JP2011055890A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011055890A
JP2011055890A JP2009205898A JP2009205898A JP2011055890A JP 2011055890 A JP2011055890 A JP 2011055890A JP 2009205898 A JP2009205898 A JP 2009205898A JP 2009205898 A JP2009205898 A JP 2009205898A JP 2011055890 A JP2011055890 A JP 2011055890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
random number
symbol
game
reserved ball
ball
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009205898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5410889B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Fujii
芳隆 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2009205898A priority Critical patent/JP5410889B2/ja
Publication of JP2011055890A publication Critical patent/JP2011055890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5410889B2 publication Critical patent/JP5410889B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】当り乱数を含む特定の乱数にかかる図柄変動表示が終了するまでの間、リーチ演出の有無にかかわらず、遊技者の期待感を持続させる遊技機を提供する。
【解決手段】保留玉乱数記憶手段に記憶されている保留玉乱数が当たり乱数を含む特定の乱数であるか否かの先読み判定を行う特定乱数判定手段と、その判定結果が該特定乱数であると判定された場合に、該特定乱数よりも前に記憶されている保留玉乱数に基づく図柄変動表示に用いられる変動図柄の背景となる背景図柄の形態を、該特定乱数にかかる図柄変動表示が終了するまでの間、リーチ演出の有無にかかわらず、複数のゲームにわたり段階的に変化させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、遊技者に当りへの期待感を醸成させる演出表示手段を有する弾球遊技機に関するものである。
弾球遊技機において、図5に示すように、遊技盤1上のレール8a、8bに囲まれた遊技領域9内の略中央に役物装置2を有する弾球遊技機が知られている。
該役物装置2は、全体が外枠部3に囲まれており、その内部中央には液晶表示装置4が設けられ、該外枠部3の下部には遊技球を一時的に転動させるステージ5、側部には遊技球を該ステージ5上に案内する流入口6が設けられている。
また、該役物装置2の下方には、始動入賞口10aが配置されており、さらにその下方には大入賞口(いわゆるアタッカー)11が配置されている。遊技領域内9内には、他に一般入賞口10bも配置されている
さらに、最下方には、上記したどの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口13が配置され、その他、風車や障害釘等も、適宜配置されている。
このような遊技機は、遊技者が球発射ハンドル7を操作することにより、遊技球はレール8a、8bで囲まれた発射通路を通り、遊技領域9内に発射される。
発射された遊技球が該始動入賞口10aに入賞すると、その入賞に伴って抽せんが行われ、その抽せん結果は、遊技機右下部に設けられた特別図柄表示装置12に表示される。
この抽せん結果を表示するにあたり、該液晶表示装置4における映像演出が併せて行われ、これらにより、遊技者に対し当せんに対する期待感を一層醸成させている。
そして、該抽せんに当せん(大当り)すると、いわゆる特別遊技状態(大当り遊技状態)に移行し、大当り遊技制御手段により、大入賞口11が該大当り遊技の内容に応じて、所定時間あるいは所定ラウンド数にわたり大きく開口することとなる。開口した該大入賞口11には、容易に遊技球を多数入賞させることができるので、遊技者は大量の賞球を得ることができる。
従来、このような弾球遊技機では、該液晶表示装置4における映像演出において、特定の映像演出を伴う図柄組み合わせゲームを複数回連続させる連続演出が行われている。
この連続演出は、大当りになる可能性がある図柄組み合わせゲームよりも前に行われる数回の図柄組み合わせゲームから、特定の演出を伴う図柄組み合わせゲームを連続的に実行させるようになっている。連続演出の出現により、遊技者は、大当りとなる期待感を複数回の図柄組み合わせゲームを跨いで持ち続けることができる。
そこで、始動入賞口10aに入賞したことにより記憶される保留記憶のうちに当り保留がある場合に、この当り保留より先に変動を開始する保留記憶に係るリーチ演出と、当該当り保留に係るリーチ演出とを関連づけて、当該当り保留に向けて徐々にリーチ演出の態様を期待値の高い演出へとステップアップさせる連続演出を行うようにした遊技機が提案されている(特許文献1)。
特開平2004−337313号公報
このような遊技機は、連続演出が続けば続くほど、つまり各変動においてリーチが発生し、これが連続すればするほど当りへの期待感を高めることができ、遊技者の興趣を高める点で、一定の効果を奏するものである。
しかし、その反面、この連続演出中に1回でもでもリーチ演出が発生しない遊技があった場合には、その時点で残りの保留記憶に当りの保留記憶がない、または、当りの可能性が低いことが判ってしまうため、当りへの期待感が低下し、遊技者の興趣を下げる結果となっている。
本発明はこの点に鑑みなされたものであり、当り乱数を含む特定の乱数にかかる図柄変動表示が終了するまでの間、リーチ演出の有無にかかわらず、変動図柄の態様を多段階に変化させる構成とすることにより、遊技者の期待感を持続させる遊技機を提供する。
本発明は、上述した目的を達成する解決手段として、遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動口と、前記始動口に遊技球が入賞したことを契機に乱数を取得する乱数取得手段と、前記乱数取得手段により取得した乱数が当たりであるか否かを判定する当否判定手段と、この当否判定結果を、図柄を変動させた後に停止させる表示態様によって表示する図柄変動表示装置と、前記当否判定手段による抽せん結果が当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段と、前記図柄変動表示装置の図柄変動表示中に前記乱数取得手段が取得した乱数を、所定個数の上限まで保留玉乱数として順次記憶する保留玉乱数記憶手段とを有する弾球遊技機において、前記保留玉乱数記憶手段に記憶されている保留玉乱数が当たり乱数を含む特定の乱数であるか否かの先読み判定を、当該保留玉乱数に基づく図柄変動表示が開始されるより前に行う特定乱数判定手段と、前記特定乱数判定手段による判定結果が当たり乱数を含む特定の乱数であると判定された場合に、前記特定の乱数と判定された保留玉乱数よりも前に記憶されている保留玉乱数に基づく図柄変動表示に用いられる変動図柄を、当該特定の乱数にかかる保留玉乱数に基づく図柄変動表示が終了するまでの間、当該変動図柄に組み合わされた背景図柄の形態を段階的に変化させたステップアップ図柄として表示するステップアップ表示制御手段を有することを特徴とする構成とした。
また、本発明は、前記特定乱数判定手段による先読みを行うか否かを抽選するステップアップ表示抽せん手段と、前記ステップアップ表示抽せん手段に当選したことを条件に前記特定乱数判定手段による先読み判定を行い、該先読み判定により前記特定乱数があると判定した場合には、前記特定の乱数と判定された保留玉乱数よりも前に記憶されている保留玉乱数に基づく図柄変動表示に用いられる図柄を前記ステップアップ図柄とするタイミングを設定するステップアップ表示制御手段とを、更に有することを特徴とする構成とした。
本発明における弾球遊技機は、当り乱数を含む特定の乱数にかかる図柄変動表示が終了するまでの間、複数の変動にまたがり変動図柄の態様が多段階に変化するので、リーチ演出の有無に影響されることなく遊技者へ当りの期待感を持続させることができる。また、該特定の乱数にかかる図柄組み合わせゲームの発生予告が当該ゲームの開始まで継続するので、保留玉数が少ない場合でも、期待感を持続させることができる。
また、変動図柄を構成するステップアップ図柄を、3列の図柄が予め定められた図柄組み合わせで停止した場合に特別遊技状態となることを表示する組み合わせ図柄と、該組み合わせ図柄に付属させる背景図柄とから構成し、背景図柄のみをステップアップさせるので、意外性に富み、遊技者へ当りの期待感を持続させることができる。
本発明の実施例に係る制御装置の全体構成を示す図。 本発明の実施例に係る入出力制御装置の構成図。 本発明の実施例に係る入賞時の処理フロー。 本発明の実施例に係るステップアップ演出処理フロー。 本発明の実施例に係るステップアップ演出の説明図(1)。 本発明の実施例に係るステップアップ演出の説明図(2)。 本発明の実施例に係るステップアップ演出のタイミングチャート。 本発明の実施例に係る変動図柄パターン(1)。 本発明の実施例に係る変動図柄パターン(2)。 本発明における弾球遊技機の全体構成図。 従来例における弾球遊技機の全体構成図。
先ず、本発明における弾球遊技機の概要を説明する。
本発明の弾球遊技機は、図8に示すように、遊技盤の中央領域は遊技球が流下する遊技領域とされており、該遊技領域の中央部には液晶表示装置4が配置されている。該液晶表示装置4は、ゲームの進行に伴い遊技者に対し各種の演出を提供するものであり、組み合わせ図柄を変動表示する図柄変動表示装置317や後述する保留玉表示部318等を備えている。
該図柄変動表示装置317は、特別図柄表示装置12の変動表示と連関させて、3列(遊技者側から見て、左列、中列、右列)の組み合わせ図柄(例えば、1から9までの数字)を含む変動図柄(該変動図柄の構成については、後述する。)を表示するものであり、本実施形態では、左列の組み合わせ図柄→中列の組み合わせ図柄→右列の組み合わせ図柄、の順に組み合わせ図柄が停止するようになっている。
また、該図柄変動表示装置4の下方には、始動入賞口10aが設けられ、該始動入賞口10a内には、該始動入賞口10aへの遊技球の入賞を検知する始動入賞口センサ211が配置されている。さらに、始動入賞口10aの下方には、特別遊技状態において開口する大入賞口11が設けられている。
次に、始動入賞口10aへの入賞時の処理を、図2に示す入出力制御装置および、図3に示す入賞時処理フローを用いて説明する。
始動入賞口センサ211により始動入賞口10aへの入賞が確認されると(S1)、乱数発生手段113から1個の乱数が取得され(S2)、その取得された乱数により、図柄変動表示装置317における図柄変動パターンが選択される(S3)。また、該取得された乱数は、図柄変動表示装置317が変動中(あるいは、後述する図柄組み合わせゲームが実行中)であれば(S4−Y)、保留玉乱数記憶手段119に所定個数(本実施形態では4個)を上限に保留玉乱数として入賞順に記憶されると共に(S5)、保留玉表示制御手段120により、保留玉表示部318に該保留玉乱数の記憶数に対応した表示がなされる。一方、図柄変動表示装置317が図柄変動中でなければ(S4−N)、S3で選択された変動パターンに従い、該取得された乱数に基づき、直ちに図柄変動表示装置317による図柄組み合わせゲームが開始される(S7)。
該図柄組み合わせゲームは、上記S7のように図柄変動表示装置317が変動表示していないときに遊技球が始動入賞口10aに入賞することによって開始されるか、あるいは、保留玉乱数記憶手段119に保留玉乱数が記憶されている場合には、その時点で行われている図柄組み合わせゲームが終了したときに、保留玉乱数記憶手段に保留玉乱数として記憶された順に、開始される。
そして、該図柄変動表示装置317の3列の組み合わせ図柄が停止したとき、その停止した図柄の組み合わせが予め定められた図柄組み合わせ(例えば、[333]、[777]など)でなければ、当該図柄組み合わせゲームは終了する。一方、そのような予め定められた図柄組み合わせで停止すれば、特別遊技状態(大当り遊技状態)となって、大入賞口11が該大当り遊技の内容に応じて、所定時間あるいは所定ラウンド数にわたり開口することとなり、該所定時間あるいは所定ラウンド数の遊技が終了することにより、当該図柄組み合わせゲームは終了する。
また、該液晶表示装置4には、遊技機内部に記憶されたいわゆる保留球の記憶数(以下、「保留記憶数」という。)に基づいて保留中の図柄組み合わせゲームの回数を報知する前記保留玉表示部318が設けられている。該保留記憶数は、図柄組み合わせゲーム中に始動入賞口23へ遊技球が入賞すると1加算(+1)されて、所定の上限値(本実施形態では4)まで累積され、図柄組み合わせゲームの開始によって1減算(−1)される。
該保留玉表示部318は、該液晶表示装置4における特定部位の表示素子により形成されている。本実施例では、上限数4に対応した4個の表示部位42a、42b、42c、42dにより構成されている。例えば、表示部位42a、42bの表示素子が点灯している場合には、2回の図柄組み合わせゲームが保留されていることが判る。そして、当該時点で行われている図柄組み合わせゲームが終了すると、42a、42bのうち、先に記憶された表示部42aに対応した図柄組み合わせゲームが開始される。また、その開始に伴って、42bの位置に記憶されていた保留玉乱数は、42aの位置に記憶されるようにシフトされる。このように、保留玉表示部に表示されている保留玉乱数は、先に記憶されているものから(つまり42a位置にあるものから)、順次、図柄組み合わせゲームの対象として消化され、残りのものは順次、42a位置の方向にシフトして表示される。
なお、該保留玉表示部318を、保留記憶数の上限個数に合わせた発光ダイオードからなる複数の保留ランプにより構成しても良い。
次に、本発明の制御構成について、図1及び図2を用いて説明する。
弾球遊技機の遊技盤1の裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板(主制御部)50が装着されている。主制御基板50は、遊技機全体を制御するための各種処理を実行し、該処理結果に応じて各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。
更に、遊技盤1の裏側には、主制御基板50が出力した上記した制御信号に基づき、液晶表示装置4の演出画像表示部317などを制御する表示制御基板(表示制御部)61、保留球表示部318等の発光タイミング等を制御するランプ制御基板(発光制御部)62及びスピーカ等の効果音出力装置313を制御する音声制御基板(音声制御部)63が設けられており、さらにこれらを統括的に制御する統括制御基板(統括制御部)60が装着されている。これら表示制御基板61、ランプ制御基板62、音声制御基板63及び該統括制御基板60によってサブ制御手段70が構成されている。
該統括制御基板60は、前記各制御基板61〜63を統括的に制御するために各種処理を実行し、該処理結果に応じて、遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)の制御を指示する各種の制御コマンドを所定の制御信号として出力する。そして、各制御基板61〜63は、主制御基板50が出力した制御信号(制御コマンド)及び統括制御基板60が出力した制御信号(制御コマンド)を入力し、該制御信号(制御コマンド)に基づいて遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御する。
そして、該主制御基板50は、メインCPU110を備えており、該メインCPU110にはROM111及びRAM112が接続されている。メインCPU110は、大当り判定用乱数、大当り図柄用乱数、リーチ判定用乱数、はずれ図柄用乱数、変動パターン振分乱数、およびリーチ先読み判定乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新している。
メインCPU110は、該更新後の値をRAM112の設定領域に設定して更新前の値を書き換えている。
ROM111には、弾球遊技機を制御するための制御プログラムや、遊技演出における複数種類の変動パターンが記憶されている。
RAM112には、弾球遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種の情報、例えば上記した保留記憶数や保留玉乱数値などが記憶される。
前記変動パターンは、図柄変動表示装置317の図柄変動が開始されてから、該図柄変動が停止するまでの遊技演出のベースとなるパターンを示すものである。
そして、複数種類の変動パターンが、大当り演出用、リーチ有りはずれ演出用、リーチ無しはずれ演出用、及びステップアップ演出用に分類された変動パターン振分けテーブルL1〜L4にそれぞれ振分けられている。
大当り演出用のテーブルL1には変動パターンP1が振分けられている。大当り演出は、図柄組み合わせゲームが、大当りの図柄組み合わせで停止するように展開される演出であり、該大当り演出用の変動パターンP1で図柄組み合わせゲームが行われると、リーチ演出を経て大当りの図柄組み合わせで停止するようになっている。
リーチ有りのはずれ演出用のテーブルL2には変動パターンP2が振分けられている。該変動パターンP2で図柄組み合わせゲームが行われると、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経てはずれの図柄組み合わせで終了する。
リーチなしのはずれ演出用のテーブルL3には変動パターンP3が振分けられている。該変動パターンP3で図柄組み合わせゲームが行われると、図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を経ることなくはずれの図柄組み合わせで終了する。
ステップアップ演出用のテーブルL4には、変動パターンP4が振り分けられている。該変動パターンP4は、図7a、bに示すように、初期図柄s1と、それをステップアップしたステップアップ図柄s2〜s5とから構成されている。
これら初期図柄s1、ステップアップ図柄s2〜s5は、予めステップアップ表示用メモリに記憶されており、ステップアップ表示制御手段により、適宜のタイミングで読み出され、図柄変動表示装置317における図柄変動に用いられる。
本発明の図柄組み合わせゲームに用いられる変動図柄は、図7a,7bに示すように、組み合わせ図柄80と該組み合わせ図柄80に背景として付属する背景図柄90とを組み合わせて構成されるものである。該組み合わせ図柄80は、上記したように、3列の組み合わせ図柄が予め定められた図柄組み合わせで停止した場合に特別遊技状態となることを表示する図柄(例えば、1から9までの数字)であり、特別図柄表示装置12における表示と連関する図柄である。また、該背景図柄90は、該組み合わせ図柄80にそれぞれ対応して人物等のキャラクタを、所定の変動図柄表示枠91の枠内に表示した図柄であり、例えば、図7a、bに示すように、組み合わせ図柄が2の場合は背景図柄を犬、5の場合は猫、7の場合は人物、などとしたキャラクタから構成されている。
このように組み合わせられた変動図柄が、図柄変動表示装置317の所定位置(例えば中央部の横1列)に複数個配置され、変動表示されるのである。本実施例の場合は、図8に示すように、下部に3列(遊技者側から見て、左列、中列、右列)になるように配置されている。
該初期図柄s1は、通常の遊技状態での図柄変動表示において使用される基本的な変動図柄であり、図7aあるいは図7bの左端に示すように、組み合わせ図柄80と、該組み合わせ図柄に背景として付属する背景図柄90―1とが組み合わされて構成されている。
ステップアップ図柄s2〜s5は、組み合わせ図柄80と、初期図柄s1における背景図柄90―1のキャラクタを変化させた背景図柄90−2〜5とを組み合わせたものである。このような背景図柄90−2〜5は、例えば初期図柄s1における背景図柄90―1のキャラクタの一部の色や大きさ等を段階的に変化させて構成することができる。より具体的には、組み合わせ図柄が「7」である場合に、背景図柄90として人物図柄を用い、その背景図柄90―1の人物図柄の着衣等が、初期図柄の薄いピンク色(90−1)から、次第に赤くなり(90−2〜90−4)、最後に深紅(90−5)となるように、4段階(s2〜s5)にステップアップ変化するように構成することができる(図7aの上段の例)。あるいは、表示枠91の範囲内で、初期図柄s1での背景図柄90―1のキャラクタの大きさが、次第に大きくなるように4段階(s2〜s5)に構成することもできる(図7aの下段の例)。
また、図7bのように背景図柄90のキャラクタの大きさ等をs1からs5にかけて次第に大きく変化させる代わりに、背景図柄90のキャラクタそのものを段階的に変化させてもよく、例えば、組み合わせ図柄80が「2」である場合に、初期図柄s1に付属する背景図柄90―1が「小犬」であったのが、ステップアップ図柄s2ではその背景図柄90―2を「成犬」、ステップアップ図柄s3ではその背景図柄90−3を「オオカミ」、ステップアップ図柄s4ではその背景図柄90−4を「ライオン」、ステップアップ図柄s5ではその背景図柄90−5を「黄金の犬」などと変化させ、組み合わせ図柄80が「5」である場合に、初期図柄では付属する背景図柄90―1が「子猫」であったのが、ステップアップ図柄s2ではその背景図柄90―2を「成猫」、ステップアップ図柄s3ではその背景図柄90−3を「豹」、ステップアップ図柄s4ではその背景図柄90−4を「虎」、ステップアップ図柄s5ではその背景図柄90−5を「黄金の猫」などと変化させ、組み合わせ図柄80に付属させる。
このように、ステップアップ図柄に用いられる背景図柄(90−1〜5)は、遊技者に対し、段階的にステップアップしたことを十分に認識させることができる図柄として構成される。
したがって、図柄変動表示装置317に表示される3列の変動図柄は、このように組み合わせ図柄80とそれに付属する背景図柄90(90−1〜5)とから構成される変動図柄が用いられ、通常の遊技状態では初期図柄s1が用いられる。しかし、図柄組み合わせゲームの進行に伴い、変動図柄が初期図柄s1からステップアップ図柄s2へ、あるいはステップアップ図柄s2からs3〜s5へ、などと変化させると(これを、「ステップアップ演出」という)、該ステップアップ表示に伴う背景図柄90の変化を遊技者に対し視認させることができる。
なお、リーチ演出は、リーチの組み合わせが形成されてから、大当りの組み合わせ又ははずれの組み合わせが停止表示される迄の間に行われる演出であり、1回の図柄組み合わせゲームにおける大当りの可能性を示唆する演出とされている。そして、該リーチ演出は、遊技者が抱く大当りになる期待感を持続・高揚しうるように、演出内容が予め定められた順序に従って段階的に変化するなどの形態で構成されている。
例えば、上記変動パターンP1、P2では、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出1→スーパーリーチ演出2のように、演出内容が数段階にわたって変化するリーチ演出として構成することができる。
このようにリーチ演出の内容を数段階に亘るように変化させることによって、遊技者に対して、その段階で当該図柄組み合わせゲームが終了することなく、次の段階でも当該図柄組み合わせゲームが続行し、あたかも大当りの期待値が高いリーチ演出に発展するようにできるので、当該図柄組み合わせゲームの大当りに対する期待感を持続させ、高揚させることができる。本発明は、後述するように、このようなリーチ演出と組み合わせて用いると、より効果的である。
本発明では、先ず、遊技球が流下する遊技領域に設けられた始動入賞口10aに入賞した遊技球が、大当りであるか否かを抽選する電子抽選が行われる。
この電子抽選は、大当り判定用の乱数を発生させる乱数発生手段113と、前記始動口10aに遊技球が入賞したことを契機に、該乱数発生手段113が発生する乱数を取得する乱数取得手段114と、前記乱数取得手段114により取得した乱数が当たりであるか否かを判定する当否判定手段115とにより行われる。
さらに、該当否判定手段115によって行われた当否判定結果を、図柄を変動させた後に停止させる表示態様によって表示する前記図柄変動表示装置317と、前記当否判定手段115による抽せん結果が当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当り遊技制御手段118と、前記図柄変動表示装置317の図柄変動表示中に前記乱数取得手段114が取得した乱数を、所定個数(本実施の形態では、4個)の上限まで保留玉乱数として入賞順に記憶する保留玉乱数記憶手段119とが設けられている。
上記した乱数発生手段113は、乱数値(000〜999)をランダムに発生させるものであり、本実施例では、その乱数000〜999のうち、大当り乱数を、001〜003とする(したがって、この場合は、大当り確率が約1/333となる)。
また、リーチが発生する乱数を、乱数001〜100とする(したがって、この場合はリーチ発生確率が1/10となる)。該リーチ発生する乱数のうち、乱数001〜010を、リーチ演出のうち大当りの期待度を大きくさせた、いわゆるスーパーリーチが発生する乱数とする。したがって、始動入賞口への入賞に伴い乱数004〜010を取得すると、リーチ有りのはずれ演出用のテーブルL2が選択され、該L2テーブルに設定されている変動パターンP2のうち、スーパーリーチ発生変動パターンP2aが振分けられる。また、乱数011〜100を取得すると、リーチ有りのはずれ演出用のテーブルL2が選択され、該L2テーブルに設定されている変動パターンP2のうち、ノーマルリーチ発生変動パターンP2bが振分けられる。
このようなスーパーリーチ発生変動パターンP2aは、リーチ演出が、ノーマルリーチ演→スーパーリーチ演出へと段階的に変化する演出として構成する。
本発明では、該保留玉乱数記憶手段119に記憶されている保留玉乱数に、大当り乱数を含む特定の乱数(以下、「特定乱数」という。)が記憶されているか否かを判定し、記憶されていればそれを当該特定乱数にかかる組み合わせゲームが開始する前に液晶表示装置4等で予め表示する、いわゆる「先読み表示」の具体的内容に特徴を有している。
本実施例では、大当りを発生する乱数を含むスーパーリーチ発生乱数(上記の例では、001〜010)を、特定乱数とし、それを該「先読み表示」の対象とする。また、該先読み表示の対象となる特定乱数の遊技者に対する事前表示は、当該特定乱数にかかる保留玉が消化されるまでの間の図柄変動表示装置317における前記した変動図柄の変動表示をステップアップ演出とすることによりおこなう。
なお、ここでは特定乱数に大当り乱数の全てが含まれているが、これに限られるものではなく、大当り乱数の一部、例えば、乱数003のみが特定乱数に含まれるようにしても良い。
このため、乱数取得手段114により取得した乱数が該特定乱数であることを判定する特定乱数判定手段122、上記ステップアップ演出を行うか否か抽選するステップアップ表示抽せん手段113、上記ステップアップ演出に用いるステップアップ図柄を記憶するステップアップ表示用メモリ124、および上記図柄変動表示装置317におけるステップアップ演出のタイミング等を制御するステップアップ表示制御手段125が設けられている。
このように構成された実施例におけるステップアップ演出を、図7a、7bに記載したステップアップ図柄を例に、図4に示す処理フロー図に基づいて、説明する。
図5a、5bは、通常遊技状態にあるh1状態(初期状態)から、特定乱数に係る入賞が行われたh3状態を経て、当該特定乱数に係るステップアップ演出を経た後、当該特定乱数に係る変動表示がリーチ表示となるh12状態までに、変動図柄がステップアップ演出を伴って変化する様子を説明した説明図である。
まず、図柄変動表示装置が図柄変動を開始するにあたり、図4に示すフローに従って、その図柄組み合わせゲームにおける図柄変動パターンをセットする。
図柄組み合わせゲームの開始にあたり、ゲーム対象となる乱数(つまり、保留玉乱数記憶手段に記憶された保留玉乱数がある場合はその保留玉乱数、無い場合は始動入賞口に入賞した時点で取得される乱数)が、特定乱数であるか否かが判定される。(S1)
特定乱数であれば(S1−Y)、当該乱数の入賞時に記憶された変動パターンがセットされ(S9)、その変動パターンでの図柄変動が開始される。(S10)
特定乱数でなければ(S1−N)、前回の図柄変動パターンにステップアップ演出がなされたか否かが判定される。
まず、この事例では、h1状態は、保留玉表示(保1〜保4)のうち保1に記憶されていた保留玉に係る図柄組み合わせゲームが行われて、その組み合わせ図柄が[257]で停止した時点での状態とする(なお、該保1〜保4は、保留玉表示部位42aないし42dに表示されて、保留玉の有無を表示するものである)。この保1に記憶されていた保留玉に係る図柄組み合わせゲームは、通常遊技状態で行われたものであるとする。したがって、このゲームで使用される変動図柄は初期図柄s1であり、背景図柄は、組み合わせ図柄[257]にそれぞれ対応した[犬、猫、人物]での初期図柄s1(図7a、7b参照)となっている。
また、この時点では、保1に表示される保留玉はa、保2に表示される保留玉はb、保3に表示される保留玉はcという保留玉乱数をそれぞれ記憶しており、保1〜保3が点灯している状態とする。
この図柄組み合わせ[257]はハズレであるから、h1の時点で、この保1に記憶されていた保留玉に係る図柄組み合わせゲームは、終了した状態となっている。
次に、保1〜3のうちの最先に保留玉乱数記憶された保1に係る保留玉乱数aの図柄組み合わせゲームが開始されるのであるが、開始に先立って、先ず該保留玉乱数aが特定乱数であるか否かを、特定乱数判定手段122により判定する。(S1)
それが特定乱数であれば(S1−Y)、入賞時に記憶された変動パターンをセットし、その変動パターンにより、以降の変動が開始される(S10)。
特定乱数でなければ(S1−N)、前回の変動がステップアップ演出であったか否かにより、ステップアップ演出である場合(S2−Y)は、前回の図柄変動に応じたステップアップ演出をセットし(S8)、そのセットした図柄変動パターンによって、図柄変動が開始される(S10)。
この事例では、上記したように、保留玉乱数aが特定乱数ではなく(S1―N)、しかも前回変動は通常の演出であってステップアップ演出ではないので(S2―N)、次に保留玉乱数記憶手段122に保留玉乱数が記憶されているか否かを確認する。(S3)
保留玉乱数記憶手段122に保留玉乱数が記憶されていない場合(S3−N)は、入賞時に記憶された変動パターンをセットし(S9)、図柄変動が開始される。(S10)
一方、保留玉乱数記憶手段122に保留玉乱数が記憶されている場合(S3−Y)は、該記憶されている保留玉乱数中に特定乱数があるか否かの先読み処理を行う。(S4)
先読み処理の結果、保留されている3つの保留玉乱数中に、特定乱数を有する保留玉乱数が無い場合(S5−N)には、最も先に記憶された保留玉乱数にかかる入賞時に記憶された変動パターンをセットし(S9)、その変動パターンによる図柄変動が開始される。(S10)
この事例では、保留玉乱数記憶手段122に3個の保留玉乱数(a、b、c)が記憶されており(S3―Y)、それらは、いずれも特定乱数ではないので(S5―N)、ステップアップ演出をすることなく、保留玉乱数aにかかる図柄組み合わせゲームが開始される。
留玉乱数aにかかる図柄組み合わせゲームの開始により、保2にあった保留玉乱数bが保1に、保3にあった保留玉乱数cが保2に、それぞれシフトして保3の表示が消灯し、3列の変動図柄が変動を開始する。
この事例では、上記したように、この時点における変動図柄はステップアップ演出を伴わないから、図柄組み合わせゲームに用いられる変動図柄は上記した初期図柄s1となる。h2は、このように開始された図柄組み合わせゲームにおいて、左列の変動図柄の組み合わせ図柄が「7」で停止した状態を示している。
次に、中列の組み合わせ図柄が「7」で停止すると、所謂リーチ状態となり、それに伴って液晶表示装置4上でリーチ演出が行われる。
リーチ演出が行われている間(あるいは、保留玉乱数aにかかる当該図柄組み合わせゲームの開始後)に、始動入賞口に遊技球が入賞すると、その入賞に伴って取得された乱数は保留玉乱数dとして保留玉乱数記憶手段119に記憶されると共に、空いていた保3の位置の保留玉表示が点灯される。この事例では、この際に取得される乱数dが、特定乱数であるとする。h3はこの時点での表示態様を示している。
なお、h3の説明図では、このような特定乱数を有する保留玉の表示を、星マークを付けたものとしているが、説明をわかりやすくするために便宜的にこのような星マークを付けたものであり、実際の表示においては他の保留玉表示と変わらない点灯表示とする。
次に、リーチ状態となっていた図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を終了して右列の組み合わせ図柄が「2」で停止すると、図柄組み合わせは[772]となってハズレとなり、当該図柄組み合わせゲームは終了する。h4はこの時点での表示状態を示している。
次に、保1に記憶されていた保留玉乱数bの図柄組み合わせゲームが開始されるのであるが、その開始にあたり、図4に示すフローに従って、変動パターンがセットされる。この事例の場合は、(S1−N)→(S2―N)→(S3−Y)→(S4)→(S5―Y)の処理により特定乱数dの存在が確認されるので、該特定乱数dに基づいてステップアップ演出の伴う変動パターンを読み出し(S6)、その変動パターンをセットし(S7)、図柄変動を開始する(S10)。
本発明においては、ステップアップ演出の実行タイミングを、図6に示すように、上記S10において図柄変動が開始される図柄組み合わせゲームがリーチ演出を伴うゲームであれば、当該リーチ演出が開始された直後の時点(t2)とし、リーチ演出を伴わないゲームであれば、左および中図柄が停止した直後の時点(t2)とし、そのステップアップ演出の実行タイミングの設定は、上記したステップアップ表示制御手段125により行われる。
このように、当該特定乱数にかかる図柄組み合わせゲームまでの間、その間のゲームがリーチを伴うか伴わないかにかかわらず、遊技者に対しステップアップ演出を連続して視認させる。
図4、図5a、bに戻り、h5以降を説明する。
h5は、保1に記憶されていた保留玉乱数bの組み合わせゲームがリーチ演出を伴うものであれば、上記したように左図柄、中図柄の組み合わせ図柄が共に、例えば「5」で停止した後、変動図柄の背景演出がリーチ演出に発展するとともに、その直後のタイミング(t2)で、該変動図柄がステップアップ演出を伴うこととなる。つまり、リーチ演出前に図柄変動していた初期図柄s1が、このタイミングで、ステップアップ図柄s2に1段階ステップアップされることとなり、初期図柄s1の背景図柄90−1が背景図柄90−2に変化するのである。
h6は、このように背景図柄がs2へ変化した状態を示している。
h6で、行われているリーチ演出が終了すると、当該図柄組み合わせゲームの対象となった保留玉乱数bはハズレ乱数なので、右図柄がハズレ図柄で停止するが、その状態をh7に示す。h7では、ハズレ図柄が「2」となり、その背景図柄はs2に対応している。
この時点で、保留玉乱数bにかかる図柄組み合わせゲームは終了し、次の保留玉乱数記憶手段に記憶されている保留玉乱数cにかかるゲームが開始される。
このゲームの開始にあたって、図4に伴うフローに従って、ステップアップ演出がセットされる。
この事例では、保留玉乱数cは特定乱数ではないので(S1―N)、前回の図柄変動がステップアップ演出であったか否かが判断される。S2
今回の場合は、前回の演出がステップアップ演出であったので(S2−Y)、前回のステップアップ演出に応じた変動パターンをセットする(S8)。すなわち、保留玉乱数cの入賞時に記憶された変動パターンを、保留玉乱数bのステップアップ図柄s2から1ステップアップしたステップアップ図柄s3の変動図柄を用いる変動パターンへと差し替え、図柄変動を開始する(S10)。
h8は、保留玉乱数cにかかる図柄組み合わせゲームが、ステップアップ図柄s2を変動図柄として変動表示が開始されたのち、左図柄が停止(この事例では、組み合わせ図柄が「5」で停止)した状態を示している。このように、ステップアップ演出が継続して行われる。
次に、保留玉乱数cにかかる図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を伴うゲームである場合は、h9に示すように、s2を用いた変動図柄の中図柄の組み合わせ図柄が「5」で停止し、リーチ演出に移行する。
そして、このようにリーチ演出が開始された直後に、h10に示すように、ステップアップ図柄s2から、ステップアップ図柄s3にステップアップする。
h11は、保留玉乱数cにかかる図柄組み合わせゲームが終了した状態を示している。
つまり、ステップアップ図柄s3へのステップアップ演出が行われ、リーチ演出が終了して、右図柄がはずれ組み合わせ図柄「2」で停止した状態を示している。
次に、特定乱数dにかかる図柄組み合わせゲームが開始されるのであるが、その開始にあたり、上記と同様に、フロー図4に基づいて変動パターンがセットされる。
つまり、保留玉乱数dにかかる図柄組み合わせゲームが変動を開始しようとする場合、自身が特定乱数であるかを確認する(S1)。保留玉乱数dは特定乱数であるため(S1−Y)、該保留玉乱数dが取得された際に記憶された変動パターン、この事例では、ステップアップ図柄s3により図柄変動を開始し、組み合わせ図柄「5」でリーチ演出およびスーパーリーチ演出に発展するという変動パターンがセットされ、図柄変動が開始される。
h12に示すように、左、中図柄が組み合わせ図柄「5」でリーチに移行すると、その直後に変動図柄は、ステップアップ図柄s3からステップアップ図柄s4にステップアップする。
h9’は、保留玉乱数cにかかる図柄組み合わせゲームが、リーチ演出を伴わなかった場合に、h8から、中図柄が組み合わせ図柄「7」で停止した状態を示しており、この停止直後にh10’に示すように、変動図柄がステップアップ図柄s2からステップアップ図柄s3へとステップアップ演出が行われる。
このように、当該図柄組み合わせゲームがリーチ演出を伴わないものであっても、左、中図柄が停止した直後の時点でステップアップ演出を行うことにより、特定乱数にかかる図柄組み合わせゲームが開始されるまでは、ステップアップ演出を中断することなく継続させる。
上記実施例では、図6に示すように、リーチ演出開始直後(t2)でステップアップ演出を行っているが、スーパーリーチ演出開始直後(t3)も、ステップアップ演出を行うタイミングとすることができる。つまり、h12のあと、リーチ演出がスーパーリーチ演出に発展すると、スーパーリーチ演出に発展した直後(t3)に、ステップアップ図柄s4からステップアップ図柄s5にステップアップさせることもできる。
また、上記実施例では、ステップアップ演出は、リーチ演出が伴う場合には、該リーチ直後、具体的には、左、中図柄が揃ってリーチが成立したことを認識させる音声表示がされた後、あるいは、リーチ演出を伴わない場合には、左・中図柄が停止した後、所定時間(0.5秒程度)経過後であるt2のタイミングで行うことにより、遊技者に対し背景図柄の変化をより認識させることができるので好ましいが、リーチ演出開始と共にステップアップ演出を行っても良い。
また、上記実施例では、ステップアップ表示をした後に停止する変動図柄(例えば、リーチ演出直後にステップアップ演出を行う場合にあっては、右図柄)を、ステップアップ演出と同様のステップアップ図柄を用いて停止表示させることにより、当該ゲームにおける当りの期待感を遊技者に与えることができて好ましいが、これをステップアップしない初期図柄s1を用いて表示させても良い。この場合は、当該ゲームの後に、特定乱数にかかる図柄組み合わせゲームが存在することを予告する表示とすることができる。
また、上記実施例では、リーチ演出を伴わない図柄組み合わせゲームの場合は、左、中図柄が停止した直後に、ステップアップ演出を実行させた。これは、ステップアップ演出を遊技者に確実に認識させる上で、リーチを伴う演出と同様に2個の変動図柄が停止した直後のタイミングとすることが有効であることによる。しかし、当該ゲームが終了した直後、つまり3列の変動図柄が停止した直後であって、次の図柄変動が開始されるまでの間(t4)、あるいは左図柄が停止した直後(t1)のタイミングでステップアップ演出を実行しても良い。また、ステップアップ演出をするタイミング(t1〜4)をランダムに選択するように設定すると、遊技者に意外性を与えることができ、一層の期待感を与えることもできる。
また、上記実施例において、ステップアップ演出を行うか否かを抽選するステップアップ演出抽せん手段123を設け、ステップアップ演出を該抽選手段の抽選によってランダムに行うことにより、遊技者にとってより興趣ある遊技機として提供することができる。
また、上記実施例では、入賞時に図柄変動パターンを記憶しているが、これに限ることなく、図柄変動表示装置が図柄変動を開始する際に図柄変動パターンを決定するように構成しても良い。そして、この場合、保留数に応じて変動パターンを異なるようにすると好適である。例えば、保留数が上限に達している際に変動を開始する場合は変動時間を短くし、その他の場合は変動時間を長くするようにする。このように構成すれば、保留数が上限に達した状態が維持される時間を相対的に短くすることができ、始動入賞口に入賞したにもかかわらず保留数が上限に達していたために抽せんを受けられなかったといった不利益が軽減され、遊技者の遊技への意欲を向上させることができる。
さらに、上記実施例では、大当りを発生する乱数を含むスーパーリーチ発生乱数(上記の例では、001〜010)を、大当たり乱数を含む特定乱数として、いわゆる「先読み表示」の対象としたが、これに限ることなく、当り乱数のみを特定乱数として先読み表示の対象とすることもできる。このように構成すると、先読み表示された場合に大当りとなるので、遊技者にとっては、先読み表示が継続するか否かによって大当り期待度が増大していき、興趣ある遊技機を構成することができる。
1 遊技盤面
3 外枠部
4 液晶表示演出装置
10a始動入賞口
50 主制御基板
60 統括制御基板
70 サブ制御手段
80 組み合わせ図柄
90−1〜5 背景図柄
91 変動図柄表示枠
114 乱数取得手段
115 当否判定手段
117 演出画像表示制御手段
119 保留玉乱数記憶手段
122 特定乱数判定手段
123 ステップアップ表示抽せん手段
125 ステップアップ表示制御手段
211 始動入賞口センサ
317 図柄変動表示装置
318 保留玉表示部
s1 初期図柄
s2〜s5 ステップアップ図柄

Claims (2)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられた始動口と、前記始動口に遊技球が入賞したことを契機に乱数を取得する乱数取得手段と、前記乱数取得手段により取得した乱数が当たりであるか否かを判定する当否判定手段と、この当否判定結果を、図柄を変動させた後に停止させる表示態様によって表示する図柄変動表示装置と、前記当否判定手段による抽せん結果が当たりである場合に通常の遊技に比べて遊技者に有利な大当たり遊技を提供する大当たり遊技制御手段と、前記図柄変動表示装置の図柄変動表示中に前記乱数取得手段が取得した乱数を、所定個数の上限まで保留玉乱数として順次記憶する保留玉乱数記憶手段とを有する弾球遊技機において、
    前記保留玉乱数記憶手段に記憶されている保留玉乱数が当たり乱数を含む特定の乱数であるか否かの先読み判定を、当該保留玉乱数に基づく図柄変動表示が開始されるより前に行う特定乱数判定手段と、前記特定乱数判定手段による判定結果が当たり乱数を含む特定の乱数であると判定された場合に、前記特定の乱数と判定された保留玉乱数よりも前に記憶されている保留玉乱数に基づく図柄変動表示に用いられる変動図柄を、当該特定の乱数にかかる保留玉乱数に基づく図柄変動表示が終了するまでの間、当該変動図柄に組み合わされた背景図柄の形態を段階的に変化させたステップアップ図柄として表示するステップアップ表示制御手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1において、前記特定乱数判定手段による先読みを行うか否かを抽選するステップアップ表示抽せん手段と、前記ステップアップ表示抽せん手段に当選したことを条件に前記特定乱数判定手段による先読み判定を行い、該先読み判定により前記特定乱数があると判定した場合には、前記特定の乱数と判定された保留玉乱数よりも前に記憶されている保留玉乱数に基づく図柄変動表示に用いられる図柄を前記ステップアップ図柄とするタイミングを設定するステップアップ表示制御手段とを、更に有することを特徴とする弾球遊技機。
JP2009205898A 2009-09-07 2009-09-07 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP5410889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009205898A JP5410889B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009205898A JP5410889B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011055890A true JP2011055890A (ja) 2011-03-24
JP5410889B2 JP5410889B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=43944265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009205898A Expired - Fee Related JP5410889B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5410889B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100308A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015186666A (ja) * 2015-07-27 2015-10-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016026564A (ja) * 2015-08-06 2016-02-18 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機
JP2017079857A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 株式会社三共 遊技機
JP2017093511A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 株式会社三共 遊技機
JP2017113356A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社三共 遊技機
JP2018139840A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社三共 遊技機
JP2019150714A (ja) * 2019-06-24 2019-09-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6519244B2 (ja) * 2014-04-30 2019-05-29 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219230A (ja) * 2001-01-25 2002-08-06 Aruze Corp 遊技機
JP2004222941A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP2007252647A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Samii Kk 遊技機
JP2008161529A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002219230A (ja) * 2001-01-25 2002-08-06 Aruze Corp 遊技機
JP2004222941A (ja) * 2003-01-22 2004-08-12 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体
JP2007252647A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Samii Kk 遊技機
JP2008161529A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Okumura Yu-Ki Co Ltd パチンコ機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100308A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2015186666A (ja) * 2015-07-27 2015-10-29 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016026564A (ja) * 2015-08-06 2016-02-18 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機
JP2017079857A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 株式会社三共 遊技機
JP2017093511A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 株式会社三共 遊技機
JP2017113356A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社三共 遊技機
JP2018139840A (ja) * 2017-02-28 2018-09-13 株式会社三共 遊技機
JP2019150714A (ja) * 2019-06-24 2019-09-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5410889B2 (ja) 2014-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5410889B2 (ja) 弾球遊技機
JP5290893B2 (ja) 遊技機
JP5290892B2 (ja) 遊技機
JP5508757B2 (ja) 遊技機
JP4654162B2 (ja) 遊技機
JP5230871B2 (ja) 遊技機
JP5266142B2 (ja) 遊技機
JP5528051B2 (ja) 遊技機
JP2008206589A (ja) 遊技機
JP5491129B2 (ja) 遊技機
JP5933181B2 (ja) 遊技機
JP2007330307A (ja) 遊技機
JP5491128B2 (ja) 遊技機
JP2011206405A (ja) 遊技機
JP5663185B2 (ja) 遊技機
JP2005087472A (ja) 遊技機
JP2011104431A (ja) 遊技機
JP2011092458A (ja) 遊技機
JP5636458B2 (ja) 遊技機
JP7458102B2 (ja) 遊技機
JP5502660B2 (ja) 遊技機
JP5667667B2 (ja) 遊技機
JP5288586B2 (ja) 弾球遊技機
JP2015123124A (ja) 弾球遊技機
JP2021115319A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5410889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees