JP2011049686A - イヤホン - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも一部が外耳道に挿入される外耳道挿入部材を筐体に対して着脱可能とし、装着性を重視するときには軟質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができ、音質を重視するときには硬質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができるようにして、幅広い使用状況に適切に対応することができ、高い装着性及び良好な装着感を得ることができるとともに、音の抜けが良好で、切れの良い低音及びクリアな中高音を再現することができ、音質が高くなるようにする。
【解決手段】少なくとも一部が外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材と、外耳道挿入部材が着脱可能な筐体と、筐体内に配設された音を発生するドライバユニットとを有するイヤホンであって、外耳道挿入部材は、弾性変形可能な軟質挿入部材及び剛性の高い硬質挿入部材を含み、軟質挿入部材と硬質挿入部材とは、選択的に前筐体に取付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも一部が外耳道に挿入される外耳道挿入部材を有するイヤホンに関するものである。
従来、耳介に装着されて使用されるイヤホンとして、外耳道に挿入される突起部を備えていない、いわゆるイヤホン型ヘッドホンと呼ばれるタイプのものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このようなイヤホンは、例えば、ダイナミック型のドライバユニットを有し、該ドライバユニットが備える振動板を振動させて音を発生する。
図7は従来のイヤホンの構造を示す断面図である。
図において、813はイヤホンの後部ハウジングであり、その内部にドライバユニット841が取付けられ、後部ハウジング813の先端(図における下端)に嵌(かん)着されたリング状の前部ハウジング812によって、前記ドライバユニット841が固定されている。また、後部ハウジング813の後面からはダクト状のケーブル保持部815が延出し、該ケーブル保持部815内には一端がドライバユニット841に接続され、他端が図示されない音楽プレーヤ、テレビ、ラジオ、ビデオデッキ等の図示されない音響機器に接続される電線ケーブル891が収容されている。
そして、前記ドライバユニット841は、磁気回路を形成するマグネット843、プレート844及びヨーク845と、振動系を形成する振動板846及びボイスコイル847とを備える。具体的には、ディスク状のマグネット843の両面にプレート844及びヨーク845が固着されている。なお、マグネット843は、例えば、サマリウムコバルトマグネットである。また、プレート844とヨーク845とが対向する空間に磁気ギャップが形成され、振動板846に固着されたボイスコイル847が前記磁気ギャップに挿入されている。振動板846は、例えば、ポリエステルフィルムである。なお、イヤホンの前面、すなわち、振動板846の前方(図における下方)には、比較的大きな多数の開口を備えるメッシュ状の保護板848が配設されている。
また、マグネット843、プレート844及びヨーク845の中心部には貫通孔(こう)849が形成され、該貫通孔849には発泡ウレタン等から成る抵抗材871が埋設されている。さらに、ドライバユニット841には、複数の孔(あな)870が形成されている。
イヤホンを耳介の凹部に装着すると、イヤホンの前面に配設された保護板848が外耳道の入口に対向し、振動板846の振動によって発生した音が、保護板848の開口を通して外耳道の内部に入射し、鼓膜に到達する。
実公平4−50718号公報
しかしながら、前記従来のイヤホンにおいては、耳介の凹部に装着するので、装着性が悪く、特に、歩行中のように、使用者が静止状態でない場合に、耳介から外れてしまうことがある。また、外耳道との位置関係が不安定となり、外耳道に入射する音の音量及び音質が不安定となる。そのため、近年では、弾性を備える軟質のゴム等から成るイヤーパッドを有し、該イヤーパッドを外耳道に挿入するタイプのイヤホンが提供されている。このようなイヤホンは、柔軟なイヤーパッドを外耳道に挿入して装着するので、耳介に確実に装着することができ、歩行中でも、耳介から外れてしまうことがない。また、イヤーパッドが弾性を備える材料から成るので、外耳道の形状に合せて容易に弾性変形させることができ、良好な装着感を得ることができる。
しかし、柔軟なイヤーパッドを外耳道に挿入すると、該外耳道によって押圧されて変形したイヤーパッドによって外耳道の内外が遮断され、イヤホンから外耳道に入射した音が外に抜けないので、いわゆる、音の抜けが悪くなり、音にこもり感、もごつき感等が生じ、音質が低下する。また、低周波数帯域でイヤーパッドの共振が発生することがある。
本発明は、前記従来のイヤホンの問題点を解決して、少なくとも一部が外耳道に挿入される外耳道挿入部材を筐(きょう)体に対して着脱可能とし、装着性を重視するときには軟質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができ、音質を重視するときには硬質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができるようにして、幅広い使用状況に適切に対応することができ、高い装着性及び良好な装着感を得ることができるとともに、音の抜けが良好で、切れの良い低音及びクリアな中高音を再現することができ、音質が高いイヤホンを提供することを目的とする。
そのために、本発明のイヤホンにおいては、少なくとも一部が外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材と、該外耳道挿入部材が着脱可能な筐体と、該筐体内に配設された音を発生するドライバユニットとを有するイヤホンであって、前記外耳道挿入部材は、弾性変形可能な軟質挿入部材及び剛性の高い硬質挿入部材を含み、前記軟質挿入部材と硬質挿入部材とは、選択的に前記筐体に取付けられる。
本発明の他のイヤホンにおいては、さらに、前記筐体は、前記ドライバユニットの前方に形成された円錐(すい)台状の前方空間と、該前方空間の前端に連通して外耳道に音を入射させる音導孔と、前記ドライバユニットの後方に形成された円筒状の後方空間とを備えるとともに、金属から成り、前記後方空間は側方を向いて開口する音質調整孔を備える。
本発明の更に他のイヤホンにおいては、さらに、前記後方空間におけるドライバユニットと対向する面は平面であり、前記後方空間は側方を向いて開口する空気調整孔を備え、前記前方空間は前方を向いて開口する空気調整孔を備える。
本発明の更に他のイヤホンにおいては、さらに、前記筐体及び該筐体に取付けられた外耳道挿入部材の外形は、前後方向に延在する軸線に関して線対称である。
本発明の更に他のイヤホンにおいては、さらに、前記軟質挿入部材は、音導孔が中心に形成された筒状の本体部と、該本体部の先端に接続され、該先端から後端に向けて斜めに広がる弾性変形部とを備え、該弾性変形部は、前記本体部の先端側から観て放射状に延在する複数のスリット状の開口部を備え、前記本体部は、その外周面における前記開口部の各々に対応する位置に形成された軸方向に延在する溝を備え、前記弾性変形部が変形して前記本体部の外周面に押付けられると、前記開口部とそれに対応する溝とが重なり合う。
本発明の更に他のイヤホンにおいては、さらに、前記硬質挿入部材は、音導孔が中心に形成された筒状の本体部と、該本体部の先端から後端に向けて外面が斜めに広がる膨出部とを備えるとともに、金属から成り、前記膨出部は、外耳道に挿入されると該外耳道の内面の少なくとも一部を変形させる。
本発明によれば、イヤホンは、少なくとも一部が外耳道に挿入される外耳道挿入部材を筐体に対して着脱可能となっている。これにより、装着性を重視するときには軟質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができ、音質を重視するときには硬質材料から成る外耳道挿入部材を取付けることができる。したがって、幅広い使用状況に適切に対応することができ、高い装着性及び良好な装着感を得ることができるとともに、音の抜けが良好で、切れの良い低音及びクリアな中高音を再現することができ、音質を向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるイヤホンの第1使用例を示す断面図であって図2(c)におけるA−A矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるイヤホンの第1使用例を示す五面図であって、(a)は上面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。 本発明の実施の形態におけるイヤーパッドの四面図であって、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図、(d)は正面図である。 本発明の実施の形態におけるイヤーパッドの断面図であって、(a)は図3(b)におけるB−B矢視断面図、(b)は図3(b)におけるC−C矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるイヤホンの第2使用例を示す断面図であって図6(c)におけるD−D矢視断面図である。 本発明の実施の形態におけるイヤホンの第2使用例を示す五面図であって、(a)は上面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。 従来のイヤホンの構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるイヤホンの第1使用例を示す断面図であって図2(c)におけるA−A矢視断面図、図2は本発明の実施の形態におけるイヤホンの第1使用例を示す五面図である。なお、図2において、(a)は上面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。
図において、10は本実施の形態におけるイヤホンであり、使用者の耳介に装着されて使用され、電気信号である音声信号によって駆動され、音声信号を再生する小型の音声発生器である。そして、前記イヤホン10は、音声信号を再生して音を発生するスピーカユニットとしてのドライバユニット41を内蔵するハウジングとしての筐体11を有し、さらに、第1使用例として、筐体11に取付けられ、少なくともその先端部55が使用者の外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材としてのイヤーパッド50とを有する。
前記筐体11は、その正面側に位置する前筐体12と、該前筐体12の基部12aの後側に結合される円錐台状の後筐体13とを備える。そして、ドライバユニット41は、図1に示されるように、前筐体12と後筐体13とによって前後(図1おける上下)が挟込まれた状態で、前記筐体11内に保持される。なお、ドライバユニット41は、いわゆるダイナミック型のものであって、「背景技術」の項で説明した従来のイヤホンのドライバユニット841と同様の構成を有する。すなわち、ドライバユニット41の説明については、従来のイヤホンのドライバユニット841の説明を援用する。
また、後筐体13の後面を塞(ふさ)ぐ後面部13aは、ほぼ平板状の部材であり、これにより、筐体11内におけるドライバユニット41の後方(図1における下方)に、全体的には円筒状の形状、より詳細には円錐台と円筒とを組合せた形状の空間である後方空間24が形成される。該後方空間24におけるドライバユニット41と対向する面は、後面部13aの内面であってドライバユニット41の振動板に対向する平面であるが、図1に示されるように、わずかに湾曲した曲率半径の大きな緩い曲面であってもよい。なお、前記筐体11は、具体的には、アルミニウム、鋼、銅又はそれらの合金等の金属から成るものであるが、比重が比較的大きな硬質の樹脂、クリスタルのようなものでもよい。
さらに、前記後筐体13には、ドライバユニット41に一端が接続された電線ケーブル91の一部を取囲んで保持する筒状のケーブル保持部15の上端が取付けられている。なお、該ケーブル保持部15は、後筐体13と一体的に形成されたものであってもよい。そして、ケーブル保持部15の下端からは、電線ケーブル91が延出する。なお、図2においては、図示の都合上、電線ケーブル91は、ケーブル保持部15に近接する部分のみが描画され、他の部分は描画が省略されている。そして、電線ケーブル91の図示されない他端には、音楽プレーヤ、テレビ、ラジオ、ビデオデッキ等の図示されない音響機器が接続される。
前記前筐体12は、円筒状の基部12aに加えて、該基部12aから前方に向けて突出する円錐台状の円錐部16と、該円錐部16の先端から突出する筒状の挿入部取付部17とを含んでいる。前記円錐部16は、その先端の径がその基端(基部12aに接続される部分)よりも小さく、これにより、筐体11内におけるドライバユニット41の前方(図1における上方)に、円錐台状の空間である前方空間21が形成される。また、前記挿入部取付部17には、後端が前方空間21に連通し、前端が開放された円筒状開口である音導孔としての筐体音導孔22が形成されている。これにより、ドライバユニット41が発生した音が、前方空間21及び筐体音導孔22を通して使用者の外耳道に入射する。なお、円錐部16は、その先端の軸心が基端の軸心と一致するように形成されている。したがって、ケーブル保持部15及び電線ケーブル91を除外すると、筐体11及びイヤーパッド50を含むイヤホン10の外形は、図2(e)に示されるように、前方から観て円形であり、図2(a)、(b)及び(d)に示されるように、側方から観て、軸線に関して線対称である。
そして、前筐体12の円錐部16には空気抜きとして機能する空気調整孔としての前方エアダクト25が形成されている。該前方エアダクト25は、円錐部16を貫通するように形成された断面円形の孔であり、前方空間21と外部とを連通し、前方空間21内の空気が外部に逃げることを可能とする。なお、前方エアダクト25は、円錐部16における基部12aに近接した部分、すなわち、前方を向いた面の部分に形成されている。つまり、前方エアダクト25は、前方を向くように形成され、前方空間21内の空気を前方に向けて逃がすようになっている。なお、前方エアダクト25の径は、例えば、1.2〔mm〕であるが、ドライバユニット41の性能、前方空間21の大きさ等に応じて変更することができる。
また、後筐体13の円筒状の側面部13bには、空気抜きとして機能する空気調整孔としての後方エアダクト28と、音質調整孔としての第1調整孔27a、第2調整孔27b及び第3調整孔27cとが形成されている。なお、第1調整孔27a、第2調整孔27b及び第3調整孔27cを統括的に説明する場合には、音質調整孔27として説明する。
前記後方エアダクト28は、後筐体13の側面部13bを貫通するように形成された断面円形の孔であり、後方空間24と外部とを連通し、後方空間24内の空気が外部に逃げることを可能とする。なお、後方エアダクト28は、側方を向くように形成され、後方空間24内の空気を側方に向けて逃がすようになっている。また、後方エアダクト28の径は、前記前方エアダクト25と等しくなるように設定されているが、ドライバユニット41の性能、後方空間24の大きさ等に応じて変更することができる。このように、同一径の空気抜き、すなわち、前方エアダクト25及び後方エアダクト28を前方空間21及び後方空間24に配設することによって、音の歪(ひず)みや反響を是正することができるとともに、ドライバユニット41の振動板にかかる負荷を軽減することができる。
また、前記第1調整孔27a、第2調整孔27b及び第3調整孔27cは、後筐体13の側面部13bを貫通して側方を向くように形成された断面円形の孔であり、後方空間24と外部とを連通するとともに、後方エアダクト28に隣接し、かつ、後筐体13における同一円周上に一列となるように並んで配設される。そして、第1調整孔27aの径は後方エアダクト28の径より小さく、第2調整孔27bの径は第1調整孔27aの径より小さく、第3調整孔27cの径は第2調整孔27bの径より小さくなるように形成されている。なお、第2調整孔27b及び第3調整孔27cの径は同一であってもよい。
第1調整孔27aの径は、例えば、0.8〔mm〕である。第1調整孔27aの径をこのような値とすることによって、1200〔Hz〕を中心とした周波数帯の音をコントロールし、周波数レスポンスをよりスムーズにし、音質を向上させることができる。また、第2調整孔27bの径は、例えば、0.4〔mm〕である。第2調整孔27bの径をこのような値とすることによって、200〔Hz〕を中心とした周波数帯の音をコントロールし、周波数レスポンスをよりスムーズにし、音質を向上させることができる。さらに、第3調整孔27cの径は、例えば、0.4〔mm〕未満である。第3調整孔27cの径をこのような値とすることによって、第2調整孔27bより低い周波数帯の音をコントロールし、周波数レスポンスをよりスムーズにし、音質を向上させることができる。
また、第2調整孔27bと第3調整孔27cを同径、例えば二つの第2調整孔27bとした場合、200〔Hz〕を中心とした周波数帯の音を、一つの調整孔とした場合とは異なるレスポンスでコントロールすることになる。
なお、図に示される例において、音質調整孔27は第1調整孔27a、第2調整孔27b及び第3調整孔27cの3つであるが、音質調整孔27は1つ又は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、音質調整孔27の径は、コントロールの対象となる音の周波数帯に応じて変更することができる。すなわち、比較的低周波数帯域の音をコントロールするためには、音質調整孔27の径を小さくすればよく、比較的高周波数帯域の音をコントロールするためには、音質調整孔27の径を大きくすればよい。
すなわち、これら音質調整孔27は、その孔の直径によりコントロールしようとする音域を決定し、その数によりその特性をコントロールするものであり、音の開放感につながるエアバランスを調整するものである。
さらに、後筐体13の側面部13bに形成された後方エアダクト28と音質調整孔27が同一円周上に配置されることで、ドライバユニットからの距離が同じ位置にそれぞれの調整孔が配置され、より効果的に音をコントロールすることができる。
さらに、ドライバユニット41を収容し、その前後に前方空間21及び後方空間24を形成する筐体11が、樹脂等よりも比重が大きく、剛性の高い材料である金属から成るので、前方空間21及び後方空間24の音響空間としての機能が良好であり、低音が重厚となり、中高音がクリアとなる。また、筐体11の外形が、側方から観て、軸線に関して線対称であるので、前方空間21及び後方空間24の形状も軸線に関して線対称であり、これにより、歪みのない音を発生することができる。
そして、前記挿入部取付部17には、取付アダプタ14を介して、イヤーパッド50が取付けられている。前記取付アダプタ14は、筐体11と同様の材料から成る筒状の部材であり、その下端が挿入部取付部17の内周面、すなわち、筐体音導孔22の周面に形成された収容凹部17aに挿入される。なお、取付アダプタ14の下端を収容凹部17aに嵌入することによって、取付アダプタ14を収容凹部17aに固定してもよいが、取付アダプタ14の下端及び収容凹部17aにねじ溝を形成し、取付アダプタ14の下端を収容凹部17aに螺(ら)入することによって、取付アダプタ14を収容凹部17aに固定することが望ましい。また、前記取付アダプタ14には前後が開放された円筒状開口である音導孔としてのアダプタ音導孔14bが形成されている。該アダプタ音導孔14bの内径は、筐体音導孔22の内径と同等の値であることが望ましい。
さらに、前記イヤーパッド50は、軟質挿入部材であって、例えば、シリコーンゴム等の軟質の弾性変形可能な材料から成り、一体成形された部材であり、取付アダプタ14の周囲に嵌着される筒状の本体部51と、該本体部51の先端から後端に向けて斜めに広がる弾性変形部としての笠(かさ)部53とを備える。なお、本体部51の後端には、内方に向けて突出する肉厚のフランジ状の係合凸部52が形成されている。該係合凸部52は、取付アダプタ14に形成された溝状の係合凹部14aと係合し、取付アダプタ14からイヤーパッド50が外れることを防止する。
該イヤーパッド50は、全体としてキノコ又は傘のような形状を有し、その先端部55において、本体部51の先端に笠部53の先端が接続され、本体部51の外周面と笠部53の内周面との間には空洞部65が形成されている。そして、本体部51の中心には、前後端が開放された円筒状開口である音導孔としてのパッド音導孔61が形成されている。取付アダプタ14を介して挿入部取付部17にイヤーパッド50が取付けられた状態で、パッド音導孔61は、アダプタ音導孔14bを介して、筐体音導孔22と連通する。
また、笠部53は後方に向けて広がるような円錐台状の前半部53aと、該前半部53aの後端から後方に延出する円筒状の後半部53bとを備える。笠部53は、本体部51よりも肉薄であって柔軟性を備え、力を受けることによって容易に弾性変形するようになっている。したがって、イヤーパッド50が外耳道に挿入された際、笠部53は、外耳道の内面形状に適合するように弾性変形し、外耳道に損傷を与えることがなく、外耳道の内面に反力を加えることなく密着するので、装着感、フィット感等が良好となる。
さらに、笠部53の前半部53aには、先端側から観て、放射状に延在する複数(図に示される例においては6つ)のスリット状の開口部62が形成されている。使用者がイヤホン10を装着すると、イヤーパッド50が外耳道に挿入され、笠部53によって外耳道の内外が遮断される。しかし、開口部62の存在によって外耳道の内外が連通するので、イヤホン10を装着したときであっても、警報等の外部の環境音が外耳道の内部に入射して鼓膜に到達し、安全性が低下することがない。また、外耳道の内部の空気が開口部62を通して外部に抜けるので、ドライバユニット41から筐体音導孔22及びパッド音導孔61を通って外耳道の内部に入射した音の圧迫感、こもり感等が低減される。そのため、低音の切れが良好となり、中高音がクリアとなる。また、ドライバユニット41からの音が鼓膜を圧迫しないので、健康面でも良好である。
なお、本体部51の外周面には、前記開口部62の各々に対応する位置に、前後方向、すなわち、本体部51の軸方向に延在する溝としてのパッド溝63が形成されている。そのため、イヤーパッド50が外耳道に挿入された際、笠部53が変形して本体部51の外周面に押付けられた状態となっても、開口部62とそれに対応するパッド溝63とが互いに重なり合うので、外耳道の内外の連通が維持される。
次に、前記イヤーパッド50の構成について詳細に説明する。
図3は本発明の実施の形態におけるイヤーパッドの四面図、図4は本発明の実施の形態におけるイヤーパッドの断面図である。なお、図3において、(a)は左側面図、(b)は背面図、(c)は右側面図、(d)は正面図、図4において、(a)は図3(b)におけるB−B矢視断面図、(b)は図3(b)におけるC−C矢視断面図である。
本体部51の先端と笠部53の先端とは先端接続部54によって接続され、各開口部62の先端は、連通凹部64を介して、パッド音導孔61の先端に連通している。そして、イヤーパッド50の円周状の先端部55において、先端接続部54と連通凹部64とが交互に配置されている。そのため、ドライバユニット41から筐体音導孔22、アダプタ音導孔14b及びパッド音導孔61を通って外耳道の内部に入射した音は、その一部が連通凹部64を介して開口部62から外部に抜けるので、圧迫感、こもり感等が低減され、クリアとなる。
なお、先端接続部54は、図4(a)に示されるように、笠部53よりも肉厚であるから、笠部53よりも剛性が高く、変形しにくい。また、先端接続部54の間に挟まれたように配設されている連通凹部64は、側面から観て、先端部55の先端縁、すなわち、先端接続部54の先端縁よりも後方に凹入するように形成されている。そのため、イヤーパッド50が外耳道に挿入された際に笠部53が変形しても、連通凹部64が閉塞(そく)されることがなく、パッド音導孔61と開口部62との連通が維持される。なお、前述のように、笠部53が変形して、本体部51の外周面のみならず、円錐部16の表面に押付けられた状態となっても、開口部62とパッド溝63とが連通する。したがって、パッド音導孔61から連通凹部64、開口部62及びパッド溝63を通って外部までの音の通り道が安定的に確保されるので、圧迫感、こもり感等が安定的に低減され、クリアな音質が維持される。
また、図4(b)に示されるように、開口部62は、その先端においてパッド溝63の先端と連続するように形成されていることが望ましい。この場合、笠部53が大きく変形しても、開口部62とパッド溝63との連通は安定的に維持される。
さらに、笠部53の前半部53aには、図3(d)に示されるように、正面から観て放射状に延在する複数のスリット状の開口部62が形成されている。そのため、該開口部62の存在によって前半部53aの剛性が低下して変形しやすくなり、イヤーパッド50が外耳道に挿入された際、前半部53aのみならず、笠部53の全体が柔軟に弾性変形して外耳道の内面形状に適合する。したがって、外耳道に損傷を与えることがなく、安全性が高く、また、笠部53が外耳道の内面に反力を加えることなく密着するので、装着感、フィット感等が良好となるとともに、イヤホン10が耳介から外れることが防止される。
なお、図に示される例において、開口部62、パッド溝63及び連通凹部64の数は、各々、6つであるが、必ずしも6つである必要はなく、5つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。
このように、挿入部取付部17に、取付アダプタ14を介して、軟質材料から成るイヤーパッド50を取付けることによって、イヤホン10の装着性が高くなるので、例えば、使用者が歩行等の活動を行う際の使用に好適である。また、前述のように、開口部62等の存在によって外耳道の内外が連通するので、警報等の外部の環境音が外耳道の内部に入射して鼓膜に到達し、安全性が低下することがなく、音質も良好である。
次に、前記イヤホン10の第2使用例について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるイヤホンの第2使用例を示す断面図であって図6(c)におけるD−D矢視断面図、図6は本発明の実施の形態におけるイヤホンの第2使用例を示す五面図である。なお、図6において、(a)は上面図、(b)は左側面図、(c)は背面図、(d)は右側面図、(e)は正面図である。
第2使用例においては、少なくともその先端部75が使用者の外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材としてのイヤーピース70が、筐体11に取付けられている。前記イヤーピース70は、硬質挿入部材であって、筐体11と同様の金属等、すなわち、比重が大きく、剛性の高い硬質材料から成る。
そして、前記イヤーピース70は、一体成形された部材であり、筒状の本体部71と、該本体部71の先端から後端に向けて外面が斜めに広がる肉厚の膨出部74とを備える。なお、本体部71の膨出部74よりも後方に延在する部分は取付部72となっている。該取付部72は、筐体11の挿入部取付部17の内周面、すなわち、筐体音導孔22の周面に形成された収容凹部17aに挿入される。なお、取付部72を収容凹部17aに嵌入することによって、イヤーピース70を収容凹部17aに固定してもよいが、取付部72及び収容凹部17aにねじ溝を形成し、取付部72を収容凹部17aに螺入することによって、イヤーピース70を収容凹部17aに固定することが望ましい。
また、本体部71の中心には、前後端が開放された円筒状開口である音導孔としてのピース音導孔73が形成されている。挿入部取付部17にイヤーピース70が取付けられた状態で、ピース音導孔73は筐体音導孔22と連通する。なお、前記ピース音導孔73の内径は、筐体音導孔22の内径と同等の値であることが望ましい。
前記膨出部74は、円錐台のような外形を有し、先端部75の外径が最小であり、下方に行くほど外径が拡大するようになっている。つまり、膨出部74は、その外面が先細のテーパ面となっているので、外耳道に容易に挿入することができる。なお、膨出部74の最大外径は、筐体11の挿入部取付部17の上端の外径よりも大きいことが望ましい。
また、ケーブル保持部15及び電線ケーブル91を除外すると、筐体11及びイヤーピース70を含むイヤホン10の外形は、図6(e)に示されるように、前方から観て円形であり、図6(a)、(b)及び(d)に示されるように、側方から観て、軸線に関して線対称である。
そして、イヤーピース70の膨出部74は、外耳道に挿入された際に、外耳道の内面を押圧して変形させ、外耳道の内面の少なくとも一部を膨出部74の外面に密着させるようになっている。この場合、膨出部74の外面が先細のテーパ面となっているので、膨出部74を外耳道に挿入する際に、外耳道の内面をスムーズに変形させることができ、外耳道に損傷を与えることがなく、外耳道の内面の膨出部74の外面への密着性が高く、装着感、フィット感等が良好となる。
さらに、膨出部74を含むイヤーピース70は、比重が大きく、剛性の高い硬質材料から形成されているので、ドライバユニット41からの音に共振してしまうことがない。したがって、音質が向上する。また、膨出部74が外耳道に挿入されても、ピース音導孔73が変形することがない。したがって、ドライバユニット41からの音が歪むことなく外耳道に入射するので、音質が向上する。
このように、本実施の形態において、イヤホン10は、少なくとも一部が外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材と、外耳道挿入部材が着脱可能な筐体11と、筐体11内に配設された音を発生するドライバユニット41とを有し、外耳道挿入部材は、弾性変形可能なイヤーパッド50及び剛性の高いイヤーピース70を含み、イヤーパッド50とイヤーピース70とは、選択的に筐体11に取付けられる。
これにより、イヤホン10の使用状況に応じて、イヤーパッド50とイヤーピース70とを適切に選択して筐体11に取付けることが可能となる。例えば、屋外を歩行するときのように装着性が重視される場合には、イヤーパッド50を選択し、例えば、室内で音楽を鑑賞するときのように音質が重視される場合には、イヤーピース70を選択することができる。したがって、幅広い使用状況に適切に対応することができ、高い装着性及び良好な装着感を得ることができるとともに、高い音質を得ることができる。
また、筐体11は、ドライバユニット41の前方に形成された円錐台状の前方空間21と、前方空間21の前端に連通して外耳道に音を入射させる筐体音導孔22と、ドライバユニット41の後方に形成された円筒状の後方空間24とを備えるとともに、金属から成り、後方空間24は側方を向いて開口する音質調整孔27を備える。
このように、ドライバユニット41を収容し、その前後に前方空間21及び後方空間24を形成する筐体11が、比重が大きく、剛性の高い材料である金属から成るので、前方空間21及び後方空間24の音響空間としての機能が良好となり、重厚な低音及びクリアな中高音を発生することができ、音響特性が良好となる。また、音質調整孔27によって、所望の周波数帯域の音質を適切にコントロールすることができる。
さらに、後方空間24におけるドライバユニット41と対向する面は平面であり、後方空間24は側方を向いて開口する後方エアダクト28を備え、前方空間21は前方を向いて開口する前方エアダクト25を備える。これにより、音の歪みや反響を是正することができ、また、ドライバユニット41の振動板にかかる負荷を軽減することができる。
さらに、筐体11及び筐体11に取付けられた外耳道挿入部材の外形は、前後方向に延在する軸線に関して線対称である。これにより、歪みのない音を発生することができる。
さらに、イヤーパッド50は、パッド音導孔61が中心に形成された筒状の本体部51と、本体部51の先端に接続され、先端から後端に向けて斜めに広がる笠部53とを有し、笠部53は、本体部51の先端側から観て放射状に延在する複数のスリット状の開口部62を備え、本体部51は、その外周面における開口部62の各々に対応する位置に形成された軸方向に延在するパッド溝63を備え、笠部53が変形して本体部51の外周面に押付けられると、開口部62とそれに対応するパッド溝63とが重なり合う。
これにより、イヤーパッド50が外耳道に挿入された際、笠部53が変形して本体部51の外周面に押付けられた状態となっても、外耳道の内外の連通が維持される。したがって、警報等の外部の環境音が外耳道の内部に入射して鼓膜に到達するので、安全性が低下することがない。また、外耳道の内部の空気が開口部62を通して外部に抜けるので、イヤホン10から外耳道の内部に入射した音の圧迫感、こもり感等が低減される。そのため、低音の切れが良好となり、中高音がクリアとなる。さらに、イヤホン10からの音が鼓膜を圧迫しないので、健康面でも良好である。
さらに、イヤーピース70は、ピース音導孔73が中心に形成された筒状の本体部71と、本体部71の先端から後端に向けて外面が斜めに広がる膨出部74とを備えるとともに、金属から成り、膨出部74は、外耳道に挿入されると外耳道の内面の少なくとも一部を変形させる。これにより、装着感及びフィット感が良好であるとともに、低音の切れが良好となり、中高音がクリアとなる。また、膨出部74が外耳道に挿入されても、ピース音導孔73が変形することがないので、ドライバユニット41からの音が歪むことなく外耳道に入射し、音質が良好となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、少なくとも一部が外耳道に挿入される外耳道挿入部材を有するイヤホンに適用することができる。
10 イヤホン
11 筐体
12 前筐体
12a 基部
13 後筐体
13a 後面部
13b 側面部
14 取付アダプタ
14a、19a 係合凹部
14b アダプタ音導孔
15、815 ケーブル保持部
16 円錐部
17 挿入部取付部
17a 収容凹部
18 円板部
19 パッド取付部
21 前方空間
22 筐体音導孔
24 後方空間
25 前方エアダクト
27 音質調整孔
27a 第1調整孔
27b 第2調整孔
27c 第3調整孔
28 後方エアダクト
41、841 ドライバユニット
50 イヤーパッド
51、71 本体部
52 係合凸部
53 笠部
53a 前半部
53b 後半部
54 先端接続部
55、75 先端部
61 パッド音導孔
62 開口部
63 パッド溝
64 連通凹部
65 空洞部
70 イヤーピース
72 取付部
73 ピース音導孔
74 膨出部
91、891 電線ケーブル
812 前部ハウジング
813 後部ハウジング
843 マグネット
844 プレート
845 ヨーク
846 振動板
847 ボイスコイル
848 保護板
849 貫通孔
870 孔
871 抵抗材

Claims (6)

  1. (a)少なくとも一部が外耳道に挿入可能な外耳道挿入部材と、
    (b)該外耳道挿入部材が着脱可能な筐体と、
    (c)該筐体内に配設された音を発生するドライバユニットとを有するイヤホンであって、
    (d)前記外耳道挿入部材は、弾性変形可能な軟質挿入部材及び剛性の高い硬質挿入部材を含み、
    (e)前記軟質挿入部材と硬質挿入部材とは、選択的に前記筐体に取付けられることを特徴とするイヤホン。
  2. 前記筐体は、前記ドライバユニットの前方に形成された円錐台状の前方空間と、該前方空間の前端に連通して外耳道に音を入射させる音導孔と、前記ドライバユニットの後方に形成された円筒状の後方空間とを備えるとともに、金属から成り、
    前記後方空間は側方を向いて開口する音質調整孔を備える請求項1に記載のイヤホン。
  3. 前記後方空間におけるドライバユニットと対向する面は平面であり、
    前記後方空間は側方を向いて開口する空気調整孔を備え、
    前記前方空間は前方を向いて開口する空気調整孔を備える請求項2に記載のイヤホン。
  4. 前記筐体及び該筐体に取付けられた外耳道挿入部材の外形は、前後方向に延在する軸線に関して線対称である請求項1〜3のいずれか1項に記載のイヤホン。
  5. 前記軟質挿入部材は、音導孔が中心に形成された筒状の本体部と、該本体部の先端に接続され、該先端から後端に向けて斜めに広がる弾性変形部とを備え、
    該弾性変形部は、前記本体部の先端側から観て放射状に延在する複数のスリット状の開口部を備え、
    前記本体部は、その外周面における前記開口部の各々に対応する位置に形成された軸方向に延在する溝を備え、
    前記弾性変形部が変形して前記本体部の外周面に押付けられると、前記開口部とそれに対応する溝とが重なり合う請求項1〜4のいずれか1項に記載のイヤホン。
  6. 前記硬質挿入部材は、音導孔が中心に形成された筒状の本体部と、該本体部の先端から後端に向けて外面が斜めに広がる膨出部とを備えるとともに、金属から成り、
    前記膨出部は、外耳道に挿入されると該外耳道の内面の少なくとも一部を変形させる請求項1〜4のいずれか1項に記載のイヤホン。
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