JP4879063B2 - 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 - Google Patents

鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 Download PDF

Info

Publication number
JP4879063B2
JP4879063B2 JP2007085356A JP2007085356A JP4879063B2 JP 4879063 B2 JP4879063 B2 JP 4879063B2 JP 2007085356 A JP2007085356 A JP 2007085356A JP 2007085356 A JP2007085356 A JP 2007085356A JP 4879063 B2 JP4879063 B2 JP 4879063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
detection electrode
mold
base
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007085356A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008238243A (ja
Inventor
敬 大槻
一人 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2007085356A priority Critical patent/JP4879063B2/ja
Publication of JP2008238243A publication Critical patent/JP2008238243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4879063B2 publication Critical patent/JP4879063B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

本発明は、鋳造時に起こり得る溶湯の漏れを検知する鋳造装置の溶湯漏れ検知機構に関する。
鋳造は、機械加工や塑性加工等に比べ成形可能な形状の自由度が高く、またコスト面でも優位であることから、自動車、船舶、工作機械をはじめ、種々の分野における金属製品の製造に用いられている。
このように、鋳造は非常に優れた成形技術であるが、一方で、鋳造作業時にはその安全性に留意する必要がある。
すなわち、鋳型の型合わせの初期不良などで、鋳型のパーティングライン部分から鋳型内に注入された溶湯が漏れ出す場合、この漏れ出した溶湯が鋳型の周辺に配設される配線や鋳型の上型を昇降させるラム等に接触すると、鋳造作業そのものに支障を来し、最悪の場合には、鋳造作業が不可能となる恐れがある。そのため、溶湯漏れを早期に検知することが必要となる。
この種の溶湯漏れを検知するための手段としては、鋳型を載置するダイベース上に点状のセンサーを設け、このセンサーに鋳型から漏れ出した溶湯が接触した際の物理的変化(例えば温度変化や電気的変化)等を検知するものが一般的である。しかしながら、この種のセンサーでは、どうしても検知できる範囲が限られるため、検知精度としては不十分であった。
例えば、鋳型にチャンバーを被せ、そのチャンバー内の空間を減圧することにより、鋳型内のキャビティを間接的に減圧して、溶湯をそのキャビティ内に吸引する吸引鋳造装置の湯漏れ検出装置が特開平6−55254号公報(特許文献1)に開示されている。この検出装置は、鋳型を囲むように、チャンバーの内側面の下端に沿って配設された2本の絶縁被覆電極と、絶縁被覆電極の各々の電極部分が相互に電気的に接続されたことを検出する接続状態検出手段とを有するものであり、鋳型から漏れた溶湯が絶縁被覆を溶かすことで、当該溶湯が各々の電極部分と接触し、これにより形成された電極間の電気的接続状態を検出するものである。
特開平6−55254号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の溶湯漏れ検知装置は、吸引式の鋳造装置を対象としたものであり、鋳型を覆うチャンバーを有しない鋳造方法においては、同様の検知装置をそのまま使用することはできない。チャンバーの内側面に代えて鋳型を載置するダイベース上に上記2本の絶縁被覆電極を配設する構成も考えられるが、この場合には、2本の絶縁被覆電極の絶縁被覆を何れも溶かして内側の電極部分を露出させる必要があり、一方の絶縁被覆のみが溶けただけでは溶湯の漏れを検出できない欠点がある。そのため、少量の溶湯漏れの場合など、検出精度が十分とはいえない問題があった。
また、特許文献1記載の検出装置では、検出時に絶縁被覆を溶かして電極部分を露出させるので、露出した電極部分が直接チャンバーと接触する恐れがある。そのため、次回以降の鋳造には当該絶縁被覆電極を使用することができず、再利用性の点で問題があった。特に、この種の鋳造装置では、ダイベース等の基盤はそのままに鋳造品種の変更に伴い鋳型のみを交換する場合があり、かかる鋳型変更を効率よく実施する場合には、型合わせの初期不良も見込んでその度に溶湯漏れを確実に検知可能なように構成する必要がある。
以上の事情に鑑み、本発明では、溶湯漏れの検知精度を高めて、安全な鋳造作業を長期にわたり保障することのできる鋳造装置の溶湯漏れ検知機構を提供することを技術的課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、溶湯保持炉からストークを介して溶湯が注入される鋳型と、鋳型が載置される金属製の基盤とを備えた鋳造装置の溶湯漏れ検知機構であって、基盤上に配設され、鋳型を全周にわたって包囲する検知電極と、検知電極と基盤との間の電気的接続の有無を検知する検知器とを備え、検知電極は、耐熱性を有する絶縁部材で部分的に覆われ、検知電極の絶縁部材で覆われた部分が基盤と接触し、検知電極の絶縁部材で覆われていない部分が基盤から上方に離隔し、かつ、鋳型から漏れ出た溶湯が検知電極の絶縁部材で覆われていない部分と接触することで検知電極と基盤との間が電気的に接続される、鋳造装置の溶湯漏れ検知機構を提供する。
このように、本発明は、(1)溶湯漏れを検知するための検知電極を鋳造装置の基盤上に配設し、基盤との間の電気的接続で溶湯漏れを検知する点、(2)鋳型を全周にわたって包囲するように検知電極を配設した点、(3)検知電極を部分的に絶縁部材で覆い、検知電極を基盤から上方に離隔して配置すると共に、絶縁部材で覆われていない部分と漏れ溶湯とが接触することで検知電極と基盤とが電気的に接続されるようにした点、および(4)基盤と接触する絶縁部材を耐熱性を兼ね備えたものとした点、の4点を技術的特徴とするものである。
すなわち、特徴(1)の如く、検知電極と基盤との間の電気的接続で溶湯の漏れを検知するようにしたので、従来のように複数電極の絶縁被膜を溶かす必要がない。そのため、一方の絶縁被覆のみが溶けた場合に溶湯漏れが検知できない事態を避けて、かかる溶湯漏れの検知精度を高めることができる。また、特徴(2)の如く、検知電極を鋳型を包囲するように配設したので、溶湯の漏れ出す方向によっては検知できないといった不具合を解消して、溶湯の漏れを確実に検知することができる。
また、併せて、特徴(3)の如く、検知電極を部分的に絶縁部材で覆うようにしたので、検知電極を基盤と非接触にすることができ、非溶湯漏れ時における誤検知を回避することができる。また、検知電極の絶縁部材で覆われていない部分を漏れ溶湯とが接触することで検知電極と基盤とが電気的に接続させるようにしたので、絶縁部材からの露出位置を溶湯の漏れ態様に応じて適宜調整することで、漏れ溶湯の全方位にわたる確実な検知が可能となる。
さらには、特徴(4)の如く、基盤と接触する絶縁部材を、耐熱性を兼ね備えたものとしたので、非溶湯漏れ時には、基盤と検知電極との間は常に絶縁状態となる。かつ、溶湯の漏れ時、溶湯が絶縁部材と接触しても溶けることはない。また、耐熱性を有する絶縁部材によって溶湯から実電極部分(導線など)が熱的に保護される。従って、鋳型の変更等が必要となる場合であっても、繰り返し溶湯漏れの検出に利用することができ、長期間にわたって溶湯漏れに対する検出精度を維持することができる。
上記構成の検知電極は、例えば鋳型からの漏れ溶湯に対する堰を構成することが可能である。上述のように、チャンバーのような密閉部材を必要としない方式の鋳造を実施する場合、溶湯の漏れを検知してから注湯作業を停止するまでの間、溶湯の装置外への流出を止めることができない。これに対して、検知電極で漏れ溶湯に対する堰を構成するようにすれば、たとえ上面がフラットな基盤で、漏れ出た溶湯を食い止める側壁部を有さない装置構造であったとしても、鋳型を全周にわたって包囲するよう配設した検知電極で構成される堰が、溶湯の検知と同時に溶湯の装置外への漏れ出しを阻止して、周辺部分の損傷を抑えることができる。
また、検知電極は、導線と、導線を内周に挿通した複数の絶縁部材と、導線を内周に挿通し絶縁部材より小径の複数の導電部材とで構成されるものであってもよい。このように構成された検知電極であれば、非溶湯漏れ時、基盤は絶縁部材とのみ接触し、かつ、溶湯漏れ時、基盤上を流れ出た溶湯が導電部材と接触することで、導電部材と接する導線が基盤と電気的に接続される。そのため、導線は溶湯と直接触れずに済み、熱による損傷を防ぐことができる。また、この検知電極を、複数の絶縁部材と導電部材とを導線の長手方向に交互に配設して、いわゆる数珠状に配列して構成するようにすれば、導線の変形にある程度倣って絶縁部材と導電部材との間でその向きを自由に変えることができる。従って、配設すべき基盤あるいは包囲すべき鋳型の形状によらず、その配置態様を自由に設定することができる。
このように、本発明によれば、溶湯漏れの検知精度を高めて、安全な鋳造作業を長期にわたり保障することのできる鋳造装置の溶湯漏れ検知機構を提供することができる。
以下、本発明に係る鋳造装置の溶湯漏れ検出機構の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る溶湯漏れ検知機構およびこの検知機構を構成する基盤を備えた鋳造装置の断面図を示す。同図に示す鋳造装置10は、低圧鋳造に使用されるもので、鋳型11と、鋳型11が載置されるダイベース12と、ダイベース12の下方に設置されるストーク13と、ストーク13の下端を収容し、内部に溶湯14を保持可能な溶解炉15とを主たる構成要素として備える。この鋳造装置10において、溶解炉15内にエア圧を付与して溶解炉15内の溶湯液面14aを押し下げることで、ストーク13を介して溶湯14が鋳型11内部に注入される。そして鋳型11内に注入された溶湯14が所定時間後凝固することで鋳造品が成形され、この鋳造品を型開きにより取出すことで鋳造作業が完了する。
鋳造装置10の溶湯漏れ検知機構20は、ダイベース12上に載置配設され、同じくダイベース12上に載置配設される鋳型11を全周にわたって包囲する検知電極21と、検知電極21とダイベース12とにそれぞれ電気的に接続され、検知電極21とダイベース12との電気的な接続状態の有無を検知する検知器22とを主に備える。
ここで検知電極21は、導線23と、導線23を内周に挿通可能な複数の鉄製ワッシャ24と、導線23を内部に挿通可能としかつ鉄製ワッシャ24より大径の複数のセラミック製筒体25とで構成される。
この実施形態では、検知電極21は、共に導線23の周囲を覆う複数の鉄製ワッシャ24とセラミック製筒体25とを、導線23の長手方向に交互に配設することで構成される。隣接するセラミック製筒体25と鉄製ワッシャ24とは固定されていない。この場合、検知電極21をダイベース12上に載置した状態では、セラミック製筒体25のみがダイベース12と接触し、セラミック製筒体25より小径の鉄製ワッシャ24および鉄製ワッシャ24内に挿通される導線23はダイベース12から上方に離隔した位置に配置される。ここで、鉄製ワッシャ24とダイベース12表面との隙間は例えば2mm程度であり、漏れ出た溶湯14がこの隙間を通過して外部に流れ出ない(言い換えると、接触と共に冷却して凝固する)程度の大きさに設定される。
また、鉄製ワッシャ24やセラミック製筒体25の外径寸法は、後述するように、これらの筒体24、25が漏れ溶湯に対する堰として機能するため、ダイベース12上を伝って流れてくる溶湯14の高さを考慮に入れて設定するのがよい。
上述の如き構成をなす溶湯漏れ検知機構20において、鋳型11内に注入した溶湯14が何らかの原因で鋳型11の外に漏れ出た場合、漏れ出た溶湯14は、ダイベース12上を伝って鋳造装置10外へと流出する。ここで、ダイベース12上には、鋳型11を全周にわたって包囲する検知電極21が配設されているため、ダイベース12上を伝って鋳造装置10外へと流れる溶湯14が検知電極21を構成する鉄製ワッシャ24およびセラミック製筒体25と接触する。このうち、鉄製ワッシャ24と接触した溶湯14により、導線23と、溶湯14を介して鉄製ワッシャ24と接触するダイベース12との間で電気的接続状態が形成される。よって、この電気的接続状態が電気抵抗の低下(定圧下では電流量の増加)として検知器22で検知され、例えば制御部に停止信号を伝達することで、鋳型11への溶湯14の注入作業を停止する。
このように、検知電極21の鉄製ワッシャ24との間の電気的接続で溶湯14の漏れを検知するようにしたので、ダイベース12上を流れる溶湯14が鉄製ワッシャ24に到達するのと同時に溶湯14の漏れを検知できる。また、検知電極21を鋳型11を包囲するように配設したので、溶湯14の漏れ出し方向によらず、その漏れを確実に検知することができる。
また、検知電極21をなす導線23を絶縁性のセラミック製筒体25で覆うことで、検知電極21をなす導線23および鉄製ワッシャ24をダイベース12と非接触にすることができ、非溶湯漏れ時における誤検知を回避することができる。また、導線23のうちセラミック製筒体25から露出した部分の外周には、鉄製ワッシャ24が配設されることで、鉄製ワッシャ24のうち鋳型11の側に向いた領域が鋳型11から漏れ出た溶湯14と接触する。従って、鉄製ワッシャ24を介して導線23とダイベース12との間で電気的な接続状態が形成される。
また、ダイベース12と接触する絶縁性の筒体25を絶縁性および耐熱性を兼ね備えたセラミック製としたので、非溶湯漏れ時には、ダイベース12と検知電極21との間は常に絶縁状態となる。かつ、溶湯14の漏れ時、溶湯14がセラミック製筒体25と接触しても溶けることはない。従って、鋳型11の変更等が必要となる場合であっても、繰り返し溶湯漏れの検出に利用することができ、長期間にわたって鋳造時の安全性を確保することができる。
また、この実施形態では、鋳型11を全周にわたって包囲する検知電極21の外郭を構成するセラミック製筒体25と鉄製ワッシャ24とで漏れ溶湯に対する堰を構成するようにした。言い換えると、セラミック製筒体25と鉄製ワッシャ24の外径寸法を堰として機能し得る程度の大きさとした。そのため、図1に示すように、載置面がフラットなダイベース12で、チャンバーの如き側壁部を有さない鋳造装置10であっても、鋳型11の周囲に配設したセラミック製筒体25もしくは鉄製ワッシャ24が漏れ溶湯の検知と同時に、この漏れ溶湯を検知電極21の内側で食い止めて、周辺部への損傷を極力小さく抑えることができる。
なお、この実施形態では、検知電極21を構成する鉄製ワッシャ24が、図2に示すように、ダイベース12との間に対向すき間を設けているが、この対向すき間は、上述の如く、漏れ出た溶湯14がこの隙間を通過して外部に流れ出ない程度の大きさに設定されている。そのため、漏れ溶湯が鉄製ワッシャ24とダイベース12との対向すき間から、検知電極21の外側に漏れ出る恐れはない。
また、この実施形態では、検知電極21を、共に導線23の周囲を覆う複数の鉄製ワッシャ24とセラミック製筒体25とを、導線23の長手方向に交互に配設することで検知電極21を構成した。そのため、導線23の変形にある程度倣って、セラミック製筒体25と鉄製ワッシャ24との間でその向きを自由に変えることができる。従って、検知電極21を配設すべきダイベース12あるいは包囲すべき鋳型11の形状によらず、その配置態様を自由に設定することができる。また、かかる構成であれば、各構成部品が単純な形態をなしそのアセンブリも容易であるから、低コストにこの検知電極21を製作することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明に係る溶湯漏れ検出機構は、本発明の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、検知電極21に関し、上記実施形態では、検知電極21の外郭を構成する鉄製ワッシャ24とセラミック製筒体25とを共に断面真円状とした場合を説明したが、これ以外の形状を採ることも可能である。例えば図示は省略するが、各筒体(セラミック製筒体25、鉄製ワッシャ24)の外郭断面形状を、多角形形状あるいは楕円形状とすることも可能である。この場合には、ダイベース12との接地面積が増加するので、ダイベース12上での載置安定性あるいは固定力を高めることができる。もちろん、フラットなダイベース12の上面に、検知電極21を保持するための溝などを設けることによっても検知電極21を確実に所定位置に設置することができる。
あるいは、これら筒体を3重に重ね合わせた構造とすることも可能である。すなわち、図示は省略するが、導線23の外周に鉄製ワッシャ24を配設し、更にこの鉄製ワッシャ24の外周にセラミック製筒体25を配設すると共に、最外殻となるセラミック製筒体25の一部を開口した形状とすることで、セラミック製筒体25の内側に位置する鉄製ワッシャ24が一部露出する。従い、この鉄製ワッシャ24の露出部分を例えば鋳型11の側に向けて配設し、一部露出した鉄製ワッシャ24と漏れ溶湯とが接触することでダイベース12と検知電極21が電気的に接続された状態となり、溶湯の漏れが検知可能となる。
また、検知電極21のセラミック製筒体25(絶縁部材)を除く部分は、必ずしも導線23と鉄製ワッシャ24とで構成する必要はなく、セラミック製筒体25などの絶縁部材で周囲を覆うことが可能な限りにおいて、種々の形態を採ることが可能である。
また、漏れ溶湯と検知電極21の導電部分(ここでは導線23)との間の絶縁状態を形成し、かつ、漏れ溶湯に対する耐熱性を有する材料である限りにおいて、絶縁部材をセラミック以外の材料で形成することも可能である。また、導電部材に関しても、導電性を有する材料であれば、例えば鉄以外の金属で形成することが可能である。もちろん、導電部材についても、漏れ溶湯に対する耐熱性を有する(溶湯14を構成する金属よりも融点の高い)材料で構成するのが好ましい。
本発明の一実施形態に係る鋳造装置、およびこの鋳造装置に用いる漏れ溶湯検知機構の断面図である。 検知電極の周辺を部分的に拡大して示す斜視図である。
符号の説明
10 鋳造装置
11 鋳型
12 ダイベース
14 溶湯
20 検知機構
21 検知電極
22 検知器
23 導線
24 鉄製ワッシャ
25 セラミック製筒体

Claims (3)

  1. 溶湯保持炉からストークを介して溶湯が注入される鋳型と、該鋳型が載置される金属製の基盤とを備えた鋳造装置の溶湯漏れ検知機構であって、
    前記基盤上に配設され、前記鋳型を全周にわたって包囲する検知電極と、
    前記検知電極と前記基盤との間の電気的接続の有無を検知する検知器とを備え、
    前記検知電極は、耐熱性を有する絶縁部材で部分的に覆われ、前記検知電極の前記絶縁部材で覆われた部分が前記基盤と接触し、前記検知電極の前記絶縁部材で覆われていない部分が前記基盤から上方に離隔し、かつ、
    前記鋳型から漏れ出た溶湯が前記検知電極の前記絶縁部材で覆われていない部分と接触することで前記検知電極と前記基盤との間が電気的に接続される、鋳造装置の溶湯漏れ検知機構。
  2. 前記検知電極で前記漏れ溶湯に対する堰を構成する請求項1記載の溶湯漏れ検知機構。
  3. 前記検知電極が、導線と、該導線を内周に挿通した複数の前記絶縁部材と、前記導線を内周に挿通し前記絶縁部材より小径の複数の導電部材とで構成され、複数の前記絶縁部材と前記導電部材とが前記導線の長手方向に交互に配設されている請求項1記載の溶湯漏れ検知機構。
JP2007085356A 2007-03-28 2007-03-28 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構 Expired - Fee Related JP4879063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007085356A JP4879063B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007085356A JP4879063B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008238243A JP2008238243A (ja) 2008-10-09
JP4879063B2 true JP4879063B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39910204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007085356A Expired - Fee Related JP4879063B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4879063B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108380846A (zh) * 2018-03-21 2018-08-10 海纳川(滨州)轻量化汽车部件有限公司 升液管试漏检测方法和装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5274347B2 (ja) * 2009-04-10 2013-08-28 株式会社ブリヂストン 溶湯漏れ検出方法および検出装置
JP5286454B1 (ja) * 2013-01-23 2013-09-11 本田技研工業株式会社 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構
CN105108109A (zh) * 2015-09-17 2015-12-02 中信戴卡股份有限公司 一种用于控制压铸机的压强的装置及方法
CN109773154B (zh) * 2019-03-29 2023-11-03 中信戴卡股份有限公司 压铸机跑液检测装置
CN110262585B (zh) * 2019-07-11 2020-11-17 解波 一种熔融金属液检测装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113484A (en) * 1978-02-23 1979-09-05 Hiroshi Kawasaki Continuous soybean deodorizing apparatus
US4410269A (en) * 1980-09-08 1983-10-18 Data General Corporation Apparatus and method for testing a rotating polygon mirror
JPS57114944A (en) * 1981-01-05 1982-07-17 Oki Electric Ind Co Ltd Signal processing processor
JPS57153229A (en) * 1981-03-17 1982-09-21 Mitsubishi Electric Corp Detecting device for abnormal temperature of gas insulating apparatus
JPS57153230A (en) * 1981-03-17 1982-09-21 Mitsubishi Electric Corp Detecting device for abnormal temperature of gas insulating apparatus
JPH0232358A (ja) * 1988-07-21 1990-02-02 Canon Inc 電子写真感光体
JPH0471767A (ja) * 1990-07-12 1992-03-06 Toyota Motor Corp 湯漏れ検出装置付き減圧鋳造機
JP3092346B2 (ja) * 1992-08-06 2000-09-25 トヨタ自動車株式会社 湯洩れ検出装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108380846A (zh) * 2018-03-21 2018-08-10 海纳川(滨州)轻量化汽车部件有限公司 升液管试漏检测方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008238243A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4879063B2 (ja) 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構
JP5286454B1 (ja) 鋳造装置の溶湯漏れ検知機構
JP2007278804A (ja) 温度センサ及び温度センサの製造方法
GB2334821A (en) Pressure sensitive sensor
WO2015056404A1 (ja) 温度センサおよびその製造方法
JP4348643B2 (ja) 樹脂漏れ検出方法及び樹脂漏れ検出装置
JP5274347B2 (ja) 溶湯漏れ検出方法および検出装置
JP2011020336A (ja) 射出成形機における樹脂漏れセンサ装置
JP2019155613A (ja) コネクタ及びその製造方法
JP6316763B2 (ja) ガラス溶解装置
JP2016500339A (ja) 連続鋳造鋳型のための温度検知器
JP3092346B2 (ja) 湯洩れ検出装置
KR101321610B1 (ko) 파손감지 기능을 구비한 전기로
JP2017177164A (ja) ブレークアウト予知方法
TW202143267A (zh) 常開式感應開關
KR20120011478A (ko) 내압 방폭 온도 센서
JP2023519481A (ja) 射出成形中の漏れ検出に適合された方法及び射出成形マニホールド
JP6282924B2 (ja) コントロールバルブ装置
KR20130083131A (ko) 보호 커버를 갖는 용탕 온도 체크 센서
JP6292868B2 (ja) 一括成形モジュール
KR20080005654A (ko) 용탕 레벨 검출장치
KR20160149530A (ko) 인고트 주형장치
JPH08197209A (ja) 溶融金属侵入の検知構造を有するストッパー
KR200364328Y1 (ko) 열감지센서
JP2023037661A (ja) 射出成形用金型

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees