JP2011059861A - 画像形成システムの管理装置およびその管理装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像形成装置を含む画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示する。
【解決手段】サーバコンピュータのCPUは、MFPから受信した記録用紙の枚数をMFPの実績PVデータに積算して実績管理テーブルに記憶するステップ(S2010)と、分析日時になると(S2020にてYES)、実績管理テーブルを読み出して(S2030)、各MFPの実績PVの合計値から各MFPの仕様PVの合計値を減算して指標Aを算出するステップ(S2070)と、指標Aが負値であると(S2080にてYES)、仕様PVの合計値が指標Aの絶対値を上回らないMFPの組合せを管理外とする提案を決定するステップ(S2110)と、指標Aが負値でなくしきい値以上であると(S2120にてYES)、仕様PVが指標A以上のMFPを導入する提案を決定するステップ(S2130)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式等を用いて画像データに基づいて記録媒体(代表的には記録用紙)に画像を形成する複数の画像形成装置により構成される画像形成システムの管理装置であって、特に、ある部門においてこのような画像形成システムを管理して使用している場合に、複数の画像形成装置における画像形成実績を取得して、複数の画像形成装置の最適な配置についての情報を提示することのできる管理装置に関する。また、本発明は、このような管理装置を備えた画像形成装置にも関係がある。
プリンタ機能またはコピー機能等を備えた画像形成装置をネットワークに接続し、これらを1つの部門に属する複数のユーザで利用するケースが多くなっている。また、このような画像形成装置の1つである複合機(MFP(Multifunction Peripheral))のように、コピーモード、画像通信モード(代表的にはファクシミリ通信モードがある。なお、以下において、ファクシミリをFAXまたはファクスと記載する場合がある。)、ネットワーク対応のプリンタモード、およびスキャナモードのように複数のモードを有するものも多くなってきている。なお、部門とは、複合機を共用する人的集合の単位であって、たとえば、会社等の組織における、事業部、部、課または係である。
このようなMFPのコピーモードおよびプリンタモードを使用すると、スキャンした原稿の画像データまたはコンピュータから送信された画像データに基づく画像が形成された記録用紙がMFPから出力される。また、画像通信モードで画像データを受信すると、受信した画像データに基づく画像が形成された記録用紙がMFPから出力される。このようにしてMFPから出力された記録用紙の枚数を管理すること、および、MFPにおける稼働状況を管理することは、従来から行なわれている。これらに関する技術が、以下に示す特許文献に開示されている。
特開2002−304271号公報(特許文献1)は、ネットワークに接続され、記録用紙に画像を形成する画像形成装置(MFP、プリンタ等)の負荷が高くなる問題を解決する仲介システムを開示する。この仲介システムは、ネットワークに接続された任意のクライアントコンピュータとプリンタとの間で実用的な印刷を実現することができる。
この特許文献1の段落0088には、リレーションサービスが開示されている。このリレーションサービスは、仲介システムを経由して行なわれる印刷状況を取得および記録し、活用可能な統計データを提供する機能を奏する。仲介システムにより、いかなるユーザが、いかなる印刷データを、いかなる出力先に印刷させたかという印刷実績を把握しておいて、リレーションサービスは、このような印刷実績の主たる情報を蓄積し、統計処理を実行する。リレーションサービスとして、こうして得られた統計データを活用すれば、たとえば、プリンタごとの稼働率の違いを把握することができ、プリンタの保守管理に活用することができる。また、稼働率が高いプリンタ付近にプリンタを増設するように働きかけることもできる。
また、特開2007−86103号公報(特許文献2)には、ユーザの要求を満たしつつ、画像形成する記録用紙の使用枚数を制限枚数以内に制限することができる画像形成装置が、特開2003−248576号公報(特許文献3)には、ネットワークに接続された画像形成装置から印刷設定情報(両面、片面)および排紙枚数情報を含む履歴情報を取得する管理システムが、それぞれ開示されている。
特開2002−304271号公報 特開2007−86103号公報 特開2003−248576号公報
しかしながら、上述した特許文献においては、画像形成装置から印刷履歴情報を取得すること(特許文献3)、画像形成装置における画像形成枚数を管理すること(特許文献2)、複数の画像形成装置から構成されるシステムにおいて画像形成実績を収集し分析して個々の画像形成装置の稼働率を算出すること(特許文献1)が、開示されているに過ぎない。
このような技術では、ある部門において、複数の画像形成装置から構成される画像形成システムを管理して使用している場合における、複数の画像形成装置が、システム全体として最適な配置になっているのか否かを判定することができない。
なお、特許文献3においては、プリンタの稼働率を算出して、その稼働率が高いプリンタ付近にプリンタを増設するように働きかけることが開示されている。これでは、画像形成システムにおいて、局所的な高稼働率である状態を解消することを実現できても、画像形成システムの全体として機器(画像形成装置、MFP、プリンタ)を最適に配置することを実現することはできない。
本発明は、上述の課題を解決するために、複数の画像形成装置から構成される画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することのできる管理装置およびその管理装置を備えた画像形成装置を提供することである。
本発明のある局面に係る画像形成システムの管理装置は、複数の画像形成装置を含む画像形成システムを管理する。この管理装置は、複数の画像形成装置における画像形成実績を取得するための取得手段と、各画像形成装置について、画像形成能力と、取得した画像形成実績とを記憶するための記憶手段と、予め定められた期間における、画像形成能力と画像形成実績とに基づいて、画像形成システム全体の負荷状況を算出するための算出手段と、算出された負荷状況に基づいて、画像形成システムにおける画像形成装置の構成についての情報を作成するための作成手段と、作成された情報を出力するための出力手段とを含む。
この管理装置によると、画像形成システムに含まれる複数の画像形成装置について、画像形成能力と、画像形成実績とが記憶され、予め定められた期間毎に、記憶された画像形成能力と画像形成実績とに基づいて、画像形成システム全体の負荷状況が算出される。このとき、この画像形成システムに含まれる画像形成装置の全体についての画像形成能力と画像形成実績とが比較されることにより、画像形成システム全体の負荷状況が算出される。すなわち、局所的な画像形成装置の負荷ではなく、画像形成システム全体として、たとえば、システムとして、能力が余剰しているのか、不足しているのか、適度に均整が取れているのかという負荷状況が算出される。この負荷状況に基づいて、画像形成システムにおける画像形成装置の構成についての情報を作成されて、ユーザに出力される。この情報に基づくことにより、ユーザは、画像形成システムの全体として画像形成装置を最適に配置(能力が余剰していれば画像形成装置の控除、能力が不足していれば画像形成装置の追加)することができる。その結果、複数の画像形成装置から構成される画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。
この算出手段は、システムに含まれる画像形成装置についての画像形成能力の合計値とシステムに含まれる画像形成装置についての画像形成実績の合計値との差値、または、画像形成装置の画像形成能力と当該画像形成装置の画像形成実績との差をシステムに含まれる画像形成装置について積算した積算値に基づいて、負荷状況を算出するための手段を含むように構成することができる。
このようにすると、システムに含まれる画像形成装置についての、画像形成能力と画像形成実績との差に基づいて、画像形成システム全体の負荷状況(能力余剰、能力不足、能力均整)を算出することができる。
この作成手段は、画像形成能力の合計値が画像形成実績の合計値よりも大きい場合、画像形成システムに含まれる複数の画像形成装置の中から、差値または積算値に対応する画像形成能力を備えた1以上の画像形成装置を抽出して、抽出された画像形成装置をシステムから控除するという提案情報を作成するための手段を含むように構成することができる。
このようにすると、画像形成能力の合計値が画像形成実績の合計値よりも大きい場合(画像形成システムの全体として能力が余剰している場合)、画像形成システムに含まれる1以上の画像形成装置を控除するような提案情報を作成できるので、画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。この場合において、提案情報は、差値または積算値に対応する画像形成能力を備えた1以上の画像形成装置を控除する情報である。このため、システムにおける余剰能力が複数の画像形成装置の能力と均整している場合、余剰能力に対応する、複数の画像形成装置の組合せを提示することができる。
また、この作成手段は、画像形成能力の合計値が画像形成実績の合計値よりも小さい場合、差値または積算値に対応する画像形成能力を備えた画像形成装置をシステムに追加するという提案情報を作成するための手段を含むように構成することができる。
このようにすると、画像形成能力の合計値が画像形成実績の合計値よりも小さい場合(画像形成システムの全体として能力が不足している場合)、画像形成システムに含まれる画像形成装置を追加するような提案情報を作成できるので、画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。
なお、複数の画像形成装置と管理装置とはネットワーク通信可能に接続されるように構成される場合には、この取得手段は、ネットワーク通信を介して、複数の画像形成装置における画像形成実績を取得するための手段を含むように構成することができる。また、管理装置は、ネットワーク通信を介して、複数の画像形成装置における画像形成能力を取得するための手段をさらに含むように構成することができる。
このようにすると、ネットワーク通信を用いて、管理装置はオンラインで画像形成実績を取得できるので、ユーザが管理装置に画像形成実績を入力する必要がない。また、管理装置はオンラインで画像形成能力を取得できるので、ユーザが管理装置に画像形成能力を入力する必要がない。このようにオンラインで取得された画像形成実績、または、オンラインで取得された画像形成実績および画像形成能力を用いて、画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。
本発明の別の局面に係る画像形成装置は、上述したいずれかの管理装置を備えた画像形成装置である。
この画像形成装置によると、上述した管理装置を備えているので、画像形成システム全体として、たとえば、能力が余剰しているのか、不足しているのか、適度に均整が取れているのかという負荷状況を算出することができる。この負荷状況に基づいて、画像形成システムの全体として画像形成装置を最適に配置(能力が余剰していれば画像形成装置の控除、能力が不足していれば画像形成装置の追加)することができる。その結果、複数の画像形成装置から構成される画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。
本発明に係る画像形成システムの管理装置または画像形成装置によると、複数の画像形成装置から構成される画像形成システムにおいて、複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を提示することができる。
本発明の実施の形態に係るネットワーク画像形成システムの全体構成を示す図である。 図1のサーバコンピュータのハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1のMFPのハードウェア構成を示す制御ブロック図である。 図1のMFPの仕様(画像形成能力)管理テーブルを示す図である。 図1のサーバコンピュータおよびMFPでそれぞれ実行される画像形成システム管理プログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図5のプログラムが実行された場合にサーバコンピュータで集計される実績管理テーブルを示す図(その1)である。 図5のプログラムが実行された場合のサーバコンピュータのディスプレイの表示例を示す図(その1)である。 図5のプログラムが実行された場合にサーバコンピュータで集計される実績管理テーブルを示す図(その2)である。 図5のプログラムが実行された場合のサーバコンピュータのディスプレイの表示例を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るMFPのタッチパネルディスプレイの表示例を示す図(その1)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係るMFPのタッチパネルディスプレイの表示例を示す図(その2)である。
以下の説明において、同一の部品には同一の参照番号を付す。それらの機能および名称も同一である。したがって、それらに関する詳細な説明は繰返さない。また、以下においては、本発明に係る管理装置は、ネットワークに接続されたサーバコンピュータにより実現されるものとして説明する。なお、第1の変形例として後述するように、このサーバコンピュータで実現される管理機能を画像形成装置自体が備えるものであっても構わない。すなわち、サーバコンピュータ(管理装置)は本発明の必須的な構成要件ではない。
さらに、以下においては、本発明における画像形成装置は、MFPであるとして説明する。しかしながら、本発明は、記録用紙に画像を形成する装置であればよく、MFPに限定されるものではない。したがって、プリンタモードのみを備えたMFP、すなわち印刷装置(プリンタ)であっても、画像通信モードのみを備えたMFP、すなわちファクシミリ装置であっても、本発明における画像形成装置となる。
[全体システム構成]
図1を参照して、本発明の実施の形態に係るネットワーク画像形成システムの全体構成について説明する。このネットワーク画像形成システムは、記録用紙に画像を形成して、形成した記録用紙の枚数をサーバコンピュータへ送信するMFP(1)300〜MFP(5)300(以下、MFP(1)300〜MFP(5)300をMFP300と記載する場合がある。)と、複数のMFP300においてユーザにより画像形成された記録用紙の枚数を集計するサーバコンピュータ200とを含む。これらのサーバコンピュータ200およびMFP300は、たとえばIEEE802.3に準拠したネットワーク回線400により通信可能に接続されている。なお、MFP(1)300〜MFP(5)300は、同じ参照符号を付しているが全く同じ機能を備えるMFPであるとは限らない。また、MFP300の台数は5台に限定されない。また、MFP300へプリントデータを送信する(クライアント)コンピュータは図示していない。
本実施の形態においては、各MFP300においてユーザが画像形成処理を実行すると、MFP300を一意に識別するMFP識別情報とともに画像形成処理した記録用紙の枚数をサーバコンピュータ200へ送信する。サーバコンピュータ200は、ネットワーク回線400を介して受信した、各MFP300において画像形成処理した記録用紙の枚数を、MFP300毎に集計して、実績管理テーブルに記憶する。サーバコンピュータ200は、一定の時間間隔で設定された分析日時になると、実績管理テーブルに基づく実績PV(Print VolumeまたはPaper Volume)と、画像形成能力を記憶した仕様テーブルに基づく仕様PVとを、各MFPおよび全MFPで比較して、複数のMFP300の最適な配置についての有益な情報を作成する。なお、限定されるものではないが、実績PVも仕様PVも1ヶ月あたりの画像形成枚数として規定されている。
このように、本実施の形態においては、MFPを使用して画像形成する毎に、サーバコンピュータ200に実績PVが積算されて、分析日時になると、サーバコンピュータ200が実績PVと仕様PVとを用いてMFPの300の最適な配置についての有益な情報を作成して、ユーザに提示する。
以下において、このような機能を実現するネットワーク画像形成システムを構成するサーバコンピュータ200およびMFP300の構成について説明する。なお、図面等において、サーバコンピュータ200を単にサーバと、MFP300を単にMFPと記載する場合がある。
[ハードウェア構成]
<サーバコンピュータ200>
図2を参照して、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムを構成するサーバコンピュータ200は、バス290と、バス290に接続されたCPU(Central Processing Unit)210と、バス290に接続されたROM(Read−Only Memory)220と、バス290に接続されたRAM(Random Access Memory)230と、バス290に接続されたハードディスク(HDD)240と、バス290に接続され、光ディスク282が装着可能で、光ディスク282に対する情報の書込および光ディスク282からの情報の読出が可能な光ディスクドライブ280と、バス290に接続され、マウス252およびキーボード254との間の接続に関するインターフェイスを提供するための入力インターフェイス(以下「入力IF」と呼ぶとともに、「インターフェイス」を「IF」または「I/F」と記載する。)250と、バス290に接続され、ディスプレイ262との間の接続に関するインターフェイスを提供するためのディスプレイインターフェイス(以下「ディスプレイIF」と呼ぶ。)260と、有線または無線(本実施の形態においては有線)によりネットワーク回線400への接続を提供するネットワークインターフェイス(以下「ネットワークIF」と呼ぶ。)270とを含む。なお、サーバコンピュータ200は、磁気ディスクが装着可能で、磁気ディスクに対する情報の書込および磁気ディスクからの情報の読出が可能な磁気ディスクドライブを、光ディスクドライブ280に代えて/加えて、備えるようにしても構わない。
バス290、ROM220、RAM230、HDD240、光ディスクドライブ280、入力IF250、ディスプレイIF260およびネットワークIF270は、いずれもCPU210の制御のもとに協調して動作し、サーバコンピュータ200は、本実施の形態に係る管理装置として、種々のアプリケーションによる処理を実現する。それらのアプリケーションは、たとえば、各MFP300から画像形成処理された記録用紙の枚数を受信するとMFP300の実績PVを一元的に管理する実績管理テーブルを更新して、分析日時になると実績管理テーブルを分析して複数の画像形成装置の最適な配置についての有益な情報を作成してユーザに提示するための、ネットワーク画像形成システムにおけるサーバコンピュータを実現する。
サーバコンピュータ200に、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムにおける管理装置としての動作を行なわせるためのコンピュータプログラムは、光ディスクドライブ280に挿入される光ディスク282に記憶され、さらにHDD240に転送される。または、プログラムはネットワーク回線400を通じてサーバコンピュータ200に送信されHDD240に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM230にロードされる。光ディスク282から、またはネットワーク回線400を介して、直接にRAM230にプログラムをロードしてもよい。
これらのプログラムは、サーバコンピュータ200に本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムにおける管理装置として動作を行なわせる複数の命令を含む。この動作を行なわせるのに必要な基本的機能のいくつかはサーバコンピュータ200上で動作するオペレーティングシステム(OS)若しくはサードパーティのプログラム、またはサーバコンピュータ200にインストールされる各種ツールキットのモジュールにより提供される。従って、このプログラムはこの実施の形態のシステムおよび方法を実現するのに必要な機能全てを必ずしも含まなくてよい。このプログラムは、命令のうち、所望の結果が得られるように制御されたやり方で適切な機能または「ツール」を呼出すことにより、上記したサーバコンピュータ200として所定の処理を実行する命令のみを含んでいればよい。サーバコンピュータ200の実体であるコンピュータの一般的動作は周知であるので、ここでは繰返して説明しない。
<MFP300>
図3を参照して、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムを構成するMFP300は、バス390と、バス390に接続されたCPU310と、バス390に接続されたROM320と、バス390に接続されたRAM330と、バス390に接続されたハードディスク(HDD)340と、バス390に接続され、タッチパネルディスプレイ380との間の接続に関するインターフェイスを提供するための入力IF350およびディスプレイIF360と、バス390に接続され、有線または無線(本実施の形態においては有線)によりネットワーク回線400への接続を提供するネットワークIF370および公衆回線への接続を提供するFAX通信部375とを含む。なお、図3には図示していないが、MFP300は、スタートボタンおよびテンキーボタン等のハードウェアボタンを備える。
バス390、ROM320、RAM330、HDD340、入力IF350、ディスプレイIF360、ネットワークIF370およびFAX通信部375は、いずれもCPU310の制御のもとに協調して動作し、MFP300において、プリント処理、FAX送受信処理、スキャナ処理、コピー処理を実現する。なお、これらの処理は、図3においては図示していないMFP300を構成する各部品が、CPU310により制御されて実行される。
このMFP300が備える画像通信モードとしては、FAX通信部375を介して画像データを公衆回線により送受信するファクシミリ通信モード、ネットワークIF370を介して画像データをインターネット回線により送受信するインターネットファクシミリ通信モード、画像データを電子メールに添付する形式で送受信する電子メール通信モード(スキャンtoメール)、およびネットワーク回線400を用いて画像データを特定のフォルダに転送する画像転送モード(スキャンtoフォルダ)等がある。
MFP300は、たとえば、原稿読取部(スキャナ部)、画像形成部、給紙部、および排紙処理装置を備える。MFP300においては、原稿読取部により読取られた原稿の画像データに対して、CPU310により各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部へと出力される。なお、このMFP300は、レーザー光を感光に利用する、所謂レーザー方式(電子写真方式)の印刷機能を備える。しかしながら、他の形式の印刷機能を備えたものであっても構わない。
本実施の形態に係るMFP300は、その動作モードとして、コピーモード、ファクシミリモード(タッチパネルディスプレイ画面例では「ファクス/イメージ送信」モードと記載)、プリンタモードおよびスキャナモード(タッチパネルディスプレイ画面例では「ドキュメントファイリング」モードと記載)を備える。以下においては、これらの動作モードを説明する。
−ファクシミリモード−
以下において、ファクシミリ通信モード(ファクス/イメージ送信モードと記載する場合がある。)における動作について説明する。このファクシミリモードにおいては、主として、送信動作は原稿読取部(スキャナ部)およびFAX通信部375が動作することにより、受信動作はFAX通信部375および画像形成部が動作することにより、ファクシミリ通信動作が実現される。
送信動作については以下の通りである。MFP300においては、ファクシミリモードを指定して、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部により画像データとして読取られ、読取られた画像データがCPU310に入力され、ここで画像データに各種の機能を用いて画像処理が施され、この画像データがFAX通信部375へと出力される。送信側のMFP300のFAX通信部375は、指定された送信側の回線を指定された送信先に接続して、画像データをファクシミリ通信規格に合致した通信データへ変換して、受信側のファクシミリ装置(たとえばファクシミリ通信機能を備えたMFP300)へ送信する。回線が接続されると、受信側のMFP300のFAX通信部375は、送信側のMFP300のFAX通信部375からの通信要求信号を検出して、応答信号を送信する。その後、たとえば、FAX通信部375は、送信側および受信側で互いに実装されている能力情報の受渡しを行ない利用可能な最大能力での通信速度および画像データの符号化・符号訂正方式などを決定してモデムの通信方式を設定する。この通信方式にあわせた画像信号形式を用いて、送信側のMFP300のFAX通信部375から受信側のMFP300のFAX通信部375へデータを送信する。送信が終了すると回線が切断される。
受信動作については以下の通りである。受信側のMFP300のFAX通信部375は、受信したデータを画像データに変換して、画像形成部へ送る。なお、受信したデータを画像データへ変換するのは画像形成部であっても構わない。画像形成部は、後述するコピーモードにおける画像形成動作と同じように、受信したデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
−コピーモード−
以下において、コピーモードにおける画像形成動作について説明する。画像形成部は、原稿読取部により読取られた画像データが各種の機能により画像処理されたデータによって示される画像を記録用紙に印刷するものであって、たとえば、感光体ドラム、帯電装置、レーザースキャンユニット、現像装置、転写装置、クリーニング装置、定着装置、および除電装置等を備えている。
画像形成部には、たとえば、搬送路が設けられており、給紙部から給紙されてきた記録用紙が搬送路に沿って搬送される。給紙部は、用紙カセットに収納された記録用紙、または手差トレイに載置された記録用紙を1枚ずつ引出して記録用紙を画像形成部の搬送路へと送り出す。
画像形成部の搬送路に沿って記録用紙が搬送されている途中で、記録用紙が感光体ドラムと転写装置との間を通過し、更に定着装置を通過して、記録用紙に対する印刷が行なわれる。
感光体ドラムは、一方向に回転し、その表面は、クリーニング装置と除電装置によりクリーニングされた後、帯電装置により均一に帯電される。レーザースキャンユニットは、印刷対象の画像データに基づいてレーザー光を変調し、このレーザー光によって感光体ドラムの表面を主走査方向に繰返し走査して、静電潜像を感光体ドラムの表面に形成する。現像装置は、トナーを感光体ドラムの表面に供給して静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラムの表面に形成する。
転写装置は、転写装置と感光体ドラムとの間を通過していく記録用紙に感光体ドラムの表面のトナー像を転写する。定着装置は、記録用紙を加熱するための加熱ローラと、記録用紙を加圧するための加圧ローラとを含む。記録用紙は、加熱ローラによって加熱され、かつ、加圧ローラによって加圧されることによって、記録用紙上に転写されたトナー像が記録用紙に定着される。定着装置から排出された(印刷された)記録用紙は、排紙トレイに排出される。
−プリンタモード−
以下において、プリンタモードの動作説明を行なう。このプリンタモードにおいては、主として、画像形成部が動作することにより、プリント機能が実現される。
ネットワークIF370を介して(クライアント)コンピュータからプリントデータを受信すると、受信したプリントデータを画像データに変換して、画像形成部へ送る。なお、プリントデータを画像データへ変換するのは画像形成部であっても構わない。画像形成部は、上述したコピーモードにおける動作と同じように、プリントデータから変換された画像データによって示される原稿の画像を記録用紙に印刷する。
−スキャナモード−
以下において、スキャナモードでの動作説明を行なう。このスキャナモードにおいては、主として、原稿読取部(スキャナ部)が動作することによりスキャナ機能が実現される。
MFP300においては、原稿載置台に置かれた原稿が原稿読取部により画像データとして読取られ、読取られた画像データがCPU310に入力され、ここで画像データに各種の機能に基づく画像処理が施され、コピーモードでこの画像データが記録用紙に出力されたり、ファクシミリ通信モード、インターネットファクシミリ通信モードまたは電子メール通信モード(スキャンtoメール)でこの画像データが送信されたり、画像転送モード(スキャンtoフォルダ)でこの画像データがHDD340に記憶されたり、ネットワークに接続されたコンピュータへネットワークIF370を介して送信されたりする。
[仕様テーブル構成]
図4を参照して、このネットワーク画像形成システムを構成するMFP300の画像形成能力示す仕様PVについて説明する。この図4は、MFP300の仕様(画像形成能力)をテーブル形式で示している。この仕様管理テーブルは、HDD240に格納されている。
図4の仕様管理テーブルに示すMFP300は、図1のMFP(1)300〜MFP(5)300に対応している。このネットワーク画像形成システムを構成する、MFP(1)300の仕様(画像形成能力)は30K(=30,000)(枚/月)であって、MFP(2)300の仕様は45K(=45,000)(枚/月)であって、MFP(3)300の仕様は60K(=60,000)(枚/月)であって、MFP(4)300の仕様は70K(=70,000)(枚/月)であって、MFP(5)300の仕様は80K(=80,000)(枚/月)であることが記憶されている。これらの仕様PVの合計は、285K(=285,000)(枚/月)となる。なお、図ではK(=1000)を記載していない。
[ソフトウェア構成]
図5を参照して、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムのMFP300の最適な配置についての提案情報をユーザに提示するために、サーバコンピュータ200およびMFP300で実行されるコンピュータプログラムの制御構造について説明する。
図5の左上に示すプログラムは、MFP300のCPU310において実行される。ステップ(以下、ステップをSと略す。)3000にて、MFP300のCPU310(以下、単にCPU310と記載する。)は、このMFP300を使用するユーザによる画像形成処理(コピー出力、プリント出力等)が終了したか否かを判定する。CPU310は、画像形成処理が終了したと判定されると(S3000にてYES)、処理はS3010へ移される。もしそうでないと(S3000にてNO)、この処理はS3000へ戻されて、このMFP300を使用するユーザによる画像形成処理が終了したと判定されるまで待つ。
S3010にて、CPU310は、画像形成処理した記録用紙の枚数を、MFP識別情報とともにサーバコンピュータ200へ送信する。
図5の右側に示すプログラムは、サーバコンピュータ200のCPU210において実行される。S2000にて、サーバコンピュータ200のCPU210(以下、単にCPU210と記載する。)は、MFP300から、画像形成処理された記録用紙の枚数を受信したか否かを判定する。このとき、対象となるのは複数のMFP300である。MFP300から画像形成処理された記録用紙の枚数を受信したと判定されると(S2000にてYES)、処理はS2010へ移される。もしそうでないと(S2000にてNO)、この処理はS2000へ戻されて、MFP300から画像形成処理された記録用紙の枚数を受信したと判定されるまで待つ。
S2010にて、CPU210は、MFP300から受信した画像形成処理された記録用紙の枚数を、同時に受信したMFP識別情報により特定される該当のMFP300の実績PVとして積算して、実績管理テーブルに記憶する。この実績管理テーブルはHDD240に格納されている。
S2020にて、CPU210は、予め定められた分析日時に到達したか否かを判定する。予め定められた分析日時とは、たとえば1ヶ月間隔に設定される。分析日時に到達したと判定されると(S2020にてYES)、この処理はS2030へ移される。もしそうでないと(S2020にてNO)、この処理はS2000へ戻される。
S2030にて、CPU210は、HDD240に記憶された実績管理テーブルを読み出す。S2040にて、CPU210は、各MFP300について、(実績PV−仕様PV)および(実績PV/仕様PV)(さらに×100(%))を算出する。
S2050にて、CPU210は、各MFP300の実績PVの合計値(Σ(実績PV))を算出する。S2060にて、CPU210は、各MFP300の仕様PVの合計値(Σ(仕様PV))を算出する。S2070にて、CPU210は、各MFP300の実績PVの合計値(Σ(実績PV))から各MFP300の仕様PVの合計値Σ(仕様PV)を減算した値を、指標Aとして算出する。なお、この指標Aは、S2040にて算出した各MFP300についての(実績PV−仕様PV)を、全てのMFP300について積算した値と等しくなる。この処理において算出される指標Aは、このネットワーク画像形成システム全体の負荷状況を示すものである。
S2080にて、CPU210は、指標Aは、負値(0よりも小さい)か否かを判定する。指標Aは、負値であると判定されると(S2080にてYES)、処理はS2090へ移される。もしそうでないと(S2080にてNO)、この処理はS2120へ移される。
S2090にて、CPU210は、仕様PVの合計値が、指標Aの絶対値を上回らないMFP300の組合せを選択する。S2100にて、CPU210は、MFP300の組合せが選択できたか否かを判定する。MFP300の組合せが選択できたと判定されると(S2100にてYES)、処理はS2110へ移される。もしそうでないと(S2100にてNO)、この処理は終了する。
S2110にて、CPU210は、組合せられたMFP300をこのネットワーク画像形成システムの管理外とする提案情報を決定する。その後、処理はS2140へ移される。
S2120にて、CPU210は、指標Aがしきい値以上であるか否かを判定する。ここで、しきい値は、正値であって、たとえば15Kと設定される。指標Aがしきい値以上であると判定されると(S2120にてYES)、処理はS2130へ移される。もしそうでないと(S2120にてNO)、この処理は終了する。
S2130にて、CPU210は、仕様PVが指標A(>0)以上のMFPをこのネットワーク画像形成システムに導入する提案情報を決定する。
S2140にて、CPU210は、提案情報をユーザが認識できるように出力する。この場合、記録用紙に印刷したり、ディスプレイ262に表示したりされる。
なお、S2100にてNOの場合、または、S2120にてNOの場合、S2140の処理を実行することなく、この処理は終了する。この場合には、このネットワーク画像形成システム全体として、仕様(能力)と実績とが均整していることを示す。
[動作]
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムの動作について説明する。
ネットワーク画像形成システムを構成するMFP300においてユーザが画像形成処理を完了する毎に(S3000にてYES)、そのMFP300を識別するMFP識別情報とともに、画像形成処理された記録用紙の枚数が、サーバコンピュータ200へ送信される(S3010)。
サーバコンピュータは記録用紙の枚数を受信する度に(S2000にてYES)、受信した記録用紙の枚数を、同時に受信したMFP識別情報により特定される該当のMFP300の実績PVとして積算して、実績管理テーブルに記憶する(S2010)。このような実績積算処理が、1ヶ月の間において繰返し行なわれる。
1ヶ月毎に設定された分析日時になると(S2020にてYES)、実績管理テーブルがHDD240から読み出されて(S2030)、各MFP300について、(実績PV−仕様PV)が算出される(S2040)
各MFP300の実績PVの合計値(Σ(実績PV))が算出され(S2050)、各MFP300の仕様PVの合計値(Σ(仕様PV))が算出される(S2060)。さらに、S2050にて算出された各MFP300の実績PVの合計値(Σ(実績PV))から、S2060にて算出された各MFP300の仕様PVの合計値(Σ(仕様PV))を減算した値が、指標Aとして算出される(S2070)。
このように算出される指標Aは、ネットワーク画像形成システムの全体として、画像形成能力が実績を下回っていると(能力的に不足していると)正値になり、ネットワーク画像形成システムの全体として、画像形成能力が実績を上回っていると(能力的に足りていると)負値になる。
指標Aが負値である場合(ネットワーク画像形成システムの全体として画像形成能力が実績値を上回っており能力的に足りていると)、仕様PVの合計値が指標A(<0)の絶対値を上回らないMFP300の組合せが選択される。このときのMFP300の選択を、図6を参照して説明する。図6は、サーバコンピュータ200で集計される実績管理テーブルを示す図である。なお、図6には、仕様管理テーブルに記憶される仕様PVも併記している。
この図6に示す場合には、指標Aは−75である。仕様PVの合計値が指標A(−75)の絶対値(75)を上回らないMFP300の組合せとしては、(A)仕様PVが30のMFP(1)300のみ、(B)仕様PVが45のMFP(2)300のみ、(C)仕様PVが60のMFP(3)300のみ、(D)仕様PVが70のMFP(4)300のみ、(E)仕様PVが30のMFP(1)300と仕様PVが45のMFP(2)300との組合せ、の5種類が選択される。
このように組合せられたMFP300(上述の(A)〜(E))を、このネットワーク画像形成システムの管理外とする提案情報を決定する(S2100)。この提案情報が、ユーザが認識できるように、たとえば、図7に示すように、ディスプレイ262に表示される(S2140)。なお、この図7に示す提案情報を印刷するようにしても構わない。
このように、このネットワーク画像形成システムの管理外とする提案情報を受けたシステム管理者は、たとえば、提示されたMFP300のリース契約を解除したり、提示されたMFP300を他の部署へ移動させたりすることになる。
一方、指標Aが正値である場合(ネットワーク画像形成システムの全体として画像形成能力が実績値を下回っており能力的に不足していると)、仕様PVの合計値が指標A(>0)がしきい値以上であるか否かが判定される(S2120)。このときの判定を、図8を参照して説明する。図8は、図6と同様に、サーバコンピュータ200で集計される実績管理テーブルを示す図である。なお、図8においても図6と同様に、仕様管理テーブルに記憶される仕様PVも併記している。
この図8に示す場合には、指標Aは15(K)である。指標A(15K)がしきい値(15K)以上であるので(S2120にてYES)、仕様PVが指標A以上のMFPをこのネットワーク画像形成システムに導入する提案情報を決定する(S2130)。この提案情報が、ユーザが認識できるように、たとえば、図9に示すように、ディスプレイ262に表示される(S2140)。なお、この図9に示す提案情報を印刷するようにしても構わない。
このように、このネットワーク画像形成システムにMFPを導入する提案情報を受けたシステム管理者は、たとえば、提示された仕様のMFP300を新規にリース契約したり、提示された仕様のMFP300を他の部署から移動させたりすることになる。
なお、図8および図9に示す場合には、指標A=しきい値であるが、指標Aが(しきい値(15K)×N)に近い場合には、仕様PVがしきい値(15K)であるMFP300をN台導入することを提案するようにしても、仕様PVがしきい値(15K)のN倍であるMFP300を1台導入することを提案するようにしてもよい。
以上のようにして、本実施の形態に係るネットワーク画像形成システムによると、ネットワークに接続されたMFPにおいて実際に画像形成された記録用紙の枚数を積算して実績PVを算出して、この実績PVの合計から仕様PVの合計を減算して指標Aを算出する。この指標Aが負値である場合にはネットワーク画像形成システムの全体としての能力が足りているので、その余剰能力に見合ったMFPをこのネットワーク画像形成システムの管理外とする提案を行なう。この指標Aが正値であってしきい値以上である場合にはネットワーク画像形成システムの全体としての能力がMFPを補充しなければならない程度まで不足しているので、その不足能力に見合ったMFPをこのネットワーク画像形成システムにMFPを導入する提案を行なう。このように、ネットワーク画像形成システムの全体としての能力を判定して、システム内のMFPを最適に配置することができる。
なお、上述したように、(実績PV−仕様PV)ではなくて、(仕様PV−実績PV)とすると、指標Aの符号(正負)は逆になる。
<第1の変形例>
上述した実施の形態においては、サーバコンピュータが管理装置として機能して、ユーザにシステムにおけるMFPの最適な配置についての提案を行なう。しかしながら、このサーバコンピュータで実現される管理機能を画像形成装置(MFP)自体が備えるものであっても構わない。
すなわち、ネットワーク回線400を介して、たとえば、MFP(1)300が、他のMFP(2)300〜MFP(5)300において画像形成処理した記録用紙の枚数を受信して、自己(MFP(1)300)において画像形成処理した記録用紙の枚数と併せて、実績PVを実績管理テーブルに記憶する。MFP(1)300のCPU310において、図5のS2020〜S2140の処理を実行させる。
この場合において、S2140の処理においては、図10または図11に示すように、MFP(1)300のタッチパネルディスプレイ380に提案情報が出力される。なお、この図10または図11に示す提案情報を印刷するようにしても構わない。
このように、本変形例においては、サーバコンピュータ(管理装置)を備えなくても構わない。
<第2の変形例>
さらに、上述した実施の形態においては、ネットワーク回線で接続されたサーバコンピュータ200において提案情報が決定されて出力されている。また、上述した第1の変形例においては、ネットワーク回線で接続されたMFP(1)300において提案情報が決定されて出力されている。
このようなネットワーク回線400で接続されていない(画像形成処理した記録用紙の枚数をオンラインで取得できない)場合でも、オフラインにより実績を収集して、提案情報を決定して出力することもできる。
この場合、コンピュータ(MFPとネットワーク接続されていないコンピュータ)またはMFPに、管理対象のMFPの仕様PVと実績PVとを入力して、入力された装置(コンピュータ、MFP)において、図5のS2020〜S2140の処理を実行させる。このように、ネットワーク接続されていない、オフラインでの処理でも構わない。
<第3の変形例>
さらに、上述した実施の形態においては、実績PVと仕様PVとの差に基づいて、ネットワーク画像形成システム全体の負荷状況を算出していたが、実績PVと仕様PVとの比率(デューティ)を用いてネットワーク画像形成システム全体の負荷状況を算出するようにしても構わない。
<第4の変形例>
さらに、上述した実施の形態においては、実績PV(画像形成処理した記録用紙の枚数)を、ネットワークを介して、MFP300からサーバコンピュータ200が取得していた。これに加えて、ネットワークを介して、仕様PV(画像形成能力)をサーバコンピュータ200が取得するようにしても構わない。なお、仕様PV(画像形成能力)は、各MFP300から取得しても、MFP300とは別の装置(たとえばMFP管理装置)から取得しても、構わない。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
200 サーバコンピュータ
300 MFP
400 ネットワーク回線

Claims (7)

  1. 複数の画像形成装置を含む画像形成システムの管理装置であって、
    前記複数の画像形成装置における画像形成実績を取得するための取得手段と、
    各前記画像形成装置について、画像形成能力と、前記取得した画像形成実績とを記憶するための記憶手段と、
    予め定められた期間における、前記画像形成能力と前記画像形成実績とに基づいて、前記画像形成システム全体の負荷状況を算出するための算出手段と、
    前記算出された負荷状況に基づいて、前記画像形成システムにおける画像形成装置の構成についての情報を作成するための作成手段と、
    前記作成された情報を出力するための出力手段とを含む、管理装置。
  2. 前記算出手段は、前記システムに含まれる画像形成装置についての画像形成能力の合計値と前記システムに含まれる画像形成装置についての画像形成実績の合計値との差値、または、前記画像形成装置の画像形成能力と当該画像形成装置の画像形成実績との差を前記システムに含まれる画像形成装置について積算した積算値に基づいて、前記負荷状況を算出するための手段を含む、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記作成手段は、前記画像形成能力の合計値が前記画像形成実績の合計値よりも大きい場合、前記画像形成システムに含まれる複数の画像形成装置の中から、前記差値または前記積算値に対応する画像形成能力を備えた1以上の画像形成装置を抽出して、抽出された画像形成装置を前記システムから控除するという提案情報を作成するための手段を含む、請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記作成手段は、前記画像形成能力の合計値が前記画像形成実績の合計値よりも小さい場合、前記差値または前記積算値に対応する画像形成能力を備えた画像形成装置を前記システムに追加するという提案情報を作成するための手段を含む、請求項2に記載の管理装置。
  5. 前記複数の画像形成装置と前記管理装置とはネットワーク通信可能に接続され、
    前記取得手段は、前記ネットワーク通信を介して、前記複数の画像形成装置における画像形成実績を取得するための手段を含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の管理装置。
  6. 前記複数の画像形成装置と前記管理装置とはネットワーク通信可能に接続され、
    前記管理装置は、前記ネットワーク通信を介して、前記複数の画像形成装置における画像形成能力を取得するための手段をさらに含む、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の管理装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の管理装置を備えた画像形成装置。
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