JP2011058184A - 構造物のスライド構造、構造物のスライド方法、構造物の構築方法 - Google Patents
構造物のスライド構造、構造物のスライド方法、構造物の構築方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】構造物のスライド方向に延びるように鉛直荷重を支持可能な底部レール310を設け、構造物のスライド方向に延びるように、スライド方向に対して垂直な水平荷重を支持可能な側部レール320を設け、底部レール310に当接し、底部レール310に沿って移動可能なローラ支承440を仮設屋根構造の下部に設け、構造物の下部から延びる支持部材400により側部レール320に当接するように側部レール430に沿って移動可能なローラ支承430を支持し、構造物に水平方向に荷重を加える。
【選択図】図8
Description
また、前記構造物は前記スライド方向と鉛直な断面において、左右非対称な構造物であってもよい。
図1に示すように、仮設屋根構造100は、トラス架構からなる平面視略矩形の構造物であり、寺院10の長手方向に延びる両側壁部120,130によって屋根部110が支持されてなる。なお、以下、この側壁部120、130が延びる方向(図1(A)における紙面に鉛直な方向)を前後方向といい、これと直交する方向(図1(A)における左右方向)を横方向という。
まず、図2に示すように、仮設屋根構造100の前後方向の一方(図2(B)の右方)の端部に対向する位置にH型鋼が組まれてなる作業構台500を構築する。作業構台500は、図2(A)(B)に示すように、作業構台500の寺院10側の部分(以下、前部510という)は中央が最も高く周囲に向かって低くなるような階段状を呈しており、また、寺院10と反対側の部分(以下、後部520という)は、前部510の最高高さの半分程度の高さであって、その上部は覆工板で覆われており、この覆工板の上にタワー式クローラクレーンを設置可能な作用床530が設けられている。
図3は、案内架構300の詳細な構成を示し、(A)は図2(A)のI部の拡大図である鉛直断面図、(B)は平面図、(C)は(A)におけるI部の拡大図である。同図に示すように、案内架構300は、基礎301(又は構台140)上に構築された各側壁部120,130の下端に設けられた前後方向に延びる一対のガイド部材305からなり、これらガイド部材305の間には桁材330及びブレース331が掛け渡されている。
油圧ジャッキ720をジャッキダウンさせることで、図8に示すように、水平梁210の下面に取付けられたローラ支承440が底部レール310の上面に当接し、仮設屋根構造100Aの荷重はこのローラ支承440を介して支持されることとなる。なお、鉛直柱200の下部と底部レール310の上面との間にはわずかな隙間が設けられている。
120、130 側壁部 140 構台
200 鉛直柱 210 水平柱
300 案内架構 301 基礎
305 ガイド部材 310 底部レール
320 側部レール 400 支持部材
410 水平部 420 垂直部
430、440 ローラ支承 600 引張架台
620 センターホールジャッキ 630 PC鋼棒
720 油圧ジャッキ
Claims (6)
- 構造物を水平方向にスライドさせるためのスライド構造であって、
前記構造物のスライド方向に延びる底部レールと、
前記構造物の下部に設けられ、前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承と、
前記構造物の下部の側方を前記スライド方向に延びる側部レールと、
前記構造物の下部に設けられ前記側部レールに当接して、前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承と、
を備えることを特徴とするスライド構造。 - 請求項1記載のスライド構造であって、
前記底部レールは長手方向に接続された複数のH型鋼からなり、ウエブが鉛直になるように設置されており、
前記側部レールは長手方向に接続された複数のT型鋼からなり、そのフランジが鉛直となるように、ウエブが前記H型鋼のフランジに接続されていることを特徴とするスライド構造。 - 請求項2項に記載のスライド構造であって、
前記複数のH型鋼同士の接続箇所と、前記複数のT型鋼同士の接続箇所は長手方向に異なる位置に設けられていることを特徴とするスライド構造。 - 請求項1から3のうち何れか1項に記載のスライド構造であって、
前記構造物は前記スライド方向と鉛直な断面において、左右非対称な構造物であることを特徴とするスライド構造。 - 構造物を水平方向にスライドさせる方法であって、
前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、
前記構造物の下部の側方を前記スライド方向に延びるように側部レールを設け、
前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を前記構造物の下部に設け、
前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を前記構造物の下部の側方に設け、
前記構造物に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする構造物のスライド方法。 - 構造物の一部を構築する第1の工程と、前記構築した構造物の一部を所定の位置までスライドさせる第2の工程と、前記所定の位置に前記構造物の一部を固定する第3の工程と、を繰り返すことにより構造物を構築する方法であって、
予め、前記構造物のスライド方向に延びるように底部レールを設け、また、前記構造物の下部の側方に相当する位置に前記スライド方向に延びるように側部レールを設けておき、
前記第1の工程では、前記構造物の一部の下部の前記底部レールに当接して、前記底部レールに沿って移動可能な第1のローラ支承を設け、また、前記構造物の一部の下部の側方に、前記側部レールに当接して前記側部レールに沿って移動可能な第2のローラ支承を設け、
前記第2の工程では、前記構造物の一部に前記スライド方向に荷重を加えることを特徴とする構造物の構築方法。
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CN103669886A (zh) * | 2013-12-20 | 2014-03-26 | 上海市机械施工集团有限公司 | 环形钢结构安装中的安装方法 |
CN106284675A (zh) * | 2016-10-30 | 2017-01-04 | 中冶华天工程技术有限公司 | 一种对称双连跨柱面网壳结构整体滑移施工辅助装置及施工方法 |
Citations (3)
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JPS53130813A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-15 | Takenaka Komuten Co | Sliding method for steel frame truss |
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JPH08333898A (ja) * | 1995-06-08 | 1996-12-17 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建物ブロック等の垂直、水平運搬用架台 |
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