JP2011056187A - 内視鏡挿入補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】エアチューブのキンクを防止する。
【解決手段】管内自走装置14を、加圧により伸縮し、挿入部軸方向に沿って設けられた第1〜第4伸縮ユニット28a〜28dから構成する。各伸縮ユニット28a〜28dを、オーバチューブ31と、オーバチューブ31を囲む円筒状のバルーン32と、その両端部に固定されるフランジ33a,33bとから構成する。各伸縮ユニット28a〜28cへそれぞれ圧縮空気を給排するエアチューブ42a,43a,43b,44a〜44cを、後方の伸縮ユニットの内部を通して配置する。各エアチューブを、オーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けて配置する。エアチューブを、オーバチューブの外周に螺旋状に巻き付けた形態で弛ませているので、伸縮ユニットが収縮した時に、エアチューブが大きく屈曲することが防止される。
【選択図】図4

Description

本発明は、内視鏡を消化管や人工管路等の管内に挿入させるための内視鏡挿入補助具に関するものである。
従来から、医療分野において、大腸や小腸のような屈曲した消化管内に内視鏡の挿入部を挿入して、消化管内壁面の観察や診断、治療を施すことが行われている(特許文献1及び2参照)。この場合、消化管が複雑に屈曲しかつ比較的自由に動くS字結腸であると、このS字結腸内で挿入部を奥へ進めるためには、手技に熟練度が要求されていた。このため、S字結腸のような複雑に屈曲した消化管内でも挿入部を容易に奥へ進めることができる内視鏡が求められていた。
近年、挿入部の先端部に取り付けられ、この挿入部を消化管内で自走させる自走装置(内視鏡挿入補助具)が開発されている(特許文献3参照)。この自走装置は、挿入部の軸方向に沿って少なくとも3個以上設けられた伸縮ユニットからなる。各伸縮ユニットは、加圧により径方向に膨張するとともに軸方向に収縮する特殊なバルーンを有しており、また、各伸縮ユニットには、それぞれ各加圧用の圧縮空気を給排するエアチューブが接続されている。自走装置は、各伸縮ユニットを所定の順番で収縮・膨張させる、いわゆるミミズの移動を模した蠕動運動を行うことで、挿入部を消化管内で前進または後進させる。
この際に、挿入部先端側の伸縮ユニット(以下、先端側伸縮ユニットという)へ圧縮空気を給排するエアチューブが、挿入部後端側の伸縮ユニット(以下、後端側伸縮ユニットという)と消化管内壁との間に配置されていると、この後端側伸縮ユニットが径方向に膨張したときに、エアチューブが後端側伸縮ユニットと消化管内壁との間で挟まれて閉塞し、圧縮空気の供給ができなくなる。このため、このエアチューブは、後端側伸縮ユニットの内部を通して配置している(特許文献4参照)。
特開平8−89476号公報 特開平7−8447号公報 特表2009−520507号公報(段落0006参照) 特開平5−293077号公報(図9参照)
エアチューブを後端側伸縮ユニットの内部に通した場合、この後端側伸縮ユニットが軸方向に収縮したときに、エアチューブにも軸方向に収縮しようとする力が作用するため、エアチューブが後端側伸縮ユニット内で屈曲する。この際に、エアチューブの屈曲が大きくなると、エアチューブがキンクするおそれがある。ここで、エアチューブのキンクとは、エアチューブが折れ曲がって閉塞してしまう状態である。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、エアチューブ等の給排チューブのキンクを防止可能な内視鏡挿入補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部とからなり、前記先端側固定部と前記基端側固定部との間に配置された前記第1の給排チューブの長さが前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの伸長時における長さよりも長いことを特徴とする。ここで、複数個の伸縮ユニットは、それぞれが1個のオーバチューブと1個の筒状伸縮体から構成されてもよいし、1本のオーバチューブに、複数個の筒状伸縮体を取り付けることにより構成されてもよい。また、第1の伸縮ユニットと第2の伸縮ユニットは、同様の構成を有していれば良く、個々の具体的構成まで同一である必要はない。例えば、径の大きさや軸方向の長さが異なっていてもよい。
前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットの伸縮方向に対して交差する向きに凹凸が生じるように湾曲していることが好ましい。
前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの外周面に沿って湾曲していることが好ましい。
前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの外周に螺旋状に巻きつけられていることが好ましい。
本発明の内視鏡挿入補助具は、第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通って第1の伸縮ユニットに流体を供給する第1の給排チューブを、第2の伸縮ユニットのオーバチューブの伸長時における長さをよりも長くしたので、この第1の給排チューブを密閉空間内部で弛ませた状態で配置することができる。これにより、第2の伸縮ユニットが伸縮したときに、第1の給排チューブに作用する軸方向の力を弛み部分で吸収することができる。その結果、第1の給排チューブのキンクを防止することができる。
また、第1の給排チューブを第2の伸縮ユニットのオーバチューブの外周に螺旋状に巻き付けることにより、筒状伸縮体の収縮に伴い給排チューブも収縮させることができる。その結果、より確実にキンクを防止することができる。
電子内視鏡システムの構成を示す斜視図である。 第1伸縮ユニットの断面図である。 フランジをそれぞれ(A)先端側、(B)後端側から見た斜視図である。 第2〜第4伸縮ユニットの断面図である。 第2伸縮ユニット内のエアチューブを示す斜視図である。 圧縮空気の流れを説明するための説明図である。 管内自走装置の動作を説明するための説明図である。 (A)伸び状態、(B)縮み状態にある伸縮ユニットの断面図である。 直線形状のエアチューブを有する比較例の断面図である。 コイル形状のエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 つづら折り状のエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 図10に示したエアチューブとは異なる形態のつづら折り状のエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 エアチューブをループさせた他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 伸縮ユニットが縮み状態に変形した際に屈曲する部位が予めカーブして形成された他実施形態のエアチューブの側面図である。 図14に示したエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 伸縮ユニットを伸縮させたときの、図14に示したエアチューブの形状の変化を説明するための説明図である。 蛇腹構造を有するエアチューブの斜視図である。 図17に示したエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 図17に示したエアチューブとは異なる他実施形態の蛇腹構造を有するエアチューブの斜視図である。 オーバチューブと一体化されたエアチューブの斜視図である。 伸縮ユニットの伸縮方向と平行な方向に伸縮自在な他実施形態のエアチューブの断面図である。 図21に示したエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 複数の小型バルーンを直列に接続してなるエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 エアチューブの両端部を遊動自在に保持する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 略扁平形状のエアチューブの断面図である。 径の異なるエアチューブを、それぞれ屈曲させた状態を比較した比較図である。 図25に示したエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 流路が仕切り壁で仕切られた他実施形態のエアチューブの斜視図である。 図25に示したエアチューブを有する他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 図28に示したエアチューブにさらに仕切り壁を追加した他実施形態のエアチューブの断面図である。 流路内にボスが設けられた他実施形態のエアチューブの斜視図である。 複数のシングルチューブを並列に連結してなる他実施形態のエアチューブの斜視図である。 肉厚部を有する他実施形態のエアチューブの断面図である。 流路内にコイルバネが設けられた他実施形態のエアチューブの断面図である。 流路内に棒状の弾性体が設けられた他実施形態のエアチューブの断面図である。 外周に補強部材が螺旋状に巻き付けられた他実施形態のエアチューブの側面図である。 外周に補強リングが設けられた他実施形態のエアチューブの側面図である。 流路内に多孔質部材が設けられた他実施形態のエアチューブの断面図である。 周方向に4分割された構造を有する他実施形態のエアチューブの斜視図である。 エアチューブがバルーンの内周面に沿うように固定された他実施形態の伸縮ユニットの断面図である。 他実施形態のフランジをそれぞれ(A)先端側、(B)後端側から見た斜視図である。
[実施形態1−1]
図1において、電子内視鏡システム10は、電子内視鏡11、プロセッサ装置12、光源装置13、管内自走装置(内視鏡挿入補助具)14、自走制御装置15などから構成される。電子内視鏡11は、消化管内に挿入される挿入部16と、電子内視鏡11の把持及び挿入部16の操作に用いられる操作部17と、プロセッサ装置12及び光源装置13に接続するユニバーサルコード18とを備えている。
挿入部16は、可撓性を有する棒状体である。挿入部先端部16aには、図示は省略するが、観察窓、照明窓、及び送気・送水用ノズル等が設けられている。なお、以下の説明では、挿入部16の先端側の方向及び面をそれぞれ先端方向、先端面といい、挿入部16の後端側の方向及び面をそれぞれ後端方向、後端面という。
操作部17は、アングルノブ22、操作ボタン23等を備えている。アングルノブ22は、挿入部16の湾曲方向及び湾曲量を調整する際に回転操作される。操作ボタン23は、送気・送水や吸引等の各種の操作に用いられる。また、操作部17には、ユニバーサルコード18が接続されている。
ユニバーサルコード18には、送気・送水チャンネルと、撮像信号出力用ケーブル及びライトガイドが組み込まれている。このユニバーサルコード18の先端部にはコネクタ部25aが設けられている。このコネクタ部25aは光源装置13に接続する。また、コネクタ部25aからはコネクタ部25bが分岐しており、このコネクタ部25bはプロセッサ装置12に接続する。
自走制御装置15には、操作ユニット26が接続している。この操作ユニット26は、管内自走装置14の前進・後退・停止の指示を入力するためのボタン、後述する各伸縮ユニット28a〜28dを伸縮させるタイミングをコントロールすることで管内自走装置14の移動速度を調整するための速度調節ボタン、および全ての伸縮ユニット28a〜28dを伸張した状態とすることで緊急時に容易に管内自走装置14を抜去するための緊急退避ボタンなどを備えている。
プロセッサ装置12は、電子内視鏡11から入力される画像信号から内視鏡画像を生成し、この内視鏡画像に各種画像処理を施す。画像処理済みの内視鏡画像は、プロセッサ装置12にケーブル接続されたモニタ27に表示される。光源装置13は、照明光をライトガイドに供給する。
管内自走装置14は、挿入部先端部16aに取り付けられており、消化管内で挿入部16を前進または後進させる。管内自走装置14は、挿入部16の先端側から順に、その軸方向(以下、挿入部軸方向という)に沿って設けられた第1〜第4伸縮ユニット28a,28b,28c,28dからなる。各伸縮ユニット28a〜28dは、それぞれ個別に、加圧によって挿入部16の径方向に膨張するとともに挿入部軸方向に収縮し、加圧が解除されると元の状態に復元する。以下、前者の状態を縮み状態といい、後者の状態を伸び状態という。
各伸縮ユニット28a〜28dには、第1〜第4エアチューブ29a,29b,29c,29dを介して、自走制御装置15から圧縮空気が供給される。自走制御装置15は、操作ユニット26からの操作信号に基づき、各エアチューブ29a〜29dへの圧縮空気の給排を制御する。
図2に示すように、第1伸縮ユニット28aは、挿入部16に外嵌されたオーバチューブ31と、オーバチューブ31の外周を、隙間をあけて囲む略円筒状のバルーン(筒状部材)32と、挿入部16に外嵌された状態でバルーン32の両端部にそれぞれ取り付けられた一対の環状のフランジ33a,33bとを備えている。オーバチューブ31は、挿入部軸方向に伸縮自在な蛇腹構造を有している。
バルーン32は、例えば合成ゴムや天然ゴム等からなる略円筒状の弾性体と、この弾性体内に、挿入部軸方向に沿うように設けられた複数の繊維とからなる。この繊維は、例えばガラスロービング繊維やカーボンロービング繊維のような、挿入部軸方向に伸縮し難い非伸縮性を有している。このため、バルーン32は、その内側から加圧されたときに、径方向に膨張するとともに挿入部軸方向に収縮し、この加圧が解除されると、弾性体の復元力により元の状態に復元する。このバルーン32は、フランジ33a,33bと共に、本発明の筒状伸縮体を構成する。
フランジ(先端側固定部)33aを先端側、及び後端側からそれぞれ見た図3(A),(B)において、フランジ33aは、挿入部16が挿通される挿通穴35と、バルーン32の両端部の開口に嵌合する嵌合部37と、フランジ33aを挿入部軸方向に貫通する第1〜第6貫通穴1a〜6aとを備えている。
各貫通穴1a〜6aは、挿通穴35を囲むように等間隔に設けられている。各貫通穴1a〜6aの先端面側及び後端面側の開口部は、それぞれ開口前方に向けて略円筒状に突出している。
図2に戻って、フランジ33aの嵌合部37及び後端面には、それぞれバルーン32の先端部、オーバチューブ31の先端部が固定される。また、第1伸縮ユニット28aのフランジ33aの各貫通穴1a〜6aは全て封止される。
フランジ33aの先端面側には、環状のキャップ(固定部)36が取り付けられている。このキャップ36は、挿入部16の外周に着脱自在に固定される。このため、キャップ36により、フランジ33aも挿入部16の外周に固定される。
フランジ(後端側固定部)33bは、フランジ33aと基本的には同じものであり、挿通穴35と、先端面側に設けられた嵌合部37と、第1〜第6貫通穴1a〜6aとを備えている。ただし、フランジ33aが挿入部16に固定されているのに対して、フランジ33bは、挿入部16に固定されておらず、挿入部軸方向に沿って移動自在に取り付けられている。フランジ33bの嵌合部37及び先端面には、それぞれバルーン32の後端部、オーバチューブ31の後端部が固定されている。また、フランジ33bの第1貫通穴1aは開放されている。
第1伸縮ユニット28a内には、オーバチューブ31と、バルーン32と、フランジ33a,33bとで囲まれる第1空気室39aが形成されている。この第1空気室39a内には、先端開口チューブ40が設けられている。先端開口チューブ40は、その先端部が第1空気室39a内で開口し、かつ後端部がフランジ33bの第1貫通穴1aに接続している。
図4に示すように、第2〜第4伸縮ユニット28b〜28dは、基本的には第1伸縮ユニット28aと同じ構成であり、それぞれオーバチューブ31と、バルーン32と、フランジ33a,33bとから構成されている。また、第2〜第4伸縮ユニット28b〜28d内には、それぞれ第2〜第4空気室39b〜39dが形成されている。
なお、第2〜第4伸縮ユニット28b〜28dのフランジ33a,33bに形成されている第1〜第6貫通穴には、それぞれ符号「1b〜6b」、符号「1c〜6c」、符号「1d〜6d」を付す。
第2伸縮ユニット28bでは、フランジ33aの第1貫通穴1bが開放されるとともに、フランジ33bの第1及び第4貫通穴1b,4bが開放されている。また、先端開口チューブ40が、フランジ33bの第4貫通穴4bに接続している。
第2伸縮ユニット28bには、第1エアチューブ42aが、第2空気室39bを通るように設けられている。第1エアチューブ42aは、可撓性を有しており、両フランジ33a,33bの第1貫通穴1b同士を接続する。
図5に示すように、第1エアチューブ42aは、挿入軸方向に沿ってオーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けられている。従って、第1エアチューブ42aの中央部は、挿入部軸方向と略直交する方向に弛まされた状態となる。また、第1エアチューブ42aは、螺旋形状であるため、あたかもコイルバネが伸縮するように挿入部軸方向に伸縮自在となる。
図4に戻って、第3伸縮ユニット28cでは、フランジ33aの第1,第4貫通穴1c,4cと、フランジ33bの第1,第2,第4貫通穴1c,2c,4cとがそれぞれ開放されている。また、先端開口チューブ40は、フランジ33bの第2貫通穴2cに接続している。
第3空気室39c内には、可撓性を有する第1,第2エアチューブ43a,43bが、上述の図5で示すように、オーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けられている。第1エアチューブ43aは、両フランジ33a,33bの第1貫通穴1c同士を接続する。第2エアチューブ43bは、両フランジ33a,33bの第4貫通穴4c同士を接続する。
第4伸縮ユニット28dでは、フランジ33aの第1,第2,第4貫通穴1d,2d,4dと、フランジ33bの第1〜第4貫通穴1d〜4dとがそれぞれ開放されており、さらに、先端開口チューブ40がフランジ33bの第2貫通穴2dに接続している。
第4空気室39d内には、可撓性を有する第1〜第3エアチューブ44a,44b,44cが、オーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けられている。第1及び第2エアチューブ44a,44bの接続先となる貫通穴は、第3伸縮ユニット28cと同じである。第3エアチューブ44cは、フランジ33aの第2貫通穴2dと、フランジ33bの第3貫通穴3dとを接続する。
第1伸縮ユニット28aのフランジ33bと、第2伸縮ユニット28bのフランジ33aとは、接続チューブ46を介して接続している。接続チューブ46は、両フランジの第1貫通穴1aと第1貫通穴1bとを接続する。
第2伸縮ユニット28bのフランジ33bと、第3伸縮ユニット28cのフランジ33aとは、接続チューブ47a,47bを介して接続している。接続チューブ47a,47bは、両フランジの第1貫通穴1bと第1貫通穴1c、第4貫通穴4bと第4貫通穴4cをそれぞれ接続する。
第3伸縮ユニット28cのフランジ33bと、第4伸縮ユニット28dのフランジ33aとは、接続チューブ48a,48b,48cを介して接続している。接続チューブ48a〜48cは、両フランジの第1貫通穴1cと第1貫通穴1d、第4貫通穴4cと第4貫通穴4d、第2貫通穴2cと第2貫通穴2dをそれぞれ接続する。
第4伸縮ユニット28dのフランジ33bには、第1〜第4エアチューブ29a〜29dを介して、上述の自走制御装置15が接続している。第1エアチューブ29aは第1貫通穴1dに接続し、第2エアチューブ29bは第4貫通穴4dに接続し、第3エアチューブ29cは第3貫通穴3dに接続し、第4エアチューブ29dは第2貫通穴2dに接続している。
図6において、自走制御装置15は、コンプレッサ50と、コンプレッサ50から発生した圧縮空気を各エアチューブ29a〜29dへ導く4本の管路51a,51b,51c,51dと、各管路51a〜51dの途中に設けられた供給弁52a,52b,52c,52d及び開放弁53a,53b,53c,53dとから構成されている。コンプレッサ50が作動している状態で、開放弁を閉じて供給弁を開くと、これに対応するエアチューブ及び空気室に圧縮空気が供給される。この状態で供給弁を閉じて開放弁を開くと、空気室が大気圧に戻る。
図中の「×」印は、封止されている貫通穴を示している。自走制御装置15から第1エアチューブ29aを介して供給された圧縮空気は、第1エアチューブ44a、接続チューブ48a、第1エアチューブ43a、接続チューブ47a、第1エアチューブ42a、接続チューブ46を順に通過して、第1空気室39a内に供給される。
第2エアチューブ29bを介して供給された圧縮空気は、第2エアチューブ44b、接続チューブ48b、第2エアチューブ43b、接続チューブ47bを順に通過して、第2空気室39b内に供給される。
第3エアチューブ29cを介して供給された圧縮空気は、第3エアチューブ44c、接続チューブ48cを順に通過して、第3空気室39c内に供給される。また、第4エアチューブ29dを介して供給された圧縮空気は、第4空気室39d内に供給される。
次に、図7を用いて上記構成の管内自走装置14による挿入部16の動作について説明を行う。なお、図面の煩雑化を防止するため、エアチューブ、接続ケーブル、キャップ等は図示を省略している。
最初に、挿入部先端部16aに管内自走装置14が取り付けられ、そのキャップ36が挿入部先端部16aに固定される。このとき、各伸縮ユニット28a〜28dは伸び状態である。次いで、プロセッサ装置12及び光源装置13の電源がONされて検査準備が完了した後、挿入部先端部16aが患者の直腸に挿入される。
挿入部先端部16aが直腸内の所定位置、例えばS字結腸の手前まで進められた後、自走制御装置15の電源がONされる。自走制御装置15は、コンプレッサを作動させるとともに、第1及び第4供給弁52a,52dを開いて第1及び第4開放弁53a,53dを閉じる。また、第2及び第3供給弁52b,52cを閉じて第2及び第3開放弁53b,53cを開く。これにより、第1及び第4エアチューブ29a,29dにそれぞれ圧縮空気が供給されるため、上述の図6で説明したように、第1及び第4空気室39a,39dにそれぞれ圧縮空気が供給される。
図7(A)に示すように、第1及び第4空気室39a,39dへの圧縮空気の供給により、第1及び第4伸縮ユニット28a,28dのバルーン32がそれぞれ径方向に膨張するとともに挿入部軸方向に収縮する。また、この収縮に伴い、両フランジ33a,33bの間隔が狭まるとともに、オーバチューブ31も挿入部軸方向に収縮する。これにより、第1及び第4伸縮ユニット28a,28dが伸び状態から縮み状態に変形する。両者のバルーン32がそれぞれ腸壁に押し当てられて摩擦力が増加し、腸壁をグリップする。
次いで、操作ユニット26で前進指示が入力されると、自走制御装置15は、第2供給弁52bを開いて第2開放弁53bを閉じるとともに、第4供給弁52dを閉じて第4開放弁53dを開く。これにより、第2空気室39bへ圧縮空気が供給されるとともに、第4空気室39dが大気圧に戻る。
図7(B)に示すように、第2伸縮ユニット28bが縮み状態に変形して腸壁にグリップするとともに、第4伸縮ユニット28dが伸び状態に変形して腸壁へのグリップが解除される。
図7(C)に示すように、自走制御装置15は、各供給弁及び開放弁を適宜開閉して、第1伸縮ユニット28aを伸び状態に変形させるとともに、第3伸縮ユニット28cを縮み状態に変形させて腸壁にグリップさせる。この際に、第1伸縮ユニット28aの後方の第2,第3伸縮ユニット28b,28cは、腸壁をグリップしている。また、第1伸縮ユニット28aは挿入部16に固定されている一方、第2〜第4伸縮ユニット28b〜28dは挿入部16に対してフリーな状態になっている。このため、第1伸縮ユニット28aが挿入部軸方向へ伸長しようとする動作は、挿入部16を腸壁に対して前進させる動作に変換され、挿入部16が前進する。
図7(D)に示すように、自走制御装置15は、第2伸縮ユニット28bを伸び状態に変形させるとともに、第4伸縮ユニット28dを縮み状態に変形させる。第2伸縮ユニット28bが挿入部軸方向に伸長するときは、第2伸縮ユニット28bの後方の第3,第4伸縮ユニット28c,28dが腸壁をグリップしている。図7(C)と同様に、第2伸縮ユニット28bが伸長する動作は、挿入部16を前進させる動作に変換され、挿入部16がさらに前進する。
図7(E)に示すように、自走制御装置15は、第3伸縮ユニット28cを伸び状態に変形させるとともに、第1伸縮ユニット28aを縮み状態に変形させる。この状態では、第3伸縮ユニット28cが挿入部軸方向に伸長したとしても、第1伸縮ユニット28aが挿入部軸方向に収縮にして、腸壁をグリップしているので、挿入部16は前進しない。この図7(E)状態は、図7(A)状態、つまり、初期状態と同じである。
自動制御装置15は、上述の図7(A)、図7(B)、図7(C)、図7(D)の各状態が順番に繰り返し実行されるように、各供給弁及び開放弁を適宜開閉する。これにより、各伸縮ユニット28a〜28dが図7(A)〜図7(D)で説明したような、いわゆる蠕動運動をすることで、挿入部16が前進する。
図8(A)、(B)に示すように、例えば第3伸縮ユニット28cが挿入部軸方向に収縮した際に、第1及び第2エアチューブ43a,43bは、それぞれ螺旋状の形態を有しているので、この形態をほぼ維持したまま挿入部軸方向に収縮する。つまり、コイルバネが収縮した時と同様に、第1及び第2エアチューブ43a,43bは、それぞれ軸回りにねじれて、螺旋ピッチが変わるだけである。
一方、比較例を示す図9において、伸び状態で弛みを持たない略直線形状のエアチューブ56を用いている伸縮ユニット57の場合は、この伸縮ユニット57が挿入部軸方向に収縮したときに、エアチューブ56の屈曲が大きくなり、このエアチューブ56がキンクしてしまう。伸縮ユニット57が収縮するときに、エアチューブ56の両端部にはエアチューブ56を収縮させる方向に軸方向の力が作用する。キンクは、エアチューブ56がその力を軸方向において吸収しきれずに、軸方向と直交する方向に変形する現象である。
この比較例のエアチューブ56に対して、本発明の第1及び第2エアチューブ43a、43bは、オーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けた形態で弛ませているので、各チューブ43a、43bの両端部に作用する軸方向の力を、弛み部分が変形することによって吸収する。このため、各チューブ43a、43bのキンクが防止される。また、エアチューブ43a,43bをオーバチューブ31に巻き付けるだけでよく、エアチューブを加工する必要がないので、コストを抑えることができる。
管内自走装置14により、挿入部16が所望の位置まで進められた後、操作ユニット26で停止指示が入力されると、自走制御装置15は、各伸縮ユニット28a〜28dを、上述の図7(A)に示す初期状態、あるいは上述の図1に示す挿入前の状態にする。また、操作ユニット26で後進指示が入力された場合、自走制御装置15は、上述の図7(A)〜図7(D)とは逆の動作、つまり、図7(E)、図7(D)、図7(C)、図7(B)の各動作を順番に繰り返し実行させる。これにより、挿入部16が後進する。操作ユニット26を操作することで、腸内の所望の位置まで挿入部16を自走させることができる。
上記実施形態1−1では、各エアチューブの両端部が、それぞれフランジ33a,33bの先端面及び後端面に対して略垂直な姿勢で貫通穴に接続されているが、先端面及び後端面に対して傾いた姿勢で貫通穴に接続されていてもよい。これにより、各エアチューブの両端部がキンクすることが防止される。
上記実施形態1−1では、各エアチューブをオーバチューブ31の外周に螺旋状に巻き付けているが、各空気室39b〜39d内での各エアチューブの形態を、下記の各実施形態に示すように適宜変更してもよい。なお、実施形態1−1以降の各実施形態では、エアチューブ以外の構成は基本的に第1実施形態と同じであるため、実施形態1−1と機能・構成上同一のものについては同一符号を付してその説明は省略する。
また、実施形態1−1以降の各実施形態では、第3伸縮ユニット28cの第1エアチューブを例に挙げて説明するが、その他のエアチューブも同様である。
[実施形態1−2]
図10(A)に示すように、第1エアチューブ60は、上記実施形態1−1と同様にコイルバネのような螺旋状の形態をしている。相違点は、第1エアチューブ60は、弛み部分における螺旋の径がオーバチューブ31の外径よりも小径であり、オーバチューブ31の外周に巻き付けられていないことである。第1エアチューブ60の螺旋状の弛み部分は、オーバチューブ31の周囲に配置されている。
図10(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態になると、第1エアチューブ60は、上記実施形態1−1と同様に、コイルバネのように螺旋状の弛み部分を軸方向に収縮させることで、フランジ33a,33bから、第1エアチューブ60の両端部に作用する軸方向の力を吸収する。これにより、キンクが防止される。
[実施形態1−3]
図11(A)に示す第1エアチューブ61は、複数箇所に湾曲箇所を持つ、つづら折り状に湾曲させて弛み部分を形成した例である。第1エアチューブ61は、弛み部分において、第3伸縮ユニット28cの伸縮方向に凹凸が生じるように湾曲している。図11(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態になると、第1エアチューブ60は、湾曲箇所の曲率半径が大きくなるように変形する。この変形により、フランジ33a,33bから作用する軸方向の力が吸収されて、キンクが防止される。
[実施形態1−4]
図12(A)に示すように、第1エアチューブ63は、上記実施形態1−3の第1エアチューブ61と同様に、つづら折り状に湾曲させて弛み部分を形成している。第1エアチューブ61との相違点は、弛み部分において、第3伸縮ユニット28cの伸縮方向に対して直交する方向に凹凸が生じる湾曲箇所を持つことである。さらに、第1エアチューブ63は、オーバチューブ31の外周面に沿うように湾曲している。この第1エアチューブ63も、弛み部分の変形により、フランジ33a,33bから作用する軸方向の力が吸収されて、キンクが防止される。なお、第1エアチューブ62とオーバチューブ31との間に隙間が形成されていてもよい。
[実施形態1−5]
図13(A)に示すように、第1エアチューブ63はループ形状を有している。図13(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ63は、そのループ部63aの径が大きくなることにより、フランジ33a,33bから作用する軸方向の力が吸収されるので、キンクすることはない。なお、ループ部63aは複数形成されていてもよい。
[実施形態1−6]
図14に示すように、第1エアチューブ64は、ゴムなどの弾性素材で形成されている。第1エアチューブ64は、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した際に屈曲する部位Pが予めカーブして形成されている。この第1エアチューブ64は、直線状に展延させたときの挿入部軸方向長さが、伸び状態におけるフランジ33a,33bの間隔よりも長く形成されている。
図15(A)に示すように、第3伸縮ユニット28cが伸び状態に変形した場合、第1エアチューブ64は、その部位Pが挿入部軸方向に伸展して、略直線形状、あるいは図示は省略するが初期形状よりも緩やかな形状になる。また、図15(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ64は、その部位Pがさらに屈曲して、初期形状よりも大きく屈曲した形状となる。
図16に示すように、第3伸縮ユニット28cを初期状態からそれぞれ縮み状態、伸び状態に変形させたときに各部位Pにかかるストレスの大きさは、初期形状が直線形状のエアチューブを図中の「縮み状態」に変形させた時にその部位Pにかかるストレスの大きさよりも小さくなる。このため、第3伸縮ユニット28cを伸縮させた際に、第1エアチューブ64がキンクすることが防止される。
<実施形態2>
次に、エアチューブのキンクを防止する実施形態2について説明する。実施形態2では、下記の各実施形態に示すように、第1エアチューブを挿入部軸方向と略平行な方向に伸縮自在な構造とする。
[実施形態2−1]
図17に示すように、第1エアチューブ66は、蛇腹構造を有しており、その長軸方向に伸縮自在である。図18(A)において、第3伸縮ユニット28cが伸び状態に変形した場合、第1エアチューブ66は挿入部軸方向に伸長する。逆に、図18(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ66も挿入部軸方向に収縮する。第3伸縮ユニット28cの伸縮に伴い、第1エアチューブ66も伸縮するため、キンクすることはない。
なお、円筒状の第1エアチューブ66を用いる代わりに、例えば、図19に示すような、流路67aの断面が略アーチ形状の第1エアチューブ67を用いてもよく、エアチューブの断面形状は特に限定されない。
また、第1エアチューブ66,67等の蛇腹チューブを用いる場合には、図20に示すように、蛇腹構造の第1エアチューブ68とオーバチューブ31とを一体化させてもよい。なお、図20で示した実施形態は例示であり、オーバチューブ31と一体化させる第1エアチューブの断面形状、数は特に限定されない。両者を一体化させることで、伸縮ユニットの組み立て工数を減らすことができる。また、空気室を可能な限り省スペース化することができる。
[実施形態2−2]
図21に示すように、第1エアチューブ69は、フランジ33aに接続した外筒69aと、一端がこの外筒69aの開口部に進退自在に嵌合し、他端がフランジ33bに接続した内筒69bとから構成されている。この内筒69bのストローク量は、第3伸縮ユニット28cの伸縮量よりも大きく設定されている。なお、図示は省略するが、外筒69aと内筒69bとの接続部分に空気漏れを防止するシール部材を設けてもよい。
図22(A)において、第3伸縮ユニット28cが伸び状態に変形した場合、第1エアチューブ66は、内筒69bが外筒69aの開口部から突出することにより、挿入部軸方向に伸長する。逆に、図22(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ66は、内筒69bが外筒69a内に押し込まれることにより、挿入部軸方向に収縮する。実施形態2−1と同様にキンクが防止される。
[実施形態2−3]
図23(A)において、第1エアチューブ71は、フランジ33a,33bを小型化した小型フランジ72と、バルーン32を小型化した小型バルーン73とを交互に直列接続して形成される。小型バルーン73は、その軸方向両端部からそれぞれ押圧されたときに、径方向に膨張して軸方向に収縮し、押圧が解除されたときに元の状態に復元する。
図23(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、フランジ33a,33bにより、各小型バルーン73は、それぞれ軸方向両端部からそれぞれ押圧されて縮み状態となる。これにより、第1エアチューブ71は挿入部軸方向に収縮するので、キンクが防止される。
なお、上記実施形態1−1〜1−6は、挿入部軸方向に伸縮可能であるため、実施形態2のグループにも含まれる。
<実施形態3>
次に、エアチューブのキンクを防止する実施形態3について説明する。この実施形態3では、図24(A)に示すように、第1エアチューブ75の両端部と、フランジ33a,33bとの間に、略筒状の保持部材76を設ける。保持部材76は、例えばゴム等の弾性素材から形成されており、その一端側の開口部が第1貫通穴1cに接続し、その他端側の開口部が第1エアチューブ75の端部に接続している。保持部材76は、第1エアチューブ75の両端部を遊動自在に保持する。
図24(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ75は両側から押圧されて屈曲する。この際に、第1エアチューブ75の両端部は遊動自在となっているので、その両端部がフランジ33aの後端面、及びフランジ33bの先端面に対して傾き角度を持つように変位する。その結果、第1エアチューブ75は、略アーチ状に屈曲する。
一方、上述の図9に示したように、エアチューブの両端部が固定されている場合、このエアチューブは、3箇所で屈曲するため、この中で屈曲方向が異なる中央の屈曲ポイントの屈曲が特に大きくなり、この屈曲ポイントでキンクする可能が高くなる。これに対して、第1エアチューブ75の両端部を遊動自在に保持させた場合は、屈曲を小さくすることができるため、キンクを防止することができる。
なお、保持部材76は、第1エアチューブ75またはフランジ33a,33bと一体化させてもよい。また、保持部材76を例えば蛇腹構造にしてもよく、第1エアチューブ75の両端部を遊動自在に保持可能であれば、その構造は特に限定されない。
<実施形態4>
次に、エアチューブのキンクを防止する実施形態4について説明する。この実施形態4では、図25に示すように、第1エアチューブ78を略扁平形状に形成する。第1エアチューブ78の断面は、挿入部軸方向D1及び第1エアチューブ78の軸方向D2(図中X軸方向)に対して略垂直なZ軸方向の長さよりも、Z軸方向及び軸方向D2に略垂直なY軸方向の長さの方が長くなるように形成されている。なお、このような略扁平形状のチューブを用いる場合、フランジ33a,33bの各貫通穴1c〜6cの突出部は、エアチューブの開口部に嵌合可能な形状で形成される(他の実施形態も同様)。
図26(A)、(B)に示すように、小径のエアチューブT1と、大径のエアチューブT2とを、それぞれの中心軸が同じ曲率半径となるように曲げた場合、図26(C)に示すように、エアチューブT2の内側屈曲部E2の曲率半径が、エアチューブT1の内側屈曲部E1の曲率半径よりも小さくなる。つまり、エアチューブの径が大きいほど、屈曲させたときに内側屈曲部が大きく屈曲するため、キンクし易くなる。
図27に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形したときに、第1エアチューブ78は屈曲するが、その断面短手方向が軸方向D1,D2に対して略垂直となるように配置されているので、その内側屈曲部78aの曲率半径が小さくなることが防止される。また、第1エアチューブ78の断面長手方向の長さを十分に長くすることで、その流路断面積を十分に確保することができる。従って、第1エアチューブ78を略扁平形状とすることで、その流路断面積を確保しつつ、キンクを防止することができる。
<実施形態5>
次に、エアチューブのキンクを防止する実施形態5について説明する。実施形態5では、下記の各実施形態に示すように、エアチューブの剛性を高めるための補強を行っている。
[実施形態5−1]
図28に示すように、第1エアチューブ80は略扁平形状に形成されており、その流路80a内は複数の仕切り壁81で仕切られている。仕切り壁81は、先に図25に示した挿入部軸方向、及び第1エアチューブ80の軸方向に対して略垂直なZ方向に立設され、かつ第1エアチューブ80の軸方向に長く延びている。
図29(A)に示すように、第1エアチューブ80は、Z軸方向に湾曲させた状態で取り付けられている。これにより、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した際に、第1エアチューブ80をZ軸方向に凸となるように屈曲させることができる。つまり、第1エアチューブ80が凸となるように屈曲する方向を、仕切り壁81の立設方向とほぼ一致させることができる。
図29(B)に示すように、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合、第1エアチューブ80はZ軸方向に凸となるように屈曲する。この際に、第1エアチューブ80は、各仕切り壁81によりZ軸方向の剛性が高められているため、第1エアチューブ80の屈曲が大きくなることはない。その結果、キンクを防止することができる。
なお、図30に示すように、第1エアチューブ80の流路80a内に、各仕切り壁81にそれぞれ交差する仕切り壁82を形成してもよい。この場合は、第1エアチューブ80が屈曲する方向が、挿入部軸方向に対して略垂直ないずれの方向であったとしても、キンクを防止することができる。また、仕切り壁の断面形状も、図28、図30に示した形状に限定はされず、適宜変更してよい。さらに仕切り壁81,82は、第1エアチューブ80の全域に形成されている必要はなく、部分的に形成されていてもよい。
[実施形態5−2]
図31に示すように、第1エアチューブ84は略扁平形状に形成されており、その流路84a内には複数のボス85が設けられている。各ボス85は、挿入部軸方向及び第1エアチューブ84の軸方向に対して略垂直な方向に立設されている。従って、上述の仕切り壁81と同様に、各ボス85も第1エアチューブ84の剛性を高めることができるので、キンクを防止することができる。
[実施形態5−3]
図32に示すように、第1エアチューブ86は、複数のシングルチューブ87を並列に連結して形成されている。この場合、各シングルチューブ87の連結部分88が、実施形態5−1で説明した仕切り壁81と同じ役割を担うため、同様にキンクを防止することができる。
[実施形態5−4]
図33に示すように、第1エアチューブ89は、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した際に屈曲する部位であって特にキンクするおそれがある中央部に、肉厚部89aを有している。肉厚部89aは、第1エアチューブ89の他の部位よりも肉厚に形成されているため、この肉厚部89aの剛性は他の部位よりも高くなる。このため、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した場合に、第1エアチューブ89の肉厚部89aは屈曲し難くなる。その結果、第1エアチューブ89の屈曲が大きくならないので、キンクを防止することができる。
なお、肉厚部89aとその他の部位との境界でのキンクの発生を抑えるため、例えば、両者の境界部の肉厚を、肉厚部89aから遠ざかるのに従って徐々に薄くなるように形成してもよい。また、肉厚部89aを形成する部位は、中央部だけに限定されるものではなく、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した際に屈曲する部位に適宜形成してよい。
[実施形態5−5]
図34に示すように、第1エアチューブ91には、その流路91a内にコイルバネ92が設けられている。コイルバネ92は、第1エアチューブ91の軸方向に沿って長く延び、その径は流路91aの径よりも僅かに小さく形成されている。第1エアチューブ91が屈曲した際に、このコイルバネ92が、流路91aの断面形状及び断面積を保持するように機能するので、キンクを防止することができる。また、コイルバネ92は、その中央部は中空であるので、圧縮空気の流通を妨げるおそれもない。
なお、図35に示すように、第1エアチューブ91の流路91aに、コイルバネ92の代わりに棒状の弾性体93を設けてもよい。この弾性体93の径は、圧縮空気の流通を妨げない程度に小さく形成されている。第1エアチューブ91が屈曲した際に、弾性体93は、その両端部が第1エアチューブ91の外側屈曲部に当接し、その中央部が内側屈曲部に当接した状態で屈曲する。その結果、弾性体93の復元力により第1エアチューブ91の剛性が高まるため、キンクが防止される。
[実施形態5−6]
図36に示すように、第1エアチューブ95には、その外周に螺旋状の補強部材96が巻き付けられている。この補強部材96は、第1エアチューブ95の剛性を補強する。これにより、第3伸縮ユニット28cが縮み状態に変形した際に、第1エアチューブ102の屈曲が大きくならないため、キンクを防止することができる。
なお、第1エアチューブ95の外周に補強部材96を設ける代わりに、図37に示すように、第1エアチューブ95の外周を取り囲む補強リング97を設けてもよい。補強リング97は、第1エアチューブ95の軸方向に沿って複数設けられている。各補強リング97は、補強部材96と同様に第1エアチューブ95の剛性を補強するため、同様にキンクを防止することができる。
また、各補強リング97を、第1エアチューブ95の外周に設ける代わりに内周に設けてもよい。さらに、補強部材96や補強リング97として、上述のバルーン32を構成するガラスロービング繊維やカーボンロービング繊維などで形成されたものを用いてもよい。
[実施形態5−7]
図38に示すように、第1エアチューブ99には、その流路99a内に、通気性を有するスポンジ等の多孔質部材100が設けられている。この多孔質部材100も、第1エアチューブ91が折れ曲がった際に流路99aの断面形状及び断面積を保持するように機能するので、キンクを防止することができる。また、通気性を有しているので、圧縮空気の流通を妨げるおそれもない。
[実施形態5−8]
図39に示すように、第1エアチューブ102は、その軸方向に長く延び、かつ互いに平行な一対の板バネ103と、両板バネ103の互いに対向する側端部同士を接続する接続部材104とからなる。板バネ103は金属または合成樹脂等で形成され、接続部材104はポリ塩化ビニル等の合成樹脂で形成されている。
第1エアチューブ102は、板バネ103の両面が先に図25で説明したZ軸方向に対して略垂直となるように、第3伸縮ユニット28cに取り付けられる。これにより、両板バネ103は、屈曲した第1エアチューブ102の内側屈曲部及び外側屈曲部に位置する。これにより、板バネ103の復元力によって、第1エアチューブ91のZ軸方向の剛性が高まるため、キンクを防止することができる。
[実施形態6]
次に、エアチューブのキンクを防止する実施形態6について説明する。実施形態6では、図40(A)に示すように、第1エアチューブ106は、バルーン32の内周面に沿うように、バルーン内周面に固定されている。この第1エアチューブ106の固定は、例えば接着テープ107を用いて行われる。
図40(B)に示すように、バルーン32が径方向に膨張して挿入部軸方向に収縮した場合、第1エアチューブ106はバルーン32の膨張に伴って屈曲する。この際に、第1エアチューブ106の曲率半径が、これに接するバルーン32の曲率半径よりも小さくなることはない。つまり、第1エアチューブ106の屈曲の大きさがバルーン32により規制されるため、キンクを防止することができる。
なお、第1エアチューブ106をバルーン内周面に固定可能であれば、接着テープ107を用いる以外の各種固定方法を用いて、第1エアチューブ106の固定を行ってもよい。
以上説明した各実施形態を2以上組み合せてもよい。これにより、各実施形態を単独に実施する場合よりも、より確実にキンクを防止することができる。
上記各実施形態(実施形態6を除く)では、1本のエアチューブの形態を変えた場合について説明したが、各実施形態のいずれかのエアチューブと、通常の直線状のエアチューブとを直列に接続してなるエアチューブを用いてもよい。また、2以上の実施形態のエアチューブを直列に接続してなるエアチューブを用いてもよい。
上記各実施形態(実施形態4を除く)のエアチューブの断面形状はそれぞれ図示した形状に限定されるものでなく、例えば円形状、多角形状、扁平形状など各種形状に適宜変更してもよい。
上記実施形態の管内自走装置14は、4つの伸縮ユニットから構成されているが、伸縮ユニットの数は3以上であれば特に限定されない。また、バルーン32の加圧を圧縮空気にて行っているが、液体を用いて加圧してもよい。
上記各実施形態では、バルーン32の両端部と、各エアチューブの両端部とをそれぞれフランジ33a,33bを介して接続しているが、フランジを介さずに、圧着や接着等の各種方法を用いて両者を接続してもよい。
上記実施形態では、第1〜第3空気室39a〜39cへの圧縮空気の供給を、複数のエアチューブと接続チューブとを介して行っているが、これらを直列に接続した1本のエアチューブを用いてもよい。
上記実施形態では、管内自走装置14が電子内視鏡11の挿入部16に取り付けられる場合について説明を行ったが、本発明の管内自走装置は、消化管や人工管路等の各種管内に挿入される各種挿入管に取り付け可能である。
上記各実施形態では、管内自走装置14が4つの伸縮ユニット28a〜28dで構成されているため、各フランジ33a、33bの第5及び第6貫通穴は全て封止されているが、例えば伸縮ユニットの数を5個または6個に増加した場合は、それぞれ第5伸縮ユニットのフランジ33a,33bの第5貫通穴、第6伸縮ユニットのフランジ33a,33bの第5及び第6貫通穴が開放されて使用される。つまり、フランジにN個の貫通穴が設けられている場合には、伸縮ユニットのフランジの種類を変えることなく、伸縮ユニットをN個まで容易に増加させることができる。
また、管内自走装置14が4つの伸縮ユニット28a〜28dで構成されている場合は、図41(A),(B)に示すように、フランジ33a,33bの代わりにフランジ110を用いてもよい。フランジ110は、4つの第1〜第4貫通穴111,112,113,114を有している点を除けば、フランジ33a,33bと同じである。各貫通穴111〜114は、挿通穴35を囲むように等間隔に設けられている。このようなフランジ110を用いることで、各エアチューブ間の間隔を広くとることができるため、伸縮ユニットが伸縮したときの各エアチューブ同士の干渉を防止することができる。
上記各実施形態では、各伸縮ユニット28a〜28dがそれぞれ個別のオーバチューブ31を備えているが、例えば、挿入部16の軸方向に長く延びた一本のオーバチューブの外周に、その軸方向に沿って複数のバルーン32及びフランジ33a,33bを取り付けることにより、各伸縮ユニットを構成してもよい。この場合は、各伸縮ユニットの間隔を空けても空けなくともよい。
上記各実施形態では、各伸縮ユニット28a〜28dが接続チューブ46,47a,47b、48a〜48cを介して間接に連結されているが、例えば、第N(N=1以上の自然数)伸縮ユニットのフランジ33bと、第N+1伸縮ユニットのフランジ33aを直接連結してもよい。
上記各実施形態では、各伸縮ユニット28a〜28dが略同形状に形成されているが、各伸縮ユニット(オーバチューブ、バルーン、フランジ)の径の大きさ、軸方向長さが異なっていてもよい。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部とからなり、
前記第1の給排チューブは、前記密閉空間内において前記第2の伸縮ユニットの伸縮方向と略平行な方向に伸縮自在に形成されていることを特徴とする内視鏡挿入補助具。
(付記項2)
前記第1の給排チューブは、蛇腹構造を有していることを特徴とする付記項1記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項3)
前記第1の給排チューブと、前記オーバチューブとが一体化されていることを特徴とする付記項2記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項4)
前記第1の給排チューブは、前記オーバチューブの外周に螺旋状に巻き付けられていることを特徴とする付記項1記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項5)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部とからなり、
前記第1の給排チューブは、弾性を有しており、前記第2の伸縮ユニットの収縮に伴い屈曲するとともに、前記第2の伸縮ユニットが収縮したときに屈曲する部位が予めカーブして形成されていることを特徴とする内視鏡挿入補助具。
(付記項6)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの両端部に位置する前記第1の給排チューブの部位と、前記先端側固定部及び後端側固定部とのいずれか一方に設けられ、当該部位を前記先端側固定部及び後端側固定部にそれぞれ遊動自在に保持させる保持手段と、
を備えたことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
(付記項7)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部とからなり、
前記第1の給排チューブは、断面扁平形状を有しており、その断面短手方向が前記第1の給排チューブ及び前記オーバチューブのそれぞれの軸方向に対して略垂直となるように配置されていることを特徴とする内視鏡挿入補助具。
(付記項8)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部と、
前記密閉空間内で前記第1の給排チューブに設けられ、当該第1の給排チューブの剛性を高める補強手段と、
を備えたことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
(付記項9)
前記補強手段は、前記前記第1の給排チューブの流路内で、前記前記第1の給排チューブ及び前記挿入管のそれぞれの軸方向に対して略垂直な方向に立設され、かつ当該前記第1の給排チューブの軸方向に長く延びた仕切り壁であることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項10)
前記補強手段は、前記前記第1の給排チューブの流路内で、前記前記第1の給排チューブ及び前記挿入管のそれぞれの軸方向に対して略垂直な方向に立設されたボスであることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項11)
前記前記第1の給排チューブは、複数のシングルチューブを並列に連結して形成されており、
前記各シングルチューブの連結部分が前記補強手段として機能することを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項12)
前記前記第1の給排チューブは、前記筒状伸縮体の収縮に伴い屈曲するとともに、
前記筒状伸縮体が収縮したときに前記前記第1の給排チューブの屈曲する部位の肉厚が、他の部位の肉厚よりも厚くなるように形成されており、
前記補強手段は、前記屈曲する部位に形成された肉厚部であることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項13)
前記補強手段は、前記前記第1の給排チューブの流路内に設けられた弾性体であることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項14)
前記補強手段は、前記給前記第1の給排チューブの外周に螺旋状に巻き付けられていることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項15)
前記補強手段は、前記前記第1の給排チューブの外周を取り囲む略リング状の形態を有し、前記前記第1の給排チューブの軸方向に沿って複数設けられていることを特徴とする付記項8記載の内視鏡挿入補助具。
(付記項16)
内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部と、
前記第1の給排チューブを、前記筒状部材の内周面に沿うように当該内周面に固定する給排チューブ固定手段と、
を備えたことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
11 内視鏡
14 管内自走装置
16 挿入部
28a〜28d 第1〜第4伸縮ユニット
31 オーバチューブ
32 バルーン
33a,33b フランジ
42a〜44a,60〜64,66〜69,71,75,78,80,84,86,89,91,95,99,102,106 第1エアチューブ
43b,44b 第2エアチューブ
44c 第3エアチューブ
76 保持部材
81,82 仕切り壁
85 ボス
89a 肉厚部
93 弾性体
96 補強部材
107 接着テープ

Claims (4)

  1. 内視鏡挿入部が挿通される内部空間を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に伸縮自在なオーバチューブと、前記オーバチューブの外周を覆うように設けられ半径方向に拡縮自在な筒状部材と、前記オーバチューブと前記筒状部材との間に設けられた密閉空間と、からなり、前記密閉空間に流体を注入することにより前記筒状部材が拡径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に収縮し、前記注入した流体を排出することにより前記筒状部材が縮径すると共に前記オーバチューブが前記軸方向に伸長する第1の伸縮ユニットと、
    前記第1の伸縮ユニットと同様の構成を有し、前記内視鏡挿入部の軸方向に沿って前記第1の伸縮ユニットの基端端側に直接または間接的に連結された第2の伸縮ユニットと、
    前記第1の伸縮ユニットもしくは前記第2の伸縮ユニットを前記内視鏡挿入部に固定する固定部と、
    前記第1の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第1の伸縮ユニットの密閉空間に供給する給排チューブであって、前記第2の伸縮ユニットの密閉空間内部を通過する第1の給排チューブと、
    前記第2の伸縮ユニットを動作させる流体を前記第2の伸縮ユニットの密閉空間に供給する第2の給排チューブと、
    前記第2の伸縮ユニットの先端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する先端側固定部と、
    前記第2の伸縮ユニットの基端側端部において前記第2の伸縮ユニットと前記第1の給排チューブとを固定する基端端側固定部とからなり、
    前記先端側固定部と前記基端側固定部との間に配置された前記第1の給排チューブの長さが前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの伸長時における長さよりも長いことを特徴とする内視鏡挿入補助具。
  2. 前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットの伸縮方向に対して交差する向きに凹凸が生じるように湾曲していることを特徴とする請求項1記載の内視鏡挿入補助具。
  3. 前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの外周面に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡挿入補助具。
  4. 前記第1の給排チューブは、前記第2の伸縮ユニットのオーバチューブの外周に螺旋状に巻きつけられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の内視鏡挿入補助具。
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