JP2011062331A - 薬剤管理方法および薬剤管理装置 - Google Patents

薬剤管理方法および薬剤管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011062331A
JP2011062331A JP2009215338A JP2009215338A JP2011062331A JP 2011062331 A JP2011062331 A JP 2011062331A JP 2009215338 A JP2009215338 A JP 2009215338A JP 2009215338 A JP2009215338 A JP 2009215338A JP 2011062331 A JP2011062331 A JP 2011062331A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
information
surgery
unit
drug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009215338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5359726B2 (ja
Inventor
Makoto Goto
誠 後藤
Takanobu Tanimoto
貴頌 谷本
Yoshihiko Matsukawa
善彦 松川
Shusuke Kuwata
秀典 桑田
Noriko Gonjo
紀子 権丈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009215338A priority Critical patent/JP5359726B2/ja
Publication of JP2011062331A publication Critical patent/JP2011062331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359726B2 publication Critical patent/JP5359726B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

【課題】従来の手術室の薬剤管理カートの課題は、薬剤ごとに保管履歴、又は準備利用履歴を管理しようとすると多大な労力を必要とすることであった。
【解決手段】RFIDタグを有する薬剤を収納する収納部20、21と、手術情報を記録する手術情報記録部47と、収納部20、21に収納される薬剤のRFIDタグに手術情報を記録する書込み部43、44と、手術作業者の操作指令を取得する操作指令取得部29と、を備え、操作指令取得部29が手術開始指令を受けると、書込み部43、44は手術情報記録部47に記録された手術開始情報を収納部20、21に収納される薬剤のRFIDタグに記録し、操作指令取得部29が手術終了指令を受けると、書込み部43、44は、手術情報記録部47に記録された手術終了情報を収納部20、21に収納される薬剤のRFIDタグに記録する薬剤管理装置14であり、薬剤のRFIDタグへ手術情報を書き込むことができる。
【選択図】図8

Description

本発明は、病院の手術室で行う手術時の薬剤を管理する薬剤管理方法および薬剤管理装置に関するものである。
病院では、様々な病気やけがを持つ患者に対し、医師が診断を行い、治療のために調剤情報を作成している。そして、調剤局や調剤室等で、その調剤情報に従い薬剤を取り揃えて患者へ提供をしている。
同様に、手術室で利用する手術用の薬剤は、医師の診断に基づいて、手術前に薬剤管理カートに準備される。しかし、ここで準備された薬剤が、手術の計画で必要最低限とする薬剤のみであると、手術中に医師の診断が変わった場合や、慌ただしい手術の最中に薬剤が破損したりする場合に、薬剤が不足することになる。そのため、手術用の薬剤の準備は、予め多めに取り揃えておく必要がある。
また、頻繁に行われる手術については、特定の手術用の薬剤カートを準備して一定の薬剤を保持するようにして、手術前に薬剤が不足していれば補充するようにしている。同様に、多くの手術に共通して必要な薬剤を集めた薬剤管理カートを手術室に常駐させておく場合もある。
このような手術室に常駐する薬剤管理カートで保管される薬剤には、手術中に取り出された場合でも、手術状況を見て薬剤の投与が不要と判断されると、使用されずに薬剤管理カートへ返却される薬剤(以下、準備利用された薬剤、と称す)もある。
準備利用された薬剤は、使用はされていないが、手術現場の近くに置かれたり、手術中の医師や看護師に触れたりするため、血液や他の薬品によって薬剤の容器が汚染される可能性がある。
準備利用された薬剤は、実際には使用されていないため、再利用することは可能である。しかし、病院によっては、内部基準を設け、薬剤が準備利用された時の手術内容や、薬剤の準備利用の回数によっては、薬剤の容器が手術に適さないほど汚染されたとして、再利用しないようにしている。
ここで、例えば、薬剤管理カートの手術履歴(その薬剤管理カートが持込まれた手術の履歴)を知ることができれば、大まかな薬剤ごとの準備利用履歴の管理も可能だと考えられる。
しかし、手術室に常駐する薬剤管理カートは、手術一回ごとに薬剤が準備される方式ではなく、薬剤が不足すると補充される方式である。そのため、薬剤管理カートの手術履歴と、そこに保管される薬剤の保管履歴(その薬剤が持込まれた手術の履歴)とは、必ずしも一致しない。つまり、薬剤管理カートの手術履歴と、薬剤ごとの保管履歴とが同一であるとは限らない。よって、安全性の高い内部基準を採用すると、まだ利用することが可能な薬剤も廃棄しなければならない。薬剤によっては非常に高価なものもあり、このように廃棄することが大きな無駄となる場合もある。
また、各薬剤に、手術開始と手術終了後に、手術内容を手作業で書込むことも考えられるが、薬剤それぞれに対して行う必要があり、多大な労力を必要とする。
手術室用の薬剤管理カートではないが、図12のごとくバーコードリーダを利用して、作業者の負担を減らして薬剤管理を行う薬剤類収納装置1がある。
図12に示すように、薬剤類収納装置1は、複数の収納容器と、複数の開駆動手段と、複数の表示器6、7と、制御装置とを備える。ここで、複数の収納容器は、扉2や引出3等の開閉部材を有し、これで開閉される開口4、5を介して外部から人手で薬剤を出し入れしうるものである。また、複数の開駆動手段は、収納容器ごとの開閉部材に開動作を行わせるものである。また、複数の表示器6、7は、各収納容器に付設され、数字を表示するものである。また、制御装置は、指示箋をバーコードリーダ8で読んで得た薬剤払出情報に基づいて、収納容器の何れかを選択して開駆動手段を作動させると共に、表示器6、7に取出数を表示させるものである。この薬剤類収納装置1を用いることで、分別保管薬剤の選択に加えて薬剤類の在処が一目瞭然となると同時に、その薬剤を取り出せる状態になり、更に目前で案内表示もなされる。
特開2004−187958号公報
従来の手術室の薬剤管理カートの課題は、薬剤ごとに保管履歴又は準備利用履歴を管理しようとすると、多大な労力を必要とすることである。
例えば、手作業で手術ごとに薬剤へ手術内容等を書込むことをすれば、薬剤ごとの保管履歴や準備履歴の管理は可能であるが、多大な労力を必要とする。
また、特許文献1の薬剤収納装置1のように、バーコードリーダ8を利用することで保管履歴や準備利用履歴を管理しようとすると、バーコードに情報を追記することができない。そのため、バーコードに識別番号を付与して、その識別番号を基にデータベースで管理する必要がある。薬剤容器のバーコードに記録される情報は薬剤名等の共通情報なので、同種類の薬剤を識別しようとすると、識別番号を付与したシール等を張り、データベースを作成する必要がある。さらに、薬剤容器のバーコードを一つずつ読み取る必要があるために、これも多大な労力を必要とする。
本発明は、これら課題を解決し、多大な労力が不要で、簡易に薬剤の履歴を個別管理できる薬剤管理方法および薬剤管理装置を提供することを目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明の薬剤管理方法は、手術室に持込まれる薬剤の管理方法であって、前記手術室から持出されるまでに、薬剤管理装置の収納部に収納された複数の薬剤のRFIDタグそれぞれに、手術計画と手術内容と手術開始時間と手術終了時間と手術場所とを含む手術情報を記録することを特徴とする。
また、この目的を達成するために本発明の薬剤管理装置は、RFIDタグを有する薬剤を収納する収納部と、手術計画と手術内容と手術開始時間と手術終了時間と手術場所とを含む手術情報を記録する手術情報記録部と、前記収納部に収納された薬剤のRFIDタグに前記手術情報記録部の手術情報を記録する書込み部と、手術作業者の操作指令を取得する操作指令取得部と、を備え、前記操作指令取得部が手術開始指令を受けると、前記書込み部は前記手術情報記録部に記録された手術開始情報を前記収納部に収納される薬剤のRFIDタグに記録し、前記操作指令取得部が手術終了指令を受けると、前記書込み部は、前記手術情報記録部に記録された手術終了情報を前記収納部に収納される薬剤のRFIDタグに記録することを特徴とする。
本発明によれば、多大な労力が不要で、薬剤ごとの履歴の個別管理を簡易にできる薬剤管理方法および薬剤管理装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1における手術室の正面図 本発明の実施の形態1における薬剤管理装置の斜視図 本発明の実施の形態1における収納部を引き出した薬剤管理装置の斜視図 本発明の実施の形態1における名札の正面図 本発明の実施の形態1における収納部の斜視図 本発明の実施の形態1における薬剤の斜視図 本発明の実施の形態1における薬剤のRFIDタグの下面図 本発明の実施の形態1における薬剤管理装置の機能ブロック図 本発明の実施の形態1における手術前の管理部のフローチャート 本発明の実施の形態1における手術後の管理部のフローチャート 本発明の実施の形態2における手術中の管理部が行う返却薬剤検出のフローチャート 従来の薬剤類収納装置の斜視図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付けて、適宜、説明を省略している。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における手術室10の正面図である。手術室10には、患者を寝かせる手術用のベッド11と、ベッド11の上方にあってベッド11上の患者の術部を照らす手術用のライト12と、手術で利用する患者の生態情報を測定する測定器具13と、手術用の薬剤を保管する薬剤管理装置14がある。このような手術室10にて、手術作業者(医師、看護師)が、手術道具(図示せず)、測定器具13、薬剤管理装置14を利用しながら手術を進める。
図2は薬剤管理装置14の斜視図である。薬剤管理装置14は、薬剤を保持する収納部20、21と、タッチパネルによる入力機能を有する表示部22と、医師の名札に取り付けられたICタグの個人識別情報を無線で読み取るICタグリーダ23と、ICタグリーダ23で個人識別される医師を撮像範囲に含むように手術室を撮影するカメラ24と、小型パソコン等のデータ処理装置を保管する制御機器ケース部25とを備える。
さらに、薬剤管理装置14の上部に、手術を開始する時に押す手術開始ボタン27と、手術を終了する時に押す手術終了ボタン28とを備える。
また、薬剤管理装置14に保持する薬剤を取り出し易くするために、図3に示すように、収納部20、21を個別に引き出すことが可能である。
なお、医師(手術作業者)の名札には、図4に示すように、個人識別するためのICタグが取り付けられている。ICタグは、名札15の中に埋め込まれたIC16とアンテナ17からなる。IC16の中に、医師の個人識別情報が記録されている。このICタグとしてUHF帯RFIDタグを使用し、近接距離1m以内において、ICタグリーダ23で検出が可能である。
なお、同じく手術作業者である看護師も、医師と同様に、個人識別するためのICタグが名札に取り付けられている。
次に、図5の収納部20の分解図を用いて、この収納部20、21の構造を詳細に説明する。
収納部20は、RFIDタグを有する薬剤を整然と並べるために一定の間隔で凹部が形成された薬剤受け31と、薬剤受け31の下部にある収納部アンテナ32と、薬剤受け31と収納部アンテナ32を固定するアンテナ固定ガイド33と、アンテナ固定ガイド33の下方に蓋をする収納部底板34と、この収納部底板34の下面に取り付けられて収納部アンテナ32の下方への電波を遮断する遮蔽板35と、を備える。
なお、収納部アンテナ32は、収納部20に保持された薬剤のRFIDタグの情報を検出するRFIDタグの検出部、および、このRFIDタグに情報を記録するための書き込部に繋がっている。
また、収納部20は、薬剤管理装置14の一部である引出レール36をスライドして移動する。
なお、図3の収納部21は、収納部20の下方に位置しているが、基本構成は収納部20と同じである。
ちなみに、本実施の形態で用いる複数種類の薬剤の一つであるアンプル薬剤30aは、図6に示すように薬液をアンプル38に入れたものであり、アンプル38の下部にRFIDタグ39を備える。このRFIDタグ39は、13.56MHzのHF帯RFIDタグ39が使用される。図7のRFIDタグ39の下面図に示すように、RFIDタグ39は、IC39aと渦巻き状のコイル39bとによって構成される。
また、図6に示すバイアル薬剤30bは、薬液を薬剤ビンに入れて蓋をしたのであり、アンプル38と同様に薬剤ビンの下部にRFIDタグ29を備える。本実施の形態では、複数種類の薬剤を用いる場合について説明しているが、これら複数種類の薬剤は、薬剤ビンの形状などは異なるが、その構成は、前述のアンプル薬剤30aと同様にその下部にRFIDタグ39を備える。
図8は、薬剤管理装置14の機能ブロック図である。
薬剤管理装置14は、表示部22と、ICタグリーダ23と、カメラ24、手術開始ボタン27と、手術終了ボタン28と、を備える。さらに、手術作業者の操作指令である手術開始ボタン27から発信される手術開始信号、および、手術終了ボタン28から発信される手術終了信号を取得する操作指令取得部29を備える。
収納部アンテナ32は、薬剤受け31に置かれている薬剤のRFIDタグを検出する。
その他に、薬剤管理装置14は、収納部20、21と、収納部20に保持する薬剤のRFIDタグ39より薬剤情報等を検出する検出部41と、収納部21に保持する薬剤のRFIDタグ39より薬剤情報等を検出する検出部42と、収納部20に保持する薬剤のRFIDRタグ39に手術情報等を記録する書込み部43と、収納部21に保持する薬剤のRFIDタグに手術情報を記録する書込み部44と、手術室の温度を測定する温度測定部45とを備える。
さらに、薬剤管理装置14は、手術情報を記録する手術情報記録部47、検出部41、42により検出された薬剤情報に基づいて薬剤情報管理を行う薬剤管理部40と、を備える。手術情報記録部47、薬剤管理部40は、小型パソコン等のデータ処理装置からなり、制御機器ケース部25に存在する。ここで、手術情報とは、手術管理コード、手術計画、手術内容、手術開始日時(手術開始時間)、手術終了日時(手術終了時間)、手術場所等からなる情報である。
なお、薬剤管理部40は、検出部41、42により検出された薬剤情報に基づいて薬剤情報管理を行う。薬剤情報とは、薬剤管理番号(ユニークな番号)、薬剤名、分量等からなる情報である。
ちなみに、薬剤管理部40は、収納部20、21で検出される薬剤を所定の時間ごとに記録する収納薬剤記録部49と、温度測定部45で測定される手術室温度を記録する手術環境記録部48とを備える。
次に、薬剤管理装置14を用いて行う手術について説明する。ひとつの手術を大きく分けると、手術前作業、手術中作業、手術後作業がある。
手術前作業について、図9の手術前の管理部のフローチャートを用いて説明する。手術前作業として、手術作業者は薬剤管理装置14に対して、不足薬剤の補充、手術計画の入力、手術開始の指示を行う。
まず、手術作業者は薬剤管理装置14の不足薬剤の補充を行う。薬剤管理装置14の収納部20、21は、手術に使う薬剤(注射液等が納まった薬剤ビン)を保持しているが、収納部20で保持する薬剤は、共通して利用することの多い共通薬剤である。この共通薬剤は、事前の手術で数個使用されている場合がある。そのため、新たな手術のために共通薬剤の補充を行う必要がある。また、ここでは、収納部21で保持する薬剤は、共通薬剤ではなく、今回の手術に利用する薬剤であり、この薬剤は、新しく補充される。
なお、収納部20では、初期状態の薬剤の種類かつ薬剤の数量(例えば、薬剤Aを3個、薬剤Bを4個、薬剤Cを2個)になるように、薬剤が補充される。また、収納部21については、手術前の打ち合わせで準備が必要とされた薬剤種類かつ薬剤数(例えば、薬剤Eを1個、薬剤Fを2個)になるように、補充される。
薬剤の補充が終わると、薬剤管理装置14へ手術計画を入力するが、手術計画の入力は医師が行う必要がある。そこで、医師が持つ個人ICタグを、ICタグリーダ23が読み取り、入力者が医師であるか否かの認証を行う(ステップS1)。この時の認証は、薬剤管理部40にある医師情報DB(図示せず)と検出されたICタグ識別情報とを照合する。
なお、この時のICタグ検出時に、カメラ24で手術計画の入力者を撮影し、手術情報記録部47に撮影映像を記録する。
入力者の認証が終わると、手術を担当する医師は、タッチパネルでもある表示部22へ、手術の手術計画を入力する(ステップS2)。この時の手術計画は、手術情報記録部47に記録される。
なお、手術計画の中には調剤情報も含まれており、手術計画の入力が終わると、手術計画から、最大限必要と考えられる薬剤の種類とその数量を算出する(ステップS3)。
その後、収納部20、21に保持される薬剤のRFIDタグより薬剤情報を検出し、収納部20、21に保持される薬剤の種類とその数量を検出する(ステップS4)。
ステップS2とステップS3の結果より、手術計画を進める上で最大限必要と考えられる薬剤の種類とその数量と、収納部20、21に保持される薬剤の種類とその数量と比較して収納部20、21に保持される薬剤を確認する(ステップS5)。収納部20、21に保持される薬剤が不足していれば、表示部22に不足薬剤を表示する(ステップS6)。そして、薬剤が補充されると、再度、ステップS5で収納部20、21の薬剤を確認する。
なお、収納部20、21で保持する薬剤が問題なく取り揃えられると、手術を進めることのできる状態となる。すると、表示部22に、手術開始ボタン27を押すようにメッセージが表示される。そして、手術を開始する場合は、手術作業者が手術開始ボタン27を押すと手術開始信号が発信され、この手術開始信号を操作指令取得部29が検出する(ステップS7)。
なお、手術開始信号は、手術開始ボタン27の代わりに、表示部22に手術開始エリアを表示させ、その手術開始エリアを押すことで、手術開始信号が発信するようにしてもよい。
そして、操作指令取得部29が手術開始指令である手術開始信号を受けると、操作指令取得部29は手術情報記録部47に記録された手術前の手術情報である手術開始情報を、収納部20、21で保持するすべての薬剤のRFIDタグ39に記録する(ステップS8)。RFIDタグ39に記録される手術開始情報とは、手術管理コード、手術開始信号を操作指令取得部29が検出した時の手術開始日時である。
なお、手術管理コードは、患者名、病名、手術名、担当医、カルテ等を対応づけるのに利用する管理番号である。
このように、各薬剤にRFIDタグ39を取り付けることで、手術開始情報を複数の薬剤にまとめて書き込むことができる。すべての薬剤に手術開始情報を記録することで、薬剤ごとに正確な保管履歴を管理することが可能になる。また、書き込み部43、44で一括して複数のRFID39に書き込むので、少ない労力で可能である。
その後、薬剤管理装置14は、収納部20、21に保持するすべての薬剤のRFIDタグより薬剤情報を検出する(ステップS9)。ここで検出する薬剤情報とは、薬剤管理番号、薬剤名、分量である。
そして、検出された薬剤情報は、手術前の収納部保持情報として、収納薬剤記録部49に手術管理コードごとに分けて記録される(ステップS10)。このようにして、手術前作業が行われる。
次に、手術中作業に進む。手術中、手術作業者は、収納部20、21から薬剤を取り出して、この薬剤を注射器に取り込んだ上で、注射器を使って患者へ注射する。収納部20、21から取り出され使用された薬剤のアンプル、薬剤ビンは、薬剤廃棄庫へ捨てられる。
しかし、収納部20、21から取り出されたすべての薬剤が使用または破損して薬剤廃棄庫へ捨てられるわけではなく、一部の薬剤は収納部20、21に戻される場合もある。
例えば、収納部20、21から取り出して、薬剤を直ぐ使用できるように看護師が手に持って手術の進捗を見守っていた場合に、新たに薬剤を使用する必要がないと判断されると、薬剤は収納部20、21へ返却される。つまり、薬剤が準備利用される場合もある。
なお、薬剤管理装置14は温度測定部45を備え、手術中の薬剤管理装置14の外部(手術室10)の温度を5分ごとに測定し、手術環境記録部48へ記録する。
このように、収納部20、21より薬剤を取り出し、使用や返却して、手術中作業が行われる。
次に手術後作業について、図10の手術後の管理部のフローチャートを用いて説明する。
手術が終わる(手術後になる)と、医師は、表示部22へ手術内容を記入する(ステップS11)。手術内容の記入が終わると、表示部22には、手術終了ボタン28のボタンを押すようにメッセージが表示される。そして、手術を終了する場合は、手術作業者が手術終了ボタン28を押すと手術終了指令である手術終了信号が発信され、この手術終了信号を操作指令取得部29が検出する(ステップS12)。
なお、手術終了信号は、手術終了ボタン28の代わりに、表示部22に手術終了エリアを表示させ、その手術開始エリアを押すことで、手術終了信号が発信するようにしてもよい。
そして、操作指令取得部29が手術終了信号を受けると、操作指令取得部29は手術情報記録部47で記録された手術後の手術情報である手術終了情報を、収納部20、21で保持するすべての薬剤のRFIDタグに記録する(ステップS13)。RFIDタグに記録される手術後の手術情報である手術終了情報とは、手術管理コード、手術内容、手術終了信号を操作指令取得部29が検出した時の手術終了日時である。
このように、RFIDタグ39を取り付けることで、複数の薬剤にまとめて手術終了情報を書き込むことができる。すべての薬剤ごとに手術終了情報を記録することで、薬剤ごとに正確な保管履歴を管理することが可能になる。また、書き込み部43、44で一括して複数のRFID39に書き込むので、少ない労力で可能である。
その後、薬剤管理装置14は、収納部20、21に保持するすべての薬剤のRFIDタグより薬剤情報を検出する(ステップS14)。ここで検出する薬剤情報とは、薬剤管理番号、薬剤名、分量である。
ここで検出された薬剤情報は、手術後の収納部保持情報として、収納薬剤記録部49に手術管理コードごとに分けて記録される(ステップS15)。
この後、収納薬剤記録部49に記録された手術前の収納部保持情報と手術後の収納部保持情報より、保持薬剤の差分を算出し、使用薬剤リストを作成する(ステップS16)。
このように薬剤管理装置14を手術の薬剤管理に用いることで、薬剤ごとの保管履歴を簡易に記録することができる。収納部20に保持される薬剤は、手術の合間に収納部20へ薬剤が補充されるので、薬剤によって保管履歴が異なる。薬剤管理装置14を用いることとで、薬剤のRFIDタグへ保管履歴を記録するために、少ない労力で薬剤ごとの保管履歴の管理が可能になる。収納部21に保持される薬剤も同様である。
そして、薬剤の保管履歴を検出する保管履歴出装置を用いることで、手術作業者は薬剤の保管履歴を知ることができる。薬剤ごとの保管履歴がわかることで、大まかな準備利用履歴の管理も可能となる。すると、薬剤ごとの準備履歴がわかるので、準備利用した薬剤の再利用も可能となり、薬剤の廃棄を減らすことができる。
なお、収納部20、21は、一定の間隔に薬剤毎の凹部が形成された薬剤受け31でなくとも、複数の薬剤を一つの凹部に一緒に収めるような凹部であってもよい。また、複数の薬剤が乱雑に配置されていても、RFIDタグで管理しているため、薬剤の保管履歴の管理は問題なく行われる。
(実施の形態2)
本実施の形態2の薬剤管理装置14は、手術中に収納部20、21から一度取り出した後、収納部20、21に返却した(すなわち準備利用された)薬剤を薬剤管理部40で算出し、この準備利用された薬剤のRFIDタグ39に、準備利用されたことを記録することができる。
なお、実施の形態1とは、手術中に行われる管理部の動作が異なるが、その他については、ほぼ同じ動作がなされる。よって、実施の形態1と同様の構成については、同一符号を付与して説明を省略する。
手術前作業は、実施の形態1と同じように不足薬剤の補充の後に、手術計画の入力、収納部20、21の保持薬剤の確認、RFIDタグ39へ手術情報の記録、収納部20、21で保持される保持薬剤の検出、記録を行う。
そして、手術中作業については、図11の薬剤管理部40で行われる返却薬剤検出のフローチャートを用いて説明する。
図11に示される返却薬剤検出フローチャートを、一定間隔(例えば、0.1秒おきに)に繰り返し行うことで返却薬剤を検出することができる。
まず、薬剤管理部40が行う返却薬剤検出は、収納部20、21に保持されるすべての薬剤の検出が行われる(ステップS21)。薬剤情報には薬剤管理番号が含まれており、ステップS21で検出されたすべての薬剤管理番号を薬剤検出の度に収納薬剤記録部49へ記録する(ステップS22)。
ステップS22の後、薬剤管理部40は取出し薬剤を算出する。収納薬剤記録部49は、薬剤検出の度に収納部20、21に存在するすべての薬剤の薬剤管理番号が記録される。そのため、薬剤検出の時まで存在していたが、このタイミングで不在になっていた薬剤があれば、取出し薬剤と特定する(ステップS23)。
取出し薬剤が存在すれば、取出し薬剤の薬剤名を表示部22に表示する(ステップS24)。
ステップS24の後、または、ステップS23で取出し薬剤が存在しなかった場合、薬剤管理部40は返却薬剤を算出する。収納薬剤記録部49は、時間ごとに収納部20、21に存在するすべての薬剤の薬剤管理番号が記録されている。よって、収納部20、21に存在しているが、直前の時間まで不在で、再度、ステップS21で検出された薬剤管理番号が存在すると、その薬剤を返却薬剤と特定する(ステップS25)。
ステップS23で、返却薬剤がなければ終了し、再度、返却薬剤検出フローチャートを繰り返す。
返却薬剤が存在すれば、収納薬剤記録部49から薬剤の収納部20、21に不在であった時間を算出し、この不在時間を準備利用時間とする(ステップS26)。
そして、ここで算出された準備利用時間と未利用時間とを比較する(ステップS27)。未利用時間とは、薬剤を収納部20、21から取り出すが、取り出した薬剤が取出し間違だと気づいてすぐに返却したことを意味する時間である。ここでは、未利用時間として10秒の時間を設定する。
未利用時間以下であれば準備利用されていないとして、取り間違え薬剤の薬剤名と、取り間違えたメッセージを表示部22へ表示する(ステップS28)。そして、繰り返し返却薬剤の検出が行われる。
一方、未利用時間より長いと、準備利用された薬剤と判断され、準備利用された薬剤のRFIDタグ39に返却情報を記録する(ステップS29)。この時の返却情報には、準備利用時間を含むが、準備利用時間の他に、手術室温度を含めてもよい。この手術温度は、準備利用されている時間の手術室の温度で、手術環境記録部48から抽出する。
特に、低温での温度管理が必要とする薬剤を利用する場合、収納部20、21は低温になるように保冷材等で温度管理されているが、一度、収納部20、21から持ち出されると、手術室の温度にさらされて低温での管理がなされないので、薬剤が劣化する可能性があるために有用である。よって、返却情報には手術室温度に加えて、収納部20、21の温度を記録してもよい。
その後、返却薬剤の薬剤名と、返却薬剤であるとのメッセージを表示部22へ表示する(ステップS30)。そして、繰り返し返却薬剤の検出が行われる。
なお、返却薬剤の検出は手術作業中繰り返し行われるので、薬剤管理部40は、収納部20、21へ返却される薬剤を特定する毎に、返却される薬剤のRFIDタグ39へ返却情報を記録するように、書込み部43、44へ指示を出す。
上述したように、薬剤管理部40は、所要時間毎に検出部41、42で検出される薬剤情報より、収納部20、21から取り出された後、返却された薬剤を特定して返却情報を生成し、書込み部43、44は返却される薬剤のRFIDタグ39に薬剤管理部40で生成された返却情報の記録を行う。
このように、返却薬剤収納フローを繰り返すことで、準備利用された薬剤を算出し、準備利用された薬剤に返却情報を記録することができる。
よって、薬剤のRFIDタグ39から手術情報、返却情報を参照することで、簡易に薬剤の準備利用履歴を個別管理することができる。
実施の形態1では、薬剤の準備履歴の管理は大まかな管理しかできていなかったが、本実施の形態2では薬剤の準備履歴の管理を正確に行うことができる。
正確な薬剤の準備利用履歴の管理も可能となることで、準備利用した薬剤の再利用も可能となり、薬剤の廃棄をさらに減らすことができる。
なお、操作指令取得部29が手術終了指令を受けると、薬剤管理部40は、収納部20、21から取り出されることのなかったすべての薬剤のRFIDタグ39へ未利用情報を記録するように書込み部43、44へ指示を出して、薬剤のRFIDタグ39へ未利用情報を記録するようにしてもよい。このようにすることで、より明確に準備利用されていない未利用の薬剤を識別することができる。
また、薬剤管理部40は、所要時間毎に検出部41、42で検出される薬剤情報より、収納部20、21から取り出された薬剤を特定し、この薬剤が収納部20、21から取り出されたこと、例えば「薬剤が取り出されました」というメッセージを、表示部22へ薬剤名と共に表示するよう表示部22へ指示を出してもよい。
さらに、検出部41、42で検出される薬剤情報より、収納部20、21から取り出された後、返却される薬剤を特定し、この薬剤が返却されたこと、例えば「薬剤が返却されました」というメッセージを表示部22へ薬剤名と共に表示するように表示部22へ指示を出してもよい。このようにすることで、収納部20、21からどの薬剤が取り出されたのか、収納部20、21へどの薬剤が返却されたかを、手術作業者は間違いなく確認することができる。
また、薬剤管理部40は、薬剤が収納部20、21から取り出された後、返却されるまでの準備利用時間が未利用時間以下の薬剤は、表示部22へ返却された薬剤の薬剤名と共に未利用の薬剤として取り扱われることのメッセージ、例えば「未利用薬剤として処理します」「取り間違いとして処理します」を、表示部22へ表示するように指示を出してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3は、収納部20、21から薬剤が取り出された時、返却された時に準備利用された時の手術室の画像等を記録することで、セキュリティーを高めた薬剤管理装置14である。
薬剤管理部40は、手術室の画像を取得する画像取得部となるカメラ24を備える。薬剤管理部40は、検出部41、42により、収納部20、21から薬剤が取り出された時、および、収納部20、21へ薬剤が返却された時の少なくとも一方で、カメラ24で手術室の画像を取得する。そして、カメラ24で取得した手術室の画像に基づいて、収納薬剤記録部49に、取り出された薬剤または返却された薬剤の薬剤管理番号、時刻、画像、薬剤の移動方向(取り出し、返却のどちらであるか)が記録される。このように画像を記録することで、誰が取り出したのか、返却したのかを明確にすることができる。なお、収納薬剤記録部49に記録する画像を、RFIDタグ39へ記録してもよい。
また、カメラ24を用いなくとも、無線ICタグの個人識別情報を取得する無線ICタグリーダ23を備え、画像の変わりに個人識別情報を収納薬剤記録部49に記録してもよい。
この時、薬剤管理部40は、検出部41、42により、収納部20、21から薬剤が取り出された時、および、収納部20、21へ薬剤が返却された時の少なくとも一方で、無線ICタグリーダ23より取得される個人識別番号に加え、取り出された薬剤または返却された薬剤の薬剤管理番号、時刻、薬剤の移動方向(取り出し、返却のどちらであるか)を収納薬剤記録部49へ記録するようにしてもよい。
なお、カメラの取り付け位置は、薬剤管理装置ではなく、手術室、例えば天井に取り付けて手術室の全体が写るようにてもよい。この場合のカメラで撮影した画像は、無線通信等により、薬剤管理装置へ送られる。
このような構成とすることで、薬剤が取り出された状況、返却したされた状況が画像となって記録される。よって、後々問題が発生した場合、記録した画像を見ることでその時の状況を再確認することができ、セキュリティーを高めることができる。なお、収納薬剤記録部49に記録する情報を、RFIDタグ39へ記録してもよい。
本件発明にかかる薬剤管理方法および薬剤管理装置は、薬剤ごとの保管履歴、準備利用履歴の管理を簡易に行うことができるので、手術室の薬剤管理カートとして有用である。
10 手術室
11 ベッド
12 ライト
13 測定器具
14 薬剤管理装置
15 名札
16 IC
17 アンテナ
20、21 収納部
22 表示部
23 ICタグリーダ
24 カメラ
25 制御機器ケース部
27 手術開始ボタン
28 手術終了ボタン
29 操作指令取得部
30a アンプル薬剤
30b バイアル薬剤
31 薬剤受け
32 収納部アンテナ
33 アンテナ固定ガイド
34 収納部底板
35 遮蔽板
36 引出レール
38 アンプル
39 RFIDタグ
39a IC
39b コイル
40 薬剤管理部
41、42 検出部
43、44 書込み部
45 温度測定部
47 手術情報記録部
48 手術環境記録部
49 収納薬剤記録部

Claims (12)

  1. 手術室に持込まれる薬剤の管理方法であって、
    前記手術室から持出されるまでに、薬剤管理装置の収納部に収納された複数の薬剤のRFIDタグそれぞれに、手術計画と手術内容と手術開始時間と手術終了時間と手術場所とを含む手術情報を記録する、
    薬剤管理方法。
  2. 前記手術室での手術の開始時に、前記RFIDタグそれぞれに、手術計画と手術開始時間と手術場所とを含む手術開始情報を記録し、
    前記手術室での手術の終了時に、前記RFIDタグそれぞれに、手術内容と手術終了時間とを含む手術終了情報を記録する、
    請求項1記載の薬剤管理方法。
  3. 前記手術室での手術中に、所要時間毎に前記収納部で検出される薬剤情報より、前記収納部から取り出された後に返却された返却薬剤を特定して返却情報を生成し、前記返却情報を前記返却薬剤のRFIDタグに記録する、
    請求項1または2記載の薬剤管理方法。
  4. 所要時間毎に前記収納部で検出される薬剤情報より、薬剤が前記収納部から取り出された後に返却されるまでの時間である準備利用時間を算出し、前記準備利用時間を前記返却薬剤のRFIDタグに記録する、
    請求項3記載の薬剤管理方法。
  5. 前記準備利用時間における前記手術室の手術室温度を取得し、前記手術室温度を前記返却薬剤のRFIDタグに記録する、
    請求項4記載の薬剤管理方法。
  6. 前記手術室での手術の開始時から終了時まで、前記収納部に保管されていた薬剤のRFIDタグへ未利用情報を記録する、
    請求項1〜5いずれか記載の薬剤管理方法。
  7. 前記収納部から薬剤が取り出された時、および、前記収納部へ薬剤が返却された時の少なくとも一方で、前記手術室の画像を撮像して記録する、
    請求項1〜6いずれか記載の薬剤管理方法。
  8. 前記収納部から薬剤が取り出された時、および、前記収納部へ薬剤が返却された時の少なくとも一方で、手術作業者の個人情報をICリーダを用いて取得し、前記個人情報を記録する、
    請求項1〜7いずれかに記載の薬剤管理方法。
  9. RFIDタグを有する薬剤を収納する収納部と、
    手術計画と手術内容と手術開始時間と手術終了時間と手術場所とを含む手術情報を記録する手術情報記録部と、
    前記収納部に収納された薬剤のRFIDタグに前記手術情報記録部の手術情報を記録する書込み部と、
    手術作業者の操作指令を取得する操作指令取得部と、を備え、
    前記操作指令取得部が手術開始指令を受けると、前記書込み部は前記手術情報記録部に記録された手術開始情報を前記収納部に収納される薬剤のRFIDタグに記録し、
    前記操作指令取得部が手術終了指令を受けると、前記書込み部は、前記手術情報記録部に記録された手術終了情報を前記収納部に収納される薬剤のRFIDタグに記録する、
    薬剤管理装置。
  10. 前記収納部に収納された薬剤のRFIDタグより薬剤情報を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された薬剤情報に基づいて薬剤情報管理を行う薬剤管理部と、を備え、
    前記薬剤管理部は、所要時間毎に前記検出部で検出される薬剤情報より、前記収納部から取り出された後、返却された薬剤を特定して返却情報を生成し、
    前記書込み部は返却される薬剤のRFIDタグに前記薬剤管理部で生成された返却情報を記録する、
    請求項9記載の薬剤管理装置。
  11. 手術作業者へのメッセージを表示する表示部を備え、
    前記薬剤管理部は、所要時間毎に前記検出部で検出される薬剤情報より、前記収納部から取り出された薬剤を特定し、この薬剤が収納部から取り出されたことを前記表示部へ薬剤名と共に表示するように指示を出し、前記検出部で検出される薬剤情報より、前記収納部から取り出された後、返却される薬剤を特定し、この薬剤が返却されたことを前記表示部へ薬剤名と共に表示するように指示を出す、
    請求項10記載の薬剤管理装置。
  12. 手術作業者へのメッセージを表示する表示部を備え、
    前記薬剤管理部は、薬剤が前記収納部から取り出された後、返却されるまでの準備利用時間が未利用時間以下の薬剤は、前記表示部へ返却された薬剤の薬剤名とともに未利用の薬剤として取り扱われることのメッセージを前記表示部へ表示するように指示を出す、
    請求項11記載の薬剤管理装置。
JP2009215338A 2009-09-17 2009-09-17 薬剤管理方法および薬剤管理装置 Expired - Fee Related JP5359726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215338A JP5359726B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 薬剤管理方法および薬剤管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009215338A JP5359726B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 薬剤管理方法および薬剤管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011062331A true JP2011062331A (ja) 2011-03-31
JP5359726B2 JP5359726B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=43949237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009215338A Expired - Fee Related JP5359726B2 (ja) 2009-09-17 2009-09-17 薬剤管理方法および薬剤管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359726B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158740A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム
KR20160116949A (ko) * 2015-03-31 2016-10-10 연세대학교 산학협력단 수술 기구 및 시술 기구 자동 인식 시스템 및 이의 정보 처리 방법
JP2017512527A (ja) * 2014-03-27 2017-05-25 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド Rfidタグを備える外科用器具を含む電動式外科用ハンドピース
JP2018007722A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 コクヨ株式会社 搬送用什器
WO2020008953A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
WO2020008952A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システム、医療材料管理方法、およびプログラム
WO2020008951A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システム、医療材料管理方法、およびプログラム
WO2020008950A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
JP2020184236A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 株式会社スズケン 医薬品管理システムおよび医薬品管理方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213222A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 識別手段を用いた医療物品管理システム
JP2005040373A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Tosho Inc 医薬品運搬用手押車
JP2007190140A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Liti R & D:Kk 薬剤収納装置
JP2008253739A (ja) * 2005-04-06 2008-10-23 Mallinckrodt Inc 医療流体及びその容器に関する情報を管理するシステム及び方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004213222A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 識別手段を用いた医療物品管理システム
JP2005040373A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Tosho Inc 医薬品運搬用手押車
JP2008253739A (ja) * 2005-04-06 2008-10-23 Mallinckrodt Inc 医療流体及びその容器に関する情報を管理するシステム及び方法
JP2007190140A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Liti R & D:Kk 薬剤収納装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015158740A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 東芝テック株式会社 情報処理装置およびプログラム
US10987121B2 (en) 2014-03-27 2021-04-27 Medtronic Xomed, Inc. Powered surgical handpiece having a surgical tool with an RFID tag
JP2017512527A (ja) * 2014-03-27 2017-05-25 メドトロニック・ゾーメド・インコーポレーテッド Rfidタグを備える外科用器具を含む電動式外科用ハンドピース
US10130382B2 (en) 2014-03-27 2018-11-20 Medtronic Xomed, Inc. Powered surgical handpiece having a surgical tool with an RFID tag
KR20160116949A (ko) * 2015-03-31 2016-10-10 연세대학교 산학협력단 수술 기구 및 시술 기구 자동 인식 시스템 및 이의 정보 처리 방법
KR101703779B1 (ko) * 2015-03-31 2017-02-07 연세대학교 산학협력단 수술 기구 및 시술 기구 자동 인식 시스템 및 이의 정보 처리 방법
JP2018007722A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 コクヨ株式会社 搬送用什器
WO2020008953A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
WO2020008951A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システム、医療材料管理方法、およびプログラム
WO2020008950A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
JP2020008909A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
JP2020007054A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 小西医療器株式会社 医療材料管理システムおよび医療材料管理方法
JP2020008907A (ja) * 2018-07-02 2020-01-16 小西医療器株式会社 医療材料管理システム、医療材料管理方法、およびプログラム
WO2020008952A1 (ja) * 2018-07-02 2020-01-09 小西医療器株式会社 医療材料管理システム、医療材料管理方法、およびプログラム
JP2020184236A (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 株式会社スズケン 医薬品管理システムおよび医薬品管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5359726B2 (ja) 2013-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5359726B2 (ja) 薬剤管理方法および薬剤管理装置
US20230035015A1 (en) System and method for preventing wrong-site surgeries
CN106061386B (zh) 用于介入式设备的插入期间增强可视化的可佩戴电子设备
CN106068510B (zh) 用于在临床使用点确保患者用药和流体输送的系统和方法
JP5053256B2 (ja) 医療画像システム
US20050240441A1 (en) Hospital information system and program thereof
US20060079994A1 (en) Unit-dose medication dispensing cart and method of operating the same
US10413378B2 (en) Safety-blade dispenser and related methods
US9168107B2 (en) System and method for preventing wrong-site surgeries
JP2004348717A (ja) 病院情報システム
WO2001097730A2 (en) Tracking surgical implements with integrated
WO2009095904A1 (en) Dosage dispensing device
JP5413374B2 (ja) 薬剤取り揃え支援システム、薬剤取り揃え支援方法、薬剤払出機及びダミー体
JP2004507287A (ja) 薬剤治療など医療行為の管理装置
JP2011104188A (ja) 薬剤管理装置および方法
JP5010446B2 (ja) 使用済み薬品の自動認識システム
JP2009075871A (ja) 看護業務管理システム
CA2938040A1 (en) System and method for preventing wrong-site surgeries
US20140195262A1 (en) Drug registration apparatus and program
JP2011148602A (ja) 薬剤管理装置および薬剤管理方法
JP5212960B1 (ja) 調剤管理システム
JP2010075606A (ja) 薬剤投与量確認システム及び薬剤投与量確認方法
JP2010051418A (ja) 薬液注入装置、この薬液注入装置を有する透視撮像システム、薬液注入装置のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法
CN112614575A (zh) 处置过程合规确认方法
JP2002269232A (ja) 医療処置支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120326

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20121217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5359726

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees