JPH032361Y2 - - Google Patents

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JPH032361Y2
JPH032361Y2 JP5366789U JP5366789U JPH032361Y2 JP H032361 Y2 JPH032361 Y2 JP H032361Y2 JP 5366789 U JP5366789 U JP 5366789U JP 5366789 U JP5366789 U JP 5366789U JP H032361 Y2 JPH032361 Y2 JP H032361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ダイカスト等の射出成形機における
金型内の金属溶湯の湯流れ状況を把握する溶湯感
知センサーに関する。
〔従来の技術〕
射出成形機における溶湯感知センサーとして
は、特開昭61−195853号公報に開示のものがあ
る。すなわち、第4図および第5図に示すよう
に、従来の射出成形機30は、固定金型31に可
動金型32を合せてキヤビテイ33を形成し、そ
の分割面には前記キヤビテイ33に連通するガス
抜き路34が設けられている。前記ガス抜き路3
4の端部には開閉弁35が設けられ、この開閉弁
35はその前端に弁部材35aを備えるとともに
その後端にピストン部35bを備えている。この
ピストン部35bは作動室36内に収納され、こ
のピストン部35bの前後に圧縮空気源37から
の圧縮空気を電磁弁38を切換えて選択的に送る
ことにより前記開閉弁35を開閉するようにして
いる。
前記ガス抜き路34のキヤビテイ33の近傍に
は溶湯感知センサー40が設けられ、この溶湯感
知センサー40には配線41,41が接続されて
いる。なお、前記固定金型31の下部には、スリ
ーブ42が嵌め込まれ、このスリーブ42内に供
給された溶湯がプランジヤ43によつてキヤビテ
イ33内に押し込まれる。
前記ガス抜き路34に設けられている溶湯感知
センサー40は、第5図に示すように、固定金型
31内に収納された筒状のホルダー45を有し、
このホルダー45内に2本の電極棒46,46が
並列配置されている。前記電極棒46は太い根幹
部46aとそこから前記ガス抜き路34中に突出
する感知部46bを備え、この感知部46bはセ
ラミツク製碍子47内を貫通して伸びている。前
記根幹部46aの後端部も碍子48によつて支持
されて電極棒46が金型に対して電気的に絶縁さ
れている。
金属溶湯がガス抜き路34に到達すると、この
金属溶湯が感知部46bの2本に同時に接触する
ことにより、電気的短絡が生じ、前記配線41,
41を介して図示しないコントローラに伝達さ
れ、ガス開閉弁35が閉じられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来の溶湯感知センサー40におい
ては、前記金属製の電極棒46の感知部46b
と、セラミツク製の碍子47は、溶湯の浸入を防
止すべく隙間なく密着させてある。電極棒46の
熱膨張係数は、セラミツク製碍子47のそれより
も大きいので、電極棒46が金属溶湯との接触に
より温度上昇して膨張した際に、電極棒46の膨
張力によつて碍子47が破損するおそれがある。
これを防止するために、電極棒46と碍子47と
の間に隙間を設けると、この隙間から溶湯が浸入
し絶縁機能が損われる。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、この目的とする
ところは、電極棒と碍子の熱膨張係数の違いによ
つて生じる碍子の破損を防止し、寿命の長い溶湯
感知センサーを提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案は、金型内に装着されるホルダ
ーと、このホルダー内に金型内を通過する金属溶
湯と接触可能に支持された電極棒と、この電極棒
を金型に対して電気的に絶縁するように配設した
碍子とからなり、この碍子内に形成した通孔を通
して電極棒を伸ばし、溶湯が電極棒と金型に同時
に接触したときの電気的短絡により金属溶湯の到
達を検知する溶湯感知センサーにおいて、前記碍
子内の通孔と電極棒との間に隙間を設けるととも
に、前記電極棒の溶湯と接触する溶湯接触端を拡
大して頭部を形成し、この頭部を前記碍子の溶湯
通過側端面に押し付けることにより前記隙間の開
口端部を閉塞するようにした。
〔作用〕
金型内に保持されるホルダーの溶湯検知側に電
極棒を支持する碍子を設けるとともに電極棒の溶
湯検知側を拡大して頭部を形成し、前記碍子に電
極棒を通すための通孔を形成し、この通孔と電極
棒との間に隙間を設け、この隙間によつて電極棒
の熱膨張を吸収し、前記隙間の溶湯検知側端部
を、前記電極棒の頭部を碍子の端面に押し付ける
ことによつて閉塞して溶湯の隙間への浸入を防止
する。
このように構成することにより、溶湯感知セン
サーをガス抜き装置の一部としてあるいは湯流れ
状態検知装置として使用しても電極棒の熱膨張に
より、これを電気的絶縁状態で支持している碍子
が破損されることがなくなるし、隙間内へ溶湯の
浸入により検知能力が失われるというようなこと
がない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例につい
て説明する。
第1図において、本考案の溶湯感知センサーA
は、電極棒1を保持するための筒状の金属製ホル
ダー3を有し、このホルダー3の図上右側には凹
孔3bが設けられ、ホルダー3の図上左側には凹
孔3cが設けられている。そして、前記凹孔3b
と凹孔3cが連結孔3aによつて連結されてい
る。
前記凹孔3b内には、電極棒1とホルダー3と
を電気的に絶縁するための円筒体状の碍子2が収
納され、この碍子2の中心部には電極棒1を通す
ための通孔としての中心孔2aが形成されるとと
もに、その図上右端部(溶湯検知側端部)にはラ
ツパ状の拡開傾斜面2bが形成されている。
前記電極棒1は、前記ホルダー3の中心部にお
いて長手方向に伸びており、軸部1aとこの軸部
1aの先端に拡大して形成された頭部1bからな
り、この頭部1bは前記碍子2の拡開傾斜面2b
に係合する拡開傾斜面1cと溶湯に接触する検知
部1dとを有する。前記軸部1aはその後側(図
上左側)にねじ部1eを備えている。
前記碍子2における中心孔2aの内径Dは、前
記電極棒1の軸部の外径dよりも適当寸法だけ大
きく設定され、これにより、電極棒1と碍子2と
の間には環状の隙間4が形成されている。
この隙間4の大きさは、電極棒1が溶湯と接触
することによつて温度上昇して熱膨張した際、そ
の膨張力が碍子2に影響しないよう、すなわち、
電極棒1が熱膨張しても碍子2における中心孔2
aの内周面と接触しないような寸法に設定されて
いる。
前記ねじ部1eには、電極棒1の頭部1bの拡
開傾斜面1cを碍子2の拡開傾斜面2bに密着さ
せて隙間の溶湯検知側開口端を閉塞して溶湯のホ
ルダー3内への浸入を防止するための電極棒頭部
保持体Hが取り付けられている。この保持体Hは
前記ホルダー3の凹孔3cの前端壁3dに当接し
ている絶縁ワツシヤ5と、この絶縁ワツシヤ5を
バネワツシヤ6を介して押圧する締付ナツト7
と、このナツト7の後側に螺合され前記締付ナツ
ト7との間に電極棒1に接続されている配線9を
固定するための配線固定ナツト8とを有してい
る。前記絶縁ワツシヤ5は電極棒1の軸部1aと
ホルダー3とを電気的に絶縁し、前記バネワツシ
ヤ6はその弾性力によつて常に電極棒1を図上左
側に付勢し、電極棒1が熱膨張した場合において
も前記碍子2と電極棒1の頭部1bの両拡開傾斜
面とを密着せしめ溶湯のホルダー3内への浸入を
防止する。
このように、電極棒1が温度上昇により軸方向
に伸長し、締め付けが緩むのを前記バネワツシヤ
6がカバーしているが、電極棒1の締め付けを該
電極棒1の温度を使用温度まで高めた状態で行な
うようにすれば、緩み防止をより確実なものとす
ることができる。
本実施例においては、電極棒1の軸部1aと碍
子2の中心孔2aとの間に隙間4を設けて電極棒
1の熱膨張による碍子2への影響をなくすととも
に、前記電極棒1の溶湯との接触端の頭部1bを
拡大形成し、該頭部1bを前記碍子2の前端面へ
密着させることによつて、隙間4への溶湯の浸入
を防止している。したがつて、射出時に電極棒1
の熱膨張により碍子2が破壊することもなく、そ
の絶縁機能も害されることがない。
第2図は、本考案の他の実施例を示したもので
あり、ホルダー3の前部に形成された前記凹孔3
bには、碍子10が収納され、この碍子10はそ
の前面に平坦面10aを有するとともに通孔とし
ての中心孔10bを備え、この中心孔10b内に
電極棒11の軸部11aが挿通されている。この
電極棒11の軸部11aと碍子10の中心孔10
b間には第1図と同様に隙間4が形成されてい
る。前記電極棒11の先端には頭部11bが取り
付けられ、この頭部11bは円錐台状をなし、そ
の後端面11cが碍子10の平坦面10aと密着
している。
すなわち、ホルダー3内への溶湯の浸入を防止
するためには、碍子10と電極棒11の頭部11
bとの平坦面同士を密着させてもよい。
前記電極棒1の材質としては、電気的に良導体
であり、かつ金属溶湯に侵食され難く、また酸化
膜を形成し難いものが適当であり、例えば、ステ
ンレス、ステライト、導電性サイアロン、チタン
ナイトライド、窒化チタン、炭化チタン等か又
は、TiN,TiC,TiCN等の表面処理を施したも
のが適用される。
また、前記碍子2および絶縁ワツシヤ5の材質
としては、電気的に絶縁体であり、金属溶湯に侵
食され難く、耐熱性に優れた、例えば、アルミ
ナ、窒化珪素、サイアロン、シリカ等のセラミツ
クスが適用される。
本考案の溶湯感知センサーAは、ガス抜き装置
における溶湯の検知手段として用いられるばかり
でなく、以下に示すような態様でも使用され得
る。
第3図において、固定金型20と移動金型21
間にキヤビテイ22が形成され、このキヤビテイ
22内にスリーブ23内に注入された溶湯がプラ
ンジヤ24にランナー25を介して供給される。
前記キヤビテイ22には、複数(例えば2個の
溶湯感知センサーA,Aが臨まされ、これらセン
サーAからは配線9が伸びている。更に、前記ラ
ンナー25にも溶湯感知センサーAが臨まされ、
このセンサーAからも配線9が伸ばされている。
また、移動金型21には配線13が接続されてい
る。
金属溶湯がキヤビテイ22に充填され、溶湯感
知センサーAに到達するまでは、配線9と、移動
金型21に接続した配線13との間は絶縁状態で
あるが、溶湯が溶湯感知センサーAに到達し、電
極棒1と移動金型21内部に同時に接触すると、
両配線9,13の間に電気的に短絡する。
金属溶湯がそれぞれの感知センサーAに到達し
た時、感知信号を発生するので、その信号を計測
すると、キヤビテイ22内の湯流れ状態、湯流れ
速度等を測定することができる。また、同様にし
てランナー25に臨ませて配置した溶湯感知セン
サーAに金属溶湯が到達し、電極棒1と移動金型
21に同時に接触すると、両配線9,13の間は
電気的に短絡する。この時に発生する感知センサ
ーの信号を利用して、プランジヤ24の射出速度
を低速から高速に切換えることができる。
なお、第3図においては、各溶湯感知センサー
Aは移動金型21内に配設しているが、固定金型
20内に配設してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は、前述のとおり構成されているので、
電極棒が温度上昇して熱膨張しても、隙間によつ
て吸収され、碍子が直接影響されることはなく、
前記電極棒と碍子との熱膨張係数の違いによつて
生じる碍子の破損が防止されることになり、当該
溶湯感知センサーの寿命の長期化を図ることがで
きる。したがつて、ダイカスト法において、金型
に対して溶湯感知センサーを交換する時間の浪費
がなくなり、鋳造品の生産性を向上でき、また、
射出成形機におけるガス抜き弁の閉弁動作をする
ための溶湯感知信号発生用として使用した場合、
当該溶湯感知センサーの電気絶縁故障がなく、寿
命も長期化するために、閉弁作動の信頼性が大き
く、かつ誤動作によるトラブル発生がなくなる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る溶湯感知センサーの実施
例を示す縦断側面図、第2図は同溶湯感知センサ
ーの他の実施例を示す一部縦断側面図、第3図は
同実施例の一使用例を示す縦断側面図、第4図は
従来のガス抜き装置の一実施例を示す縦断側面
図、第5図は従来の溶湯感知センサーを示す縦断
側面図である。 1,11……電極棒、2,10……碍子、3…
…ホルダー、4……隙間、A……溶湯感知センサ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型内に装着されるホルダーと、このホルダー
    内に金型内を通過する金属溶湯と接触可能に支持
    された電極棒と、この電極棒を金型に対して電気
    的に絶縁するように配設した碍子とからなり、こ
    の碍子内に形成した通孔を通して電極棒を伸ば
    し、溶湯が電極棒と金型に同時に接触したときの
    電気的短絡により金属溶湯の到達を検知する溶湯
    感知センサーにおいて、前記碍子内の通孔と電極
    棒との間に隙間を設けるとともに、前記電極棒の
    溶湯と接触する溶湯接触端を拡大して頭部を形成
    し、この頭部を前記碍子の溶湯通過側端面に押し
    付けることにより前記隙間の開口端部を閉塞する
    ようにしたことを特徴とする溶湯感知センサー。
JP5366789U 1988-05-16 1989-05-09 Expired JPH032361Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5366789U JPH032361Y2 (ja) 1988-05-16 1989-05-09

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6485188 1988-05-16
JP5366789U JPH032361Y2 (ja) 1988-05-16 1989-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0248258U JPH0248258U (ja) 1990-04-03
JPH032361Y2 true JPH032361Y2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=31718109

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JP5366789U Expired JPH032361Y2 (ja) 1988-05-16 1989-05-09

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JPH0248258U (ja) 1990-04-03

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