JP2008277909A - 挿入型イヤホン - Google Patents

挿入型イヤホン Download PDF

Info

Publication number
JP2008277909A
JP2008277909A JP2007115980A JP2007115980A JP2008277909A JP 2008277909 A JP2008277909 A JP 2008277909A JP 2007115980 A JP2007115980 A JP 2007115980A JP 2007115980 A JP2007115980 A JP 2007115980A JP 2008277909 A JP2008277909 A JP 2008277909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter member
ear tip
sound
ear
type earphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007115980A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Masuda
充宏 増田
Eiji Matsuyama
英司 松山
Shotaro Kamo
正太郎 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Audio Technica KK
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd, Audio Technica KK filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP2007115980A priority Critical patent/JP2008277909A/ja
Publication of JP2008277909A publication Critical patent/JP2008277909A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

【課題】挿入型イヤホンにおいて、所望の音響特性を、簡単な操作で繰り返して得られるようにする。
【解決手段】レシーバユニット12の音導管16に、イヤーチップ14が着脱可能に装着された構成とする。そして、音導管16の孔16aとイヤーチップ14の貫通孔14aとで構成される音道40の途中に、音響特性調整用のフィルタ部材50を設ける。このフィルタ部材50は、イヤーチップ14に固定された構成(具体的にはイヤーチップ14における基端部側の壁面である環状段差面14bに貼着された構成)とする。これにより、音響特性の異なるフィルタ部材50が固定された複数種類のイヤーチップ14を予め準備しておき、これを適宜交換することにより、所望の音響特性が得られるようにする。このイヤーチップ14の交換は、冶工具等を用いることを必要とせずに、簡単な操作で行うことが可能である。
【選択図】図2

Description

本願発明は、音響特性調整用のフィルタ部材を備えた挿入型イヤホンに関するものである。
一般に、挿入型イヤホンは、音導管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音導管に装着されたイヤーチップとを備えてなり、そのイヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
この挿入型イヤホンのレシーバユニットは、レシーバ本体とこれを収容する筐体とを備えており、その筐体に上記音導管が形成されている。そして、この挿入型イヤホンにおいては、その音導管の孔とこれに連通するイヤーチップの貫通孔とにより音道が構成されるようになっている。
また、多くの挿入型イヤホンにおいては、その音道の途中に、音響特性調整用のフィルタ部材が設けられている。このフィルタ部材は、一般に、音導管の先端部に接着等により固定されている。
その際、「特許文献1」には、音導管が、レシーバユニットの筐体と一体的に形成された外筒部と、この外筒部の内周側空間に挿着された内筒部材とにより構成され、その内筒部材にフィルタ部材が固定された挿入型イヤホンが記載されている。
特開2003−143684号公報
挿入型イヤホンの音響特性は、その音道形状により固有のものとなるが、その際、音道の途中にフィルタ部材が設けられた構成とすれば、音響特性を適宜調整することが可能となる。
しかしながら、従来の挿入型イヤホンにおいては、そのフィルタ部材が音導管の先端部に固定されているので、このフィルタ部材を交換することができず、したがって単一の音響特性しか得ることができない。このため、ユーザの好みに応じた音響特性で音楽等を楽めるようにしたり、あるいは、ユーザの外耳道の大きさや形状等に応じた音響特性が得られるようにする、といったニーズに応えることができない、という問題がある。また、耳垢等によりフィルタ部材の目が詰まったような場合には、所期の音響特性が得られなくなってしまうので、挿入型イヤホン全体を交換することが必要となってしまう、という問題がある。
これに対し、上記「特許文献1」に記載された挿入型イヤホンにおいては、その内筒部材にフィルタ部材が固定されているので、音響特性の異なるフィルタ部材が固定された複数種類の内筒部材を予め準備しておくようにすれば、この内筒部材を適宜交換することにより、所望の音響特性を得ることが可能となる。
しかしながら、この内筒部材は、レシーバユニットの筐体から不用意に脱落してしまわないようにするため、筐体の外筒部に圧入された構成となっている。したがって、この内筒部材を交換するためには、専用の冶工具を用いることが必要となる、という問題がある。しかも、この内筒部材は、その取り外しの際に損傷してしまうので、これを再利用することができない、という問題もある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、所望の音響特性を、簡単な操作で繰り返して得ることができる挿入型イヤホンを提供することを目的とするものである。
本願発明は、フィルタ部材の固定位置に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホンは、
音導管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音導管に着脱可能に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容する筐体とを備えてなり、
上記音導管が、上記筐体に形成されており、
上記イヤーチップに、上記音導管の孔と共に音道を構成する貫通孔が形成されており、
上記音道の途中に、音響特性調整用のフィルタ部材が設けられており、
このフィルタ部材が、上記イヤーチップに固定されている、ことを特徴とするものである。
上記「イヤーチップ」は、レシーバユニットの音導管に着脱可能に装着し得る構成を有しており、かつ、音導管の孔と共に音道を構成する貫通孔が形成されたものであれば、その材質や形状等の具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「フィルタ部材」は、音道の途中に設けられた状態でイヤーチップに固定されたものであれば、そのイヤーチップに対する固定位置や固定構造は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る挿入型イヤホンは、その音道の途中に音響特性調整用のフィルタ部材が設けられているが、このフィルタ部材は、音導管に着脱可能に装着されたイヤーチップに固定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、音響特性の異なるフィルタ部材が固定された複数種類のイヤーチップを予め準備しておき、このイヤーチップを適宜交換するようにすれば、所望の音響特性を得ることができる。その際、イヤーチップは、もともと音導管に対して着脱可能に装着される構成を有しているので、その交換は、冶工具等を用いることを必要とせずに、簡単な操作で行うことができる。しかも、耳垢等によりフィルタ部材の目が詰まってしまったような場合においても、イヤーチップを取り換えるだけで、容易に所期の音響特性を回復することができる。
このように本願発明によれば、挿入型イヤホンにおいて、所望の音響特性を、簡単な操作で繰り返して得ることができる。
上記構成において、フィルタ部材を、フィルタ本体と、このフィルタ本体の周縁部に固定された支持部材とからなる構成とすれば、イヤーチップに固定される前のフィルタ部材単品の状態で、その姿勢を一定に維持しておくことが容易に可能となる。このため、イヤーチップに対するフィルタ部材の固定構造にかかわらず、その固定作業を容易に行うことができる。
このようにした場合において、イヤーチップにおける貫通孔の途中部分に大径空間部が形成された構成とし、この大径空間部にフィルタ部材が嵌め込まれた構成とすれば、大径空間部の形成位置を適宜選択することにより、フィルタ部材の固定位置の選択自由度を高めることができる。また、このような構成を採用することにより、音導管に装着される前のイヤーチップ単品の状態において、そのフィルタ部材にユーザの指等が不用意に触れてしまうことにより、これを損傷させてしまうおそれをなくすことができる。
一方、上記構成において、フィルタ部材がイヤーチップにおける基端部側の壁面に貼着された構成とすれば、安価な構成で上記作用効果を得ることができる。
あるいは、上記構成において、フィルタ部材が、イヤーチップにおける貫通孔の途中部分と、イヤーチップにおける基端部側の壁面とに、それぞれ固定された構成とすれば、両フィルタ部材の組合せにより、音響特性の調整を木目細かく行うことができるので、所望の音響特性を得ることが一層容易に可能となる。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホン10を、右向きに配置した状態で示す側断面図である。図2は、図1のII部詳細図である。また、図3は、図1のII部を、主要構成要素に分解して示す斜視図である
これらの図に示すように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、音導管16を有するレシーバユニット12と、このレシーバユニット12の音導管16に装着されたイヤーチップ14とを備えてなっている。そして、この挿入型イヤホン10は、そのイヤーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するようになっている。
レシーバユニット12は、前後方向に延びる円筒状の外形形状を有しており、その前端部(図1において右端部)に上記音導管16が設けられている。
このレシーバユニット12は、レシーバ本体18と、このレシーバ本体18を収容する筐体20と、プラグ付ケーブル22とを備えてなっている。
レシーバ本体18は、バランスドアーマチャ型レシーバであって、その前面壁には放音孔18aが形成されている。そして、このレシーバ本体18の前端部には、その放音孔18aと連通する放音空間30を形成する放音ノズル26が固定されている。この放音ノズル26は、放音孔18aを囲むようにしてレシーバ本体18の前端部に固定された部材であって、その先端部26aが円筒状に形成されている。
筐体20は、略円筒状の筒状フレーム32と、筒状フレーム32の基端部に固定された有底円筒状のキャップ36と、筒状フレーム32とキャップ36との間に装着されたケーブル引出し部材38とからなっている。
筒状フレーム32は、その先端部(すなわち前端部)が小径円筒部として形成されており、この小径円筒部が上記音導管16を構成している。この音導管16は、放音ノズル26の放音空間30と連通する円柱状の孔16aを有している。また、この音導管16の前端部は、やや厚肉の環状フランジ部16bとして形成されている。
筒状フレーム32には、その基端部側(すなわち後端部側)からガスケット34が挿入固定されている。そして、レシーバ本体18は、このガスケット34に位置決めされた状態で筐体20内に収容されている。
ケーブル引出し部材38は、プラグ付ケーブル22を挿通支持している。このプラグ付ケーブル22は、その下端部にプラグ(図示せず)が取り付けられており、また、その上端部においてレシーバ本体18に電気的に接続されている。
イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴム等の軟質材料で構成されている。このイヤーチップ14は、音導管16を筒状に囲む大径筒状部14Aと、この大径筒状部14Aの前端部から前方へ向けて筒状に延びる小径筒状部14Bと、大径筒状部14Aの前端部から後方側へ略パラボラ状に広がる大径環状フランジ部14Cと、小径筒状部14Bの前端部から後方側へ略パラボラ状に広がるように形成された小径環状フランジ部14Dからなっている。
このイヤーチップ14には、その小径筒状部14Bに、音導管16の孔16aと同軸でかつ同一径の貫通孔14aが形成されている。そして、これら音導管16の孔16aとイヤーチップ14の貫通孔14aとにより、放音ノズル26の放音空間30を外部空間と連通させる音道40が構成されるようになっている。
このイヤーチップ14は、その大径筒状部14Aにおいて音導管16と係合することにより、音導管16に対して着脱可能に装着されるようになっている。
すなわち、このイヤーチップ14は、その大径筒状部14Aの内周面が多少弾性変形して、音導管16の外周面と密着するようになっている。その際、大径筒状部14Aの後端面が、筒状フレーム32の前端面と当接するようになっている。また、このとき、イヤーチップ14における大径筒状部14Aと小径筒状部14Bとの間の環状段差面14bが、音導管16の前端面16cに近接するようになっている。この大径筒状部14Aの内周面における前端部はやや大径で形成されており、この部分に音導管16の環状フランジ部16bが嵌り込むようになっている。
本実施形態に係る挿入型イヤホン10においては、そのイヤーチップ14の環状段差面14bと音導管16の前端面16cとの間に、音響特性調整用のフィルタ部材50が設けられている。
このフィルタ部材50は、メッシュ材料(もしくは不織布等)からなる円板状の部材であって、環状の両面テープ52を介して、イヤーチップ14の環状段差面14bに貼着されている。
このフィルタ部材50は、イヤーチップ14が音導管16に装着される前の段階で、イヤーチップ14に固定されるようになっている。そして、このフィルタ部材50は、音導管16に装着された状態では、イヤーチップ14の環状段差面14bと音導管16の前端面16cとにより、前後両側から挟持されるようになっている。
以上詳述したように、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、その音道40の途中に音響特性調整用のフィルタ部材50が設けられているが、このフィルタ部材50は、音導管16に着脱可能に装着されたイヤーチップ14に固定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、音響特性の異なるフィルタ部材50が固定された複数種類のイヤーチップ14を予め準備しておき、このイヤーチップ14を適宜交換するようにすれば、所望の音響特性を得ることができる。
具体的には、フィルタ部材50を設けることにより、これを設けていない場合に比して、中高音域の音圧レベルを抑えることができ、これにより低音域を強調することができる。その際、フィルタ部材50を構成するメッシュ材料として、その目の粗さが細かいものを用いるようにすれば、中高音域の音圧レベルをさらに抑えて、低音域をより一層強調することができる。
また、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、そのイヤーチップ14が、もともと音導管16に対して着脱可能に装着される構成を有しているので、このイヤーチップ14の交換は、冶工具等を用いることを必要とせずに、簡単な操作で行うことができる。
しかも、耳垢等によりフィルタ部材50の目が詰まってしまったような場合においても、イヤーチップ14を取り換えるだけで、容易に所期の音響特性を回復することができる。
このように本実施形態によれば、挿入型イヤホン10において、所望の音響特性を、簡単な操作で繰り返して得ることができる。
しかも、本実施形態に係る挿入型イヤホン10は、そのフィルタ部材50が、イヤーチップ14における基端部側の壁面である環状段差面14bに貼着されているので、安価な構成で上記作用効果を得ることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
図4は、上記実施形態の第1変形例に係る挿入型イヤホン110を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る挿入型イヤホン110は、そのレシーバユニット12の構成については、上記実施形態の場合と同様であるが、フィルタ部材150の構成およびそのイヤーチップ114への固定構造が、上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例のフィルタ部材150は、フィルタ本体152と、このフィルタ本体152の周縁部に固定された環状の支持部材154とからなっている。その際、フィルタ本体152は、支持部材154の外径よりもやや小さい径で形成されている。そして、このフィルタ本体152は、環状の両面テープ156を介して、支持部材154に貼着されている。
また、本変形例のイヤーチップ114は、上記実施形態のイヤーチップ14と同様、大径筒状部114A、小径筒状部114B、大径環状フランジ部114Cおよび小径環状フランジ部114Dからなっているが、その貫通孔114aの途中部分には、大径空間部114cが形成されている。そして、この大径空間部114cに、フィルタ部材150が嵌め込まれている。なお、このフィルタ部材150の嵌め込みは、フィルタ本体152を支持部材154の前面側に位置させた状態で行われている。
この大径空間部114cは、環状段差面114bから多少前方へ離れた、大径環状フランジ部114Cの基端部近傍に位置するようにして形成されている。この大径空間部114cは、フィルタ部材150の外形形状と略同一の形状を有しており、その基端部側の壁面には、貫通孔114aとの間に面取りが施されている。
なお、本変形例に係る挿入型イヤホン110は、そのイヤーチップ114の環状段差面114bにおいて、音導管16の前端面16cと当接するように構成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、音響特性の異なるフィルタ部材150が固定された複数種類のイヤーチップ114を予め準備しておき、このイヤーチップ114を適宜交換するようにすれば、所望の音響特性を得ることができる。
その際、本変形例においては、フィルタ部材150が、フィルタ本体152と、このフィルタ本体152の周縁部に固定された支持部材154とからなっているので、イヤーチップ114に固定される前のフィルタ部材150単品の状態で、その姿勢を一定に維持しておくことが容易に可能となる。このため、イヤーチップ114に対するフィルタ部材150の固定作業を容易に行うことができる。
また、本変形例においては、大径空間部114cが、大径環状フランジ部114Cの基端部近傍に位置するようにして形成されているが、その形成位置を適宜変更することにより、フィルタ部材150の固定位置を変更することができる。そしてこれにより、フィルタ部材150の固定位置の選択自由度を高めることができる。その際、フィルタ部材150の固定位置を前方側へ変位させるようにすれば、共振周波数付近の音圧を下げる等のフィルタリング効果を強めることができ、一方、これを後方側へ変位させるようにすれば、上記フィルタリング効果を弱めることができる。
さらに、本変形例においては、環状段差面114bから多少前方へ離れた位置に形成された大径空間部114cに、フィルタ部材150が嵌め込まれているので、音導管16に装着される前のイヤーチップ114単品の状態において、そのフィルタ部材150のフィルタ本体152にユーザの指等が不用意に触れてしまうことにより、これを損傷させてしまうおそれをなくすことができる。
図5は、上記実施形態の第2変形例に係る挿入型イヤホン210を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る挿入型イヤホン210は、そのレシーバユニット12の構成については、上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態のフィルタ部材50のほかに上記第1変形例のフィルタ部材150をも備えている点で、上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例のイヤーチップ214は、上記実施形態のイヤーチップ14と同様、大径筒状部214A、小径筒状部214B、大径環状フランジ部214Cおよび小径環状フランジ部214Dからなっている。このイヤーチップ214における環状段差面214bの構成は、上記実施形態のイヤーチップ14の場合と同様であり、その貫通孔214aの途中部分に形成された大径空間部214cの構成は、上記第1変形例のイヤーチップ114の場合と同様である。
そして、このイヤーチップ214の環状段差面214bには、フィルタ部材50が両面テープ52を介して貼着されており、また、その大径空間部214cには、フィルタ部材150が嵌め込まれている。
本変形例の構成を採用した場合においても、音響特性の異なるフィルタ部材50、150が固定された複数種類のイヤーチップ214を予め準備しておき、このイヤーチップ214を適宜交換するようにすれば、所望の音響特性を得ることができる。
その際、本変形例においては、2つのフィルタ部材50、150が、環状段差面214bとイヤーチップ14における貫通孔214aの途中部分との双方に、それぞれ固定されているので、両フィルタ部材50、150の組合せにより、音響特性の調整を木目細かく行うことができる。したがって、本変形例の構成を採用することにより、所望の音響特性を得ることが一層容易に可能となる。
なお、上記実施形態に係る挿入型イヤホン10において、そのイヤーチップ14の環状段差面14bに、フィルタ部材50が貼着された構成とする代わりに、上記第1変形例のフィルタ部材150が貼着された構成とすることも可能である。
また、上記実施形態に係る挿入型イヤホン10においては、そのイヤーチップ14が、大径筒状部14A、小径筒状部14B、大径環状フランジ部14Cおよび小径環状フランジ部14Dからなるものとして説明したが、これ以外の構成を有するイヤーチップを用いるようにすることももちろん可能である。この点、上記各変形例においても同様である。
さらに、上記各変形例においては、支持部材154が環状に形成されているものとして説明したが、このようにする代わりに、C字形やコ字形等に形成された支持部材を用いるようにすることも可能である。
本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを示す側断面図 図1のII部詳細図 図1のII部を、主要構成要素に分解して示す斜視図 上記実施形態の第1変形例に係る挿入型イヤホンを示す、図2と同様の図 上記実施形態の第2変形例に係る挿入型イヤホンを示す、図2と同様の図
符号の説明
10、110、210 挿入型イヤホン
12 レシーバユニット
14、114、214 イヤーチップ
14A、114A、214A 大径筒状部
14B、114B、214B 小径筒状部
14C、114C、214C 大径環状フランジ部
14D、114D、214D 小径環状フランジ部
14a、114a、214a 貫通孔
14b、114b、214b 環状段差面
16 音導管
16a 孔
16b 環状フランジ部
16c 前端面
18 レシーバ本体
18a 放音孔
20 筐体
22 プラグ付ケーブル
26 放音ノズル
26a 先端部
30 放音空間
32 筒状フレーム
34 ガスケット
36 キャップ
38 ケーブル引出し部材
40 音道
50、150 フィルタ部材
52、156 両面テープ
114c、214c 大径空間部
152 フィルタ本体
154 支持部材

Claims (5)

  1. 音導管を有するレシーバユニットと、このレシーバユニットの音導管に着脱可能に装着されたイヤーチップとを備えてなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、
    上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容する筐体とを備えてなり、
    上記音導管が、上記筐体に形成されており、
    上記イヤーチップに、上記音導管の孔と共に音道を構成する貫通孔が形成されており、
    上記音道の途中に、音響特性調整用のフィルタ部材が設けられており、
    このフィルタ部材が、上記イヤーチップに固定されている、ことを特徴とする挿入型イヤホン。
  2. 上記フィルタ部材が、フィルタ本体と、このフィルタ本体の周縁部に固定された支持部材とからなる、ことを特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
  3. 上記イヤーチップにおける上記貫通孔の途中部分に、大径空間部が形成されており、
    この大径空間部に、上記フィルタ部材が嵌め込まれている、ことを特徴とする請求項2記載の挿入型イヤホン。
  4. 上記フィルタ部材が、上記イヤーチップにおける基端部側の壁面に貼着されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の挿入型イヤホン。
  5. 上記フィルタ部材が、上記イヤーチップにおける上記貫通孔の途中部分と、上記イヤーチップにおける基端部側の壁面とに、それぞれ固定されている、ことを特徴とする請求項1記載の挿入型イヤホン。
JP2007115980A 2007-04-25 2007-04-25 挿入型イヤホン Pending JP2008277909A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115980A JP2008277909A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 挿入型イヤホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115980A JP2008277909A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 挿入型イヤホン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008277909A true JP2008277909A (ja) 2008-11-13

Family

ID=40055392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007115980A Pending JP2008277909A (ja) 2007-04-25 2007-04-25 挿入型イヤホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008277909A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200447090Y1 (ko) 2009-06-15 2009-12-23 아이폰 일렉트로닉스 엘티디 인체공학적 이어 피스가 구비된 이어폰
JP2010226300A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Victor Co Of Japan Ltd イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
JP2010232982A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Victor Co Of Japan Ltd イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
WO2010131426A1 (ja) * 2009-05-13 2010-11-18 パナソニック株式会社 イヤホン装置およびイヤホン装置本体
JP2011049686A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Molex Inc イヤホン
CN102625990A (zh) * 2009-08-25 2012-08-01 莫列斯公司 耳垫及具有该耳垫的耳机
US8265327B2 (en) 2009-12-25 2012-09-11 Victor Company Of Japan, Ltd. Ear piece and earphone
US10321219B2 (en) 2015-12-28 2019-06-11 Hearing Components, Inc. Earphone tip with universal sound port attachment core
JP2019140546A (ja) * 2018-02-12 2019-08-22 株式会社発明屋 音響装置
JP2020058031A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 アップル インコーポレイテッドApple Inc. ワイヤ状アタッチメント機構を介した結合用イヤチップ
KR102349623B1 (ko) * 2021-06-04 2022-01-12 이상원 이물질 침투방지구조를 포함하는 이어팁
WO2022154344A1 (ko) * 2021-01-13 2022-07-21 삼성전자 주식회사 이어팁, 이어팁을 포함하는 전자 장치 및 이어팁의 제조 방법

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010226300A (ja) * 2009-03-23 2010-10-07 Victor Co Of Japan Ltd イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
JP2010232982A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Victor Co Of Japan Ltd イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
WO2010131426A1 (ja) * 2009-05-13 2010-11-18 パナソニック株式会社 イヤホン装置およびイヤホン装置本体
US8391536B2 (en) 2009-05-13 2013-03-05 Panasonic Corporation Earphone device and earphone device main body
JP5382821B2 (ja) * 2009-05-13 2014-01-08 パナソニック株式会社 イヤホン装置およびイヤホン装置本体
KR200447090Y1 (ko) 2009-06-15 2009-12-23 아이폰 일렉트로닉스 엘티디 인체공학적 이어 피스가 구비된 이어폰
JP2011049686A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Molex Inc イヤホン
CN102625990A (zh) * 2009-08-25 2012-08-01 莫列斯公司 耳垫及具有该耳垫的耳机
CN102625990B (zh) * 2009-08-25 2015-01-21 莫列斯公司 耳垫及具有该耳垫的耳机
US8265327B2 (en) 2009-12-25 2012-09-11 Victor Company Of Japan, Ltd. Ear piece and earphone
US10321219B2 (en) 2015-12-28 2019-06-11 Hearing Components, Inc. Earphone tip with universal sound port attachment core
JP2019140546A (ja) * 2018-02-12 2019-08-22 株式会社発明屋 音響装置
JP2020058031A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 アップル インコーポレイテッドApple Inc. ワイヤ状アタッチメント機構を介した結合用イヤチップ
KR20210135176A (ko) * 2018-09-28 2021-11-12 애플 인크. 와이어폼 부착 메커니즘을 통한 결합을 위한 이어팁
US10785553B2 (en) 2018-09-28 2020-09-22 Apple Inc. Hinge for cases that store wireless listening devices
KR102212411B1 (ko) * 2018-09-28 2021-02-04 애플 인크. 와이어폼 부착 메커니즘을 통한 결합을 위한 이어팁
US10986433B2 (en) 2018-09-28 2021-04-20 Apple Inc. Eartips for coupling via wireform attachment mechanisms
US11102563B2 (en) 2018-09-28 2021-08-24 Apple Inc. Attachment mechanism for eartips
US11159869B2 (en) 2018-09-28 2021-10-26 Apple Inc. Eartip with control leak
KR20200067735A (ko) * 2018-09-28 2020-06-12 애플 인크. 와이어폼 부착 메커니즘을 통한 결합을 위한 이어팁
US11206473B2 (en) 2018-09-28 2021-12-21 Apple Inc. Magnet array for securing wireless listening devices
US11206472B2 (en) 2018-09-28 2021-12-21 Apple Inc. Multi-layer porous shielding
US11979703B2 (en) 2018-09-28 2024-05-07 Apple Inc. Eartips for coupling via wireform attachment mechanisms
US11540039B2 (en) 2018-09-28 2022-12-27 Apple Inc. Eartips for coupling via wireform attachment mechanisms
KR102448932B1 (ko) 2018-09-28 2022-09-30 애플 인크. 와이어폼 부착 메커니즘을 통한 결합을 위한 이어팁
WO2022154344A1 (ko) * 2021-01-13 2022-07-21 삼성전자 주식회사 이어팁, 이어팁을 포함하는 전자 장치 및 이어팁의 제조 방법
KR102349623B1 (ko) * 2021-06-04 2022-01-12 이상원 이물질 침투방지구조를 포함하는 이어팁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008277909A (ja) 挿入型イヤホン
EP3332555B1 (en) Noise reduction with in-ear headphone
JP4088841B2 (ja) インナーイヤホン
CN110177314B (zh) 耳机以及支架
EP3522560B1 (en) Earphone
EP1879424A2 (en) Earphone for placement in an ear
US11533573B2 (en) Receiver housing with integrated sensors for hearing device
JP2005323363A (ja) 補聴器用柔軟性耳当て
JPWO2010131426A1 (ja) イヤホン装置およびイヤホン装置本体
JP5258413B2 (ja) イヤーチップおよび挿入型イヤホン
JP7404735B2 (ja) イヤホン及びイヤホンのサポータ
JP2011009909A (ja) イヤホン
JP2013135266A (ja) ヘッドホン装置
JP2013143612A (ja) インサート型ヘッドホンの測定用装着部材
JP3161011U (ja) イヤーピース及びそれを用いたヘッドホン
JP6330649B2 (ja) マイク付イヤホン
US8103031B2 (en) Hearing device sound emission tube with a 2-component design
JP2011223211A (ja) イヤホン
JP2010016792A (ja) イヤホン
CN110100456B (zh) 声音收集装置
JP5795359B2 (ja) イヤホン
JP5262892B2 (ja) イヤーピース及びそれを備えたヘッドホン
JP2015012436A (ja) マイク付きイヤホン及びそれを備えた集音機
JP6834534B2 (ja) イヤホン
JP2007037187A (ja) 耳介装着体及びイヤホン装置