JP2011053699A - フォトマスクの製造方法 - Google Patents

フォトマスクの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011053699A
JP2011053699A JP2010226038A JP2010226038A JP2011053699A JP 2011053699 A JP2011053699 A JP 2011053699A JP 2010226038 A JP2010226038 A JP 2010226038A JP 2010226038 A JP2010226038 A JP 2010226038A JP 2011053699 A JP2011053699 A JP 2011053699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask pattern
photomask
transmitted light
lattices
light amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010226038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5159859B2 (ja
Inventor
Kyohei Watanabe
杏平 渡辺
Masataka Ito
正孝 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010226038A priority Critical patent/JP5159859B2/ja
Publication of JP2011053699A publication Critical patent/JP2011053699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5159859B2 publication Critical patent/JP5159859B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】ドットパターンの対称性の劣化を抑えること。
【解決手段】マイクロレンズ1003を形成するためのフォトマスクのマスクパターンデータを生成する方法では、前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割し、前記フォトマスクフォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得して(S10〜S12)、前記透過光量分布が得られるように、前記パターン形成面の中心からの距離が近い格子又は遠い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定し(S13)、前記決定する工程での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する(S14)。
【選択図】図2

Description

本発明は、フォトマスクの作製に関するものであり、特に、CCDやCMOS等の撮像装置の光電変換を行う受光部上方に存在するマイクロレンズを形成するためのフォトマスクの作製に関する。
従来、撮像装置には、受光部への集光効率を高めるために、画素毎に集光用のマイクロレンズが設けられている。
マイクロレンズは、フォトリソグラフィ法を用いて感光性樹脂を各画素に対応するように島状に形成し、この島状の樹脂パターンを加熱して軟化させ、その表面張力によって樹脂表面を球面化することによって形成されている。
画素の微細化に伴い、撮像装置の感度の低下が生じている。そこで、集光効率を高めるために、マイクロレンズの間隔に入射する光も集光するためにマイクロレンズ同士の間隔を狭めることが望まれている。しかしながら、樹脂パターンを加熱によって軟化させる方法を用いた場合、マイクロレンズ間隔を狭めることが難しい。これは、加熱処理で樹脂を軟化させることによって隣接するレンズ同士が接触することを防ぐために、レンズ間にある程度の隙間を設ける必要があるからである。
これに対し、微細なドットが複数個配置されたドットパターンによって露光光の透過光量を制御可能なフォトマスクを用いて感光性樹脂を露光し、現像処理を行って、マイクロレンズを形成する方法が提案されている(特許文献1及び特許文献2)。
特開2004−145319号公報 特開2004−700875号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2の技術では、ドットパターンの配置が画素中心に対して同心円状ではなく、画素中心に対する対称性も低い。このようなドットパターンの配置では、透過光量分布が球面分布にはならず、画素中心に対する透過光量分布が非対称性となる。その結果、マイクロレンズの形状が所望の形状とならず、光学的な特性(焦点距離やFnoの比例性等)の設計値からのずれが生ずる可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ドットパターンの対称性の劣化を抑えることを目的とする。
本発明の第1の側面は、マイクロレンズを形成するためのフォトマスクのマスクパターンデータを生成する方法に係り、前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する工程と、前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する工程と、前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が近い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する工程と、前記決定する工程での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第2の側面は、マイクロレンズを形成するためのフォトマスクのマスクパターンデータを生成する方法に係り、前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する工程と、前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する工程と、前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が遠い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する工程と、前記決定する工程での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第3の側面は、情報処理装置に係り、フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する手段と、マイクロレンズを形成するための前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する手段と、前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が近い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する手段と、前記決定する手段での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第4の側面は、情報処理装置に係り、フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する手段と、マイクロレンズを形成するための前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する手段と、前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が遠い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する手段と、前記決定する手段での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5の側面は、フォトマスク作製システムに係り、上記の情報処理装置と、前記情報処理装置により生成されたマスクパターンデータに基づいてフォトマスクを作製する描画装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第6の側面は、撮像素子に係り、光を信号電荷に変換する光電変換手段と、上記のフォトマスク作製システムにより作製されたフォトマスクを用いて形成された、光を前記光電変換手段に集光するためのマイクロレンズと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ドットパターンの対称性の劣化を抑えることができる。
本発明の好適な第1の実施形態に係るフォトマスク作製システムの構成を示すブロック図である。 フォトマスク作製システムを用いたフォトマスク作製方法を示すフローチャートである。 ポジ型感光性樹脂の感度曲線を示す図である。 図3の感度曲線を用いて画素中心からの距離と透過光量(露光量)との関係を示す図である。 (a)は、所望のレンズ形状を得るための1画素内の透過光量分布を示す図である。(b)は、(a)に示した透過光量分布の一部における座標値x、yに対する透過光量z値を表す一覧表を示す図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る誤差分散法による二値化処理を説明するための図である。 重み付けの一例を示す図である。 本発明の好適な第2の実施形態に係る誤差分散法による二値化処理を説明するための図である。 本発明の好適な第1の実施形態に係る誤差分散法による二値化処理により得られたドットパターンを示す図である。 従来の誤差分散法による二値化処理により得られたドットパターンを示す図である。 本発明の好適な実施形態に係るフォトマスク作製システムを用いて作製したマイクロレンズを備える撮像素子の構成を示す図である。 (a)は、第1の実施形態に係る画素内部の格子の二値化処理時に誤差を重み付け加算(又は減算)する方向を示した図である。(b)は、第1の実施形態に係る画素最外周の格子の二値化処理時に誤差を重み付け加算(又は減算)する方向を示した図である。(c)は、(b)の二値化処理後の結果を示した図である。 (a)は、第3の実施形態に係る画素最外周の格子の二値化処理時に誤差を重み付け加算(又は減算)する方向を示した図である。(b)は、(a)の二値化処理後の結果を示した図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の好適な第1の実施形態に係るフォトマスク作製システムの構成を示すブロック図である。
図1において、フォトマスク作製システム100は、情報処理装置101と、描画装置102と、検査装置103と、欠陥修正装置104と、を備える。情報処理装置101は、取得した後述する各種データに基づいてマスクパターンデータ105を生成する。さらに、情報処理装置101は、生成したマスクパターンデータ105を描画装置102に対応した描画データに変換する。描画装置102は、情報処理装置101で作成された描画データに基づいて、縮小転写方式又は直接描画方式によりフォトマスクを作製する。検査装置103は、フォトマスクの欠陥を検査し、ドットパターンが設計通りに形成されたかどうかを調べる。検査方法としては種々の方法があり、特定の検査方法に限定されないが、例えばマスクパターンデータ105とフォトマスクの光学像の電気信号とを比較して検査を行う方法を用いることができる。欠陥修正装置104は、検査装置103によって検出された欠陥を修正する。修正方法としては種々の方法があり、特定の限定に限定されないが、例えばレーザビーム法やイオンビーム法を用いることができる。なお、マスクパターンデータ105とは、描画装置102でマスクパターンを描画するための設計データをいう。また、描画データとは、マスクパターンを描画装置102に対応するデータ形式に変換したデータをいう。
図2は、フォトマスク作製システム100を用いたフォトマスク作製方法を示すフローチャートである。
ステップS10では、各種データを準備する。各種データには、微小なレンズ(以下「マイクロレンズ」という。)形成用の感光性樹脂の感度曲線及び所望のレンズ形状データが含まれる。マイクロレンズ形成用の感光性樹脂の感度曲線は、露光量に対する感光性樹脂の残膜厚の変化を示す曲線である。通常、ポジ型感光性樹脂の感度曲線は図3のようになる。なお、図3においては、露光量、残膜厚ともに正規化して図示してある。
ステップS11では、情報処理装置101は、ステップS10で準備した各種データに基づいて、フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を表現する関数z=F(x、y)を決定する。ステップS10で準備した感度曲線を用いれば、所望のレンズ形状を形成するための透過光量(被照射体への露光量)を、フォトマスクのパターンが形成されるX−Y平面(パターン形成面)上の位置に対する関数として表現することができる。ここで、あるレンズ形状を図3の感度曲線を用いて作製する例を挙げる。X−Y平面上の位置を画素中心からの距離とすると、画素中心からの距離と透過光量(透過率ともいう)の関係は図4のようになり、この関係は図4に示したような2次関数で近似することができる。情報処理装置101は、フォトマスクのパターンを形成するx−y平面をピッチWを持つ複数の格子に分割したときの各格子の座標値x、yに対し、z座標上の透過光量z値を算出する。すると、上記で求めた画素中心からの距離に対する透過光量の関係を表した2次関数はz=F(x、y)となる。
ステップS11で算出した2次関数を用いて座標値x、yに対するz値を算出し、所望のレンズ形状を得るための1画素の透過光量分布を表したものが図5(a)である。また、図5(b)は、図5(a)に示した透過光量分布の一部を抜粋し、座標値x、yに対する透過光量z値を示した一覧表である。透過光量z値を算出する際のピッチWは、マイクロレンズ形成に用いる露光装置の解像限界長さ(解像度に対応)よりも小さなサイズとする。例えば、露光光の波長が365nmで4倍レチクル(フォトマスク)を用いた場合には、フォトマスク上でのドットの一辺の寸法が0.96μm(=960nm)以上であると、フォトマスク上のドットパターンが感光性樹脂に解像してしまう。その結果、滑らかな所望のレンズ形状を形成できないことが実験で確かめられている。また、下限はフォトマスクを形成する際の描画装置102の解像限界長さを基準に定まる。一方、フォトマスク上でのドットの一辺の寸法が0.24μm(=240nm)〜0.72μm(=720nm)μmである場合には、露光光の波長365nmで解像しないことが確かめられている。従って、描画装置102上の格子のピッチWは、60nm〜180nm(フォトマスク上で240nm〜720nm)の範囲内にあることが好ましい。ここで、「ドット」とは、上記の格子と同一形状の遮蔽部を意味し、各格子の重心点一つに対し一つ配置される。また、ドット(遮蔽部)は、鋭角を持たない形状であることが好ましく、正方格子であることがより好ましい。
ステップS12では、X−Y平面を所定のピッチで区切った格子の座標(x,y)の画素中心(x0,y0)からの距離rを数式1に基づいて算出する。
r=((x−x02+(y−y021/2…(数式1)。
ステップS13では、情報処理装置101は、露光光の透過光量を制御するために、算出したz座標上の透過光量z値に対し、後述する順序で誤差分散法(誤差拡散法)による二値化処理を実施する。そして、情報処理装置101は、分割した各格子におけるクロム遮光(遮蔽部)の配置の有無を決定し、一辺がWの長さを持つドットのパターンを生成する。
ステップS14では、情報処理装置101は、ステップS13で生成されたドットパターンをCAD等の描画装置でのX−Y平面上に配置した、マスクパターンデータを生成する(図9(b)に対応)。さらに、情報処理装置101は、生成したマスクパターンデータを描画装置102に対応した描画データに変換する。
ステップS15では、描画装置102は、ステップS14で生成した描画データを用いて、フォトマスクを作製する。
ステップS16では、検査装置103は、パターンが設計通りに形成されたかどうかを検査する。
ステップS17では、欠陥修正装置104は、検査装置103によって検出された欠陥を修正する。
次に、図2のステップS13における誤差分散法による二値化処理の手順について図6を用いて説明する。
図6では、横方向をX座標、縦方向をY座標とし、所定のピッチで分割された格子に座標(x,y)に対する透過光量zが配列されているものとする。図6では、5×5の格子に分割したものを例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されない。ここで、二値化とは、閾値よりも透過光量の値が大きい場合には1を割り振り、閾値よりも透過光量の値が小さい場合には0を割り振ることを意味する。また、本実施形態では、透過光量の中間値である0.5を閾値として二値化を行うが、本発明はこれに限定されない。1が割り振られた格子は、開口部(クロム遮光膜無し)、0が割り振られた格子は遮光部(クロム遮光膜有り、すなわちドット)となる。二値化処理は、画素中心の格子から開始し、画素中心からの距離rの値が小さい格子から順に反時計回りに処理を行う。
まず、図6(a)に示すように、画素中心の格子では、中間値である0.5を閾値として二値化を行い、透過光量が0.1から0となる。
次いで、図6(b)に示すように、二値化によって生じた誤差(0.1−0=0.1)を、二値化された格子に隣接する8つの格子に重み付け加算(又は減算)する。図7は、重み付けの一例を示す図である。図7では、上下左右の格子に対しては1の重み付けを割り振り、左上、右上、左下、右下の格子に対し、0.5の重み付けを割り振っている。従って、上の格子の透過光量は(図6(b)では(1))、0.2+0.1/(1+1+1+1+0.5+0.5+0.5+0.5)=0.22となる。以下同様に、図7の重み付けに基づいて、隣接する格子の透過光量に対し、重み付けがなされる。
次いで、図6(c)に示すように、隣接する格子に移動し、上述の二値化を行う。図6(c)では、移動後の格子において、中間値である0.5を閾値として二値化を行い、透過光量が0.22から0となる。
次いで、図6(d)に示すように、二値化によって生じた誤差(0.22−0=0.22)を、図7の重み付けに基づいて二値化された格子に隣接する8つの格子に重み付け加算(又は減算)する。図6(d)では、上に位置する格子の透過光量は、0.21+0.22/(1+1+1+0.5+0.5+0.5+0.5)=0.22となる。以下同様に、図7の重み付けに基づいて、隣接する格子の透過光量に対し、重み付けがなされる。なお、二値化処理が終了した格子に対しては、誤差を重み付け加算(又は減算)しない。
図6(e)では、矢印で示した順序で同様の処理を行っている。すなわち、画素中心の格子から開始した後は、右、上、左、下、右上、左上、左下、右下の順序で各格子を処理し、更にその外側の格子のうち画素中心からの距離rが近い格子の順で処理する。このように、中心画素から等距離の画素毎に渦巻き状に二値化処理を行うため、画素中心に対して同心円状かつ対称性の高いドットのパターン配置を得ることができる。
図9は、図6に示す二値化処理よって得られたドットパターンを示す図である。図9(a)は、枠Aで囲まれた範囲で開口した格子の割合(開口率)を算出したものである。図9(b)は、0を遮光部(ドット)、1を開口部としたときのドットパターンを表している。図9(a)に示すように、右上の領域では開口率が26%、左上の領域では開口率が27%、左下の領域では開口率が25%、右下の領域では開口率が26%であった。
図10は、比較例として、特許文献2(図10(a)(ハ)を参照)に記載された、画素中心から四隅方向に誤差分散法による二値化処理を行ったときのドットパターンを示す図である。図10(a)は、枠Bで囲まれた範囲で開口した格子の割合(開口率)を算出したものである。図10(b)は、0を遮光部(ドット)、1を開口部としたときのドットパターンを表している。図10(a)に示すように、右上の領域では開口率が31%、左上の領域では開口率が33%、左下の領域では開口率が31%、右下の領域では開口率が28%であった。
このように、図9に示すドットパターンは、開口率のずれが2%しかなく、ほぼ対称な配置となった。一方、図10に示すドットパターンは、開口率のずれが5%あり、その配置の対称性も図9のドットパターンより低かった。
以上のように、本実施形態に係る二値化処理によって、ドットパターンの対称性の劣化を抑えることができた。これにより、レンズ形状の歪みが少ない品質のよいマイクロレンズを作製することができる。
なお、本実施形態の説明においては、フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを用いる場合について説明した。しかしながら、例えば、フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを予め取得し、これを用いる場合にも本発明は適用可能である。
また、本実施形態の説明においては、フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を用いる場合について説明したが、フォトマスクに形成すべきマスクパターンの遮蔽量分布を用いる場合も本発明に含まれる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、図2のステップS13において、誤差分散法による二値化処理を図8(a)に示すように、渦巻き状の方向で実施したが、誤差分散法による二値化処理を他の方向で行ってもよい。このような二値化処理としては、図8(b)に示すように、中心画素から距離rが近い順に時計回りの方向で二値化処理を行ってもよい。また、図8(c)又は図8(d)に示すように、中心画素から距離rが遠い順に二値化処理を行ってもよい。ただし、対称性の劣化を抑えるために、画素中心からの距離rが近い格子の順に処理するか、画素中心からの距離rが遠い格子の順に処理するかのいずれかで処理を行わなければならない。
(第3の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態では、図2のステップS13において1画素を所定のピッチWで分割した格子を用いて二値化処理を行った。この手法は生成するドットパターンの対称性の劣化を抑えることができるものの、所望のレンズ形状を得るための透過光量分布を再現することができない場合がある。これは、画素の内部に存在する格子は図12(a)のように多方向(8方向)に誤差を重み付け加算(又は減算)できるのに対し、最外周の格子は図12(b)のように少数の方向(2方向)でしか誤差を重み付け加算(又は減算)できないからである。このため、誤差を重み付け加算(又は減算)できる格子数が減少し、他の格子と同等な重み付け加算(又は減算)ができなくなりうる。すなわち、最外周の格子を二値化処理する際に適切な二値化が行われていない可能性がある。
上記の課題を解決するため、画素の最外周に存在する格子に隣接するように図13(a)のように付加的な格子(ダミー格子)を最外周の格子の外側に追加する。そして、最外周の格子の誤差を重み付け加算(又は減算)できる格子数を増やした上で二値化処理を行うと良い。すなわち、最外周の格子の誤差を重み付け加算(又は減算)できる格子の数と、画素の内部に存在する格子の誤差を重み付け加算(又は減算)できる格子の数と一致させることが可能となる。ダミー格子は二値化処理を行う際に誤差を重み付け加算(又は減算)する時のみ用いる格子であり、ダミー格子の二値化処理結果を図2のステップS14では用いない。このように、ダミー格子を追加して二値化処理を行うことによって適切なクロム遮光の配置を行うことができ、結果として所望のレンズ形状を得るための透過光量分布を再現できるドットパターン配置を作製することができる。図12(c)はダミー格子を用いなかった場合における最外周格子の誤差分散処理の結果を示す図である。処理格子に隣接する格子の重み付け加算(又は減算)後の値は、ダミー格子を用いた場合の図13(b)とは異なる値となる。この値の差が、所望のレンズ形状を得るための透過光量分布からのずれに相当する。
上記のダミー格子を追加した二値化処理方法は、第1の実施形態及び第2の実施形態に示した二値化処理方向に限らず、画素の最外周に存在する格子の二値化処理時に適切な結果を出すことができる方法である。第1の実施形態及び第2の実施形態と併せて用いることにより、対称性の劣化が抑えられた、所望のレンズ形状を得るためのドットパターン配置を得ることができる。特に、レンズ(曲率)が画素の最外周まで及ぶ場合に、所望のレンズ形状を得るためのドットパターン配置を得ることが可能となる。
(応用例)
図11は、本発明の好適な実施形態に係るフォトマスク作製システム100を用いて作製したマイクロレンズを備える撮像素子の構成を示す図である。撮像素子には、複数の画素が2次元配列され、各画素にマイクロレンズが配置される。フォトマスク(レチクル)上には、図9(又は図13)のようにして得られたマスクパターンを複数配列することが好ましい。なお、図13に示すダミー格子を用いる場合には、1画素目のマスクパターンを形成した後に、ダミー格子を除いた部分のマスクパターンを複数配列し、複数画素に対応したマスクパターンを形成することができる。このようなフォトマスク(レチクル)を用いて、複数のマイクロレンズ(マイクロレンズアレイ)が、周知のリソグラフィー技術により基板1001上に形成される。撮像素子は、基板1001に形成された光電変換手段1002と、フォトマスク作製システム100を用いて2次元配列されたマイクロレンズ1003と、カラーフィルタ1004とを備える。光電変換手段1002は、光を信号電荷に変換して蓄積するフォトダイオードなどの光電変換手段である。マイクロレンズ1003は、光電変換手段1002に光を集光する。カラーフィルタ1004は、マイクロレンズ1003と光電変換手段1002との間に配置される。
従来のマイクロレンズは、樹脂材料を加熱して、軟化させることによって形成されている。そのため、隣接するマイクロレンズが連結しないように、マイクロレンズ間に隙間を設ける必要があった。
これに対し、本発明の好適な実施形態では、フォトマスク作製システム100を用いて作製されたフォトマスクを用いてマイクロレンズ1003を作製することにより、レンズ形状の歪みが低減される。そのため、樹脂材料を加熱する工程が不要であり、マイクロレンズ間の隙間を大幅に低減することができる。
1001 基板
1002 光電変換手段
1003 マイクロレンズ
1004 カラーフィルタ

Claims (11)

  1. マイクロレンズを形成するためのフォトマスクのマスクパターンデータを生成する方法であって、
    前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する工程と、
    前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する工程と、
    前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が近い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する工程と、
    前記決定する工程での結果に基づいて前記複数の遮蔽部の配置を示すマスクパターンデータを生成する工程と、
    を含むことを特徴とするマスクパターンデータの生成方法。
  2. マイクロレンズを形成するためのフォトマスクのマスクパターンデータを生成する方法であって、
    前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する工程と、
    前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する工程と、
    前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が遠い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する工程と、
    前記決定する工程での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する工程と、
    を含むことを特徴とするマスクパターンデータの生成方法。
  3. 前記決定する工程では、前記複数の格子の各々に対し時計回りで前記二値化処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマスクパターンデータの生成方法。
  4. 前記決定する工程では、前記複数の格子の各々に対し反時計回りで前記二値化処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマスクパターンデータの生成方法。
  5. 前記複数の格子の各々の一辺の長さは、前記フォトマスクの露光装置の解像限界長さ以下であることを請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のマスクパターンデータの生成方法。
  6. 前記複数の格子は、正方格子であることを請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のマスクパターンデータの生成方法。
  7. 前記決定する工程では、前記複数の格子のうち最外周に存在する格子の外側に付加的な格子を追加し、前記付加的な格子と合わせて前記二値化処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のマスクパターンデータの生成方法。
  8. フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する手段と、
    マイクロレンズを形成するための前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する手段と、
    前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が近い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する手段と、
    前記決定する手段での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. フォトマスクに形成すべきマスクパターンのパターン形成面を複数の格子に分割する手段と、
    マイクロレンズを形成するための前記フォトマスクに形成すべきマスクパターンの透過光量分布を示すデータを取得する手段と、
    前記透過光量分布が得られるように、前記複数の格子のうち前記パターン形成面の中心からの距離が遠い格子から順に誤差分散法による二値化処理を行って、前記複数の格子の各々に遮蔽部を配置するか否かを決定する手段と、
    前記決定する手段での結果に基づいて前記複数の遮蔽部が配置されたマスクパターンデータを生成する手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の情報処理装置と、
    前記情報処理装置により生成されたマスクパターンデータに基づいてフォトマスクを作製する描画装置と、
    を備えることを特徴とするフォトマスク作製システム。
  11. 光を信号電荷に変換する光電変換手段と、
    請求項10に記載のフォトマスク作製システムにより作製されたフォトマスクを用いて形成された、光を前記光電変換手段に集光するためのマイクロレンズと、
    を備えることを特徴とする撮像素子。
JP2010226038A 2007-04-17 2010-10-05 フォトマスクの製造方法 Expired - Fee Related JP5159859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010226038A JP5159859B2 (ja) 2007-04-17 2010-10-05 フォトマスクの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007108664 2007-04-17
JP2007108664 2007-04-17
JP2010226038A JP5159859B2 (ja) 2007-04-17 2010-10-05 フォトマスクの製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335063A Division JP4607944B2 (ja) 2007-04-17 2007-12-26 マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク作製システム、及び、マイクロレンズアレイの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011053699A true JP2011053699A (ja) 2011-03-17
JP5159859B2 JP5159859B2 (ja) 2013-03-13

Family

ID=40146948

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335063A Expired - Fee Related JP4607944B2 (ja) 2007-04-17 2007-12-26 マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク作製システム、及び、マイクロレンズアレイの製造方法
JP2010226038A Expired - Fee Related JP5159859B2 (ja) 2007-04-17 2010-10-05 フォトマスクの製造方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007335063A Expired - Fee Related JP4607944B2 (ja) 2007-04-17 2007-12-26 マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク作製システム、及び、マイクロレンズアレイの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP4607944B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5677076B2 (ja) * 2010-01-07 2015-02-25 キヤノン株式会社 フォトマスクデータの生成方法、その作製方法、そのためのプログラム、固体撮像装置の製造方法、および、マイクロレンズアレイの製造方法
JP6409498B2 (ja) * 2014-10-24 2018-10-24 大日本印刷株式会社 パターンデータの作製方法
JP2018133575A (ja) * 2018-03-08 2018-08-23 ソニー株式会社 固体撮像装置、電子機器、及び、固体撮像装置の製造方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06109904A (ja) * 1992-09-28 1994-04-22 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズシート
JPH08504515A (ja) * 1992-11-27 1996-05-14 ロッキード ミサイルズ アンド スペース カンパニー インコーポレイテッド マイクロレンズの製造方法および装置
JPH10142411A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Canon Inc 回折光学素子およびその製造方法
JPH1117945A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Sharp Corp 画像処理装置
US6091492A (en) * 1994-04-15 2000-07-18 Micromeritics Instrument Corporation Apparatus and method for determining the size distribution of particles by light scattering
JP2001356470A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Ricoh Opt Ind Co Ltd 濃度分布マスクを用いた3次元構造体製造方法
JP2004070087A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd パターンデータの作製方法およびフォトマスク
JP2004296590A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 撮像装置と撮像装置におけるマイクロレンズの形成方法
JP2006278356A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像素子
JP2007013640A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2008268378A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Canon Inc マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク及びその作製システム並びに撮像素子

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06109904A (ja) * 1992-09-28 1994-04-22 Dainippon Printing Co Ltd フレネルレンズシート
JPH08504515A (ja) * 1992-11-27 1996-05-14 ロッキード ミサイルズ アンド スペース カンパニー インコーポレイテッド マイクロレンズの製造方法および装置
US6091492A (en) * 1994-04-15 2000-07-18 Micromeritics Instrument Corporation Apparatus and method for determining the size distribution of particles by light scattering
JPH10142411A (ja) * 1996-11-06 1998-05-29 Canon Inc 回折光学素子およびその製造方法
JPH1117945A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Sharp Corp 画像処理装置
JP2001356470A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Ricoh Opt Ind Co Ltd 濃度分布マスクを用いた3次元構造体製造方法
JP2004070087A (ja) * 2002-08-07 2004-03-04 Dainippon Printing Co Ltd パターンデータの作製方法およびフォトマスク
JP2004296590A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 撮像装置と撮像装置におけるマイクロレンズの形成方法
JP2006278356A (ja) * 2005-03-25 2006-10-12 Dainippon Printing Co Ltd 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像素子
JP2007013640A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2008268378A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Canon Inc マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク及びその作製システム並びに撮像素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP5159859B2 (ja) 2013-03-13
JP4607944B2 (ja) 2011-01-05
JP2008287212A (ja) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7575854B2 (en) Method for manufacturing microlens
JP2012064924A (ja) マイクロレンズアレイの製造方法、固体撮像装置の製造方法および固体撮像装置
JP4882224B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
US8209641B2 (en) Method of fabricating a photomask used to form a lens
JP2009088450A (ja) 光電変換装置、可視光用光電変換装置及びそれらを用いた撮像システム
US9274254B2 (en) Optical element array, photoelectric conversion apparatus, and image pickup system
JP6035744B2 (ja) 固体撮像素子
JP2000349268A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法並びにマスク作製方法
JP6012692B2 (ja) マイクロレンズアレイの形成方法および固体撮像装置の製造方法
JP5159859B2 (ja) フォトマスクの製造方法
JP4489471B2 (ja) マイクロレンズアレイの形成方法
JP2006278356A (ja) 固体撮像素子の製造方法及び固体撮像素子
JP4249459B2 (ja) 撮像装置と撮像装置における屈折部の形成方法
US9703015B2 (en) Photomask, method of manufacturing optical element array, optical element array
JP2004070087A (ja) パターンデータの作製方法およびフォトマスク
JP5031173B2 (ja) 撮像装置と撮像装置におけるマイクロレンズの形成方法
JP6311771B2 (ja) 固体撮像素子
JP2008268378A (ja) マスクパターンデータの生成方法、情報処理装置、フォトマスク及びその作製システム並びに撮像素子
JP2012109541A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP5136288B2 (ja) 濃度分布マスク及びその製造方法
JP2009031400A (ja) 濃度分布マスク
JP2009031399A (ja) マイクロレンズ
JP2010211078A (ja) レンズ形状の設計方法、撮像素子、およびフォトマスクの設計方法
JP2010282120A (ja) 濃度分布マスク
TWI512387B (zh) A microlenses for micro lens manufacturing, a microlens manufacturing method using the same, and an image pickup device

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121211

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees