台紙に貼付されたラベルの短辺の長さが短いような場合にはバックフィードに伴って台紙からラベルが剥がれてジャムが発生してしまうという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、従来のように印字開始位置を決定するために必ずラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りする場合に比べて、印字開始位置の決定時にラベル用紙の台紙に貼付されたラベルを無駄にすることがなくなる、プリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うプリンタにおいて、前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶する情報記憶手段と、前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする位置設定手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うものであって、前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、を備えるプリンタを制御するコンピュータを、前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶する情報記憶手段と、前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする位置設定手段と、として機能させることを特徴とする。
また、本発明は、電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うものであって、前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、を備えるプリンタで実行される印字開始位置決定方法であって、前記プリンタは、制御部と記憶部を備え、前記制御部において実行される、情報記憶手段が、前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶するステップと、位置設定手段が、前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とするステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、用紙収納部とサーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられたラベル位置検出部で検出された電源を切った際のラベル用紙の位置を停止位置情報として、電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部に記憶し、電源を入れる際に、不揮発性記憶部に記憶されている停止位置情報を、サーマルヘッドによる印字開始位置とすることにより、電源のオフ/オンの前後でラベル用紙の入れ替えが無いような場合には、不揮発性記憶部に記憶されている停止位置情報をサーマルヘッドによる印字開始位置とすることができるので、従来のように印字開始位置を決定するために必ずラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りする場合に比べて、印字開始位置の決定時にラベル用紙の台紙に貼付されたラベルを無駄にすることがなくなる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の一形態に係るポータブルプリンタの外観を示す斜視図である。 図2は、カバーが開いた状態のポータブルプリンタの外観を示す斜視図である。 図3は、用紙搬送経路を示す模式図である。 図4は、ポータブルプリンタの制御系を示すブロック図である。 図5は、印字制御装置の構成を示すブロック図である。 図6は、電源OFF処理および電源ON処理にかかる機能を示す機能ブロック図である。 図7は、電源OFF処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、電源ON処理の流れを示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタ、プログラムおよび印字開始位置決定方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、プリンタは、台紙に複数のラベルが貼付されたラベル用紙を巻き取った用紙ロールを内部に収納し、サーマルヘッドによる印刷を行う感熱式のポータブルプリンタである。
ポータブルプリンタ101の概略構造について説明する。ここで、図1は本発明の実施の一形態に係るポータブルプリンタの外観を示す斜視図、図2はカバーが開いた状態のポータブルプリンタの外観を示す斜視図である。
ポータブルプリンタ101は、直方体形状の外観形状を有しており、ポータブルプリンタ101の印字機能、用紙送り機能をなす印字機構300(図4参照)、及び電源となる充電池270(図4参照)は、ハウジング102内に収納されている。本実施の形態においては、充電池270としてリチウムイオン充電池を使用している。ハウジング102は、台紙に複数のラベルL(図2参照)が貼付されたラベル用紙PTを巻き取った用紙ロールPRを収納することができる内部構造を有しており、用紙ロールPRを内部に導入できるように上面に開口部106が形成されている。開口部106にはカバー107が回動自在に配置されている。開口部106は、カバー107を開閉することにより開状態、又は閉状態にされる。
なお、ハウジング102には、カバー107の開閉状態を検知するカバー開閉検出部であるカバー開閉センサ50(図4参照)が設けられている。カバー開閉センサ50は、機械式センサであるマイクロスイッチで構成されており、カバー107がハウジング102から解放され、開口部106が開放された状態では電流が流れないオフ状態となる。一方、カバー107が開口部106を覆った状態では電流が流れるオン状態となる。尚、このカバー開閉センサ50は、上述したマイクロスイッチに限られるものではなく、光センサを備えた非接触式スイッチなども使用することができる。
カバー107は、開口部106の一辺をなすハウジング102の奥側辺108に取り付けられており、カバー107を閉じた状態で、カバー107の先端である外側辺111と、開口部106の一辺である手前側辺109との間にポータブルプリンタ101の幅方向に印字されたラベル用紙PTを取り出すための細長い隙間部が形成される。この隙間部は、用紙排出口110として機能する。
また、ハウジング102の一側面には、各種のコネクタを有する接続コネクタ部103、及び充電池270の着脱を可能とするバッテリー収納部104が配置されている。
用紙排出口110から排出されたラベル用紙PTをカットするため、用紙排出口110を構成するハウジング102の手前側辺109やカバー107の外側辺111は、鋭利な形状に形成されている。
ハウジング102の内部には、用紙ロールPRを着脱自在に収納可能な用紙収納部105が形成されている。用紙ロールPRは、ロール軸をポータブルプリンタ101の幅方向に向けた状態で用紙収納部105に収納され、プラテン117によって引き出されて用紙排出口110(図1参照)に向けて搬送される。このプラテン117に対向してサーマルヘッド112が配置されている。
サーマルヘッド112は、下方に配置されたヘッドブラケット115に着脱できるように配置されている。ヘッドブラケット115は、ハウジング102に固定され、サーマルヘッド112をポータブルプリンタ101の奥側上方に付勢する。また、サーマルヘッド112のポータブルプリンタ101の奥側には、ヘッドカバー116が隣接配置される。ヘッドカバー116は、ハウジング102に必要に応じて装着され、サーマルヘッド112を付勢してサーマルヘッド112の振動を防止する。
サーマルヘッド112は、所定の複数の密度で発熱素子列114が一列に配置されて構成されている。サーマルヘッド112は、ヘッド制御装置133(図4参照)の制御に基づいて発熱素子列114が発熱することで、ラベル用紙PTのラベルLを加熱し印字を行う。サーマルヘッド112はヘッドブラケット115に着脱自在に配置され、例えば、203dpiのものと、300dpiのものとを選択して配置することができる。
また、ハウジング102の内部には、駆動ギア119が配置されている。駆動ギア119は、モータ制御装置134(図4参照)に制御されて駆動するステッピングモータ131(図4参照)を駆動源として回動する。
カバー107において、プラテン117の近傍には、用紙抑えローラ118が配置されている。プラテン117及び用紙抑えローラ118はいずれも、ポータブルプリンタ101の幅方向に回転軸を向けて回動自在となっている。
プラテン117は、カバー107が閉じられた状態でサーマルヘッド112の発熱素子列114と接する位置に位置決めされてカバー107に配置されている。ポータブルプリンタ101の正面側からみてプラテン117の左側には、プラテン117と一体に回動する従動ギア119aが接続されている。
従動ギア119aは、カバー107が閉じられた状態になると駆動ギア119と噛み合い、駆動ギア119に駆動される。用紙抑えローラ118は、カバー107が閉じられた状態でヘッドカバー116と接する位置に位置決めされるようにカバー107に接続されている。カバー107が閉じられると、カバー107に取り付けられている従動ギア119aは、駆動ギア119と噛合し、従動ギア119aに連結されたプラテン117を回転駆動する。本実施の形態において、駆動ギア119、従動ギア119aとは変速機132(図4参照)を構成する。
本実施の形態では、用紙ロールPRは、用紙収納部105内に配置され、レバー122で取り付け取り外し可能に配置され、その間隔を用紙ロールPRの間隔にあわせて変更できる2枚のガイドフェンス121の間に配置されている。
図3に示すように、用紙収納部105とサーマルヘッド112とを結ぶ用紙搬送経路中には、ラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルLの位置を検出するラベル位置検出部であるラベルセンサ51が設けられている。より詳細には、ラベルセンサ51は、ラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルL間のギャップを検出するための透過型センサでも良いし、ラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルLを検出するための反射型センサでも良い。
また、ハウジング102には、外部電源から直流電力を供給する直流電力入力部210が配置されている。この直流電力入力部210には、ACアダプタ400のプラグ404が差し込まれ、ポータブルプリンタ101に直流電力が供給される。
ACアダプタ400は、ポータブルプリンタ101と別体に形成され、外部の商用電力コンセントに差し込まれて、直流電力を出力する。ACアダプタ400は、内部に直流変換回路を備えた本体401と、本体401に取り付けられたコンセントプラグ402と、直流電力出力用のケーブル403と、プラグ404とを備え、コンセントプラグ402から入力されたAC100Vの電力をケーブル403先端のプラグ404にDC20Vとして出力する。
なお、直流電力入力部210から直流電力を供給する装置としては、汎用ACアダプタの他、カーアダプタ(入出力12V)、DC−DCコンバータ(入力10〜60V、出力20V)等を使用することができる。
そして、プラグ404を直流電力入力部210に接続することにより、ポータブルプリンタ101に直流電力が供給され、充電池270が充電可能な状態になる。
加えて、ハウジング102には、操作部150が設けられている。操作部150には、電源スイッチ151と、ユーザが紙送りを指示するための紙送り指示部である紙送りボタン152と、ユーザが紙送りの一時停止を指示するための一時停止ボタン153と、充電池270の充電状態をユーザに報知するためのインジケータ154と、LCD(Liquid Crystal Display)155と、通信用窓156とが設けられている。概略的には、ポータブルプリンタ101は、通信用窓156および通信インタフェース140(図5参照)を介した赤外線通信などによってデータ送受信を実行することができ、これによって、例えば印字データを受信してRAM13やフラッシュメモリ14(いずれも図5参照)に蓄積することができる。
次に、ポータブルプリンタ101の制御系について説明する。ここで、図4はポータブルプリンタの制御系を示すブロック図である。
図4に示すように、ポータブルプリンタ101の印字機構300は、サーマルヘッド112にストローブ信号、印字信号を含む印字制御信号を出力するヘッド制御装置133と、ステッピングモータ131に駆動パルス信号を出力するモータ制御装置134とを備えている。そして、印字制御装置135は、カバー開閉センサ50、ラベルセンサ51、操作部150、印字機構300など、装置全体を制御する。
また、ポータブルプリンタ101の印字機構300は、ヘッドブラケット115に取り付けられたサーマルヘッド112が300dpiのものであるか、203dpiのものであるかを検出する印字密度検出装置136を備えている。
ここで、図5は印字制御装置135の構成を示すブロック図である。図5に示すように、印字制御装置135は、各種の演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。このCPU11には、RAM(Random Access Memory)13、および電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部であるフラッシュメモリ14がシステムバス15を介して接続されている。
フラッシュメモリ14は、ポータブルプリンタ101の動作プログラムや各種設定情報を記憶する。CPU11は、フラッシュメモリ14に記憶された動作プログラムをRAM13にコピーして実行することにより各部を制御する。動作プログラムには、例えば後述する電源OFF処理や電源ON処理を行うためのプログラムも含まれる。加えて、フラッシュメモリ14は、電源OFF処理や電源ON処理において用いられるラベル用紙PTの停止位置情報を記憶するための停止位置情報記憶部144を備えている。
RAM13は、各種の可変情報を一時的に記憶する。また、RAM13の一部の領域は、ラベル用紙PTのラベルLに印刷される印字データ(画像データ)が展開される印刷バッファとして利用される。印字データは、ホストコンピュータ(図示せず)から受信した印刷対象となるデータである。なお、印字データは、フラッシュメモリ14に記憶されるものであっても良い。ホストコンピュータは、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話機、ハンディターミナル等であって、ユーザによる操作入力に応じて各種演算処理を実行する。
また、CPU11には、通信インタフェース140、表示コントローラ141、キーコントローラ142、センサコントローラ143がシステムバス15を介して接続されている。表示コントローラ141は、CPU11の制御のもとで、操作部150のLCD155における表示(バッテリ残量、電波受信状況、エラーメッセージなど)を制御する。キーコントローラ142は、CPU11の制御のもとで、操作部150の電源スイッチ151、紙送りボタン152、一時停止ボタン153からのキー入力を制御する。センサコントローラ143は、CPU11の制御のもとで、カバー開閉センサ50やラベルセンサ51などのセンサ類からの入力を制御する。
通信インタフェース140は、ホストコンピュータなどの外部の機器と通信を行うためのインタフェースである。通信インタフェース140は、例えばIrDA等の赤外線通信、USB(Universal Serial Bus)、無線LAN(Local Area Network)、RS−232C、Bluetooth(登録商標)等により構成され、ホストコンピュータに設けられた通信インタフェースとの通信が可能である。
また、ポータブルプリンタ101は、ハウジング102の内部に電力制御回路200を備える。電力制御回路200は、操作部150の電源スイッチ151のON/OFFに従って、ACアダプタ400等を介した外部の商用電力コンセントからの電力または充電池270からの電力の供給/遮断をソフト的に制御する。ソフト的とは、本ポータブルプリンタ101の制御信号によって電力の供給/遮断を制御することを意味する。
電力制御回路200は、直流電力入力部210と、電圧変更装置220と、電力監視装置230と、電力制御装置240と、電力遮断装置250と、電源切替装置260と、電源供給装置であるシステム電源供給回路280と、を備える。
電圧変更装置220は、直流電力入力部210から入力された所定電圧範囲(例えば10V〜25V)の直流電力の電圧を充電池270の充電に適した電圧(例えば8.4V、又は、16.8V:充電池の仕様により異なる)に変更する。本実施の形態では、充電池270はリチウムイオン充電池であるので、CC/CV充電方式、即ち、外部DC電圧を降圧して、電流電圧一定充電を行う。
また、電圧変更装置220は、充電に際して、充電電圧、電流を可変にすることや、再充電の閾値を調節することにより、電池の寿命を延ばすことができる長寿命モードに設定することができる。電力監視装置230は、直流電力入力部210からの直流電力の電圧を監視する。電力遮断装置250は、電力監視装置230が検出した直流電圧の電圧が所定範囲(10V〜25V)から外れた場合、直流電力入力部210からの直流電力を遮断状態にする。電源切替装置260は、印字機構300に供給される駆動電力を直流電力入力部210からの電力及び充電池270からの電力のうちの一方に切り替える。
電力制御装置240は、電力遮断装置250及び電源切替装置260に対して以下の制御を行う。
まず、電力監視装置230の検出結果に基づいて、直流電力入力部210からの直流電力が所定範囲(10V〜25V)であるとき、電源切替装置260を動作させ、直流電力入力部210からの直流電力を電圧変更装置220に導通させる。これにより、電圧変更装置220から充電池270に充電用の直流電力(8.4V)を供給する。この状態で、システム電源供給回路280にも直流電力入力部210からの電力が供給される。
また、電力制御装置240は、外部から直流電力が直流電力入力部210に供給されている状態で印字制御装置135からの印字信号を受けると、電源切替装置260を作動させて印字機構300の駆動電力を充電池270の電力とする。これにより、印字指示があったとき印字機構300への直流電力入力部210からの電力は遮断される。ただし、印字制御装置135への電力は、直流電力入力部210からの電圧が所定範囲であるときには直流電力入力部210から供給されるものとする。
更に、電力制御装置240は、印字指示がないときでも、電力監視装置230で検出された直流電力の電圧が充電池の電圧より低いとき、電源切替装置260を駆動してシステム電源供給回路280への電力を充電池270から供給する。
システム電源供給回路280は、印字制御装置135を介して印字機構300の各部に電力を供給する。印字機構300のサーマルヘッド112には、許容電圧の範囲で電力を印加する。即ち、ポータブルプリンタ101が印刷を行うときには、電力遮断装置250により、直流電力入力部210からの電力は遮断されている他、電源切替装置260により、充電池270からの電力が供給されており、サーマルヘッド112の許容電圧を超える電圧は供給されない。
また、システム電源供給回路280は、印字制御装置135を駆動する電力(電圧、5V,3.3V,1.5V等)を供給する。このように、システム電源供給回路280は、外部直流電力及び充電池270の電圧の範囲で適正に動作できるように各部への動作入力電圧が設定されている。
システム電源供給回路280は、充電池270及び直流電力入力部210からの直流電力で駆動する各電源系のオン、オフの制御を行う。即ち、システム電源供給回路280は、直流電力入力部210に直流電力が供給されている状態では直流電力入力部210からの直流電力を印字制御装置135に供給し、直流電力入力部210に直流電力が供給されていない状態では充電池270からの直流電力を印字制御装置135に供給する。
また、システム電源供給回路280は、電力制御装置240によって、印字制御装置135へ充電池270からの直流電力が供給されたとき、この直流電力を印字制御装置135経由で印字機構300に供給する。
なお、印字制御装置135は、印字機構300の制御を行う他、電力供給に際しては、電圧変更装置220及びシステム電源供給回路280からの情報を取得し、電圧変更装置220及びシステム電源供給回路280が充電できる条件であるとき、電力制御装置240に充電開始の指示を送る。
また、印字制御装置135は、ポータブルプリンタ101を状況に応じてさまざまな状態モードに設定する。モードとしては、サーマルヘッド112による印刷が直ちに行われる待機モード、電力消費を低減するためシステムを省エネルギー状態としたスリープモード、サーマルヘッド112で印字を行う印字モード、充電池270を充電する充電モード、充電池270の寿命を縮めることがない低電圧で充電を行う長寿命充電モードが設定されている。
各モードへの移行は以下のように制御されている。
まず、充電池270での駆動時において、待機モードから所定時間経過した後にスリープモードに入る。スリープモードでは、不要な機能部の電源を閉じ、通信インタフェース140の待ち受けのみを行う。スリープモードであるとき、印字機構300を動作する必要が出た場合や、通信インタフェース140の送受信が発生した場合は、通常の待機モードに戻す。
また、外部からの直流電力の供給時においては、スリープモードには入らず、通常の待機モードとする。これにより、印字モードへの起動を速くできる。待機モードでは、通信インタフェース140の待ち受けを行いつつ、電圧変更装置220で充電池270の充電制御を行う。
このようなポータブルプリンタ101では、用紙収納部105に用紙ロールPRを収納してラベル用紙PTを引き出して、カバー107を閉じると、引き出されたラベル用紙PTはサーマルヘッド112及びプラテン117の間に挟まれ、かつ、ヘッドカバー116及び用紙抑えローラ118の間に挟まれる。この状態で印字制御装置135の制御の下に印字モードとなった場合には、ステッピングモータ131がモータ制御装置134の制御によって駆動されると、ラベル用紙PTは、用紙ロールPRからサーマルヘッド112を経由して用紙排出口110に向かう方向に搬送される。また、サーマルヘッド112は、ヘッド制御装置133の制御に基づいて発熱素子列114を発熱させることによって、搬送されるラベル用紙PTのラベルLに対し所定の内容を印刷する。
次に、フラッシュメモリ14に記憶されたプログラムによりCPU11が実行する電源OFF処理および電源ON処理について、図6に示す機能ブロック図、図7および図8に示すフローチャートを参照して説明する。
本実施の形態のポータブルプリンタ101で実行されるプログラムは、図6に示すような各部(情報記憶手段10、位置設定手段20、紙送り手段30)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU11が上記フラッシュメモリ14からプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM13上にロードされ、上述した各部(情報記憶手段10、位置設定手段20、紙送り手段30)がRAM13上に生成されるようになっている。
図7に示すように、情報記憶手段10は、操作部150の電源スイッチ151の操作による電源OFF信号を受信すると(ステップS1のYes)、ラベル用紙PTの停止位置情報(ラベルセンサ51からのパルス数)をフラッシュメモリ14の停止位置情報記憶部144に記憶した後(ステップS2)、電源OFF処理を実行する(ステップS3)。
一方、図8に示すように、位置設定手段20は、操作部150の電源スイッチ151の操作による電源ON信号を受信すると(ステップS11のYes)、電源ON処理を実行するとともに(ステップS12)、フラッシュメモリ14に記憶されている各種設定情報からラベル用紙PTのラベルサイズ(ラベルの短辺の長さ)を取得する(ステップS13)。なお、ラベル用紙PTのラベルサイズ(ラベルの短辺の長さ)は、予め登録されている。すなわち、フラッシュメモリ14は、ラベルサイズ記憶部としても機能する。
ラベル用紙PTのラベルサイズ(ラベルの短辺の長さ)が閾値以下である場合には(ステップS14のYes)、位置設定手段20は、カバー開閉センサ50の状態を取得して(ステップS15)、カバー107の開閉状態を判定する(ステップS16)。
位置設定手段20は、カバー107が閉状態である場合には(ステップS16のYes)、フラッシュメモリ14の停止位置情報記憶部144に記憶されているラベル用紙PTの停止位置情報(ラベルセンサ51からのパルス数)を用いて印字開始位置を決定する(ステップS17)。
また、位置設定手段20は、カバー107が開状態である場合には(ステップS16のNo)、カバー107が閉状態となった後(ステップS18のYes)、モータ制御装置134を制御することによってラベル用紙PTを1ラベルL分だけ紙送りすることによって、印字開始位置を決定する(ステップS19)。
一方、ラベル用紙PTのラベルサイズ(ラベルの短辺の長さ)が閾値以上である場合には(ステップS14のNo)、ジャムの発生は少ないことから、位置設定手段20は、モータ制御装置134を制御することによってラベル用紙PTをバックフィードしてから1ラベル分だけ紙送りすることにより印字開始位置を決定する(ステップS20)。
なお、上述のようにして印字開始位置を決定した後、操作部150の紙送りボタン152の操作による紙送り指示信号を受信すると、紙送り手段30が、決定した印字開始位置に関係なく、モータ制御装置134を制御することによってラベル用紙PTを指示信号分だけ紙送りする。
このように本実施の形態によれば、用紙収納部105とサーマルヘッド112とを結ぶ用紙搬送経路中に設けられたラベルセンサ51で検出された電源を切った際のラベル用紙PTの位置を停止位置情報として、電源を切っても記憶内容を保持することができる停止位置情報記憶部144に記憶し、電源を入れる際に、停止位置情報記憶部144に記憶されている停止位置情報を、サーマルヘッド112による印字開始位置とすることにより、電源のオフ/オンの前後でラベル用紙PTの入れ替えが無いような場合には、停止位置情報記憶部144に記憶されている停止位置情報をサーマルヘッド112による印字開始位置とすることができるので、従来のように印字開始位置を決定するために必ずラベル用紙PTを1ラベル分だけ紙送りする場合に比べて、印字開始位置の決定時にラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルLを無駄にすることがなくなる、という効果を奏する。
なお、ラベル用紙PTのラベルサイズ(ラベルLの短辺の長さ)が閾値以下である場合に、停止位置情報記憶部144に記憶されている停止位置情報をサーマルヘッド112による印字開始位置とし、ラベルサイズが閾値以下でない場合に、ラベル用紙PTをバックフィードしてから1ラベル分だけ紙送りすることにより印字開始位置を決定するのは、ラベル用紙PTの台紙に貼付されたラベルLの短辺の長さが短いような場合にはバックフィードに伴って台紙からラベルLが剥がれてジャムが発生してしまうという問題があるが、ラベルLの短辺の長さが十分に長いような場合にはラベル用紙PTをバックフィードしてから1ラベル分だけ紙送りしてもジャムが発生することはないからである。
また、カバー107が閉状態であることを検出した場合に、停止位置情報記憶部144に記憶されている停止位置情報を印字開始位置とし、カバー107が開状態であることを検出した場合には、カバー107が閉状態であることを検出した後、ラベル用紙PTを1ラベル分だけ紙送りすることによって印字開始位置を決定するのは、カバー107が開状態である場合には、ラベル用紙PTの入れ替え作業を行っていると考えられ、ラベル用紙PTの入れ替え作業前のラベル用紙PTについての停止位置情報記憶部144に記憶されている停止位置情報が役に立たないためである。
なお、本実施の形態のポータブルプリンタ101で実行されるプログラムは、フラッシュメモリ14に予め組み込まれて提供されるものとして説明したが、これに限るものではない。本実施の形態のポータブルプリンタ101で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態のポータブルプリンタ101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のポータブルプリンタ101で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
10 情報記憶手段
14 不揮発性記憶部、ラベルサイズ記憶部
20 位置設定手段
30 紙送り手段
50 カバー開閉検出部
51 ラベル位置検出部
101 プリンタ
105 用紙収納部
107 カバー
112 サーマルヘッド
131 モータ
152 紙送り指示部
270 電源
L ラベル
PT ラベル用紙
特開平08−300740号公報

Claims (8)

  1. 電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うプリンタにおいて、
    前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、
    前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、
    前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶する情報記憶手段と、
    前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする位置設定手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記ラベル用紙のラベルサイズを記憶するラベルサイズ記憶部を更に備え、
    前記位置設定手段は、前記ラベルサイズ記憶部に記憶されている前記ラベルサイズが閾値以下である場合に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする、
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記用紙収納部の少なくとも一部を外部に対して開状態または閉状態にするカバーの開閉状態を検出するカバー開閉検出部を更に備え、
    前記位置設定手段は、前記カバー開閉検出部で前記カバーが閉状態であることを検出した場合に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする、
    ことを特徴とする請求項1または2記載のプリンタ。
  4. 前記位置設定手段は、前記カバー開閉検出部で前記カバーが開状態であることを検出した場合に、前記カバー開閉検出部で前記カバーが閉状態であることを検出した後、前記モータを駆動することによって前記ラベル用紙を1ラベル分だけ紙送りすることによって印字開始位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項3記載のプリンタ。
  5. 前記位置設定手段は、前記ラベルサイズ記憶部に記憶されている前記ラベルサイズが閾値以下でない場合に、前記モータを駆動することによって前記ラベル用紙をバックフィードしてから1ラベル分だけ紙送りすることにより印字開始位置を決定する、
    ことを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  6. 前記モータの駆動によって前記ラベル用紙の紙送りを指示する紙送り指示部と、
    前記位置設定手段によって印字開始位置を決定した後、前記紙送り指示部から紙送り指示があった場合、前記位置設定手段によって決定した印字開始位置に関係なく、前記モータを駆動することによって前記ラベル用紙を指示された分だけ紙送りする紙送り手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一記載のプリンタ。
  7. 電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うものであって、前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、を備えるプリンタを制御するコンピュータを、
    前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶する情報記憶手段と、
    前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とする位置設定手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 電源からの電力供給を受けて、モータを駆動源として用紙収納部に収納されていてロール状に巻回されたラベル用紙を副走査方向に引き出して搬送する過程で、前記ラベル用紙の台紙に貼り付けられたラベルをサーマルヘッドによって加熱して印字を行うものであって、前記電源を切っても記憶内容を保持することができる不揮発性記憶部と、前記用紙収納部と前記サーマルヘッドとを結ぶ用紙搬送経路中に設けられ、前記ラベル用紙のラベル位置を検出するラベル位置検出部と、を備えるプリンタで実行される印字開始位置決定方法であって、
    前記プリンタは、制御部と記憶部を備え、
    前記制御部において実行される、
    情報記憶手段が、前記電源を切った際の前記ラベル位置検出部で検出された前記ラベル用紙の位置を停止位置情報として前記不揮発性記憶部に記憶するステップと、
    位置設定手段が、前記電源を入れる際に、前記不揮発性記憶部に記憶されている前記停止位置情報を、前記サーマルヘッドによる印字開始位置とするステップと、
    を含むことを特徴とする印字開始位置決定方法。
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