JP2011060150A - 制御方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

制御方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタドライバ間で設定値を共有するシステムにおいて、プリントキューを切り替えたときに切り替え前のプリントキューの印刷設定値が、切り替え後のプリントキューの印刷設定に引き継がれるため、切り替え後のプリントキューのデフォルト値が有効にならない問題がある。
【解決手段】複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、切り替え前の設定情報における設定項目と切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目を判定する項目判定工程と、前記項目判定工程にて判定された共通の設定項目において、切り替え前の設定情報における設定値と切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値とが異なるか判定する設定値判定工程とを有する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、プリンタドライバの設定値の通知技術に関するものである。
従来、情報処理装置に複数のプリンタドライバがインストールされている環境において、ユーザがプリンタドライバを切り替えた際の印刷設定値の扱いに関していくつかの方法が提案されている。また、複数のプリンタドライバがインストールされている情報処理装置上でプリンタドライバを切り替えた場合、オペレーティングシステム(OS)によって印刷設定値に関する動作は異なっている。その動作にはいくつかの方法が存在する。
あるOSにおいては、プリンタドライバはそれぞれ独立した存在として動作する。その場合、ユーザが出力対象としたいプリンタ(プリンタドライバ)を切り替えた場合、切り替え前のプリンタドライバの印刷設定値と切り替え後の印刷設定値は独立している。そのため、切り替え前のプリンタドライバで印刷設定値を変更したとしても、プリンタドライバの切り替え後ではその変更された印刷設定に関しては特に考慮されることはない。このような動作を行う該OSを前提とした、プリンタドライバ切り替え時に印刷設定値を引き継ぐ方法が特許文献1で提案されている。この発明では、まずプリンタドライバを切り替えたときに、切り替え前のプリンタドライバと切り替え後のプリンタドライバとが同種かどうか判定する。そして、同種と判定された場合に、切り替え前のプリンタドライバに設定された設定情報を切り替え後のプリンタドライバに引き渡すというものである。
上記とは異なる他のOSにおいては、一度プリンタドライバが選択されると、その後印刷が完了またはキャンセルされるまで、切り替え可能な複数のプリンタドライバに対して横断的な印刷設定をOS自身が保持する。そして、ユーザがプリンタドライバを切り替えるたびにOSが介在して変更前後でプリンタドライバ間の印刷設定を引き継がせて、同じ設定を共有する。
特開2003−131832号公報
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で説明した、プリンタドライバに対して横断的な印刷設定値をOS(以下、特定のOSとも呼ぶ)が保持するプリントシステムを前提としている。
このOSでのユーザメリットは、あるプリンタドライバで印刷設定を行った後、出力対象とするプリンタがユーザの所望のものでなく、プリンタドライバを切り替える場合において現れる。プリンタドライバ間で設定値の引き継ぎを行わない場合、前述の状況においてユーザは切り替え後のプリンタドライバにおいて、所望の印刷設定を再度設定し直す必要がある。これに対し、OSがプリンタドライバ間で横断的な印刷設定値を保持する場合、あるプリンタドライバで行った設定は、切り替え後のプリンタドライバに引き継がれ、あらためてユーザが印刷設定を行う必要がない、というメリットがある。
一方で、プリンタドライバ自身が、対応するプリンタに適するような印刷設定値をデフォルトとして定義し、関連付けられている場合がある。当然、プリンタの能力を活かした印刷を行いたい場合は、出力対象としてあるプリンタが決定された際には、ユーザが特に指定しない限りは、このデフォルト値を用いることが望まれるであろう。
しかし、このような特定のOSでは、例えば、切り替え前後のそれぞれのプリンタドライバにおける同じ設定項目のデフォルトの設定値が異なる場合、問題を生むことになる。具体的には、モノクロ/カラー設定が可能な2つのプリンタドライバに関して、プリンタドライバAのデフォルト値がモノクロ、プリンタドライバBのデフォルト値がカラーの場合を考える。このときにユーザがプリンタドライバAからプリンタドライバBに切り替えた際に、プリンタドライバBのデフォルト値はカラーであるため、モノクロ/カラー設定はカラーになることが期待される。しかし、OSが印刷設定値を引き継がせるため、プリンタドライバBのモノクロ/カラー設定は、プリンタドライバAの設定が引き継がれてしまい、モノクロのままとなってしまう。
また、ユーザが予め印刷設定に関して、いくつかの設定項目とその値の組み合わせに名称をつけて保存しておくことが可能になっており、これをプリセットと呼称する。プリセットを設定している場合、ユーザは容易に予め定義した印刷設定で出力することができる。しかし、プリセットを設定後、プリンタドライバを切り替えた場合にプリセットの設定が無効になるケースが発生する。
例えば、あるプリセットのカラー/モノクロ設定がカラーであったとする。そして、プリンタドライバAに対応するプリンタがカラー専用、プリンタドライバBに対応するプリンタがモノクロ専用の場合を考える。このときにユーザがはじめにプリンタドライバAにおいてそのプリセットを設定した場合、モノクロ/カラーの設定項目に対し、ユーザが望む設定はカラーである。このあと、出力対象のプリンタを再選択するなどして、プリンタドライバBに変更後、再度プリンタドライバAに戻した場合を考える。プリンタドライバBに変更した際、モノクロプリンタであるため必然的にモノクロ/カラー設定はモノクロに設定されてしまう。このあと、前述したような特定のOSを用いる環境においては、ユーザがプリンタドライバAに戻した場合、モノクロ/カラー設定は、プリセットを選んだユーザの意図に反して、モノクロの設定値が引き継がれてしまう。このケースでは、ユーザは設定値カラーを含むプリセットを選択しているため、設定作業を行うことなくカラーでプリント出力されるべきであるが、このままではモノクロで出力されてしまう、という問題がある。
本発明は、上述した課題、つまり前述の特定のOSを用いるような環境下において、引き継ぐべきではないと思われる印刷設定値あるいは有効にすべきプリセット設定に関して、柔軟に検出し、ユーザに通知する手法を提供することを目的とする。また、その設定の変更の発生、及びその内容などを通知することで、ユーザに注意を喚起することなどを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。印刷装置で出力される印刷データの設定項目に設定値を設定するためのプリンタドライバが複数インストールされている情報処理装置の制御方法であって、前記複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、切り替え前の設定情報における設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目を判定する項目判定工程と、前記項目判定工程にて判定された共通の設定項目において、切り替え前の設定情報における設定値と、切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値とが異なるか判定する設定値判定工程と、前記設定値判定工程にて前記設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、前記切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力工程とを有する。
本発明により、前述の特定のOSを用いるような環境下において、引き継ぐべきではないと思われる印刷設定値あるいは有効にすべきプリセット設定に関して、柔軟に検出し、ユーザに通知する手法を提供できる。
本実施形態に係る印刷システムの構成の例図。 本実施形態に係るクライアントコンピュータのブロック図。 本実施形態に係るプリンタドライバのモジュール構成図。 本実施形態に係るプリンタドライバのインストール方法のフロー図。 本実施形態に係るプリントキュー登録方法のフロー図。 本実施形態に係るプリントキュー登録UIの例図。 本実施形態に係るプリンタドライバシステム構成図。 本実施形態に係る定義ファイルの例図。 本実施形態に係る登録されたプリンタ仕様記述ファイルの例図。 本実施形態に係るプリント設定ダイアログの例図。 本実施形態に係る定義ファイルの例図。 本実施形態に係るユーザの印刷操作のフロー図。 本実施形態に係る定義ファイルの例図。 本実施形態に係るプリンタドライバの動作のフロー図。 本実施形態に係る各設定項目の設定値の例図。 本実施形態に係るメッセージ表示ダイアログの例図。
<第一の実施形態>
図1〜図13は本発明による第一の実施形態を示すものである。
[システム構成]
図1は本発明の制御方法を実現するための印刷システムの一例である。コンピュータネットワーク104は、情報処理装置であるクライアントコンピュータ101とネットワークプリンタ102及び103が接続される。クライアントコンピュータ101にはオペレーティングシステム(以下、OSと省略)、アプリケーション及びプリンタドライバが複数インストールされている。このプリントシステムにより、ユーザはクライアントコンピュータ101からユーザデータをネットワークプリンタ102あるいは103に送信し印刷することができる。
図2はクライアントコンピュータ101の内部ブロック図である。図中のクライアントコンピュータ201はクライアントコンピュータ101と同一である。クライアントコンピュータ内部は、中央演算装置(CPU)203、揮発性メモリであるRAM204、不揮発性メモリであるROM205、キーボードコントローラ206、マウスコントローラ207、ビデオコントローラ208、外部記憶装置コントローラ209、外部メディア装置コントローラ210、ネットワークI/Fコントローラ211から構成される。また、ユーザがクライアントコンピュータ201を操作するためのキーボード212及びマウス213は、それぞれクライアントコンピュータ201のキーボードコントローラ206及びマウスコントローラ207に接続される。表示装置214は、クライアントコンピュータ201のビデオコントローラ208に接続される。また大容量のデータを保存するための不揮発性の外部記憶装置215は外部記憶装置コントローラ209に接続され、アプリケーションやデータの読み書きが行われる。また、外部メディア装置コントローラ210は、アプリケーションやドライバソフトウエアなどが外部メディア(CD−ROMやDVD−ROMなど)などで提供されているとき、ユーザから外部メディア読み取り装置216に外部メディアをセットされ、プログラムを読み込むことができる。尚、図1で説明したコンピュータネットワーク104はネットワークI/Fコントローラ211に接続され、他の機器と通信が行われる。
通常、クライアントコンピュータ201を起動するための初期プログラムやクライアントコンピュータ201の各モジュールを制御するための基本的なプログラムは、ROM205に保存されている。またOSやアプリケーション、プリンタドライバは外部記憶装置215に保存されている。クライアントコンピュータ201の電源が投入されると、まずROM205に保存されているコンピュータを起動するためのプログラム(ブートローダ)が実行される。そして、そのプログラムが外部記憶装置215に保存されているOSをRAM204にロードし、その後、制御権をOSに渡す。OSは必要なモジュールやドライバをさらに外部記憶装置215からRAM204に読み込む。さらにユーザの指示により、必要なアプリケーションを外部記憶装置215からRAM204に読み込み、実行する。
本実施形態で説明する、プリンタドライバ及びプリンタドライバのインストーラはCD−ROMなどの外部メディアで供給されるものとし、外部メディア読み取り装置216に外部メディアをセットされる。そして、CPU203が必要に応じてRAM204に読み込んだり、外部記憶装置215に保存したりする。尚、本願発明においては前提として用いるOSとしては、例えばApple社製の“Mac OS X”(登録商標)などが挙げられる。
[プリンタドライバインストール及びプリントキュー登録]
次に図3を用いて、プリンタドライバについて説明する。インストールする際に用意されるプリンタドライバは図3に示すようなモジュール群で構成されている。プリンタドライバ301は、グラフィックレンダリングモジュール302、UI制御モジュール303、プリンタ仕様記述ファイル304、色処理モジュール305、入出力制御モジュール306から構成される。尚、この構成に限定されるわけではなく、プリンタドライバの機能によってはこの他のモジュールから構成されることもある。
プリンタドライバはいくつかの作成の方法がある。例えば、ひとつのプリンタドライバで複数のプリンタに対応するために、グラフィックレンダリングモジュール302、及びUI制御モジュール303を複数のプリンタに対応できるように作成しておく。また、プリンタ仕様記述ファイル304に関しては、対応するプリンタに応じて、プリンタドライバに同梱しておく、という方法である。このような方法では、UI制御モジュール303はプリンタ仕様記述ファイル304に合わせてUIを表示、もしくは制御する。またグラフィックレンダリングモジュール302は各プリンタに合わせたページ記述言語及びプリンタ制御コマンドを発行するような構成となる。
次に図4を用いて、上記構成のプリンタドライバをクライアントコンピュータ201へインストールする手順を説明する。ユーザはプリンタドライバが格納されたCD−ROMなどの記録媒体を準備するか、ネットワーク経由でプリンタドライバインストーラを入手しているものとする。S401において、ユーザは入手したプリンタドライバインストーラを起動する。この動作を起因としてS402において、インストーラはプリンタドライバモジュールを外部記憶装置の所定の場所に格納する。格納場所は印刷システムによって異なるが、一例として、CUPS(Common Unix Printing System)では、以下のディレクトリ配下にベンダー毎のプリンタドライバモジュールを格納する設定となっている。
/Library/Printers/
さらにベンダー毎のディレクトリの配下に、さらにプリンタドライバの種類に分けて格納することも可能である。例えば、ABCというベンダーのPDL1とPDL2という異なるプリンタドライバがあるとき、それぞれ、以下のようなディレクトリを作成して、そのディレクトリ配下にプリンタドライバを格納することが可能である。
/Library/Printers/ABC/PDL1/
/Library/Printers/ABC/PDL2/
次に、S402ではプリンタドライバモジュールを外部記憶装置215の上記ディレクトリに格納する。これでプリンタドライバのインストールは完了するが、実際に所望のプリンタにおいて出力するには、ユーザはOSなどが用意する手順に従い、所望のプリンタに対応するプリントキューを登録する必要がある。
図5はプリントキューを登録する手順を示したものである。この手順に沿って、図を用いながら処理の流れを説明する。S501において、ユーザはプリントキューを登録するためのプリンタ登録ダイアログ601を開く。このステップにおいて、OSはプリンタ登録のためのプログラムコードを外部記憶装置215からRAM204に読み出して実行する。図6はOSが表示するプリンタ登録ダイアログにおけるユーザインターフェース(以下、UI)の一例を示したものである。このダイアログには、現在プリントキューが登録されているプリンタ一覧を表示するための登録プリントリスト602、登録プリントリスト602で選択されているプリンタの詳細情報を表示するプリンタ詳細表示領域603を有する。また、プリントキューを登録するためのプリントキュー追加ボタン604、現在登録プリントリスト602で選択されているプリンタを削除するためのボタン605、本ダイアログを閉じるためのボタン606を有する。
次にS502において、ユーザはプリンタ登録ダイアログ601のプリントキュー追加ボタン604をクリックする。このユーザ操作によりS503においてOSはプリンタ追加ダイアログ701を表示する。ここで表示されたプリンタ追加ダイアログ701に対して、ユーザはS504おいて、必要な情報を入力、プリンタの追加を行う。図6(b)はOSが表示するプリンタ追加ダイアログを示したものである。プリンタ追加ダイアログ701において、接続されているプリンタのネットワークアドレス(この例ではIPアドレス)を指定する設定欄702、プリントキューを識別するための名前を入力する設定欄703、プリンタが設置されている場所を入力する設定欄704を有する。ここでのプリンタの名前703及び場所704は、プリンタ登録ダイアログの登録プリントリスト602及びプリンタ詳細表示領域603に表示する際に使用される文字列となる。また、プリンタ追加ダイアログ701は、プリントキューを登録する際に使用するプリンタドライバを指定する設定欄705を有する。尚、ここで示したプリンタ追加ダイアログ701の構成は一例であり、必要に応じて追加の情報(例えば、ライセンスキーの情報など)を入力してもよい。登録されたプリントキューは、図6(a)にて示した登録プリントリストにて表示される。設定欄705では、先に説明したOSのプリンタドライバ格納ディレクトリ(/Library/Printers)配下に格納されているプリンタドライバがOSによりリストされる。
図6(b)の例では、アドレスが“192.168.1.10”、プリントキューの名前が“PrinterC”、場所が“2F”、またプリンタドライバとして“ABC PDL1”を選択している状態である。この状態で追加ボタン706をクリックすると、OSはプリントキュー追加を行う。これにより、ユーザ利用できるプリンタとしての追加登録が行われたことになる。尚、追加を行わないでこのダイアログを閉じる場合はボタン707をクリックする。
次にS505において、OSはユーザが指定したプリントキューをシステムに登録する。このステップについて、図7〜図9を使用して詳細な説明を行う。
図7はすでにプリンタドライバがインストールされ、さらにプリントキューが登録された状態を示すシステムブロック図である。図7において、グラフィックレンダリングモジュール803は前述した手順によりOSの所定のディレクトリ(/Library/Printers/)にインストールされたプリンタドライバのグラフィックレンダリングモジュール302である。同様に、UI制御モジュール805は、インストールされたプリンタドライバのUI制御モジュール303である。色処理モジュール804は、インストールされたプリンタドライバの色処理モジュール305である。入出力制御モジュール808は、インストールされたプリンタドライバの入出力制御モジュール306である。また、プリンタ仕様記述ファイル806は、インストールされたプリンタドライバのプリンタ仕様記述ファイル304である。尚バックエンドモジュール807は、OSが提供するものであり、グラフィックレンダリングモジュール803が生成した印刷データを、プリンタへ送信するための入出力制御モジュール808へ受け渡しするためのモジュールである。また、プリントキュー登録情報809、プリンタ仕様記述ファイル810、プリントキュー設定ファイル811は、図5のプリンタ登録の過程でOSが生成するものであり、以下その詳細を説明する。
S505において、OS802はプリンタ追加ダイアログの情報を取得し、プリンタの登録処理を行う。この登録は以下のように実行される。図8(a)は登録するプリントキューの情報が記述されたファイルであり、マークアップ言語で記述している。行901は、プリントキューの識別子を示し、プリンタ名とアンダースコアで続けてプリンタのアドレスを記述している。また、行902、903にはそれぞれ、プリンタの名前、場所が記述されている。更に、行904には、プリントキューのアドレスの記述であり、この例ではlpdプロトコルにより192.168.1.10のアドレスに送信することとなる。また、行905は、このプリンタが使用するプリンタドライバ名(ここではABC PDL1)が記述されている。行906は、行901に対応し、記述が終了することを示している。OSはS505においてこの記述ファイルを作成し、このプリンタの登録情報を外部記憶装置215の所定のファイルに追記する。ここでの所定のファイルとは、例えばCUPS(Common Unix Printing System)では、/etc/cups/ディレクトリに格納されているprinters.confファイルに記録を行うこととなる。これがプリントキュー登録情報809となる。尚、複数のプリントキューが登録されている場合、printers.confにはそのプリントキューごとに、それぞれのプリンタに対応する図8(a)の記述が繰り返されることになる。
続いてS505においてOSはプリンタ仕様記述ファイルをシステムに登録する。図7においてOS802はプリンタドライバのUI制御モジュールから登録するプリンタのプリンタ仕様記述ファイル806を取得し、その後生成したプリンタ仕様記述ファイル810をシステムの所定の箇所に登録する。
プリンタ仕様記述ファイルの登録の方法を説明する前に、プリンタ仕様記述ファイルの説明を行う。図8(b)はプリンタ仕様記述ファイルの一例を示したものである。このファイルはプリンタの仕様記述フォーマットに沿って記述される。以下、フォーマットも踏まえながら説明する。
行1001は、コメントを記述している。コメントは行頭が“*%”となっている。行1002はベンダー名を記述している。行1003はこのプリンタ仕様記述ファイルが対応するプリンタ名を記述している。行1004はこのプリンタ仕様記述ファイルが対応しているページ記述言語を記述している。行1005はプリンタドライバのバージョンを記述している。行1006以降に、このプリンタの機能仕様が記述されている。機能仕様は、行1006から行1010までがひとつの機能となっている。
行1006において、“*OpenUI”の後ろに“*”を先頭に付加した機能名、機能名の後ろには“:”で区切り、その機能の選択する際の印刷設定値の種類を示す。この印刷設定値の種類には、“PickOne”と“Boolean”があり、“PickOne”は選択肢の中からひとつを選択する機能であることを表している。また、“Boolean”はこの機能がOn/Offで制御されることを表している。
行1006では、“*PageSize”という機能があり、この機能は選択肢の中からひとつを選択するものであることを表している。行1007には、行1006にて示した機能のデフォルト値を記述する。行1007は“*Default”で始まり、続けて前の行1006で定義した機能名を付加する。この行では、“PageSize”という機能のデフォルト値が“A4”であることを示している。行1007から行1010の“*CloseUI”まではこの機能の選択肢を1行に1選択肢記述する。例えば行1008では、“PageSize”の選択肢のひとつとして“A3”があることを表している。尚、これはページサイズを選択する機能を記述しており、ページサイズは選択肢が多いため途中を省略している。この機能の最後の記述は行1010であり、“*CloseUI”の後に“*OpenUI”で記述した機能名を記述する。これでひとつの機能が表現されている。
続いて、行1011から行1016までは別の機能の記述である。重複する説明は省略するが、このブロックでは、“Duplex”という機能があり、どれかひとつの選択肢を選択するもの(PickOne)であり、選択肢はNone、Simplex、Duplexから選択することを表している。実際にはこれは両面印刷指定の機能を表現したものであり、Noneは指定しないためプリンタのデフォルト設定に従い、Simplexは片面、Duplexは両面印刷を意味する。
次に、OSがこのプリンタ仕様記述ファイルを登録する方法について説明する。OSはプリンタに対応するこのプリンタ仕様記述ファイル806をUI制御モジュール805から取得し、システムの所定の場所に格納する。図9は格納場所とそのファイルを示したものである。格納場所は外部記憶装置215の/etc/cups/ppd/ディレクトリ配下であり、格納するファイルはファイル名としてプリンタの名前とアンダースコア(_)に続いてプリンタのアドレスを付加したファイル名としている。例えば、ここで追加したプリンタ仕様記述ファイルは行1104の“PrinterC_192.168.1.10_.ppd”となっている。図7において、OS802はプリンタ仕様記述ファイル810に格納していることを示している。以上のステップにより、プリントキューの登録が完了する。
[プリントキュー及びプリセット設定]
続いて、プリントキュー及びプリセットに関する設定について説明する。図10は登録したプリントキューの印刷設定に関する画面を示すUIである。この画面は、例えばアプリケーションのファイルメニューなどに「プリント」というメニューがあり、その「プリント」を選択したときに表示されるダイアログである。このダイアログを使用してユーザは印刷設定及びプリンタへの印刷要求を行う。
プリント設定ダイアログ1201では、設定欄1202〜1205は、システムが共通で提供する。ここでは出力対象のプリンタ(プリントキュー)の選択、後述するプリセットの選択、基本的な機能である部数や用紙サイズの指定が可能となっている。各種プリンタに固有の機能は、さらに追加で設定が可能となっている。このプリンタの機能が数多くある場合、すべての機能を一度に表示せずに、例えば、設定欄1206で機能のグループを切り替える方法が取られる。ここでは一例として「仕上げ」に関連する機能を表示している状態を示したものである。仕上げ関連の機能としては、設定欄1207の片面/両面指定、設定欄1208のステイプル指定、設定欄1209の製本印刷指定がある。尚、ここで挙げた機能に限定するわけではなく、他にもさまざまな機能があり、それは他のグループを設定欄1206で指定することにより表示切り替えが可能となっている。また、ダイアログの構成もここで示したものに限定するものではなく、必要に応じて追加、削除してもかまわない。
プリント設定ダイアログ1201において、ユーザが出力先のプリンタを切り替えたい場合、設定欄1202でのプリンタ選択により変更を行う。プリント設定ダイアログ1201では現在PrinterAのプリントキューが選択されているが、設定欄1202をクリックし、例えばPrinterBを選択すると、PrinterBのプリントキューが選択された状態となる。そして、その状態でプリントボタン1210をクリックすると、PrinterBに印刷出力されることになる。
続いて、OSが保存するデフォルトの設定及びプリセットに関して説明する。図11(a)はデフォルト選択されているプリントキューを保存するファイルである。行1301及び行1303は、デフォルトのプリントキューを示すための記述である。デフォルト選択されているプリントキューはこのタグ内に“DefaultPrintQueue”のキーで記述し、行1302では“PrinterA”が選択されていることを示す。尚、このファイルはユーザ毎に保存されるため、以下のディレクトリに“defaultprinter.plist”というファイル名で保存されている(ユーザ名がUSER_Aの場合)。
/usr/USER_A/Library/Preferences/
図11(b)はプリセットの設定内容を保存するファイルである。プリセットとは、ユーザが頻繁に使用する印刷設定の組み合わせを、予め名称をつけて保存しておくものである。例えば、あるプリントキューのデフォルト設定は、片面、1−up印刷、であるが、ユーザが、両面、2−up印刷をよく使用する場合、プリント設定ダイアログ1201を開き、両面、2−upに設定した後にプリセットとして名称をつけて保存しておく。ユーザはこの設定を使用したい場合に、プリセット選択のための設定欄1203で保存したプリセットを選択するのみでこの設定が再現される。以下にこのプリセットの設定保存に関して説明する。
図11(b)において、行1401及び行1412に対応して記述された“CustomPresetList”タグの間に複数のプリセットの設定内容を記述する。ひとつのプリセットは、行1405及び行1406に記述されているように“PresetSettings”というタグ内に記述する。尚、“PresetSettings”のパラメータとして、そのプリセット名を記述することとする。行1405及び行1406で示されるプリセットは、プリセット名が“Standard”、このプリセットの設定内容は“NULL”であることを記述している。図11(b)のプリセット記述ファイルにはもう一組のプリセットが記述されており、行1407〜行1411に記述されている“Preset1”という名称のプリセットである。このプリセットの設定内容は行1408から行1410に記述されている。行1408はColorModeの値が“Color”、行1409はDuplexの値が“Simplex”、行1410はResolutionの値が“1200”であることを示している。尚、各項目の前に“ABC.”という識別子が付いているが、これはOSがプリセットを管理しており、ベンダー共通で使用されるため、設定項目をベンダー毎に区別するためにつけていることによる。以上説明したようにこのプリセット設定ファイルにより、プリセットの種類及び各プリセットの設定内容を定義する。
図11(c)は、例えばユーザがアプリケーションメニューから「プリント」を選択したときにOS802が現在のプリントキューのUI制御モジュール805を呼び出すが、その際にUI制御モジュール805に渡す印刷設定情報である。この情報はアプリケーションプロセス内のメモリにOS802が生成しUI制御モジュール805に渡す。次にこの情報の内容について説明する。現在選択されているプリセットは、行1502及び行1504の“CurrentPresetInfo”というタグ内に記述される。OS802はこの情報を図11(b)の行1403から取得してこのタグに記述する。ここでは、“Standard”というプリセットが選択されていることを示している。続いて行1505及び行1509内に印刷設定内容を記述する。印刷設定は、行1505及び行1509の“CurrentSettings”タグの間に記述する。この設定の中身は図11(b)と同様であるため説明は省略する。
次に図12を用いて、ユーザが印刷指示を行ってから、印刷までに発生するイベント及びそれに伴う動作に関して説明する。
S1601において、ユーザからの指示として、アプリケーションメニューからの「プリント」の選択指示を受け付ける。この動作を起因として、S1602においてOSはデフォルトのプリントキュー及び予め選択されているプリセットから印刷設定情を生成する。具体的には以下のようになる。
まず、OSは/usr/USER_A/Library/Preferences/ディレクトリにある図11(a)にて示したdefaultprinter.plistを読み、デフォルトのプリントキューの情報を取得する。ここでは“PrinterA”がデフォルトのプリントキューであることがわかる。次に、OSは“PrinterA”のプリンタ記述ファイルを読み込む。“PrinterA”のプリントキューのプリンタ記述ファイルは、/etc/cups/ppd/ディレクトリに格納されているファイルの中から“PrinterA”ではじまるファイル名のプリンタ仕様記述ファイルを読み込む。図13(a)はPrinterAのプリンタ仕様記述ファイルの内容である。このファイルのフォーマットは図8(b)で説明したものと同じであるため説明は省略する。続いてOSはこのプリンタ記述ファイルから、プリンタ設定項目の抽出及びそのデフォルト値の抽出を行う。具体的には、図13(a)のプリンタ仕様記述ファイルの“*OpenUI”のキーワードから設定項目を、また“*Default”ではじまるキーワードからその機能のデフォルト値を抽出する。
図13(a)では、“*OpenUI”のキーワードから以下の設定項目が抽出される。
ColorMode
Duplex
Resolution
また、それぞれの機能について、*Defaultではじまるキーワードから、デフォルトは以下が抽出される。
ColorMode Color
Duplex Simplex
Resolugion 1200
このようにして抽出した設定項目及びデフォルトの設定値から、図11(c)に示すプリントキューの初期の印刷設定情報が生成される。尚、行1506〜行1508では設定項目の前に“ABC.”が付与されているが、これは前述したようにシステム横断的に使用されるプリントキュー設定情報であるため、ベンダーを区別する記号を付加するためである。
さらに、このステップにおいて、プリセットの情報も反映する。まずOSは図11(b)に示す、/usr/USER_A/Library/Preferences/ディレクトリに格納されている“custompresets.plist”から現在選択されているプリセット及びその設定値を抽出する。図11(b)の行1403から現在選択されているプリセットは“Standard”であること、またその設定内容は行1405及び行1406から設定が空であることがわかる。この例では設定が空であるため、今までの手順で生成した図11(c)で示したプリントキューの印刷設定情報を変更することはない。しかし、例えば“Preset1”が選択されている場合、行1408〜行1410の設定値を、行1506〜行1508の項目に対して上書きすることとなる。
次にS1603において、OSはデフォルトのプリントキューのUI制御モジュールを呼び出し、S1602において生成した印刷設定情報を渡す。具体的には、図11(c)に示す印刷設定情報を“PrinterA”のUI制御モジュール805に渡すこととなる。ここまでの手順で、図10のプリント設定ダイアログ1201が表示される。次にユーザはこのダイアログにて任意の順番で、設定欄1202におけるプリントキューの変更、設定欄1203におけるプリセットの変更、印刷属性の変更(設定欄1204以降)、プリントボタン1210による印刷指示に対し、それぞれ所望の指示を行う。
以下、それぞれのステップについて動作の説明を行う。S1604にて受信するユーザの操作の判定はS1605,S1607,及びS1609で行う。
まずS1604にてユーザの指示を受信し、その内容に基づいて、対応する動作を行う。まず、ユーザがプリセットの変更を行った場合、S1605において、S1606に進む。S1606において、OSは選択されたプリセットの印刷設定情報を、現在のプリントキューのUI制御モジュールにAPIを通して渡す。例えば、ユーザがプリセットを“Standard”から“Preset1”に変更した場合、OSは図11(b)にて示したプリセット印刷設定ファイルの行1403におけるプリセット名を“Standard”から“Preset1”に変更し、UI制御モジュールに渡すこととなる。
次にS1604においてユーザがプリントキューの変更を行った場合、S1607において、S1608に進む。S1608において、OSは選択前のプリントキューの印刷設定情報を選択前のプリントキューのUI制御モジュールからAPIを介して取得する。続いてOSは取得した印刷設定情報を選択後のプリントキューのUI制御モジュールにAPIを通して渡す。尚、この印刷設定情報を受け取ったUI制御モジュール側の動作についての詳細は後述する。
次に、S1604においてユーザが印刷あるいはキャンセルを選択した場合、S1609に進む。S1609において、ユーザの指示がキャンセルの場合はプリント設定ダイアログ1201を閉じて終了する。ユーザの指示が印刷の場合、OSは現在のプリントキューの印刷設定情報をUI制御モジュールから取得し、印刷を行う。尚、この印刷の動作は、OSが印刷設定情報をグラフィックレンダリングモジュール803に渡して印刷することになる。しかし、この動作は一般的なものであり、本発明に直接関係する部分ではないので説明は省略する。以上により、前述したような本願の前提となるOSの制御下において、印刷項目及び設定値を複数のプリンタドライバ間で共有する機能が実現される。
[設定値の通知方法]
次に、プリントキューの設定値通知方法について説明する。図14は通知方法の手順を示したフロー図である。また、このフロー図を説明するにあたり、以下を前提とする。
まず、プリントキューに関する設定は図15(a)示すものである。図15(a)において、プリントキューとして、プリントキュー1905の“PrinterA”、プリントキュー1906の“PrinterB”、プリントキュー1907の“PrinterC”が登録されていることとする。また、各プリントキューの各印刷設定項目の設定可能な値及びデフォルトの設定値は以下の通りである。尚、そのプリントキューのデフォルト値は図15(a)中に下線で印をつけている。
例えば、PrinterAは、カラーモードはカラー/モノクロが選択可能でデフォルト設定値は“カラー”である。また両面設定は片面/両面が選択可能でデフォルト設定値は“片面”である。解像度(“Resolution”)は600/1200が選択可能でデフォルト値は“1200”である。以下、PrinterB、PrinterCについても表に記載のとおりである。尚、図15(a)では機能は以上説明した3つであるが、他にもそれぞれのプリントキューにおいて多くの機能がある。それらについてはこの3つの機能と同様に扱うことができるので、ここでは省略している。
プリセットに関する設定は図15(b)で例示する。図15(b)において、プリセット2001は、“Standard”及び“Preset1”の2つがある。
プリセット“Standard”は、標準的なプリセットであり、すべての設定項目に関して設定値がなし(NULL)となっている。また、プリセット“Preset1”では、カラーモードが“カラー”、印刷方法は“片面”、解像度は“600”であることとする。
また、ユーザはアプリケーションメニューから「プリント」を選択してプリント設定ダイアログ1201を開いたあと、以下の変更をすることとする。まず、デフォルトプリントキューは“PrinterA”であるため、プリント設定ダイアログ1201においてプリントキューに“PrinterA”が選択されている状態である。この状態で、ユーザはプリントキューを“PrinterB”に変更するものとする。以下の説明はユーザがプリントキューを“PrinterB”に変更したときの動作である。
図14のフローに沿って、プリンタドライバのUI制御モジュールが印刷設定値の通知を行う方法を説明する。尚、図14の手順は、図12のS1608において、OSからプリンタドライバのUI制御モジュールが呼び出された時のUI制御モジュール側の動作である。
まずS1801において、プリンタドライバのUI制御モジュールはOSから図11(c)に示す印刷設定情報を取得する。次にS1802においてプリンタドライバのUI制御モジュールはメッセージ表示フラグをOFFに設定する。このメッセージ表示フラグはUI制御モジュールがRAM204上のアプリケーションプロセス内(UI制御モジュールプロセス内)に保持するある一変数である。S1803において、プリンタドライバのUI制御モジュールは、取得した印刷設定情報の設定項目と自らのプリントキューの設定項目で、共通の設定項目を抽出する。
[事例1]
以下に具体的な事例を示して説明する。まず、図11(c)の取得した印刷設定情報から、設定項目は以下であることがわかる。
ABC.ColorMode
ABC.Duplex
ABC.Resolugion
また、自らの設定項目は、プリンタ仕様記述ファイルから、以下の印刷設定値が取得される。尚、PrinterBのプリンタ仕様記述ファイルを図13(b)に示す。内容については図8(b)及び図13(a)のプリンタ仕様記述ファイルフォーマットと同様であるため説明は省略する。
ColorMode
Duplex
Resolution
尚、この事例においては“ABC”というベンダーのプリンタドライバであるため、これら3つの設定項目が共通であることがわかる。
次にS1804において、切り替え前後のプリントキューに対するプリンタドライバ間の設定項目において共通の設定項目があるかの判定を行う。これにより、設定項目判定工程を実現する。ここで用いた例では、共通設定項目があるためS1805に進む。尚、共通設定項目がない場合は印刷設定項目に関する処理は行わず、S1808から始まるプリセットに関する処理に進む。
S1805において、プリンタドライバのUI制御モジュールは共通項目について、OSから取得した印刷設定情報の設定値と自身のプリントキューのデフォルト値を抽出する。まず、共通設定項目に関してOSから取得した印刷設定値は以下となる。
ABC.ColorMode Color
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 1200
また、自らのプリントキューのデフォルト値は、図13(b)のプリンタ仕様記述ファイルから以下の値が取得される。
ColorMode Color
Duplex Duplex
Resolution 600
次に、S1806において、抽出した印刷設定値について比較を行う。これにより、設定値判定工程を実現する。上述した二組の設定値について、“ColorMode”の項目においては一致しているが、“Duplex”及び“Resolution”の項目に関しては設定値が異なっていることがわかる。判定の結果、設定値が異なっているためS1807に進む。ここで印刷設定値が一致している場合、S1807の処理を行わず、次のS1808以降のプリセットに関する処理に進む。
S1807において、プリンタドライバのUI制御モジュールはOSから取得した印刷設定情報と自らのプリントキューのデフォルト値が異なる項目について、その設定項目及び設定値を記憶し、メッセージ表示フラグをONにする。ここで記憶される設定項目及び設定値は以下となる。
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 1200
続いて、S1808において、プリンタドライバのUI制御モジュールはプリセットの設定値を取得する。これは、UI制御モジュールが図11(b)の“custompresets.plist”から行1403における“LastPreset”の設定値を取得することにより行う。ここで取得される値は“Standard”であるため、S1809の判定においてS1814に進む。
S1814の判定では、メッセージ表示フラグは“ON”であるため、S1815に進む。ここでの処理について詳細に説明する。プリンタドライバのUI制御モジュールは、S1807及びS1813において記憶した、OSから取得した印刷設定情報と、プリントキュー自身のデフォルト値が異なる項目及び設定値、そしてプリセット設定値と異なる設定値をまとめる。具体的に本事例では、以下のようになる。
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 1200
この情報を元に、プリンタドライバのUI制御モジュールは、図16(a)で例示されるような、新たなメッセージ表示ダイアログ2201を表示する。ここでの表示例として、メッセージ2202において片面/両面設定は、現在の印刷設定値が片面(Simplex)になっていること及び、メッセージ2203において解像度が1200dpi(1200)になっていることを表示している。ユーザはこのダイアログを確認しつつ、印刷設定を修正することが可能となる。修正後などに、“OK”ボタンを押下することでダイアログを閉じることができる。
以上の処理により、ユーザに対して出力対象のプリンタ(プリントキュー)の切り替えにより印刷に係る設定値の変更が発生した旨の注意喚起することが可能となる。
すなわち、まず、ユーザがプリント設定ダイアログ1201を開いたときに“PrinterA”が選択されたときの印刷設定項目は以下である。
ColorMode Color
Duplex Simplex
Resolution 1200
各項目の設定値が上記の状態でプリントキューを“PrinterB”に切り替えた場合、OSにより“PrinterA”の時の設定値が共有され、引き継がれてしまう。しかし、“PrinterB”のデフォルト設定値は以下であるとする。
ColorMode Color
Duplex Duplex
Resolution 600
この場合において、プリントキューを“PrinterB”に切り替えたにも関わらず、設定項目“Duplex”と“Resolution”とに関しては“PrinterB”のデフォルト値が反映されない、という現象が発生する。しかし、以上の処理を実行することにより、ユーザにデフォルト設定値が反映されていないことを伝えることが可能となる。
次の事例として、ユーザはアプリケーションメニューから「プリント」を選択してプリント設定ダイアログ1201を開いたあと、以下の変更をすることとする。
・プリント設定ダイアログ1201において、デフォルトプリントキューであるプリントキューに“PrinterA”が選択されている[事例2]
・その後、ユーザはプリセットを“Preset1”に変更[事例2]
・その後、ユーザはプリントキューを“PrinterC”に切り替え[事例2]
・その後、プリントキューを“PrinterA”に切り替え[事例3]
尚、プリントキューの変更に関しては上述の説明と同様であるため、説明を省略し、プリセットの変更と最終的な設定値の変化について詳細に説明する。
[事例2]
まず、ユーザはアプリケーションメニューから「プリント」を選択してプリント設定ダイアログ1201を開いたときには、印刷設定情報は以下の内容となっている。
ABC.ColorMode Color
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 1200
次に、“Preset1”が選択されたことにより、S1606においてOSは選択されたプリセットの印刷設定情報を現在のプリントキューのUI制御モジュールに渡す。具体的にはUI制御モジュールはOSより図11(b)において、行1403の“LastPreset”が“Preset1”となっている情報を取得する。UI制御モジュールはプリセットが変更されたことにより、印刷設定情報は以下の内容となる。
ABC.ColorMode Color
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
次に、ユーザはプリントキューを“PrinterC”に変更する。ここではプリントキューの変更がされたため、S1608により、図14に示した処理を行うことになるが、その各ステップは上述の説明と同様であるため説明は省略する。その結果、印刷設定情報は以下となる。
ABC.ColorMode Mono
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
ここで注意すべき点は、プリントキュー“PrinterC”に対応するプリンタはモノクロプリンタである。よって、プリントキュー“PrinterC”において設定項目のカラーモードは、モノクロ(Mono)しか設定できない。そのため、カラーモードの設定は“Mono”に強制される。
[事例3]
次に、ユーザがプリントキューを再度“PrinterA”に変更した場合の事例について図14の処理に沿って説明する。S1801〜S1808までは前述の説明と同様であるため説明は省略する。尚、この処理において、はじめの印刷設定情報は以下のとおりになる。
ABC.ColorMode Mono
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
また、“PrinterC”プリントキューのデフォルト設定値は以下のとおりである。ここで、各項目において異なる値がないため、メッセージ表示フラグは立っていない(OFFである)。
ABC.ColorMode Mono
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
次にS1809において、現在選択されているプリセットは“Preset1”であり、“Standard”ではないため、S1810に進む。S1810において、“Preset1”の設定項目を抽出する。図11(b)の“custompreset.plist”から、“Preset1”の設定項目は以下であることがわかる。
ABC.ColorMode
ABC.Duplex
ABC.Resolution
続いて、S1811において、変更後のプリントキュー“PrinterC”との共通設定項目があるか否かの判定を行う。これによりプリセット項目判定工程を実現する。ここでは、ColorMode、Duplex、Resolutionが共通設定項目であるため、S1812に進む。
S1812において、プリンタドライバのUI制御モジュールは共通設定項目に関して、異なる印刷設定値があるかの判定を行う。これによりプリセット設定値判定工程を実現する。ここで、“Preset1”の設定値は、以下のとおりである。
ABC.ColorMode Color
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
また、切り替え前の設定値は、以下のとおりである。
ABC.ColorMode Mono
ABC.Duplex Simplex
ABC.Resolution 600
ここでは、項目“ABC.ColorMode”において設定値が異なることが分かる。そのため、S1813に進み、プリンタドライバのUI制御モジュールは共通する設定項目における異なる設定値を記憶し、メッセージ表示フラグをONにする。続いて、S1814において、メッセージ表示フラグがONであるためS1815に進み、図16(b)で示すような、メッセージ表示ダイアログ2301を表示する。ここでは、ユーザに対して、メッセージ表示ダイアログ2301によりカラーモードがモノクロになっている旨の通知が行える。
以上の手順により、ユーザは“Preset1”を設定しているため、カラーモードは“カラー”であるべきであるが、上述のような処理を行うことにより、カラーモードが“モノクロ”になっていることをユーザに注意喚起することが可能となる。
<第二の実施形態>
図1乃至15及び図16(c)を用いて第二の実施形態について説明する。尚、図1乃至15は第一の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
第一の実施形態において、図14のS1815では、プリンタドライバはユーザに設定値の内容のメッセージを表示する。これに対し、第二の実施形態ではこのメッセージ内容をプリンタドライバの一つのグループとして表示するものである。
図16(c)は、図14のS1815の処理において、その表示の一例を示すものである。プリンタドライバが提供するプリント設定ダイアログ2401において、設定欄2402の設定値警告という表示グループに対応するメッセージ内容を領域2403に表示するものである。また、図中には示していないが、プリント設定ダイアログにおいて、設定値が異なる設定項目に対する設定値の変更受付を可能とする構成であってもよい。
このことから、ユーザは印刷設定値の変更を認識できるとともに、同じダイアログ内で設定値を変更することが可能となり、複数のダイアログを表示する必要がなくなる。
<第三の実施形態>
図1乃至15、図16(c)(d)を用いて、第三の実施形態について説明する。を示すものである。尚、図1乃至15、図16(c)は第二の実施形態と同様であるため、説明は省略する。第二の実施形態において、図1乃至15及び図16(c)は同様である。
ただし、第二の実施形態では、プリンタドライバのプリント設定ダイアログにおいて、設定欄2402にて設定値警告グループを開かないと警告があるかわからないため、警告がある旨のみメッセージ表示するものである。これに対し、本実施形態における図16(d)はそのメッセージ表示ダイアログであり、メッセージ表示ダイアログ2501にて、メッセージ2502に設定値警告がある旨を表示するものである。また、OKボタン2503を押下することにより、本画面を閉じる。尚、本実施形態におけるメッセージ表示ダイアログの構成は、一例であり、これに限定するものではない。例えば、ダイアログにおいて、設定値が異なる設定項目に対し、特定の印を付与してもよい。
これにより、設定値の変更が発生した旨を認識することができ、その確認をユーザに促すことが可能となる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (9)

  1. 印刷装置で出力される印刷データの設定項目に設定値を設定するためのプリンタドライバが複数インストールされている情報処理装置の制御方法であって、
    前記複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、切り替え前の設定情報における設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目を判定する項目判定工程と、
    前記項目判定工程にて判定された共通の設定項目において、切り替え前の設定情報における設定値と、切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値とが異なるか判定する設定値判定工程と、
    前記設定値判定工程にて前記設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、前記切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  2. 予め前記印刷データに設定したい印刷設定項目と設定値とを定義したプリセットを記憶する記憶工程と、
    前記印刷装置の切り替えに伴い、前記プリセットの設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目があるか否か判定するプリセット項目判定工程と、
    前記プリセット項目判定工程にて判定された共通の設定項目において、当該プリセットの設定値と、前記印刷装置の切り替えに伴い当該共通の設定項目に設定される設定値とが異なるか判定するプリセット設定値判定工程と
    を更に有し、
    前記出力工程は、前記プリセット設定値判定工程にて設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、当該プリセットの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力することを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記出力工程は、前記メッセージを、プリント設定ダイアログに出力することを特徴とする請求項1または2に記載の制御方法。
  4. 前記出力工程は、前記メッセージを、新たなダイアログを用いることで、出力することを特徴とする請求項1または2に記載の制御方法。
  5. 印刷装置で出力される印刷データの設定項目に設定値を設定するためのプリンタドライバが複数インストールされている情報処理装置の制御方法であって、
    前記複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    予め前記印刷データに設定したい印刷設定項目と設定値とを定義したプリセットを記憶する記憶工程と、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、前記プリセットの設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目があるか否か判定するプリセット項目判定工程と、
    前記プリセット項目判定工程にて判定された共通の設定項目において、当該プリセットの設定値と、前記印刷装置の切り替えに伴い当該共通の設定項目に設定される設定値とが異なるか判定するプリセット設定値判定工程と、
    前記設定値判定工程にて設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、当該プリセットの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力工程と
    を有することを特徴とする制御方法。
  6. 印刷装置で出力される印刷データの設定項目に設定値を設定するためのプリンタドライバが複数インストールされている情報処理装置であって、
    前記複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、切り替え前の設定情報における設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目を判定する項目判定手段と、
    前記項目判定手段にて判定された共通の設定項目において、切り替え前の設定情報における設定値と、切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値とが異なるか判定する設定値判定手段と、
    前記設定値判定手段にて前記設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、前記切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 印刷装置で出力される印刷データの設定項目に設定値を設定するためのプリンタドライバが複数インストールされている情報処理装置であって、
    前記複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    予め前記印刷データに設定したい印刷設定項目と設定値とを定義したプリセットを記憶する記憶手段と、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、前記プリセットの設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目があるか否か判定するプリセット項目判定手段と、
    前記プリセット項目判定手段にて判定された共通の設定項目において、当該プリセットの設定値と、前記印刷装置の切り替えに伴い当該共通の設定項目に設定される設定値とが異なるか判定するプリセット設定値判定手段と、
    前記設定値判定手段にて設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、当該プリセットの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、切り替え前の設定情報における設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目を判定する項目判定手段と、
    前記項目判定手段にて判定された共通の設定項目において、切り替え前の設定情報における設定値と、切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値とが異なるか判定する設定値判定手段と、
    前記設定値判定手段にて前記設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、前記切り替え後の印刷装置のデフォルトの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力手段と
    として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    複数のプリンタドライバを用いて設定される設定値を、当該複数のプリンタドライバ間で共有する機能を有するオペレーティングシステムの制御下において、
    予め印刷データに設定したい印刷設定項目と設定値とを定義したプリセットを記憶する記憶手段と、
    前記複数のプリンタドライバに対応する複数の印刷装置の間における出力対象となる印刷装置の切り替えに伴い、前記プリセットの設定項目と、切り替え後の印刷装置に応じた設定項目とにおいて、共通の設定項目があるか否か判定するプリセット項目判定手段と、
    前記プリセット項目判定手段にて判定された共通の設定項目において、当該プリセットの設定値と、前記印刷装置の切り替えに伴い当該共通の設定項目に設定される設定値とが異なるか判定するプリセット設定値判定手段と、
    前記設定値判定手段にて設定値が異なると判定されたことに応じて、前記印刷装置の切り替えに伴い、当該プリセットの設定値と異なる設定値が設定される旨のメッセージを出力する出力手段と
    して機能させるためのプログラム。
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