JP2009088695A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面反転読取モード及び両面同時読取モードのうち、画像の品質及び原稿読取時間の双方を考慮した上で、ユーザにとって最適なモードで原稿読取を行えるようにする。
【解決手段】画像読取装置であって、原稿給紙部21と、スキャナ部22と、CIS231と、反転機構と、読み取りモードを切り替えて原稿読取動作を行わせる制御部61と、原稿給紙部21にセットされた原稿についての両面反転読取モード及び両面同時読取モードによる各原稿読取所要時間を検知する原稿読取所要時間検知部613とを備え、制御部61は、操作部5に両面反転読取モードを選択する指示が受け付けられ、ユーザ所望の原稿読取終了時間の入力が受け付けられた場合、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間が、両面反転読取モードについて原稿読取所要時間検知部613が検知した原稿読取所要時間よりも短ければ、両面同時読取モードに切り替えて所要各部に原稿読取動作を行わせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、原稿の両面を読み取ることが可能な画像読取装置、及びこの画像読取装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やファクシミリ等の画像形成装置では、自動原稿送り装置(ADF:Automatic Document Feeder)を備えた画像読取装置によって、原稿の表面及び裏面を自動的に読み取っている。この原稿読取では、原稿の表面の画像をイメージセンサが読み取った後、その原稿の表裏を反転させて、原稿裏面の画像を再度イメージセンサが読み取る方式が広く採用されている。
さらには、下記特許文献1に示されるように、原稿トレイからの原稿搬送路において原稿の表裏両面側にそれぞれイメージセンサを設けることで、原稿を反転させることなく1回の原稿搬送(ワンパス)で原稿両面をほぼ同時に読み取る方式を採用した画像形成装置が知られている。この原稿両面をほぼ同時に読み取る方式を採用する画像形成装置では、原稿の一方の面の読み取りは装置本体側に配設された縮小光学系イメージセンサで行い、原稿の他方の面の読み取りは、設置スペース、コスト等の関係上、自動原稿送り装置側に配設された密着光学系イメージセンサで行う場合が多い。
特許文献1に示された画像形成装置のように、原稿の表裏面を読み取るイメージセンサの光学的構成が異なると、それぞれに用いられる光源やレンズアレイ等の相違により読取画像の画質に差が生じる。また、この読取画像の画質差が、記録紙の表裏面に形成される画像の画質の差となって現れる。そのため、このような画像形成装置においては、記録紙の表裏面の画質を同一にするために、1枚の原稿を反転させて2度同じイメージセンサ(縮小光学系イメージセンサ)に搬送して当該イメージセンサで原稿の表裏面を読み取らせる両面反転読取モードと、画像の読取時間を短縮するために原稿の表裏面を縮小光学系と密着光学系の2つのイメージセンサを用いてほぼ同時に読み取らせる両面同時読取モードの2つのモードを設けて、ユーザが所望のモードを選択できるようになっている。
特開2007−82033号公報
上述したように、両面反転読取モードは、原稿を反転して同じイメージセンサ(縮小光学系イメージセンサ)に再搬送する必要があり、両面同時読取モードは、原稿の表裏面を2つのイメージセンサを用いてほぼ同時に読み取るため、両モードの各原稿読取時間が相違する。そのため、ユーザは、読取画像の画質差の均一化及び高画質化の両方の観点から、時間の許す限り両面反転読取モードでの原稿読取を行いたいが、両面反転読取モード又は両面同時読取モードのいずれのモードによれば、所望時間内又は所望時間に近く原稿読取を終了できるかを予測困難である。すなわち、ユーザは、読取後の画像品質及び原稿読取時間の双方を考慮した上で、いずれのモードで原稿読取を行うのが最適かを判断することが難しかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、両面反転読取モード及び両面同時読取モードのうち、読取画像の品質及び原稿読取時間の双方を考慮した上で、ユーザにとって最適なモードで原稿読取を行えるようにすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、ユーザに対する操作案内を表示する表示部と、
原稿を給紙する原稿給紙部と、
前記原稿給紙部によって搬送されてくる前記原稿の一方の面を読み取る第1読取部と、
前記原稿給紙部によって搬送されてくる前記原稿の他方の面を読み取る第2読取部と、
前記第1読取部による前記原稿の一方の面の読み取りが終了した後、当該原稿をその他方の面が前記第1読取部に読み取られる状態として反転させて搬送する反転部と、
前記第1読取部により前記原稿の一方の面を読み取り、前記反転部による当該原稿の反転後に、前記第1読取部が当該原稿の他方の面を読み取る両面反転読取モードと、前記原稿給紙部による一度の原稿搬送で、前記第1読取部が当該原稿の一方の面を読み取り、前記第2読取部が当該原稿の他方の面を読み取る両面同時読取モードのいずれかのモードで、当該所要各部に原稿読取動作を行わせる制御部と、
前記原稿給紙部にセットされた原稿についての前記両面反転読取モード及び前記両面同時読取モードのうち少なくとも前記両面反転読取モードの各原稿読取所要時間を検知する原稿読取所要時間検知部と、
ユーザから所望の原稿読取終了時間の入力を受け付ける読取終了時間受付部と、
前記両面反転読取モード又は両面同時読取モードのいずれかを選択するモード選択指示をユーザから受け付けるモード選択指示受付部とを備え、
前記制御部は、前記モード選択指示受付部に前記両面反転読取モードを選択する指示が受け付けられ、前記読取終了時間受付部にユーザ所望の原稿読取終了時間の入力が受け付けられた場合、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間が、前記両面反転読取モードについて前記原稿読取所要時間検知部が検知した原稿読取所要時間よりも短ければ、前記両面同時読取モードに切り替えて前記所要各部に原稿読取動作を行わせる画像読取装置である。
この発明によれば、ユーザが例えば高画質読取等の目的で両面反転読取モードを選択していても、ユーザが読取終了時間受付部に所望の原稿読取終了時間を入力すれば、両面反転読取モードでの原稿読取所要時間が、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間に間に合わないと、両面同時読取モードに切り替わっての原稿読取動作となるので、ユーザ所望の原稿読取時間に応じて、時間が許す場合は高画質での原稿読取としつつ、時間が足りない場合は可能な限り早期に原稿読取を終えることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記所要各部による前記両面反転読取モードでの原稿読取動作中に、前記読取終了時間受付部によってユーザ所望の原稿読取終了時間の入力が受け付けられた場合、前記原稿読取所要時間検知部は当該原稿読取終了時間の入力が受け付けられた時点で前記原稿給紙部にセットされている原稿についての前記両面反転読取モードによる原稿読取所要時間を検知し、前記制御部は、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間が、当該検知された前記両面反転読取モードによる原稿読取所要時間よりも短ければ、前記両面同時読取モードに切り替えて前記所要各部に原稿読取動作を行わせるものである。
この発明によれば、両面反転読取モードでの原稿読取動作中であっても、ユーザが読取終了時間受付部に所望の原稿読取終了時間を入力すれば、原稿読取終了時間の入力が受け付けられた時点における両面反転読取モードでの原稿読取所要時間が、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間に間に合わなければ、両面同時読取モードに切り替わっての原稿読取動作となる。これにより、両面反転読取モードでの原稿読取動作開始後も、可能な限り高画質での原稿読取を行いつつ、ユーザ所望の原稿読取時間に比較的近い原稿読取時間で原稿読取を終えることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置であって、前記制御部は、前記読取終了時間受付部に受け付けられたユーザ所望の原稿読取終了時間が、前記原稿読取所要時間検知部によって検知された前記両面反転読取モードの原稿読取所要時間よりも短いときは、前記両面同時読取モードの選択をユーザに促す旨のメッセージを前記表示部に表示させ、当該メッセージの表示後に前記モード選択指示受付部に受け付けられたモード選択指示が示すモードで前記所要各部に原稿読取動作を行わせるものである。
この発明によれば、原稿読取動作中又はユーザによって選択された両面反転読取モードでの原稿読取所要時間が、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間に間に合わない場合、ユーザは、表示部に表示される両面同時読取モードの選択をユーザに促す旨のメッセージを視認してから、両面反転読取モード又は両面同時読取モードのうちの所望のモードで原稿読取動作を行わせることができる。このため、ユーザは、高画質等での原稿読取を優先させるために両面反転読取モードのままで原稿読取動作を行うか、原稿読取所要時間を優先させて両面同時読取モードに切り替えて原稿読取動作を行うかを、ユーザ自身で判断することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿読取所要時間検知部は、前記原稿給紙部にセットされた原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出部と、当該原稿厚さ検出部によって検出された原稿厚さに対応する少なくとも前記両面反転読取モードでの各原稿読取所要時間を算出する所要時間検出部とを備えるものである。
この発明によれば、原稿厚さ検出部によって検出された原稿厚さに対応する上記両モードの各原稿読取所要時間を所要時間検出部が算出することで、上記両モードの各原稿読取所要時間を検知するので、原稿給紙部にセットされた原稿の枚数に応じて変化する原稿厚さに応じて正確に上記両モードの各原稿読取所要時間を検知することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像読取装置であって、前記原稿給紙部は、原稿が載置される原稿載置台と、当該原稿給紙部に載置された原稿を1枚ずつ取り込むピックアップローラと、原稿載置台上の原稿をピックアップローラに押し当てるために原稿載置台を昇降させる昇降部材と、当該昇降部材を昇降動作させる駆動モータと、当該駆動モータの回転数を検出する回転検出部とを備え、
前記原稿厚さ検出部は、前記回転検出器によって検出された前記駆動モータの回転数に基づいて前記原稿載置台上の原稿の厚みを検出し、
前記所要時間検出部は、前記原稿厚さ検出部によって検出された前記原稿載置台上の原稿の厚みと、ユーザによって入力される原稿種類とから算出した前記原稿載置台上の原稿の原稿枚数に基づいて、少なくとも前記両面反転読取モードによる前記原稿載置台上の原稿の各原稿読取所要時間を検出するものである。
この発明によれば、原稿厚さ検出部が、回転検出器によって検出された駆動モータの回転数に基づいて原稿載置台上の原稿の厚さを検出し、所要時間検出部が、当該検出された原稿厚さと、ユーザによって入力される原稿種類とから算出した原稿枚数に基づいて、少なくとも両面反転読取モードによる各原稿読取所要時間を検出するので、原稿載置台に載置された原稿の枚数を正確に検出して、両面反転読取モードによる原稿読取所要時間を的確に検出することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記第1読取部は、縮小光学系イメージセンサにより前記原稿の一方の面を読み取り、
前記第2読取部は、密着光学系イメージセンサにより前記原稿の一方の面を読み取るものである。
この発明によれば、上記原稿両面の読み取りに用いられる第1読取部が縮小光学系イメージセンサであるため、表裏反転により原稿両面を第1読取部で読み取るようにすれば、原稿両面の読取画像の色味に違いを生じさせず、カラー画像を高品質で読み取ることができる。さらに、原稿の他方面を読み取る第2読取部が密着光学系イメージセンサであるため、当該第2読取部を、縮小光学系イメージセンサ配設時のような大きなスペースを要さずに比較的小さなスペースで配設できる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置と、
前記第1読取部及び第2読取部に読み取られた読取画像のデータに基づいて画像を記録紙に形成する画像形成部と
を備えた画像形成装置である。
この発明によれば、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の発明によって得られる作用を奏する。
本発明によれば、両面反転読取モード及び両面同時読取モードのうち、読取画像の品質及び原稿読取時間の双方を考慮した上で、ユーザにとって最適なモードで原稿読取を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置及び画像形成装置について図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態では、本発明における画像読取装置及び画像形成装置を、カラーコピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ等の機能を備えた複合機に集約した形態を例に説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機1の内部構成を模式的に示した縦断面図である。複合機1は、画像読取装置2と装置本体3とを備える。画像読取装置2は、原稿給紙部21とスキャナ部22とCIS231と操作部5と、更に後述する反転機構及び制御部61を備えてなる。原稿給紙部21はADF(Automatic Document Feeder)を備え、原稿載置台211、ピックアップローラ212、搬送ドラム213、排紙ローラ214及び排紙トレイ215を有する。原稿載置台211には、読取対象とされる原稿が載置される。原稿載置台211に載置された原稿は1枚ずつピックアップローラ212によって取り込まれて搬送ドラム213へ搬送される。搬送ドラム213を経由した原稿は排紙ローラ214によって排紙トレイ215へ排出される。
スキャナ部(第1読取部)22は、原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成するものである。スキャナ部22は、プラテンガラス221、光源222、第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228、CCD(Charge Coupled Device)229、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227、結像レンズ228を備える。このスキャナ部22は、光源222として冷陰極蛍光管等の白色蛍光ランプが用いられ、上記第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225、第1キャリッジ226、第2キャリッジ227及び結像レンズ228により、原稿からの光をCCD229に導くものである。スキャナ部22は、光源222として冷陰極蛍光管等の白色蛍光ランプを用いていることから、光源として3色LED等が用いられる後述のCIS231よりも色再現性に優れる。
プラテンガラス221には、上記原稿給紙部21によらない原稿読取時に、ユーザの手動により原稿が載置される。プラテンガラス221は、光源222及び第1ミラー223は第1キャリッジ226によって支持され、第2ミラー224及び第3ミラー225は第2キャリッジ227によって支持されている。
画像読取装置2の原稿読取方式としては、プラテンガラス221上に載置された原稿をスキャナ部22が読み取るフラットベッド読取モードと、原稿を原稿給紙部21(ADF)によって取り込み、その搬送途中で原稿を読み取るADF読取モードがある。フラットベッド読取モードでは、光源222がプラテンガラス221上に載置された原稿を照射し、主走査方向1ライン分の反射光が第1ミラー223、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。CCD229は一次元のイメージセンサであり、1ライン分の原稿の画像を同時に処理する。第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、主走査方向と直交する方向(副走査方向、矢印Y方向)に移動可能に構成されており、1ライン分の読み取りが終了すると、当該主走査方向と直交する方向に第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227が移動し、次のラインの読み取りが行われる。
ADF読取モードでは、原稿給紙部21が、原稿載置台211に載置された原稿がピックアップローラ212によって1枚ずつ取り込む。このとき、第1キャリッジ226及び第2キャリッジ227は、読取窓230の下方位置に配置される。原稿給紙部21による原稿搬送で、原稿が搬送ドラム213から排紙トレイ215への搬送経路に設けられた読取窓230上を通過するとき、光源222が原稿を照射し、主走査1ライン分の反射光が第1ミラー233、第2ミラー224、第3ミラー225の順に反射して、結像レンズ228に入射する。結像レンズ228に入射した光はCCD229の受光面で結像される。続いて原稿は原稿給紙部21によって搬送され、次のラインが読み取られる。
更に、原稿給紙部21は切換ガイド216、反転ローラ217及び反転搬送路218からなる反転機構(反転部)を有する。この反転機構が、1回目のADF読み取りによって表面(原稿の一方の面)がスキャナ部22に読み取られた原稿を表裏反転させて読取窓230(スキャナ部22)に再搬送することで、再度スキャナ部22によって裏面(原稿の他方の面)の読み取りが行わせる。この反転機構は、両面読み取り時にのみ動作し、片面読み取り時は動作しない。片面読み取り時及び両面読み取り時において裏面の読み取り後、切換ガイド216は上側に切り替えられ、搬送ドラム213を経た原稿は排紙ローラ214によって排紙トレイ215に排紙される。両面読み取り時における表面読み取り後、切換ガイド216は下側に切り替えられ、搬送ドラム213を経た原稿は反転ローラ217によって反転搬送路218へ搬送される。その後、切換ガイド216は上側へ切り替わり、反転ローラ217が逆回転して原稿を搬送ドラム213へ再給紙する。以下、反転機構を用いて原稿の両面を読み取らせるモードを両面反転読取モード又は高画質モードと表記する。
更に、本実施形態の画像読取装置2は、ADF読取モード時において、上記で説明したように原稿の搬送途中でスキャナ部22(CCD229)によって原稿の表面の読み取りを行わせると同時に、CIS(第2読取部)231によって原稿の裏面の読み取りを行わせることが可能である。この場合、原稿載置台211から原稿給紙部21により搬送された原稿は、読取窓230上を通過するときにCCD229によって表面が読み取られ、更にCIS231の配置箇所を通過する際に裏面が読み取られる。なお、CIS231では、光源としてRGBの3色LED等が用いられる。このようにCCD229とCIS231を用いることで、原稿給紙部21による原稿載置台211から排紙トレイ215までの一回の原稿搬送操作(ワンパス)によって原稿の表裏両面の読み取りが可能となる。以下、このようにCCD229とCIS231を用いて原稿の両面を読み取らせるモードを両面同時読取モード又は高速モードと表記する。
ここで、高画質モード(両面反転読取モード)と高速モード(両面同時読取モード)について説明する。高画質モードでは原稿両面の読み取りが同じイメージセンサ(CCD229)によって行われるため、取得した画像データに基づいて両面印刷を行っても、両面の印刷画像の画質に差はない。しかし、高速モードでは原稿の表面はCCD229、裏面はCIS231という異なるイメージセンサで読み取りが行われるため、特にカラー原稿の場合、それぞれのイメージセンサが取得した画像データに基づいて両面印刷を行うと、両面の印刷画像の画質に差が生じる。これは、CCD229、CIS231が原稿読み取りの際に用いる上述した光源の分光分布の違いによるものの他に、CCD229は複数の受光素子がワンチップ上に形成されてイメージセンサとして構成されているのに対し、CIS231においては複数の固体撮像素子が連結されてイメージセンサとして構成されているため固体撮像素子間に感度のバラつきが生じ、これが画質差の原因となっていると考えられる。
従って、本実施形態の複合機1においては、上記画質差の発生を解決するために、ADF読取モードを用いて原稿の両面読み取りを行う際、ユーザは高画質モード(両面反転読取モード)又は高速モード(両面同時読取モード)の何れかを選択することができるようになっている。つまり、両面の印刷画像の画質を揃えたい場合は高画質モード(両面反転読取モード)、両面の印刷画像の画質に差はあっても、読取時間の短縮化を優先させたい場合は高速モード(両面同時読取モード)とする等、ユーザは状況に応じてモードを選択することができる。
さらに、複合機1は、装置本体3と、装置本体3の左方に配設されたスタックトレイ6とを有している。装置本体3は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。また、手差しトレイ471を備え、この手差しトレイ471からは何れの給紙カセットにも収納されていないサイズの用紙や、既に一方の面に画像形成がなされている用紙(裏紙)、OHPシートのような任意の記録媒体が載置可能であり、給紙ローラ472によって1枚ずつ装置本体3内に給紙される。
記録部(画像形成部)40は、感光体ドラム43の表面から残留電荷を除電する除電装置421と、除電後の感光体ドラム43の表面を帯電させる帯電装置422と、スキャナ部22で取得された画像データに基づいてレーザ光を出力して感光体ドラム43表面を露光し、当該感光体ドラム43の表面に静電潜像を形成する露光装置423と、上記静電潜像に基づいて感光体ドラム43上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像装置44K,44Y,44M,44Cと、感光体ドラム43に形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラム49と、転写ドラム49上のトナー像を用紙に転写させる転写装置41と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着装置45とを備えている。なお、シアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色に対するトナーの供給は、図略のトナー供給容器(トナーカートリッジ)から行われる。また、記録部40を通過した記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等が設けられている。
記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ6又は排出トレイ48に排出する。
また、装置本体3の前方には、ユーザが操作画面や各種メッセージ等を視認することができる表示部や、種々の操作命令を入力するための操作ボタンを有する操作部(モード選択指示受付部)5が備えられている。図2は操作部5の正面図の一例である。この操作部5は、表示部(表示部)51、タッチパネル52、数字キー群53、各種操作ボタン54〜57、機能選択ボタン58等を備える。表示部51は、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成され、紙サイズ選択、倍率選択、濃度選択等のユーサーに対する操作案内画面が表示される。この表示部51はタッチパネル52と一体的に形成されている。タッチパネル52は、ユーザによるタッチ操作がなされたら、タッチ位置を検知して検知信号を、後述する制御部へ出力するものである。
数字キー群53は、例えば、複合機1のコピー機能を動作させる際はコピー枚数を、ファクシミリ機能を動作させる際は送信先の電話番号等を入力するためのものである。節電ボタン54は、複合機1を節電(低電力)モードにするボタンである。スタートボタン55はコピー動作やスキャナ動作等を開始させるボタンであり、ストップ/クリアボタン56はコピー動作やスキャナ動作等の停止、入力操作の取り消しを行うボタンである。リセットボタン57は表示部51の表示や各種設定を初期状態又は標準動作状態にするボタンである。機能選択ボタン58は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能を設定するためのボタンである。
原稿給紙部21の原稿載置台211に設けられた昇降部材の駆動機構について説明する。図3は、図1に示す複写機の原稿給紙部21の一例を示す斜視図である。この図は、図1に示す側面図において、原稿給紙部21の上方の奥側(非操作側)に視点がある場合の斜視図である。原稿載置台211は、原稿搬送方向における原稿先端側の原稿端部が載置され、昇降自在に構成された昇降部材201を備えている。
原稿給紙部21には、昇降部材201を昇降させる駆動モータ202が配設されている。昇降部材201の操作側(図2の奥側)及び奥側(図2の手前側)の端面には、駆動モータ202からの動力を伝達するラックアンドピニオン機構を構成するラック203a〜203dが昇降部材201の側面に溶接等で固定されて配設されている。原稿給紙部21の操作側(図2の奥側)及び非操作側(図2の手前側)の端面には、ラック203a〜203dとそれぞれ噛合するピニオン204a〜204dが配設されている。
また、ピニオン204aと204bとが噛合し、ピニオン204cと204dとが噛合するように配設されている。更に、ピニオン204aと204cとは、同期して回転するべく連結軸205aで連結され、ピニオン204bと204dとは、同期して回転するべく連結軸205bで連結されている。このようにして、ピニオン204a〜204dは、同期して回転可能に構成されている。
駆動モータ202からの駆動力は、図示省略の連結歯車等を介してピニオン204aに伝達され、ピニオン204a〜204dが上述のように同期して回転可能に構成されているため、ピニオン204b〜204dに伝達される。ピニオン204a〜204dが、駆動モータ202からの駆動力により回転されると、ラック203a〜203dが昇降され、昇降部材201が昇降する。
また、駆動モータ202の回転軸には、回転数を検出する回転検出器(図略)が配設され、後述する制御部61(原稿読取所要時間検知部613)に検出信号が入力される。更に、原稿給紙部21の適所には、原稿の有無を検出するフォトセンサ等からなる原稿検出器(図示省略)が配設されており、原稿検出器によって原稿が載置されたことが検出されると、制御部61が駆動モータ202に対して駆動指示信号を出力し、ピニオン204a〜204d、連結軸205a、205a、ラック203a〜203dを介して昇降部材201が上昇される。
そして、ピックアップローラ212の周面に、昇降部材201に載置された原稿が押し当てられた状態となり駆動モータ202が過負荷となると、制御部61は駆動モータ202の回転を停止させ、昇降部材201が上昇停止する。これにより、昇降部材201は載置された原稿の厚さ(原稿が複数枚からなる場合は原稿束。以下、単に原稿と表記する)に応じた分だけ上昇し、昇降部材201に載置された原稿は、その最上部の原稿からピックアップローラ212によって1枚ずつピックアップ可能な状態となる。昇降部材201の上昇開始から上昇停止するまでの駆動モータ202の回転数(パルス数)は、上記回転検出器がその検出信号を原稿読取所要時間検知部613(後述)に出力する。
図4は、複合機1の電気的構成を示すブロック図である。図5は、原稿読取所要時間検知部の構成を示すブロック図である。尚、図1及び図2に示した各部と同一のものには同符号を付して詳細な説明は省略する。
複合機1は、制御部61、原稿給紙部21、スキャナ部22、CIS231、操作部5、画像処理部64、記録部40及び通信部66を備えて構成される。
制御部61は、複合機1の全体動作制御を司るものであり、CPU等によって構成される。上記原稿給紙部21、スキャナ部22、CIS231、操作部5、画像処理部64、記録部40及び通信部66は、制御部61による制御の下で動作する。制御部61は、ユーザから操作部5に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又はHDDに記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。また、制御部61は、後述する両面反転読取モード及び両面同時読取モードによる各原稿読取所要時間を表示部51に表示させるために必要な動作制御を行う。
制御部61は、モード設定部611を有する。モード設定部611は、上述した両面反転読取モード及び両面同時読取モードのそれぞれのモードでの、原稿給紙部21、スキャナ部22(CCD229)、CIS231及び反転機構のうちの所要各部による予め定められた動作及び動作制御を記憶している。モード設定部611は、ユーザによる操作部5の操作で入力される両面反転読取モード又は両面同時読取モードのいずれかを選択するモード選択指示に従って、上記所要各部に両面反転読取モード又は両面同時読取モードのいずれの動作を行わせるかを設定するものである。制御部61は、当該モード設定部611によって設定されたモードで、上記所要各部を動作させる。
また、制御部61は、原稿読取所要時間検知部613を有する。原稿読取所要時間検知部613は、原稿給紙部21にセットされた原稿についての両面反転読取モード及び両面同時読取モードによる各原稿読取所要時間を検知する処理を行う。この原稿読取所要時間検知部613は、原稿厚さ検出部614と、所要時間検出部615とを備える。
原稿厚さ検出部614は、駆動モータ202の回転軸の回転数を検出する上記回転検出器から送られてくる検出信号に基づいて、昇降部材201の上昇開始から上昇停止までの駆動モータ202の回転数(パルス数)をカウントし、当該カウントした回転数から原稿の厚さを検出する。原稿厚さ検出部614は、例えば、昇降部材201の上昇開始から上昇停止までの駆動モータ202の各回転数と、これに対応する各原稿厚さとの対応関係を記憶するテーブルを有し、カウントした回転数に対応する原稿厚さを当該テーブルから読み出すことで、原稿厚さを検出する。なお、原稿厚さ検出部614は、駆動モータ202と図2に示すラック203a〜203dとの間に介設されて駆動モータ202からの駆動力を伝達する部材である連結歯車、ピニオン204a〜204d等のギア比等によって決定する駆動モータ202の1回転に伴うラック203a〜203dの上昇量(=昇降部材201の上昇量)α(mm)を用いて、次の(1)式を用いて原稿の厚さTH(mm)を求めるようにしてもよい。
TH=α×TN (1)
所要時間検出部615は、原稿種類特定部6151と、単位原稿厚記憶部6152と、所要時間算出部6153とを備える。原稿種類特定部6151は、操作部5を介したユーザからの原稿種類を指定する操作指示に基づいて、原稿給紙部21にセットされて読取対象となっている原稿の種類(普通紙、厚紙、OHP用紙等)を特定する。例えば、制御部61が表示部51に原稿種類を入力させる画面を表示させ、原稿種類特定部6151は、ユーザによるタッチパネル52の操作で入力される原稿種類の指定指示を受け付け、当該指示が示す原稿種類を、原稿載置台211に載置されている原稿の種類として特定する。
単位原稿厚記憶部6152は、原稿1枚分の厚さである単位原稿厚を各原稿種類別にそれぞれ記憶する。
所要時間算出部6153は、原稿種類特定部6151によって特定された原稿種類に対応する単位原稿厚を単位原稿厚記憶部6152から読み出し、原稿厚さ検出部614によって検出された原稿厚さTHと、単位原稿厚記憶部6152に格納された単位原稿厚ΔTHとを用いて、次の(2)式により原稿枚数CNを求める。
CN=TH/ΔTH (2)
例えば、原稿の厚さTHが、5mmで、単位原稿厚ΔTHが0.1mmである場合には、原稿枚数CNは50枚(=5/0.1)となる。更に、所要時間算出部6153は、1枚の原稿の両面を両面反転読取モードで読み取るために必要な時間t1、1枚の原稿の両面を両面同時読取モードで読み取るために必要な時間t2を予め記憶している。所要時間算出部6153は、上記算出した原稿枚数CNと、1枚の原稿の両面を両面反転読取モードで読み取るために必要な時間t1、1枚の原稿の両面を両面同時読取モードで読み取るために必要な時間t2を用いて、次の(3)式により、原稿載置台211に載置された原稿についての両面反転読取モードによる各原稿読取所要時間T1を算出し、(4)式により、原稿載置台211に載置された原稿についての両面同時読取モードによる各原稿読取所要時間T2を算出する。
T1=t1×CN (3)
T2=t2×CN (4)
なお、所要時間検出部615による上記両モードでの各原稿読取所要時間の検出方法は上記に限定されない。例えば、所要時間検出部615は、上記駆動モータ202の回転数(パルス数)と原稿種類との各組合せに対応する両面反転読取モードによる各原稿読取所要時間T1及び両面同時読取モードによる各原稿読取所要時間T2を予め記憶しているテーブルを備えておき、駆動モータ202の回転数(パルス数)と原稿種類の情報が得られたときにその組合せに対応する原稿読取所要時間T1,T2を上記テーブルから読み出すようにしてもよい。
原稿給紙部21は、ADF読取モードで原稿のコピーやスキャンが行われる際に、原稿載置台211に載置された原稿を自動的に取り込んで、スキャナ部22(CCD229)やCIS231による原稿の読み取りが可能なように搬送する。
表示部51は、ユーザに対する操作案内を示す各種画面を表示する。表示部51は、制御部61から入力される表示信号に基づいて表示画面を表示する。
画像処理部64は、画像データに関する各種画像処理を行うものである。例えば、画像処理部64は、スキャナ部22(CCD229)又はCIS231によって取得された画像データや、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ、公衆回線で接続されたファクシミリ装置等から通信部66を介して転送されてくる画像データに対して、レベル補正、ガンマ補正等の補正処理、画像データの圧縮又は伸長処理、拡大又は縮小処理などの画像加工処理を行う。
記録部40は、スキャナ部22(CCD229)又はCIS231によって得られた画像データや、上記パーソナルコンピュータやファクシミリ装置等から通信部66を介して転送された画像データに基づいた画像を記録紙に形成する。
通信部66は、ネットワークインターフェースを用い、ネットワークを介して接続されたコンピュータやファクシミリ装置等の外部装置との間で種々のデータの送受信を行うものである。
次に、複合機1による原稿読取処理の第1実施形態を説明する。図6は、複合機1による原稿読取処理の第1実施形態を示すフローチャートである。図7〜図11は、表示部51の画面例を示したものである。なお、以下の説明では、スキャナ部22をCCD229として表示する。
例えば、ユーザによりフェイスアップ状態に揃えられた原稿が原稿載置台211に載置され、ユーザによる操作部5の操作により、複合機1のコピー機能が選択されると、制御部61は、図7に示すようなコピー機能時の標準画面を表示部51に表示させる。この標準画面において、ユーザによって機能リストキー101が押下されると、制御部61は、図8に示すような機能リスト画面を表示部51に表示させる。更にユーザによって両面/分割キー102が押下されると、制御部61は、図9に示すような両面/分割画面を表示部51に表示させる。なお、上記各画面に表示されるキー、及び以下に示す各画面で表示されるキーは、タッチパネル機能によりユーザからの指示の入力を受け付ける。
図9に示す両面/分割画面では、複数の原稿の片面を読み取って片面印刷する指示の入力を受け付けるキー103、原稿の片面を読み取って両面印刷する指示の入力を受け付けるキー104、原稿の両面を読み取って片面印刷する指示の入力を受け付けるキー105、原稿の両面を読み取って両面印刷する指示の入力を受け付けるキー106、見開き原稿を読み取って片面印刷する指示の入力を受け付けるキー107、見開き原稿を読み取って両面印刷する指示の入力を受け付けるキー108等の設定キーが、制御部61によって表示される。
この図9に示す両面/分割画面で、例えばキー103等がユーザによる操作部5の操作で選択され、原稿給紙部21にセットされている各原稿の片面のみを読み取る指示がキー103等に受け付けられると(S1でYES)、制御部61は、原稿給紙部21及びCCD229に原稿片面(表面)の読取動作を行わせる。すなわち、制御部61は原稿給紙部21に対して原稿の取り込みを指示する信号を出力して、原稿給紙部21に原稿載置台211に載置された原稿を取り込ませ(S16)、原稿給紙部21はCCD229が下方に配置される読取窓230に向けて原稿を搬送する。このとき、原稿給紙部21は、原稿の最上部の原稿から給紙する。そして、CCD229が読取窓230下方で原稿の表面を読み取る(S17)。原稿給紙部21は、当該表面読取後の原稿を排紙トレイ215に排紙する(S12)。制御部61は、S16,S17,S12の処理を、原稿載置台211に載置されている全ての原稿に対して繰り返し、各原稿表面の画像データに基づく画像形成処理を行う(S13)。
一方、表示部51に図9に示す上記両面/分割画面が表示されているときに、例えばキー106がユーザによる操作部5の操作で選択され、原稿載置台211に載置された原稿の両面を読み取る指示がキー106等に受け付けられると(S1でNO)、制御部61は、図10に示すように、当該両面/分割画面において、表示部51の表示領域の中央部付近に、高画質モードキー109及び高速モードキー110のモード設定キー、さらに、原稿読取所要時間表示キー111を表示させる(S2)。
高画質モードキー109は、ユーザによって押下されると、タッチパネル機能により、上記高画質モード(両面反転読取モード)での原稿両面読取指示を受け付ける。同様に、高速モードキー110は、ユーザによる押下に基づいて、上記高速モード(両面同時読取モード)での原稿両面読取指示を受け付ける。また、原稿読取所要時間表示キー111は、ユーザによる押下に基づいて、当該キー111の押下時点で原稿載置台211に載置された原稿の全てを高画質モード及び高速モードで読み取った場合における各モード毎の原稿読取所要時間を表示部51に表示する指示をユーザから受け付ける。
表示部51に上記S2の表示が行われているときに、ユーザによって原稿読取所要時間表示キー111が押下されると(S3でYES)、原稿読取所要時間検知部613の原稿厚さ検出部614が、上述した検出方法により、原稿載置台211に載置されている原稿の厚さを検出する(S4)。そして、所要時間検出部615が、上述した検出方法により、当該検出された原稿の厚さに基づいて、原稿載置台211に載置されている原稿の全てが高画質モード及び高速モードで読み取られた場合における各モードの原稿読取所要時間を検出する(S5)。制御部61は、所要時間検出部615によって検出された高画質モード及び高速モードの各原稿読取所要時間を表示部51に表示させる(S6)。例えば、制御部61は、図11に示すように、両面/分割画面に高画質モードキー109及び高速モードキー110を表示させると共に、高画質モードキー109及び高速モードキー110の下方に、各キーが示すモードによる原稿読取所要時間を表示させる。
上記図11に示す表示部51における高画質モード及び高速モードの各原稿読取所要時間の表示後に、ユーザによって高画質モードキー109が押下された場合(S7で「高画質モード」)、モード設定部611は原稿読取動作を高画質モード(両面反転読取モード)に設定し、更にユーザによりスタートボタン55が押下されると、制御部61は、原稿給紙部21に対して原稿の取り込みを指示する信号を出力し、原稿給紙部21が原稿載置台211に載置された原稿を取り込み(S8)、CCD229が下方に配置される読取窓230に向けて原稿を搬送する。このとき、原稿給紙部21は、原稿の最上部の原稿から給紙する(以下、各実施形態について同様)。操作部5のスタートボタン55が特許請求の範囲の読取開始指示受付部の一例であり、高画質モードキー109及び高速モードキー110が特許請求の範囲のモード選択指示受付部の一例である。
CCD229は、読取窓230まで搬送されてきた原稿の表面を読み取る(S9)。この原稿表面の読取後、反転機構が当該原稿を表裏反転して読取窓230(CCD29)に再搬送する(S10)。続けてCCD229が、読取窓230まで再搬送されてきた原稿の裏面を読み取り(S11)、原稿給紙部21は、当該表裏面読取後の原稿を排紙トレイ215に排出する(S12)。制御部61は、S8乃至S12の処理を、原稿載置台211に載置されている全ての原稿に対して繰り返す。
次に制御部61は、画像処理部64に対して、CCD229によって取得された各原稿表裏面の画像データについて必要な画像処理を行わせ、当該画像処理後の画像データに基づいて、記録紙の表裏面に、対応する画像データの画像形成を記録部40に行わせる(S13)。当該S13の画像形成処理は、必ずしも、原稿載置台211に載置されている全ての原稿に対してS8乃至S12の処理が終了してから行われなければならないものではなく、制御部61は、各原稿に対するS8乃至S12の処理中であっても、画像形成が可能な画像データについての記録紙への画像形成処理(S13)を開始させるようにしてもよい。
また、S7においてユーザによって高速モードキー110が押下された場合(S7で「高速モード」)、モード設定部611は原稿読取動作を高速モード(両面同時読取モード)に設定し、制御部61は、原稿給紙部21に対して原稿の取り込みを指示する信号を出力し、原稿給紙部21が原稿載置台211に載置された原稿を取り込み(S14)、CCD229及びCIS231による読取位置に向けて原稿を搬送する。原稿給紙部21による当該一回の原稿搬送動作中に、CCD229は、読取窓230まで搬送されてきた原稿の表面を読み取り、CIS231が当該原稿の裏面を読み取る(S15)。原稿給紙部21は、当該表裏面読取後の原稿を排紙トレイ215に排紙する(S12)。制御部61が、S14,S15,S12の処理を、原稿載置台211に載置されている全ての原稿に対して繰り返す処理と、各原稿表裏面の画像データに基づく画像形成処理(S13)は、高画質モードの場合と同様に行われる。
一方、上記S3において、ユーザによって原稿読取所要時間表示キー111が押下されず、高画質モードキー109又は高速モードキー110が押下された場合は(S3でNO)、S4乃至S6の処理をスキップして、S7の処理に移り、制御部61は、ユーザによって押下された高画質モードキー109又は高速モードキー110が受け付けた指示の示すモードで、原稿読取動作を行わせる(S7乃至S13、S14,S15)。
なお、上記実施形態においては、本発明の要点ではないため、特に説明していないが、読み取り後の各原稿は、フェイスダウン状態で揃って排紙トレイ215に排出されるように、反転機構及び原稿給紙部21が原稿面を置換した後に排出される。
次に、複合機1による原稿読取処理の第2実施形態を説明する。図12は、複合機1による原稿読取処理の第2実施形態を示すフローチャートである。図13及び図14は、表示部51の画面例を示したものである。なお、以下の説明では、スキャナ部22をCCD229として表示する。なお、第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
この第2実施形態では、上記図10に示す両面/分割画面で、例えば高画質モードキー109がユーザによる操作部5の操作で選択され、高画質モードでの原稿読取の指示がキー109等に受け付けられたとき(S22で「高画質モード」)、制御部61は、図13に示すように、当該両面/分割画面に、ユーザに対して所望の原稿読取終了時間(原稿載置台211に載置された全ての原稿の読取を終了するまでの時間。すなわち、ユーザが当該原稿の読み取りを終わらせたい時間)の入力を促す旨のメッセージを表示させる。
上記図13に示す両面/分割画面の表示時に、ユーザが操作部5のテンキー等の操作で所望の原稿読取終了時間(例えば秒単位)を入力すると、制御部61は当該図13に示す両面/分割画面のユーザ所望読取時間表示領域Dに、当該入力されたユーザ所望の原稿読取終了時間を表示させ、さらにユーザが当該画面中のOKキー113を押下した場合(S23でYES)、原稿読取所要時間検知部613の原稿厚さ検出部614が、上述した検出方法により、原稿載置台211に載置されている原稿の厚さを検出する(S24)。そして、所要時間検出部615が、上述した検出方法により、当該検出された原稿の厚さに基づいて、原稿載置台211に載置されている原稿の全てが高画質モードで読み取られた場合における原稿読取所要時間を検出する(S25)。
この高画質モードについての原稿読取所要時間の検出後、制御部61は、当該高画質モードでの原稿読取所要時間が、S23で入力されたユーザ所望の原稿読取終了時間よりも短いか否かを判断する(S26)。ここで、S23で入力されたユーザ所望の原稿読取終了時間が、当該高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短い場合、(S26でYES)、制御部61は、例えば図14に示すように、高速モード又は高画質モードの選択を促すメッセージを表示部51に表示させる(S27)。すなわち、高画質モードでの原稿読取動作では、ユーザ所望の時間内に原稿読取を終了できないため、制御部61により、表示部51に、高速モードへの切り替えを促すメッセージが表示される。この図14に示す画面では、高速モードへの切り替え指示を受け付ける高速モード切替キー112と、高画質モードでの原稿読取の実行指示を受け付ける高画質モード指示キー113とが、制御部61により表示部51に表示される。
そして、ユーザにより高速モード切替キー112が押下された場合(S28で「高速モード」)、制御部61は、第1実施形態で示したS14,S15,S12,S13の処理による高速モードでの原稿読取及び画像形成処理を、原稿給紙部21、CCD229及びCIS231等の所要各部に実行させる(S30)。
一方、ユーザにより高画質モード指示キー113が押下された場合(S28で「高画質モード」)、制御部61は、第1実施形態で示したS8乃至S13の処理による高画質モードでの原稿読取及び画像形成処理を、原稿給紙部21、反転機構及びCCD229等の所要各部に実行させる(S29)。
また、S23においてユーザによる所望の原稿読取終了時間の入力がなかった場合は(S23でNO)、制御部61は、S24乃至S28の処理をスキップして、S29の高画質モードでの原稿読取及び画像形成の処理を行わせる。また、S26においてユーザ所望の原稿読取終了時間が高画質モードでの原稿読取所要時間以上である場合は(S26でNO)、制御部61は、S27及びS28の処理をスキップして、S29の高画質モードでの原稿読取及び画像形成の処理を行わせる。
次に、複合機1による原稿読取処理の第3実施形態を説明する。図15は、複合機1による原稿読取処理の第3実施形態を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、スキャナ部22をCCD229として表示する。なお、第1又は第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。
上記第2実施形態は、高画質モードでの原稿読取動作が開始される前に、ユーザが所望の原稿読取終了時間を入力し、当該入力された原稿読取終了時間内に高画質モードで原稿読取が終了しない場合に高速モードへの切替処理が行われるものであるが、第3実施形態は、高画質モードでの原稿読取及び画像形成処理が開始された後に、ユーザから所望の原稿読取終了時間が入力され、当該入力された原稿読取終了時間内に高画質モードで原稿読取が終了しない場合に高速モードへの切替処理が行われるものである。
図15を参照して説明すると、第3実施形態では、上記図10に示す両面/分割画面で、例えば高画質モードキー109がユーザによる操作部5の操作で選択され、高画質モードでの原稿読取の指示がキー109等に受け付けられたとき(S42で「高画質モード」)、制御部61は、第1実施形態で示したS8乃至S13の処理による高画質モードでの原稿読取及び画像形成処理を、原稿給紙部21、反転機構及びCCD229等の所要各部に開始させる(S43)。
このとき、制御部61は、図16に示すように、コピー動作中であることを示す表示画面を表示部51に表示させ、この表示画面中に、希望読取時間入力キー120を表示させる。ユーザによる操作で希望読取時間入力キー120が押下されると、制御部61は、図17に示すように、当該表示画面に、ユーザに対して所望の原稿読取終了時間の入力を促す旨のメッセージを表示させる。この図17に示す表示画面の表示時に、ユーザが操作部5のテンキー等の操作で所望の原稿読取終了時間を入力すると、制御部61は当該図17に示す表示画面のユーザ所望読取時間表示領域Dに、当該入力されたユーザ所望の原稿読取終了時間を表示させ、ユーザが当該画面中のOKキー113を押下した場合(S44でYES)、第2実施形態と同様にして高画質モードの原稿読取所要時間検出処理が行われる(S45及びS46)。但し、この第3実施形態の場合、原稿読取所要時間検知部613は、当該ユーザからの原稿読取終了時間の入力が受け付けられた時点で原稿載置台211に載置されている全ての原稿についての高画質モードによる原稿読取所要時間を検知する。
ここで、S44で入力されたユーザ所望の原稿読取時間が、当該高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短い場合、(S47でYES)、制御部61は、例えば上記図14に示すように、高速モード又は高画質モードの選択を促すメッセージを表示部51に表示させる(S48)。但し、このメッセージ表示中も、制御部61は、高画質モードでの原稿読取動作を原稿給紙部21、反転機構及びCCD229等に継続させておく。このように、制御部61が、高画質モードでの原稿読取動作を継続させることで、ユーザが高速モードに切り替えるか否かを思案している間も原稿読取動作が行われることになるので、ユーザが高速モードに切り替えた場合であっても、或いは高画質モードを続行させた場合であっても、原稿読取を早期に終了させることができる。
そして、制御部61は、ユーザにより高速モード切替キー112が押下された場合(S49で「高速モード」)、上述した高速モードでの原稿読取及び画像形成処理を所要各部に実行させ(S50)、ユーザにより高画質モード指示キー113が押下された場合(S49で「高画質モード」)、上述した高画質モードでの原稿読取及び画像形成処理を所要各部に続行させる(S43)。制御部61は、高画質モードを続行させる場合には、図16に示した表示画面を再び表示部51に表示させ、高画質モードでの原稿読取動作が終了するまで、ユーザ所望の原稿読取終了時間に基づく上記一連の処理(S44乃至S49)を行うようにする。
但し、制御部61は、ユーザが高画質モードから高速モードに切り替えるか否かの判断に要する時間以内で、原稿載置台211に載置されている残りの原稿の全ての読取動作が終了すると判断した場合、表示部51に表示している図16に示す表示画面における希望読取時間入力キー120の表示を中止する等により、希望読取時間入力キー120によるユーザからの所望原稿読取終了時間の入力を受け付けが行われないようにしてもよい。例えば、制御部61は、ユーザが高画質モードから高速モードに切り替えるか否かの判断に要する時間として予め定められた時間T3(例えば、10秒)を記憶しておき、高画質モードで1枚の原稿の両面を読み取るために必要な時間t1、原稿載置台211に載置されている残りの原稿枚数CN2との関係が、下記(5)式を満たすに到った以降は、ユーザからの所望原稿読取終了時間の入力を受け付けが行われないようにしてもよい。
T3≧t1×CN2 (5)
また、当該第3実施形態では、制御部61が、S44で入力されたユーザ所望の原稿読取時間が、当該高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短いと判断し(S47でYES)、ユーザからのモード選択指示を待っている間も(S48,S49)、高画質モードでの原稿読取動作を継続させるようにしているが、制御部61は、ユーザ所望の原稿読取時間が高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短いと判断した時点で、高画質モードでの原稿読取動作を一時中断させた状態として、ユーザからのモード選択指示を待つようにしてもよい。
なお、第2及び第3実施形態では、ユーザ所望の原稿読取終了時間が高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短い場合(図12のS26でYES,図15のS47でYES)、制御部61は、高速モード又は高画質モードの選択を促すメッセージを表示部51に表示させ(図12のS27,図15のS48)、この後にユーザから選択されたモードで原稿読取動作を行わせるが(図12のS28,図15のS49)、制御部61は、これらの処理を行わず、ユーザ所望の原稿読取終了時間が高画質モードでの原稿読取所要時間よりも短いと判断したときに(図12のS26でYES,図15のS47でYES)、直ちに高速モードに切り替えて原稿読取動作を行わせるようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、図12に示した第2実施形態におけるS21とS22の間、又は図15に示した第3実施形態におけるS41とS42の間に、図6に示した第1実施形態のS2乃至S6の処理を挿入することで、ユーザによる操作に従って、制御部61が、第1実施形態に示した原稿読取所要時間の表示処理と、第2及び第3実施形態に示したユーザ所望の原稿読取終了時間に応じたモード切替処理とを選択的に行わせたり、或いは、当該原稿読取所要時間の表示処理及びモード切替処理の両方を行わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、原稿読取所要時間検知部613は、昇降部材201の上昇開始から上昇停止までの駆動モータ202の回転数(パルス数)から原稿厚さを検出し、当該原稿厚さに基づいて両面反転読取モード及び両面同時読取モードでの原稿読取所要時間を検知するが、原稿読取所要時間の検知方法はこれに限定されるものではなく、他の方式によってもよい。例えば、(1)原稿給紙部21に、発光部及び当該発光部が発光した光の反射光を受光する受光部を備える光センサを、原稿載置台211上に載置された原稿の上方から当該原稿に対して光を照射可能な状態として設け、さらに、当該光センサの発光部による発光時から受光部による反射光の受光時までの時間t3を計測するタイマと、計測される各時間t3に対応付けられたそれぞれの原稿厚さとを記憶する原稿厚さ記憶テーブルとを備えるようにし、原稿厚さ検出部614が、計測された時間t3に対応する原稿厚さを原稿厚さ記憶テーブルから読み出すことで、原稿載置台211に載置されている原稿厚さを検出するようにしてもよい。当該原稿厚さからの原稿読取所要時間算出方法は上記実施形態と同様である。
また、(2)原稿給紙部21に、原稿載置台211上に載置された原稿の重量wを検出する原稿重量センサ219(図1)を設け、さらに、上記原稿種類特定部6151と、各種類の原稿1枚当たりの重量w1を記憶する単位原稿重量記憶部と、所要時間算出部6153とを設け、所要時間算出部6153が、原稿種類特定部6151によって特定された原稿種類の重量w1を単位原稿重量記憶部から読み出し、原稿重量センサ219検出された重量wと当該読み出した重量w1とから原稿枚数を算出し、この算出した原稿枚数に基づいて上記各モードでの原稿読取所要時間を算出するようにしてもよい。
なお、原稿重量センサ219はその上端部が原稿トレイ211の原稿載置面に位置するように設置され、原稿トレイ211に原稿が載置されると、原稿重量センサ219の上端部がその原稿の全重量を支持し、原稿の重量を検出する構造となっている。また原稿重量センサ219は、検出した重量を制御部61(原稿読取所要時間検知部613)へ出力する。原稿重量センサ219としては、例えばロードセルが使用される。ロードセルの詳しい構造については周知の技術であるため説明を省略する。尚、原稿重量センサ219としてロードセルを用いる理由は、原稿用紙1枚の微小な重量を検出可能なためによるが、原稿重量センサ219の構成はロードセルに限定されるものではなく、原稿用紙1枚の微小な重量を検出可能なセンサであれば他のセンサであってもよい。
また、上記実施形態では、複合機1でのコピー動作時における動作を例にして原稿読取動作時の処理を説明しているが、本発明は当該例に限定されず、スキャナ動作やファクシミリ動作における原稿読取動作に上述した各実施形態の原稿読取動作時の処理を適用することが可能である。
また、上記実施形態では、特許請求の範囲における第1読取部をスキャナ部222(CCD229)とし、第2読取部をCIS231として説明しているが、これに限られず、第1及び第2読取部を、スキャナ部222(CCD229)又はCIS231のいずれで構成することも可能である。
また、上記実施形態では、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置の構成及び処理の実施形態を図1乃至図17に示したが、これらはあくまでも一例に過ぎず、本発明に係る画像読取装置及び画像形成装置を上述した構成及び制御に限定する趣旨ではない。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機の内部構成を模式的に示した縦断面図である。 操作部の正面図の一例である。 図1に示す複写機の原稿給紙部の一例を示す斜視図である。 複合機の電気的構成を示すブロック図である。 原稿読取所要時間検知部の構成を示すブロック図である。 複合機1による原稿読取処理の第1実施形態を示すフローチャートである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。 複合機による原稿読取処理の第2実施形態を示すフローチャートである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。 複合機による原稿読取処理の第3実施形態を示すフローチャートである。 表示部の画面例を示したものである。 表示部の画面例を示したものである。
符号の説明
1 複合機
2 画像読取装置
3 装置本体
5 操作部
21 原稿給紙部
201 昇降部材
202 駆動モータ
211 原稿載置台
212 ピックアップローラ
22 スキャナ部
229 CCD
231 CIS
40 記録部
51 表示部
52 タッチパネル
61 制御部
611 モード設定部
613 原稿読取所要時間検知部
614 原稿厚さ検出部
615 所要時間検出部
6151 原稿種類特定部
6152 単位原稿厚記憶部
6153 所要時間算出部
109 高画質モードキー
110 高速モードキー
111 原稿読取所要時間表示キー
112 高速モード切替キー
113 高画質モード指示キー

Claims (7)

  1. ユーザに対する操作案内を表示する表示部と、
    原稿を給紙する原稿給紙部と、
    前記原稿給紙部によって搬送されてくる前記原稿の一方の面を読み取る第1読取部と、
    前記原稿給紙部によって搬送されてくる前記原稿の他方の面を読み取る第2読取部と、
    前記第1読取部による前記原稿の一方の面の読み取りが終了した後、当該原稿をその他方の面が前記第1読取部に読み取られる状態として反転させて搬送する反転部と、
    前記第1読取部により前記原稿の一方の面を読み取り、前記反転部による当該原稿の反転後に、前記第1読取部が当該原稿の他方の面を読み取る両面反転読取モードと、前記原稿給紙部による一度の原稿搬送で、前記第1読取部が当該原稿の一方の面を読み取り、前記第2読取部が当該原稿の他方の面を読み取る両面同時読取モードのいずれかのモードで、当該所要各部に原稿読取動作を行わせる制御部と、
    前記原稿給紙部にセットされた原稿についての前記両面反転読取モード及び前記両面同時読取モードのうち少なくとも前記両面反転読取モードの各原稿読取所要時間を検知する原稿読取所要時間検知部と、
    ユーザから所望の原稿読取終了時間の入力を受け付ける読取終了時間受付部と、
    前記両面反転読取モード又は両面同時読取モードのいずれかを選択するモード選択指示をユーザから受け付けるモード選択指示受付部とを備え、
    前記制御部は、前記モード選択指示受付部に前記両面反転読取モードを選択する指示が受け付けられ、前記読取終了時間受付部にユーザ所望の原稿読取終了時間の入力が受け付けられた場合、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間が、前記両面反転読取モードについて前記原稿読取所要時間検知部が検知した原稿読取所要時間よりも短ければ、前記両面同時読取モードに切り替えて前記所要各部に原稿読取動作を行わせる画像読取装置。
  2. 前記所要各部による前記両面反転読取モードでの原稿読取動作中に、前記読取終了時間受付部によってユーザ所望の原稿読取終了時間の入力が受け付けられた場合、前記原稿読取所要時間検知部は当該原稿読取終了時間の入力が受け付けられた時点で前記原稿給紙部にセットされている原稿についての前記両面反転読取モードによる原稿読取所要時間を検知し、前記制御部は、当該ユーザ所望の原稿読取終了時間が、当該検知された前記両面反転読取モードによる原稿読取所要時間よりも短ければ、前記両面同時読取モードに切り替えて前記所要各部に原稿読取動作を行わせる請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記読取終了時間受付部に受け付けられたユーザ所望の原稿読取終了時間が、前記原稿読取所要時間検知部によって検知された前記両面反転読取モードの原稿読取所要時間よりも短いときは、前記両面同時読取モードの選択をユーザに促す旨のメッセージを前記表示部に表示させ、当該メッセージの表示後に前記モード選択指示受付部に受け付けられたモード選択指示が示すモードで前記所要各部に原稿読取動作を行わせる請求項1又は請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿読取所要時間検知部は、前記原稿給紙部にセットされた原稿の厚さを検出する原稿厚さ検出部と、当該原稿厚さ検出部によって検出された原稿厚さに対応する少なくとも前記両面反転読取モードでの各原稿読取所要時間を算出する所要時間検出部とを備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿給紙部は、原稿が載置される原稿載置台と、当該原稿給紙部に載置された原稿を1枚ずつ取り込むピックアップローラと、原稿載置台上の原稿をピックアップローラに押し当てるために原稿載置台を昇降させる昇降部材と、当該昇降部材を昇降動作させる駆動モータと、当該駆動モータの回転数を検出する回転検出部とを備え、
    前記原稿厚さ検出部は、前記回転検出器によって検出された前記駆動モータの回転数に基づいて前記原稿載置台上の原稿の厚みを検出し、
    前記所要時間検出部は、前記原稿厚さ検出部によって検出された前記原稿載置台上の原稿の厚みと、ユーザによって入力される原稿種類とから算出した前記原稿載置台上の原稿の原稿枚数に基づいて、少なくとも前記両面反転読取モードによる前記原稿載置台上の原稿の各原稿読取所要時間を検出する請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記第1読取部は、縮小光学系イメージセンサにより前記原稿の一方の面を読み取り、
    前記第2読取部は、密着光学系イメージセンサにより前記原稿の一方の面を読み取る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像読取装置と、
    前記第1読取部及び第2読取部に読み取られた読取画像のデータに基づいて画像を記録紙に形成する画像形成部と
    を備えた画像形成装置。
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