JP2011058184A - 構造物のスライド構造、構造物のスライド方法、構造物の構築方法 - Google Patents

構造物のスライド構造、構造物のスライド方法、構造物の構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】左右非対称な構造物であっても、大きな牽引力を必要とせずに構造物をスライドできるようにする。
【解決手段】構造物のスライド方向に延びるように鉛直荷重を支持可能な底部レール310を設け、構造物のスライド方向に延びるように、スライド方向に対して垂直な水平荷重を支持可能な側部レール320を設け、底部レール310に当接し、底部レール310に沿って移動可能なローラ支承440を仮設屋根構造の下部に設け、構造物の下部から延びる支持部材400により側部レール320に当接するように側部レール430に沿って移動可能なローラ支承430を支持し、構造物に水平方向に荷重を加える。
【選択図】図8

Description

本発明は、構造物を水平移動させるスライド方法、スライド構造、及び、このスライド方法を用いて構造物を構築する方法に関する。
従来より、例えば、体育館などの大空間の屋根を施工する際に、敷地条件に制約がある場合には、狭隘な敷地でも施工可能なスライド工法が用いられることがある(例えば、非特許文献1参照)。スライド工法では、構造物を長手方向に複数のブロックに分割して、構造物を一ブロック分構築する工程と、構築が完了したブロックを水平方向にスライドさせる工程と、を繰り返すことで構造物を構築する。これにより、大規模な足場を構築することなく、狭い敷地で構築することができる。
このような構造物をスライドさせる方法としては、例えば、特許文献1に記載されているように、構造物の下部に車輪を設け、基礎上に敷設されたレールに沿って移動させる方法が用いられている(特に、図1参照)。
特許第3179710号公報
日本建築協会、"大阪府立体育会館"、建築と社会、1987年5月号、日本建築協会、p34−40
従来、スライド工法の適用の対象となるのは、スライド方向に対して垂直な断面の形状が左右対称な構造物であった。これは、左右対称な構造物では、構造物の自重により構造物の下部に作用する水平荷重が小さいので、スライドさせる際に構造物下部に変形が生じにくく、構造物をスライドさせる際の抵抗が小さく、小さな牽引力でもスライドできるためである。
これに対して、左右非対称な構造物に対してもスライド工法を適用することが望まれている。しかし、左右非対称な構造物を、例えば特許文献1に記載された工法によりスライドさせて構築しようとすると、構造物の下部に大きな水平荷重が作用し、レールに車輪が側方に押し付けられるため、構造物をスライドする際の抵抗が大きく、非常に大きな牽引力が必要になるという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的には、左右非対称な構造物であっても、大きな牽引力を必要とせずに構造物をスライドさせることができるようにすることである。
本発明のスライド構造は、構造物を水平方向にスライドさせるためのスライド構造であって、前記構造物のスライド方向に延びる底部レールと、前記構造物の下部に設けられ、前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承と、前記構造物の下部の側方を前記スライド方向に延びる側部レールと、前記構造物の下部に設けられ前記側部レールに当接して、前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承と、を備えることを特徴とする。
上記のスライド構造において、前記底部レールは長手方向に接続された複数のH型鋼からなり、ウエブが鉛直になるように設置されており、前記側部レールは長手方向に接続された複数のT型鋼からなり、そのフランジが鉛直となるように、ウエブが前記H型鋼のフランジに接続されていてもよく、前記複数のH型鋼同士の接続箇所と、前記複数のT型鋼同士の接続箇所は長手方向に異なる位置に設けられていてもよい。
また、前記構造物は前記スライド方向と鉛直な断面において、左右非対称な構造物であってもよい。
また、本発明の構造物のスライド方法は、構造物を水平方向にスライドさせる方法であって、前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、前記構造物の下部の側方に前記スライド方向に延びるように側部レールを設け、前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を前記構造物の下部に設け、前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を前記構造物の下部の側方に設け、前記構造物に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする。
また、本発明の構造物の構築方法は、構造物の一部を構築する第1の工程と、前記構築した構造物の一部を所定の位置までスライドさせる第2の工程と、前記所定の位置に前記構造物の一部を固定する第3の工程と、を繰り返すことにより構造物を構築する方法であって、予め、前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、また、前記構造物の下部の側方に相当する位置に前記スライド方向に延びるように側部レールを設けておき、前記第1の工程では、前記構造物の一部の下部の前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を設け、また、前記構造物の一部の下部の側方に、前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を設け、前記第2の工程では、前記構造物の一部に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする。
本発明によれば、側部レールに当接するように第2のローラ支承を設けているため、左右非対称な構造物など、下部に大きな水平荷重が作用する構造物であっても、この水平荷重を第2のローラ支承を介して側部レールが支持するため、変形を防止できる。また、第2のローラ支承を介して水平荷重を伝達しているため、構造物をスライドする際の抵抗が小さく、小さな牽引力で構造物をスライドさせることができる。
仮設屋根構造を示し、(A)は寺院の長手方向と垂直な面を示す断面図、(B)は寺院の長手方向の断面図である。 作業構台を構築した状態を示す図であり、(A)は寺院の長手方向と垂直な面を示す断面図、(B)は寺院の長手方向の断面図である。 案内架構の詳細な構成を示し、(A)は図2(A)のI部の拡大図である鉛直断面図、(B)は平面図、(C)は(A)におけるI部の拡大図である。 底部レール同士及び側部レール同士の接続部を示す平面図である。 引張基台を設けた状態を示す図である。 1ブロック分の仮設屋根構造を構築した状態を示す図であり、(A)は寺院の長手方向と垂直な面を示す断面図、(B)は寺院の長手方向の断面図である。 構築した1ブロック分の仮設屋根構造の側壁部の下端を拡大して示す図であり、(A)は図6(A)のI部の拡大図、(B)は(A)と垂直方向の側面図である。 ジャッキダウンして水平梁の下面に取り付けられたローラ支承が底部レールの上面に当接した状態を示す図である。 PC鋼棒をセンターホールジャッキを挿通するように設置し、その先端を水平梁の引張基台側の端部に定着させた状態を示す図である。 構築が完了した1ブロック分の仮設屋根構造をスライドさせた状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、一方向に長い構成の寺院の屋根を補修する際に、寺院全体を覆うように仮設屋根構造を構築する場合を例として説明する。
図1は、仮設屋根構造100を示し、(A)は寺院10の長手方向と垂直な面を示す断面図、(B)は寺院10の長手方向の断面図である。なお、以下の説明で参照する図2及び図6においても、(A)は寺院10の長手方向と垂直な面を示す断面図、(B)は寺院10の長手方向の断面図である。
図1に示すように、仮設屋根構造100は、トラス架構からなる平面視略矩形の構造物であり、寺院10の長手方向に延びる両側壁部120,130によって屋根部110が支持されてなる。なお、以下、この側壁部120、130が延びる方向(図1(A)における紙面に鉛直な方向)を前後方向といい、これと直交する方向(図1(A)における左右方向)を横方向という。
仮設屋根構造100は、同一断面形状で前後方向に延びており、横方向の一方(図1(A)における左側)の側壁部120は地上に支持され、他方(図1(A)における右側)の側壁部130は構台140上に支持されている。すなわち、仮設屋根構造100は、左右非対称な断面形状を有する。本実施形態では、例えば、図1(B)に示すように、仮設屋根構造100を前後方向に複数のブロックに分けて構築する。
以下、仮設屋根構造100の構築方法を説明する。なお、以下の説明では、木造建物である寺院10の近傍であるため、火気を避けるべく、部材同士の接続は溶接を用いず、ボルト接合により行う。
まず、図2に示すように、仮設屋根構造100の前後方向の一方(図2(B)の右方)の端部に対向する位置にH型鋼が組まれてなる作業構台500を構築する。作業構台500は、図2(A)(B)に示すように、作業構台500の寺院10側の部分(以下、前部510という)は中央が最も高く周囲に向かって低くなるような階段状を呈しており、また、寺院10と反対側の部分(以下、後部520という)は、前部510の最高高さの半分程度の高さであって、その上部は覆工板で覆われており、この覆工板の上にタワー式クローラクレーンを設置可能な作用床530が設けられている。
次に、地上の仮設屋根構造100の側壁部120の下部に相当する位置及び構台140上の側壁部130の下部に相当する位置に案内架構300を構築する。
図3は、案内架構300の詳細な構成を示し、(A)は図2(A)のI部の拡大図である鉛直断面図、(B)は平面図、(C)は(A)におけるI部の拡大図である。同図に示すように、案内架構300は、基礎301(又は構台140)上に構築された各側壁部120,130の下端に設けられた前後方向に延びる一対のガイド部材305からなり、これらガイド部材305の間には桁材330及びブレース331が掛け渡されている。
各ガイド部材305は、H型鋼が長さ方向に複数連結されてなる底部レール310と、T型鋼が長さ方向に複数連結されてなる側部レール320とにより構成される。底部レール310は、下方のフランジが基礎301(又は構台140)上に固定され、側部レール320は、そのウエブの端部が底部レール310の上方のフランジの、仮設屋根構造100側の側部に接続されている。底部レール310はアンカー350により基礎301(又は構台140)に固定されており、底部レール310を構成するH型鋼の上下のフランジの間の部分にはスチフナー370が取付けられている。
図4は、底部レール310同士及び側部レール320同士の接続部を示す平面図である。図4及び図3(C)に示すように、底部レール310の接続位置と側部レール320の接続位置とは、長さ方向に異なる位置に設けられている。側部レール320の接続部には、側部レール320のフランジ320Aと底部レール310を構成するH型鋼のウエブ310Bの上方とを接続するように裏打ち材360が取付けられている。これにより、側部レール320を構成するT型鋼同士を溶接接続しなくても、後述する、仮設屋根構造100のスライド時に、脚部120A,130Aに作用する水平荷重により側部レール320が変形することを防止できる。
また、図5及び図2(B)に示すように、案内架構300の作業構台500とは反対側の端部に引張基台600を設ける。引張基台600は、H型鋼が組まれてなり、センターホールジャッキ620が、そのセンターホールが前後方向に延びるように固定されている。
次に、図6(A),(B)に示すように、作業構台500にベント700を設け、このベント700に支持されるように1ブロック分の仮設屋根構造100Aを構築する。この際、仮設屋根構造100Aは、複数に分割されたトラス架構を連結して構築するとよい。
図7は、構築した1ブロック分の仮設屋根構造100Aの側壁部120A、130Aの下端を拡大して示す図であり、(A)は図6(A)のI部の拡大図、(B)は(A)と垂直方向の側面図である。同図に示すように、側壁部120A、130Aの下部は、各底部レール310に対応して、鉛直方向にH型鋼からなる複数の鉛直柱200が底部レール310の長手方向に間隔をあけて設けられており、隣り合う鉛直柱200の間にはH型鋼からなる水平梁210が掛け渡されて構成されている。側壁部120Aを構築する際には、鉛直柱200をフィラー710を介して底部レール310上に建て込み、水平梁210と底部レール310との間には油圧ジャッキ720を介装させる。また、水平梁210の下面に、ローラ支承440を、そのローラと底部レール310の上面との間にわずかに隙間が設けられるように取付ける。
また、図7に示すように鉛直柱200の側面に支持部材400を接続する。支持部材400は、水平方向に延びる水平部410と、水平部410から下方に向かって延びる垂直部420とを備える。そして、垂直部420の側面の側部レール320寄りの部位にローラ支承430を取付ける。
次に、1ブロック分の仮設屋根構造100Aの構築が完了した後、屋根部110Aを構成するトラス架構の上部に屋根パネルを取付ける。
次に、構築した1ブロック分の仮設屋根構造100Aを油圧ジャッキ720をわずかに伸長させて仮設屋根構造100Aをわずかに持ち上げて、仮設屋根構造100Aを支持していたベント700及び鉛直柱200の下部に介装されていたフィラー710を撤去した後、ジャッキダウンする。
油圧ジャッキ720をジャッキダウンさせることで、図8に示すように、水平梁210の下面に取付けられたローラ支承440が底部レール310の上面に当接し、仮設屋根構造100Aの荷重はこのローラ支承440を介して支持されることとなる。なお、鉛直柱200の下部と底部レール310の上面との間にはわずかな隙間が設けられている。
次に、図9に示すように、PC鋼棒630を作業構台500と反対側からセンターホールジャッキ620に挿通させ、その先端を水平梁210の引張基台600側の端部に定着させる。そして、センターホールジャッキ620により、引張基台600に反力を取りながら、PC鋼棒630に引張基台600に向かう引張力を加える。これにより、図10に示すように、構築が完了した1ブロック分の仮設屋根構造100Aが牽引され、引張基台600に向かってスライドする。
この際、仮設屋根構造100が非対称であるため、1ブロック目の仮設屋根構造100Aの両側壁部120A、130Aには自重により外側に向かって水平荷重が作用する。これに対して、本実施形態では、側部レール320にローラ支承430が当接しており、両側壁部120A,130Aは側部レール320により側方両側から支持されるため、1ブロック目の仮設屋根構造100Aの両側壁部120A、130Aの下部が離間するような変形を防止できる。また、側部レール320にローラ支承430を介して支持されているため、1ブロック目の仮設屋根構造100Aをスライドさせる際の抵抗が小さく、センターホールジャッキ620に大きな引張力が必要とされない。
そして、所定の位置まで仮設屋根構造100Aをスライドさせた後、油圧ジャッキ720により仮設屋根構造100Aをジャッキアップし、鉛直柱200の下端を底部レール310に固定する。なお、ローラ支承430,440は残置してもよいし、撤去してもよい。
そして、上記説明した、1ブロック分の仮設屋根構造100Aを構築する工程と、構築が完了した1ブロック分の仮設屋根構造100Aをスライドさせる工程とを繰り返すことにより仮設屋根構造100を構築することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、底部レール310に当接するローラ支承430を介して仮設屋根構造100Aの自重を支持するとともに、側部レール320に当接するローラ支承430により側壁部120A,130Aの下端に作用する水平荷重を支持しているため、非対称な仮設屋根構造100に変形が生じるのを防止できる。
また、側壁部120A、130Aに作用する水平荷重を、ローラ支承430を介して支持しおり、スライドさせる際の抵抗が小さいため、大きな牽引力を加えることなく、1ブロック分の仮設屋根構造100Aをスライドさせることができる。
なお、本実施形態では、仮設屋根構造100を複数のブロックに分割して、1ブロック分の仮設屋根構造100Aを構築する工程と、構築した1ブロック分の仮設屋根構造100Aをスライドさせるという工程を繰り返して仮設屋根構造100を構築する場合について説明したが、これに限らず、複数のブロックに分割せずに仮設屋根構造100全体を構築し、構築した仮設屋根構造100全体をスライドさせる場合にも本発明を適用できる。
また、本実施形態では、ローラ支承430、440を用いることとしたが、これに代えて、車輪などを用いてもよく、要するに、ローラ支承を介して支持されていればよい。
また、本実施形態では、寺院10を補修する際に用いられる仮設屋根構造100を構築する場合を例として説明したが、これに限らず、他の構造物を構築する場合であっても本発明を適用することができる。
100 仮設屋根構造 110 屋根部
120、130 側壁部 140 構台
200 鉛直柱 210 水平柱
300 案内架構 301 基礎
305 ガイド部材 310 底部レール
320 側部レール 400 支持部材
410 水平部 420 垂直部
430、440 ローラ支承 600 引張架台
620 センターホールジャッキ 630 PC鋼棒
720 油圧ジャッキ

Claims (6)

  1. 構造物を水平方向にスライドさせるためのスライド構造であって、
    前記構造物のスライド方向に延びる底部レールと、
    前記構造物の下部に設けられ、前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承と、
    前記構造物の下部の側方を前記スライド方向に延びる側部レールと、
    前記構造物の下部に設けられ前記側部レールに当接して、前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承と、
    を備えることを特徴とするスライド構造。
  2. 請求項1記載のスライド構造であって、
    前記底部レールは長手方向に接続された複数のH型鋼からなり、ウエブが鉛直になるように設置されており、
    前記側部レールは長手方向に接続された複数のT型鋼からなり、そのフランジが鉛直となるように、ウエブが前記H型鋼のフランジに接続されていることを特徴とするスライド構造。
  3. 請求項2項に記載のスライド構造であって、
    前記複数のH型鋼同士の接続箇所と、前記複数のT型鋼同士の接続箇所は長手方向に異なる位置に設けられていることを特徴とするスライド構造。
  4. 請求項1から3のうち何れか1項に記載のスライド構造であって、
    前記構造物は前記スライド方向と鉛直な断面において、左右非対称な構造物であることを特徴とするスライド構造。
  5. 構造物を水平方向にスライドさせる方法であって、
    前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、
    前記構造物の下部の側方を前記スライド方向に延びるように側部レールを設け、
    前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を前記構造物の下部に設け、
    前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を前記構造物の下部の側方に設け、
    前記構造物に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする構造物のスライド方法。
  6. 構造物の一部を構築する第1の工程と、前記構築した構造物の一部を所定の位置までスライドさせる第2の工程と、前記所定の位置に前記構造物の一部を固定する第3の工程と、を繰り返すことにより構造物を構築する方法であって、
    予め、前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、また、前記構造物の下部の側方に相当する位置に前記スライド方向に延びるように側部レールを設けておき、
    前記第1の工程では、前記構造物の一部の下部の前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を設け、また、前記構造物の一部の下部の側方に、前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を設け、
    前記第2の工程では、前記構造物の一部に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする構造物の構築方法。
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