JP2011050511A - フラップテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】天板が大型である場合等にも、配線処理を適切に行えるようにしたフラップテーブルを提供する。
【解決手段】フラップ動作を行う天板2に対し、そのフラップ動作の中心となる軸線である支軸m1と直交する天板奥行き方向Yの中央部の表面に配線取出口26を設けたので、天板奥行き方向Yの両側の位置する天板縁部m、nからの利用を始めとして、各部位からのアクセスをまんべんなく行うことができ、集線処理も容易となって、フラップテーブルであっても電子機器類を利用し易い環境が整備できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラップ動作する天板の中央に配線取出口を有効に形成したフラップテーブルに関するものである。
フラップテーブルにおいて、配線処理のために、フラップ動作する天板面の後端部に開閉式のコンセントカバーを設け、幕板などの配線ダクトから配線を立ち上げる構成が特許文献1等において知られている。
同文献のものは、脚部に対して天板が上下回動し、天板が略水平状態の使用態様と立起状態の折畳み態様とを取ることが可能である折畳み式テーブルにおいて、天板の後部に、上部が該天板より上方へ突出し且つ下部が該天板より下方へ突出したフロントパネルを設け、このパネルを天板の回動動作に連動して立起状態と天板に沿って折畳まれた折畳み状態を取ることができるように構成されている。
また、これとの関係において、天板の後縁部であって左右中間部に単又は複数の切欠部を形成し、前記フロントパネルが天板の後縁に立起した状態で前記切欠部と該フロントパネルの前面とで配線用空間を形成した構成や、フロントパネルの前面下部にコード受けを設け、前記連動杆の一端を該コード受けの適所に枢着した構成が開示されている。
特開2001−238732号公報
ところで、この種のフラップテーブルは通常、複数人が利用する場合にも奥行き方向の縁部のうち利用者が着座する側の使用縁が決まっており、上記配線取出口は利用者の手の届く範囲に設定されているため使用上問題となることはない。
しかしながら、複数人が対面で利用可能な大型のフラップテーブルを構成しようとする場合に、天板面のこのような位置に配線取出口が存すると、一方の利用者にとっては天板面の利用の邪魔になり、他方の利用者にとっては配線取出口を利用できなくなるとともに、配線や集線等の処理も不均等になる。また、同文献のものはフロントパネルが幕板を兼ねるものであるが、対面使用状態を実現する場合には、幕板等の位置もフラップ動作との関係で再考する必要がある。
本発明は、上記の課題に善処し、天板が大型である場合等にも、配線処理を適切に行えるようにしたフラップテーブルを提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明のフラップテーブルは、フラップ動作を行う天板に対し、そのフラップ動作の中心となる軸線と直交する天板奥行き方向の中央部の表面に配線取出口を設けたことを特徴とする。
このように、天板の奥行き方向の中央部に配線取出口を設けることで、天板の各部位からのアクセスをまんべんなく行うことができ、集線処理も容易になるため、フラップテーブルであっても電子機器類を利用し易い環境を有効に構築することが可能となる。
このような配線取出口を天板の中央に設けることにより、配線取出口を挟んで天板の奥行き方向の使用領域の一部又は全部が分断される場合において、天板の強度を有効に確保するためには、前記天板の配線取出口を挟んで幅方向両縁部を、両領域にまたがるように配置したブラケットを介して脚体に支持させていることが望ましい。
特に、天板がフラップ動作して良好な配線状態を維持するためには、フラップ動作の中心となる前記軸線も、前記天板の奥行き方向の中央部付近に設定されていることが望ましい。ここで、中央部の「付近」とは、上記の作用が得られる範囲であって、軸線が天板の奥行き方向の中心に合致している場合のほか、たとえば天板の奥行き方向の中心からの変位量が当該天板の厚み寸法の2〜3倍以内、或いは軸線が配線取出口から外れない範囲、或いは奥行き方向の中央から立ち上げた脚に付帯する固定ブラケットを天板の両側に設けた可動ブラケット内に収容できる範囲など、種々の基準に基づくことができる。
この場合、配線取出口に出入りする配線が回転軸等と干渉することを回避するためには、天板奥行き方向の中心位置が、フラップ動作の中心となる軸線の位置に対して天板奥行き方向にオフセットさせてあることが好ましい。
天板の中央に配線取出口を設けることとの兼ね合いで、幕板を適切に配置するためには、幕板を同様に天板奥行き方向の中央部の下方位置に設け、フラップ動作時に天板が幕板の側方に平行に起立するように構成しておくことが好適である。
天板のフラップ動作時に配線を適切に保つためには、配線取出口の中に、天板奥行き方向の二方が少なくとも閉止された配線空間を形成していることが望ましい。
このような配線空間を形成するにあたり、天板の幅方向の縁部がブラケットを介して脚体に支持され、ブラケット間が天板受部材で連結されている場合には、その天板受部材を利用して前記配線空間を閉じるための配線ダクトを構成していることが効果的である。
左右のブラケット内にロック位置と非ロック位置の間で作動可能なロック片を有し、その間が天板受部材に沿って平行に延びる連動軸で接続されて、両ロック片を脚体の一部に係り合わせて天板を使用位置又は起立位置の何れかに選択的にロックするように構成される場合には、前記配線ダクトを前記連動軸を配線取出口から遮蔽する範囲に亘って配置しておくことが好都合である。
フラップテーブルの中央に配線機能を持ち込む構成を実効あらしめるためには、前記天板表面の配線取出口を開閉する位置に、カバーを、保持手段を介してフラップ動作中に閉止状態を維持し得る状態で配置しているしていることが好ましい。
この場合、カバー閉止時における天板面の使い勝手を良好に保つためには、閉止位置にあるカバーの側方に配線空間の一部を開放する開放部を設けて配線の引き出しを可能にしていることが望ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、フラップ動作する天板に設けた配線取出口を、当該天板の使用位置で対面に着座した利用者等が適切に利用できるようになり、電子機器類を使用する際の配線処理も適切に行うことが可能になって、この種のフラップテーブルにおける新たな利用の形態を有効に提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るフラップテーブルの使用状態を斜め上方から見た斜視図。 同フラップテーブルの一部分解した斜視図。 同フラップテーブルの使用状態を示す側面図。 同フラップテーブルの収納状態を示す側面図。 同フラップテーブルに組み込まれたトーションバーを示す部分正面図。 同フラップテーブルの配線取出口近傍の構造を示す部分破断斜視図。 同フラップテーブルにおけるバッテリの収納状態を示す部分側断面図。 同平面図。 同フラップテーブルの充電状態を示す斜視図。 本発明の変形例を示す図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態のフラップテーブルTは、図1及び図2に示すように、左右に対をなす脚体1と、これらの脚体1,1間を連結した状態で当該脚体1によってフラップ動作可能に支持される天板2とから構成される。
脚体1は、脚支柱11と、この脚支柱11の下端側を支持する位置に設けた前後に延びるベース脚12とを具備し、左右の脚体1の上端部間を連結する位置に補強用の横架材13が設けられたもので、脚体1の一部(この実施形態では横架材13の両端部)に図3及び図4に示すような板状の固定ブラケット14を脚体1から上方に向けて突出させている。横架材13の下方には幕板15が配置されており、ベース脚12の下端はキャスター12aに支持されている。
一方、天板2は、図1、図2及び図9に示すような平面視楕円形状をなすもので、その下面に一対の可動ブラケット21及び天板受部材22が取り付けられる。可動ブラケット21は、天板2の幅方向Xの両縁近傍の下面を支持する位置に奥行き方向Yに沿って配される袋状のもので、天板受部材22は一対の可動ブラケット21,21の最寄りの立面間を接続する位置に設けられた角パイプ状をなす。これら可動ブラケット21及び天板受部材22はねじ等によって天板2の下面に取り付けられ、天板受部材22は天板2の下面を幅方向Xに沿って支持することで天板2の反りを防止する。可動ブラケット21の下端部には開口21aが設けられて、図3及び図4に示す固定ブラケット14が挿入され、内部において当該可動ブラケット21が支軸m1を介し固定ブラケット14に回転可能に連結されている。前記支軸m1は、当該支軸m1の軸心と直交する天板奥行き方向Yに沿って天板2の中心付近、具体的には、図3に示す天板2の中心位置Cから天板奥行き方向Yに沿って僅かにオフセットした位置に設定されている。支軸m1は天板2がフラップ動作を行う際の軸線を与える。
左右の可動ブラケット21内には、ロック位置と非ロック位置との間で支軸m2の回りに回転するロック片23が設けられている。左右のロック片23の支軸m2から変位した部位の間は、図2に示すように天板受部材22に沿って平行に延びる連動軸24によって連結されており、この連動軸24が駆動されることによって、図3に示す天板2の使用位置2(P)でロック片23に設定した第1の係り合い部23aが固定ブラケット14の対応位置に設定した第1の被係り合い部14aに係り合い、図4に示す天板2の起立位置2(Q)でロック片23に設定した第2の係り合い部23bが固定ブラケット14の対応位置に設定した第2の被係り合い部14bに係り合って、天板2を使用位置2(P)又は起立位置2(Q)の何れかの位置に選択的にロックする。同時に天板2は、使用位置2(P)でその下面を固定ブラケット14の上面14cに支持され、起立位置2(Q)でその下面を固定ブラケット14の立面14dに添設する位置に配される。図4に示す起立位置2(Q)で天板2は脚支柱11に対して平行とされる。図2に示すように、連動軸24の幅方向中央部にはカバー25aで被覆した状態でロッド25bが接続され、このロッド25bは天板2の奥行き方向中央部から外縁付近にまで延びて、先端に操作レバー25cが取り付けられる。そして、操作レバー25cを牽引すると連動軸24が作動し、前記ロック片23が非ロック位置に向かう方向(図3及び図4における反時計回り)に駆動される。ロック片23は操作力が解除された際にロック位置に向かう方向にバネ等によって弾性的に押し付けられている。
この実施形態では、図3に示すように天板2の厚みを無視すれば天板奥行き方向Yに沿って天板2の中心位置Cと重心位置Mとがほぼ合致する関係にあり、重心位置Mが支軸m1に対して天板奥行き方向Yにオフセットさせてある。より具体的には、天板3の重心位置Mとの関係において前記支軸m1の位置は、天板2がフラップ動作を行う際に重心位置Mが支軸m1の真上に到来する傾斜姿勢2(R)の位置を思案点として、それよりも浅い角度で図3の使用位置2(P)に向かう回転モーメントが天板2に生じ、それよりも深い角度で図4の起立位置2(Q)に向かう回転モーメントが天板2に生じる関係にある。
そして、図2及び図5に示すように、前記支軸m1の軸心上にトーションバー4を配置して、一端41側を前記可動ブラケット21を貫通して固定部たる固定ブラケット14に回転不能に支持させ、他端42側を前記天板2の幅方向Xに沿って前記天板受部材22の隣接位置に平行に延出させて、当該他端42の近傍を天板受部材22の側面に固定部たる固定片43を介して天板2とともに一体回転するように固定している。図5は模式図であり、トーションバー4の少なくとも両端41,42を角柱形状にして、一端41を内空が角孔である固定具44に挿し通し、この固定具44の外周を円筒面形状にして固定ブラケット14に溶接等により固定し、可動ブラケット21を前記固定具44の外周に取り付けて支軸m1の回りに回転可能に支持させるとともに、他端42を固定片43の角孔に挿入することによって、支軸m1上でのトーションバー4と可動ブラケット21との取り付けを両立させている。勿論、このような支軸m1上でのトーションバー4と可動ブラケット21との取付構造は一例に過ぎず、これに限られるものではない。トーションバー4の構造や機能自体は周知であるためここでの詳細は省略するが、一端41と他端42の間にねじりがない状態では弾性力を蓄積せず、固定された一端41に対して他端42が天板2の回転とともに回転してねじり変位が生じると、その変位に応じたねじり弾性力がトーションバー4に蓄積される。この実施形態では、天板2が図4に示す起立位置2(Q)にあるときにねじれ変位がなく、この位置から天板2が図3に示す使用位置2(P)に向かって回転した際にトーションバー4がねじれを増大させて弾性力を蓄積するように設定されている。勿論、天板2がこれらの図において想像線で示す傾斜姿勢2(R)にあるときにねじれ変位が無いように設定することもでき、この場合には使用位置2(P)からの跳ね上げ操作及び起立位置2(Q)からの倒伏操作の何れに対してトーションバー4による助勢作用を得ることができる。
このようなフラップテーブルTは、オフィス等において随意の場所に運ばれて使用されるが、近似においてはフラップテーブルTにおいても電子機器類を使用することが日常的となってきているため、移動先で電源が確保できない事態に備える必要がある。そこで、前記天板2には、図1及び図2に示すように、平面方向の一部の領域において、当該天板面21よりも下方に、天板2の厚みを利用して天板面21と平行な状態で板状のバッテリ5を収納するバッテリ収納部6(6a、6b)を設けている。これらのバッテリ収納部6は、天板2の中央付近において、天板2の幅方向Xの中心を連ねた中心線v及び奥行き方向Yの中心を連ねた中心線wで区画される各領域に1つずつ、計4箇所に設けられているもので、各バッテリ収納部6は、天板2の裏面側に一部を肉盗みした状態で設けた矩形状の凹部61と、この凹部61を閉止する位置にねじにより着脱される蓋部材たる裏板62との間に構成されて、裏板62を外すことによりバッテリ収納部6が裏面側に開放される。天板2の奥行き方向Yに沿って対をなす2つのバッテリ収納部6a、6bは、図7に示すように支軸m1のほぼ両側に位置づけられている。天板奥行き方向Yに対をなす2つのバッテリ収納部6a、6bの間には、図6及び図7に示すように天板2を肉厚方向に打ち抜いた形態をなす矩形状の配線空間Sが形成され、各バッテリ収納部6a、6bは天板面21に沿ってその一部が前記配線空間S側に開放されている。
配線空間Sの上方は天板面21上に配線取出口26として開口している。この配線取出口26に関しても、図7に示すように、フラップ動作の中心となる軸線たる支軸m1と直交する天板奥行き方向Yに沿った天板中央部(中心位置C)に当該配線取出口26のセンターが位置し、天板奥行き方向Yに沿って両側の天板縁部2m、2nから略均等に配線取出口として利用可能なものである。そして、この配線取出口26の下に、天板受部材22を利用して配線ダクト7が、図7の紙面に垂直な天板幅方向Xに沿って構成してある。この配線ダクト7は、図6に示すように、前記天板受部材22を受容するように下方から天板裏面に取り付けられ一部にコ字形部分を含むダクト材71の当該底壁71aと、天板奥行き方向Yに沿って対をなす一対の裏板62の一方に設けた折曲片62aと、前記天板受部材22の一方の立面22aとを組み付けた位置に上向きチャネル状に形成されたもので、天板奥行き方向Yの両側の壁(折曲片62aと立面22a)及び天板下方Zの壁(底壁71a)によって三方が閉じた配線空間7Sを形成し、その上方の前記配線空間Sに連通している。すなわち、幅広な配線空間7から幅狭な配線空間7Sへと配線類を落とし込める構造をなしている。この配線ダクト7は、裏板62とともに前記トーションバー4や前記連動軸24を配線取出口26側から視認できないように遮蔽する位置及び範囲に亘って延びている。図9に示すように、左右の配線ダクト7を構成するダクト材71,71の間は分断していて、各配線ダクト7は側方の端部7xで開放されており、下から立ち上げた配線をそこから配線ダクト7内に導入することが可能とされている。図1に示す天板2の使用位置2(P)において、前記配線空間S等も、天板奥行き方向Yに沿って両側の天板縁部2m、2nから中央配線空間として利用可能なものである
ここで、前述したように配線空間Sは天板2の中央を打ち抜いて配線取出口26とともに形成されたものであり、配線取出口26を挟んで天板2の奥行き方向Yの使用領域の一部が分断された状態になるが、前記天板2の配線取出口26を挟んで幅方向両縁部側を支持するブラケット21,21は、前記分断された使用領域の側方において両領域にまたがるように位置づけられており、天板2の中央に配線取出口26等を設けたことによる天板2の強度低下が有効に防止されている。
この実施形態で用いるバッテリ5は、図7及び図8に示すように、前記天板2の凹部61に埋没する厚み5tと、当該凹部61の天板幅方向の内寸61wに略等しい幅寸法5wと、当該凹部61の奥行き方向の内寸61dよりも大きい奥行き寸法5dとを有するもので、バッテリ5をバッテリ収納部6a、6bに収納して裏板62を取り付けた状態で、バッテリ5が凹部61と裏板62との間に挟まれて固定され、バッテリ5の後縁側は凹部61から食み出して配線取出口26内の配線空間Sに位置する寸法関係にある。ただし、このような蓋構造を採用する場合、バッテリ5と天板2の裏面に設けた凹部61の内面との間、或いはバッテリ5と裏板62の内面との間に隙間やすべりが存するときに、天板2のフラップ動作や移動によってバッテリ収納部6a、6b内でバッテリ5がガタつくおそれがある。そこで、図2に示すように、裏板62を係止部材である摩擦シート63を介してバッテリ5に圧着させるようにしている。この摩擦シート63は、予め裏板62側に貼着しておいてもよい。すなわち摩擦シート63は、裏板62の取り付け時にバッテリ5と係り合い、天板2の姿勢にかかわらずバッテリ5の位置を保持する役割を果たす。勿論、係止部材は天板2の裏面側に設けておくこともできる。
バッテリ5の後縁側にはコード引出部5aが設けてあり、対向位置にある同じ仕様のバッテリ5との間に所定間隔を隔てて背合わせに配置される。対向位置にある一対のバッテリ収納部6a、6bは、一対のバッテリ5の互いのコード引出口5aが干渉しないように、天板幅方向Xに沿って凹部61の位相がピッチPだけずらせてある。配線空間S側に食み出したバッテリ5の後縁側の上面には、給電電圧や給電状態等の給電情報を示すLED等を用いたバッテリ表示部5cが設けてある。上記のように、バッテリ5は天板2の凹部61に埋没して配されるとともに、天板2の裏面すなわち凹部61の下面と裏板62との間に挟まれているため、図4のように起立させても凹部61の内面に支持され、或いは厚み方向に挟持されて、所定の位置を保持される。
そして、配線空間Sの上方に位置する配線取出口26を内部の配線空間Sとともに閉止するために、図1に示すようにカバー8を設けている。この実施形態では、前述した天板受部材22やチャネル材71、裏板62等がスチールで構成されており、これとの関係で、カバー8には配線取出口26に装着した位置でこれらに吸着する図示しない保持手段たるマグネットを設けて、フラップ動作中にカバー8の閉止状態を維持することを可能としている。図8で右側の網掛けを付したものがカバー8であり、閉止位置にあるカバー8の側方に配線空間Sの一部を開放する開放部8zを設けて配線の引き出しを可能にするとともに、バッテリ5の一部に設けられて給電能力や給電状態等の給電情報を表示するバッテリ表示部5cがかかる開放部8zから視認可能としている
前記幕板15は、図2、図7及び図9に示すように、板状の幕板本体15aの下端側に上向きチャネル状の電源ユニット収納部15bを構成し、コードリールU1や変圧器U2等の電源ユニットUを収納可能なもので、前記配線空間S,7Sの下方に位置づけられている。この幕板15は、図3に示す天板2の使用位置2(P)で天板奥行き方向Yに沿って下肢空間をほぼ等分する位置にあり、天板2がフラップして図4に示す起立位置2(Q)にあるときに当該幕板15の側方に天板2が平行に密接する。図2に示すコードリールU1は引出口を上方に向けて電源ユニット収納部15bに固定されている。
すなわち、このフラップテーブルTは、例えば図1に示す天板奥行き方向Yの各天板縁部2m、2nにそれぞれ2人ずつが対面状態で着座して、それぞれがパーソナルコンピュータ等の電子機器類を配線取出口26の内部に形成された配線空間Sを介して最寄のバッテリ5に接続し、給電を受けることができるものである。
なお、図9に符号Dで示すものは充電ドックである。この充電ドックDは、扁平な中空板状のスタンド91の平面視T字をなす位置にベース92を取り付けて自立させたもので、スタンド91の内部に電源ユニット91bを有し、小口の複数個所に電源供給口91aを有している。
この充電ドックDは、電源供給口91aを提供する機能と、フラップテーブルTを集合させる機能とを兼ね備える。すなわち、フラップさせた状態でテーブルTを移動させ、天板2がスタンド91に平行となる姿勢で近づけると、フラップテーブルTの脚体1を構成するベース脚12のキャスタ12aに対して前記ベース92が車止めとなり、所定位置で停止する。この位置で、前記電源ユニット収納部15bに収納したコードリールU1からプラグを引き出して前記電源供給口91aに差し込むことで、収納されている間に各バッテリに対して充電を行うことができる。
その際、天板2を起立させた状態で、一のフラップテーブルTに他のフラップテーブルTを斜め方向から近づけることによって、ベース脚12,12同士が干渉する位置で天板2,2同士が平行に近接して水平スタックが実現可能とされており、前記充電ドックDの近くに整然と集合させて、同じく電源供給口91aにプラグを差し込んで各バッテリ5に対する充電を行うことができる。
他にも、充電ドックDに対するフラップテーブルTの整列の態様は種々に変形実施することができる。
以上のように、本実施形態のフラップテーブルTは、フラップ動作を行う天板2に対し、そのフラップ動作の中心となる軸線である支軸m1と直交する天板奥行き方向Yの中央部の表面に配線取出口26を設けたので、天板奥行き方向Yの両側に位置する天板縁部m、nからの利用を始めとして、各部位からのアクセスをまんべんなく行うことができ、集線処理も容易となって、フラップテーブルであっても電子機器類を利用し易い環境を有効に提供することができる。
その際、このような配線取出口26を天板2の中央に設けることで、配線取出口26を挟んで天板奥行き方向Yの使用領域の一部が分断されるが、天板2の配線取出口26を挟んで幅方向Xの両縁部を、分断された使用領域にまたがるように配置したブラケット26、26を介して脚体1,1に支持させているので、天板2の強度を有効に確保することができる。
この場合、フラップ動作の中心となる軸線である支軸m1も、前記天板奥行き方向Yに沿って当該天板2の中央部付近に設定しているので、フラップ動作時に天板2が大きく跳ね上がることがなくなるとともに、配線取出口26を天板奥行き方向Yに沿って中央部に設けてもフラップ動作時に配線取出口26の上下変位が少なくなる。このため、配線取出口26に外部から配線類を引き込んでいる場合等に配線が引きずられることを防止できるとともに、配線機器類に遠心力が掛かり難いことも相俟って、適切な配線状態を維持することができる。
具体的には、天板2の奥行き方向Yの中心位置Cが、フラップ動作の中心となる軸線である支軸m1の位置に対して天板奥行き方向Yに沿ってオフセットさせてあるので、天板2の奥行き方向中央部に配線取出口26を設けても、配線取出口26に出入りする配線類と干渉することなく支軸m1の軸心上にトーションバー4等を有効に配置する構成が可能となる。
この場合、天板奥行き方向Yの中央部(中心位置C)の下方に幕板15を設け、フラップ動作時に天板2が幕板15の側方に平行に起立するように構成しているので、対面使用時に幕板15を下肢空間の邪魔にならない中央位置に仕切り的に配置する構成と、フラップ動作時に天板2との干渉を回避する構成とを好適に両立させることができる。
また、配線取出口26の中に、天板奥行き方向Yに沿って二方が少なくとも閉止された配線空間7Sを形成しているので、フラップ動作をしても、配線が配線空間7Sから脱落することを有効に防止することができる。
特に、本実施形態では天板2の幅方向の縁部を可動ブラケット21を介して脚体1に支持させ、可動ブラケット21,21間を天板受部材22で連結しているが、その天板受部材22を利用して前記配線空間7Sを閉じるための配線ダクト7を構成しているので、いたずらに部品点数を増やすことなく、支持状態の安定した配線空間7Sを有効に形成することができる。
さらに、左右の可動ブラケット21,21内にロック位置と非ロック位置の間で作動可能なロック片23を設けて、ロック片23,23の間を天板受部材22に沿って平行に延びる連動軸24で接続し、両ロック片23,23を脚体1の一部に係り合わせて天板2を使用位置又は起立位置の何れかに選択的にロックするものであり、前記配線ダクト7Sが前記連動軸24を配線取出口26から遮蔽する範囲に亘って配置されているので、配線ダクト7に単に配線空間7Sを形成するだけでなく、配線取出口26の見栄えを向上させる役割をも担わせることができる。
さらにまた、前記天板表面21の配線取出口26を開閉する位置に、カバー8を、保持手段であるマグネットを介してフラップ動作中に閉止状態を維持し得る状態で配置しているので、フラップ動作中にカバー8が脱落することを有効に防止して、フラップテーブルTの中央に配線機能を持ち込む構成を実効あらしめることができる。
この場合、閉止位置にあるカバー8の側方に配線空間Sの一部を開放する開放部8zを設けて配線の引き出しを可能にしているので、カバー8を閉じた状態で天板表面21をパーソナルコンピュータ等の作業面として有効に活用することができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものでない。
例えば、本発明の機能を発揮するにあたって、天板は楕円形状である必要はなく、矩形状、或いは多角形状等であっても構わない。
また、カバーの保持手段には、マグネット以外に、弾性爪を適宜部位に弾性的に係り合わせる構造等も採用することができる。
さらに、動作中心となる軸線は必ずしも終始一定位置である必要はなく、移動しても構わない。また、リンク等によりフラップ動作が与えられる場合には、仮想の軸線であってもよい。
さらにまた、図10に示すように天板102を完全に分断してその間に配線取出口126を設けても、天板102の配線取出口126を挟んで幅方向Xの両縁部を、前記分断された両領域にまたがるようにブラケット121を配置して、当該ブラケット121を脚体101に支持させても、天板強度を確保しつつ当該天板102の中央に配線取出口126を有効に形成することができる。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…脚体
2…天板
7…配線ダクト
7S…配線空間
8…カバー
8z…開放部
15…幕板
21…可動ブラケット
22…天板受部材
23…ロック片
24…連動軸
26…配線取出口
C…天板奥行き方向の中心位置
m1…軸線である支軸
T…フラップテーブル
Y…天板奥行き方向


Claims (10)

  1. フラップ動作を行う天板に対し、そのフラップ動作の中心となる軸線と直交する天板奥行き方向の中央部の表面に配線取出口を設けたことを特徴とするフラップテーブル。
  2. 前記配線取出口を挟んで天板の奥行き方向の使用領域の一部又は全部が分断される場合において、前記天板の配線取出口を挟んで幅方向両縁部を、両領域にまたがるように配置したブラケットを介して脚体に支持させている請求項1記載のフラップテーブル。
  3. フラップ動作の中心となる前記軸線も、前記天板の奥行き方向の中央部付近に設定されている請求項1又は2記載のフラップテーブル。
  4. 天板奥行き方向の中心位置が、フラップ動作の中心となる軸線の位置に対して天板奥行き方向にオフセットさせてある請求項3記載のフラップテーブル。
  5. 天板奥行き方向の中央部の下方位置に幕板を設け、フラップ動作時に天板が幕板の側方に平行に起立するように構成している請求項1〜4記載のフラップテーブル。
  6. 配線取出口の中に、天板奥行き方向の二方が少なくとも閉止された配線空間を形成している請求項1〜5記載のフラップテーブル。
  7. 天板の幅方向の縁部をブラケットを介して脚体に支持させるように構成して、ブラケット間を天板受部材で連結し、その天板受部材を利用して前記配線空間を閉じるための配線ダクトを構成している請求項6記載のフラップテーブル。
  8. 左右のブラケット内にロック位置と非ロック位置の間で作動可能なロック片を設けて、その間を天板受部材に沿って平行に延びる連動軸で接続し、両ロック片を脚体の一部に係り合わせて天板を使用位置又は起立位置の何れかに選択的にロックするものであり、前記配線ダクトが前記連動軸を配線取出口から遮蔽する範囲に亘って配置されている請求項7記載のフラップテーブル。
  9. 前記天板表面の配線取出口を開閉する位置に、カバーを、保持手段を介してフラップ動作中に閉止状態を維持し得る状態で配置している請求項1〜8記載のフラップテーブル。
  10. 閉止位置にあるカバーの側方に配線空間の一部を開放する開放部を設けて配線の引き出しを可能にしている請求項9記載のフラップテーブル。
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