JP2011056537A - 溶湯感知センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 バリ残りを防止し、誤った信号を発しないように改良した溶湯感知センサを提供する。
【解決手段】 溶湯と接触するホルダー3の面3gと、金型11と接触するホルダー3の外周面3hによって形成される角部に面取りを有する構成とした。また、溶湯と接触するホルダー3の面3gと、碍子2と接触するホルダー3の内周面(凹孔3bの一部)によって形成される角部に面取りを有する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は金型内に配置される溶湯感知センサに関するものである。
図3は従来の溶湯感知センサ100であり、電極棒101と、これを支持するセラミック製の碍子102と、センサ本体部分を形成する熱間工具鋼(SKD6又はSKD16)製のホルダー103と、電極棒101の後端に接続された配線109等からなっている。そして、この種の溶湯感知センサ100は、金型のガス抜き通路に電極棒101の先端を臨ませて装着され、ガス抜き通路を通過する溶湯が電極棒101とホルダー103に同時に接触した時の電気的短絡により、溶湯の到達を感知し、電気信号を外部へ伝達するものである。こうした従来の構成の溶湯感知センサは下記特許文献1に開示されている。
実公平3−2361号公報
しかし、上記の構成では、ダイカスト法による鋳造を続けていると、熱間工具鋼製のホルダー103が熱膨張を繰り返し、ホルダー103と金型との間あるいはホルダー103と碍子102との間に小さい隙間が生じることがあった。この隙間に溶湯が差し込むことにより生じる薄いバリ110は図4に図示するように円形または半円形に形成され、ある程度の長さを持ったものとなる。バリ110が残った状態でダイカスト法が行われると、キャビティの真空吸引時にこのバリ110の一部が引き込まれ、それが電極棒101の先端に接触し、電極棒101とホルダー103あるいは金型の間で電気的短絡が発生し、溶湯感知センサが誤った信号を発するという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、簡単な構成でバリ残りを防止し、誤った信号を発しないように改良した溶湯感知センサを提供するものである。
上記の目的を達成するために、本発明の溶湯感知センサは、溶湯と接触するホルダーの面と、金型と接触するホルダーの外周面によって形成される角部に面取りを有する構成とした。また、溶湯と接触するホルダーの面と、碍子と接触するホルダーの内周面によって形成される角部に面取りを有する構成とした。
本発明によれば、バリ残りを防止することができるので、溶湯感知センサが誤った信号を発するという問題がなくなり、信頼性の高い溶湯感知センサを提供することができる。
本発明にかかる溶湯感知センサを取り付けた金型の断面図である。 本発明にかかる溶湯感知センサの断面図である。 従来の溶湯感知センサの断面図である。 従来の溶湯感知センサの正面図であり、バリが残った状態を示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、ダイカスト用金型10は、固定型11と可動型12とを有し、固定型11と可動型12が合わさることによりキャビティ13が形成される。固定型11と可動型12の分割面にはキャビティ13に連通するガス抜き通路14が設けられている。このガス抜き通路14の端部にはガス抜き弁15が設けられ、このガス抜き弁15はその前端に弁部材15aを備えるとともに、その後端にピストン部15bを備えている。ピストン部15bは作動室16内に収納され、このピストン部15bの前後に圧縮空気源17からの圧縮空気を電磁弁18で選択的に切換えて送ることにより、開閉弁15を開閉するようになっている。固定金型11の下部には、スリーブ19が嵌め込まれ、スリーブ19内に供給された溶湯がプランジャ20によってキャビティ13内に押し込まれるようになっている。
ガス抜き通路14のキャビティ13の近傍には溶湯感知センサ1が設けられている。図2に示すように、溶湯感知センサ1は、固定型11(ダイカスト用金型10)に装着される筒状のホルダー3を有している。ホルダー3はその内部に、軸心が溶湯の流れに対して直交するように配置された電極棒4を収容するものであり、熱間工具鋼製である。ホルダー3の図上左側には凹孔3bが設けられ、ホルダー3の図上右側には凹孔3cが設けられている。そして、凹孔3bと凹孔3cとが連結孔3aによって連結されている。連結孔3aと電極棒4との間には環状の隙間7が形成されている。
溶湯と接触するホルダー3の面3gと、金型11と接触するホルダー3の外周面3hによって形成される角部に面取り加工を施すことにより、面取り3fが形成されている。また、溶湯と接触するホルダー3の面3gと、後述の碍子2と接触するホルダー3の内周面(凹孔3bの一部)によって形成される角部に面取り加工を施すことにより、面取り3eが形成されている。
電極棒4と、ホルダー3(及びダイカスト用金型10)とを電気的に絶縁するための円筒体状のセラミック製碍子2が、ホルダー3の凹孔3b内に嵌合されている。
碍子2の中心部には電極棒4を通すための通孔としての中心孔2bが形成されている。また、碍子2はその前面に平坦面2cを有する。中心孔2bには電極棒4の軸部4aが挿通されている。碍子2における中心孔2bの内径は電極棒4の軸部4aの外径よりも適当寸法だけ大きく設定され、電極棒4と碍子2との間には環状の隙間8が形成されている。この隙間8の大きさは、電極棒4が溶湯と接触することによって温度上昇して熱膨張した際、その膨張力が碍子2に影響しないよう、すなわち、電極棒4が熱膨張しても碍子2における中心孔2bの内周面と接触しないような寸法に設定されている。
電極棒4の先端には頭部4bが取付けられ、この頭部4bは円錐台状をなし、その後端面4cが碍子2の平坦面2cと密着している。頭部4bは電極棒4の先端部に相当する。電極棒4の頭部4bはガス抜き通路14を通過する溶湯に接触可能である。電極棒4の軸部4aはその後側(図上右側)にねじ部4eを有している。ねじ部4eには、電極棒4の後端面4cを碍子2の平坦面2cに密着させて溶湯のホルダー3内への侵入を防止するための電極棒頭部保持体5が取付けられている。この電極棒頭部保持体5は、ホルダー3の凹孔3cの前端壁3dに当接している絶縁ワッシャ5aをバネワッシャ5bを介して押圧する締付ナット5cと、この締付ナット5cの後側に螺合されて締付ナット5cとの間に電極棒4の後端に接続されている配線9を固定するための配線固定ナット5dとを有している。
絶縁ワッシャ5aは電極棒4の軸部4aとホルダー3とを電気的に絶縁し、バネワッシャ5bはその弾性力によって常に電極棒4を図上右側に付勢し、碍子2の平坦面2cと電極棒4の後端面4cを密着させることにより、電極棒4が熱膨張した場合であってもホルダー3内に溶湯が侵入することを防止している。
ホルダー3が装着される固定型11には配線21が接続されている。この配線21と電極棒4の後端に接続された配線9はそれぞれ図示せぬコントローラに接続されている。電極棒4とホルダー3の間には碍子2が設けられることから、配線21と配線9は絶縁状態であるが、溶湯が溶湯感知センサ1の位置に到達し、電極棒4の頭部4bとホルダー3に同時に接触すると電気的短絡が生じる。この電気的短絡が電気信号としてコントローラに伝達されることにより、開閉弁15が閉じられる。
6はOリングであり、隙間7と隙間8の境界の隙間7側に配置されている。
溶湯感知センサ1を用いて行うダイカスト法では、固定型11と可動型12でキャビティ13を形成した後、スリーブ19内に溶湯を供給し、図示せぬ真空排気手段によりキャビティ13を減圧してプランジャ20により溶湯をキャビティ13内に押し込む。キャビティ13を通過した溶湯がガス抜き通路14に到達し、溶湯感知センサ1の電極棒4とホルダー3に同時に接触すると電気的な短絡が生じ、この電気的短絡が電気信号として図示しないコントローラに伝達されてガス抜き弁15が閉じられる。その後、型開きを行い、ダイカスト品をダイカスト用金型10から取り出す。
ダイカスト品をダイカスト用金型10から取り出す時、従来の構成では図4に図示しているように薄いバリ110が溶湯感知センサ100の周りに残っていたが、本発明の溶湯感知センサ1においては、ホルダー3の溶湯に接触する面に面取り3e、3fが加工されているので、薄いバリではなく厚みを持ったバリが生成されることとなり、この厚みを持ったバリは製品にしっかり付いてダイカスト金型10から取り出され、溶湯感知センサ1の周りに残ることがなくなる。
溶湯感知センサの誤作動は、碍子2とホルダー3の間の隙間あるいは碍子2と電極棒4の間の隙間8から離型剤等の水分が侵入し電極棒4とホルダー3が接近している部分(隙間7)で絶縁不良が起きることによっても発生するが、Oリング6を隙間7と隙間8の境界に配置することにより、電極棒4とホルダー3が接近している部分に水分が到達しないようにし、絶縁不良を防ぐことができる。
本発明による溶湯感知センサは、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、ホルダー3の溶湯に接触する面には面取り3e、3fが構成されているが、どちらか一つだけでもよい。また、本実施の形態では、溶湯感知センサ1は固定型11に装着したが、可動型12に装着してもよい。
また、本実施の形態では、溶湯感知センサ1をガス抜き装置に用いたことから、溶湯感知センサ1をガス抜き通路14に配置したが、ダイカスト金型10内において溶湯がどの位置までに達しているかを検知する目的で、溶湯感知センサ1をダイカスト金型10のランナー部22やキャビティ13に配置してもよい。
この発明は、溶湯感知センサについて有用である。
1 溶湯感知センサ
2 碍子
3 ホルダー
3e、3f 面取り
4 電極棒
5 電極棒頭部保持体
6 Oリング
7、8 隙間
9 配線
11 固定型
12 可動型
13 キャビティ
14 ガス抜き通路
15 ガス抜き弁

Claims (2)

  1. ダイカスト用金型に装着されるホルダーと、該ダイカスト用金型内を通過する溶湯に先端部が接触可能になるよう該ホルダー内に収容される電極棒と、該電極棒を該ダイカスト用金型に対して電気的に絶縁するように該ホルダに嵌合される碍子からなり、溶湯が該電極棒と該ホルダーに同時に接触したときの電気的短絡により溶湯の到達を検知する溶湯感知センサにおいて、溶湯と接触する該ホルダーの面と、該金型と接触する該ホルダーの外周面によって形成される角部に面取りを有することを特徴とする溶湯感知センサ。
  2. ダイカスト用金型に装着されるホルダーと、該ダイカスト用金型内を通過する溶湯に先端部が接触可能になるよう該ホルダー内に収容される電極棒と、該電極棒を該ダイカスト用金型に対して電気的に絶縁するように該ホルダに嵌合される碍子からなり、溶湯が該電極棒と該ホルダーに同時に接触したときの電気的短絡により溶湯の到達を検知する溶湯感知センサにおいて、溶湯と接触する該ホルダーの面と、該碍子と接触する該ホルダーの内周面によって形成される角部に面取りを有することを特徴とする溶湯感知センサ。
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