JP2010278789A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取部で読み取られて保存されている画像データの中からジョブで利用するものを選択する際のユーザ負担を低減することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】原稿読取時に、読み取った画像データと、その読み取りに要した読取所要時間、原稿枚数、読取回数、自動原稿搬送装置を使用した読み取りかプラテンガラス上の読み取りかを示す読取方式、ジョブ生成日時、ジョブ実行日時などの情報とを記憶する。これら記憶されている画像データの中からジョブで利用するものをユーザが選択するための選択画面に各画像データの識別情報(サムネイル画像やジョブ名など)を表示する際の表示順位を、読み取り作業の面倒さ(読取所要時間が長い、原稿枚数や読取回数が多い、プラテンガラスでの読み取りである)、もしくは読み取りの面倒さと経過時間とを基準に決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、読取部で原稿画像を読み取って得た画像データを記憶しておき、後に、その記憶されている中からジョブで利用する画像データを選択可能な画像処理装置に関する。
通常、原稿をコピーするような場合、読取部で原稿を読み取って得た画像データはコピー完了により装置内部から消去される。このため、当初設定したコピー部数が必要部数より少なかった場合や、後に必要部数が増えたような場合には、追加コピーのために原稿の読み取り作業から再度行わなければならず、その手間や時間が嵩むほか、原稿を痛めることもあった。
そこで、コピー動作が実行された際にその画像データとジョブの履歴データとを対応付けて保存しておき、この保存されている履歴データの中からジョブの選択を受け付け、その選択されたジョブに係るコピー動作を、保存されている画像データを使用して行う画像処理装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。この装置では、コピー動作が実行されてからの経過時間を計測し、経過時間が所定時間を越えた履歴データを削除している。また、保存されている履歴データを、古いものから順に選択画面にリスト表示するようになっている。
特開2001−154541号公報
ユーザが読取部で原稿を読み取る作業を省略して既に保存されている画像データの再利用を望む理由の主たるものは、読み取りに要する作業時間や作業工数の縮小にあると考えられる。しかし、選択画面において古いものから順に履歴データをリスト表示するといった表示方法では、ユーザが再利用を望む可能性の高い履歴データと選択画面の上位に表示される履歴データとが一致せず、特に多数の履歴データが保存されている場合には、目的の履歴データを探し出して選択するまでに手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、読取部で読み取られて保存されている画像データの中からジョブで利用するものを選択する際のユーザ負担を低減することのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]原稿画像を読み取る読取部と、
前記読取部で原稿画像を読み取る際の読取所要時間を計測する時間計測部と、
前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記時間計測部で計測された読取所要時間とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている読取所要時間に応じて決定する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、原稿を読み取って得た画像データを記憶しておき、その記憶されている画像データの中からいずれかの画像データを選択し、この選択した画像データを、たとえば、印刷出力などのジョブに利用可能になっている。原稿の読取時には読取所要時間を計測し、読み取った画像データに対応付けてこの読取所要時間を記憶する。後に、記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択操作を受ける際に、その選択候補となる画像データの識別情報(画像データそのもの、あるいは画像データのサムネイル画像(縮小画像)や名称や、ID番号など)を選択候補画面に表示すると共に、この選択候補画面における識別情報の表示順位をその識別情報に対応する画像データの読取所要時間に応じて決定する。
たとえば、既に記憶されている画像データが存在するならば、ユーザは読取所要時間が長いほど原稿の再読み取りを省いて記憶済みの画像データの利用を望むと想定される。そこで、読取所要時間が長いものほど表示の優先順位を高めるようにすれば、ユーザの要望に一致した優先順位で選択候補を表示することができる。
[2]原稿画像を読み取る読取部と、
前記読取部で原稿画像を読み取る際の読取回数を計測する読取回数計測部と、
前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記読取回数計測部で計測された読取回数とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている読取回数に応じて決定する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、原稿を読み取って得た画像データを記憶しておき、その記憶されている画像データの中からいずれかの画像データを選択し、この選択した画像データを、たとえば、印刷出力などのジョブに利用可能になっている。原稿の読取時には読取回数(全原稿を読み取るに必要な読取回数の累計)を計測し、読み取った画像データに対応付けてこの読取回数を記憶する。後に、記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択操作を受ける際に、その選択候補となる画像データの識別情報(画像データそのもの、あるいは画像データのサムネイル画像(縮小画像)や名称や、ID番号など)を選択候補画面に表示すると共に、この選択候補画面における識別情報の表示順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている読取回数に応じて決定する。
原稿の表裏両面を読み取る方法には、表裏両面を1回の読取で読み取る方法、片面ずつ読み取る方法があり、前者の場合は1枚の原稿の表裏両面を読み取るための読取回数は1回に、後者の場合は2回になる。読取回数が多いほど、読取時間がかかる。また、表面読み取り後に表裏を反転させて原稿をユーザが再セットする場合には原稿のセットにも手間がかかる。したがって、既に記憶されている画像データが存在するならば、ユーザは読取回数が多いほど原稿の再読み取りを省いて記憶済みの画像データの利用を望むと想定される。そこで、読取回数が多いものほど表示の優先順位を高めるようにすれば、ユーザの要望に一致した優先順位で選択候補を表示することができる。
[3]原稿画像を読み取る読取部と、
前記読取部によって読み取られた原稿画像の原稿枚数を計測する枚数計測部と、
前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記枚数計測部で計測された原稿枚数とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている原稿枚数に応じて決定する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記発明では、原稿を読み取って得た画像データを記憶しておき、その記憶されている画像データの中からいずれかの画像データを選択し、この選択した画像データを、たとえば、印刷出力などのジョブに利用可能になっている。原稿の読取時には原稿枚数を計測し、読み取った画像データに対応付けてこの原稿枚数を記憶する。後に、記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける際に、その選択候補となる画像データの識別情報(画像データそのもの、あるいは画像データのサムネイル画像(縮小画像)や名称や、ID番号など)を選択候補画面に表示すると共に、この選択候補画面における識別情報の表示順位をその識別情報に対応する画像データに係る原稿枚数に応じて決定する。
たとえば、既に記憶されている画像データが存在するならば、ユーザは原稿枚数が多い場合ほど原稿の再読み取りを省いて記憶済みの画像データの利用を望むと想定されるので、原稿枚数が多いものほど表示の優先順位を高めるようにすれば、ユーザの要望に一致した優先順位で選択候補を表示することができる。
[4]前記読取部での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を判別する作業量判別部をさらに備え、
前記記憶部は、前記読取部で原稿画像を読み取って得た画像データに対応付けてその読取時の前記作業量をさらに記憶し、
前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている前記作業量を加味して決定する
ことを特徴とする[1]乃至「3」のいずれか一項に記載の画像処理装置。
[5]原稿画像を読み取る読取部と、
前記読取部での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を判別する作業量判別部と、
前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時の前記作業量判別部で判別された作業量とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている前記作業量に応じて決定する制御部と、
を有する
ことを特徴とする画像処理装置。
上記[4][5]に記載の発明では、読み取った画像データに対応付けてその原稿画像の読み取りに関する操作者の作業量を判別して記憶しておき、画像データの識別情報を選択候補画面に表示する際の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている作業量に基づいてもしくは作業量を加味して決定する。作業量には、たとえば、自動原稿搬送装置を使用して原稿を読み取るか、プラテンガラス上に原稿を載置して読み取るかといった読取方式、原稿の読み取り条件などの設定量や設定の煩雑さ、原稿サイズが統一されているか異なるサイズの原稿が混在するか(原稿台への原稿セットの面倒さが異なる)などの要素があり、いずれか1または2以上の要素を作業量の判別に使用すればよい。
作業量が多いほどユーザは再度の読み取りを省いて記憶済みの画像データの利用を欲すると想定されるので、読み取りに関する作業量を加味することでユーザの要望により一致した優先順位で選択候補を表示することができる。
[6]前記読取部は、原稿台に設置された複数枚の原稿を自動原稿搬送装置によって順次繰り出して自動的に読み取る自動モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を読み取るプラテンモードとを備え、
前記作業量判別部は、原稿画像の読み取りが前記自動モードで行われたか前記プラテンモードで行われたかを加味して前記作業量を判別する
ことを特徴とする[4]または[5]に記載の画像処理装置。
上記発明では、原稿画像の読み取りが自動原稿搬送装置を使用した自動モードで行われたかプラテンガラス上に原稿を載置するプラテンモードで行われたかを加味して作業量を判別する。プラテンモードの作業量を自動モードの作業量より大きく設定するとよい。プラテンモードは、たとえば、ブック原稿の読み取りに使用される。
[7]前記読取部による前記原稿画像の読み取り動作を含むジョブの生成指示をユーザから受けた生成日時からの経過時間を計る計時部をさらに備え、
前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データの読み取り動作を含むジョブの生成日時からの経過時間を加味して決定する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか一項に記載の画像処理装置。
上記発明では、原稿の読み取り動作を含むジョブが生成された日時からの経過時間を加味して、表示の優先順位が決定される。経過時間が短いほどユーザは原稿の再読み取りを省略して記憶済みの画像データの利用を望むと想定されるので、経過時間が短いほど優先順位を高くするようにするとよい。
[8]前記読取部による前記原稿画像の読み取り動作を含むジョブが該読み取り動作で得た画像データを使用する出力動作を含むジョブである場合に、その出力動作の実行日時からの経過時間を計る計時部をさらに備え、
前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データの読み取り動作を含むジョブの前記実行日時からの経過時間を加味して決定する
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか一項に記載の画像処理装置。
上記発明では、原稿の読み取り動作を含むジョブがその読み取った画像データの出力動作を含むジョブである場合は、出力動作の実行日時からの経過時間を加味して、表示の優先順位が決定される。経過時間が短いほどユーザは原稿の再読み取りを省略して記憶済みの画像データの利用を望むと想定されるので、経過時間が短いほど優先順位を高くするようにするとよい。
[9]ユーザを識別するユーザ識別部をさらに備え、
前記記憶部は、前記ユーザ識別部によってユーザが識別された状態で前記読取部によって原稿画像を読み取って得た画像データに対応付けて、その識別されたユーザを示すユーザ情報をさらに記憶し、
前記制御部は、前記ユーザ識別部によってユーザが識別された状態で前記選択候補画面を表示する場合は、前記記憶部に記憶されている画像データのうちその識別されたユーザのユーザ情報に対応付けされている画像データのみを前記選択候補画面への表示対象にする
ことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか一項に記載の画像処理装置。
上記発明では、識別(認証)されたユーザが読み取り動作を行わせた画像データの識別情報のみが選択候補画面の表示対象にされる。他人の画像データが候補として表示されないので、セキュリティを確保できると共に、表示対象の候補数が絞られるので、選択作業が容易になる。
本発明の画像処理装置によれば、読取部で読み取られて保存されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択作業が容易になり、ユーザの操作負担を低減することができる。
本発明の実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。 コピージョブの流れを示す流れ図である。 メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置の動作の流れを示す流れ図である。 原稿枚数と読取方式との組み合わせに対する係数αの値が登録された第1係数テーブルを示す説明図である。 面倒度指数Y1の計算表を示す説明図である。 操作表示部に表示される履歴表示画面の一例を示す正面図である。 操作表示部に表示される確認画面の一例を示す正面図である。 操作表示部に表示される表示基準選択画面の一例を示す正面図である。 ADF読取優先釦に対応する設定が有効にされている場合の履歴表示画面の一例を示す正面図である。 読取時間と読取方式との組み合わせに対する係数βの値が登録された第2係数テーブルを示す説明図である。 面倒度指数Y2の計算表である。 第3例における、メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置の動作の流れを示す流れ図である。 時刻T1と12時間経過後の時刻T2におけるNo.1〜No.4のメモリーコピージョブの状態を例示した説明図である。 図13の時刻T1におけるNo.1〜No.4の各メモリーコピージョブに関する相関数zの値を示す説明図である。 図13の時刻T2におけるNo.1〜No.4の各メモリーコピージョブに関する相関数zの値を示す説明図である。 図13の時刻T1における履歴表示画面を示す正面図である。 図13の時刻T2における履歴表示画面を示す正面図である。 図13のNo.1〜No.4の各メモリーコピージョブに関する相関数zのグラフである。 ジョブの属性を表示させた状態の履歴表示画面を例示した正面図である。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置10の構成を示すブロック図である。画像処理装置10は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、コピー機能で実行されたジョブ(読み取った原稿の画像データやジョブ情報などジョブの再現実行に必要な情報)を保存しておき、この保存されているジョブ(メモリーコピージョブと呼ぶ)の中から選択されたものを実行するメモリーコピー機能、読み取った画像データをファイルにして保存したり外部端末へ送信したりするスキャン機能、パーソナルコンピュータなどの外部端末から受信した印刷ジョブに係る画像を記録紙上に形成して出力するPCプリント機能、画像データを送受信するファクシミリ機能などを備えた装置であり、複合機とも称される装置である。
画像処理装置10では、メモリーコピー機能を使用することで、たとえば、当初設定したコピー部数が必要部数より少なかった、あるいは後に必要部数が増えたなどの理由で同じ原稿を追加コピーする必要がある場合に、その原稿の再度の読み取り作業を省略することができる。
画像処理装置10は、当該画像処理装置10の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11にバス12を介して、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、不揮発メモリ15と、ハードディスク装置16と、ネットワーク通信部17と、認証部18と、操作表示部21と、自動原稿搬送装置22と、読取部23と、画像処理部24と、プリンタ部25と、計測部26と、外部I/F部27を接続して構成される。
ROM13には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が処理を実行することにより画像処理装置10としての各機能が実現される。CPU11は、読取部23での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を判別する作業量判別部としての機能を果たす。また、CPU11は、読取部23による原稿画像の読み取り動作を含むジョブの生成指示をユーザから受けた生成日時からの経過時間を計る計時部としての機能を果たす。RAM14はCPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリ、送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして使用されるランダム・アクセス・メモリである。
ネットワーク通信部17は、LANなどのネットワークを介してパーソナルコンピュータなどの端末装置やサーバなどと通信して各種のデータや情報を送受信する機能を果たす。
認証部18は、画像処理装置10を使用するユーザの認証(識別)を行う。ここでは、画像処理装置10の近くに居るユーザが所持する個人認証用無線カードと交信して該カードからユーザ情報を読み出すことによってユーザを特定して認証する。認証方法はこれに限定されるものではない。
操作表示部21は、各種の操作画面や設定画面、案内画面、警告画面などを表示する機能およびユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。操作表示部21は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成された表示部と、その画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルと、機能モードキーと、テンキー、スタートボタンなどの操作キーを備えて構成される。
読取部23は、原稿画像を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。自動原稿搬送装置22は、原稿台にセットされた原稿をその最上のものから1枚ずつ順に繰り出して搬送し、読取部23の読み取り位置を通過させて所定の排紙位置へ排紙する機能を果たす。
読取部23は、原稿に光を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路などで構成される。読取部23は、プラテンガラス裏面に沿ってライン単位の読み取り位置を移動させることで、プラテンガラス上に載置された静止原稿を光学的に読み取ることができる。また、プラテンガラスに併置されたコンタクトガラスの下方に読み取り位置を固定させておき、自動原稿搬送装置22によって搬送される原稿に対するライン単位の読み取り動作を繰り返すことによって原稿を2次元画像として読み取る、所謂、流し読み形式での読み取りを行うことも可能になっている。
なお、自動原稿搬送装置22は、表面の読み取られた原稿をその表裏を反転して再び読み取り位置へ送り込む機能を有しており、これにより読取部23は原稿の表裏両面を読み取ることも可能となっている。なお、表面読み取り用のラインイメージセンサと裏面読み取り用のラインイメージセンサとを備えて、原稿の表裏両面を同時に読み取る方式に構成されてもかまわない。
自動原稿搬送装置22を使用した読み取り(以後、ADF読取と呼ぶ。)では複数枚の原稿を連続して自動的に読み取ることができる。一方、プラテンガラス上に原稿をセットして読み取る方法(以後、プラテン読取と呼ぶ。)では、1枚ずつの読み取りとなるので、複数枚の原稿を読み取る場合はプラテンガラス上にセットする原稿を手動で入れ替えることになる。プラテン読取は、本をコピーするなどの場合に利用される。
画像処理部24は、画像データの圧縮処理や伸張処理、画像の回転処理、拡大縮小処理、外部の端末装置から受信した印刷データをイメージデータ(ビットマップデータ)に変換するラスタライズ処理などを行う機能を備えている。
プリンタ部25は、画像データに応じた画像を記録紙に印刷して出力する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザユニットと、現像装置と、転写装置と、分離装置と、クリーニング装置と、定着部とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。
計測部26は、読取部23での原稿読み取りに要した時間(読取時間)を計測する機能を果たす。また、現在時刻を計時する時計機能も備えている。
外部I/F部27は、USBメモリやCFカードなどの記録媒体が着脱可能に接続され、その接続された記録媒体に対してデータのリードライトを行う機能を果たす。
ハードディスク装置16は、大容量不揮発の記憶装置であり、画像データなどが記憶される。
不揮発メモリ15は、電源をオフしてもその記憶内容が保持される書き換え可能なメモリである。不揮発メモリ15には、画像処理装置10に対して設定された各種の設定内容(設定値)、ユーザ情報、ユーザの認証情報などが記憶される。
メモリーコピージョブに係るデータは、ジョブの再現実行に必要な画像データとジョブ履歴データとで構成される。このうち画像データはハードディスク装置16に保存され、ジョブ履歴データはハードディスク装置16に保存された画像データに関連付けされて不揮発メモリ15に保存される。たとえば、ハードディスク装置16には、コピー機能に係るジョブ(コピージョブ)において原稿画像を読み取って得た画像データが、メモリーコピー機能での利用のために、過去の100コピージョブ分保存され、不揮発メモリ15には、その100コピー分のジョブ履歴データが記憶される。なお、ジョブ履歴データはハードディスク装置16に保存されてもよい。また、画像データやジョブ履歴データはハードディスク装置16や不揮発メモリ15に代えて外部I/F部27に接続される記憶媒体に記憶されてもよい。
ジョブ履歴データには、対応するコピージョブのジョブ情報(ジョブの実行条件(原稿サイズ、解像度、カラー/モノクロ、両面/片面など)や当該ジョブを投入したユーザのユーザ情報、当該ジョブが投入された日時であるジョブ生成日時、当該ジョブに係る印刷出力動作が実行された実行日時など)と、読取工数データが含まれる。読取工数データは、読取部23での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を含め、原稿の読み取りに関する面倒さを判別するための指標となる情報である。読取工数データには、原稿の読み取りに要した読取時間、読み取り枚数、読み取りが自動原稿搬送装置22を使用して行われたかプラテンガラス上の原稿を読み取ったものかを示す読取方式、原稿の読み取りに要した読取回数を示す情報などが含まれる。
読取回数は、たとえば、ADF読取において、原稿の表裏両面の同時読み取りが行われる場合は、原稿1枚の表裏両面読み取りにつき「1回」になる。原稿を片面ずつ読み取る場合は原稿1枚の表裏両面読み取りにつき「2回」になる。また、プラテン読取の場合も原稿1枚の表裏両面読み取りにつき「2回」になる。読取工数データとして記憶される読取回数は、1つのジョブの全原稿の読み取りに要した読取回数(全原稿に関する累計回数)になっている。
次に、読取部23で原稿画像を読み取って得た画像データを記憶しておき、これを後のジョブで利用する場合における画像処理装置10の動作について説明する。ここでは、かかる動作を、メモリーコピージョブを例に説明する。コピージョブを行うと、そのジョブが自動的にメモリーコピージョブとして記憶されるようになっている。
図2は、コピージョブの流れを示している。CPU11は、画像処理装置10の使用に際してユーザのログインを受け付ける(ステップS101)。ここでは、認証部18によってユーザ認証が行われてログインする場合と、ユーザ認証が省略されてログインする場合とがあり、省略された場合は当該ログインユーザをパブリックユーザとして扱うようになっている。続いて、ユーザにより自動原稿搬送装置22の原稿台もしくはプラテンガラス上に原稿のセットが行われると共に、CPU11は、操作表示部21にて、読み取りの解像度、カラー/モノクロ、両面/片面など、当該コピージョブの実行条件に関する各種設定操作を受け付ける(ステップS102)。
その後、スタート釦の操作を受けると(ステップS103;Yes)、CPU11は、該操作のあった日時を当該ジョブの生成日時として記憶する。さらにCPU11は計測部26を使用して読取時間(原稿の読み取りに要する時間(読取所要時間))の計測を開始する(ステップS104)。続いて、読取部23にて原稿の読み取りを行い、その画像データをハードディスク装置16に記憶する(ステップS105)。
原稿の読み取りは、図示省略のセンサにて自動原稿搬送装置22の原稿台に原稿がセットされていることを検知した場合は自動原稿搬送装置22を使用したADF読取にて行い、検知しない場合はプラテン読取を行う。また、両面読取が設定されている場合は両面読み取りを、片面読取が設定されている場合は片面読み取りを行う。
なお、複数枚の原稿をプラテン読取で行う場合には、たとえば、ジョブの実行条件の1つとして、操作表示部21にて複数枚読み込みモードの選択操作を受ける。このモードでは、プラテンガラス上の原稿を1枚読み取る毎に、次原稿の有無をユーザに問い合わせし、「有」が選択された場合はプラテンガラス上の原稿の読み取りを行い、「無」が選択された場合は読み取りを終了する。
ステップS105での原稿1枚の読み取りが完了すると、これが最終原稿か否かを判定し(ステップS106)、最終原稿でなければ(ステップS106;No)次の原稿1枚に対してステップS105を行う。なお、CPU11は読み取った原稿の枚数(原稿枚数)を計数する。また、読取回数も計数する。最終原稿の場合は(ステップS106;Yes)、読取時間の計測を終了させる(ステップS107)。そして、読み取った画像データに関連付けて当該ジョブのジョブ履歴データを記憶する(ステップS108)。これにより今回のコピージョブがメモリーコピージョブとして記憶される。その後、読み取った画像データに対応する画像を指定された部数だけプリンタ部25にて記録紙に印刷出力して(ステップS109)処理を終了する。印刷出力が完了した日時は当該ジョブの実行日時としてジョブ履歴データに記憶される。
即時実行のコピージョブの場合、ジョブの生成日時と実行日時に時間的な差は少ないが、たとえば、印刷などの出力動作は設定された時刻が到来した時点で実行する場合や、読み取り完了後にユーザから出力開始の操作を受けた時点で出力動作を開始させる場合には、ジョブの生成日時と実行日時に顕著な差が生じるようになる。なお、このように出力動作の後に行われる場合には、出力動作が実行された時点でジョブの実行日時が読取工数データとして記憶される。
次に、記憶されているメモリーコピージョブの選択操作をユーザから受けて、その選択されたメモリーコピージョブを実行する場合の動作を説明する。
メモリーコピージョブは、個人用、パブリック用を含めて多数(たとえば、100ジョブ以上)登録可能なため、メモリーコピー機能を利用するにあたって、ユーザは、多数のメモリーコピージョブの中から所望のものを探し出す必要がある。そこで、画像処理装置10では、この探し出しを効率的に行うことができるように、選択可能なメモリーコピージョブに関する識別情報(たとえば、画像データに対応する画像やそのサムネイル画像(縮小画像)、ジョブの生成日時やジョブの名称やID番号など)を履歴表示画面に表示する際の表示順位を制御する。以下、表示順位の制御基準が異なる複数の例について説明する。
<第1例> 第1例では、メモリーコピージョブの識別情報を履歴表示画面に表示する際の表示順位を、読取部23での読み取り枚数と読取方式(ADF読取、プラテン読取)との2要素に基づいて決定し制御する。
図3は、メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置10の動作の流れを示している。CPU11は、画像処理装置10の使用に際してはユーザのログインを受け付ける(ステップS201)。ここでは、認証部18によってユーザ認証が行われてログインする場合と、ユーザ認証が省略されてログインする場合があり、省略された場合は当該ユーザをパブリックユーザとして扱うようになっている。ログインが行われた後、CPU11は操作表示部21にジョブの種類の選択を受けるためのメニュー画面を表示させ、該画面にてユーザからジョブの種類の選択操作を受ける(ステップS202)。
画像処理装置10のCPU11は、選択されたジョブの種類がメモリーコピージョブでない場合は(ステップS202;No)、その押下されたジョブの種類に応じた動作を行って(ステップS212)処理を終了する。
画像処理装置10のCPU11は、選択されたジョブの種類がメモリーコピージョブの場合は(ステップS202;Yes)、ステップS201にてユーザ認証を行ってログインされているか否かを調べ(ステップS203)、ユーザ認証有りの場合は(ステップS203;Yes)、記憶されているジョブ履歴データのうち、ユーザ認証によって特定されて識別されたユーザ(認証ユーザと呼ぶ)がジョブの投入ユーザとなっているジョブ履歴データのみを、表示対象のジョブ履歴データとして抽出し(ステップS204)、ステップS206へ移行する。
一方、ユーザ認証なしの場合は(ステップS203;No)、記憶されているジョブ履歴データのうち、パブリックユーザがジョブの投入ユーザとなっているジョブ履歴データのみを、表示対象のジョブ履歴データとして抽出し(ステップS205)、ステップS206へ移行する。
ステップS206では、表示対象に抽出された各ジョブ履歴データについて、読み取り作業に関する面倒度指数Y1を算出する。第1例では、面倒度指数は以下の(1)式によって求める。
面倒度指数Y1=原稿枚数×係数α ……(1)式
図4は、係数αの値を示す第1係数テーブル40の一例を示している。係数αは、原稿の読み取りに関する操作者の作業量の大小を反映した係数である。ここでは係数αは読取方式と原稿枚数に応じた値になっている。同一の原稿枚数においては、読取方式がADF読取の場合に比べてプラテン読取の場合に係数αの値は大きく設定されている。また、原稿枚数を複数のランクに分類し、原稿枚数が多いランクほど係数αの値が大きくなるようにしてある。
なお、図4では、原稿枚数のランクに応じて係数αの値を変化させた例を示したが、係数αは原稿枚数に依存せず、読取方式のみに応じた値に設定されてもよい。たとえば、原稿枚数に係らず、ADF読取では係数α=1、プラテン読取では係数α=2、というように設定されてもよい。
図5は、No.1からNo.4のメモリーコピージョブについて、ジョブ名と、原稿枚数と、読取方式と、係数αと、これら原稿枚数と読取方式と係数αに基づいて算出された面倒度指数Y1と、を対応付けて示した面倒度指数Y1の計算表50である。
No.1のメモリーコピージョブは、読取方式がプラテン読取であり、原稿枚数が3枚なので、第1係数テーブル40から係数αは2.0となり、(1)式より、面倒度指数Y1は6.0となる。
No.2のメモリーコピージョブは、読取方式がプラテン読取であり、原稿枚数が7枚なので、第1係数テーブル40から係数αは2.2となり、(1)式より、面倒度指数Y1は15.4となる。
No.3のメモリーコピージョブは、読取方式がADF読取であり、原稿枚数が12枚なので、第1係数テーブル40から係数αは1.2となり、(1)式より、面倒度指数Y1は14.4となる。
No.4のメモリーコピージョブは、読取方式がADF読取であり、原稿枚数が15枚なので、第1係数テーブル40から係数αは1.2となり、(1)式より、面倒度指数Y1は18.0となる。
CPU11は、面倒度指数の算出が完了すると、その算出した面倒度指数の値が大きいほど順位が高くなるようにして、表示対象の各ジョブ履歴データに表示順位を割り当てる(図3:ステップS207)。図5の例では、表示順位は、No.4>No.2>No.3>No.1 となる。
さらに、この割り当てた表示順位に従って各ジョブ履歴データに係るメモリーコピージョブの識別情報を履歴表示画面に表示する。たとえば、ジョブ履歴データに係るメモリーコピージョブの識別情報をリスト表示する場合には、表示順位が高いものほどリストの上位に表示する、あるいは、表示順位が高いものほどサムネイル画像などを大きいサイズで表示する、あるいはジョブ名称などを大きな文字サイズで表示する、といった表示を行う。図6は、図5のNo.1からNo.4のメモリーコピージョブをそれらに与えた表示順位に従って表示した履歴表示画面60の一例を示している。
ここでは、該当するメモリーコピージョブのサムネイル画像とジョブ名称とを表示した矩形のジョブ選択釦61〜64を、各メモリーコピージョブに対応する識別情報として表示している。ジョブ選択釦61〜64は、表示順位が高いものを上左、低いものを下右となる配列で表示すると共に、表示順位が高いメモリーコピージョブのジョブ選択釦61〜64ほどその表示サイズを大きくしてある。
履歴表示画面60上でジョブ選択釦61〜64を押下すると、対応するメモリーコピージョブが選択される。少なくとも1つのジョブ選択釦61〜64が選択された状態になるとOK釦65とリセット釦66が表示される。その状態でOK釦65が操作されると選択が確定し、リセット釦66が押下されると選択が解除される。戻る釦67が操作されると履歴表示画面60に到来する1つ前の画面に表示が遷移する。
CPU11は、履歴表示画面60に表示されている中からメモリーコピージョブの選択操作をユーザから受け付けると(図3:ステップS209;Yes)、その選択されたメモリーコピージョブを実行するか否かをユーザに再確認する(ステップS210)。たとえば、図6の履歴表示画面60にてOK釦65が操作されると、図7に示す確認画面70に遷移し、実行の確認あるいはキャンセル操作を受け付ける。確認画面70において実行釦72の操作を受けると(図3:ステップS210;Yes)、その選択されたメモリーコピージョブに係る印刷出力動作を実行して(ステップS211)処理を終了する。具体的には、記憶されている、その選択されたメモリーコピージョブの画像データを使用し、かつそのメモリーコピーのジョブ履歴データに含まれているジョブ情報に基づいて印刷出力動作を実行する。
図6の履歴表示画面60においてユーザからメモリーコピージョブの選択操作を受けない場合、たとえば、戻る釦67の操作を受けた場合(図3:ステップS209;No)、もしくは確認画面70において不実行釦71の操作を受けた場合は(図3:ステップS210;No)、メモリーコピージョブに係る印刷出力動作を実行せずに本処理を終了する。
このように第1例では、原稿枚数と読取方式(ADF読取、プラテン読取)とに基づいて原稿の読み取りに関する面倒度指数を算出し、面倒度指数が大きいものほど履歴表示画面60への表示順位を高くしたので、原稿を再度読み取るための作業が面倒なメモリーコピージョブほど履歴表示画面60に優先的に表示される。すなわち、読み取りに要する作業時間や作業工数が大きいほど、ユーザは読取部23での原稿の再読み取りを省略してメモリーコピージョブの利用を望むので、上記のような表示順位で履歴表示画面60に選択候補を表示することによって、ユーザは多数のメモリーコピージョブの中から所望のものを探し出し易くなり、利便性が向上する。
また、ユーザ認証を受けている場合は、認証ユーザが投入したメモリーコピージョブのみが履歴表示画面60の表示対象になるので、他人のメモリーコピージョブが候補として表示されず、機密文書などであってもセキュリティを確保することができる。また、表示対象の候補数が絞られるので、選択作業がさらに容易になる。
なお、履歴表示画面60の表示に際して、ユーザから表示順位をどのような基準にするかの選択操作を受けるように構成されてもよい。たとえば、図8に示すような表示基準選択画面80を操作表示部21に表示し、表示順位の決定に関する基準の選択をユーザから受け付ける。図8の表示基準選択画面80には、ADF読取優先釦81と、プラテン読取優先釦82と、読取方式無視釦83と、OK釦84と、戻る釦85と、メッセージ表示部86とが表示されている。ADF読取優先釦81は、ADF読取で原稿を読み取ったメモリーコピージョブを優先的に表示する基準を設定するための操作釦である。プラテン読取優先釦82は、プラテン読取で原稿を読み取ったメモリーコピージョブを優先的に表示する基準を設定するための操作釦である。読取方式無視釦83は、表示順位を決定するための基準に読取方式を加えない設定を行うための操作釦である。
ADF読取優先釦81に対応する設定が有効にされると、第1係数テーブル40によって係数αが決定され、この係数αを使用して面倒度指数Y1が算出される。プラテン読取優先釦82に対応する設定が有効にされると、ADF読取に係る係数αよりもプラテン読取に係る係数αの値が大きくなるような係数テーブルが参照される。読取方式無視釦83に対応する設定が有効にされると、係数αは常に所定値(たとえば「1」)にされる、もしくは、面倒度指数Y1は原稿枚数のみに依存して決定される。
図9は、ADF読取優先釦81に対応する設定が有効にされている場合に、図5のNo.1からNo.4のメモリーコピージョブを表示対象にした履歴表示画面60Bの一例を示している。ADF読取のNo.3、No.4がプラテン読取のNo.1、No.2より高い表示順位で優先的に表示されている。なお、図9では、ADF読取同士、あるいは、プラテン読取同士では、ジョブ番号の順に表示順位を定めているが、原稿枚数が多いものの表示順位を高くするようにされてもよい。
なお、表示基準選択画面80は、管理者モードにおいて表示され、権限を有する管理者のみが表示順位を決定するための基準を設定変更できるように構成されている。これに代えて、ユーザ毎に表示順位の基準を設定変更可能に構成されてもよい。設定値は不揮発メモリ15に保存される。さらに、履歴表示画面60の表示直前あるいは履歴表示画面60において表示順位を決定する基準を変更するための操作釦を設け、その釦が操作された場合に表示基準選択画面80を表示し、表示基準選択画面80にて設定された基準に従って履歴表示画面60を表示したり履歴表示画面60の表示状態を変更したりするように構成されてもよい。
<第2例> 第2例では、履歴表示画面に表示するメモリーコピージョブの表示順位を、読取部23での読取時間と読取方式(ADF読取、プラテン読取)との2要素に基づいて制御する。
メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置10の動作の流れは図3に示すものと、ステップS206(面倒度指数の算出処理)の処理内容が相違する点以外は同一である。以下、相違について説明し同一部分の説明は省略する。
第2例では、面倒度指数は以下の(2)式によって求める。
面倒度指数Y2=読取時間×係数β……(1)式
図10は、係数βの値を示す第2係数テーブル40Bの一例を示している。係数βは、原稿の読み取りに関する操作者の作業量の大小を反映した係数である。ここでは係数βは読取方式と読取時間に応じた値になっている。同一の読取時間においては、読取方式がADF読取の場合に比べてプラテン読取の場合に係数βの値は大きく設定されている。また、読取時間を複数のランクに分類し、読取時間が長いランクほど係数βの値が大きくなるようにしてある。
なお、図10では、読取時間のランクに応じて係数βの値を変化させた例を示したが、係数βは読取時間に依存せず、読取方式のみに応じた値にされてもよい。たとえば、読取時間に係らず、ADF読取では係数β=1、プラテン読取では係数β=2、というように設定されてもよい。
図11は、No.1からNo.4のメモリーコピージョブについて、ジョブ名と、読取時間と、読取方式と、係数βと、これら読取時間と読取方式と係数βに基づいて算出された面倒度指数Y2と、を対応付けて示した面倒度指数Y2の計算表50Bである。
No.1のメモリーコピージョブは、読取方式がプラテン読取であり、読取時間が3秒なので、第2係数テーブル40Bから係数βは2.0となり、(2)式より、面倒度指数Y2は6.0となる。
No.2のメモリーコピージョブは、読取方式がプラテン読取であり、読取時間が7秒なので、第2係数テーブル40Bから係数βは2.2となり、(2)式より、面倒度指数Y2は15.4となる。
No.3のメモリーコピージョブは、読取方式がADF読取であり、読取時間が12秒なので、第2係数テーブル40Bから係数βは1.2となり、(2)式より、面倒度指数Y2は14.4となる。
No.4のメモリーコピージョブは、読取方式がADF読取であり、読取時間が15秒なので、第2係数テーブル40Bから係数βは1.2となり、(2)式より、面倒度指数Y2は18.0となる。
図11の例では、表示順位は、No.4>No.2>No.3>No.1 となる。図11のNo.1からNo.4のメモリーコピージョブをそれらに与えた表示順位に従って表示した履歴表示画面は、図6と同一画面(履歴表示画面60)になる。
このように第2例では、読取時間と読取方式とに基づいて原稿の読み取りに関する面倒度指数を算出し、面倒度指数が大きいものほど履歴表示画面60への表示順位を高くしたので、原稿を再度読み取るための作業が面倒なメモリーコピージョブほど履歴表示画面60に優先的に表示される。すなわち、読み取りに要する作業時間や作業工数が大きい場合ほど、ユーザは読取部23での原稿の再読み取りを省略してメモリーコピージョブの利用を望むので、上記のような表示順位で履歴表示画面60に表示することによって、ユーザは多数のメモリーコピージョブの中から所望のものを探し出し易くなり、利便性が向上する。
なお、第2例においても図8の表示基準選択画面80を通じて表示順位の決定基準の設定変更を受けることは第1例と同じであり、その説明は省略する。
<第3例> 第3例では、履歴表示画面に表示するメモリーコピージョブの表示順位を、読取部23での読取回数と読取方式(ADF読取、プラテン読取)との2要素に基づいて制御する。
メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置10の動作の流れは図3に示すものと、ステップS206(面倒度指数の算出処理)の処理内容が相違する点以外は同一である。以下、相違について説明し同一部分の説明は省略する。
第3例では、たとえば、図4の第1係数テーブル40における原稿枚数(累計)を読取回数(累計)とした係数テーブルを使用する。同一の読取回数において、読取方式がADF読取の場合に比べてプラテン読取の場合に係数αの値は大きく設定されればよい。
<第4例> 第4例では、履歴表示画面に表示するメモリーコピージョブの表示順位を、読取部23での読取時間と、ジョブ生成日時もしくはジョブ実行日時からの経過時間との2要素に基づいて制御する。
図12は、第4例における、メモリーコピージョブの実行に係る画像処理装置10の動作の流れを示している。CPU11は、画像処理装置10の使用に際してはユーザのログインを受け付ける(ステップS301)。第1例と同様に、ここでは、ユーザ認証が行われてログインする場合と、ユーザ認証が省略されてログインする場合があり、省略された場合は当該ユーザをパブリックユーザとして扱う。ログインが行われた後、CPU11は操作表示部21にジョブの種類の選択を受けるためのメニュー画面を表示させ、該画面にてユーザからジョブの種類の選択操作を受ける(ステップS302)。
画像処理装置10のCPU11は、選択されたジョブの種類がメモリーコピージョブでない場合は(ステップS302;No)、その押下されたジョブの種類に応じた動作を行って(ステップS314)処理を終了する。
画像処理装置10のCPU11は、選択されたジョブの種類がメモリーコピージョブの場合は(ステップS302;Yes)、ステップS301にてユーザ認証を行ってログインされているか否かを調べ(ステップS303)、ユーザ認証有りの場合は(ステップS303;Yes)、記憶されているジョブ履歴データのうち、認証ユーザがジョブの投入ユーザとなっているジョブ履歴データのみを、表示対象のジョブ履歴データとして抽出し(ステップS304)、ステップS306へ移行する。
一方、ユーザ認証なしの場合は(ステップS303;No)、記憶されているジョブ履歴データのうち、パブリックユーザがジョブの投入ユーザとなっているジョブ履歴データのみを、表示対象のジョブ履歴データとして抽出し(ステップS305)、ステップS306へ移行する。
ステップS306では、CPU11は現在時刻を取得する。ここでは、計測部26から現在時刻を取得する。さらに、CPU11は、表示対象に抽出されている各ジョブ履歴データについて、経過時間を算出する(ステップS307)。経過時間は、ステップS306で取得した現在時刻(現在日時)から、そのジョブ履歴データに含まれているそのジョブの生成日時もしくは実行日時を減算した値である。ジョブの生成日時とするか実行日時とするかは設定により変更可能にされている。この設定は、たとえば、管理者画面を通じて権限ある管理者によって設定されて、不揮発メモリ15に記憶されている。
次に、ジョブ履歴データ毎に、履歴表示画面への表示順位を決定するため判断基準となる相関数zの値を求める(ステップS308)。相関数zは、以下の(3)式によって求める。
相関数z=log(読取時間(秒)+1)−log(経過時間(分)+1) …(3)式
相関数zは、経過時間が長くなるほど値が小さくなり、読取時間が長いほど値が大きくなるようにされている。
CPU11は、相関数zの算出が完了すると、その算出した相関数zの値が大きいほど(マイナス領域では絶対値が小さいほど)順位が高くなるようにして、表示対象の各ジョブ履歴データに表示順位を割り当てる(ステップS309)。さらに、この割り当てた表示順位に従って各ジョブ履歴データに係るメモリーコピージョブの識別情報を履歴表示画面に表示する(ステップS310)。たとえば、ジョブ履歴データに係るメモリーコピージョブの識別情報をリスト表示する場合には、表示順位が高いものほどリストの上位に表示する、あるいは、表示順位が高いものほどサムネイル画像などを大きいサイズで表示する、あるいはジョブ名称などを大きな文字サイズで表示する、といった表示を行う。
CPU11は、履歴表示画面に表示されている中からメモリーコピージョブの選択操作をユーザから受け付けると(ステップS311;Yes)、その選択されたメモリーコピージョブを実行するか否かを、図7と同様の確認画面を通じてユーザに再確認する(ステップS312)。そして、メモリーコピージョブを実行する旨の操作を受けると(ステップS312;Yes)、その選択されたメモリーコピージョブに係る印刷出力動作を実行させて(ステップS313)処理を終了する。
履歴表示画面においてユーザからメモリーコピージョブの選択操作を受けない場合(ステップS311;No)、もしくは再確認時にユーザからメモリーコピージョブを実行しない旨の操作を受けた場合は(ステップS312;No)、メモリーコピージョブに係る印刷出力動作を実行せずに本処理を終了する。
このように第4例では、ジョブ生成日時もしくはジョブ実行日時からの経過時間と読取時間とに基づいて相関数zを算出し、相関数zの値が大きいものほど履歴表示画面への表示順位を高くしたので、ユーザが利用を希望する可能性の高いメモリーコピージョブを高い優先順位で表示することができ、多数のメモリーコピージョブの中から所望のものを探し出す作業が容易になって利便性が向上する。
すなわち、読取時間が長いほど原稿の読み取りに関する面倒度が高いので、ユーザはメモリーコピージョブの利用を欲する可能性が高い。さらに、生成あるいは実行してからの経過時間が少ないメモリーコピージョブほど、ユーザ自身もそのメモリーコピージョブの内容をより正確に記憶していることや追加のコピーを行う確率が高いので、ユーザが利用を欲する可能性が高い。第4例では、この2つの要素を総合的に考慮して表示順位を決定するので、ユーザの利用形態に即したより適切な履歴表示画面を表示でき、多数のメモリーコピージョブの中から所望のものを探し出すためのユーザの手間が軽減される。すなわち、読取時間が多くかかるジョブ(読取時間の観点からは表示順位が上位となる場合)でも、経過時間がかなり経過しているジョブ(経過時間の観点からは表示順位が下位となる場合)は、表示の優先順位をそれなりに下げて表示するので、ユーザの利用形態に即した表示順位で履歴表示画面を表示することができる。
第4例の具体例を図13に示すNo.1〜No.4のメモリーコピージョブを例に説明する。現時点(時刻T1)では、経過時間が0時間で読取時間が2秒のジョブNo.1と、経過時間が3時間で読取時間が4秒のジョブNo.2と、経過時間が6時間で読取時間が33秒のジョブNo.3と、経過時間が10時間で読取時間が12秒のジョブNo.4とがメモリーコピージョブとして記憶されているものとする。時刻T1から12時間経過後の時刻T2になると、ジョブNo.1は経過時間が12時間で読取時間が2秒となり、ジョブNo.2は経過時間が15時間で読取時間が4秒となり、ジョブNo.3は経過時間が18時間で読取時間が33秒となり、ジョブNo.4は経過時間が22時間で読取時間が12秒となる。
これらNo.1〜No.4のメモリーコピージョブについて時刻T1での相関数zの値を求めると図14に示すようになる。相関数zの値が大きいものほど表示順位を高くするので、表示順位はNo.1>No.3>No.2>No.4、になる。一方、No.1〜No.4のメモリーコピージョブについて時刻T2での相関数zの値を求めると図15に示すようになる。表示順位はNo.3>No.4>No.2>No.1、に入れ替わる。
図16は、時刻T1における履歴表示画面60Cを示しており、図17は、時刻T2における履歴表示画面60Dを示している。また、図18には、参考として、上記No.1〜No.4のメモリーコピージョブについての相関数のグラフを示す。グラフAはジョブNo.1、グラフBはジョブNo.2、グラフCはジョブNo.3、グラフDはジョブNo.4に対応している。
図19は、履歴表示画面60CにおいてジョブNo.3を選択した状態で所定の操作(ダブルクリックあるいは別の操作釦の押下など)を行うことにより、そのジョブのジョブ属性を、ポップアップ表示などによって表示させた状態を例示している。ユーザはジョブ属性の表示によってメモリーコピージョブの内容をより詳細に認識でき、そのメモリーコピージョブを実行対象に選択するか否かをより的確に判断することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、第4例では読取時間と経過時間とによって表示順位を決定したが、読取時間に代えて原稿枚数や読取回数を使用してもかまわない。さらには、読取形式を加味してもよい。すなわち、第1例〜第3例の面倒度指数と経過時間とから表示順位を決定するように構成されてもよい。
表示順位を決定する際に考慮に入れる要素は、少なくとも原稿枚数もしくは読取時間のいずれか一方を含む条件下で2以上の任意の要素を組み合わせて使用してもかまわない。すなわち、原稿枚数と読取時間と読取回数の中の少なくとも1つ以上と、読取形式、その他の作業量、経過時間の中の1または2以上のものとを組み合わせて表示順位を決定するように構成されてもよい。
実施の形態では、読み取りに関する操作者の作業量を判別する基準として読取方式(ADF読取、プラテン読取)を例示したが、別の基準であってもかまわない。原稿読み取りの際に設定したジョブの実行条件(読み取りの解像度、カラー/モノクロ、両面/片面など、当該コピージョブの実行条件に関する各種設定操作)の複雑さやその設定操作の複雑さを上記作業量に関する1つの指標としてもよい。
相関数は(3)式に示したものに限定されるものではない。たとえば、原稿枚数や読取時間に比例し、経過時間に逆比例するような関数でもかまわない。
実施の形態では、メモリーコピージョブを例に説明したが、読取部23で原稿を読み取って得た画像データを保存しておき、その保存されている画像データを利用するジョブであれば、他の種類のジョブでもかまわない。たとえば、記憶されている画像データを外部装置に送信する送信ジョブ(ファクシミリ送信ジョブや電子メールに画像データを添付して送信するジョブ)などでもよい。
さらに、読取時のジョブを再現する必要はなく、記憶してある画像データを利用して新たなジョブを生成して実行させるような利用形態でもかまわない。たとえば、記憶されているメモリーコピージョブの画像データを使用して印刷部数やステイプルの有無などを変更した新たなジョブを生成するようにされてもよい。また、印刷などの出力を伴わずに、読取部23で原稿画像を読み取って記憶する動作を行わせ、そのときの画像データと読取工数データとを対応付けて記憶しておき、その記憶されている画像データの中から選択して新たなジョブで利用するような形態でもかまわない。
実施の形態では、画像処理装置10を多様な機能を備えた複合機として構成したが、これに限定されるものではなく、原稿を読み取って画像データを記憶し、その記憶されている画像データを利用して何らかのジョブを行う画像処理装置であればよい。
10…画像処理装置
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…不揮発メモリ
16…ハードディスク装置
17…ネットワーク通信部
18…認証部
21…操作表示部
22…自動原稿搬送装置
23…読取部
24…画像処理部
25…プリンタ部
26…計測部
27…外部I/F部
40…第1係数テーブル
40B…第2係数テーブル
50…面倒度指数Y1の計算表
50B…面倒度指数Y2の計算表
60…履歴表示画面
61〜64…ジョブ選択釦
65…OK釦
66…リセット釦
67…戻る釦
70…確認画面
71…不実行釦
72…実行釦
80…表示基準選択画面
81…ADF読取優先釦
82…プラテン読取優先釦
83…読取方式無視釦
84…OK釦
85…戻る釦
86…メッセージ表示部

Claims (9)

  1. 原稿画像を読み取る読取部と、
    前記読取部で原稿画像を読み取る際の読取所要時間を計測する時間計測部と、
    前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記時間計測部で計測された読取所要時間とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
    前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
    前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている読取所要時間に応じて決定する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿画像を読み取る読取部と、
    前記読取部で原稿画像を読み取る際の読取回数を計測する読取回数計測部と、
    前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記読取回数計測部で計測された読取回数とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
    前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
    前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている読取回数に応じて決定する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 原稿画像を読み取る読取部と、
    前記読取部によって読み取られた原稿画像の原稿枚数を計測する枚数計測部と、
    前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時に前記枚数計測部で計測された原稿枚数とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
    前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
    前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている原稿枚数に応じて決定する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記読取部での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を判別する作業量判別部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記読取部で原稿画像を読み取って得た画像データに対応付けてその読取時の前記作業量をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている前記作業量を加味して決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 原稿画像を読み取る読取部と、
    前記読取部での原稿画像の読み取りに関して操作者が行う作業量を判別する作業量判別部と、
    前記読取部で前記原稿画像を読み取って得た画像データとその読取時の前記作業量判別部で判別された作業量とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている画像データの中からジョブで利用する画像データの選択を受ける操作部と、
    前記選択の候補となる画像データの識別情報を表示する選択候補画面の表示部と、
    前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データに対応付けて記憶されている前記作業量に応じて決定する制御部と、
    を有する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記読取部は、原稿台に設置された複数枚の原稿を自動原稿搬送装置によって順次繰り出して自動的に読み取る自動モードと、プラテンガラス上に載置された原稿を読み取るプラテンモードとを備え、
    前記作業量判別部は、原稿画像の読み取りが前記自動モードで行われたか前記プラテンモードで行われたかを加味して前記作業量を判別する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の画像処理装置。
  7. 前記読取部による前記原稿画像の読み取り動作を含むジョブの生成指示をユーザから受けた生成日時からの経過時間を計る計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データの読み取り動作を含むジョブの生成日時からの経過時間を加味して決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. 前記読取部による前記原稿画像の読み取り動作を含むジョブが該読み取り動作で得た画像データを使用する出力動作を含むジョブである場合に、その出力動作の実行日時からの経過時間を計る計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択候補画面における前記識別情報の表示の優先順位をその識別情報に対応する画像データの読み取り動作を含むジョブの前記実行日時からの経過時間を加味して決定する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. ユーザを識別するユーザ識別部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記ユーザ識別部によってユーザが識別された状態で前記読取部によって原稿画像を読み取って得た画像データに対応付けて、その識別されたユーザを示すユーザ情報をさらに記憶し、
    前記制御部は、前記ユーザ識別部によってユーザが識別された状態で前記選択候補画面を表示する場合は、前記記憶部に記憶されている画像データのうちその識別されたユーザのユーザ情報に対応付けされている画像データのみを前記選択候補画面への表示対象にする
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013031155A (ja) * 2011-06-23 2013-02-07 Ricoh Co Ltd 画像データ配信装置、画像データ配信システムおよびプログラム
JP2013095063A (ja) * 2011-11-01 2013-05-20 Sharp Corp 画像形成装置
JP2014127951A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kyocera Document Solutions Inc 画像読取装置及び画像形成装置

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