JP2021070157A - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性の向上を図ることができる。【解決手段】 画像形成装置(10)は、印刷処理を実行する画像形成部(32)を備え、印刷完了時刻が指定される予約印刷ジョブを受け付けると、予約印刷ジョブの予想ジョブ量に対応するジョブ量情報に基づいて、予約印刷ジョブを実行するのに必要な予想印刷所要時間を算出し、印刷完了時刻および予想印刷所要時間から、印刷画像データの登録が可能な登録期限時刻を設定し、登録期限時刻に達する前に印刷画像データを取得した場合に、印刷画像データを所定の登録先に登録し、印刷完了時刻に印刷が完了するように、登録部に登録された印刷画像データに基づいて印刷処理を実行する。【選択図】 図9
Description
この発明は、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、外部から送信された印刷データを受信して、受信した印刷データに従って記録媒体上に画像を形成する、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の背景技術の一例が特許文献1に開示される。背景技術の印刷予約システムは、クライアント端末からホスト端末を介して印刷装置に印刷要求が送信され、印刷装置で印刷が実行される。印刷要求には、印刷データおよび印刷の実行開始時刻または印刷の実行完了時刻のデータが含まれる。また、背景技術の印刷予約システムでは、印刷データの内容から、印刷に要する印刷時間が推定され、印刷時間と印刷の実行開始時刻又は印刷の実行完了時刻の指定とに基づいて印刷の実行時間帯が算出される。さらに、背景技術の印刷予約システムでは、印刷開始時刻まで印刷データの更新が可能である。
しかしながら、背景技術の印刷予約システムでは、印刷開始時刻まで印刷データの更新が可能であるので、印刷データの内容が変更されることによって、印刷データの印刷に要する印刷時間が変動し、指定した時刻に印刷が完了しない場合がある。このため、印刷完了時刻の正確性において改善の余地がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性の向上を図ることができる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、画像形成装置であって、第1取得手段、第1算出手段、設定手段、第2取得手段、登録手段および画像形成手段を備える。第1取得手段は、印刷予約にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得する。第1算出手段は、ジョブ量情報に基づいて、印刷ジョブを印刷するための印刷所要時間を算出する。設定手段は、印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定する。第2取得手段は、印刷画像を取得する。登録手段は、登録期限時刻に達する前に印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録する。画像形成手段は、印刷完了時刻に印刷が完了するように、登録部に登録された印刷画像に基づいて印刷処理を実行する。
第2の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、登録期限時刻に達したときの印刷画像に応じた実際のジョブ量を算出する第2算出手段、および予想ジョブ量と、実際のジョブ量との差が閾値以下であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、画像形成手段は、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値よりも小さいと判定された場合に、印刷処理を実行する。
第3の発明は、第2の発明に従属する画像形成装置であって、判定手段によって、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値よりも大きいと判定された場合に、登録部から印刷画像を削除する削除手段をさらに備える。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、登録期限時刻が設定されたときに、当該登録期限時刻をユーザに報知する期限報知手段をさらに備える。
第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、登録期限時刻が設定されたときに、印刷画像の登録先の情報をユーザに報知する登録先報知手段をさらに備える。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、登録期限時刻よりも前に設定される確認時刻に達したときに、印刷画像が登録部に登録されていない場合に、当該印刷画像の登録をユーザに促す督促手段をさらに備える。
第7の発明は、画像形成手段を備える画像形成装置の制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサを、印刷予約にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得する第1取得手段、ジョブ量情報に基づいて、印刷ジョブを印刷するための印刷所要時間を算出する第1算出手段、印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定する設定手段、印刷画像を取得する第2取得手段、登録期限時刻に達する前に印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録する登録手段、および印刷完了時刻に印刷が完了するように、登録部に登録された印刷画像に基づいて印刷処理を画像形成手段に実行させる制御手段として機能させる。
第8の発明は、画像形成手段を備える画像形成装置のプロセッサが、(a)印刷予約にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得するステップ、(b)ジョブ量情報に基づいて、印刷ジョブを印刷するための印刷所要時間を算出するステップ、(c)印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定するステップ、(d)印刷画像を取得するステップ、(e)登録期限時刻に達する前に印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録するステップ、および(f)印刷完了時刻に印刷が完了するように、登録部に登録された印刷画像に基づいて印刷処理を画像形成手段に実行させるステップを含む、制御方法である。
この発明によれば、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性の向上を図ることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
[第1実施例]
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。図1を参照して、第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ(FAX)機能およびインターネットFAX(I−FAX)機能等を有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。なお、この発明は複合機だけでなく、外部端末から送信された印刷画像に基づいて印刷(プリント)を行うことができる他の画像形成装置、たとえば印刷装置(プリンタ)に適用可能である。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置10の外観構成を示す斜視図である。図1を参照して、第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ(FAX)機能およびインターネットFAX(I−FAX)機能等を有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。なお、この発明は複合機だけでなく、外部端末から送信された印刷画像に基づいて印刷(プリント)を行うことができる他の画像形成装置、たとえば印刷装置(プリンタ)に適用可能である。
画像形成装置10は、画像読取部30、画像形成部32、給紙装置38および排紙トレイ40を含む装置本体36を備える。
画像読取部30は、透明材によって形成される原稿載置台を備える。原稿載置台の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー30aが開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー30aには、原稿載置トレイ34が設けられる。また、原稿押えカバー30aには、原稿載置トレイ34に載置された原稿を自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)が設けられる。
また、画像読取部30は、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える。この画像読取部30は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度または色度が検出され、原稿表面の画像に基づく読取画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)またはCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
画像形成部32は、画像読取部30の下方に設けられる。この画像形成部32は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置および定着装置等を備える。画像形成部32は、給紙装置38等から搬送される記録媒体(用紙)上に電子写真方式によって画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ40に排出する。ただし、用紙上に画像を形成するための印刷画像のデータ(印刷画像データ)としては、画像読取部30で読み取った画像データの他、外部コンピュータ(外部端末)から送信された画像データ等が利用される。また、外部コンピュータとは、デスクトップPC、ノート(ラップトップ)PCおよびタブレットPC、スマートフォンおよび他の画像形成装置等である。さらに、記録媒体としては、紙からなる用紙に限定されず、OHPフィルム等の紙以外のシートも用いられる。
なお、詳細な説明は省略するが、画像形成部32は、カラーのプリント機能を備えており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色について、感光体ドラムと、帯電器と、現像器と、転写ローラと、クリーニング装置を含む画像形成ステーションが構成される。
排紙トレイ40は、画像読取部30および画像形成部32の間に設けられる。また、画像読取部30の前面側には、操作パネル(操作部)26が設けられる。操作パネル26は、タッチパネル20付きのディスプレイ22および複数の操作ボタン26aを含む。
タッチパネル20付きのディスプレイ22には、ユーザによる操作入力(ユーザ操作)を受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。たとえば、ディスプレイ22には、画像形成装置10が実行可能な各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面であるホーム画面等の種々の操作画面が表示される。ただし、この第1実施例では、ジョブは、コピー(原稿のスキャンを含む)、プリントおよびファックスの送信等を意味する。
操作ボタン26aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キー等が含まれる。ただし、操作ボタン26aは、ソフトウェアキーであっても良い。この場合、操作ボタン26aは、タッチパネル20付きのディスプレイ22に表示される。
なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル20付きのディスプレイ22の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキー(ボタン)のことを言う。また、操作パネル26における操作入力とは、ソフトウェアキーにおける操作入力(たとえばタッチパネル20へのタッチ入力)およびハードウェアキーにおける操作入力(操作ボタン26aのボタン操作)等の操作パネル26の各部への操作入力を意味する。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU12を含む。CPU12には、バス60を介してRAM14、タッチパネル制御回路16、表示制御回路18、操作ボタン検出回路24、HDD28、画像読取部30、画像形成部32、記憶媒体接続部62および通信回路64が接続される。また、タッチパネル制御回路16にはタッチパネル20が接続され、表示制御回路18にはディスプレイ22が接続され、操作ボタン検出回路24には操作ボタン26aが接続される。
CPU12は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM14は、CPU12のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。
HDD28は、画像形成装置10の主記憶装置であって、CPU12が画像形成装置10の各部位の動作を制御するための制御プログラムおよび各種データ等を適宜記憶する。ただし、HDD28に代えて、またはHDD28とともに、SSD、フラッシュメモリ、EEPROM等の他の不揮発性メモリが用いられてもよい。
タッチパネル制御回路16は、タッチパネル20に必要な電圧等を付与するとともに、タッチパネル20のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU12に出力する。
タッチパネル20は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式等、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル20としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、ディスプレイ22の表示面上にタッチパネル20が設けられる。ただし、タッチパネル20とディスプレイ22とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路18は、GPUおよびVRAM等を含んでおり、CPU12の指示の下、GPUは、RAM14に記憶された画像生成データ74b(図9参照)を用いてディスプレイ22に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ22に出力する。ディスプレイ22としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等を用いることができる。
操作ボタン検出回路24は、上述した操作ボタン26aの操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU12に出力する。
記憶媒体接続部62は、各種の記憶媒体を装着するための装着部(たとえばドライブおよびメモリスロット)を含む。各種の記憶媒体は、光ディスク(たとえばCD−R、DVD−RおよびBD−R等)およびフラッシュメモリ(たとえばUSBメモリ、SDメモリカードおよびメモリースティック等)等である。ただし、光ディスクは、ドライブに装着される。また、フラッシュメモリは、メモリスロットに装着される。
通信回路64は、LANおよびインターネットのようなネットワークに接続するための通信回路である。この通信回路64は、有線通信回路または無線通信回路であり、CPU12からの指示に従って、TCP/IP等のプロトコルを利用して、ネットワークを介して、外部のコンピュータと通信する。
なお、図2に示す画像形成装置10の電気的な構成は単なる一例であり、これに限定される必要はない。
このような構成の従来の画像形成装置では、印刷時刻が指定される印刷ジョブ、所謂予約印刷ジョブが実行されることがある。予約印刷ジョブを受け付けると、予約時の印刷画像データから印刷ジョブの実行に要する印刷所要時間が推定され、印刷所要時間と印刷時刻とに基づいて印刷の実行時間帯が算出される。そして、従来の画像形成装置では、印刷開始時刻まで印刷画像データを更新することができるものがある。
しかしながら、印刷予約の段階では具体的な印刷画像が出来上がっていないことがある。この場合、予約時の印刷画像データの内容と更新後の印刷画像データの内容とが大幅に異なることによって、推定された印刷所要時間と、実際に印刷するときの所要時間とが大幅に異なり、指定した時刻に印刷が完了できないという問題がある。このため、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性において改善の余地がある。
以下、図3〜図8等を参照して画像形成装置10の動作例を説明する。上述したように、画像形成装置10は、種々の機能を有する複合機であり、少なくとも印刷(プリント)ジョブを実行することができる。画像形成装置10は、印刷ジョブの印刷画像のデータ(印刷画像データ)を取得した場合には、その印刷画像データに基づいて印刷ジョブを実行する。印刷画像データは、たとえば、画像形成装置10を利用するユーザが使用する外部端末(以下、「ユーザ端末」ということがある。)から送信されたり、記憶媒体接続部62に接続される記憶媒体から読み出されたりする。
ただし、本実施例の画像形成装置10では、印刷ジョブには、印刷完了時刻が指定されない印刷ジョブ(以下、「通常の印刷ジョブ」という。)と、印刷完了時刻が指定される印刷ジョブ(以下、「予約印刷ジョブ」という。)とが含まれる。
また、詳細は後述するが、RAM14のデータ記憶領域74には、印刷ジョブを記憶しておいて、所定順に印刷するように制御するいわゆる印刷キュー機能に用いられる、印刷ジョブテーブル(図8参照)が記憶される。画像形成装置10で実行される印刷ジョブのデータ(印刷ジョブデータ)は、印刷ジョブテーブルに登録される(印刷キューに格納される)。また、印刷ジョブの優先順位は、原則として、予約印刷ジョブが優先され、予約印刷ジョブの間の優先順位は、印刷完了時刻が早い順に設定される。通常の印刷ジョブの間の優先順位は、予約印刷ジョブが実行されない時間帯において、印刷ジョブテーブルに登録された順に順次設定される。また、印刷ジョブが終了すると、終了した印刷ジョブに対応する印刷ジョブデータは、印刷ジョブテーブルから削除(消去)される。
なお、通常の印刷ジョブの印刷処理の内容は、既に周知であり、また、本願発明の本質的な内容ではないため、通常の印刷ジョブの詳細な説明は省略する。
本実施例では、予約印刷ジョブが予約される際には、当該予約印刷ジョブの印刷ジョブデータ(予約印刷ジョブデータ)が印刷ジョブテーブルに登録される。予約印刷ジョブデータは、少なくとも予約印刷ジョブの予約情報のデータ(予約情報データ)を含む。予約情報には、少なくとも、予約印刷ジョブの印刷完了時刻(予約時刻)の情報(時刻情報)と、時刻情報に紐づけられ、当該予約印刷ジョブの予想ジョブ量に対応する情報(ジョブ量情報)とが含まれる。なお、予約印刷ジョブデータには、印刷画像データは含まれない。
ジョブ量情報とは、予約印刷ジョブを実行するのに必要な時間、すなわち、予約印刷ジョブを開始してから完了するまでに要する時間(印刷所要時間)を算出するための情報である。ジョブ量情報は、予約印刷ジョブで使用される印刷画像の分量(ボリューム)、すなわち、印刷所要時間に影響を与える条件(ジョブ量算出条件)の情報である。ジョブ量算出条件には、たとえば、印刷画像のページ数、印刷部数、片面/両面印刷の設定、ステープル処理の設定および印刷画像に含まれる図表の数等が含まれる。なお、列挙したジョブ量算出条件は一例であり、これら以外の条件、たとえば、カラー印刷/モノクロ印刷の設定、パンチ処理の設定および用紙サイズ等の要素もジョブ量算出条件に含まれる。
ただし、印刷完了時刻は、予約印刷ジョブを予約する際にユーザによって設定(指定)され、また、ジョブ量算出条件は、予約印刷ジョブを予約する際にユーザによって設定(指定)される。たとえば、ユーザ端末から印刷ジョブを予約する場合には、ユーザ端末のディスプレイには、図3に示すような予約画面100が表示される。予約画面100は、印刷完了時刻の指定、ジョブ量算出条件の設定および印刷予約の実行を行うための画面である。
予約画面100には、時刻指定部102、ジョブ量算出条件設定部104および予約実行キー106が設けられる。
時刻指定部102は、予約印刷ジョブの印刷完了時刻を指定するために設けられる。印刷完了時刻は、日付および時刻(日時)によって特定される。なお、印刷完了時刻はプルダウンメニューで選択したり、ソフトウェアキーを用いて直接的に入力したりすることができる。また、図3に示す例では、時刻指定部102は、日付を指定するための入力ボックスと、時刻を指定するための入力ボックスとを含み、日付を指定するための入力ボックスには、“yyyy/mm/dd”の文字列が記述される。“yyyy”は年を示し、“mm”は月を示し、“dd”は日を示す。図示は省略するが、“yyyy”、“mm”および“dd”のそれぞれには印刷完了時刻の日付に応じた任意の数字が記述される。以下、日付を“yyyy/mm/dd”の文字列で示す場合は同じである。
ジョブ量算出条件設定部104は、ジョブ量算出条件を設定するために設けられ、本実施例では、複数のジョブ量算出条件設定部104a〜104eが設けられる。ジョブ量算出条件設定部104a〜104eのそれぞれは、互いに異なるジョブ量算出条件に割り当てられる。たとえば、ジョブ量算出条件設定部104a〜104eのそれぞれは、印刷画像のページ数、印刷部数、片面/両面印刷の設定、ステープル処理の設定および印刷画像に含まれる図表の数のそれぞれに割り当てられる。なお、各ジョブ量算出条件は、プルダウンメニューで選択したり、ソフトウェアキーを用いて直接的に入力したりすることができる。
予約実行キー106は、予約画面100で指定または設定された内容で印刷ジョブを予約するためのキーである。予約実行キー106が選択されると、時刻指定部102で指定された印刷完了時刻の時刻情報と、ジョブ量算出条件設定部104で設定されたジョブ量算出条件のジョブ量情報とが紐づけられ、これらを含む予約情報のデータ(予約情報データ)を含む予約印刷ジョブデータが画像形成装置10に送信される。
なお、本実施例では、ユーザ端末から印刷ジョブを予約する場合を例に挙げて説明したが、画像形成装置10で印刷を予約することもできる。この場合、ディスプレイ22に上述した予約画面100と同様の画面を表示して、予約情報の入力を受け付けるようにしても良い。
そして、画像形成装置10では、予約印刷ジョブデータが取得(受信)されると、受信された予約印刷ジョブデータが自動的に印刷ジョブテーブルに登録される。
予約印刷ジョブデータが印刷ジョブテーブルに登録される際に、予約情報に含まれる時刻情報から印刷完了時刻が読み出され、印刷完了時刻に応じて印刷ジョブの優先順位が設定され、印刷ジョブの優先順位に応じてジョブIDが割り当てられる。
また、予想ジョブ量に対応するジョブ量情報(ジョブ量算出条件)から予約印刷ジョブの印刷所要時間(予想印刷所要時間)が算出される。予想印刷所要時間が算出されると、印刷完了時刻および予想印刷所要時間に応じて、印刷開始時刻が設定される。原則として、印刷開始時刻は、印刷完了時刻から予想印刷所要時間の分遡った時刻に設定される。すなわち、予想印刷所要時間に応じて、印刷完了時刻から印刷開始時刻が逆算される。
印刷開始時刻が設定されると、予約印刷ジョブの印刷画像データの登録が可能な登録期限時刻が設定される。登録期限時刻は、少なくとも印刷開始時刻よりも前の時刻に設定され、印刷画像データの登録処理(画像形成用の画像への変換等の処理を含む)に必要な時間を考慮して設定される。たとえば、登録期限時刻は、印刷開始時刻よりも10分〜30分前に設定される。
さらに、登録期限時刻が設定されると、少なくとも登録期限時刻よりも前の時刻に設定される確認時刻が設定される。たとえば、確認時刻は、登録期限時刻よりも30分〜90分前に設定される。
以下、印刷完了時刻、印刷開始時刻、登録期限時刻および確認時刻をまとめて予約印刷ジョブに関する各種時刻ということがある。
そして、予約印刷ジョブに関する各種時刻が設定されると、これらの時刻が印刷ジョブテーブルに登録される。予約印刷ジョブに関する各種時刻が印刷ジョブテーブルに登録されたときに、予約印刷ジョブの予約が完了される。すなわち、予約印刷ジョブの予約が受け付けられた状態となる。予約印刷ジョブの予約が完了されると、予約印刷ジョブの受付情報がユーザに報知される。予約印刷ジョブの受付情報には、印刷画像データの登録先、印刷開始時刻および登録期限時刻等の情報が含まれる。本実施例では、ユーザ端末から予約情報が送信されているため、ユーザ端末のインターフェースを介して受付情報がユーザに報知される。このことは、後述する確認情報も同じである。具体的には、図4に示すような、予約印刷ジョブの受付情報のデータ(受付情報データ)を含む電子メール(予約受付メール)が、予約情報データの送信元のユーザ端末に送信される。
なお、予約受付メール120は、画像形成装置10で生成され、ユーザ端末に送信されても良いし、ユーザ端末および画像形成装置10の両方と通信可能な他のコンピュータ(たとえば管理サーバ)で生成され、ユーザ端末に送信されても良い。このことは、後述する予約確認メール140についても同じである。
予約受付メール120は、予約情報データの送信元のユーザ端末(予約印刷ジョブを予約したユーザ端末)に対して、予約印刷を受け付けた(予約印刷ジョブが印刷ジョブテーブルに登録された)ことを通知するためのメールである。この予約受付メール120は、第1通知部122、第2通知部124、通知文126およびURL表示欄128を含む。
第1通知部122は、予約印刷ジョブの印刷完了時刻の日時を通知するために設けられ、印刷完了時刻の日時を示す文字列を含む。第2通知部124は、予約印刷ジョブの登録期限時刻の日時を通知するために設けられ、印刷完了時刻の日時を示す文字列を含む。これらのことは、後述する第1通知部142および第2通知部144も同じである。
通知文126は、たとえば“印刷データを「yyyy/mm/dd 9:15」までに、以下のURLより登録してください。”のように、印刷画像データの登録先(保存場所)がURL表示欄128に表示したURLに存在することを連絡するためのメッセージである。
URL表示欄128には、印刷画像データをアップロードするためのアップロード用のウェブページ(印刷画像データの保存場所)に設定されたURLが記載される。ここで、URLとは、印刷画像データの保存場所を示す場所情報として機能し、インターネット上に存在する情報リソース(データまたはサービスなど)の位置を記述するためのデータ形式のことであり、リソースの取得方法(種類)、ネット上での当該リソースの存在するコンピュータの位置およびコンピュータ内部でのリソースの位置などを含む。先頭の「http:」はスキーム名であり、通信に用いるプロトコル名を表している。スキーム名に続く識別情報の記述形式は色々だが、ドメイン名、IPアドレス、ポート番号、フォルダ名およびファイル名などで構成される。これらのことは、後述するURL表示欄148も同じである。
また、予約受付メール120には、予約受付メール120の送信時刻を示す通知部、予約受付メール120の送信元(画像形成装置の名称等)を示す通知部、予約印刷ジョブのジョブIDを示す通知部、予約印刷ジョブを予約したユーザのユーザ名(ユーザ端末を使用するユーザのユーザ名)を示す通知部および予約印刷ジョブの印刷画像データのファイル名を示す通知部等も含まれる。これらのことは、後述する予約確認メール140も同じである。
また、確認時刻に達すると、予約印刷ジョブの確認情報がユーザに報知される。予約印刷ジョブの確認情報には、印刷開始時刻および登録期限時刻等の情報が含まれる。本実施例では、図5に示すような、予約印刷ジョブの確認情報のデータ(確認情報データ)を含む電子メール(予約確認メール)が、予約情報データの送信元のユーザ端末に送信される。
予約確認メール140は、予約情報データの送信元のユーザ端末に対して、予約印刷ジョブの内容の確認を促すためのメールである。この予約確認メール140は、第1通知部142、第2通知部144、通知文146およびURL表示欄148を含む。
通知文146は、たとえば“印刷データを「yyyy/mm/dd 9:15」までに、以下のURLより登録してください。データが登録内容と異なっている場合は、予約がキャンセルされます。”のように、印刷画像の登録先がURL表示欄148に表示したURLに存在すること、および、予約時の登録内容と登録された印刷画像データの内容とが異なる場合には予約がキャンセルされることを通知するためのメッセージである。なお、予約時の登録内容と登録された印刷画像の内容とが異なる場合とは、予約時のジョブ量情報が示す印刷画像の分量と、登録された印刷画像の分量とが異なる場合のことである。
また、URL表示欄128またはURL表示欄148が操作されると、印刷画像データのアップロード用のウェブページにアクセスすることができる。たとえば、ユーザ端末からアップロード用のウェブページにアクセスすると、ユーザ端末のディスプレイには、図6に示すような確認画面160が表示される。
確認画面160には、予約内容表示部162およびアップロードキー164が設けられる。予約内容表示部162は、予約印刷ジョブの内容、具体的には、ジョブID、ユーザ名、印刷画像データのファイル名、印刷完了時刻の日時および登録期限時刻の日時を示す通知部(文字列)を含む。
アップロードキー164は、印刷画像データを印刷画像の登録先にアップロードするための機能が割り当てられており、アップロードキー164が操作されると、ファイル(印刷画像データ)を選択する画面(図示せず)が表示され、選択した印刷画像データを印刷画像の登録先にアップロードすることができる。
なお、本実施例では、ユーザ端末から印刷画像データを登録する場合を例に挙げて説明したが、画像形成装置10に直接印刷画像データを登録することもできる。たとえば、記憶媒体接続部62に接続される記憶媒体から登録する印刷画像データを読み出すようにしても良い。
そして、登録期限時刻に達する前に印刷画像データが登録されると、登録期限時刻に達したときの印刷画像の分量に応じた実際のジョブ量(ジョブ量算出条件)が検出される。ここでは、印刷画像が解析されて、ページ数などのジョブ量算出条件が検出される。印刷画像に応じた実際のジョブ量が検出されると、実際のジョブ量から印刷所要時間(実際の印刷所要時間)が算出される。
実際の印刷所要時間が算出されると、予約印刷ジョブにかかる予想印刷所要時間と実際の印刷所要時間とが比較され、自動キャンセル要件を満たすかどうかが判断される。ここでは、予想印刷所要時間と実際の印刷所要時間との差が閾値(許容誤差)以下であれば、予約時の予想ジョブ量と実際のジョブ量とが対応する(予約情報と印刷画像とが対応する)と判断され(自動キャンセル要件を満たさない)と判断され、印刷開始時刻に達したときに、印刷画像データに応じて印刷処理が実行される。印刷処理が完了すると、印刷ジョブテーブルから予約印刷ジョブデータが削除される。
一方、予想印刷所要時間と実際の印刷所要時間との差が閾値よりも大きい場合には、予約時の予想ジョブ量と実際のジョブ量とが対応しない(異なる)と判断され(自動キャンセル要件を満たすと判断され)、予約が自動的にキャンセルされる。予約がキャンセルされると、印刷処理が実行される前に印刷ジョブテーブルから予約印刷ジョブデータおよび当該予約印刷ジョブデータの印刷画像データが削除される。すなわち、印刷処理は実行されない。
なお、本実施例では、予想ジョブ量と実際のジョブ量とが同じであるかどうかを判断するために、予約印刷ジョブにかかる予想印刷所要時間と実際の印刷所要時間とを比較するようにしたが、ページ数の差または図表の数の差等、印刷所要時間に換算する前のジョブ量算出条件の差を比較するようにしても良い。
また、登録期限時刻の設定、確認時刻の設定および自動キャンセル要件等の予約印刷にかかる各種設定は、ネットワークを介して画像形成装置10に接続される、特定のユーザ(たとえば管理者)が使用する外部コンピュータ(たとえば管理者のコンピュータ)から設定が変更できるようにしても良い。たとえば、図7には、予約印刷にかかる各種設定を変更(設定)するための特定ユーザ用の(管理者用の)設定画面180の例を示す。
設定画面180には、登録期限設定部182、確認時刻設定部184、キャンセル要件設定部186および登録キー188が設けられる。
登録期限設定部182は、印刷開始時刻と登録期限時刻との時間差を設定するために設けられる。すなわち、登録期限設定部182は、登録期限時刻を印刷開始時刻の何分前にするかを設定するために設けられる。確認時刻設定部184は、登録期限時刻と確認時刻との時間差を設定するために設けられる。すなわち、確認時刻設定部184は、確認時刻を登録期限時刻の何分前にするかを設定するために設けられる。
キャンセル要件設定部186は、予想ジョブ量と実際のジョブ量とを比較して、自動キャンセルするかどうかを判定するための要件を設定するために設けられる。具体的には、キャンセル要件設定部186では、各ジョブ量算出条件の許容誤差(たとえば総ページ数の許容誤差および図表の数の許容誤差)または印刷所要時間の許容誤差などが設定される。いずれかの許容誤差を超える場合には、自動キャンセル要件を満たすと判断される。
登録キー188は、設定画面180で設定された内容を登録(決定)するためのキーである。登録キー188が選択されると、設定画面180で設定された内容に応じて、予約印刷にかかる各種設定が登録される。
次に、図8を参照して、印刷ジョブテーブルの一例について説明する。なお、図8は、予約印刷ジョブデータのみが印刷ジョブテーブルに登録されている例を示す。図8に示すように、印刷ジョブテーブルには、印刷ジョブデータ毎に割り当てられ、印刷ジョブを識別するためのジョブIDが記述される。また、印刷ジョブデータ毎に、印刷画像データのファイル名、予約時に登録されたジョブ量算出条件、予想印刷所要時間および予約印刷ジョブに関する各種時刻が記述される。
次に、この印刷ジョブテーブルにおける各印刷ジョブの印刷所要時間の算出方法の一例について説明する。まず、印刷ジョブの1部あたりの印刷所要時間が算出される。ここでは、画像形成装置10の処理能力(連続複写速度)に応じて1部あたりの印刷所要時間(秒/部)が算出される。具体的には、印刷する枚数を、画像形成装置10が1分あたり印刷可能な枚数で割った数を秒単位に変換(60を乗じる)して得た時間に、ステープル処理の有無に応じた追加時間と図表の有無に応じた追加時間とが加算されて、1部あたりの印刷所要時間が算出される。そして、1部あたりの印刷所要時間を印刷部数で乗じた時間が、印刷ジョブの印刷所要時間となる。ただし、印刷する枚数は、片面印刷の場合には印刷画像のページ数と同じ数であり、両面印刷の場合には印刷画像のページ数を2で割った数(余りが出る場合は印刷画像のページ数を2で割った数に1加算した数)である。
たとえば、片面印刷時の画像形成装置10の処理能力が1分あたり50枚であり、図表1つあたり1秒の追加時間がかかるとする。この場合、ジョブID“1”の予約印刷ジョブでは、印刷する枚数(印刷画像のページ数)“50”を画像形成装置10の連続複写速度“50”で割った数“1”を秒単位に変換して得た時間“60秒”に、図表1つあたりの追加時間“1秒”を図表の数“10”で乗じた追加時間“10秒”を加算し、1部あたりの印刷所要時間は、“70秒”となる。ジョブID“1”の予約印刷ジョブの印刷部数は“10”であるので、1部あたりの印刷所要時間“70秒”を印刷部数“10”で乗じた時間“700秒(12分)”がジョブID“1”の予約印刷ジョブの印刷所要時間となる。
また、両面印刷時の画像形成装置10の処理能力が1分あたり30枚であり、ステープル処理に1部あたり5秒の追加時間がかかるとする。この場合、ジョブID“2”の予約印刷ジョブでは、印刷する枚数(印刷画像のページ数を2で割った数)“50”を画像形成装置10の連続複写速度“30”で割った数“1.67”を秒単位に変換して得た時間“100秒”に、ステープル処理にかかる追加時間“5秒”を加算し、1部あたりの印刷所要時間は、“105秒”となる。ジョブID“2”の予約印刷ジョブの印刷部数は“60”であるので、1部あたりの印刷所要時間“105秒”を印刷部数“60”で乗じた時間“6300秒(105分)”がジョブID“2”の予約印刷ジョブの印刷所要時間となる。
以下、他の印刷ジョブの印刷所要時間についても、上述した方法で算出され、また、予想印刷所要時間および実際の印刷所要時間のいずれも、上述した方法で算出される。
次に、予約印刷ジョブの場合には、予想印刷所要時間が算出されると、印刷完了時刻から予想印刷所要時間の分遡った時刻が印刷開始時刻として設定される。ジョブID“1”の予約印刷ジョブを例に挙げて説明する。たとえば、ジョブID“1”の予約印刷ジョブでは、予想印刷所要時間が12分であるので、印刷完了時刻の9時15分の12分前である9時3分が印刷開始時刻として設定される。印刷開始時刻が設定されると、予約印刷にかかる各種設定に応じて、登録期限時刻および確認時刻が設定される。たとえば、登録期限時刻の設定は印刷開始時刻の15分前であり、確認時刻の設定は登録期限時刻の60分前であるとする。この場合、ジョブID“1”の予約印刷ジョブでは、登録期限時刻は、印刷開始時刻(9時3分)の15分前の時刻、すなわち8時48分に設定される。また、確認時刻は、登録期限時刻(8時48分)の60分前の時刻、すなわち7時48分に設定される。また、詳しい説明は省略するが、他の予約印刷ジョブも同様に、予想印刷所要時間が算出されると、印刷開始時刻、登録期限時刻および確認時刻が設定される。
画像形成装置10の上記のような動作は、CPU12がRAM14に記憶された制御プログラムを実行することによって実現される。具体的な処理内容は、後でフロー図を用いて説明する。
図9は図2に示すRAM14のメモリマップ70の一例を示す図解図である。図9に示すように、RAM14は、プログラム記憶領域72およびデータ記憶領域74を含む。RAM14のプログラム記憶領域72には、上述したように、制御プログラムが記憶される。制御プログラムは、表示プログラム72a、操作検出プログラム72b、通信プログラム72c、予約情報取得プログラム72d、印刷画像取得プログラム72e、所要時間算出プログラム72f、時刻設定プログラム72g、登録プログラム72h、判定プログラム72i、削除プログラム72j、報知プログラム72kおよび印刷プログラム72lを含む。
表示プログラム72aは、後述する画像生成データ74bを用いて、ホーム画面などの各種の画面をディスプレイ22に表示するためのプログラムである。
操作検出プログラム72bは、画像形成装置10の各部への操作を検出するためのプログラムである。たとえば、操作検出プログラム72bは、タッチパネル20から出力されたタッチ座標データを取得して、ディスプレイ22に表示される各種画面に含まれるソフトウェアキーが操作されたことを検出するためのプログラムである。また、操作検出プログラム72bは、操作ボタン26aへの操作入力を検出するためのプログラムでもある。
通信プログラム72cは、ユーザ端末等の外部コンピュータと、ネットワークを介して通信するためのプログラムである。
予約情報取得プログラム72dは、予約情報データを取得するためのプログラムである。印刷画像取得プログラム72eは、印刷画像データを取得するためのプログラムである。
所要時間算出プログラム72fは、予約情報データに含まれる予想ジョブ量を示すジョブ量情報に応じて、予想印刷所要時間を算出するためのプログラムである。また、所要時間算出プログラム72fは、登録期限時刻に達したときの印刷画像の分量に応じて、実際の印刷所要時間を算出するためのプログラムでもある。
時刻設定プログラム72gは、予約情報データに含まれる印刷完了時刻と、所要時間算出プログラム72fに従って算出した予想印刷所要時間とに応じて、登録期限時刻および確認時刻を設定するためのプログラムである。
登録プログラム72hは、通常の印刷ジョブの印刷ジョブデータおよび予約印刷ジョブの印刷画像データを、所定の登録先(保存場所)に登録するためのプログラムである。
判定プログラム72iは、登録期限時刻に達する前に印刷画像データが登録された場合に、予想ジョブ量(たとえば予想印刷所要時間)と実際のジョブ量(たとえば実際の印刷所要時間)とを比較して、自動キャンセル要件を満たすかどうか(自動キャンセルするかどうか)を判定するためのプログラムである。
削除プログラム72jは、判定プログラム72iに従って自動キャンセルすると判定した場合に、印刷ジョブテーブルから予約印刷ジョブデータおよび当該予約印刷ジョブデータの印刷画像データを削除するためのプログラムである。
報知プログラム72kは、予約印刷ジョブの受付情報および確認情報をユーザに報知するためのプログラムである。
印刷プログラム72lは、印刷開始時刻に達したときに、画像形成部32を制御して、印刷ジョブデータおよび当該印刷ジョブデータの印刷画像データに従って、多色または単色の画像を用紙に印刷するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、プログラム記憶領域72には、画像読取部30を制御して、原稿の画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像信号(画像データ)を出力するための画像読取プログラムおよび画像形成装置10が備える各種の機能を選択および実行するためのプログラムなども記憶される。
RAM14のデータ記憶領域74には、操作入力データ74a、画像生成データ74b、予約情報データ74c、印刷画像データ74dおよびテーブルデータ74eなどが記憶される。
操作入力データ74aは、たとえば操作検出プログラム72bに従って検出(取得)されたタッチ座標データまたは/および操作データである。検出されたタッチ座標データまたは/および操作データは、時系列に従って記憶される。
画像生成データ74bは、ディスプレイ22に表示される、各種の画面に対応する表示画像データを生成するためのポリゴンデータまたはテクスチャデータ等のデータである。また、画像生成データ74bには、たとえばソフトウェアキーの画像データ等も含まれる。
予約情報データ74cは、外部のコンピュータから送信された予約情報のデータまたは操作パネル26から入力された予約情報のデータである。印刷画像データ74dは、用紙上に画像を形成するための印刷画像のデータであり、対応する印刷ジョブデータに紐づけられている。テーブルデータ74eは、上述した印刷ジョブテーブル等のデータである。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域74には、制御プログラムの実行に必要な他のデータが記憶されたり、制御プログラムの実行に必要なタイマ(カウンタ)およびレジスタが設けられたりする。
図10は図2に示すCPU12のジョブ登録処理の一例を示すフロー図である。このジョブ登録処理は、画像形成装置10の電源がオンされたときに開始される。
図10に示すように、CPU12は、ジョブ登録処理を開始すると、ステップS1で、予約情報を取得したかどうかを判断する。ステップS1で“YES”であれば、つまり、予約情報を取得したと判断した場合は、ステップS3で、予約情報に含まれる時刻情報に従って予約印刷ジョブの印刷完了時刻を設定して、ステップS5で、予約情報に含まれるジョブ量情報に応じて、予想印刷所要時間を算出して、ステップS7で、印刷完了時刻および予想印刷所要時間から印刷開始時刻を設定して、ステップS9で、予約印刷にかかる各種設定に応じて登録期限時刻を設定して、ステップS11で、予約印刷にかかる各種設定に応じて確認時刻を設定して、ステップS13で、予約情報および予約印刷ジョブに関する各種時刻等の情報を印刷ジョブテーブルに登録して、ステップS15で、予約印刷ジョブの受付情報をユーザに報知して、ステップS1に戻る。
一方、ステップS1で“NO”であれば、つまり、予約情報を取得しないと判断した場合は、ステップS17で、印刷画像を取得したかどうかを判断する。ステップS1で“NO”であれば、つまり、印刷画像を取得しないと判断した場合は、ステップS1に戻る。
一方、ステップS17で“YES”であれば、つまり、印刷画像を取得したと判断した場合は、ステップS19で、予約印刷ジョブの印刷画像であるかどうかを判断する。ステップS19で“NO”であれば、つまり、予約印刷ジョブの印刷画像でない(通常印刷ジョブの印刷画像である)と判断した場合は、ステップS21で、通常印刷ジョブの印刷画像として所定の登録先に登録して、ステップS1に戻る。
一方、ステップS19で“YES”であれば、つまり、予約印刷ジョブの印刷画像であると判断した場合は、ステップS23で、予約印刷ジョブの登録期限時刻に達したかどうかを判断する。ステップS23で“YES”であれば、つまり、予約印刷ジョブの登録期限時刻に達した(登録期限時刻を過ぎた)と判断した場合は、ステップS1に戻る。一方、ステップS23で“NO”であれば、つまり、予約印刷ジョブの登録期限時刻に達していないと判断した場合は、ステップS25で、予約印刷ジョブの印刷画像として所定の登録先に登録して、ステップS1に戻る。
次に、画像形成装置10のCPU12で実行されるジョブ管理処理について説明する。図11は図2に示すCPU12のジョブ管理処理の一例を示すフロー図である。このジョブ管理処理は、上述したジョブ登録処理と並行して実行される。
図11に示すように、CPU12は、ジョブ管理処理を開始すると、ステップS31で、最新の印刷ジョブテーブルを読み出して、ステップS33で、確認時刻に達した予約印刷ジョブが存在するかどうかを判断する。ステップS33で“YES”であれば、つまり、確認時刻に達した予約印刷ジョブが存在すると判断した場合は、ステップS35で、予約印刷ジョブの確認情報をユーザに報知して、ステップS37に進む。一方、ステップS33で“NO”であれば、つまり、確認時刻に達した予約印刷ジョブが存在しないと判断した場合は、ステップS37で、登録期限時刻に達した予約印刷ジョブが存在するかどうかを判断する。
ステップS37で“NO”であれば、つまり、登録期限時刻に達した予約印刷ジョブが存在しないと判断した場合は、ステップS31に戻る。一方、ステップS37で“YES”であれば、つまり、登録期限時刻に達した予約印刷ジョブが存在すると判断した場合は、ステップS39で、当該予約印刷ジョブの予想ジョブ量を取得して、ステップS41で、当該予約印刷ジョブの実際のジョブ量を取得して、ステップS43で、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値以下かどうか(自動キャンセル要件を満たすかどうか)を判断する。
ステップS43で“NO”であれば、つまり、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値よりも大きいと判断した場合は、ステップS31に戻る。一方、ステップS43で“YES”であれば、つまり、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値以下であると判断した場合は、ステップS45で、予約印刷ジョブデータおよび当該予約印刷ジョブデータの印刷画像データを削除して、ステップS31に戻る。
次に、画像形成装置10のCPU12で実行される印刷処理について説明する。図12は図2に示すCPU12の印刷処理の一例を示すフロー図である。この印刷処理は、上述したジョブ登録処理およびジョブ管理処理と並行して実行される。
図12に示すように、CPU12は、印刷処理を開始すると、ステップS51で、最新の印刷ジョブテーブルを読み出して、ステップS53で、印刷開始時刻に達した印刷ジョブが存在するかどうかを判断する。ステップS53で“NO”であれば、つまり、印刷開始時刻に達した印刷ジョブが存在しないと判断した場合は、ステップS51に戻る。一方、ステップS53で“YES”であれば、つまり、印刷開始時刻に達した印刷ジョブが存在すると判断した場合は、ステップS55で、印刷開始時刻に達した印刷ジョブを実行して、ステップS57で、印刷ジョブが完了したかどうかを判断する。
ステップS57で“NO”であれば、つまり、印刷ジョブが完了していないと判断した場合は、同じステップS57に戻る。一方、ステップS57で“YES”であれば、つまり、印刷ジョブが完了したと判断した場合は、ステップS59で、実行完了した印刷ジョブの印刷ジョブデータおよび当該印刷ジョブデータの印刷画像データを削除して、ステップS51に戻る。
この第1実施例によれば、予約時の印刷画像の内容にかかわらず、予約情報に含まれる予想ジョブ量に従って印刷開始時刻が設定され、印刷開始時刻よりも前に印刷画像データの登録が可能な登録期限時刻が設定されるので、印刷所要時間が大幅に変動することを抑制ないし防止することができ、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性の向上を図ることができる。また、他の印刷ジョブの遅延を防止することができる。
また、第1実施例によれば、予約印刷ジョブの予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値以下である場合に、当該予約印刷ジョブを実行するので、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性を向上させることができる。
さらに、第1実施例によれば、予約印刷ジョブの予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値よりも大きい場合に、当該予約印刷ジョブを自動的にキャンセル(予約印刷ジョブデータを削除)するので、予約印刷を行う際の印刷完了時刻の正確性を向上させることができる。
さらにまた、第1実施例では、予約印刷ジョブの予約が受け付けられたとき(登録期限時刻が設定されたとき)に、印刷画像データの登録先および登録期限時刻等の情報を含む受付情報がユーザに報知される。このため、印刷画像データの登録先および登録期限時刻をユーザに認識させることができ、印刷画像データの登録忘れを抑制ないし防止できる。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、確認時刻に達するまでの処理内容および登録期限時刻に達するまでの処理内容が異なる以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、確認時刻に達するまでの処理内容および登録期限時刻に達するまでの処理内容が異なる以外は第1実施例と同じであるため、第1実施例と異なる内容について説明し、重複した説明については省略することにする。
第2実施例では、登録期限時刻に達するまでの間、予約印刷ジョブの印刷完了時刻(予約時刻)の延長ないし延期(繰り延べ)が可能である。また、第2実施例では、登録期限時刻に達するまでの間、ユーザの意志による予約印刷ジョブのキャンセル(手動キャンセル)が可能である。
たとえば、印刷完了時刻の延期および予約印刷ジョブのキャンセルは、アップロード用のウェブページで行うことができる。図13に示すように、第2実施例の確認画面160には、予約内容表示部162およびアップロードキー164に加え、延期指示部166およびキャンセルキー168が設けられる。
延期指示部166は、印刷完了時刻を延期する時間(延期時間)を設定するために設けられる。なお、印刷完了時刻の延期時間は、プルダウンメニューで選択したり、ソフトウェアキーを用いて直接的に入力したりすることができる。
ただし、印刷完了時刻が延期されると、予約印刷ジョブに関する他の各種時刻(印刷開始時刻、登録期限時刻および確認時刻)もそれぞれ延期され、印刷ジョブテーブルが延期された内容に更新される。
キャンセルキー168は、予約印刷ジョブをキャンセルするためのキーである。キャンセルキー168が操作されると、予約印刷ジョブがキャンセルされ、印刷ジョブテーブルから予約印刷ジョブデータが削除され、当該予約印刷ジョブデータの印刷画像データが登録されている場合には、その印刷画像データが削除される。
なお、印刷完了時刻の延期または予約印刷ジョブのキャンセルを行うための専用のウェブページを設定しても良い。この場合、印刷完了時刻の延期または予約印刷ジョブのキャンセルを行うための専用のウェブページに設定されたURL表示欄を予約受付メールまたは予約確認メールに設けるようにしても良い。また、延期指示部166およびキャンセルキー168に相当するソフトウェアキーを予約受付メールまたは予約確認メールに設け、印刷完了時刻の延期または予約印刷ジョブのキャンセルを予約受付メールまたは予約確認メールから直接指示できるようにしても良い。
また、第2実施例では、確認時刻に達したときに、印刷画像データが登録されていない場合には、ユーザに印刷画像データの登録を督促する。たとえば、印刷画像データの登録を促すべく、ユーザに予約確認メールまたはユーザに印刷画像データの登録を督促するメッセージを含む督促メールが複数回送信される。
なお、確認時刻に達した時点で、予想ジョブ量と実際のジョブ量との差が閾値よりも大きい場合に、ユーザに印刷画像データの登録(更新)を督促するようにしても良い。この場合、延期指示部166およびキャンセルキー168に相当するソフトウェアキーを督促メールに設け、印刷完了時刻の延期または予約印刷ジョブのキャンセルを督促メールから直接指示できるようにしても良い。
また、第2実施例では、上述したような動作を実現するために、時刻設定プログラム72gは、印刷完了時刻が延期された場合に、予約印刷ジョブに関する各種時刻を変更するためのプログラムでもある。また、削除プログラム72jは、予約印刷ジョブのキャンセル指示を受け付けた場合に、印刷ジョブテーブルから予約印刷ジョブデータを削除するためのプログラムでもある。さらに、画像形成装置10の制御プログラムは、確認時刻に達したときに、印刷画像データが登録されていない場合にユーザに印刷画像データの登録を督促する督促プログラムを含む。
以下、フロー図を用いて、第2実施例におけるジョブ管理処理について説明するが、第1実施例で説明したジョブ管理処理と同じ処理については同じ参照符号を付し、重複した内容については、説明を省略するまたは簡単に説明することにする。
図14は第2実施例のジョブ管理処理の一例の一部を示すフロー図である。図14に示すように、CPU12は、ジョブ管理処理を開始すると、ステップS71で、予約時刻を延期するかどうかを判断する。ここでは、予約時刻の延期の指示を受け付けたかどうかを判断する。ステップS71で“YES”であれば、つまり、予約時刻を延期すると判断した場合は、ステップS73で、該当する予約印刷ジョブの各種時刻を延期(更新)して、ステップS71に戻る。
一方、ステップS71で“NO”であれば、つまり、予約時刻を延期しないと判断した場合は、ステップS75で、予約印刷ジョブをキャンセルするかどうかを判断する。ここでは、予約印刷ジョブのキャンセルを受け付けたかどうかを判断する。ステップS75で“YES”であれば、つまり、予約印刷ジョブをキャンセルすると判断した場合は、ステップS77で、該当する予約印刷ジョブをキャンセルして、ステップS71に戻る。一方、ステップS75で“NO”であれば、つまり、予約印刷ジョブをキャンセルしないと判断した場合は、ステップS31に進む。
続いて、ステップS33で“YES”であれば、ステップS79で、印刷画像が登録済かどうかを判断する。ステップS79で“NO”であれば、つまり、印刷画像が登録されていないと判断した場合は、ステップS81で、督促情報をユーザに報知して、ステップS35に進む。一方、ステップS79で“YES”であれば、つまり、印刷画像が登録されていると判断した場合は、ステップS35に進む。
なお、ステップS31以降の処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。また、ジョブ登録処理および印刷処理の内容については、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
この第2実施例によれば、登録期限時刻に達するまでの間、予約印刷ジョブの予約時刻の延期および予約印刷ジョブのキャンセルが可能であるので、予約印刷の利便性をより向上させることができる。
また、第2実施例によれば、確認時刻に達したときに、印刷画像データが登録されていない場合には、ユーザに印刷画像データの登録を督促するので、印刷画像データの登録忘れを抑制ないし防止できる。
なお、上述の実施例で挙げた具体的な構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。また、上述の実施例で示したフロー図の各ステップは、同じ結果が得られるのであれば、処理される順番は適宜変更することが可能である。
また、上述の実施例では、印刷ジョブデータと印刷画像データとが別のデータである場合を例に挙げて説明したが、印刷画像データは、印刷ジョブデータに含まれても良い。
10 …画像形成装置
12 …CPU
14 …RAM
28 …HDD
32 …画像形成部
64 …通信回路
12 …CPU
14 …RAM
28 …HDD
32 …画像形成部
64 …通信回路
Claims (8)
- 予約印刷にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得する第1取得手段、
前記ジョブ量情報に基づいて、前記印刷ジョブを実行するための印刷所要時間を算出する第1算出手段、
前記印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、前記印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定する設定手段、
前記印刷画像を取得する第2取得手段、
前記登録期限時刻に達する前に前記印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録する登録手段、および
前記印刷完了時刻に印刷が完了するように、前記登録部に登録された前記印刷画像に基づいて印刷処理を実行する画像形成手段を備える、画像形成装置。 - 前記登録期限時刻に達したときの前記印刷画像に応じた実際のジョブ量を算出する第2算出手段、および
前記予想ジョブ量と、前記実際のジョブ量との差が閾値以下であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
前記画像形成手段は、前記予想ジョブ量と前記実際のジョブ量との差が閾値よりも小さいと判定された場合に、前記印刷処理を実行する、請求項1記載の画像形成装置。 - 前記判定手段によって、前記予想ジョブ量と前記実際のジョブ量との差が閾値よりも大きいと判定された場合に、前記登録部から前記印刷画像を削除する削除手段をさらに備える、請求項2記載の画像形成装置。
- 前記登録期限時刻が設定されたときに、当該登録期限時刻をユーザに報知する期限報知手段をさらに備える、請求項1から3までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記登録期限時刻が設定されたときに、前記印刷画像の登録先の登録先情報をユーザに報知する登録先報知手段をさらに備える、請求項1から4までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記登録期限時刻よりも前に設定される確認時刻に達したときに、前記印刷画像が前記登録部に登録されていない場合に、当該印刷画像の登録をユーザに促す督促手段をさらに備える、請求項1から5までのいずれかに記載の画像形成装置。
- 画像形成手段を備える画像形成装置の制御プログラムであって、
前記画像形成装置のプロセッサを、
印刷予約にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得する第1取得手段、
前記ジョブ量情報に基づいて、前記印刷ジョブを印刷するための印刷所要時間を算出する第1算出手段、
前記印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、前記印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定する設定手段、
前記印刷画像を取得する第2取得手段、
前記登録期限時刻に達する前に前記印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録する登録手段、および
前記印刷完了時刻に印刷が完了するように、前記登録部に登録された前記印刷画像に基づいて印刷処理を前記画像形成手段に実行させる制御手段として機能させる、制御プログラム。 - 画像形成手段を備える画像形成装置のプロセッサが、
(a)印刷予約にかかる印刷ジョブの予想ジョブ量のジョブ量情報および当該印刷ジョブの印刷完了時刻の時刻情報を含む、予約情報を取得するステップ、
(b)前記ジョブ量情報に基づいて、前記印刷ジョブを印刷するための印刷所要時間を算出するステップ、
(c)前記印刷ジョブの印刷完了時刻および当該印刷ジョブの印刷所要時間から、前記印刷ジョブの印刷画像の登録が可能な登録期限時刻を設定するステップ、
(d)前記印刷画像を取得するステップ、
(e)前記登録期限時刻に達する前に前記印刷画像を取得した場合に、当該印刷画像を登録部に登録するステップ、および
(f)前記印刷完了時刻に印刷が完了するように、前記登録部に登録された前記印刷画像に基づいて印刷処理を前記画像形成手段に実行させるステップを含む、制御方法。
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