JP4752878B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は,原稿画像を読み取る画像読取装置に関する。さらに詳細には,CCDイメージセンサ等の光電変換装置によって原稿の画像データを取得する画像読取装置に関するものである。
従来から,原稿の画像を読み取る画像読取装置として,原稿の画像を,CCDイメージセンサで読み取って電気的な画像信号に変換し,そのアナログ画像信号をA/D変換器によってデジタル信号に変換するものが知られている。
具体的に,CCDイメージセンサは,光源と撮像素子とを備え,光源の反射光を撮像素子が受光することで画像データを作成する。このCCDイメージセンサを動作させる際,光源となる冷陰極管を点灯させた後,光源の光量が安定し,画像読み取りが可能になるまで待機するウォームアップ処理が必要となる。イメージセンサのウォームアップ処理に着目した技術としては,例えば,特許文献1に開示された画像処理装置がある。特許文献1に開示された画像処理装置では,光源の正常点灯を白レベル値を基に検知する。そして,正常点灯の検知後,即時に読み取り動作を開始する。これにより,出力時間の短縮が可能としている。
特開2006−311036号公報
しかしながら,前記した従来の画像読取装置には,次のような問題があった。すなわち,原稿の画像の読み取り(スキャン)開始指示を受け取った後にウォームアップ処理を行う場合,ウォームアップ処理を終えてスキャンを開始するまでの間に1分以上の時間を要することがある。その際,書物のようにプラテンガラスに押さえつけておく必要がある原稿の画像を読み取る場合には,ユーザはウォームアップ処理が終了してスキャンがいつ開始されてもいいように原稿をプラテンガラスに押し続ける必要がある。そのため,ユーザに負担を強いる。また,長時間にわたってスキャンが開始されず,ユーザが原稿の押さえを止めた際にタイミング悪くスキャンが開始されることがある。そのため,所望のスキャン結果を得ることができないことがある。
特許文献1では,ウォームアップ処理の短縮や,正常点灯できなかった際の警告についての技術は開示されている。しかし,ユーザにとっては,スキャン開始のタイミングを知らされないため,上記の問題を解決できない。
本発明は,前記した従来の画像読取装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ユーザへの負担が軽く,ユーザが所望する画像を確実に得られる画像読取装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像読取装置は,光源と撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,前記通知手段による通知の後に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第2読取指示を受け付ける受付手段と,前記受付手段が前記第2読取指示を受け付けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段とを備えることを特徴としている。
本発明の画像読取装置は,光源の光量が読み取り可能な光量に達していない場合に,光源のウォームアップ処理を行う。そして,ウォームアップ処理を行った後,通知手段によってそのウォームアップ処理の終了を通知する。通知方法としては,操作パネルへの表示や警告音が該当する。そして,本発明の画像読取装置では,ウォームアップ処理の終了を通知した後に,原稿の画像読み取りを開始する。
すなわち,本発明の画像読取装置では,通知手段によってウォームアップ処理の終了が知らされる。そのため,ユーザは,ウォームアップ処理の終了タイミングを認識できる。よって,ユーザは,ウォームアップ処理の終了までの間,原稿を押える必要がなく,負担が軽減される。また,ユーザにとって不意のタイミングでスキャンが開始されることが回避できる。
また,上記の画像読取装置は受付手段によって,ユーザの任意のタイミングでスキャン開始を指示できる。
また,上記の画像読取装置の受付手段は,フットペダルによって前記第2読取指示を受け付けるとよりよい。すなわち,足による入力が可能なため,両手が塞がった状態での操作が可能になる。また,後述する音声入力装置と比較し,ノイズの影響を受けない。
また,上記の画像読取装置の受付手段は,音声入力装置によって前記第2読取指示を受け付けるとよりよい。すなわち,音声による入力であるため,両手が塞がった状態での操作が可能になる。また,受話器等の集音機能を備える場合,既存の部品を利用することができる。
また,本発明は,光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,前記通知手段による通知の後に,所定のタイムアウト時間の計時を行う計時手段と,前記計時手段による計時が終了したことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段とを備えることを特徴とする画像読取装置を含んでいる。すなわち,ウォームアップ処理の終了通知後に,自動的に読み取りを開始できる。つまり,両手が塞がった状態であっても,ユーザの操作なしに読取を開始することができる。
また,上記の画像形成装置は,計時手段による前記タイムアウト時間を延長する延長指示をユーザ入力によって受け付ける延長受付手段を備えるとよりよい。すなわち,延長受付手段によってタイムアウト時間を延長可能にすることで,ユーザが確実に原稿の準備をすることができる。
また,上記の画像形成装置は,前記計時手段による計時開始の後であって計時終了の前に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第3読取指示を受け付ける読取受付手段を備え,前記制御手段は,前記読取受付手段が前記第3読取指示を受けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始するとよりよい。すなわち,読み取り受付手段により,計時終了を待つことなく即時に読み取り開始できる。
また,本発明の画像読取装置は,前記画像読み取り手段の読み取り対象となる原稿を,前記画像読み取り手段による画像の読み取り位置に搬送する原稿自動搬送手段と,前記原稿自動搬送手段の読み取り前の前記原稿の収容部に前記原稿があるか否かを検知する原稿センサと,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記原稿センサによって前記原稿が有ることが検知されていることを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第1禁止手段と,前記第1禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第1開始手段とを備えるとよりよい。すなわち,原稿自動搬送手段(ADF)によって原稿の画像を読み取る場合には,ユーザが原稿を押さえることによる問題が生じない。そこで,ADFを利用する場合には,ウォームアップ処理の終了通知等を省略し,即時に読み取りを開始することで,ユーザの利便性が向上する。
また,本発明の画像読取装置は,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,見開き2ページを読み取るモードであるブックコピーモードが設定されていないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第2禁止手段と,前記第2禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第2開始手段とを備えるとよりよい。「ブックコピーモード」とは,見開き2ページを読み取るモードである。すなわち,書物のコピー時は,ユーザが原稿を押え付けている可能性が高い。よって,ブックコピーモードが設定されている際に本発明を適用することは好ましい。
また,本発明の画像読取装置は,前記画像読取装置の原稿載置台のカバーの開放状態を検知するカバーセンサと,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記カバーセンサによって前記カバーの開放を検知していないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第3禁止手段と,前記第3禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第3開始手段とを備えるとよりよい。画像読取装置が自動搬送手段を備える場合には,自動搬送手段がカバーを兼ねてもよい。すなわち,カバーが閉じていない状態でのコピー時は,ユーザが原稿を押え付けている可能性が高い。よって,カバーが開放状態の際に本発明を適用することは好ましい。
また,本発明の画像読取装置は,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了前に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第4読取指示を受け付ける先行受付手段と,前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記先行受付手段によって前記第4読取指示を受け付けたことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第4禁止手段と,前記第4禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第4開始手段とを備えるとよりよい。すなわち,ウォームアップ処理中に原稿の画像の読み取り開始を指示することで,再度の読み取り開始指示の入力待ちや所定期間の待機をすることなく速やかに原稿の画像の読み取りを開始できる。これにより,コピー処理をより迅速に行うことができる。また,はじめから原稿を押さえ続けているユーザにとっては,ウォームアップ処理の完了を待つまでもなく原稿の画像の読み取りの開始を指示できる。
本発明によれば,ユーザへの負担が軽く,ユーザが所望する画像を確実に得られる画像読取装置が実現している。
以下,本発明にかかる画像読取装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,電話機能,スキャナ機能,プリンタ機能,コピー機能,ファクシミリ機能等を備えた複合機に本発明を適用したものである。
[複合機の構成]
本形態の複合機100は,図1に示すように,用紙に画像を印刷する画像形成部を備えた本体部2と,原稿の画像を読み取るスキャナ部3とを備えている。また,複合機100の本体部2の側面上側には受話器5が付設されている。また,複合機100の本体部2の正面下側にはフットペダル50が付設され,足による入力操作が可能になっている。なお,画像形成方式は,電子写真方式であっても,インクジェット方式であってもよい。また,カラー画像の形成が可能であっても,モノクロ画像専用であってもよい。
スキャナ部3には,前面側に,各種のボタン(例えば,スタートキー,ストップキー,テンキーの各ボタン)や液晶ディスプレイ等を備えた操作パネル4(通知手段の一例)が設けられている。この操作パネル4により,動作状況の表示やユーザによる操作の入力が可能になっている。
スキャナ部3は,図2に示すように,原稿の画像の読み取りを行う画像読取部6と,その上方を開閉可能に覆うとともに原稿の自動搬送を行うADF(Auto Document Feeder:自動原稿供給装置,原稿自動搬送手段の一例)7とを備えている。画像読取部6は,その上面に位置する2枚の透明なプラテンガラス8,9と,その内部に位置するCCDユニット14(画像読み取り手段の一例)とを備えている。
CCDユニット14は,CCDセンサ15と,レンズからなる光学素子16と,冷陰極管からなる光源17とを備えている。光源17として用いられる冷陰極管は,電圧が印加されてから画像読取可能であって安定した輝度で発光するまでに所定の準備時間(ウォームアップ時間)を要する。なお,本実施形態では,光源17の一例として冷陰極管を例示して説明するが,冷陰極管22と同等なものであれば光源として用いることは可能である。光源17の反射光は,光学素子16へと導かれ,CCDセンサ15に結像される。そして,CCDセンサ15によって電気信号に変換される。
ADF7は,読み取り前の原稿を載置する原稿トレイ22と,読み取り後の原稿を載置する排出トレイ23とを備えている。具体的に,原稿トレイ22は,排出トレイ23の上方に配設されている。また,ADF7の内部には,原稿トレイ22と排出トレイ23とを連結する搬送路24が設けられている。ADF7は,原稿トレイ22に載置された原稿を1枚ずつ取り出し,その原稿をプラテンガラス9(以下,「ADFガラス9」とする)に対向する位置に搬送する。その後,その原稿を排出トレイ23上に排出する。
原稿の読取方式としては,フラットベッド(原稿固定走査)方式と,ADF(原稿移動走査)方式とがある。フラットベッド方式の場合,原稿を1枚ずつプラテンガラス8(以下,「FBガラス8」とする)上に載置する。その状態で,CCDユニット14が副走査方向(主走査方向に直交方向,図2の矢印A方向)に移動し,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。一方,ADF方式の場合,原稿を纏めて原稿トレイ22に載置する。そして,CCDユニット14がADFガラス9に対向する位置に移動し,固定される。その状態で,原稿がADFガラス9に対向する位置に搬送され,その際に主走査方向に1ラインずつ原稿の画像が読み取られる。
また,ADF7は,原稿の搬入口の周辺に位置し,搬入口に存在する原稿を検出する原稿センサ25(原稿センサの一例)と,ADF7を回動させる支持部(不図示)に隣接し,ADF7の開放状態を検出する開閉センサ26(カバーセンサの一例)とを備えている。原稿センサ25は,原稿トレイ22に原稿が載置されているか否かの判断に供する。開閉センサ26は,ADF7がFBガラス8をカバーしているか否かの判断に供する。また,画像読取部6は,FBガラス8の直下に位置し,FBガラス8の歪みを検出する歪センサ18を備えている。歪センサ18は,ユーザがFBガラス8上で原稿を押さえているか否かの判断に供する。
[複合機の電気的構成]
続いて,複合機100の電気的構成について説明する。複合機100は,図3に示すように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM34と,ASIC35と,ネットワークインタフェース36と,ファクシミリインタフェース37とを備えた制御装置30(ウォームアップ手段,制御手段,計時手段の一例)を有している。
ROM32には,複合機100を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
ASIC35は,画像形成部38,スキャナ部3,操作パネル4,受話器5,音声認識部51,フットペダル50等と電気的に接続されている。CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムに従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,ASIC35を介して複合機100の各構成要素(例えば,ADF7の搬送路24を構成する各種ローラの駆動モータ(不図示)やCCDユニット14の移動用モータ(不図示))を制御する。
ネットワークインタフェース36には,情報機器が接続され,このネットワークインタフェース36を介して相互のデータ通信が可能になっている。また,ファクシミリインタフェース37は,電話回線に接続され,このファクシミリインタフェース37を介して外部のファクシミリ装置等とデータ通信が可能になっている。
[スキャン処理(第1の形態)]
続いて,コピー等の画像読み取りを行う際のスキャン処理の手順について,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず,コピー部数,画質,倍率,給紙トレイ,各種のモードの設定等の入力を受け付ける(S101)。そして,コピー開始を指示するスタートキーの入力を受け付ける(S102)。ユーザは,スタートキーの入力までに原稿をFBガラス8上にセットする。
ユーザがスタートキーを入力する。その後,CCDユニット14の光源17のウォームアップ処理が必要か否かを判断する(S103)。すなわち,光源17の点灯直後は,光源17の発光量が安定しない。そこで,例えば,光源17がオフからオンになった時点からの経過時間(以下,「ウォームアップ時間」とする)を基に,そのウォームアップ時間が閾値を経過していなければ,ウォームアップ処理が必要と判断する。ウォームアップ処理が必要ないと判断されれば(S103:NO),ウォームアップ処理をバイパスし,S111の処理に移行して原稿のスキャンを開始する。
一方,ウォームアップ処理が必要と判断されれば(S103:YES),ウォームアップ処理として光源17の連続点灯を開始する(S104,ウォームアップ手段の一例)。その際,例えば図5に示すように,操作パネル4にウォームアップ処理中であることを認識させるメッセージを表示する。その後,ウォームアップ処理が終了するまで待機する(S105)。
ウォームアップ処理は,光源17の光量が所定の範囲内に達するまで行われる。より具体的には,光源17の光量は,ウォームアップ時間が所定時間(閾値時間)を経過した後は安定することから,ウォームアップ時間が当該閾値時間を経過すればウォームアップ処理終了となる。
ウォームアップ処理が終了した後(S105:YES),ADF7を利用して原稿の画像の読み取りを行うか否かを判断する(S106)。すなわち,ADF方式であればユーザが原稿を押さえることはない。そのため,ADF7を利用する場合には(S106:YES),S111の処理に移行して原稿の画像のスキャンを開始する。なお,ADF7を利用するか否かは,ADF7の原稿トレイ22に原稿が載置されているか否かによって判断できる。そこで,原稿センサ25からの信号によってADF7の利用を判断する。
ADF7を利用しない場合には(S106:NO),ユーザによって原稿がFBガラス8に向けて押さえられているか否かを判断する(S107)。すなわち,ユーザが原稿を押さえていない場合,例えば原稿が用紙1枚でADF7がFBガラス8の蓋となって原稿を押さえている場合には,ウォームアップ処理後に速やかに原稿の画像の読み取りを開始することが望ましい。そこで,ユーザによって原稿が押さえられていないと判断した場合には(S107:NO),S111の処理に移行して原稿の画像のスキャンを開始する。
具体的に本形態のS107の処理では,ブックコピーモードが設定されているか否かを判断する。「ブックコピーモード」とは,見開き2ページを読み取るモードである。具体的には,見開き2ページの中央で分割して2枚に出力する。出力の際,2ページの中央の暗くなっている部分を補正し,さらに2ページの中央の画像の歪みを補正する。このブックコピーモードが設定されている場合は,ユーザが原稿である本をFBガラス8に押し当てている可能性が高い。言い換えると,ブックコピーモードが設定されていない場合は,薄厚の原稿をADF7が蓋となって押さえた状態である可能性が高い。そこで,ブックコピーモードの設定有無によって,原稿が押さえられているか否かを判断する。
ユーザによって原稿が押さえられていると判断した場合には(S107:YES),操作パネル4にウォームアップ処理が終了したことを認識させるメッセージを表示するとともに,スキャンの開始指示として,再度,スタートキー(受付手段の一例)を押下してスキャンの開始を促すメッセージを表示する(S108,通知手段の一例)。その際,例えば図6に示すように,スキャンの開始を指示するスタートキーの他,スキャンのキャンセルを指示するストップキーの存在を併せて表示する。さらに,ウォームアップ処理が終了したことをユーザに喚起させるために,警告音を報知する(S109,通知手段の一例)。
そして,ユーザがスタートキーあるいはストップキーが押下されるまで待機する(S110,S121)。スタートキーが押下された場合には(S110:YES),原稿の画像のスキャンを開始し(S111,制御手段の一例),本処理を終了する。ストップキーが押下された場合には(S121:YES),スキャンをせずに本処理を終了する。
第1の形態のスキャン処理では,ウォームアップ処理が開始されたことを表示し,さらにウォームアップ処理が終了した際に,再度,ユーザがスタートキーを押下することによってスキャンを開始する。このため,ユーザは,ウォームアップ処理中であることを認識でき,さらに任意のタイミングでスキャンを開始することができる。
なお,本形態では,原稿が押さえられているか否かによってスタートキーの再押下を実施するか否かを決定しているが,原稿が押さえられていることに関係なく,ADFを利用しない,すなわちFB方式であればウォームアップ処理後はスタートキーの再押下を実施するとしてもよい。ただし,ユーザが原稿をFBガラス8に押さえつけていないケースではスタートキーの再押下が煩わしい操作となることも考えられる。そのため,ブックモードが設定されているような,ユーザが原稿をFBガラス8に押さえつけているケースに限定し,スタートキーの再押下を実施することが好ましい。
また,原稿が押さえられているか否かは,ブックコピーモードの設定有無の他,FBガラス8のカバーとなるADF7が開放状態であるか否かによって判断してもよい。ADF7が開放状態でコピー開始が指示された場合,ユーザが原稿をFBガラス8に押し当てている可能性が高い。ADF7の開閉状態は,開閉センサ26からの信号によって判断される。このほか,ユーザがFBガラス8を下方向に強く押圧したこと,すなわち歪センサ18からの信号によって判断してもよい。
また,本形態では,ウォームアップ処理後のスキャン開始指示を,ユーザによるスタートキーの再押下としているが,これに限るものではない。すなわち,ユーザ任意のタイミングをMFP100が検出できればよく,例えば,受話器5を利用しての音声(例えば,ユーザが「スタート」と発生する)を検出し,音声識別部51が所定のキーワードを認識したことを契機にスキャンを開始するとしてもよい。また,ユーザがフットペダル50を踏んだことを契機にスキャンを開始するとしてもよい。受話器5を利用した場合は,既存の装置を利用することができ,コストアップの問題は回避できる。フットペダル50を利用した場合は,ユーザの両手が塞がった状態での操作が可能になる。また,フットペダル50は,ノイズ等の外乱の影響を受けない。
[スキャン処理(第2の形態)]
続いて,他のスキャン処理の手順について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。第2の形態では,ウォームアップ処理の終了後に所定期間待機して自動的にスキャンを開始する。この点,ユーザ任意のタイミングでスキャンを開始する第1の形態とは異なる。具体的に本形態では,ウォームアップ処理の終了から5秒後に自動的にスキャンを開始する。なお,本形態は,第1の形態のS103以降の処理の応用例であり,第1の形態と同様の処理については,図4と同様の符号を付し,説明を省略している。
まず,S102の処理後,ウォームアップ処理が必要と判断した後(S103:YES),ウォームアップ処理を開始する(S104)。さらに,ウォームアップ処理の開始とともに,「ピッピッピッ・・・」という連続したブザー音の報知を開始する(S204)。その後,ウォームアップ処理が終了するまで待機する(S105)。
ウォームアップ処理が終了した後(S105:YES),ADFを利用するか否か(S106),さらには原稿が押さえられているか否かを判断する(S107)。原稿が押さえられていると判断すれば(S107:YES),図8に示すように,まもなくスキャンが開始されることを通知するメッセージを表示する(S206,通知手段の一例)。なお,メッセージに加え,図8に示したように,スキャン開始までのステータスを表示してもよい。
次に,スキャン開始までの待機期間(本形態では5秒)の計時を開始する(S207,計時手段の一例)。そして,計時開始とともに,「ピピッピピッピピッ・・・」という,S204の処理とは異なる連続したブザー音の報知を開始する(S208,通知手段の一例)。このブザー音の変化により,ユーザはウォームアップ処理が終了したことを知ることができる。また,ブザー音は,タイムアウト時間に近づくほど音量を上げる等の制御を行うことで,ユーザに自動スキャン開始の時間が迫っていることを認識させることができる。
その後,計時が終了するまで待機する(S209)。待機期間は,原稿を押さえるに十分な時間であり,待つことによるストレスをユーザに与えない時間の範囲に設定すればよい。計時が終了した,すなわちタイムアウトした場合には(S209:YES),原稿の画像のスキャンを開始し(S111),本処理を終了する。
第2の形態のスキャン処理では,ウォームアップ処理が開始されたことを表示し,さらにウォームアップ処理が終了すると,ウォームアップ処理が終了したことを報知しつつ待機期間の経過後に自動的にスキャンを開始する。このため,ユーザは,ウォームアップ処理中であることを認識でき,さらに待機期間中に原稿の準備をしてスキャンを開始することができる。また,第1の形態と比較して,スタートキーを再押下する必要が無く,ユーザの両手が塞がった状態でもスキャンが開始される。
なお,本形態では,ユーザ任意のタイミングでスキャンを開始するトリガを設けていないが,必ずしもこれに限るものではない。図9は,本形態のS208の処理以降の応用例を示すフローチャートである。すなわち,待機期間の終了を待たずにスキャンを開始したいことも考えられる。そこで,ユーザによって待機期間中にスタートキー(読取受付手段の一例)が押下された場合には(S241:YES),待機期間の終了を待たずに速やかにスキャンを開始する(S111)。一方で,待機期間中に原稿の準備が整わないことも考えられる。そこで,ユーザによって待機期間中にストップキー(延長受付手段の一例)が押下された場合には(S242:YES),待機期間を5秒延長する(S243)。このように,ユーザの操作によって待機期間を調節可能にしてもよい。
[スキャン処理(第3の形態)]
続いて,他のスキャン処理の手順について,図10のフローチャートを参照しつつ説明する。第3の形態では,ウォームアップ処理の終了までにスキャン開始の先行受付を行う。先行受付があった場合には,ウォームアップ処理後に即時にスキャンを開始する。この点,第1の形態とは異なる。なお,本形態は,第1の形態のS103以降の処理の応用例であり,第1の形態と同様の処理については,図4と同様の符号を付し,説明を省略している。
まず,S102の処理後,ウォームアップ処理が必要と判断した後(S103:YES),ウォームアップ処理を開始する(S104)。さらに,スキャン開始の先行受付があったか否かを判断する(S304)。本形態では,ウォームアップ処理の期間中にスタートキー(先行受付手段の一例)が押下されたことをスキャン開始の指示とみなし,スタートキーが押下された際にスキャン開始の先行受付があったと判断する。スキャン開始の先行受付があった場合には,先行受付があったことをRAM33に記憶する(S321)。
ウォームアップ処理が終了した後(S105:YES),スキャン開始の先行受付があったか否かを判断する(S306)。先行受付があった場合には(S306:YES),S107以降の処理をバイパスし,S111の処理に移行して原稿の画像のスキャンを開始する。一方,先行受付がなかった場合には(S306:NO),第1の形態と同様に,再度スタートキーを押下してスキャンの開始を促すメッセージを表示し(S108),ウォームアップ処理が終了したことをユーザに喚起させるために,警告音を報知する(S109)。
そして,ユーザによってスタートキーあるいはストップキーが押下されるまで待機する(S110,S121)。スタートキーが押下された場合には(S110:YES),原稿の画像のスキャンを開始し(S111),本処理を終了する。ストップキーが押下された場合には(S121:YES),スキャンをせずに本処理を終了する。
第3の形態のスキャン処理では,ウォームアップ処理中にスキャン開始の先行受付を行い,先行受付があった場合にはウォームアップ処理終了後に即時にスキャンを開始する。すなわち,スタートキーの再押下をすることなく速やかにスキャンを開始できる。これにより,スキャン処理をより迅速に行うことができる。また,はじめから原稿を押さえ続けているユーザにとっては,ウォームアップ処理の終了を待つまでもなくスキャンの開始を指示できる。
以上詳細に説明したように実施の形態の複合機100は,ウォームアップ処理の終了を操作パネル4に表示するとともに警告音ないしブザー音を報知する。これにより,ユーザは,ウォームアップ処理の終了を認識できる。よって,ユーザは,ウォームアップ処理中に原稿を押える必要がなく,負担が軽減される。また,ユーザにとって不意のタイミングでスキャンが開始されることが回避できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,複合機に限らず,複写機,スキャナ,FAX等,画像読み取り機能を備えるものであれば適用可能である。
また,実施の形態では,ウォームアップ処理が必要性か否かを,光源17がオフからオンになったタイミングから所定の時間によって判断しているが,これに限るものではない。例えば,CCDユニット14のホームポジション付近に白基準板を設け,CCDユニット14を白基準板まで移動させ,その白基準板を読み取る。読み取った画像の白レベル値は,光源17の光量と比例することから,この白レベル値が目標範囲内でなければウォームアップ処理が必要と判断し,その目標範囲内に達すればウォームアップ処理終了するとしてもよい。また,ウォームアップ処理の終了は,白レベル値の変化率によって判断してもよい。
実施の形態にかかる複合機の外観を示す図である。 複合機のスキャナ部の構成を示す断面図である。 実施の形態にかかる複合機の電気的構成を示すブロック図である。 第1の形態におけるフラットベッド方式でのスキャン処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態におけるウォームアップ処理中の操作パネルの表示例を示す図である。 第1の形態におけるウォームアップ処理終了後の操作パネルの表示例を示す図である。 第2の形態におけるフラットベッド方式でのスキャン処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態におけるウォームアップ処理終了後の操作パネルの表示例を示す図である。 第2の形態の自動スキャン開始処理部分の応用例の手順を示すフローチャートである。 第3の形態におけるフラットベッド方式でのスキャン処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
2 本体部
3 スキャナ部
5 受話器
7 ADF
8 FBガラス
14 CCDユニット
17 光源
18 押圧センサ
25 原稿センサ
50 フットペダル
100 複合機
S 原稿(用紙)

Claims (12)

  1. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第2読取指示を受け付ける受付手段と,
    前記受付手段が前記第2読取指示を受け付けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記画像読み取り手段の読み取り対象となる原稿を,前記画像読み取り手段による画像の読み取り位置に搬送する原稿自動搬送手段と,
    前記原稿自動搬送手段の読み取り前の前記原稿の収容部に前記原稿があるか否かを検知する原稿センサと,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記原稿センサによって前記原稿が有ることが検知されていることを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第1禁止手段と,
    前記第1禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第1開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第2読取指示を受け付ける受付手段と,
    前記受付手段が前記第2読取指示を受け付けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,見開き2ページを読み取るモードであるブックコピーモードが設定されていないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第2禁止手段と,
    前記第2禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第2開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  3. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第2読取指示を受け付ける受付手段と,
    前記受付手段が前記第2読取指示を受け付けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記画像読取装置の原稿載置台のカバーの開放状態を検知するカバーセンサと,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記カバーセンサによって前記カバーの開放を検知していないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第3禁止手段と,
    前記第3禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第3開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  4. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第2読取指示を受け付ける受付手段と,
    前記受付手段が前記第2読取指示を受け付けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了前に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第4読取指示を受け付ける先行受付手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記先行受付手段によって前記第4読取指示を受け付けたことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第4禁止手段と,
    前記第4禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第4開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像読取装置において,
    前記受付手段は,フットペダルによって前記第2読取指示を受け付けることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像読取装置において,
    前記受付手段は,音声入力装置によって前記第2読取指示を受け付けることを特徴とする画像読取装置。
  7. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,所定のタイムアウト時間の計時を行う計時手段と,
    前記計時手段による計時が終了したことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記画像読み取り手段の読み取り対象となる原稿を,前記画像読み取り手段による画像の読み取り位置に搬送する原稿自動搬送手段と,
    前記原稿自動搬送手段の読み取り前の前記原稿の収容部に前記原稿があるか否かを検知する原稿センサと,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記原稿センサによって前記原稿が有ることが検知されていることを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第1禁止手段と,
    前記第1禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第1開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  8. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,所定のタイムアウト時間の計時を行う計時手段と,
    前記計時手段による計時が終了したことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,見開き2ページを読み取るモードであるブックコピーモードが設定されていないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第2禁止手段と,
    前記第2禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第2開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  9. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,所定のタイムアウト時間の計時を行う計時手段と,
    前記計時手段による計時が終了したことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記画像読取装置の原稿載置台のカバーの開放状態を検知するカバーセンサと,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記カバーセンサによって前記カバーの開放を検知していないことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第3禁止手段と,
    前記第3禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第3開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  10. 光源と,撮像素子とを備え,前記撮像素子が,前記光源から照射された光のうち,原稿からの反射光を受光することで前記原稿の画像を読み取る画像読み取り手段と,
    ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第1読取指示を受け付けたことを契機に,前記光源の光量が所定の範囲内に達するまで前記光源を連続点灯させるウォームアップ処理を行うウォームアップ手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理が終了したことを通知する通知手段と,
    前記通知手段による通知の後に,所定のタイムアウト時間の計時を行う計時手段と,
    前記計時手段による計時が終了したことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する制御手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了前に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第4読取指示を受け付ける先行受付手段と,
    前記ウォームアップ手段によるウォームアップ処理の終了後であって前記通知手段による通知前に,前記先行受付手段によって前記第4読取指示を受け付けたことを条件として,前記通知手段による通知を禁止する第4禁止手段と,
    前記第4禁止手段による禁止の後に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始する第4開始手段と,
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項7から請求項10のいずれか1つに記載する画像読取装置において,
    前記計時手段による前記タイムアウト時間を延長する延長指示をユーザ入力によって受け付ける延長受付手段を備えることを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項7から請求項11のいずれか1つに記載する画像読取装置において,
    前記計時手段による計時開始の後であって計時終了の前に,ユーザによる前記原稿の画像の読み取り開始指示である第3読取指示を受け付ける読取受付手段を備え,
    前記制御手段は,前記読取受付手段が前記第3読取指示を受けたことを契機に,前記画像読み取り手段による画像読み取りを開始することを特徴とする画像読取装置。
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