JP2011061359A - 電話機応答メッセージ送信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電話回線と電話機との間に接続される電話機応答メッセージ送信装置として、通話が録音されることを伝えるメッセージである応答メッセージを記録している応答メッセージ記録手段と、前記電話回線からの着信を検知する着信検知手段と、着信検知手段が着信を検知した場合に、前記応答メッセージ記録手段から前記応答メッセージを呼び出し前記電話回線へ送出する応答メッセージ送出手段と、前記電話機のオフフック状態を検知するオフフック状態検知手段と、前記オフフック状態検知手段が、前記電話機がオフフックであることを検知した場合に、前記電話機と前記電話回線との接続に切り替える回線切り替え手段とを設ける。
【選択図】 図2
Description
このような詐欺対策として通話内容を録音しておくと、犯人逮捕に役立てることができ、このため犯行者も通話が録音されていることを知ると犯行をやめる可能性が高い。
そこで、電話による通話開始の前に発呼者に対して、通話内容が録音されることを予め伝えることで、犯行をやめさせる効果があると考えられる。また、このようなメッセージを通話開始前に伝えることは、振り込め詐欺に限られず、ストーカー行為やいたずら電話、悪質なセールスなど電話を使用した犯罪や迷惑行為全般に対する抑制効果が期待できる。
このようなメッセージを通話前に流す装置として留守番電話があり、一定回数のベル音の後に、発呼者に対して応答メッセージを流すことができる。
本発明は、このような観点から、一般的な電話機に接続して、通話開始前に発呼者に対して通話が録音される旨の応答メッセージを予め伝えるための装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、電話回線と電話機との間に接続される電話機応答メッセージ送信装置であり、通話が録音されることを伝えるメッセージである応答メッセージを記録している応答メッセージ記録手段と、前記電話回線からの着信を検知する着信検知手段と、 着信検知手段が着信を検知した場合に、前記応答メッセージ記録手段から前記応答メッセージを呼び出し前記電話回線へ送出する応答メッセージ送出手段と、前記電話機のオフフック状態を検知するオフフック状態検知手段と、前記オフフック状態検知手段が、前記電話機がオフフックであることを検知した場合に、前記電話機と前記電話回線との接続に切り替える回線切り替え手段とを有するものである。
請求項3に記載の発明は、前記電話機応答メッセージ送信装置において、前記応答メッセージ送出手段が、応答メッセージの送出を完了した場合に、使用者に通知を行なうメッセージ完了通知手段を有するものである。
請求項4に記載の発明は、前記電話機応答メッセージ送信装置において、前記回線接続手段により前記電話機と前記電話回線とが接続された場合に、前記電話回線を通じて行なわれる通話内容を記録する通話内容記録手段をさらに有するものである。
請求項2に記載の発明は、複数の応答メッセージの内から使用者が任意に応答メッセージを選択しておくことができるので、使用者の好みに合った応答メッセージを流すことができる。
請求項3に記載の発明は、応答メッセージの送出が完了した後に、そのことを知らせる通知が行われるので、受信者は受話器を取るタイミングをこの通知により知ることができる。
請求項4に記載の発明は、通話内容を実際に記録することができるので、たとえ犯行者が振り込め詐欺の犯行に及んでも、その後の犯人の特定などに通話記録を役立てることができる。
図1に本実施形態に係る電話機応答メッセージ送信装置Xの斜視図を示す。電話機応答メッセージ送信装置Xは、筐体10、設定ボタン11、12、13、設定ボタンLED11a、12a、13a、電話機コネクタ14、回線コネクタ15、マイク16、スピーカ17、録音端子18、電源スイッチ19a、電源LED19b、電源コード19cを有する。
図2に電話機応答メッセージ送信装置Xの回路構成を模式的に示す機能ブロック図を示す。電話機応答メッセージ送信装置Xは、制御部101、記録部102、通信制御部103、音声送出部104、スピーカ出力部105、マイク入力部106、設定部107、LED発光部108を有する。
記録部102は音声データを記録するメモリであり、第一の応答メッセージを記録する第一応答メッセージ記録部102a、第二の応答メッセージを記録する第二応答メッセージ記録部102b、第三の応答メッセージを記録する第三応答メッセージ記録部102c、通知音を記録する通知音記録部102dを有する。第一応答メッセージ記録部102a、第二応答メッセージ記録部102bには、通話が記録されることを伝える応答メッセージが予め記録されている。具体的には、それぞれ、女性の音声、男性の音声により「この電話の通話内容は防犯のために録音されております。予めご了承ください。」という内容の音声データが記録されている。第三応答メッセージ記録部102cの記録内容は、使用者が任意に録音した音声データが記録される。この音声の記録については後述する。通知音記録部102dは通知音としてベル音データが記録されている。第一応答メッセージ記録部102a、第二応答メッセージ記録部102b、第三応答メッセージ記録部102cは応答メッセージ記録手段を構成する。
スピーカ出力部105は、制御部101の指示により記録部102の通知音記録部102dに記録されている音声データをアナログ出力に変換してスピーカ17を通じて出力する。スピーカ出力部105は制御部101、通知音記録部102dとともに、メッセージ完了通知手段を構成する。
マイク入力部106は、マイク16から入力される音声をデジタルデータに変換する。変換された音声データは制御部101を通じて記録部102に記録される。
設定部107は、設定ボタン11、12、13からなるものであって、制御部101に設定指示を入力する。設定部107は、制御部101とともに応答メッセージ選択手段を構成する。
LED発光部108は、設定ボタンLED11a、11b、11cを含む発光回路であり制御部101の指示により発光を行う。
上記電話機応答メッセージ送信装置Xでは通話内容を録音するためには、録音端子18を通じて外部録音装置により通話内容を録音する必要があるが、録音内容記録手段をさらに内蔵するようにしてもよい。図4にかかる構成を有する電話機応答メッセージ送信装置Yの回路構成を模式的に示す機能ブロック図を示す。この電話機応答メッセージ送信装置Yの上記電話機応答メッセージ送信装置Xとの相違点は、記録部102に、通話内容を記録する通話記録部102e、電話回線Lと電話機Tとの通話内容をデジタルデータに変換し制御部101を通して通話記録部102eに記録させる音声入力部109、使用者の操作により通話記録部102eの記録内容をスピーカ出力部105を通して、出力させる再生制御部110を有する点である。再生制御部110には、筐体10表面に設けられる図示しない再生ボタン、停止ボタンなどが含まれる。このような構成を有することで、回線が切り替えられられた後に、音声入力部109により入力される通話内容を通話記録部102eに記録させるように制御することで、通話内容を録音することができ、再生制御部110を通じて、記録した通話内容を再生することができる。
なお、上記実施形態では、メッセージ完了通知手段としてベル音による通知を行うようにしているが、使用者が認識できれば手段は問わず、LEDの点灯などで通知するようにしてもよい。
また、本実施形態では制御部をマイコンによるプログラム制御としているが、ハードウエア構成によりプログラムと同様の動作を行う専用回路を用いてもよい。
10 筐体
11、12、13 設定ボタン
14 電話機コネクタ
15 回線コネクタ
16 マイク
17 スピーカ
18 録音端子
101 制御部
102 記録部
102a 第一応答メッセージ記録部
102b 第二応答メッセージ記録部
102c 第三応答メッセージ記録部
102d 通知音記録部
103 通信制御部
104 音声送出部
105 スピーカ出力部
106 マイク入力部
107 設定部
108 LED発光部
Claims (4)
- 電話回線と電話機との間に接続される応答メッセージ送信装置であって、
通話が録音されることを伝えるメッセージである応答メッセージを記録している応答メッセージ記録手段と、
前記電話回線からの着信を検知する着信検知手段と、
着信検知手段が着信を検知した場合に、前記応答メッセージ記録手段から前記応答メッセージを呼び出し前記電話回線へ送出する応答メッセージ送出手段と、
前記電話機のオフフック状態を検知するオフフック状態検知手段と、
前記オフフック状態検知手段が、前記電話機がオフフックであることを検知した場合に、
前記電話機と前記電話回線との接続に切り替える回線切り替え手段と
を有する電話機応答メッセージ送信装置。 - 前記応答メッセージ記憶手段は、複数の応答メッセージを記録するものであって、
さらに、使用者の操作により応答メッセージの一つを特定する応答メッセージ選択手段を有し、
前記応答メッセージ送出手段は、応答メッセージ選択手段により選択された応答メッセージを送信するものである
請求項1に記載の電話機応答メッセージ送信装置。 - 前記応答メッセージ送出手段が応答メッセージの送出を完了した場合に、使用者に通知を行なうメッセージ完了通知手段を、さらに有する請求項1又は2に記載の電話機応答メッセージ送信装置。
- 前記回線接続手段により前記電話機と前記電話回線とが接続された場合に、前記電話回線を通じて行なわれる通話内容を記録する通話内容記録手段をさらに有する請求項1から3のいずれか1項に記載の電話機応答メッセージ送信装置。
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JP2009207092A JP2011061359A (ja) | 2009-09-08 | 2009-09-08 | 電話機応答メッセージ送信装置 |
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2009
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