JP2011060083A - 車両情報記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に衝撃が加えられた場合に、必要とする車両情報のみを過不足無く的確に記録保存することができる車両情報記録装置を提供する。
【解決手段】Gセンサ12で検出される加速度αが所定の閾値加速度αthを超えた場合に、加速度αが閾値加速度αthを超えた分について、時間経過に対する積分演算を行う。そして、この積分演算で求められる面積Δgが予め設定した閾値面積gthを超えた場合に、リングメモリ27に記録されている画像データ中の、加速度αが閾値加速度αthを超えた時点前後の所定時間のリングメモリ27に記録された画像データを選択して、記録媒体26に記録する。その結果、軽微な衝撃が発生した場合の不要な画像データが記録保存されることを回避でき、必要な画像データのみを確実に記録保存することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され過大な加速度を検出した場合にその前後の時間帯の車両情報を記録する車両情報記録装置に関する。
従来より、車両に衝撃が加えられた際に、このときの車両周囲の映像、音声、走行速度等の車両の走行に関する各種の情報を記録するために、車両情報記録装置が提案され実用に供されている。該車両情報記録装置を用いることにより、例えば車両が衝突事故を起こした場合に、この衝突の前後の情報が記録保存されるので、事故原因の解析等に役立てることができる。
従来における車両情報記録装置として、例えば特開2005−165805号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。該特許文献1では、車両の運転状況の画像を第1記録部に記憶し、加速度センサで検出される加速度が所定値を超えた場合に、この時刻の前後の画像データを第2記憶部に転送して保存することが記載されている。
特開2005−165805号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例は、加速度センサにより所定値以上の加速度が検出された場合に第2記録部に記録する構成とされているので、例えば、車両のシフトレバーを操作したときに生じる加速度が、所定値以上の加速度となってしまった場合等においても、このときの車両情報を記録してしまうことがあり、本来必要としない車両情報までもが記録されてしまうという欠点があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車両に衝撃が加えられた場合に、必要とする車両情報のみを過不足無く的確に記録保存することができる車両情報記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載され、該車両の走行に関連する情報を記録保存する車両情報記録装置において、前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記車両周辺の画像を撮影する撮影手段と、前記車両の走行時に、前記撮影手段で撮影された画像データを巡回的に記録する第1記録手段と、前記第1記録手段に記録された画像データのうち、選択された画像データを記録する第2記録手段と、前記加速度検出手段で検出される検出加速度が所定の閾値加速度を超えた場合に、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた分について、時間経過に対する積分演算を行い、該積分演算で求められる面積が予め設定した閾値面積を超えた場合に、前記第1記録手段に記録されている画像データ中の、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた時点前後の所定時間の前記第1記録手段に記録された画像データを選択して、前記第2記録手段に記録する記録制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記記録制御手段は、前記加速度検出手段で検出される加速度が前記閾値加速度を超えた場合にこの継続時間を計時し、所定の継続時間閾値を超えたことを条件として前記積分演算を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記第1記録手段は、前記撮影手段で撮影された画像データに加えて車両の速度データを記録し、前記第2記録手段は、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた時点前後の所定時間の前記第1記録手段に記録された画像データ及び速度データを記録することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、加速度検出手段で検出される検出加速度が閾値加速度を超えた場合に、検出加速度が閾値加速度を超えた分の面積を演算し、演算した面積が予め設定した閾値面積を超えた場合に、第1記録手段に記録されている画像データから、検出加速度が閾値加速度を超えた時点の時間帯の画像データを読み出して、第2記録手段に記録保存する。従って、車両が衝突事故を起こした場合等において衝撃を検出した際には、確実にこの時点の画像データを記録保存すると共に、軽微な衝撃が加えられた場合にはこれに反応せず、記録処理が行われないので、必要な車両情報のみを過不足無く記録保存し、衝撃が加えられた原因の解析に役立てることができる。
請求項2に記載の発明では、加速度検出手段で検出される検出加速度が閾値加速度を超えた場合にこの継続時間を計時し、検出加速度が閾値加速度を超えている時間が閾値時間を超えた場合に、検出加速度が閾値加速度を超えた分の面積を求める。そして、求めた面積が予め設定した閾値閾値を超えた場合に、第1記録手段に記録されている画像データから、検出加速度が閾値加速度を超えた時点の時間帯の画像データを読み出して、第2記録手段に記録保存する。従って、大きな衝撃が加えられる時間が閾値時間を超える場合にのみ、検出加速度が閾値加速度を超えた分の面積が求められ、閾値面積を超えた場合に、画像データの記録操作が行われる。従って、必要な車両情報のみを記録保存し、衝撃が加えられた原因の解析に役立てることができる。
請求項3に記載の発明では、画像データに加えて車両の速度データが記録されるので、車両に衝撃が加えられた時間帯の車両の走行速度を確認することができ、車両に衝撃が加えられたときの状況をより詳しく認識することができる。
本発明の実施形態に係る車両情報記録装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る車両情報記録装置の、ドライブレコーダの詳細な構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る車両情報記録装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る車両情報記録装置の、時間経過に対する加速度の変化を示す特性図である。 本発明の第1実施形態に係る車両情報記録装置の、時間経過に対する加速度の変化を示す特性図であり加速度が閾値加速度を若干上回る場合と、大きく上回る場合を示す。 本発明の第2実施形態に係る車両情報記録装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る車両情報記録装置の、時間経過に対する加速度の変化を示す特性図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両情報記録装置が搭載された車両を模式的に示す説明図である。図1に示すように、車両10には該車両10の外部の映像を撮影するカメラ(撮影手段)11と、車両10に作用する加速度を検出するGセンサ(加速度検出手段)12と、車両10の走行速度を検出する速度センサ13、及びドライブレコーダ14を備えている。そして、車両10に予め設定した閾値加速度(後述するαth)を超える大きさの加速度が発生した場合に、この加速度(検出加速度)が発生した時点の前後所定時間における車両走行データ(車両の走行に関連する情報)をドライブレコーダ14に記録保存することにより、加速度が発生した原因の解析に役立てる。
図2は、ドライブレコーダ14の詳細な構成を示すブロック図である。図示のようにドライブレコーダ14は、カメラ11で撮影される画像データ、Gセンサ12で検出される加速度データ、及び速度センサ13で測定される車両の速度データを入力するインターフェース21,22,23と、各インターフェース21,22,23を介して取得した各データに基づいて、車両走行データを記録する制御を行うCPU24(記録制御手段)と、CPU24に駆動用の電力を供給する電源25と、所定時間(例えば、1時間)分の記録容量を備え、車両走行データを巡回的に記録するリングメモリ(第1記録手段)27、及び該リングメモリ27に記録された車両走行データのうち、選択されたデータを取り出して記録する記録媒体(第2記録手段)26を備えている。
リングメモリ27は例えばSDRAMであり、カメラ11で撮影された画像データ、及び速度センサ13で測定された速度データが入力されると、この画像データ及び速度データ(以下、これらを総称して「車両走行データ」という)を記録する。また、記憶容量を超えた場合には、最も古い車両走行データを順次消去して新たに入力される車両走行データを記録する。即ち、リングメモリ27には、車両走行時における直近の所定時間分(例えば、1時間分)の車両走行データが記録されていることになる。
記録媒体26は、例えば取り外しが可能なカード型メモリであり、リングメモリ27に記録された車両走行データのうち、CPU24の制御により選択された車両走行データを記録保存する。
CPU24は、車両のイグニッションがオンとされた際にカメラ11による周囲映像の撮影を開始させ、車両が走行しているときに該カメラ11で撮影された画像データをインターフェース21を介して取得し、取得した画像データ及び速度センサ13で検出される速度データをリングメモリ27に出力して、この車両走行データ(画像データ、速度データ)をリングメモリ27に記録する。また、後述するように、Gセンサ12で検出される加速度αの大きさ、及びこの加速度αが予め設定した閾値加速度αthを連続して超えている時間に基づいて、リングメモリ27に記録されている車両走行データを記録媒体26に転送して記録する処理を行う。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る車両情報記録装置の動作を、図3〜図5を参照して説明する。図3は本実施形態に係る車両情報記録装置の処理手順を示すフローチャート、図4は時間経過に対する加速度の変化を示す特性図、図5は時間経過に対する加速度の変化を示す特性図であり加速度が閾値加速度を若干上回る場合と、大きく上回る場合の双方を示している。
以下、図3のフローチャートに沿って車両情報記録装置の処理手順を説明する。なお、図3に示すフローチャートは所定のサンプリング周期毎に実行される。
始めに車両のイグニッションがオンとされると、CPU24はカメラ11による周囲映像の撮影を開始し、車両が走行を開始すると(例えば、走行速度が10[Km/h]を超えると)、カメラ11により撮影された画像データ、及び速度センサ13で検出された速度データの、リングメモリ27への記録を開始する(ステップS11)。
次いで、CPU24は、Gセンサ12による加速度αの検出を開始する(ステップS12)。CPU24は、Gセンサ12により検出される加速度αが、予め設定した閾値加速度αthを超えたか否かを判断し(ステップS13)、検出された加速度αが閾値加速度αthを下回っている場合(α<αthの場合)には(ステップS13でNO)、本処理を終了する。
また、CPU24は、走行中の車両に何らかの理由により衝撃が加えられ、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを超えたと判断した場合には(ステップS13でYES)、加速度αが閾値加速度αthを連続して超えている時間ΔTを計時し、この時間ΔTが閾値時間Tthを超えたか否かを判断する(ステップS14)。そして、時間ΔTが閾値時間Tthを超えていないと判断された場合には(ステップS14でNO)、本処理を終了する。
他方、時間ΔTが閾値時間Tthを超えたと判断された場合には(ステップS14でYES)、図4の曲線P1に示すように、加速度αが閾値加速度αthを超えた時刻T0から、閾値時間Tthが経過するまでの間(時刻T1までの間)に、加速度αが閾値加速度αthを超えた分について、時間経過に対する積分演算を行う。そして、この積分結果、即ち図4の符号R1に示す領域(斜線で示す領域)の面積(これを、「変化加速度面積Δg」と称する)が、予め設定した閾値面積gth以上であるか否かを判断する(ステップS15)。
その結果、変化加速度面積Δgが閾値面積gth以上であると判断された場合には(ステップS15でYES)、走行中の車両に極めて大きい衝撃が加えられたものと判断し、一定時間遡った車両走行データを記録媒体26に記録する。即ち、図4に示す時刻T0で加速度αが閾値加速度αthに達し、更に、閾値時間Tthが経過した時刻T1にて、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを超えたと判断された場合には、時刻T0に遡り、この時刻T0の前後所定時間(例えば、前後1分間)の車両走行データ(画像データ及び速度データ)をリングメモリ27から読み出して、記録媒体26に記録保存する。
つまり、リングメモリ27には、直近の所定時間分(例えば、1時間分)の車両走行データが記録されているので、時刻T0の前後所定時間の車両走行データを読み出して、記録媒体26に記録することができる。こうして、車両に大きい衝撃が加えられた場合には、この衝撃が加えられた時点(時刻T0)の前後所定時間の車両走行データを記録保存することができ、衝撃が加えられたときの車両の状況の解析に役立てることができる。
他方、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを下回ったと判断された場合には(ステップS15でNO)、本処理を終了する。つまり、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを下回ったということは、閾値加速度αthを超える加速度が連続して閾値時間Tth以上発生しているものの、それほど大きな衝撃ではなく、例えばシフトレバーのポジションの変更時等に生じる加速度である場合が多いので、このような場合には、記録媒体26に記録する処理を行わない。
これを図5に示す特性図を参照して説明すると、曲線P3に示すように、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを超え、且つ、この状態が閾値時間Tth以上継続した場合であっても、閾値加速度αthを超えた分の面積が小さい場合(Δg<gthの場合)には、それほど大きな衝撃ではないと判断して記録媒体26への記録を行わない。
他方、曲線P2に示すように、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを超え、且つ、この状態が閾値時間Tth以上継続し、更に、閾値加速度αthを超えた分の面積が大きい場合(Δg>gthの場合)には、衝突等の大きな衝撃であると判断して、車両走行データを記録媒体26へ記録する。こうして、必要とする車両走行データのみを記録保存することができるのである。
このようにして、本実施形態に係る車両情報記録装置では、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを上回り(α>αth)、且つ、継続してα>αthとなっている時間ΔTが閾値時間Tthを超えた場合には、変化加速度面積Δgを演算し、求められた変化加速度面積Δgが予め設定した閾値面積gthを上回った場合に、記録媒体26への車両走行データの保存処理を実行する。従って、例えば、シフトレバーのポジション変更等に起因して生じる比較的小さい衝撃が発生した場合に、このときの車両走行データが保存されることを回避することができ、必要な車両走行データのみを確実に記録保存することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。前述した第1実施形態では、Gセンサ12で検出された加速度αが閾値加速度αthを連続して上回った時間が閾値時間Tthを超えた場合に、変化加速度面積Δgを演算し、閾値面積gthと対比するようにしたが、第2実施形態では、加速度αが閾値加速度αthを上回った時点で変化加速度面積Δgの演算を実行し、累積的に求められる変化加速度面積Δgが閾値面積gthに達した場合に、この時点で車両走行データを記録媒体26に記録する処理を実行する。
装置構成は前述した第1実施形態と同様であるので、以下、第2実施形態に係る車両情報記録装置の処理手順を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。なお、図6に示すフローチャートは所定のサンプリング周期毎に実行される。
始めに車両のイグニッションがオンとされると、CPU24はカメラ11による周囲映像の撮影を開始し、車両が走行を開始すると、カメラ11により撮影された画像データ、及び速度センサ13で検出された速度データの、リングメモリ27への記録を開始する(ステップS21)。
次いで、CPU24は、Gセンサ12による加速度αの検出を開始する(ステップS22)。CPU24は、Gセンサ12により検出される加速度αが、予め設定した閾値加速度αthを超えたか否かを判断し(ステップS23)、検出された加速度αが閾値加速度αthを下回っている場合(α<αthの場合)には(ステップS23でNO)、本処理を終了する。
また、CPU24は、走行中の車両に何らかの理由により衝撃が加えられ、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを超えたと判断した場合には(ステップS23でYES)、加速度αが閾値加速度αthを超えた分について、時間経過に対する積分演算を行う。そして、この積分結果を変化加速度面積Δgとする(ステップS24)。即ち、図7に示す領域R2の面積を時間の経過に伴って逐次算出し、累積的に求められる面積を変化加速度面積Δgとする。
次いで、CPU24は、上記の処理で求めた変化加速度面積Δgが予め設定した閾値面積gth以上となったか否かを判断する(ステップS25)。その結果、変化加速度面積Δgが閾値面積gth以上であると判断された場合には(ステップS25でYES)、走行中の車両に極めて大きい衝撃が加えられたものと判断し、一定時間遡った車両走行データを記録媒体26に記録する。即ち、図7に示す時刻T0で加速度αが閾値加速度αthに達し、更に、時間Txが経過した時刻T1にて、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを超えたと判断された場合には、時刻T0に遡り、この時刻T0の前後所定時間(例えば、前後1分間)の車両走行データ(画像データ及び速度データ)をリングメモリ27から読み出して、記録媒体26に記録保存する。こうして、車両に大きい衝撃が加えられた場合には、この衝撃が加えられた時点の前後所定時間の車両走行データを記録保存することができ、衝撃が加えられたときの車両の状況の解析に役立てることができる。
他方、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを上回ることなく、加速度αが閾値加速度αthを下回った場合には(ステップS25でNO)、本処理を終了する。つまり、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを上回ることなく加速度αが閾値加速度αthを下回るということは、閾値加速度αthを超える加速度が発生したものの、それほど大きな衝撃ではなく、例えばシフトレバーのポジションの変更時等に生じる加速度である場合が多いので、このような場合には、記録媒体26に記録する処理を行わない。
このようにして、第2実施形態に係る車両情報記録装置では、前述した第1実施形態と同様に、Gセンサ12で検出される加速度αが閾値加速度αthを上回った際に変化加速度面積Δgの演算を開始し、求められた変化加速度面積Δgが予め設定した閾値面積gthを上回った場合に、記録媒体26への車両走行データの保存処理を実行する。従って、例えば、シフトレバーのポジション変更等に起因して生じる比較的小さい衝撃が発生した場合に、このときの車両走行データが保存されることを回避することができ、必要な車両走行データのみを確実に記録保存することができる。また、変化加速度面積Δgが閾値面積gthを上回った時点で、記録媒体26への車両走行データの記録を開始するので、より強い衝撃が加えられるほど、早い時点で記録媒体26への車両走行データの記録が実行され、衝撃発生時の画像データ、速度データ等の車両走行データを確実に保存することができる。
以上、本発明の車両情報記録装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した各実施形態では、車両走行データとして、カメラ11で撮影される画像データ、及び車両の走行速度データを記録する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両の走行に関する他のデータを含めて記録することも可能である。また、上述した各実施形態では、カメラ11により車両の周辺映像を撮影する例について説明したが、周辺映像に加えて車両内映像を撮影して記録しても良い。
本発明は、必要とする車両走行データのみを記録保存する際に利用することができる。
10 車両
11 カメラ(撮影手段)
12 Gセンサ(加速度検出手段)
13 速度センサ
14 ドライブレコーダ
21,22,23 インターフェース
24 CPU(記録制御手段)
25 電源
26 記録媒体(第2記録手段)
27 リングメモリ(第1記録手段)

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、該車両の走行に関連する情報を記録保存する車両情報記録装置において、
    前記車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記車両周辺の画像を撮影する撮影手段と、
    前記車両の走行時に、前記撮影手段で撮影された画像データを巡回的に記録する第1記録手段と、
    前記第1記録手段に記録された画像データのうち、選択された画像データを記録する第2記録手段と、
    前記加速度検出手段で検出される検出加速度が所定の閾値加速度を超えた場合に、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた分について、時間経過に対する積分演算を行い、該積分演算で求められる面積が予め設定した閾値面積を超えた場合に、前記第1記録手段に記録されている画像データ中の、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた時点前後の所定時間の前記第1記録手段に記録された画像データを選択して、前記第2記録手段に記録する記録制御手段と、
    を有することを特徴とする車両情報記録装置。
  2. 前記記録制御手段は、前記加速度検出手段で検出される加速度が前記閾値加速度を超えた場合にこの継続時間を計時し、所定の継続時間閾値を超えたことを条件として前記積分演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両情報記録装置。
  3. 前記第1記録手段は、前記撮影手段で撮影された画像データに加えて車両の速度データを記録し、前記第2記録手段は、前記検出加速度が前記閾値加速度を超えた時点前後の所定時間の前記第1記録手段に記録された画像データ及び速度データを記録することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両情報記録装置。
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