JP2011049742A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2枚以上の原稿を連続して読み取る場合に、原稿の読み取り動作を迅速に行うことができるとともに、2枚目以降の原稿も正確に読み取ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】1枚目の原稿に対して原稿読取動作が開始されると、原稿読取開始位置RPから所定距離LBだけ離れた境界BDの位置が検出され、検出されとイメージセンサ14が原稿読取開始位置RPに移動して原稿の画像が読み取られる。その後イメージセンサ14が境界BDの位置に位置決めされ、2枚目以降の原稿を読み取る場合は、イメージセンサ14が原稿読取開始位置RPに移動し、2枚目以降の原稿を読み取らない場合は、イメージセンサ14が待機位置WPに移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、イメージセンサによって原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する。さらに詳細には、イメージセンサが所定のマークを検出することで原稿読取開始位置を特定する画像読取装置に関するものである。
従来から、原稿の画像を読み取る画像読取装置として、原稿の画像を複数の読み取り素子を搭載したイメージセンサで読み取って電気的な画像信号に変換し、さらにそのアナログ画像信号をA/D変換器によってデジタル信号に変換し、画像データを生成するものが知られている。このような画像読取装置の一例として、特許文献1に開示された画像読取装置が存在する。特許文献1に記載の画像読取装置においては、露光手段が、原稿を読み取るために所定の読取方向に移動可能な可動体に搭載され、可動体は、ステッピングモータにより駆動される。可動体は、原稿の読み取り動作前に、所定の読取方向において最も上流側に位置するホームポジション位置に待機する。1枚の原稿を読み取る場合には、可動体は、ホームポジション位置から、画像先端位置である原稿読取開始位置まで移動し、可動体の移動に従って1枚の原稿の画像が読み取られ、読み取り終了後に、可動体はホームポジション位置に戻る。2枚以上の原稿を読み取る場合には、1枚目の原稿の読み取りが終了した後に、可動体は、第2の待機位置に戻り、この第2の待機位置から原稿読取開始位置へ移動する。第2の待機位置は、所定の読取方向において、ホームポジション位置よりも下流側に位置しており、ホームポジション位置よりも原稿読取開始位置に近い位置に定められている。このため、2枚目以降の原稿を読み取るために、可動体がホームポジション位置に戻ることがないことから、2枚以上の原稿の読み取り動作が迅速に行われるという利点が存在する。
特開2001−245115号公報
特許文献1に記載の画像読取装置においては、可動体の位置は、ホームポジション位置を基準として制御され、原稿読取開始位置もホームポジション位置を基準に設定される構成である。また、上記画像読取装置において、第2の待機位置を原稿読取開始位置に設定する構成が採用されている。この結果、第2の待機位置も、ホームポジション位置を基準に設定される構成である。しかしながら、上記画像読取装置において2枚以上の原稿の読み取り動作が実行されている間に、ステッピングモータの脱調などにより、可動体の移動量とステッピングモータのステップ量とが所定の関係からずれる恐れがある。この場合、可動体が、第2の待機位置である原稿読取開始位置から外れた位置に位置決めされ、原稿の読み取りが開始されることになる。このため、2枚目以降の原稿を正確に読み取ることができなくなるという問題が存在する。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、2枚以上の原稿を連続して読み取る場合に、原稿の読み取り動作を迅速に行うことができるとともに、2枚目以降の原稿も正確に読み取ることができる画像読取装置を提供することである。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、原稿の画像を読み取るために所定の読取方向に移動可能な読取手段と、前記読取手段の移動経路に設けられ、白領域と黒領域とを有するマークと、前記マークの白領域と黒領域との境界を検出する検出手段と、前記読取手段による原稿読取動作を開始する読取指令を受け付ける読取指令受付手段と、前記読取指令受付手段により前記読取指令が受け付けられたときに、前記境界から所定距離だけ離れた原稿読取開始位置から、前記読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る読取制御手段と、前記読取手段による原稿読取動作が終了したときに、前記所定の読取方向と反対方向に前記読取手段を移動させ、前記境界が存在する境界位置に前記読取手段を位置決めする位置決め手段と、前記境界から離れた待機位置に前記読取手段が位置している状態で、前記読取指令受付手段により前記読取指令が受け付けられたときに、前記待機位置から前記検出手段により前記境界が検出されるまで前記読取手段を移動させ、前記検出された境界から前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させる第1の移動制御手段と、前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされて所定の時間が経過するまでに、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたときに、前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させ、前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされて所定の時間が経過するまでに、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられなかった場合に、前記待機位置に前記読取手段を移動させる第2の移動制御手段と、を備える。
本発明によれば、原稿読取動作においては、境界が検出されてから原稿読取開始位置に読取手段が移動して原稿読取動作が開始される。そして原稿読取動作が終了すると読取手段が境界位置に移動し、次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられた場合、読取手段が原稿読取開始位置に移動し、次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられない場合、読取手段が待機位置に移動する。つまり、2枚目以降の原稿の画像が読み取られるときに、読取手段は境界位置から移動して原稿読取動作を開始することができ、境界検出後に待機位置に戻ることなく、すぐに原稿読取開始位置に移動することができるため、原稿の読取動作を迅速に行うことができる。また、2枚以上の原稿の各原稿の読取動作開始の際に、マークの境界位置に位置決めされてから原稿読取開始位置に読取手段が移動して読取動作を行うため、2枚目以降の原稿も正確に読み取ることができる。さらに、第2の移動制御手段は、位置決め手段により読取手段が境界位置に位置決めされて所定の時間が経過するまでに、読取指令受付手段により次の原稿の読取指令が受け付けられたか否かに応じて、1枚目の原稿か、または2枚目以降の原稿かを確実に決定することができ、2枚目以降の原稿の読取動作の迅速化を確実に図ることができる。
請求項2記載の画像読取装置では、前記原稿読取開始位置は、前記所定の読取方向において前記境界から下流側に離れた位置であり、前記待機位置は、前記所定の読取方向において前記境界から上流側に離れた位置である。
これにより、待機位置よりも境界位置が原稿読取開始位置に近いため、次の原稿読取動作を開始する場合に、読取手段が移動する距離は、境界位置から原稿読取開始位置までの短い距離となり、原稿の読取動作を迅速に行うことができる。
請求項3記載の画像読取装置では、前記第2の移動制御手段は、前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされた後に、所定の時間が経過するまでの間に、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたか否かを判断する判断手段を有し、前記判断手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたと判断されたときに、前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させ、前記判断手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられなかったと判断されたときに、前記待機位置に前記読取手段を移動させる。
これにより、位置決め手段により読取手段が境界位置に位置決めされた後に、判断手段は、次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられたか否かを判断し、この判断結果により、次の原稿の読取指令の有無に応じて、読取手段が原稿読取開始位置と待機位置とのいずれかに確実に移動することが可能となる。この結果、次の原稿の読取指令が受け付けられた場合には、読取手段が、原稿読取開始位置から読取動作を一層確実に行うことができる。
請求項4記載の画像読取装置では、前記位置決め手段は、前記読取手段により読み取られる原稿の前記所定の読取方向における原稿サイズに基づいて、前記境界位置まで前記読取手段を移動させる移動距離を算出する。
これにより、位置決め手段は、原稿サイズに基づいて、境界位置まで読取手段を移動させる移動距離を算出する。この結果、読取手段は、原稿サイズに基づく移動距離を移動することにより、次の原稿の読取動作に備えて境界位置に正確に位置決めされることが可能となる。
請求項5記載の画像読取装置では、前記位置決め手段は、前記読取手段が前記算出された移動距離を移動した後に、前記検出手段により前記境界が検出されたときに、前記読取手段の移動を停止する。
これにより、位置決め手段は、境界が検出されたときに、その境界位置に読取手段を停止して位置決めする。この結果、読取手段が、正確に境界位置に位置決めされ、境界位置から原稿読取開始位置へも確実に移動して、次の原稿の読取動作を正確に行うことができる。
本発明によれば、2枚以上の原稿を連続して読み取る場合に、原稿の読み取り動作を迅速に行うことができるとともに、2枚目以降の原稿も正確に読み取ることができる。
実施の形態にかかる複合機の概観を示す図である。 複合機のスキャナ部の構成を示す断面図である。 実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。 画像読取部の内側から見た上面側の構成を示す概略図である。 画像読取部の内側から見た上面側の各位置と距離関係を示す概略図である。 スキャナ部の原稿読取動作の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる画像読取装置を具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を備えた複合機に本発明を適用したものである。ここでは、まず複合機の構成について図1を用いて説明し、続いて4つの機能のうちのスキャナ機能を実施する構成について図2を用いて説明する。そして、図4を用いてスキャナ機能を実施する構成について更に詳細に説明する。図1は、実施の形態にかかわる複合機の概念を示す図である。図2は、複合機のスキャナ部の構成を示す断面図である。図4は、画像読取部の内側から見た上面側の構成を示す概略図である。次に複合機の電気的構成について図3を用いて説明し、各種動作について図5と図6を用いて説明していく。図3は、実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。図5は、画像読取部の内側から見た上面側の各位置と距離関係を示す概略図である。図6は、スキャナ部の原稿読取動作の手順を示すフローチャートである。
[複合機の構成]
本形態の複合機100は、図1に示すように、原稿の画像を読み取るスキャナ部3(画像読取装置の一例)と、スキャナ部3で読み取られた画像データ等に基づき用紙に画像を印刷する画像形成部38(図3参照)を備えた本体部2とを備えている。なお、画像形成方式は、電子写真方式であっても、インクジェット方式であってもよい。また、カラー画像の形成が可能であっても、モノクロ画像専用であってもよい。
スキャナ部3の前面側に、各種のボタンや液晶ディスプレイ等を備えた操作パネル4が設けられ、この操作パネル4により動作状況の表示やユーザによる操作の入力が可能になっている。また、操作パネル4には、原稿読取動作開始の指令を送るスタートボタンなどが備えられている。
スキャナ部3は、図2に示すように、原稿の画像の読み取りを行う画像読取部6と、その上方を開閉可能に覆う原稿カバー部7とを備えている。画像読取部6は、その上面に位置する2枚の透明なプラテンガラス8、9と、境界検出テープ20(マークの一例)と、その内部に位置するイメージセンサ14(読取手段の一例)と、ステップモータ40(図3参照)と、ベルト(図示せず)とを備えている。
イメージセンサ14は、CIS(Contact Image Sensor)方式のものであり、例えば、撮像素子15と、レンズからなる光学素子16と、RGBの発光ダイオードからなる光源17とを備えている。撮像素子15は、主走査方向(ADF11による原稿搬送方向に直交方向、図2の奥行き方向)に一列に並んで配置された複数の受光素子から構成され、光源17によって原稿に光を照射したときの反射光を光学素子16を介して個々の受光素子で受光し、画素ごとに反射光の光強度(明度)を電気信号に変換して出力する。また、イメージセンサ14は、ステップモータ40とベルトで接続され、ステップモータ40の回転によって副走査方向(主走査方向に直交方向、図2の矢印A方向)に往復移動する。イメージセンサ14は、原稿の読取動作を行うときには、図4に示す副走査方向において、上流側から下流側へ向かう所定の読取方向に移動する。
原稿カバー部7は、原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置)11と、原稿トレイ12と、排出トレイ13とを備えている。ADF11は、原稿トレイ12に載置された原稿を1枚ずつ取り出し、その原稿をプラテンガラス9(以下、「ADFガラス9」とする)に対向する位置に適宜搬送する。その後、ADF11は、その原稿を排出トレイ13上に排出する。
原稿の読取方式としては、フラットベッド(原稿固定走査)方式と、ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合、ユーザが原稿を1枚ずつプラテンガラス8(以下、「FBガラス8」とする)上に載置する。その状態で、イメージセンサ14が副走査方向に移動し、その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。なお、イメージセンサ14の副走査方向への移動において、ADFガラス9側を上流、FBガラス8側を下流とし、イメージセンサ14は、FBガラス8の副走査方向のADFガラス9側の端部から反対側の端部に向かって(下流方向に向かって)移動する際に画像を読み取る。一方、ADF方式の場合、ユーザが原稿を纏めて原稿トレイ12に載置する。そして、イメージセンサ14がADFガラス9に対向する位置に移動し、停止される。その状態で、原稿トレイ11に積載された原稿がADFガラス9に対向する位置に1枚ずつ搬送され、ADFガラス9に対向する位置で主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また、本実施形態では、原稿の画像を読み取る際に、イメージセンサ14の位置を決め
る必要があり、図4に示すように境界検出テープ20の位置を原点として、読取動作開始時のイメージセンサ14の位置を決めている。図4に示すように、境界検出テープ20は、画像読取部6の上面であってADFガラス9の上流側近傍の領域にあり、FBガラス8とADFガラス9の主走査方向の長さよりも数ミリ長い長方形の板状をなしている。境界検出テープ20は、副走査方向に二分されており、上流側が白基準部21、下流側が解像度測定基準部22となっている。白基準部21は、全域が均一な濃度の白色になっている。一方、解像度測定基準部22は、3つの領域に分けられており、主走査方向の両方の端部が黒領域22A、22C、残りの部分が白領域22Bとされている。黒領域22A、22Cと白領域22Bとが主走査方向に隣接しており、その隣接している境界は、イメージセンサ14の主走査方向における読取範囲の基準として用いられる。黒領域22A、22Cは、白基準部21とも副走査方向に隣接しており、黒領域22A、22Cと白基準部21との境界が、イメージセンサ14の位置の原点となる。
[複合機の電気的構成]
続いて、複合機100の電気的構成について説明する。複合機100は、図3に示すように、CPU31と、ROM32と、RAM33と、NVRAM34と、ASIC35と、ネットワークインタフェース36と、ファクシミリインタフェース37とを備えた制御装置30を有している。
ROM32には、複合機100を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM33は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として、あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。ASIC35は、画像形成部38、スキャナ部3、操作パネル4等と電気的に接続されている。スキャナ部3は、イメージセンサ14を駆動するためのステップモータ40を備えている。CPU31は、ROM32から読み出された制御プログラムに従って、その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら、ASIC35を介して複合機100の各構成要素を制御する。
ステップモータ40は、ASIC35から、ステップモータ40の回転速度を決める駆動パルス信号と、ステップモータ40の回転方向を決める正転/反転切り替え信号とを与えられ、回転制御される。この駆動パルス信号が早い周波数で与えられると、イメージセンサ14は高速で移動し、低い周波数で与えられると、イメージセンサ14は低速で移動する。正転/反転切り替え信号で正転が選択されると、イメージセンサ14は下流方向へと移動し、反転が選択されると、イメージセンサ14は上流方向へと移動する。この2つの信号によって、イメージセンサ14の移動が制御される。駆動パルス信号のパルス数でステップモータ40の回転量が制御されるため、イメージセンサ14の移動量は、駆動パルス信号のパルス数により決定される。本実施形態では、1パルスがステップモータの1
ステップに相当し、原稿の1ラインは4パルスの供給により読み取られるものとする。
ネットワークインタフェース36には、情報機器が接続され、このネットワークインタフェース36を介して相互のデータ通信が可能になっている。また、ファクシミリインタフェース37は、電話回線に接続され、このファクシミリインタフェース37を介して外部のファクシミリ装置等とデータ通信が可能になっている。
[境界の検出について]
境界検出テープ20は、境界の検出に利用され、検出された境界を原点としてイメージセンサの位置が決定される。境界の検出では、イメージセンサ14が副走査方向の上流側あるいは下流側に移動され、イメージセンサ14の出力を基に、白色領域である白基準部21と黒色領域である黒領域22Aとの境界が検出される。イメージセンサ14から出力される出力電圧値が予め定められた白黒判別閾値と比較され、白黒判別閾値よりも高い値
(白色領域)から低い値(黒色領域)、又は低い値から高い値に変化したかどうかが判断されることにより、境界が検出されたかどうかは、判断される。図5に示すように、検出された境界BDから下流方向に所定の距離LBだけ離れた位置を原稿読取開始位置RPとするため、境界BDが検出されると原稿読取開始位置RPが特定されるこ。同様に、境界BDから上流方向に所定の距離LAだけ離れた位置が待機位置WPとされるため、境界BDが検出された時に待機位置WPも特定される。待機位置WPは、図5に示すように白基準部21の位置にある。
[スキャナ部の原稿読取動作]
次に、スキャナ部3の原稿読取動作について図6に示すフローチャートを用いて説明する。図6は、ROM32に記憶された原稿読取制御プログラムの処理手順を示すフローチャートである。上記原稿読取制御プログラムは、ADF11を使用することなく、FBガラス8上に原稿を載置して、イメージセンサ14を移動させながら読取動作を行う場合に実行されるプログラムである。複合機100に電源が投入されると、図6に示すフローチャートに従う原稿読取制御プログラムが開始される。まず、イメージセンサ14により境界BDが詳細に検出される(S101)。境界BDの詳細検出では、イメージセンサ14が所定の距離LAだけ下流方向に移動して境界BDの検出が行われる。イメージセンサ14が距離LAだけ下流方向に移動しても境界BDが検出されない場合は、ステップモータ40の回転方向が反転され、イメージセンサ14が上流方向に移動して境界BDの検出が行われる。これにより、イメージセンサ14の電源投入時の初期位置が境界BDよりも下流側にあっても境界BDを検出することができる。
境界BDが検出されると、イメージセンサ14が上流方向へ移動し、待機位置WPに移動する(S102)。CPU31は、境界BDが検出された時点で、正転/反転切り替え信号で反転を選択し、距離LAの移動に必要な所定のパルス数をステップモータ40に与えることで、イメージセンサ14が待機位置WPに移動したと判断する。なお、距離LAの移動に必要な所定のパルス数は、予め設定され、ROM32に記憶されている。
次に、CPU31は、原稿読取動作を開始する読取指令があるかどうか判断する(S103)。原稿読取動作を開始する読取指令は、ユーザが操作パネル4において所定の操作を行うことで要求される(例えば、スタートボタンを押す。)。CPU31(読取指令受付手段の一例)がこの要求を受け付けていると、原稿読取動作を開始する読取指令があると判断される。原稿読取動作を開始する読取指令がある場合(S103:YES)、原稿読取動作が開始される(S104)。原稿読取動作を開始する読取指令がない場合(S103:NO)、S103の処理が繰り返される。
S104で原稿読取動作が開始されると、イメージセンサ14が待機位置WPから下流方向に1ライン分の距離だけ移動する(S201)。1ライン分の移動は4パルスで実行されるため、CPU31は、ステップモータ40に4パルス与えると、イメージセンサ14が1ライン分の距離だけ移動したと判断する。
次に、イメージセンサ14は1ラインのデータを読み取る(S202)。そして、CPU31は、境界BDを検出したかどうか判定する(S203)。境界検出の判定は、例えば、一つ前に読み取ったラインのデータと現在読み取ったラインのデータとを比較して行われる。最初の1回目の判定は、一つ前に読み取ったラインのデータがないため、境界BDが検出されていないと判定され(S203:NO)、S201の処理に戻る。また、境界BDが検出されていないと判定されると(S203:NO)、つまり境界BDが検出されるまで、この処理は繰り返される。
境界BDが検出されたと判定された場合(S203:YES)、イメージセンサ14が
原稿読取開始位置RPへ移動する(S204)。CPU31は、ステップモータ40に所定の距離LBの移動に必要なパルス数を与えると、イメージセンサ14が境界BDから原稿読取開始位置RPへ移動したと判断する。なお、所定の距離LBの移動に必要なパルス数は、予め設定され、ROM32に記憶されている。なお、S102からS204までの処理を行うCPU31は、本発明の第1の移動制御手段に相当する。
イメージセンサ14が原稿読取開始位置に移動した後、イメージセンサ14は原稿読取開始位置RPから下流方向に1ライン分の距離だけ移動する(S205)。そしてイメージセンサ14は、1ラインのデータを読み取る(S206)。次に、原稿サイズ分のライン数を読み取ったかどうかが判断される(S207)。原稿サイズは、原稿読取動作開始前に、ユーザによって操作パネル4を介して設定され、RAM33に一時記憶される。原稿サイズの設定が行われない場合は、例えば、使用頻度の高いA4サイズの原稿サイズに自動的に設定される。そして原稿読取動作開始前に、設定された原稿サイズの読み取りに必要なライン数が算出される。S207では、イメージセンサ14により読み取られたライン数がカウントされ、カウントされたライン数と算出されたライン数とが同じ数になったときに、原稿サイズ分のライン数が読み取られたと判断される(S207:YES)。カウントされたライン数が算出されたライン数よりも小さい場合、原稿サイズ分のライン数が読み取られていないと判断され(S207:NO)、S205の処理に戻る。これらの処理は、原稿サイズ分のライン数が読み取られるまで繰り返される。なお、S204からS207までの処理を行うCPU31は、本発明の読取制御手段に相当する。
次に、原稿サイズ分のライン数が読み取られたと判断されると(S207:YES)、原稿の画像の読み取りが終わったと判断され、イメージセンサ14が境界BDの位置へ移動する(S208)。CPU31は、正転/反転切り替え信号で反転を選択し、ステップモータ40に距離LBと距離LCとを足し合わせた所定の距離の移動に必要なパルス数を与えると、イメージセンサ14が原稿読取終了位置EPから境界BDの位置へ移動したと判断する。なお、距離LCは、原稿読取動作開始前に設定された原稿サイズに応じて算出される。具体的には、CPU31は、距離LBと距離LCとを足し合わせた所定の距離に、更に2ライン分の距離を足し合わした距離の移動に必要なパルス数をステップモータ40に与えて、イメージセンサ14を境界BDに移動させている。2ライン分を余分に加える理由は、境界BDの検出のために境界BDの前後のラインが読み取られる必要があるためと、S201で読み取りよりも先に1ライン分だけ移動させているためである。なお、S208の処理と、S208の処理の後にS201からS203の処理とを行うCPU31は、本発明の位置決め手段に相当する。
次に、処理はS209に進み、CPU31(判断手段の一例)は、次の原稿読取開始の指令があるかどうか判断する。次の原稿読取開始の指令は、イメージセンサ14が境界BDの位置に移動した後に所定時間(例えば30秒)経過するまでの間に、ユーザが操作パネル4において所定の操作を行うことで要求される(例えば、スタートボタンを押す。)。CPU31(読取指令受付手段の一例)へ次の原稿読取開始の指令が要求されている状態のときに、次の原稿読取開始の指令があると判断される(S209:YES)。次の原稿読取開始の指令があると判断されると(S209:YES)、S201の処理に戻り、次の原稿の画像が読み取られる。また、次の原稿読取開始の指令がないと判断されると(S209:NO)、S101に戻り、処理が繰り返される。なお、S209、S201、S202、S203、S204の順の一連の処理と、S209、S101、S102の順の一連の処理とを行うCPU31は、本発明の第2移動制御手段に相当する。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、次の原稿の画像が読み取られるときに、イメージセンサ14は境界BDの位置からすぐに原稿読取開始位置RPへ移動して原稿読取
動作を開始することから、境界BDの検出後に、イメージセンサ14は、待機位置に戻ることなく、原稿の読取動作を迅速に行うことができる。また、毎回、次の原稿読取動作のために境界BDが検出されてから原稿読取開始位置RPにイメージセンサ14が移動することから、次の原稿も正確に読み取ることができる。
次の原稿読取動作を開始する場合に、待機位置WPよりも境界BDの位置が原稿読取開始位置RPに近いため、イメージセンサ14が境界BDの位置から原稿読取開始位置RPに移動する距離が短くなり、次の原稿の読取動作を迅速に行うことができる。
位置決め手段によりイメージセンサ14が境界BDの位置に位置決めされた後に、次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられたか否かを判断することができ、判断手段により次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられたと判断されたときに、原稿読取開始位置RPにイメージセンサ14が移動し、判断手段により次の原稿読取動作を開始する読取指令が受け付けられなかったと判断されたときに、待機位置WPにイメージセンサ14が移動する。この結果、1枚目の原稿か、または2枚目以降の原稿かに応じて、イメージセンサ14が待機位置WPと原稿読取開始位置RPとのいずれかに確実に位置決めされるこのが可能となる。
位置決め手段は、イメージセンサ14により読み取られる原稿の所定の読取方向における原稿サイズに基づいて、境界BDの位置までイメージセンサ14を移動させる移動距離を算出する。この結果、従来装置のように、常に待機位置であるホームポジション位置を基準とするのではなく、この算出された移動距離だけ移動することにより、イメージセンサ14が確実に境界BDの位置に位置決めされることが可能となる。
[変形例]
本実施形態では、本発明に係る読取手段として密着型イメージセンサであるCIS方式のものを用いた場合について説明したが、本発明に係る画像読取手段は、密着型イメージセンサの他、例えば縮小光学系のCCDイメージセンサを用いることもできる。
本実施形態では、S209において、次の原稿読取開始の指令の有無は、イメージセンサ14が境界BDの位置に移動した後に、所定時間(例えば30秒)内に、ユーザが操作パネル4において所定の操作を行ったか否かに応じて判断される構成である。しかし、この判断する構成に代えて、先の原稿の読取動作が終了した後から、イメージセンサ14が境界BDの位置に位置決めされてから所定時間経過するまでの間に、次の原稿読取開始の指令の有無が判断される構成であっても良い。
3…スキャナ部(画像読取装置)
14…イメージセンサ(読取手段)
20…境界検出テープ(マーク)
31…CPU(検出手段、読取指令受付手段、読取制御手段、位置決め手段、第1の移動制御手段、第2の移動制御手段、判断手段)
40…ステップモータ

Claims (5)

  1. 原稿の画像を読み取るために所定の読取方向に移動可能な読取手段と、
    前記読取手段の移動経路に設けられ、白領域と黒領域とを有するマークと、
    前記マークの白領域と黒領域との境界を検出する検出手段と、
    前記読取手段による原稿読取動作を開始する読取指令を受け付ける読取指令受付手段と、
    前記読取指令受付手段により前記読取指令が受け付けられたときに、前記境界から所定距離だけ離れた原稿読取開始位置から、前記読取手段を移動させて原稿の画像を読み取る読取制御手段と、
    前記読取手段による原稿読取動作が終了したときに、前記所定の読取方向と反対方向に前記読取手段を移動させ、前記境界が存在する境界位置に前記読取手段を位置決めする位置決め手段と、
    前記境界から離れた待機位置に前記読取手段が位置している状態で、前記読取指令受付手段により前記読取指令が受け付けられたときに、前記待機位置から前記検出手段により前記境界が検出されるまで前記読取手段を移動させ、前記検出された境界から前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させる第1の移動制御手段と、
    前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされて所定の時間が経過するまでに、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたときに、前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させ、前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされて所定の時間が経過するまでに、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられなかった場合に、前記待機位置に前記読取手段を移動させる第2の移動制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、
    前記原稿読取開始位置は、前記所定の読取方向において前記境界から下流側に離れた位置であり、
    前記待機位置は、前記所定の読取方向において前記境界から上流側に離れた位置であることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置において、
    前記第2の移動制御手段は、
    前記位置決め手段により前記読取手段が前記境界位置に位置決めされた後に、所定の時間が経過するまでの間に、前記読取指令受付手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたか否かを判断する判断手段を有し、
    前記判断手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられたと判断されたときに、前記原稿読取開始位置に前記読取手段を移動させ、前記判断手段により次の原稿の前記読取指令が受け付けられなかったと判断されたときに、前記待機位置に前記読取手段を移動させることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置において、
    前記位置決め手段は、
    前記読取手段により読み取られる原稿の前記所定の読取方向における原稿サイズに基づいて、前記境界位置まで前記読取手段を移動させる移動距離を算出することを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置において、
    前記位置決め手段は、
    前記読取手段が前記算出された移動距離を移動した後に、前記検出手段により前記境界
    が検出されたときに、前記読取手段の移動を停止することを特徴とする画像読取装置。
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